JP7282425B1 - コードリールを備える刈払機 - Google Patents

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Abstract

ユーザがコードを容易に交換可能であって、且つ、コードの長さを容易に調節できる刈払機を提供する。刈払機10のロータ部30は、上カバー32、下カバー33と、上カバー32及び下カバー33により形成された内部空間に設けられたコードリール120、130とを備える。コードリール120、130には、それぞれ、別のナイロンコード200が巻き付けられている。コードリール120、130から引き出されたナイロンコード200の長さは、上カバー32に設けられたコード調整機構400により調整される。

Description

本発明は、刈払機に取り付け可能なコードリールを備える刈払機に関する。
従来、原動機、シャフト、回転鋸を有し、ユーザーがシャフトに固定されたハンドルを操作して草や小径木を刈払うための刈払機(草刈機ともいう)が知られている。刈払機の回転鋸が取り付けられているロータ部分に、回転鋸に代えて太めのナイロンコードのような樹脂製のコードを取り付けて、キワ草刈り用のナイロンカッターとして用いることがある(特許文献1参照)。このようなナイロンカッターを利用する刈払機には、一般に、長いナイロンコードを刈払機のロータ部分に巻き付けて、そこからコードを引き出して使用するタイプと、あらかじめ短く切断したナイロンコードの片側にハトメをかしめて、それを刈払機のロータ部分に差し込んで使用するタイプがある。
特開2014-150765号公報
いずれにおいても、ナイロンコードは先端部分から徐々に摩耗していくので、ユーザーは必要に応じてナイロンコードを交換しなければならない。
長いナイロンコードを用いるタイプの場合、通常、交換用のナイロンコードはリールに巻かれた状態で市販されている。そのため、ユーザはリールに巻かれた交換用のナイロンコードを取り外し、これを刈払機のロータ部分に所定の手順で取り付ける必要がある。このような作業は時間も手間もかかるものであり、慣れも必要である。また、あらかじめ短く切断したナイロンコードを用いるタイプの場合、長いナイロンコードを用いるタイプと比べて単位長さ当たりの価格が高価になるため、経済的な負担が大きくなる。
また、長いナイロンコードを用いる刈払機において、2つのナイロンカッターを回転させて草刈りを行うものが知られている。このような従来の刈払機では、1本の長いナイロンコードをその中央部分からリールに巻取り、当該一本のナイロンコードの両端をリールから引き出して、2つのナイロンカッターとして利用している。この場合には、一方のナイロンカッター(ナイロンコードの一端)のみが摩耗した場合であっても、リールからナイロンコードを引き出す際に必然的にナイロンコードの両端が引き出されてしまうため、結果的に2つのナイロンカッターを同時に延ばすことになってしまい、それぞれのナイロンカッターの長さを独立に調整することができない。
本発明の目的は、リールに巻かれた長いナイロンコードのようなコードカッターを用いるタイプの刈払機において、ユーザがコードカッターを容易に交換可能であって、且つ、2本のコードカッターの長さを容易に調節できる刈払機を提供することである。
本発明の態様に従えば、刈払機であって、
ハンドルが設けられたロッドと、
前記ロッドの一端に配置された回転シャフトと、
前記回転シャフトに駆動力を与えて回転させる駆動源と、
前記回転シャフトに固定されて、前記回転シャフトの回転に伴って回転するように構成され、且つ、内部に中空の収容室が設けられたカバー部材と、
前記カバー部材の前記収容室に、個別に取り外し可能に収容された2つのコードリールであって、それぞれが、上下方向に対向する上壁及び下壁と、前記上壁の中央部と前記下壁の中央部とを上下方向に連結する軸部とを有する、2つのコードリールと、を備え、
前記刈払機の運転時において、前記2つのコードリールは、前記カバー部材の前記収容室において、前記2つのコードリールの一方のコードリールの前記下壁と前記2つのコードリールの他方のコードリールの前記上壁とが互いに当接した状態又は所定の間隙を空けた状態で、前記2つのコードリールが互いに独立に回転するように配置されており、
前記2つのコードリールには、それぞれ、別のコードが巻き付けられており、
前記カバー部材には、前記2つのコードリールから引き出された2本の前記コードを挿入して前記カバー部材の外側に引き出す2つのガイド孔と、前記2つのガイド孔から引き出される前記2本のコードの長さを独立に調整する2つのコード調整機構とが設けられていることを特徴とする刈払機が提供される。
本発明の刈払機においては、カバー部材の内部に形成された収容室に、2つのコードリールが個別に取り外し可能に配置されている。そのため、ユーザは、必要に応じて2つのコードリールを個別に交換することができる。また、2つのコードリールがそれぞれ、上下方向に対向する上壁と下壁とを備えている。そのため、2つのコードリールを上下に重ねて配置したときにも、一方のコードリールの下壁と他方のコードリールの上壁とがバリアとなり、2つのコードリールに巻かれた2本のコードが絡まるおそれがない。
本発明に係る刈払機においては、カバー部材に2つのコード調整機構が設けられているので、ユーザーは容易にコードの長さを調整することができる。また、2つのコードリールに対応して、2つのコード調整機構が設けられており、2本のコードが、それぞれ別のコード調整機構に接続されている。そのため、2本のコードの長さを独立に調整することができる。さらに、2つのコードリールは互いに独立に回転するように配置されているので、一方のコードリールから引き出されたナイロンコードの長さを調整している際に、一方のコードリールがそれに合わせて回転したとしても、他方のコードリールに影響を及ぼさない。
図1は刈払機10の概略図である。 図2は上カバー32、下カバー33、コードリール120、130の概略説明図である。 図3はコードリール120、130の概略説明図である。 図4は、上カバー32及びコードリール120を上から見た概略説明図である。 図5は、コード調整機構400を用いたナイロンコード200の長さの調整を説明するための概略説明図である。 図6はストッパー451、当接部452、ロック部453を有するコード調整機構450を説明するための概略説明図である。 図7はレバー481、当接部485を有するコード調整機構480を説明するための概略説明図である。 (a)、(b)はガイド491、492を説明するための概略説明図である。
本発明に係る刈払機10について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、図1に示されるように、上側、下側、左側、右側をそれぞれ定義することとする。
図1に示されるように、刈払機10は、円柱状のロッド20と、ロッド20の一端に設けられたロータ部30と、ロッド20のロータ部30と反対側の端部に設けられた駆動部40と、ロッド20の駆動部20に近い側に設けられたハンドル50と、ロッド20のロータ部30に近い側に設けられたガード60とを主に備える。
円柱状のロッド20は、長さ約1500mm~1700mm程度の中空の金属製パイプであり、その上端に駆動部40が取り付けられている。駆動部40は、モータ41と、モータ41に電力を供給するためのバッテリ42とを備えている。モータ41の回転軸43の回転は、ロッド20の内部に設けられた不図示の伝達機構を通じてロータ部30に伝達される。図2に示されるように、ロータ部30は、伝達機構を通じてモータ41の回転軸43から伝達された回転駆動力によって回転するように構成されたシャフト31と、シャフト31に固定されてシャフト31とともに回転する上カバー32及び下カバー33と、2つのコードリール120、130とを備える。
ハンドル50は、ユーザが刈払機10を把持するための取手であり、略U字形状を有する。ハンドル50の一端には、モータ41に連動するスイッチ51が取り付けられており、ユーザがスイッチ51をオンにしている間、モータ41が駆動してロータ部30が回転する。
ロータ部30の上カバー32は金属製のカバー部材である。図2に示されるように、略円筒型の形状の側壁320と側壁320の上方を覆う円形の上壁321とを備える。上壁321の中央部分には、シャフト31が挿通する孔が形成されている。シャフト31は雄ねじ状にネジが切られており、シャフト31に挿通された上カバー32は、ナット等の締結部材によってシャフト31に固定される。
ロータ部30の下カバー33も上カバー32と同じく金属製のカバー部材であり、略略円筒型の形状の側壁330と、側壁330の下方を覆う円形の下壁331とを備える。図2に示されるように、下カバー33は上カバ-32を下方から覆うように、上カバー32の下方に、ネジ止めなどにより固定される。上カバー32に下カバー33を取付けた状態において、上カバー32と下カバー33の内側には、コードリール120、130を入れるための円柱状の空間が形成される。
なお、上述のように、上カバー32は、シャフト31に固定することができる。さらに、上カバー32と下カバー33とがネジ等で固定されているため、シャフト31の回転に伴って上カバー32だけでなく下カバー33も回転する。なお、上カバー32の側壁320には、後述のように、コードリール120、130のナイロンコード200を取り出すための2つの本体ガイド孔323(図4参照)が形成されている。
次に、ロータ部30の上カバー32及び下カバー33により形成される空間の内部に配置されるコードリール120、130について、図面を参照しつつ説明する。図2に示されるように、コードリール130はコードリール120の下方に重ねて配置される。なお、コードリール120、130は同様の構成を有している。図2、3に示すように、コードリール120、130は、中空の収容室が設けられたカバー121、131を有している。図2に示されるように、カバー121は、上壁121Uと、下壁121Dと、上壁121U及び下壁121Dを上下方向に連結する軸部121Pとを有している。同様に、カバー131は、上壁131Uと、下壁131Dと、上壁131U及び下壁131Dを上下方向に連結する軸部131Pとを有している。図3に示されるように、カバー121、131に軸部121P、131Pが設けられていることより、カバー121、131には、上壁121U、121D及び下壁121D、131Dの略中央を上下方向に貫通する貫通孔121h、131hが形成されている。言い換えると、図3に示されるように、カバー121、131は円柱の中央部分をくり抜いたドーナツ状の形状を有している。カバー121、131の内部の中空の収容室には、それぞれ一本ずつナイロンコード200が巻き付けられている。カバー121の外周部分には、ナイロンコード200を取り出すための孔又はスリット(不図示)が形成されている。
コードリール130がコードリール120の下方に重ねて配置される場合において、コードリール120の下壁121Dとコードリール130の上壁131Uとが互いに当接していてもよく、所定の間隙を介して離れて向かい合うように配置されていてもよい。いずれの場合においても、コードリール120とコードリール130とは、互いに独立に回転するように配置されている。
図2、4に示されるように、コードリール120、130から引き出された2本のナイロンコード200は、上カバー32の側壁320に設けられた2つの本体ガイド孔323から引き出される。図4に示されるように、上カバー32の側壁320の、本体ガイド孔323近傍には、コード調整機構400が設けられている。図2に示されるように、コード調整機構400は、上カバー32に設けられた一つの歯車(第1歯車411と第2歯車412)と、第1歯車411の回転をロックする不図示のロック部とを有している。第1歯車411と第2歯車412とは上下方向に並んでおり、第1歯車411と第2歯車412との間には、ナイロンコード200が挟まれている。第1歯車411の上部は、上カバー32の上面から露出しており、ユーザーは第1歯車411の上部を回すことにより、ナイロンコード200を本体ガイド孔323に向かって送り出したり、引き込んだりすることができる。これにより、本体ガイド孔323から引き出されるナイロンコード200の長さを適切に調節することができる(図5参照)。また、第1歯車411の回転を、不図示のロック機構でロックすることにより、本体ガイド孔323から引き出されたナイロンコード200の長さを固定することができる。ナイロンコード200の長さが固定された状態で、モータを駆動してシャフト31を回転させることにより、ナイロンコード200を回転させて草刈りに用いることができる。
次に、本発明に係る刈払機10におけるコードリール120、130の交換方法について説明する。刈払機10を使用してキワ草刈りを行うと徐々にナイロンコード200の先端が摩耗する。ユーザはナイロンコード200が巻き付けられたコードリール120、130を購入して、交換することができる。なお、2つのコードリール120、130を同時に交換することもできる。また、2つのコードリール120、130のいずれか一方のみを交換することもできる。以下の説明では、2つのコードリール120、130を交換する場合を例に挙げて説明する。
交換の際には、まず、上カバー32と下カバー33との間のネジを外して、下カバー33を上カバー32から取り外す。次に、交換対象となるコードリール120を上カバー32から取り外す。次に、新しいコードリール120、130を用意して、上カバー32に取り付ける。このとき、2本のナイロンコード200をカバー121、131の取出孔から適宜の長さで引き出し、それぞれのナイロンコード200をコード調整機構400の第1歯車411と第2歯車412との間を通すことにより、コードリール120、130を上カバー32に取り付ける。さらに、上カバー32の本体ガイド孔323から、ナイロンコード200を引き出す。
コード調整機構400を用いて、本体ガイド孔323から引き出されたナイロンコード200の長さを適宜の長さに調整する。そして、下カバー33を上カバー32の下から覆うように取付けてネジ止めして、下カバー33を上カバー32に固定する。そして、第1歯車411が不用意に回転しないようにロックする。
以上説明したように、本発明に係る刈払機10においては、ナイロンコード200がコードリール120、130に巻き付けられているので、ユーザはコードリール120、130ごと容易にナイロンコード200を交換できる。その際、従来の刈払機のように、長いナイロンコードを刈払機のロータ部分に巻き付けたりする必要が無いため、ユーザの手間が省けるとともに、機械の操作に不慣れなユーザであっても、容易にナイロンコードの交換を行うことができる。また、ユーザは、太さの異なるナイロンコードを使用したいときにも、コードリール120、130ごと交換すればよいので、従来の刈払機と比べて大幅に交換の手間が省ける。また、2つのコードリール120、130は、互いに連結するように一体化されたものでなく、個別に取り外して交換することができる。そのため、2つのコードリール120、130は必ずしも同時に交換する必要はなく、いずれか一方のみを交換することができるので無駄なくコードを使用することができる。
本発明に係る刈払機10においては、交換式のコードリール120、130は金属製の上カバー32及び下カバー33により覆われているので、キワ草刈りの作業中に小石等が飛んできたとしてもコードリール120、130に直接当たる恐れがない。そのため、コードリール120、130のカバー121、131を金属製の素材などで形成する必要が無く、例えばプラスチックや樹脂などの軽量な素材で形成することができ、軽量化を図るとともに安価に形成することができる。
本発明に係る刈払機10においては、上カバー32及び下カバー33によって形成された収容室に、2つのコードリール120、130が個別に取り外し可能に配置されている。そのため、ユーザはコードリール120、130を個別に交換することができる。また、コードリール120、130がそれぞれ、上下方向に対向する上壁121U、131Uと下壁121D、131Dとを備えている。そのため、コードリール120の下にコードリール130を重ねて配置したときにも、コードリール120の下壁121Dとコードリール130の上壁131Uとがバリアとなり、2つのナイロンコード200が絡まるおそれがない。
本発明に係る刈払機10においては、上カバー32に2つのコード調整機構400が設けられているので、ユーザーは容易にナイロンコード200の長さを調整することができる。また、本発明に係る刈払機は、2つのコードリール120、130に対応して、2つのコード調整機構400が設けられている。そして、2本のナイロンコード200が、それぞれ別のコード調整機構400に接続されている。そのため、2本のナイロンコード200の長さを独立に調整することができる。なお、2つのコードリール120、130は互いに独立に回転するように配置されているので、一方のコードリールから引き出されたナイロンコードの長さを調整している際に、一方のコードリールがそれに合わせて回転したとしても、他方のコードリールに影響を及ぼさない。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、コードリール120、130にはナイロンコード200が巻かれていたが、必ずしもナイロン製のコードでなくてもよく、他の樹脂などによって形成されたコードでもよい。コードリール120、130の外形は、必ずしもドーナツ状でなくてもよく、適宜の形状にしうる。上記の実施形態においては、コードリール120、130のカバー121、131を備えており、ナイロンコード200は、カバー121、131の内部の中空の収容室に収容されていた。しかしながら、コードリール120、130は、必ずしも中空の収容室が設けられたカバー121、131を備えていなくてもよい。カバー121、131と同様に、上壁と下壁と軸部とに対応する部分を有していれば、例えば、スプール(巻き枠)にナイロンコード200が巻き付けられたものであってもよい。このように、コードリール120、130の形状は適宜の形状にしうるため、例えば、市販の交換用コードリールをそのまま使用することもできる。
上記実施形態においては、2つのコード調整機構400は上カバー32に設けられていたが、必ずしも上カバー32に設けられる必要はなく、下カバ-33に設けられていてもよい。また、コード調整機構400の構成は必ずしも上記実施形態の構成に限定されるものではなく、コードリール120、130から引き出されたナイロンコード200の長さを調整して固定する機能を有していれば、他の構成によって実現されてもよい。以下、コード調整機構400の他の構成について、例を挙げつつ説明するが、本発明はこれらの例示に限定されるものではない。
コード調整機構400の第1歯車411及び第2歯車412に代えて、表面にゴムなどの滑り止めが設けられたホイールを用いることができる。あるいは、コード調整機構400の構成は、歯車や滑り止め付きホイールの回転に伴ってナイロンコード200の長さを調節する機構には限られず、例えば、スライダーのように、スライド移動に伴ってナイロンコード200の長さを調節する機構であってもよい。
あるいは、図6に示されるように、コード調整機構450が、ナイロンコード200に当接する当接位置と、ナイロンコード200から離間する離間位置とに上下方向に移動するストッパー451と、ストッパー451の下方においてストッパー451と向かい合う当接部452と、ストッパー451を当接位置に固定するロック部453とを有していてもよい。ロック部453は水平方向に移動するロックピン453aを備えており、ストッパー451の側面には、ロックピン453aが挿入される孔451aが設けられている。ストッパー451にはバネ451bが設けられている。バネ451bに抗してストッパー451を当接位置に押し込んだ状態で、ロックピン453aを孔451aに挿入することにより、ナイロンコード200をストッパー451と当接部452とで挟み込んで固定することができる。また、ロックピン453aを孔451aから抜いて、ストッパー451をバネ451bにより離間位置に押し上げることにより、ストッパー451と当接部452との間で、ナイロンコード200を自在に移動させることができる。
あるいは、図7に示されるように、コード調整機構480が、軸483を中心にして当接位置と離間位置とに回動するレバー481と、当接位置にあるレバー481の基端482と向かい合う当接部485とを有していてもよい。なお、当接位置は、図7において実線で示されたレバー481の位置であり、レバー481の基端482がナイロンコード200と当接する位置である。離間位置は、図7において点線で示されたレバー481の位置であり、レバー481の基端482がナイロンコード200から離間する位置である。当接部485は板バネやゴムなどの弾性部材である。レバー481を当接位置に向かって回動させるとき、レバー481の基端482が当接部485に向かって押しつけられる。このとき、ナイロンコード200をレバー481の基端482と当接部485とで挟み込んで固定することができる。また、レバー481を離間位置に向かって回動させるとき、レバー481の基端482と当接部485との間に隙間が生じる。これにより、レバー481の基端482と当接部485とで挟まれることによって固定されていたナイロンコード200を自在に移動させることができる。
図8(a)、(b)に示されるように、コードリール130から引き出されたナイロンコード200と、コードリール120から引き出されたナイロンコード200との上下方向の高さを揃えるために、コードリール130から引き出されたナイロンコード200を上方にガイドするガイド491と、コードリール120から引き出されたナイロンコード200を下方にガイドするガイド492とが上カバー32に設けられていてもよい。これにより、コードリール130から引き出されたナイロンコード200と、コードリール120から引き出されたナイロンコード200との高さの差を抑制して、本体ガイド孔323に誘導することができる。なお、図8(a)、(b)においては、コード調整機構480の図示を省略している。
上記実施形態において、刈払機10はバッテリ42を備えており、電力で駆動されていたが、本発明はそのような態様には限られず、例えばエンジンにより駆動されてもよい。


Claims (4)

  1. 刈払機であって、
    ハンドルが設けられたロッドと、
    前記ロッドの一端に配置された回転シャフトと、
    前記回転シャフトに駆動力を与えて回転させる駆動源と、
    前記回転シャフトに固定されて、前記回転シャフトの回転に伴って回転するように構成され、且つ、内部に中空の収容室が設けられたカバー部材と、
    前記カバー部材の前記収容室に、個別に取り外し可能に収容された2つのコードリールであって、それぞれが、上下方向に対向する上壁及び下壁と、前記上壁の中央部と前記下壁の中央部とを上下方向に連結する軸部とを有する、2つのコードリールと、を備え、
    前記刈払機の運転時において、前記2つのコードリールは、前記カバー部材の前記収容室において、前記2つのコードリールの一方のコードリールの前記下壁と前記2つのコードリールの他方のコードリールの前記上壁とが互いに当接した状態又は所定の間隙を空けた状態で、前記2つのコードリールが互いに独立に回転するように配置されており、
    前記2つのコードリールには、それぞれ、別のコードが巻き付けられており、
    前記カバー部材には、前記2つのコードリールから引き出された2本の前記コードを挿入して前記カバー部材の外側に引き出す2つのガイド孔と、前記2つのガイド孔から引き出される前記2本のコードの長さを独立に調整する2つのコード調整機構とが設けられていることを特徴とする刈払機。
  2. 前記各コード調整機構は、前記2つのコードの1つを挟む一対の歯車または一対の滑り止め付きホイールを備える請求項1に記載の刈払機。
  3. 前記コード調整機構は、前記2つのコードの1つに当接する当接位置と、前記2つのコードの1つから離間する離間位置とに上下方向に移動するストッパーと、前記ストッパーが前記当接位置にあるときに前記2つのコードの1つを前記ストッパーと協働して挟み込むように、前記ストッパと向かい合う位置に配置された当接部と、前記ストッパーを当接位置に固定するロック部とを備える請求項1に記載の刈払機。
  4. 前記コード調整機構は、前記2つのコードの1つに当接する当接位置と、前記2つのコードの1つから離間する離間位置とに回動するレバーと、前記レバーが前記当接位置にあるときに前記2つのコードの1つを前記レバーと協働して挟み込むように、前記レバーと向かい合う位置に配置された当接部とを備える請求項1に記載の刈払機。


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