JP5271433B2 - 刈払機 - Google Patents

刈払機 Download PDF

Info

Publication number
JP5271433B2
JP5271433B2 JP2012063056A JP2012063056A JP5271433B2 JP 5271433 B2 JP5271433 B2 JP 5271433B2 JP 2012063056 A JP2012063056 A JP 2012063056A JP 2012063056 A JP2012063056 A JP 2012063056A JP 5271433 B2 JP5271433 B2 JP 5271433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
brush
wound
contact shaft
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012063056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012228243A (ja
Inventor
匡 菱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Viv Engineering Inc
Original Assignee
Viv Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Viv Engineering Inc filed Critical Viv Engineering Inc
Priority to JP2012063056A priority Critical patent/JP5271433B2/ja
Priority to CN201280018587.8A priority patent/CN103491764B/zh
Priority to PCT/JP2012/059379 priority patent/WO2012141077A1/ja
Priority to US14/009,618 priority patent/US9560799B2/en
Priority to EP12771266.9A priority patent/EP2698053B1/en
Publication of JP2012228243A publication Critical patent/JP2012228243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5271433B2 publication Critical patent/JP5271433B2/ja
Priority to US15/387,693 priority patent/US20170105340A1/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/01Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
    • A01D34/412Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
    • A01D34/416Flexible line cutters
    • A01D34/4166Mounting or replacement of the lines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/01Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
    • A01D34/412Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
    • A01D34/416Flexible line cutters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/01Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
    • A01D34/412Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
    • A01D34/416Flexible line cutters
    • A01D34/4168Constructional details of the flexible lines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D2101/00Lawn-mowers

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

本発明は、刈払機に関する。
従来、鉛直状軸心廻りに回転する回転体に樹脂製の刈払コードを巻設した刈払機は、回転体が、上蓋部材と、刈払コードが巻設される巻付け部材と、を備えており、上蓋部材は、遠心力によって引き出された刈払コードが引っ掛かる円柱状の当り軸部を有していた。
特開2006−111号公報
しかし、従来の草払機は、当り軸部下面と巻き付け部材の外鍔部の間に、刈払コードが侵入して、当り軸部を越えて(通過して)しまい、刈払コードが必要以上に長く突出する場合があった。つまり、刈払コードを適切な突出状態に保持することができず、突出する刈払コード同士が絡まったり、草木に巻き付いたりして、刈払い能力が低下してしまうと共に草払い作業の効率や操作性が低下してしまうという問題があった。
また、従来の草払機は、図14に示すように、巻付け部材の1つの円周凹溝99に、刈払コード90が上下方向に積層して、コード同士の接触面積が大きく、摩擦熱によって融着が発生し、団子状にからまってしまって、刈払コード90がスムーズに送り出されず、適切な突出状態に保持できないという問題があった。
そこで、本発明は、刈払コードを適切な突出状態に保持可能な刈払機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の刈払機は、回転体に樹脂製の刈払コードを巻設した刈払機に於て、上記回転体は、上記刈払コードが巻設される巻付け部材を備え、上記巻付け部材は、上記刈払コードが巻設される第1円周凹溝及び第2円周凹溝を有し、各凹溝内で、上記刈払コードの巻き部が径方向内方から外方へ向かって、一列に並ぶように巻設され、さらに、上記巻付け部材は、円筒胴部を有する樹脂製の回転本体部材と、該円筒胴部に外嵌状に取着されると共に上記第1円周凹溝及び上記第2円周凹溝を有する金属製の円環状部材と、を具備するものである。
また、上記第1円周凹溝の溝幅寸法及び上記第2円周凹溝の溝幅寸法を、上記刈払コードの直径寸法の1倍以上2倍未満に設定したものである
た、上記円環状部材は、上記回転本体部材の上記円筒胴部に、着脱・交換自在に取着されているものである。
また、上記円環状部材は、巻設された刈払コードの先端を係止すると共にラジアル外方に突出する係止突片部を有するものである。
また、上記円環状部材は、短円筒部と、該短円筒部の上端・中間・下端からラジアル外方に突設された、上端鍔部・中間鍔部・下端鍔部と、有し、さらに、上記円環状部材は、上記上端鍔部又は上記下端鍔部に設けられ上記刈払コード挿入用の近接した一対の貫孔と、上記一対の貫孔の近傍で上記中間鍔部に設けられ上記第1円周凹溝と上記第2円周凹溝を連通させる挿通窓部と、を有するものである。
また、回転体に樹脂製の刈払コードを巻設した刈払機に於て、上記回転体は、上蓋部材と、上記刈払コードが巻設される円筒部を有する巻付け部材と、を備え、上記巻付け部材は、上記円筒部から突設される上外鍔部と、該上外鍔部より大径の下外鍔部と、を有し、上記上蓋部材は、外周縁に沿って下方突出状のコード突出長さ調整用当り軸部を複数有し、上記当り軸部は、下端に、該当り軸部の下面と上記下外鍔部の間への上記刈払コードの侵入を防止するコード誘導鍔部を有するものである。
また、回転体に樹脂製の刈払コードを巻設した刈払機に於て、上記回転体は、上蓋部材と、上記刈払コードが巻設される円筒部を有する巻付け部材と、を備え、上記巻付け部材は、上記円筒部から突設される上外鍔部と該上外鍔部より大径の下外鍔部とを有し、上記上蓋部材は、外周縁に沿って下方突出状の軸部材を複数有し、上記軸部材に下端外径が下方拡径状の円筒部材を外嵌固着して、上記上蓋部材にコード突出長さ調整用当り軸部を形成すると共に、該当り軸部の下端に上記当り軸部の下面と上記下外鍔部の間への上記刈払コードの侵入を防止するコード誘導鍔部を形成したものである。
また、回転体に樹脂製の刈払コードを巻設した刈払機に於て、上記回転体は、上蓋部材と、上記刈払コードが巻設される円筒部を有する巻付け部材と、を備え、上記巻付け部材は、上記円筒部から突設される上外鍔部と該上外鍔部より大径の下外鍔部とを有し、上記上蓋部材は、円形状の天板部を上下方向に貫通する当り軸部材を、外周縁に沿って複数有し、上記当り軸部材は、上記天板部から上方に突出して上端が該天板部にカシメ固着される挿通軸部と、上記天板部から下方突出状に配設され下方拡径状に形成されるラッパ状外径下端部と、を有し、上記当り軸部材の下方突出部をもって、上記上蓋部材に、コード突出長さ調整用当り軸部を形成し、上記ラッパ状外径下端部をもって、上記当り軸部の下端に、上記当り軸部の下面と上記下外鍔部の間への上記刈払コードの侵入を防止するコード誘導鍔部を形成したものである。
本発明によれば、刈払コードを回転体から必要以上に大きく突出するのを防止でき、適切な突出状態を維持できる。コードの絡まりや融着を防止でき、容易かつスムーズに効率良く草払い(草刈り)作業を行うことができる。
本発明の実施形態の使用状態説明図である。 要部断面側面図である。 回転体の要部拡大断面図である。 使用状態を説明する要部断面側面図である。 使用状態を説明する要部断面平面図である。 巻付け部材の一例を示す底面図である。 他の実施形態を示す要部拡大断面図である。 別の実施形態を示す要部断面側面図である。 円環状部材の一例を示す底面図である。 図9のA−A断面図である。 図9のB−B断面図である。 刈払コードの取付けを説明するための要部断面図であって、(a)は取付け前状態の要部断面図あり、(b)は刈払コード挿入中状態の要部断面図であり、(c)は取付け状態の要部断面図である。 円環状部材と回転本体部材の回り止め構造の一例を示す要部断面図である。 従来例の使用状態を説明する要部断面側面図である。 従来例の使用状態を説明する要部断面平面図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明の刈払機は、図1及び図2に示す実施の一形態のように、エンジン等の駆動源Eと、駆動源Eに連結される操作杆9と、操作杆9の先端に設けられ駆動源Eの動力にて鉛直状軸心L廻りに回転する駆動軸80を有する回転伝達部材8と、駆動軸80の回転によって鉛直状軸心L廻りに回転する回転体1と、回転体1に対して鉛直状軸心L廻りに空転自在な椀型接地部材7と、を備えている。なお、図示省略するが、駆動源Eをベルト等で肩掛けとした刈払機とするも良い。
回転体1は、駆動軸80に取着される上蓋部材2と、樹脂製の2本の刈払コード11,11が巻設される巻付け部材3と、を備えている。
図2に於て、上蓋部材2は、雌ネジが形成される円筒壁部23と、円筒壁部23から突出すると共に駆動軸80が取着する円形の内鍔部28と、円筒壁部23から突出する円形外鍔状の天板部22と、天板部22の外周端縁に沿って配設される下方突出状の複数の当り軸部21と、を有している。
巻付け部材3は、2本の刈払コード11,11が巻設(着)されると共に上端に上蓋部材2の円筒壁部23と螺合する雄ネジが形成された円筒部30と、円筒部30から突設される円形状の上外鍔部31と、円筒部30から突設され上外鍔部31より大径の円形状の下外鍔部33と、を備えている。
そして、回転体1は、上蓋部材2の円筒壁部23と巻付け部材3の円筒部30が螺合した状態で、当り軸部21の下面21bが、下外鍔部33の上面の外周端縁部に、接近乃至当接するように構成している。
図3に於て、当り軸部21は、樹脂製の天板部22にインサート成形によって固着された金属製の軸部材20と、天板部22からの突出した軸部材20の円柱部に外嵌固着され下端外径が下方拡径状の(ラッパ状外径下端部29aを有する)円筒部材29と、から成る。
円筒部材29に軸部材20を挿入(圧入)し、軸部材20の下端面をカシメ(圧潰)加工して固着し、円筒部材29を軸部材20の軸心廻りに回転不可能(非回転)に外嵌固着している。
また、円筒部材29は、上端乃至中間部にラッパ状外径下端部29aに連続するストレート状外周部29dを有している。
軸部材20に円筒部材29を外嵌固着することで、コード突出長さ調整用の当り軸部21を形成している。さらに、円筒部材29のラッパ状外径下端部29aによって、当り軸部21の下端に、当り軸部21の下面21bと下外鍔部33(の上面)の間への刈払コード11の侵入を防止するコード誘導鍔部21aを形成している。
当り軸部21は、上端乃至中間部にストレート状の外周部(外周面)21dが形成され、下端にフレア状のコード誘導鍔部21aが形成されている。(フレア状外鍔部21aを有しているとも言える。)
コード誘導鍔部21aは、側面視(断面視)で刈払コード11の半径寸法よりも大きな曲率半径の凹状円弧型に形成され、刈払コード11をスムーズに下端側から中間部(ストレート状外周部21d)へ誘導するように設定している。例えば、曲率半径(寸法)は、刈払コード11の半径寸法の1.1倍以上2.5倍以下である。
また、当り軸部21は、鉛直状軸心L廻りの等分配に3箇所又は2箇所設けている。
また、図2乃至図4に示すように、巻付け部材3は、上外鍔部31と下外鍔部33の間に、上外鍔部31と略同径の円形状の仕切り外鍔部32を有している。
そして、円筒部30と下外鍔部33と仕切り外鍔部32とで形成され、2本の内の一方の刈払コード11(11A)が巻設される第1円周凹溝38を有している。また、円筒部30と上外鍔部31と仕切り外鍔部32とで形成され、2本の内の他方(残り)の刈払コード11(11B)が巻設される第2円周凹溝39を有している。第1円周凹溝38に1本の刈払コード11が、第2円周凹溝39に1本の刈払コード11が、夫々、専用に巻設される。
また、下外鍔部33と仕切り外鍔部32の間(第1円周凹溝38の溝幅)の寸法と、上外鍔部31と仕切り外鍔部32の間(第2円周凹溝39の溝幅)の寸法は、同等であって、刈払コード11の直径寸法の1倍以上2倍未満と設定するのが好ましい。より好ましくは、1倍以上1.5倍以下とする。なお1倍以上1.25倍以下とするも良い。
上述のように設定することで、断面視で、1つの溝内で、刈払コード11の巻き部11dが径方向内方から外方へ向かって、一列に並ぶように(上下方向に積層せず)巻設できる。なお、図示した刈払コード11は横断面円形状であるが、横断面矩形状の場合は、対角寸法を直径寸法、対角寸法の半分を半径寸法と呼ぶ。
また、下外鍔部33に、上下方向開口の冷却用の窓部36を複数(多数)貫設している。
図6に示すように、窓部36は、鉛直状軸心L廻りの円周方向に等分配に設けられる。
多数(10個以上)の窓部36は、外周端縁寄りに配設される第1窓部36(36A)と、第1窓部36Aよりも中心寄りに配設され第1窓部36Aよりも小さな第2窓部36(36B)と、から成る。
回転体1の下方から、回転を利用して、外気を取り込むと共に、回転体1の内部(上蓋部材2と巻付け部材3に囲まれた刈払コード11の収納空間)の熱を外部に放出するように設けている。
窓部36による冷却作用で、巻き部11d内の摩擦熱をより軽減し、巻き部11d内での融着を防止して、適切な突出状態に刈払コード11を保持できる。なお、窓部36は、下外鍔部33の直径寸法が140mm以上のものに好適であり、冷却がより期待でき効果的である。
次に、本発明の刈払機の他の実施形態を説明する。
図7に示すように他の実施形態は、上蓋部材2の円形状の天板部22を上下方向に貫通する当り軸部材50を、外周縁に沿って複数設けている。
当り軸部材50は、樹脂製の天板部22から上端部が上方に突出し金属製の上ワッシャー部材51を介して天板部22にカシメ固着される挿通軸部50eと、挿通軸部50eから位置決め用段差部50cを介して(挿通軸部50eより大径に)形成されるストレート状外周部50dと、ストレート状外周部50dから連続状に下方拡径状に形成されるラッパ状外径下端部50aと、を有している。
当り軸部材50は、上端のカシメ固着部と、段差部50cと、で天板部22を挟圧し、挿通軸部50eの軸心廻りに回転不可能(非回転)に固着されている。また、天板部22と当り軸部材50の段差部50cの間に金属製の下ワッシャー部材52を介装している。
天板部22及び下ワッシャー部材52より下方に突出した下方突出部を、当り軸部21としている。そして、当り軸部材50のラッパ状外径下端部50aをもって、当り軸部21のコード誘導鍔部21aを形成し、当り軸部材50のストレート状外周部50dをもって、当り軸部21のストレート状外周部21dを形成している。
次に、上述した実施形態の刈払機の使用方法(作用)について説明する。
図4及び図5に示すように、第1円周凹溝38が遠心力によって巻き部11dから引き出された一方の刈払コード11(11A)が、引き出された位置の近傍、かつ、そのコード引き出し開始位置よりも回転方向N下流側に配設される当り軸部21(21A)に引っ掛かる(係止される)。他方の刈払コード11(11B)は、第2円周凹溝39から引き出された位置の近傍、かつ、そのコード引き出し開始位置よりも回転方向N下流側に配設される当り軸部21(21B)に引っ掛かる。
磨耗等によって刈払コード11Aの突出長さが短くなると、図5の二点鎖線で示す刈払コード11Eのように遠心力Gの影響を強く受け、当り軸部21Aと巻き部11dの間をすり抜けて、巻き部11dからコードが引き出され、二点鎖線で示す刈払コード11Dのように、すり抜けた当り軸部21Aより回転方向N下流側の当り軸部21Cに係止され、コードの突出長さが自動的に調整される。
ここで、従来は、図14及び図15に示すように、長期間の使用による磨耗や劣化によって当り軸部91の下面91bと下外鍔部93の間に隙間が生じた場合や、刈払コード90の突出部が草木との接触によって強い引張力Fを受けた場合に、刈払コード90が当り軸部91の下面91bと下外鍔部93の間にくさびのように侵入し、突出部が磨耗する(或いは、切断される)前に、図8に示すように、適切な突出状態から、くさび作用で、当り軸部91の下面91b側を通過して、二点鎖線で示す刈払コード90Eのように当り軸部91(91A)を越えてしまう。すると、くぐり抜けた当り軸部91Aより回転方向N下流側の当り軸部91Cに係止されるまで巻き部91dからコードが引き出され、二点鎖線で示す刈払コード90Dのように不適切な突出状態となる。
また、従来は、図14に示すように、1つの円周凹溝99に2本の刈払コード90が巻設され、下外鍔部93に窓がないため、絡まりやすく、巻き部91d内の摩擦熱によって融着も発生しやすい。
ところが、本発明は、図4に二点鎖線で示すように、下外鍔部33と当り軸部21の間に、隙間ができた場合や、強い引張力を受けた場合でも、当り軸部21のコード誘導鍔部21aが刈払コード11を、当り軸部21の中間部乃至上端側へ誘導して、当り軸部21の下面21bと下外鍔部33の間への侵入を常時防止している。刈払コード11の突出部が長いまま、当り軸部21を越えることがなく(下面21b側をくぐり抜けることなく)、磨耗して(係止不可能な程度に)短くなるまで係止状態が維持される。
また、仕切り外鍔部32によって2本の刈払コード11,11同士の絡まりや、融着が防止され各凹溝38,39内の巻き部11dから独立状にスムーズに引き出される。また、窓部36が回転体1内部を冷却し刈払コード11の融着を防止する。
なお、適切な突出状態とは、刈払コード11の突出部が、磨耗等によって当り軸部21との係止が不可能な程度に短くなるまで、当り軸部21に係止状態が維持される状態である。また、刈払コード11が絡まったり、融着してコブ状となったりせずに突出している状態である。
不適切な突出状態とは、刈払コード11の突出長さ(下外鍔部33より外方の長さ)が、下外鍔部33の直径寸法以上の長さで突出している状態である。又は、当り軸部21が、3つ配設されている場合は、突出長さが、刈払コード11の巻き部11dの3分の1の円周長さ(120°の中心角度θの円弧長さ)の1.3倍以上で突出しているような状態であり、当り軸部21が、2つ配設されている場合は、突出長さが、刈払コード11の巻き部11dの2分の1の円周長さ(180°の中心角度θの円弧長さ)の1.3倍以上で突出しているような状態を言う。また、刈払コード11が絡まって突出した状態や、融着して突出した状態、或いは、融着や絡まりによって、巻き部11dからコード先端が離間できず、突出できない状態も含む。
次に、本発明の刈払機の別の実施形態を説明する。
図8に於て、巻付け部材3は、第1円周凹溝38及び第2円周凹溝39を有する金属製の円環状部材5と、上蓋部材2と螺合する円筒胴部60を有する樹脂製の回転本体部材6と、を備えている。そして、円環状部材5は、回転本体部材6の円筒胴部60に、外嵌状に取着されている。
円環状部材5は、刈払コード11が巻設される短円筒部70と、短円筒部70の上端、中間、下端からラジアル外方に突設された(外鍔状の)上端鍔部71・中間鍔部72・下端鍔部73を有している。
つまり、巻付け部材3は、短円筒部70と下端鍔部73と中間鍔部72とで形成され刈払コード11が巻設される第1円周凹溝38と、短円筒部70と上端鍔部71と中間鍔部72とで形成され刈払コード11が巻設される第2円周凹溝39と、を有している。
また、第1円周凹溝38の溝幅寸法(下端鍔部73と中間鍔部72の間の寸法)と、第2円周凹溝39の溝幅寸法(上端鍔部71と中間鍔部72の間の寸法)は、同等であって、刈払コード11の直径寸法(線径)の1倍以上2倍未満と設定するのが好ましい。より好ましくは、1倍以上1.5倍以下とする。なお1倍以上1.25倍以下とするも良い。
上述のように設定することで、断面視で、各凹溝38,39内で(1つの溝内で)、刈払コード11の巻き部11dが径方向内方から外方へ向かって、一列に並ぶように(上下方向に積層せず1重に)確実かつ容易に巻設できる。なお、図示した刈払コード11は横断面円形状であるが、横断面矩形状の場合は、対角寸法を直径寸法、対角寸法の半分を半径寸法と呼ぶ。
回転本体部材6は、円筒胴部60の下部側にラジアル外方に突出する外鍔状の基盤外鍔部63と、円筒胴部60の上端側に上蓋部材2の円筒壁部23の雌ネジと螺合する雄ネジ部と、円筒胴部60の中間部にストレート状外周壁部と、を有している。
円環状部材5は、回転本体部材6の円筒胴部60のストレート状外周壁部に外嵌状に、かつ、基盤外鍔部63に載置状に取着される。また、上蓋部材2の天板部22(円筒壁部23)から下方突出の押さえ突部23aによって、基盤外鍔部63へ(下方へ)押圧される。つまり、円環状部材5は、上蓋部材2と基盤外鍔部63によって上下方向に挟持状に、取着されている。
そして、円環状部材5は、(上蓋部材2が螺着していない状態で)回転本体部材6の円筒胴部60へ上方から差し込んで取着可能であり、取着後は上方へ引抜き可能である。つまり、回転本体部材6に対して着脱自在に構成されている。また、刈払コード11が磨耗等で短くなって、適切な突出状態が不可能となった場合に、予め(取着前に)刈払コード11が巻設されている交換用の別の円環状部材5と、交換自在に構成されている。なお、予め刈払コード11が巻設されている別の円環状部材5を、交換カセットと呼ぶ場合もある。
また、回転体1に於て、回転本体部材6の円筒胴部60と円環状部材5の短円筒部70は、巻付け部材3の円筒部30である。また、円環状部材5の上端鍔部71は、巻付け部材3の上外鍔部31である。円環状部材5の中間鍔部72は、巻付け部材3の仕切り外鍔部32である。回転本体部材6の基盤外鍔部63と円環状部材5の下端鍔部73は、巻付け部材3の下外鍔部33である。また、窓部36は、回転本体部材6の基盤外鍔部63に設けている。また、図2乃至図5及び図7で説明したコード突出長さ調整用当り軸部21を備えている。
図9及び図10に於て、円環状部材5は、巻設された刈払コード11の先端(巻き終り端部)を係止する係止突片部75を有している。係止突片部75は、中間鍔部72から連続状にラジアル外方に突設している。このように、中間鍔部72に設けることで、係止した刈払コード11が上端鍔部71や下端鍔部73よりもアキシャル方向に大きく突出させずに保持可能でき、交換カセットを、積み重ねて、或いは、本のように立て掛けて、狭い収納空間に容易に保管可能となる。
係止突片部75は、刈払コード11を接触摩擦によって保持可能な係止切欠部75aを有している。係止切欠部75aの切欠幅寸法は刈払コード11の直径寸法の1倍以下或いは1倍未満に設定し、接触摩擦力を高めるように形成している。
なお、係止を容易にするための下限値は直径寸法の0.7倍以上とするのが好ましい。
また、係止切欠部75aの開口(中心軸心L´廻りの開口方向)は、コード巻付け方向Y及び回転方向N側(と同方向)である。つまり、刈払コード11が巻付け状態からUターン状に折り返されて係止突片部75に係止され、刈払コード11の巻き戻り力を利用して、不用意に離脱するのを防止している。
また、係止突片部75は、中心軸心L´廻りに略180度間隔で2つ(一対)設けている。回転本体部材6に外嵌状に取着した組立状態で、鉛直状軸心L廻りの配設位置(中心角度位置)を、当り軸部21と異なる位置(干渉しない位置)に配設している。
また、円環状部材5は、短円筒部70近傍の下端鍔部73(下端鍔部73の内周縁部)に、第1円周凹溝38と外部を連通する一対の貫孔77,77を有している。一方の貫孔77aと他方の貫孔77bは近接(中心軸心L´廻りに相互に接近)して設けられている。貫孔77は、刈払コード11が挿入可能な大きさに形成されている。また、2つの貫孔77,77のピッチ寸法は、刈払コード11の直径寸法の2.1倍以上5倍以下に設けるのが、後述のUターン露出部を大きく形成せず好ましい。
また、円環状部材5は、中間鍔部72に、第1円周凹溝38と第2円周凹溝39を連通する挿通窓部78を有している。
1つの挿通窓部78は、一対の貫孔77,77近傍に設けられると共に、2つの貫孔77,77の合計開口面積よりも大きな開口面積を有し、2つの貫孔77と上下方向に連通している。
2つの貫孔77,77及び1つの挿通窓部78は、円環状部材5に刈払コード11を巻設するための取付用である。
ここで、円環状部材5への刈払コード11の取付け方法(構造)を説明する。
図12(a)に示すように、1本の刈払コード11の中間部をU字状に曲げたU字部11Fと、一端部11aを有する第1コード部11Jと、他端部11b有する第2コード部11Kを形成する。
図12(b)に示すように、一端部11aを一方の貫孔77aに挿入し第1円周凹溝38に差し込む。また、他端部11bを他方の貫孔77bに挿入すると共に挿通窓部78を挿通させて第2円周凹溝39に差し込む。
そして、一端部11aを第1円周凹溝38からラジアル外方へ押出す。また、他端部11bを第2円周凹溝39からラジアル外方へ押出す。
図12(c)に示すように、第1コード部11Jを、第1円周凹溝38に巻設する。また、第2コード部11Kを第2円周凹溝39に巻設する。U字部11FがUターン露出部となって、貫孔77と貫孔77の間の壁部に係止され、刈払コード11の離脱が防止され、円環状部材5に取着(巻設)された状態となる。なお、第1コード部11Jと第2コード部11Kが挿入して直ぐに、交差しないように巻設する(短円筒部70に10分の9以上巻設してから交差する)のが好ましい。
1本の刈払コード11の両端部を、2つの溝、夫々に、容易に巻設可能である。また、図8に示すように、1つの溝内で、刈払コード11の巻き部11dが径方向内方から外方へ向かって、一列に並ぶように、容易に巻設可能である。なお、円環状部材5が回転本体部材6に外嵌状に取着した装着状態に於て、U字部11Fは、冷却用窓部36に差し込み状に配設される。
また、図示省略するが、上端鍔部71に第2円周凹溝39と外部を連通する一対の貫孔77,77を形成して、刈払コード11の一端部11aを1つの貫孔77を介して第2円周凹溝38に差し込み、他端部11bを残りの貫孔77及び挿通窓部78を介して第1円周凹溝38に差し込むようにして、巻設しても良い。また、一対の貫孔77,77と同心状かつ同径状の一対の孔部をもって、2つの挿通窓部78を形成しても良いが、1つの大きな挿通窓部78とした方が、刈払コード11を、中間鍔部72を通過させる作業等が容易となる。
また、図13に於て、回転本体部材6に対して円環状部材5が回転するのを防止する回り(廻り)止め手段(構造)88を備えている。
回り止め手段88は、回転本体部材6の円筒胴部60と基盤外鍔部63の隅部に突設されると共に鉛直状軸心L廻りに等間隔に複数配設された当り凸部88aと、円環状部材5の短円筒部70の内周下端縁部に切欠形成され(図9参照)、当り凸部88aが挿入される差込凹部88bと、を備えている。当り凸部88aが、差込凹部88bの内側面(中心軸心L´廻りの側面)に当接して、回転本体部材6に対して円環状部材5が回転する(滑る)のを防止する。なお、回り止め手段88は、押さえ突部23aと基盤外鍔部63との挟持力によって、回り止めを行う構造とするも良い。
次に、別の実施形態の刈払機の使用方法(作用)について説明する。
図2乃至図7で説明した実施形態の作用に加え、刈払コード11が磨耗等で短くなって、適切な突出状態が不可能となった場合に、回転本体部材6から円環状部材5を離脱させて、予め刈払コード11が巻設されている交換用の別の円環状部材5と、交換としている。草払作業中に新たな刈払コード11を、巻設する必要がなく、作業効率が向上する。
また、刈払コード11が巻設される、第1円周凹溝38及び第2円周凹溝39が金属で形成され、樹脂製に比べて放熱性(冷却性)が良く摩擦熱等による融着をより確実に防止する。
また、溝壁部(各鍔部や円筒部)との融着も防止される。
また、第1・第2円周凹溝38,39を形成する鍔部や円筒部の肉厚を薄く形成しても十分な剛性が得られ、巻付け部材3を、全体的に薄く形成可能とする。
なお、本発明は設計変更可能であって、窓部36の形状や配置は自由である。また、図8乃至図13を用いて説明した実施形態に於て、窓部36を、円環状部材5の下端鍔部73に設けても良い。
以上のように、本発明の刈払機は、回転体1に樹脂製の刈払コード11を巻設した刈払機に於て、回転体1は、刈払コード11が巻設される巻付け部材3を備え、巻付け部材3は、刈払コード11が巻設される第1円周凹溝38及び第2円周凹溝39を有し、各凹溝38,39内で、刈払コード11の巻き部11dが径方向内方から外方へ向かって、一列に並ぶように巻設されているので、巻き部11dにおいて断面視で接するコード同士の接触面積を小さくでき、磨耗や融着を防止できる。刈払コード11の絡まりを防止でき、順調にスムーズに送り出すことができる。
また、第1円周凹溝38の溝幅寸法及び第2円周凹溝39の溝幅寸法を、刈払コード11の直径寸法の1倍以上2倍未満に設定したので、1つの溝内(各凹溝38,39)に、確実かつ容易に、巻き部11dが径方向内方から外方へ向かって、一列に並ぶように巻設できる。言い換えると、1つの溝内で、上下方向に積層状に、或いは、上下千鳥状とならず、作業者の個人的技術に影響を受けずに、均一状にきれいに巻設できる。
また、巻付け部材3は、円筒胴部60を有する樹脂製の回転本体部材6と、円筒胴部60に外嵌状に取着されると共に第1円周凹溝38及び第2円周凹溝39を有する金属製の円環状部材5と、を具備するので、第1・第2円周凹溝38,39が、樹脂製に比べて放熱性(冷却性)が得られ、摩擦熱等による融着をより確実に防止できる。第1・第2円周凹溝38,39を形成する鍔部や円筒部を、薄く形成しても十分な剛性が得られ、巻付け部材3を、全体的に薄くできる。また、樹脂製の回転本体部材6は容易かつ軽量に製造できる。
また、円環状部材5は、回転本体部材6の円筒胴部60に、着脱・交換自在に取着されているので、刈払コード11が磨耗等で短くなって、適切な突出状態が不可能となった場合に、回転本体部材6から円環状部材5を離脱させて、予め刈払コード11が巻設されている交換用の別の円環状部材5(交換カセット)と、交換できる。従って、刈払コード11を、草払作業を中断して、新たな刈払コード11を巻設する必要がなく、作業効率を向上できる。回転本体部材6と円環状部材5が一体となった(図2に示した実施形態のような)巻付け部材3に、刈払コード11を巻設する場合に比べて、刈払コード11の巻設や交換を迅速かつ容易に行うことができる。
また、円環状部材5は、巻設された刈払コード11の先端を係止すると共にラジアル外方に突出する係止突片部75を有するので、円環状部材5を、刈払コード11の巻設が外れる虞が防止されると共に、コード先端が邪魔にならず、容易に回転本体部材6に取着できる。或いは、不使用状態で、刈払コード11が巻付け部材3から外れる虞がなく、容易に保管できる。円環状部材5に刈払コード11を巻設した状態(交換用カセットとして直ぐに交換可能な状態)を保持でき、容易に収納・保管できる。
また、円環状部材5は、短円筒部70と、短円筒部70の上端・中間・下端からラジアル外方に突設された、上端鍔部71・中間鍔部72・下端鍔部73と、有し、さらに、円環状部材5は、上端鍔部71又は下端鍔部73に設けられ刈払コード11挿入用の近接した一対の貫孔77,77と、一対の貫孔77,77の近傍で中間鍔部72に設けられ第1円周凹溝38と第2円周凹溝39を連通させる挿通窓部78と、を有するので、1本の刈払コード11の両端部を、第1円周凹溝38と第2円周凹溝39に振り分けて、確実かつ、きれいに、1つの溝内で1列(1重)に巻設できる。刈払コード11の基端(巻設始端)側に、抜け止め用の結びコブを形成する必要がなく、容易かつ迅速に巻設することができる。
また、回転体1に樹脂製の刈払コード11を巻設した刈払機に於て、回転体1は、上蓋部材2と、刈払コード11が巻設される円筒部30を有する巻付け部材3と、を備え、巻付け部材3は、円筒部30から突設される上外鍔部31と、上外鍔部31より大径の下外鍔部33と、を有し、上蓋部材2は、外周縁に沿って下方突出状のコード突出長さ調整用当り軸部21を複数有し、当り軸部21は、下端に、当り軸部21の下面21bと下外鍔部33の間への刈払コード11の侵入を防止するコード誘導鍔部21aを有するので、刈払コード11を回転体1から必要以上に大きく突出するのを防止できる。絡まりや摩擦による融着を防止でき、容易かつスムーズに効率良く草払い作業を行うことができる。
また、回転体1に樹脂製の刈払コード11を巻設した刈払機に於て、回転体1は、上蓋部材2と、刈払コード11が巻設される円筒部30を有する巻付け部材3と、を備え、巻付け部材3は、円筒部30から突設される上外鍔部31と上外鍔部31より大径の下外鍔部33とを有し、上蓋部材2は、外周縁に沿って下方突出状の軸部材20を複数有し、軸部材20に下端外径が下方拡径状の円筒部材29を外嵌固着して、上蓋部材2にコード突出長さ調整用当り軸部21を形成すると共に、当り軸部21の下端に当り軸部21の下面21bと下外鍔部33の間への刈払コード11の侵入を防止するコード誘導鍔部21aを形成したので、刈払コード11を回転体1から必要以上に大きく突出するのを防止できる。絡まりや融着を防止でき、容易かつスムーズに効率良く草払い作業を行うことができる。また、コード誘導鍔部21aを有する当り軸部21を容易に形成(組立)できる。
また、回転体1に樹脂製の刈払コード11を巻設した刈払機に於て、回転体1は、上蓋部材2と、刈払コード11が巻設される円筒部30を有する巻付け部材3と、を備え、巻付け部材3は、円筒部30から突設される上外鍔部31と上外鍔部31より大径の下外鍔部33とを有し、上蓋部材2は、円形状の天板部22を上下方向に貫通する当り軸部材50を、外周縁に沿って複数有し、当り軸部材50は、天板部22から上方に突出して上端が天板部22にカシメ固着される挿通軸部50eと、天板部22から下方突出状に配設され下方拡径状に形成されるラッパ状外径下端部50aと、を有し、当り軸部材50の下方突出部をもって、上蓋部材2に、コード突出長さ調整用当り軸部21を形成し、ラッパ状外径下端部50aをもって、当り軸部21の下端に、当り軸部21の下面21bと下外鍔部33の間への刈払コード11の侵入を防止するコード誘導鍔部21aを形成したので、刈払コード11を回転体1から必要以上に大きく突出するのを防止できる。絡まりや融着を防止でき、容易かつスムーズに効率良く草払い作業を行うことができる。また、コード誘導鍔部21aを有する当り軸部21を容易に形成(組立)できる。上蓋部材2の天板部22を容易に樹脂成形できる。
1 回転体
2 上蓋部材
3 巻付け部材
5 円環状部材
6 回転本体部材
11 刈払コード
11d 巻き部
20 軸部材
21 当り軸部
21a コード誘導鍔部
21b 下面
22 天板部
29 円筒部材
30 円筒部
31 上外鍔部
33 下外鍔部
38 第1円周凹溝
39 第2円周凹溝
50 当り軸部材
50a ラッパ状外径下端部
50e 挿通軸部
60 円筒胴部
70 短円筒部
71 上端鍔部
72 中間鍔部
73 下端鍔部
75 係止突片部
77 貫孔
78 挿通窓部

Claims (8)

  1. 回転体(1)に樹脂製の刈払コード(11)を巻設した刈払機に於て、
    上記回転体(1)は、上記刈払コード(11)が巻設される巻付け部材(3)を備え、
    上記巻付け部材(3)は、上記刈払コード(11)が巻設される第1円周凹溝(38)及び第2円周凹溝(39)を有し、各凹溝(38)(39)内で、上記刈払コード(11)の巻き部(11d)が径方向内方から外方へ向かって、一列に並ぶように巻設され
    さらに、上記巻付け部材(3)は、円筒胴部(60)を有する樹脂製の回転本体部材(6)と、該円筒胴部(60)に外嵌状に取着されると共に上記第1円周凹溝(38)及び上記第2円周凹溝(39)を有する金属製の円環状部材(5)と、を具備することを特徴とする刈払機。
  2. 上記第1円周凹溝(38)の溝幅寸法及び上記第2円周凹溝(39)の溝幅寸法を、上記刈払コード(11)の直径寸法の1倍以上2倍未満に設定した請求項1記載の刈払機。
  3. 上記円環状部材(5)は、上記回転本体部材(6)の上記円筒胴部(60)に、着脱・交換自在に取着されている請求項1又は2記載の刈払機。
  4. 上記円環状部材(5)は、巻設された刈払コード(11)の先端を係止すると共にラジアル外方に突出する係止突片部(75)を有する請求項1,2又は3記載の刈払機。
  5. 上記円環状部材(5)は、短円筒部(70)と、該短円筒部(70)の上端・中間・下端からラジアル外方に突設された、上端鍔部(71)・中間鍔部(72)・下端鍔部(73)と、有し、
    さらに、上記円環状部材(5)は、上記上端鍔部(71)又は上記下端鍔部(73)に設けられ上記刈払コード(11)挿入用の近接した一対の貫孔(77)(77)と、上記一対の貫孔(77)(77)の近傍で上記中間鍔部(72)に設けられ上記第1円周凹溝(38)と上記第2円周凹溝(39)を連通させる挿通窓部(78)と、を有する請求項1,2,3又は4記載の刈払機。
  6. 回転体(1)に樹脂製の刈払コード(11)を巻設した刈払機に於て、
    上記回転体(1)は、上蓋部材(2)と、上記刈払コード(11)が巻設される円筒部(30)を有する巻付け部材(3)と、を備え、
    上記巻付け部材(3)は、上記円筒部(30)から突設される上外鍔部(31)と、該上外鍔部(31)より大径の下外鍔部(33)と、を有し、
    上記上蓋部材(2)は、外周縁に沿って下方突出状のコード突出長さ調整用当り軸部(21)を複数有し、
    上記当り軸部(21)は、下端に、該当り軸部(21)の下面(21b)と上記下外鍔部(33)の間への上記刈払コード(11)の侵入を防止するコード誘導鍔部(21a)を有することを特徴とする刈払機。
  7. 回転体(1)に樹脂製の刈払コード(11)を巻設した刈払機に於て、
    上記回転体(1)は、上蓋部材(2)と、上記刈払コード(11)が巻設される円筒部(30)を有する巻付け部材(3)と、を備え、
    上記巻付け部材(3)は、上記円筒部(30)から突設される上外鍔部(31)と該上外鍔部(31)より大径の下外鍔部(33)とを有し、
    上記上蓋部材(2)は、外周縁に沿って下方突出状の軸部材(20)を複数有し、
    上記軸部材(20)に下端外径が下方拡径状の円筒部材(29)を外嵌固着して、上記上蓋部材(2)にコード突出長さ調整用当り軸部(21)を形成すると共に、該当り軸部(21)の下端に上記当り軸部(21)の下面(21b)と上記下外鍔部(33)の間への上記刈払コード(11)の侵入を防止するコード誘導鍔部(21a)を形成したことを特徴とする刈払機。
  8. 回転体(1)に樹脂製の刈払コード(11)を巻設した刈払機に於て、
    上記回転体(1)は、上蓋部材(2)と、上記刈払コード(11)が巻設される円筒部(30)を有する巻付け部材(3)と、を備え、
    上記巻付け部材(3)は、上記円筒部(30)から突設される上外鍔部(31)と該上外鍔部(31)より大径の下外鍔部(33)とを有し、
    上記上蓋部材(2)は、円形状の天板部(22)を上下方向に貫通する当り軸部材(50)を、外周縁に沿って複数有し、
    上記当り軸部材(50)は、上記天板部(22)から上方に突出して上端が該天板部(22)にカシメ固着される挿通軸部(50e)と、上記天板部(22)から下方突出状に配設され下方拡径状に形成されるラッパ状外径下端部(50a)と、を有し、
    上記当り軸部材(50)の下方突出部をもって、上記上蓋部材(2)に、コード突出長さ調整用当り軸部(21)を形成し、
    上記ラッパ状外径下端部(50a)をもって、上記当り軸部(21)の下端に、上記当り軸部(21)の下面(21b)と上記下外鍔部(33)の間への上記刈払コード(11)の侵入を防止するコード誘導鍔部(21a)を形成したことを特徴とする刈払機。
JP2012063056A 2011-04-15 2012-03-21 刈払機 Expired - Fee Related JP5271433B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063056A JP5271433B2 (ja) 2011-04-15 2012-03-21 刈払機
CN201280018587.8A CN103491764B (zh) 2011-04-15 2012-04-05 割机
PCT/JP2012/059379 WO2012141077A1 (ja) 2011-04-15 2012-04-05 刈払機
US14/009,618 US9560799B2 (en) 2011-04-15 2012-04-05 Rotating body for mower
EP12771266.9A EP2698053B1 (en) 2011-04-15 2012-04-05 Mower
US15/387,693 US20170105340A1 (en) 2011-04-15 2016-12-22 Rotating body for mower

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011090653 2011-04-15
JP2011090653 2011-04-15
JP2012063056A JP5271433B2 (ja) 2011-04-15 2012-03-21 刈払機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012228243A JP2012228243A (ja) 2012-11-22
JP5271433B2 true JP5271433B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=47009252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012063056A Expired - Fee Related JP5271433B2 (ja) 2011-04-15 2012-03-21 刈払機

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9560799B2 (ja)
EP (1) EP2698053B1 (ja)
JP (1) JP5271433B2 (ja)
CN (1) CN103491764B (ja)
WO (1) WO2012141077A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104221578B (zh) * 2013-06-09 2017-11-07 南京德朔实业有限公司 打草机及其打草头
CN104041236B (zh) * 2014-07-01 2016-08-24 宫电高周波设备(上海)有限公司 切割机
JP6461889B2 (ja) * 2016-11-18 2019-01-30 株式会社 茶匠堂 交換式のコードリールカセットを備える刈払機及びそれに用いる交換式コードリールカセット
US11470772B2 (en) * 2017-02-24 2022-10-18 Echo Incorporated Balanced housing construction for flexible line trimmer head
AU2019320238B2 (en) * 2018-08-07 2024-08-29 Nanjing Chervon Industry Co., Ltd. Trimmer head and grass trimmer having trimmer head
CN111373946B (zh) 2018-12-28 2022-01-04 南京德朔实业有限公司 打草机
JPWO2020255852A1 (ja) * 2019-06-17 2020-12-24

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3859776A (en) * 1973-01-08 1975-01-14 Weed Eaters Inc Rotary cutting assembly
US4043103A (en) * 1976-03-15 1977-08-23 Lakin George W Lawn edger accessory
CA1079075A (en) * 1976-07-19 1980-06-10 George C. Ballas Rotary cutting assembly
US4097991A (en) * 1976-09-10 1978-07-04 Proulx Raymond E Rotary cutting head for mowers equipped with flexible cutting blades
US4524515A (en) * 1976-10-18 1985-06-25 The Toro Company Rotary cutting assembly with filament feed
US4310970A (en) * 1976-11-17 1982-01-19 Evenson Dale D Vegetation cutting apparatus
US4169311A (en) * 1976-11-17 1979-10-02 Evenson Dale D Vegetation cutting apparatus
JPS5753135Y2 (ja) * 1977-11-26 1982-11-18
GB1562948A (en) * 1978-01-27 1980-03-19 Qualcast Ltd Powered cutting or stripping tools
US4274201A (en) * 1978-02-13 1981-06-23 Berkley And Company, Inc. Rotary cutting assembly with filament feed
US4852258A (en) * 1981-03-19 1989-08-01 White Consolidated Industries, Inc. Apparatus for cutting vegetation
US4276691A (en) * 1978-07-17 1981-07-07 Palmieri Vincent A Rotary nylon line vegetation cutter
US4194287A (en) * 1978-07-17 1980-03-25 Palmieri John P Nylon line vegetation cutter feed
US4242797A (en) * 1979-06-28 1981-01-06 Palmieri Vincent A Rotary nylon line vegetation cutter
US4271595A (en) * 1979-07-26 1981-06-09 Hawaiian Motor Company Housing and cutting line assembly for vegetation cutting apparatus
US4259782A (en) * 1979-09-14 1981-04-07 Proulx Raymond E Flail feedout mechanism for a rotary mower
JPS5942124U (ja) * 1982-09-08 1984-03-19 小林 勇 草刈機の刈払機構
JPS60131120U (ja) * 1984-02-14 1985-09-02 株式会社共立 草刈機の刈刃装置
US4550498A (en) * 1984-02-17 1985-11-05 Oliver Ronald A Replacement spool for rotating line vegetation cutter
US4702005A (en) * 1984-06-29 1987-10-27 Pittinger Sr Charles B Apparatus for cutting vegetation with incremental feeding of cutting filament
US4672798A (en) * 1985-05-24 1987-06-16 Shingu Shoko, Ltd. Apparatus for cutting grass
JP3113270B2 (ja) * 1990-11-16 2000-11-27 杉原林機株式会社 コード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出し機構
US5311665A (en) * 1990-11-16 1994-05-17 Diatop Corporation Cutting head for a cord type mower
JPH0746925A (ja) * 1993-06-03 1995-02-21 Masaharu Fukutomi 動力刈払い機の回転刈刃
GB9315594D0 (en) * 1993-07-28 1993-09-08 Black & Decker Inc Improvements in or relating to vegetation cutters
JP3167859B2 (ja) * 1994-04-07 2001-05-21 タナカ工業株式会社 ナイロンコード型刈払機
CN2219582Y (zh) * 1995-05-16 1996-02-14 张茂坤 改良构造的尼龙绳割草器
IT1304867B1 (it) * 1998-07-07 2001-04-05 Arnetoli Motor Testina tagliaerba con ricarica del filo senza estrazione delrocchetto
IT1314465B1 (it) * 2000-01-04 2002-12-18 Arnetoli Motor Rocchetto per l'avvolgimento di un filo di taglio per un tagliaerba e testina per tagliaerba incorporante detto rocchetto
US6952877B2 (en) * 2003-01-10 2005-10-11 Shindaiwa, Inc. Vegetation cutting device
JP2006000111A (ja) 2004-05-18 2006-01-05 Minagawa Noki Seizo Kk 草刈機用カッター
JP4549301B2 (ja) * 2006-01-10 2010-09-22 ブイアイブイエンジニアリング株式会社 刈払機
US8707567B2 (en) * 2006-09-01 2014-04-29 Proulx Manufacturing, Inc. Trimmer head for use in flexible line rotary trimmers having improved line loading mechanism
CN201045778Y (zh) * 2007-06-04 2008-04-16 上海威耳特机械科技有限公司 割草机打草机构
CN201097498Y (zh) * 2007-09-10 2008-08-13 苏州利维科电器有限公司 草坪修整机的工作头
JP4999190B2 (ja) * 2008-07-25 2012-08-15 スターテング工業株式会社 刈払い機用ロータリカッタ
JP2009225741A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Yukimitsu Yasukouchi 刈払装置
US8910388B2 (en) * 2010-03-04 2014-12-16 Proulx Manufacturing, Inc. Aerodynamic trimmer head for use in flexible line rotary trimmers
CN101982036B (zh) * 2010-08-27 2012-11-07 浙江亚特电器有限公司 敲击式出线打草机用打草头结构
DE102012002088A1 (de) * 2012-02-06 2013-08-08 Reinhard Napierski Schneidkopf für einen Fadenschneider
CN104604426A (zh) * 2013-11-05 2015-05-13 南京德朔实业有限公司 打草头
US10130030B2 (en) * 2014-05-27 2018-11-20 Mtd Products Inc Trimmer head
US10210753B2 (en) * 2015-11-01 2019-02-19 Eberle Design, Inc. Traffic monitor and method

Also Published As

Publication number Publication date
EP2698053B1 (en) 2017-03-29
CN103491764A (zh) 2014-01-01
EP2698053A1 (en) 2014-02-19
EP2698053A4 (en) 2015-07-15
US20140083067A1 (en) 2014-03-27
JP2012228243A (ja) 2012-11-22
US9560799B2 (en) 2017-02-07
US20170105340A1 (en) 2017-04-20
WO2012141077A1 (ja) 2012-10-18
CN103491764B (zh) 2015-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5271433B2 (ja) 刈払機
EP2517547B1 (en) Rotary cutter for mower
CN109691318B (zh) 打草头和用于打草的工具系统
US9872430B2 (en) Anti-wind/anti-wrapping assembly for trimmers
JP2016106626A (ja) 芝刈りヘッド用ライン巻取スプール
JP6385928B2 (ja) 草木刈取機用刈取ヘッド
JP2019187342A (ja) 釣り用リールのトルク制限装置、及びスピニングリール
US8176639B2 (en) Filament clamp for a vegetation trimmer
JP2019187342A5 (ja)
KR101700027B1 (ko) 풀베기 로터의 차축 장착 구조
JPH07213135A (ja) 可撓性刈り紐を有する刈払機のスプール
WO2020182073A1 (zh) 打草头及采用该打草头的打草机
JP6244586B2 (ja) 撚線製造方法及び撚線機
JPH0135626Y2 (ja)
JP6461889B2 (ja) 交換式のコードリールカセットを備える刈払機及びそれに用いる交換式コードリールカセット
KR20160065688A (ko) 예초기용 절단와이어 연결구조
US11317614B2 (en) Line guide mechanism for spinning reel
JP7282425B1 (ja) コードリールを備える刈払機
JP2000083439A (ja) 刈刃体
JP2017104087A (ja) 刈払い用回転刃
EP4418508A1 (en) Method for manufacturing armature, and armature
JP2009225627A (ja) 回転電機
KR20160061275A (ko) 회전 전기의 스테이터 및 전동 압축기
JPH0619418U (ja) 刈払機の線状刈刃巻回構造
JP2002034318A (ja) 刈払機の刈刃装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5271433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees