JP5271925B2 - キャッシュ情報の更新方法、コンピュータ、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

キャッシュ情報の更新方法、コンピュータ、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、DNS(Domain name System)に関し、特にDNSにおけるコンピュータが保有しているキャッシュを自動更新する技術に関する。
DNSサーバとは、名前解決を行うサーバのことである。DNSサーバは、階層構造に
なっており、原則1つ上の階層のDNSサーバに名前解決を依頼する。しかし、例外とし
て名前解決の効率化を目的とし、DNSサーバには自分自身で問い合わせた内容をキャッ
シュとして保有する仕組みがある(非特許文献1参照)。名前解決の依頼を受けたDNS
サーバは、まずキャッシュ情報を参照し、キャッシュ情報に該当する情報があればキャッ
シュ情報に従い依頼元へ回答する。そのため、あるドメインのDNS情報が変更になった
場合においても、キャッシュに変更前の情報が残っていれば、DNSサーバは悪意なく依
頼元に誤った回答をしてしまうという問題がある。キャッシュ情報の保有及び保有期間は、各DNSサーバで定められており、他サーバから変更することは不可能である。そのため、不正なキャッシュ情報の保有を他サーバが改善出来ない。
改善策としてはDNS情報の変更を各DNSサーバに通知し、キャッシュ情報の書き換えを行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−161921号公報
第2回 名前解決の仕組みとゾーンファイルの設定、BINDの基本的な動作、2001/1/1、[online]、[平成21年12月8日検索]、インターネット<URL:http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/bind02/bind02.html>
特許文献1では、同一ドメイン以外のDNSサーバ及び端末へ、キャッシュの変更通知を行うことが出来ない。また、変更通知送付元から変更通知送付先のDNSサーバ及び端末へ通知が行き届くまでの時間はネットワークの回線速度に依存するため、通知から実行までのタイムラグが発生するという問題点がある。ドメインの変更のタイムラグが発生している間は、変更後のドメインを用いたHP(ホームページ)やメールサービスがエンドユーザに提供出来ない。そのため、HPやメールによるサービス提供を生業としている企業(団体)にとっては、エンドユーザへの信頼低下、利害損失に繋がる懸案事項となる。
また、通常の名前解決処理に加え上位DNSサーバから配下のDNSサーバに変更通知を行う処理が発生するため、ネットワークへの負荷が増大し、通常の名前解決処理の処理性能低下が懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、階層化されたDNSにおいて、あるコンピュータのドメインが変更された時に、タイムラグ無く、かつネットワークへの負荷をかけずに、各コンピュータのキャッシュに保持されている古いドメイン情報を新しいドメイン情報に変更できる技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための一手段を説明する。本発明は、ネットワークを介して接続されたコンピュータにおけるキャッシュ情報の更新方法であって、前記ネットワークを介して、変更前のドメイン名、変更前のインターネットアドレス、変更後のドメイン名、変更後のインターネットアドレスおよび更新時刻の情報を受信する処理と、前記変更前のドメイン名、前記変更前のインターネットアドレス、前記変更後のドメイン名、前記変更後のインターネットアドレスおよび前記変更時刻の情報を、それぞれキャッシュテーブルの第1の格納エリア、第2の格納エリア、第3の格納エリア、第4の格納エリアおよび第5の格納エリアに格納する処理と、定期的に前記更新時刻を参照する処理と、現在時刻が前記更新時刻になると、前記第1の格納エリアの前記変更前のドメイン名を前記第3の格納エリアの前記変更後のドメイン名に、前記第2の格納エリアの前記変更前のインターネットアドレスを前記第4の格納エリアの前記変更後のインターネットアドレスに、前記第3乃至第4の格納エリアの情報をNULLデータに、それぞれ設定する処理とを実施することを特徴とする。
本発明によれば、階層化されたDNSにおいて、あるコンピュータのドメインが変更さ
れた時に、タイムラグ無く、かつネットワークへの負荷をかけずに、各コンピュータのキ
ャッシュに保持されている古いドメイン情報を新しいドメイン情報に変更できる。
本発明の実施の形態に係るDNS1全体構成および名前解決の階層構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係るDNSサーバ2、3、4、6、7のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るユーザ端末5、9のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るキャッシュテーブル208、308のデータ構成例を示す図である。 同じく、本発明の実施の形態に係るキャッシュテーブル208、308のデータ構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る名前解決関連情報テーブル205、305のデータ構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る名前解決からキャッシュ情報を保有するまでの処理の流れを示す図である。 本発明の実施の形態に係る保有キャッシュ情報を確認し更新するまでの処理の流れを示す図である。 本発明の実施の形態に係る名前解決からキャッシュ更新までの処理を流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、DNS1全体構成および名前解決の階層構造を示す図である。DNS1は、DNSサーバ2と、複数のDNSサーバ3、6と、複数のDNSサーバ4、7と、複数のユーザ端末5、9と、時刻同期サーバ10とを含んで構成されるコンピュータシステムである。DNSサーバ2と、複数のDNSサーバ3、6と、複数のDNSサーバ4、7は、インターネット等のネットワークに接続されている。また、複数のユーザ端末5、9および時刻同期サーバ10は、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている。
図1において、DNSサーバ2は、ドメイン名に(.jp)が付くDNSサーバおよびユーザ端末を管理するサーバである。ドメイン名に(.jp)が付くDNSサーバ及びユーザ端末のドメイン情報が変更になった場合は、そのDNSサーバ3、4、6、7やユーザ端末5、9の管理者は、DNSサーバ2の管理者へ変更を申請し、申請を受けたDNSサーバ2の管理者が、DNSサーバ2における該当管理情報の変更を行う。この際、DNSサーバ2の管理者は、ドメイン情報の更新時間(変更情報を反映したい時間)も併せて登録する。
DNSサーバ3は、ドメイン名に(.go.jp)が付くサーバ及び端末を管理するサーバであり、DNSサーバ2の管理下にある。同様に、DNSサーバ6は、ドメイン名に.co.jpが付くサーバ及び端末を管理するサーバであり、DNSサーバ2の管理下にある。
DNSサーバ4は、ドメイン名にXX.go.jpが付く端末を管理するサーバであり、DNSサーバ3の管理下にある。同様に、DNSサーバ7は、ドメイン名にYY.go.jpが付く端末を管理するサーバであり、DNSサーバ3の管理下にある。
ユーザ端末5は、ドメイン名がA.XX.go.jpを有する端末であり、DNSサーバ4の管理下にある。同様に、ユーザ端末9は、ドメイン名がZ.XX.go.jpを有する端末であり、DNSサーバ4の管理下にある。
時刻同期サーバ10は、ドメイン名がGD.XX.gp.JPを有し、XX.go.jpドメインの時刻同期元となるサーバである。
DNS1において、図1に示すような階層構造を有することにより、例えば、ユーザ端末5はDNSサーバ4に、DNSサーバ4はDNSサーバ3に、DNSサーバ3はDNSサーバ2に、それぞれ階層情報に従い名前解決要求を行い、一方、名前解決要求に対し応答する機能を有する。また、ユーザ端末5やユーザ端末9、DNSサーバ4など、XX.go.jpドメインに存在するサーバ及び端末は、時刻同期サーバ10に対して時刻同期要求を行う。
次に、図2及び図3のハードウェア構成及び保有するプログラムの機能について説明する。
図2は、DNSサーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、その他のDNSサーバ(3、4、6、7)のハードウェア構成も、DNSサーバ2と同様の構成である。
DNSサーバ2は、記憶部201と、ディスプレイ等の表示部210と、キーボード、マウス等の入力部211と、CPU等の制御部212と、ネットワークと情報の送受信を行うネットワークインタフェース部213とを具備する。各部は、BUS等により接続されている。各DNSサーバは、一般的なコンピュータにより実現される。
記憶部201には、キャッシュ更新時刻確認機能202、キャッシュ更新機能203、名前解決機能204、キャッシュ保有機能206、キャッシュ削除機能207、時刻同機能209からなるプログラムと、名前解決関連情報テーブル205と、キャッシュテーブル208とが格納されている。
キャッシュ更新時刻確認機能202は、キャッシュ更新時刻を確認する機能を有する。
キャッシュ更新機能203は、キャッシュテーブル208の情報を更新する機能を有する。
名前解決機能204は、名前解決要求をネットワークを介して受信すると、自分自身で保有しているキャッシュテーブル208を参照し、該当するレコードがあればそのレコードの情報を返答する機能を有する。
キャッシュ保有機能206は、上位DNSサーバからネットワークを介して得た返答を自分自身のキャッシュテーブル208に保有する機能を有する。
キャッシュ削除機能207は、名前解決関連情報テーブル205のTTL(Transistor−Transistor Logic)425を参照し、キャッシュテーブル208を保有した時点からTTL値425が経過した時点でキャッシュテーブル208のレコードを削除する機能を有する。
時刻同期機能209は、同一LAN内にある時刻同期サーバ10に対してネットワークを介して時刻の同期を行う機能を有する。
名前解決関連情報テーブル205には、名前解決要求先のDNSサーバの情報や自分自身のドメイン情報が格納されており、名前解決機能204により、その情報に従い、名前解決要求・回答を行う。
キャッシュテーブル208には、名前解決回答の結果である、変更前のドメイン名、変更前のインターネットアドレス(例えば、IPアドレス)、変更後のドメイン名(以下、新ドメイン名と記す)、変更後のIPアドレス(以下、新IPアドレスと記す)および更新時刻を示す情報が格納されている。このキャッシュテーブル208の情報は永久的に保管されるのではなく、名前解決関連情報テーブル205に記憶されているTTLの期間が過ぎれば、キャッシュ削除機能207により削除される。
図3は、ユーザ端末5のハードウェア構成例を示す図である。なお、他のユーザ端末9のハードウェア構成も、ユーザ端末5と同様の構成である。各ユーザ端末は、一般的なコンピュータにより実現される。
図示していないが、時刻同期サーバ10は、CPU等の制御部、記憶部、ネットワーインタフェース部を具備し、DNSサーバやユーザ端末からの時刻同期要求を受け、現在時刻の情報を応答する機能を有する。
図4は、キャッシュテーブル208、308のデータ構成例を示す図である。
キャッシュテーブル208、308は、キャッシュNo401と、変更前のドメイン名402と、変更前のIPアドレス403と、変更後のドメイン名404と、変更後のIPアドレス405と、更新時刻406と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて格納されている。
キャッシュNo401は、キャッシュの項番を示す情報であり、登録された順に連番で付与される。キャッシュNO401により、各レコードを識別できる。ドメイン名402は、名前解決を行ったドメインのドメイン名を示す情報である。IPアドレス403は、名前解決を行ったドメインのIPアドレスを示す情報である。新ドメイン名404は、名前解決を行ったドメインのドメイン名が変更される予定の場合、その変更後のドメイン名を示す情報である。新IPアドレス405は、名前解決を行ったドメインのIPアドレスが変更される予定の場合、そのドメインの変更した後IPアドレスを示す情報である。更新時刻406は、名前解決を行ったドメインのドメイン名もしくはIPアドレスが変更される予定の場合、その変更を実施する日時を示す情報である。これらの情報は、各サーバ及び端末がネットワーク経由で名前解決要求を行い、名前解決要求先から返答を得た時点でキャッシュテーブルに登録される。
図5は、キャッシュの更新が行われた後のデータ構成例を示す図であり、図4と同様のデータ構成である。
キャッシュNo411は、キャッシュの項番を示す情報である。登録された順に連番で付与される。ドメイン名412は、キャッシュの更新が行われた後のドメイン名を示す情報である。IPアドレス413は、キャッシュの更新が行われた後のIPアドレスを示す情報である。新ドメイン名404、新IPアドレス405及び更新時刻406は、キャッシュの更新時にNULLデータが設定される。
図6は、名前解決関連情報テーブル205、305のデータ構成例を示す図である。
ドメイン名421は、自分自身のドメイン名を示す情報である。IPアドレス422は、自分自身のIPアドレスを示す情報である。上位DNSサーバ423は、名前解決要求先のDNSサーバを示す情報である。下位DNSサーバ424は、自分自身のドメイン421の配下にあるサーバ及び端末を示す情報である。TTL425は、自分自身がキャッシュを保有する期間を示す情報である。
図7は、名前解決からキャッシュ情報を保有するまでの処理の流れを示す図である。なお、ここでは前提として、ユーザ端末5が名前解決を行う場合を想定する。また、ドメイン情報を変更したい人は、ドメイン情報の変更を最上位のDNSサーバ管理者に申請する際に「変更後のドメイン名」「変更後のIPアドレス」に加え、「更新日時(変更したい日時)」を最上位のDNSサーバ2の管理者に申請し、管理者はその変更情報をDNSサーバ2に登録する(ステップS500)。
まず、ユーザ端末5の名前解決機能304は、名前解決関連情報テーブル305を参照し、上位DNSサーバであるDNSサーバ(XX.go.jp管理)4に対して名前解決要求を行う(ステップS501)。名前解決要求を行う際に、ユーザ端末5は、上位DNSサーバであるDNSサーバ(XX.go.jp管理)4に、解決を行いたいドメイン情報(ドメイン名もしくはIPアドレス)を渡す。名前解決要求を受けたDNSサーバ(XX.go.jp管理)4の名前解決機能204は、受け取ったドメイン名もしくはIPアドレスをキーとし、自分自身で保有しているキャッシュテーブル208を検索する。キーとしているドメイン名もしくはIPアドレスと、キャッシュテーブル208のドメイン名402もしくはIPアドレス403とが一致する場合は、名前解決機能204は、そのレコード情報をユーザ端末5に回答する(ステップS508)。回答を受けたユーザ端末5は、キャッシュ保有機能306により回答結果を自分自身のキャッシュテーブル308にレコードとして格納する(ステップS509)。
ステップS501において、DNSサーバ4の名前解決機能204は、該当するレコードがなかった場合は、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4の上位DNSサーバであるDNSサーバ(.go.jp管理)3に名前解決要求を行う(ステップS502)。
名前解決要求を行う際に、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4は、上位DNSサーバであるDNSサーバ(.go.jp管理)3に、解決を行いたいドメイン情報(ドメイン名もしくはIPアドレス)を渡す。名前解決要求を受けたDNSサーバ(.go.jp管理)3の名前解決機能204は、受け取ったドメイン名もしくはIPアドレスをキーとし、自分自身で保有しているキャッシュテーブル208を検索する。キーとしているドメイン名もしくはIPアドレスと、キャッシュテーブル208のドメイン名402もしくはIPアドレス403とが一致する場合は、DNSサーバ(.go.jp管理)3の名前解決機能204は、そのレコード情報をDNSサーバ(.go.jp管理)3に回答する(ステップS506)。回答を受けたDNSサーバ(XX.go.jp管理)4は、キャッシュ保有機能206により回答結果を自分自身のキャッシュテーブル208にレコードとして格納する(ステップS507)。該当するレコードがなかった場合は、DNSサーバ(.go.jp管理)3の名前解決機能204は、DNSサーバ(go.jp管理)3の上位DNSサーバであるDNSサーバ(.jp管理)2に名前解決要求を行う(ステップS503)。
DNSサーバ(go.jp管理)3の名前解決機能204は、名前解決関連情報テーブル205を参照し、上位DNSサーバであるDNSサーバ(go.jp管理)3に対して名前解決要求を行う(ステップS503)。名前解決要求を行う際に、DNSサーバ(go.jp管理)3は上位DNSサーバであるDNSサーバ(.jp管理)2に、解決を行いたいドメイン情報(ドメイン名もしくはIPアドレス)を渡す。名前解決要求を受けたDNSサーバ(.jp管理)2の名前解決機能204は、受け取ったドメイン名もしくはIPアドレスをキーとし、自分自身で保有しているキャッシュテーブル208を検索する。キーとしているドメイン名もしくはIPアドレスと、キャッシュテーブル208のドメイン名402もしくはIPアドレス403とが一致する場合は、DNSサーバ(.jp管理)2の名前解決機能204は、そのレコード情報をDNSサーバ(go.jp管理)3に回答する(ステップS504)。回答を受けたDNSサーバ(go.jp管理)3は、キャッシュ保有機能206により回答結果を自分自身のキャッシュテーブル208にレコードとして格納する(ステップS505)。
図8は、保有キャッシュ情報を確認し更新するまでの処理の流れを示す図である。なお、ここでは前提として、キャッシュ更新を行うサーバをDNSサーバ(XX.go.jp管理)4と想定する。また、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4のキャッシュテーブル208には、該当する更新時刻を値として保有するキャッシュ情報が存在することとする。
まず、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4の時刻同期機能209は、時刻同期サーバ10に対して時刻同期要求を行い(ステップS601)、現在時刻の情報を取得する(ステップS602)。DNSサーバ(XX.go.jp管理)4の時刻同期機2309は、自分自身が保有している現在時刻と時刻同期サーバ10から受信した現在時刻とを比較し時刻同期を行う(ステップS603)。
次に、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4のキャッシュ更新時刻確認機能202は、ステップS603において時刻同期を行った現在時刻をキーとして、自分自身のキャッシュテーブル208に登録されているレコードを検索し(ステップS604)、その現在時刻と等しい更新時刻406をもつレコードを特定し、検索キーの現在時刻と上記特定したレコードの更新時刻406とを比較する(ステップS605)。そして、キャッシュ更新機能203が、そのレコードの情報(キャッシュ情報)の更新を行う(ステップS606)。具体的には、キャッシュ更新機能203は、キャッシュテーブル208にあるドメイン名402を新ドメイン名404に、IPアドレス403を新IPアドレスにそれぞれ変更し、新ドメイン名404、新IPアドレス405、更新時刻406にNULLデータを設定する。
図9は、名前解決からキャッシュ更新までの処理を流れを示すフローチャートである。なお、ここでは前提として、名前解決要求元をDNSサーバ(XX.go.jp管理)4、名前解決要求先をDNSサーバ(.go.jp管理)3とする。
DNSサーバ(XX.go.jp管理)4の名前解決機能204は、名前解決を行いたいドメイン情報を上位DNSサーバであるDNSサーバ(.go.jp管理)3に送信し、名前解決要求を行う(ステップS701)。
要求を受けDNSサーバ(.go.jp管理)3の名前解決機能204は、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4から受けたドメイン情報をキーとして、キャッシュテーブル208を検索し、検索されたレコードの情報(ドメイン名、IPアドレス、新ドメイン名、新IPアドレス、更新時刻)を含む名前解決回答をDNSサーバ(XX.go.jp管理)4に送信する(ステップS702)。
DNSサーバ(XX.go.jp管理)4のキャッシュ保有機能206は、受信情報(ドメイン名、IPアドレス、新ドメイン名、新IPアドレス、更新時刻)にキャッシュNoを付与し、自分自身のキャッシュテーブル208に保存する(ステップS703)。保存後のデータは、それぞれキャッシュNo401、ドメイン名402、IPアドレス403、新ドメイン名404、新IPアドレス405、更新時刻406となる。
その後、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4の時刻同期機能209は、定期的に時刻同期サーバ10に時刻同期要求を行い(ステップS704)、現在時刻を取得し、その取得した現在時刻を自身の時刻に設定する(ステップS705)。
次に、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4のキャッシュ更新時刻確認機能202は、定期的に同期後の現在時刻とキャッシュテーブル208の更新時刻406とを比較し(ステップS706)、同一のものがあった場合(ステップS707でYES)、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4のキャッシュ更新機能203は、キャッシュテーブル208にあるドメイン名402を新ドメイン名404に、IPアドレス403を新IPアドレス405にそれぞれ変更し、新ドメイン名404、新IPアドレス405、更新時刻406にNULLデータを設定する(ステップS708)。
また、ステップS707において、同一のものがなかった場合は、処理を終了する(ステップS709)。
以上本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、上述した本発明の実施の形態によれば、階層化されたDNS1において、各DNSサーバやユーザ端末のドメインが変更された時に、タイムラグ無く、かつネットワークへの負荷をかけずに、各DNSサーバやユーザ端末のキャッシュに保持されている古いドメイン情報を新しいドメイン情報に変更できる。これにより、各DNSサーバやユーザ端末は、保有しているキャッシュテーブル208、308の情報を常に最新にする事が可能となり、キャッシュテーブル208、308とDNSサーバ(.jp管理)3の情報不一致による誤った名前解決回答の防止が可能となる。また、DNS情報を変更する企業(団体)はドメインの変更のタイムラグによるHP、メールサービスの停止を懸念する必要がなくなる。また、サービス停止時間を縮小するための新、現行ドメイン環境の並行運用が必要なくなり、作業費及び作業リスクが軽減される。
以下に、その他の実施の形態として、名前解決関連情報テーブル205、305のレコードに上記TTL時刻を追記することでTTLの値を変更し、キャッシュの保有期間を短縮、キャッシュ情報を最新の状態に保つ方式について説明する。なお、この方式を用いるためには各DNSサーバ2等にTTL変更機能を持たせる必要がある。TTL変更機能とは、名前解決関連情報テーブル208にあるTTL値を自動で変更することにより、各DNSサーバ2等がキャッシュ情報を保有する期間を短縮する機能を示す。また、ここでは前提として、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4がTTLを含んだ名前解決のレコードを受信し、キャッシュテーブル208にその値が格納されたものとする。
まず、DNSサーバ(XX.go.jp管理)4のTTL変更機能は受信したTTLをキーとして名前解決関連情報テーブル205を参照し、TTL425の値を、受信したTTLに書き換える。DNSサーバ(XX.go.jp管理)4のキャッシュ削除機能207は、変更されたTTL425の値が経過した時点でキャッシュ情報を削除する。これにより、各DNSサーバ2等のキャッシュ保有期間を外部から変更することが可能となり、キャッシュ保有期間を一律にすることが出来る。
また、図2および図3に示すDNSサーバおよびユーザ端末のそれぞれで実行されるプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の実施の形態に係るDNS1が実現されるものとする。また、上記プログラムをインタネットなどのネットワーク経由でDNSサーバおよびユーザ端末に提供するようにしてもよい。また、上記プログラムの機能をハードウェアにより実現してもよい。
また、本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
2、3、4、6、7・・・DNSサーバ、5、9・・・ユーザ端末、10・・・時刻同期サーバ、201、301・・・記憶部、210、310・・・表示部、211、311・・・入力部、212、312・・・制御部、213、313・・・ネットワークインタフェース部。

Claims (6)

  1. ネットワークを介して接続されたコンピュータにおけるキャッシュ情報の更新方法であって、
    前記ネットワークを介して、変更前のドメイン名、変更前のインターネットアドレス、変更後のドメイン名、変更後のインターネットアドレスおよび更新時刻の情報を受信する処理と、
    前記変更前のドメイン名、前記変更前のインターネットアドレス、前記変更後のドメイン名、前記変更後のインターネットアドレスおよび前記変更時刻の情報を、それぞれキャッシュテーブルの第1の格納エリア、第2の格納エリア、第3の格納エリア、第4の格納エリアおよび第5の格納エリアに格納する処理と、
    定期的に前記更新時刻を参照する処理と、
    現在時刻が前記更新時刻になると、前記第1の格納エリアの前記変更前のドメイン名を前記第3の格納エリアの前記変更後のドメイン名に、前記第2の格納エリアの前記変更前のインターネットアドレスを前記第4の格納エリアの前記変更後のインターネットアドレスに、前記第3乃至第の格納エリアの情報をNULLデータに、それぞれ設定する処理とを実施する、
    ことを特徴とするキャッシュ情報の更新方法。
  2. 前記第1、第2のインターネットアドレスはIPアドレスである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のDNSキャッシュ情報の更新方法。
  3. ネットワークを介して接続されたコンピュータであって、
    キャッシュテーブルと制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記ネットワークを介して、変更前のドメイン名、変更前のインターネットアドレス、変更後のドメイン名、変更後のインターネットアドレスおよび更新時刻の情報を受信し、
    前記変更前のドメイン名、前記変更前のインターネットアドレス、前記変更後のドメイン名、前記変更後のインターネットアドレスおよび前記変更時刻の情報を、それぞれキャッシュテーブルの第1の格納エリア、第2の格納エリア、第3の格納エリア、第4の格納エリアおよび第5の格納エリアに格納し、
    定期的に前記更新時刻を参照し、
    現在時刻が前記更新時刻になると、前記第1の格納エリアの前記変更前のドメイン名を前記第3の格納エリアの前記変更後のドメイン名に、前記第2の格納エリアの前記変更前のインターネットアドレスを前記第4の格納エリアの前記変更後のインターネットアドレスに、前記第3乃至第の格納エリアの情報をNULLデータに、それぞれ設定する、
    ことを特徴とするコンピュータ。
  4. 前記第1、第2のインターネットアドレスはIPアドレスである、
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータ。
  5. ネットワークを介して接続されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ネットワークを介して、変更前のドメイン名、変更前のIPアドレス、変更後のドメイン名、変更後のIPアドレスおよび更新時刻の情報を受信する処理と、
    前記変更前のドメイン名、前記変更前のIPアドレス、前記変更後のドメイン名、前記変更後のIPアドレスおよび前記変更時刻の情報を、それぞれキャッシュテーブルの第1の格納エリア、第2の格納エリア、第3の格納エリア、第4の格納エリアおよび第5の格納エリアに格納する処理と、
    定期的に前記更新時刻を参照する処理と、
    現在時刻が前記更新時刻になると、前記第1の格納エリアの前記変更前のドメイン名を前記第3の格納エリアの前記変更後のドメイン名に、前記第2の格納エリアの前記変更前のIPアドレスを前記第4の格納エリアの前記変更後のIPアドレスに、前記第3乃至第の格納エリアの情報をNULLデータに、それぞれ設定する処理とを前記コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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