JP4287409B2 - ドメイン情報記憶装置、ドメイン情報記憶方法、ドメイン情報記憶プログラムおよびドメイン情報記憶システム - Google Patents

ドメイン情報記憶装置、ドメイン情報記憶方法、ドメイン情報記憶プログラムおよびドメイン情報記憶システム Download PDF

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Description

この発明は、バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを特徴とするドメイン情報記憶装置、ドメイン情報記憶方法ドメイン情報記憶プログラムおよびドメイン情報記憶システムに関する。
従来より、インターネット上のドメイン名とIPアドレス、メールサーバ名等とを対応させるDNSサーバシステムが用いられている。このDNSサーバシステムは、ドメイン名とリソースデータ(IPアドレス、メールサーバ名等)とを対応させた情報であるゾーンデータを記憶している。具体的には、DNSサーバシステムは、ゾーンデータの原本を保持するプライマリDNSサーバシステムと、そのゾーンデータのコピーを保持するセカンダリDNSサーバシステムとで構成される。
このプライマリDNSサーバシステムは、ゾーンデータをディスクのような永続的な記憶装置に管理するとともに、同じく、このゾーンデータをメモリのような高速な一時記憶装置にも管理する。
そして、プライマリDNSサーバシステムは、クライアントからのドメイン名に対するリソースレコードの照会を要求するクエリ要求を受け付けている。例えば、プライマリDNSサーバシステムに対してクライアントから特定のドメイン名に対応するリソースデータを要求するクエリ要求を受け付けた場合には、ゾーンデータを用いて特定のドメイン名に対応するリソースデータをクライアントに知らせる。
ところで、DNSサーバシステムは、他システムやクライアントからゾーンデータの動的更新(ゾーンデータの登録、削除または変更)の要求を受け付けると、プライマリDNSサーバシステムおよびセカンダリDNSサーバシステムのデータベース内のゾーンデータを以下の方法で更新する(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。
具体的には、プライマリDNSサーバシステムは、他システムやクライアントからゾーンデータの動的更新(ドメイン名およびリソースデータの登録、削除または変更)の要求を受け付けると、この動的更新要求に基づいてメモリ内のゾーンデータを更新する。また、動的更新された情報を記録したジャーナルファイルを作成し、これにシリアル番号を付与してディスクに保存する。なお、この時点では、プライマリDNSサーバシステムは、ゾーンデータ原本であるディスク内のゾーンデータファイルを未だ更新しない。
これに続いて、プライマリDNSサーバシステムは、セカンダリDNSサーバシステムに対して、動的更新が行われた旨を示す更新通知を送信する。この更新通知を受信したセカンダリDNSサーバは、プライマリDNSサーバに対して、セカンダリDNSサーバシステムが保持するゾーンデータのシリアル番号を含んだ差分ゾーン転送要求を送信する。これを受け取ったプライマリDNSサーバシステムは、ディスクに保存されたジャーナルファイル群から、未だ更新されていないジャーナルファイルのシリアル番号を読み出し、このシリアル番号に対応するジャーナルファイルの更新情報(動的更新されたドメイン名およびリソースデータの情報)をセカンダリDNSサーバシステムに対して送信する。かかる更新情報を受信したセカンダリDNSサーバシステムは、更新情報に基づいてゾーンデータを更新する。
その後、プライマリDNSサーバシステムは、ゾーンデータファイルとジャーナルファイルとを統合する処理を行って、ディスク内に保存されたゾーンデータを更新する。そして、かかる統合処理を行った後、統合に用いたジャーナルファイルを削除する。
Paul Vixie,加藤朗、"一貫性のある動的で一般的なデータベースとしての現代のDNS"、信学論(B)Vol.J87-B No.10pp.1534-1541 Paul Albitz,Cricket Liu 著、小館光正 訳、"DNS&BIND 第4版"、P.323−P.326、オライリージャパン
ところで、上記した従来の技術は、以下に説明するように、プライマリDNSサーバシステムおよびセカンダリDNSサーバシステムのディスク内のゾーンデータを更新するための処理負担が大きく、処理速度が遅いという問題点があった。
すなわち、上記するセカンダリDNSサーバシステムのゾーンデータを更新するためには、プライマリDNSサーバシステムのディスク内に記憶されたジャーナルファイルを読み込むので、メモリを読み込むのに比べて処理負担が大きく、処理速度が遅いという問題点があった。
また、プライマリDNSサーバシステムの原本を更新するため、ゾーンデータファイルとジャーナルファイルとを統合する処理を行うので、例えば、ゾーンデータ内に記憶されている情報が多い場合には、巨大なファイル操作になるため、処理負担が大きく、処理速度が遅いという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ドメイン情報の更新に際して、処理負担を軽減し、処理速度を向上することができるドメイン情報記憶装置、ドメイン情報記憶方法ドメイン情報記憶プログラムおよびドメイン情報記憶システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを特徴とするドメイン情報記憶装置であって、ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新手段と、前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶手段と、前記更新手段によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信手段と、前記更新通知送信手段によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信手段と、前記シーケンス番号受信手段によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記記憶手段によって記憶される前記更新情報における件数の上限の設定を受け付ける上限設定受付手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記上限設定受付手段によって受け付けた前記更新情報における件数の上限を超える場合には、前記更新情報を削除することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記バックアップ装置によって記憶されているドメイン情報が前記記憶手段によって記憶されている最古の更新情報よりも古いか否かを判定する情報判定手段をさらに備え、前記送信手段は、前記判定手段によって前記バックアップ装置に記憶されているドメイン情報が前記最古の更新情報よりも古いと判定された場合は、前記データベースによって記憶されているドメイン情報を送信することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを特徴とするドメイン情報記憶方法であって、ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新工程と、前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶工程と、前記更新工程によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信工程と、前記更新通知送信工程によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信工程と、前記シーケンス番号受信工程によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信するドメイン情報記憶方法をコンピュータに実行させるドメイン情報記憶プログラムであって、ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新手順と、前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶手順と、前記更新手順によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信手順と、前記更新通知送信手順によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信手順と、前記シーケンス番号受信手順によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するドメイン情報記憶装置が、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを特徴とするドメイン情報記憶システムであって、前記ドメイン情報記憶装置が、ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新手段と、前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶手段と、前記更新手段によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信手段と、前記更新通知送信手段によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信手段と、前記シーケンス番号受信手段によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信手段と、を備え、前記バックアップ装置が、前記更新通知手段によって送信された前記ドメイン情報が更新された旨の通知を受信した場合に、自装置が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を前記ドメイン情報記憶装置に送信するシーケンス番号送信手段と、前記更新情報送信手段によって送信された前記更新情報を受信した場合に、当該更新情報を用いて、ドメイン情報を更新するドメイン情報更新手段と、を備えたことを特徴とするドメイン情報記憶システム。
請求項1、4または5の発明によれば、ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新し、更新要求に応じて作成した更新情報をメモリに記憶し、記憶された更新情報をバックアップ装置に対して送信するので、データベースに対する更新情報の統合処理が不要となる結果、ドメイン情報の更新に際して、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能となる。また、更新情報を読み込む際には、メモリに対してアクセスを行う結果、ディスクに対してアクセスを行うのに比べて、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、記憶される更新情報における件数の上限の設定を受け付け、受け付けた更新情報における件数の上限を超える場合には、更新情報を削除するので、任意に設定した記憶容量で更新情報を管理することができる結果、ドメイン情報の更新に際して、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、バックアップ装置によって記憶されているドメイン情報が記憶されている最古の更新情報よりも古いか否かを判定し、バックアップ装置によって記憶されているドメイン情報が前記最古の更新情報より古い場合は、データベースによって記憶されているドメイン情報を送信するので、例えば、新たにバックアップ装置を立ち上げる場合は、データベースに記憶しているドメイン情報をバックアップ装置に送信する結果、メモリに全ての更新情報を記憶させることなく、バックアップ装置に新しいドメイン情報を送信することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るドメイン情報記憶装置、ドメイン情報記憶方法ドメイン情報記憶プログラムおよびドメイン情報記憶システムの実施例を詳細に説明する。なお、ドメイン情報記憶装置であるプライマリDNSサーバシステム装置を実施例1として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を実施例2として説明する。
以下の実施例では、実施例1に係るプライマリDNSサーバシステム装置の概要および特徴、プライマリDNSサーバシステム装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[プライマリDNSサーバシステム装置の概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るプライマリDNSサーバシステム装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るプライマリDNSサーバシステム装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1のプライマリDNSサーバシステム装置1では、バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新し、更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを概要とする。そして、このプライマリDNSサーバシステム装置1では、ドメイン情報の更新に際して、処理負担を軽減し、処理速度を向上することができるようにしている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、図1に示すように、プライマリDNSサーバシステム装置1は、データベース14およびメモリ(動的更新情報テーブル)16を備える。かかるデータベース14は、ランダムアクセス可能なデータベースであって、ドメイン名とリソースデータとを対応させた情報であるゾーンデータ(特許請求の範囲でいう「ドメイン情報」に対応する)を記憶している。また、メモリ16は、DNS動的更新クライアント装置3から受け付けたゾーンデータの動的更新(ゾーンデータの登録、削除または変更)の内容を含んだメモリジャーナル(特許請求の範囲でいう「更新情報」に対応する)を記憶している。
そして、プライマリDNSサーバシステム装置1は、DNS動的更新クライアント装置3からゾーンデータの動的更新を要求する動的更新要求情報を受信した場合(図1の(1)参照)、この動的更新要求情報を反映して、データベース14に記憶されたゾーンデータを更新するとともに(同図の(2)参照)、動的更新された情報からなるメモリジャーナルをメモリ16に記憶する(同図の(3)参照)。具体的に例を挙げれば、プライマリDNSサーバシステム装置1は、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」とそれに対応するリソースデータ「192.168.0.3」とを登録する旨の動的更新要求情報を受信した場合には、前回付されたシリアル番号「101」に「1」を加えたシリアル番号「102」を付与し、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」、リソースデータ「192.168.0.3」、更新内容「登録」からなるメモリジャーナルをメモリ16に記憶する。
その後、プライマリDNSサーバシステム装置1は、セカンダリDNSサーバシステム2に対して、ゾーンデータを更新した旨を示す更新通知電文を送信する(同図の(4)参照)。これに対して、かかる更新通知電文を受信したセカンダリDNSサーバシステム装置2は、プライマリDNSサーバシステム装置1に対して、セカンダリDNSサーバシステム装置2が保持するゾーンデータのシリアル番号を含んだ差分ゾーン転送要求を送信する(同図の(5)参照)。上記の例で言えば、メモリによって記憶されたゾーンデータのシリアル番号「101」を含んだ差分ゾーン転送要求を送信する。
そして、プライマリDNSサーバシステム装置1は、セカンダリDNSサーバシステム装置2に対して、メモリ16に保存されたメモリジャーナル群から、未だ更新されていないメモリジャーナルのシリアル番号を読み出し、このシリアル番号に対応するメモリジャーナルの更新情報(動的更新されたドメイン名およびリソースデータの情報)を差分ゾーン転送応答電文としてセカンダリDNSサーバシステムに対して送信する(同図の(6)参照)。上記の例で言えば、シリアル番号「101」よりも新しいシリアル番号「102」に関する更新情報をメモリ16から取得し、この更新情報をセカンダリDNSサーバシステムに対して送信する。
その後、かかる差分ゾーン転送応答データを受信したセカンダリDNSサーバシステム装置2は、差分ゾーン転送応答データを用いてゾーンデータを更新する(同図の(7)参照)。上記の例で言えば、シリアル番号「102」に関する更新情報に基づいて、ゾーンデータを更新する。
このように、実施例1によれば、ランダムアクセス可能なデータベース14に記憶されているゾーンデータをDNS動的更新クライアント装置3からの動的更新要求に応じて更新し、更新要求に応じて作成したメモリジャーナルをメモリ16に記憶し、メモリ16に記憶されたメモリジャーナルをセカンダリDNSサーバシステム装置2に対して送信するので、データベース14に対する更新情報の統合処理が不要となる結果、ゾーンデータ(ドメイン情報)の更新に際して、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能になる。また、メモリジャーナルを読み込む際には、メモリ16に対してアクセスを行う結果、ディスクに対してアクセスを行うのに比べて、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能になる。
[プライマリDNSサーバシステムの構成]
次に、図2を用いて、図1に示したDNSサーバシステム装置のシステム構成を説明する。図2は、実施例1に係るDNSサーバシステム装置のシステム構成を示す構成図である。同図に示すように、このDNSサーバシステムは、プライマリDNSサーバシステム装置1と、セカンダリDNSサーバシステム装置2と、DNS動的更新クライアント装置3と、DNSクライアント装置4とを有し、それぞれインターネット5を介して接続される。
また、プライマリDNSサーバシステム装置1は、DNS動的更新処理部11と、ゾーン転送処理部12と、データベース管理部13と、データベース14と、メモリジャーナル管理部15と、メモリジャーナル16と、メモリジャーナル上限件数保持部17と、DNSクエリ処理部18と、メモリ空間ゾーンデータ管理部19と、メモリ空間ゾーンデータ20とを備えている。
このうち、データベース14は、ランダムアクセス可能なデータベースであって、図3に示すように、ドメイン名とリソースデータとを対応させた情報であるゾーンデータをゾーンデータテーブル14aに記憶する。
メモリ16は、高速な一時記憶装置であって、図4に示すように、DNS動的更新クライアント装置3から受け付けたゾーンデータの動的更新(ゾーンデータの登録、削除または変更)の内容を含んだメモリジャーナルを動的更新情報テーブルに記憶する。
メモリ空間ゾーンデータ20は、データベース14のゾーンデータテーブル14aと同様の内容を記憶するテーブルであり、後述するクエリ要求に際して参照される。
メモリジャーナル上限件数保持部17は、メモリ16内に記憶されるメモリジャーナルの上限件数をゾーン毎に保持する手段である。なお、この上限件数は、ユーザ等によって設定される。
DNSクエリ処理部18は、DNSクライアント装置4からのクエリ要求(ドメイン名とリソースデータとの照会要求)を処理する処理部である。具体的には、DNSクライアント装置4からのクエリ要求があった場合には、メモリ空間ゾーンデータ管理部19を介して、メモリ空間ゾーンデータ20からゾーンデータを読み込んでドメイン名とリソースデータとの照会を行って、かかるクエリ要求に対する照会の結果を送信する。
メモリ空間ゾーンデータ管理部19は、メモリ空間ゾーンデータ20のゾーンデータの登録、削除、更新および照会を行う処理部である。
DNS動的更新処理部11は、ネットワーク5を介してDNS動的更新クライアント装置3との間で所定の情報を送受信する処理部である。具体的には、DNS動的更新クライアント装置3から動的更新要求を受信する処理、データベース14内のゾーンデータが更新された場合に、ゾーンデータが更新された旨を示すDNS動的更新応答電文をDNS動的クライアント装置3に対して送信する処理を行う。
データベース管理部13は、データベース14内のゾーンデータの管理、削除、更新および照会を行う処理部である。具体的には、DNS動的更新処理部11がDNS動的更新クライアント装置3から動的更新要求を受信した場合に、この動的更新要求に基づいてデータベース14内のゾーンデータを更新する。つまり、例を挙げれば、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」とそれに対応するリソースデータ「192.168.0.3」とを登録する旨の動的更新要求を受信した場合には、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」とリソースデータ「192.168.0.3」とを対応付けたドメイン情報を新たにデータベース14に格納する(図3参照)。なお、データベース管理部13は、特許請求の範囲に記載の「更新手段」に対応する。
メモリジャーナル管理部15は、メモリ16内のメモリジャーナルの登録、削除および照会を行う処理部である。具体的には、データベース管理部13によってデータベース14内のゾーンデータが更新された場合に、この動的更新された情報からなるメモリジャーナルをメモリ16に記憶する。つまり、例を挙げれば、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」とリソースデータ「192.168.0.3」とが対応付けてデータベース14に登録された場合には、前回付されたシリアル番号「101」に「1」を加えたシリアル番号「102」を付与し、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」、リソースデータ「192.168.0.3」、更新内容「登録」からなるメモリジャーナルをメモリ16に記憶する(図4参照)。なお、メモリジャーナル管理部15は、特許請求の範囲に記載の「記憶手段」に対応する。
また、メモリジャーナル管理部15は、上記したメモリジャーナルの登録に先立って、メモリ16から現に登録されているメモリジャーナルの件数を取得する処理、この取得した件数がメモリジャーナル上限件数保持部17に記憶された上限件数より少ないか否かを判定する処理、これが上限件数以上である場合には最古のメモリジャーナルをメモリ16から削除する処理なども行う。
ゾーン転送処理部12は、セカンダリDNSサーバシステム装置2におけるゾーンデータの更新に係る処理を行う処理部である。具体的には、データベース14内のゾーンデータが更新された場合に、ゾーンデータが更新された旨を示す更新通知電文をセカンダリDNSサーバシステム装置2に対して送信する処理、この更新通知電文に応答したセカンダリDNSサーバシステム装置2から差分ゾーン転送要求電文(セカンダリDNSサーバシステム装置2が保持するゾーンデータのシリアル番号を含んだ電文)を受信する処理、メモリ16に登録されている最古および最新のメモリジャーナルのシリアル番号をメモリ16から取得する処理、差分ゾーン転送要求電文に含まれるシリアル番号がメモリ16から取得した最古のシリアル番号の数値以上であるか否かを判定する処理などを行う。
また、ゾーン転送処理部12は、差分ゾーン転送要求電文のシリアル番号がメモリ16内の最古のシリアル番号の数値以上である場合に、メモリ16内に保存されたメモリジャーナル群から、未だ更新されていないメモリジャーナルのシリアル番号を読み出し、このシリアル番号に対応するメモリジャーナルの更新情報(動的更新されたドメイン名およびリソースデータの情報)を差分ゾーン転送応答電文としてセカンダリDNSサーバシステム2に対して送信する処理を行う。例えば、上記の例で言えば、シリアル番号「101」よりも新しいシリアル番号「102」に関する更新情報をメモリ16から取得し、この更新情報をセカンダリDNSサーバシステムに対して送信する。
さらに、ゾーン転送処理部12は、差分ゾーン転送要求電文のシリアル番号がメモリ16内の最古のシリアル番号の数値よりも小さい場合には、差分ゾーン転送ができない旨を示す差分ゾーン転送エラー応答をセカンダリDNSサーバシステム2に対して送信する処理、この差分ゾーン転送エラー応答に対してセカンダリDNSサーバシステム装置2から完全ゾーン転送要求電文(差分ゾーン転送に代えて完全ゾーン転送を要求する旨を示す電文)を受信する処理、データベース14から全てのゾーンデータを読み込む処理、このゾーンデータからなる完全ゾーン転送応答電文をセカンダリDNSサーバシステム2に対して送信する処理などを行う。
[プライマリDNSサーバシステム装置による処理]
次に、図5を用いて、プライマリDNSサーバシステム装置1による処理を説明する。図5は、実施例1に係るプライマリDNSサーバシステム装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、プライマリDNSサーバシステム装置1は、DNS動的更新処理部11において、DNS動的更新クライアント装置3から動的更新要求を受信すると(ステップS1)、データベース管理部13は、この動的更新要求に基づいてデータベース14内のゾーンデータを更新する(ステップS2)。つまり、例を挙げれば、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」とそれに対応するリソースデータ「192.168.0.3」とを登録する旨の動的更新要求を受信した場合には、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」とリソースデータ「192.168.0.3」とを対応付けたドメイン情報を新たにデータベース14に格納する。
続いて、メモリジャーナル管理部15は、メモリ16から現に登録されているメモリジャーナルの件数を取得し(ステップS3)、この取得した件数がメモリジャーナル上限件数保持部17に記憶された上限件数より少ないか否かを判定する(ステップS4)。ここで、これが上限件数以上である場合には(ステップS4否定)、最古のメモリジャーナルを1件だけメモリ16から削除する(ステップS5)。
そして、この削除処理に続いて、または、取得した件数がメモリジャーナル上限件数保持部17に記憶された上限件数より少なくない場合には(ステップS4肯定)、メモリジャーナル管理部15は、上記のステップS2で動的更新された情報からなるメモリジャーナルをメモリ16に登録する(ステップS6)。つまり、例を挙げれば、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」とリソースデータ「192.168.0.3」とが対応付けてデータベース14に登録された場合には、前回付されたシリアル番号「101」に「1」を加えたシリアル番号「102」を付与し、ドメイン名「ghi.sample.co.jp」、リソースデータ「192.168.0.3」、更新内容「登録」からなるメモリジャーナルをメモリ16に登録する。
その後、DNS動的更新処理部11は、ネットワーク5を介して、ゾーンデータが更新された旨を示すDNS動的更新応答電文をDNS動的クライアント装置3に対して送信する(ステップS7)。そして、ゾーン転送処理部12は、ゾーンデータが更新された旨を示す更新通知電文をセカンダリDNSサーバシステム装置2に対して送信し(ステップS8)、この更新通知電文に応答したセカンダリDNSサーバシステム装置2から差分ゾーン転送要求電文(セカンダリDNSサーバシステム装置2が保持するゾーンデータのシリアル番号を含んだ電文)を受信すると(ステップS9)、メモリ16に登録されている最古および最新のメモリジャーナルのシリアル番号をメモリ16から取得し(ステップS10)、差分ゾーン転送要求電文に含まれるシリアル番号がメモリ16から取得した最古のシリアル番号の数値以上であるか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、ゾーン転送処理部12は、差分ゾーン転送要求電文のシリアル番号がメモリ16内の最古のシリアル番号の数値以上である場合には(ステップS11肯定)、メモリ16内メモリ16に保存されたメモリジャーナル群から、未だ更新されていないメモリジャーナルのシリアル番号を読み出し(ステップS16)、このシリアル番号に対応するメモリジャーナルの更新情報(動的更新されたドメイン名およびリソースデータの情報)を差分ゾーン転送応答電文としてセカンダリDNSサーバシステム2に対して送信して(ステップS17)、一連の処理を終了する。例えば、上記の例で言えば、シリアル番号「101」よりも新しいシリアル番号「102」に関する更新情報をメモリ16から取得し、この更新情報をセカンダリDNSサーバシステムに対して送信して、一連の処理を終了する。
一方、ゾーン転送処理部12は、差分ゾーン転送要求電文のシリアル番号がメモリ16内の最古のシリアル番号の数値よりも小さい場合には(ステップS11否定)、差分ゾーン転送ができない旨を示す差分ゾーン転送エラー応答をセカンダリDNSサーバシステム2に対して送信し(ステップS12)、この差分ゾーン転送エラー応答に対してセカンダリDNSサーバシステム装置2から完全ゾーン転送要求電文(差分ゾーン転送に代えて完全ゾーン転送を要求する旨を示す電文)を受信すると(ステップS13)、データベース14から全てのゾーンデータを読み込み(ステップS14)、このゾーンデータからなる完全ゾーン転送応答電文をセカンダリDNSサーバシステム2に対して送信して(ステップS15)、一連の処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、ランダムアクセス可能なデータベース14に記憶されているゾーンデータをDNS動的更新クライアント装置3からの動的更新要求に応じて更新し、更新要求に応じて作成したメモリジャーナルをメモリ16に記憶し、メモリ16に記憶されたメモリジャーナルをセカンダリDNSサーバシステム装置2に対して送信するので、データベース14に対する更新情報の統合処理が不要となる結果、ゾーンデータ(ドメイン情報)の更新に際して、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能になる。また、メモリジャーナルを読み込む際には、メモリ16に対してアクセスを行う結果、ディスクに対してアクセスを行うのに比べて、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能になる。
また、実施例1によれば、メモリ16に記憶されるメモリジャーナルにおける件数の上限の設定を受け付け、受け付けたメモリジャーナルにおける件数の上限を超える場合には、メモリジャーナルを削除するので、任意に設定した記憶容量でメモリジャーナルを管理することができる結果、ゾーンデータの更新に際して、処理負担を軽減し、処理速度を向上することが可能である。なお、これは必ずしも本発明に必須の事項ではなく、メモリ16に記憶されるメモリジャーナルの件数の上限を設定せずにメモリジャーナルを記憶していくこともできる。
また、実施例1によれば、セカンダリDNSサーバシステム装置2によって記憶されているゾーンデータが記憶されている最古のゾーンデータよりも古いか否かを判定し、セカンダリDNSサーバシステム装置2によって記憶されているゾーンデータが最古のゾーンデータより古い場合は、データベースによって記憶されているゾーンデータを送信するので、例えば、新たにセカンダリDNSサーバシステム装置2を立ち上げる場合は、データベースに記憶しているゾーンデータをセカンダリDNSサーバシステム装置2に送信する結果、メモリ16に全てのメモリジャーナルを記憶させることなく、セカンダリDNSサーバシステム装置2に新しいゾーンデータを送信することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態を実施例2として説明する。
(1)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(2)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図6を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図6は、ドメイン情報記録プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、プライマリDNSサーバシステム装置としてのコンピュータ100は、HDD110、RAM120、ROM130およびCPU140をバスで接続して構成される。
そして、ROM130には、上記の実施例と同様の機能を発揮するドメイン情報記録プログラム、つまり、図6に示すように、DNS情報動的更新処理プログラム131、ゾーン転送処理プログラム132、データベース管理プログラム133、メモリジャーナル管理プログラム134、メモリジャーナル上限件数保持プログラム135、DNSクエリ処理プログラム136およびメモリ空間ゾーンデータ管理プログラム137が予め記憶されている。なお、プログラム131〜137については、図2に示したプライマリDNSサーバシステム装置1の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU140が、これらのプログラム131〜137をROM130から読み出して実行することで、図6に示すように、各プログラム131〜137は、DNS情報動的更新処理プロセス141、ゾーン転送処理プロセス142、データベース管理プロセス143、メモリジャーナル管理プロセス144、メモリジャーナル上限件数保持プロセス145、DNSクエリ処理プロセス146およびメモリ空間ゾーンデータ管理プロセス147として機能するようになる。各プロセス141〜147は、図2に示したDNS情報動的更新処理部11、ゾーン転送処理部12、データベース管理部13、メモリジャーナル管理部14、メモリジャーナル上限件数保持部15、DNSクエリ処理部16およびメモリ空間ゾーンデータ管理部17にそれぞれ対応する。
また、HDD110には、図6に示すように、ゾーンデータテーブル111およびメモリジャーナルテーブルが設けられる。なお、ゾーンデータテーブル111およびメモリジャーナルテーブル112は、図2に示したメモリ空間ゾーンデータ20およびメモリジャーナル16にそれぞれ対応する。そして、CPU120は、ゾーンデータ121およびメモリジャーナル122に対して演算結果を登録するとともにゾーンデータテーブル111およびメモリジャーナルテーブルからゾーンデータ121およびメモリジャーナル122を読み出してRAM120に格納し、RAM120に格納されたゾーンデータ121およびメモリジャーナル122に基づいて演算結果データを管理する処理を実行する。
以上のように、本発明に係るドメイン情報記憶装置、ドメイン情報記憶方法ドメイン情報記憶プログラムおよびドメイン情報記憶システムは、バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信するのに有用であり、特に、処理負担を軽減し、処理速度を向上するのに適する。
実施例1に係るプライマリDNSサーバシステム装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るDNSサーバシステム装置のシステム構成を示す構成図である。 ゾーンデータテーブルの一例を示す図である。 動的更新情報テーブルの一例を示す図である。 実施例1に係るプライマリDNSサーバシステム装置1の処理の流れを示すフローチャートである。 ドメイン情報記憶プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1 プライマリDNSサーバシステム装置
2 セカンダリDNSサーバシステム装置
3 DNS動的更新クライアント装置
4 DNSクライアント装置
5 ネットワーク
11 DNS動的更新処理部
12 ゾーン転送処理部
13 データベース管理部
14 データベース
15 メモリジャーナル管理部
16 メモリジャーナル
17 メモリジャーナル上限件数保持部
18 DNSクエリ処理部
19 メモリ空間ゾーンデータ管理部
20 メモリ空間ゾーンデータ

Claims (6)

  1. バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを特徴とするドメイン情報記憶装置であって、
    ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新手段と、
    前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶手段と、
    前記更新手段によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信手段と、
    前記更新通知送信手段によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信手段と、
    前記シーケンス番号受信手段によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするドメイン情報記憶装置。
  2. 前記記憶手段によって記憶される前記更新情報における件数の上限の設定を受け付ける上限設定受付手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記上限設定受付手段によって受け付けた前記更新情報における件数の上限を超える場合には、前記更新情報を削除することを特徴とする請求項1に記載のドメイン情報記憶装置。
  3. 前記バックアップ装置によって記憶されているドメイン情報が前記記憶手段によって記憶されている最古の更新情報よりも古いか否かを判定する情報判定手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記判定手段によって前記バックアップ装置に記憶されているドメイン情報が前記最古の更新情報よりも古いと判定された場合は、前記データベースによって記憶されているドメイン情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載のドメイン情報記憶装置。
  4. バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを特徴とするドメイン情報記憶方法であって、
    ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新工程と、
    前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶工程と、
    前記更新工程によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信工程と、
    前記更新通知送信工程によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信工程と、
    前記シーケンス番号受信工程によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信工程と、
    を含んだことを特徴とするドメイン情報記憶方法。
  5. バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するとともに、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信するドメイン情報記憶方法をコンピュータに実行させるドメイン情報記憶プログラムであって、
    ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新手順と、
    前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶手順と、
    前記更新手順によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信手順と、
    前記更新通知送信手順によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信手順と、
    前記シーケンス番号受信手順によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするドメイン情報記憶プログラム。
  6. バックアップ装置とともに記憶しているドメイン情報をクライアント装置からの更新要求に応じて更新するドメイン情報記憶装置が、当該更新要求に応じて作成した更新情報をバックアップ装置に送信することを特徴とするドメイン情報記憶システムであって、
    前記ドメイン情報記憶装置が、
    ランダムアクセス可能なデータベースに記憶されている前記ドメイン情報を前記クライアント装置からの更新要求に応じて更新する更新手段と、
    前記更新要求に応じて作成した更新情報を順次付与されるシーケンス番号と対応付けてメモリに記憶する記憶手段と、
    前記更新手段によって前記ドメイン情報が更新された後、当該ドメイン情報が更新された旨の通知を前記バックアップ装置に送信する更新通知送信手段と、
    前記更新通知送信手段によって前記通知が送信されたバックアップ装置から、前記バックアップ装置自身が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を受信するシーケンス番号受信手段と、
    前記シーケンス番号受信手段によって受信された前記シーケンス番号から前記バックアップ装置が未更新である更新情報が前記メモリ上に記憶されているか判定し、前記メモリに記憶された更新情報のうち前記バックアップ装置が未更新である更新情報を読み出し、当該更新情報を前記バックアップ装置に送信する更新情報送信手段と、を備え、
    前記バックアップ装置が、
    前記更新通知手段によって送信された前記ドメイン情報が更新された旨の通知を受信した場合に、自装置が保持するドメイン情報に付与されたシーケンス番号を前記ドメイン情報記憶装置に送信するシーケンス番号送信手段と、
    前記更新情報送信手段によって送信された前記更新情報を受信した場合に、当該更新情報を用いて、ドメイン情報を更新するドメイン情報更新手段と、
    を備えたことを特徴とするドメイン情報記憶システム。
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