JP5271347B2 - 缶の二重巻締め部構造及び二重巻締め装置 - Google Patents

缶の二重巻締め部構造及び二重巻締め装置 Download PDF

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Description

本発明は缶胴の開口端部に缶蓋の外周部を二重に巻締めてなる缶の二重巻締め部構造及び二重巻締め装置に関する。
清涼飲料等が充填される缶においては、有底円筒状の缶胴の開口部に缶蓋の外周部が二重巻締めされている。このような缶の二重巻締め部は、予め、缶胴の開口端部を縮径した首部の上端から半径方向外方にフランジ部を形成するとともに、缶蓋の外周部にカール部を形成しておき、缶胴のフランジ部に缶蓋のカール部を被せた状態でこれらを一体に外側にカールさせ、缶蓋のカール部を缶胴のフランジ部の外方から鉤状に折り返しながら抱き合わせるようにして巻き込んで、その巻込み部分をさらに半径方向外方から押しつぶすように押圧することにより、缶蓋のカール部内面に塗布されたコンパウンドを缶胴と缶蓋との間に圧縮状態に介在させて密封した構造とされる。
具体的には、缶胴側においては、フランジ部が折り返されてなるボディーフックが胴体部の半径方向外側に上端から下方に向けて形成されており、缶蓋側においては、缶胴の首部内に入り込んだチャックウォールの上端からボディーフック上端の折り返し部分を覆うシーミングパネルが連続し、そのシーミングパネルの外周縁から下方に延びるシーミングウォールがボディーフックの半径方向外側に配置され、そのシーミングウォールの下端縁から鉤状に折り返して連続するカバーフックがボディーフックと缶胴の首部との間に下方から入り込んだ構造とされる。
近年では、コスト低減等のため、缶蓋材を薄肉化することが求められている。このような薄肉の缶蓋材による二重巻締め部構造として、例えば特許文献1には、缶蓋のチャックウォールとシーミングパネルとの間のシーミングパネルラジアスの半径が、シーミングパネルとシーミングウォールとの間のシーミングウォールラジアスの半径よりも小さい構造としたものが開示されている。この場合、シーミングパネルラジアスの内半径は0.2mm以下、外半径と内半径との差に対する内半径の比が3/4以下であるとよいと記載されている。
このような構造とすることにより、缶蓋材を薄肉にしても、シーミングウォールラジアスの変形量が小さく、巻締め部が緩むことはない、とされている。特許文献1には、0.25mmの板厚の缶蓋による実施例が示されている。
特開2004−331139号公報
缶蓋材の薄肉化の要求はますます強くなってきており、特許文献1記載の0.25mmの板厚から、さらに0.23mm以下の板厚のものが検討されている。しかしながら、薄肉化によって缶蓋が変形しやすくなると、たとえば容器内圧の変化によって缶蓋が缶胴に対して持ち上がるなどして、密封性が低下するおそれがある。このため、二重巻締め部の変形強度をさらに高めて、密封性を確実に維持できることが要求される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、薄肉の缶蓋材を使用しても、確実に密封性を確保し得る強度を有する缶の二重巻締め部構造及び二重巻締め装置を提供することを目的とする。
本発明の缶の二重巻締め部構造は、最大巻締め厚さTが1.10mm〜1.29mm、巻締め幅Wが2.45mm〜2.65mmであり、前記缶胴には、有底円筒状をなす胴体部上部における首部の上端から折り返され前記首部の半径方向外側に配置されたボディーフックが設けられ、前記缶蓋には、前記缶胴の前記首部内に入り込んだチャックウォールと、このチャックウォールの上端から連続し前記ボディーフックの折り返し部分を覆うシーミングパネルと、このシーミングパネルの外周縁から下方に向けて伸び前記ボディーフックの半径方向外側に配置されたシーミングウォールと、このシーミングウォールの下端から折り返され前記ボディーフックと前記首部との間に下方から入り込んで上方に向けて延びるカバーフックとが設けられてなり、前記カバーフックは、上方に向かうにしたがって前記首部に漸次接近する方向に該首部に対して0.5°〜5.0°の角度で傾斜しているとともに、前記シーミングウォールの外周面において最大外径となる張り出し位置が前記シーミングパネルの頂点からの缶軸方向距離で前記巻締め幅Wに対して0.35W〜0.55Wの範囲内に配置されていることを特徴とする。
本発明の缶の二重巻締め部構造によれば、カバーフックが上方に向かうにしたがって缶胴の首部に漸次接近する方向に傾斜していること、及びシーミングウォールの外周面において最大外径となる張り出し位置がシーミングパネルの頂点からの缶軸方向距離で巻締め幅Wに対して0.35W〜0.55Wの範囲内に配置されていることから、二重巻締め部の巻締め厚さが上方に向かうにしたがって小さくなり、シーミングパネルと缶胴との間のシームギャップが広がりにくくなって、内圧上昇時の缶胴からの缶蓋の持ち上がりが防止される。このため、薄肉の蓋材で巻締め幅も従来より小さい小型の巻締め部でも、密封性に優れた二重巻締め部とすることができる。
この場合、カバーフックと首部との傾斜角度が0.5°未満では、巻締め部の上部を狭める効果が少なく、衝撃等の際の内圧上昇時にシームギャップが広がるおそれがあり、5.0°を超えると巻締め部の上部が締り過ぎて、チャックウォールとシーミングパネルとの間のコーナー部が半径方向内方に張り出すシャープシームになり易く、飲む際にシャープシームの部分が唇に当たって不快感を与えるとともに、亀裂を生じるおそれがある。
また、シーミングパネルの頂点からシーミングウォールの張り出し位置までの缶軸方向距離が0.35W未満であると、巻締め部の上部を狭める効果が少なく、内圧上昇時にシームギャップが広がり易く、0.55Wを超えると巻締め部の上部が締り過ぎてシャープシームになり易い。
本発明の缶の二重巻締め装置は、缶胴のフランジ部に被せた缶蓋にチャック部材を嵌合するとともに、缶蓋の半径方向外方から接近する第1シーミングロールが缶蓋の周方向に相対的に移動しながら缶蓋のカール部を前記フランジ部と一体に外側にカールして、これらを抱き合わせるように巻き込んだ後、その巻き込み部を第2シーミングロールが缶蓋の周方向に相対的に移動しながら半径方向外方から押圧して二重巻締め部を形成する缶の二重巻締め装置において、前記第2シーミングロールは、その外周部に、上側顎部と下側顎部との間で前記二重巻締め部の外周面を形成するための成形凹部が周方向に沿って形成されるとともに、該成形凹部の下側顎部の最大外周位置から前記第2シーミングロールの軸心に平行な垂線と前記成形凹部の上側顎部との交点をP点とするとき、P点から前記成形凹部の最深位置までの軸心方向距離が前記成形凹部の軸心方向に沿うグルーブ幅LWに対して0.4LW〜0.5LWの範囲内に配置され、前記P点を経由して前記成形凹部内に至る最初の円弧面を第1円弧面、次の円弧面を第2円弧面とするとき、これら両円弧面の接点位置が、前記P点からの軸心方向距離で0.1LW〜0.2LWの範囲内であり、前記成形凹部の最深位置の前記P点からの深さをDとするとき、前記P点からの半径方向距離で0.85D〜0.95Dの範囲内に配置されていることを特徴とする。
第2シーミングロールの成形凹部の最深位置及び第1円弧面と第2円弧面との接点位置を上述の範囲内に配置したことにより、缶蓋と缶胴との巻締め部の主として上部を適切な形状に押圧するので、最適な形状の二重巻締め部を形成することができる。
第2シーミングロールの成形凹部のP点から最深位置までの軸心方向距離が0.4LW未満、成形凹部の二つの円弧面の接点位置がP点からの軸心方向距離で0.1LW未満、あるいは、これら円弧面の接点位置の半径方向距離が0.85D未満のいずれかであると、シーミングウォールの最大張り出し位置のシーミングパネル頂点からの缶軸方向距離が小さくなり過ぎて、内圧の上昇によって缶蓋が持ち上がり易くなる。
一方、第2シーミングロールの成形凹部のP点から最深位置までの軸心方向距離が0.5LWを超え、成形凹部の二つの円弧面の接点位置がP点からの軸心方向距離で0.2LWを超え、あるいは、これら円弧面の接点位置の半径方向距離が0.95Dを超える、いずれかの状態になると、シーミングウォールの最大張り出し位置のシーミングパネル頂点からの缶軸方向距離が大きくなり過ぎて、シャープシームになり易い。
本発明の缶の二重巻締め部構造によれば、シームギャップが広がりにくく、内圧上昇時の缶胴からの缶蓋の持ち上がりが防止され、確実に密封性を確保することができる。しかも、シャープシームも生じにくい。したがって、薄肉の蓋材を使用することができ、巻締め幅も小さくして、コスト低減を図ることができる。
本発明に係る缶の二重巻締め部の一実施形態の構造を示す拡大縦断面図である。 図1の二重巻締め部を形成するための第2シーミングロールの外周部を示す拡大縦断面図である。 実施形態の缶巻締め装置における一組の巻締めユニットを概略的に示した正面図である。 缶胴と缶蓋との巻締め工程における(a)巻締め前、(b)第1シーミングロールによる巻き込み部を形成した後を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る缶の二重巻締め部構造の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の二重巻締め部構造は、図1に示すように、缶胴の開口端部に缶蓋の周縁部が抱き合わせられるように巻締められている。
図4(a)に、二重巻締めされる前の缶胴1と缶蓋2とを示す。巻締め前の缶胴1は、元板厚が0.230mm〜0.340mmのアルミニウム合金製板材を広口のカップ状に打ち抜いた後、さらに絞りしごき加工(DI加工)することにより形成したストレートの有底円筒状の胴体部3の上部を縮径してテーパ状の縮径部3aとするとともに(図3参照)、この縮径部3aの上端に首部4を形成し、この首部4の上端から半径方向外方に広がるフランジ部5が形成された形状である。このフランジ部5の板厚は0.145mm〜0.185mmとされる。
一方、巻締め前の缶蓋2は、元板厚が0.230mm以下、たとえば0.210mm〜0.230mmのアルミニウム合金製蓋材をプレス成形することにより、缶胴1の首部4より小径の円形のパネル部6が中心部に形成されるとともに、パネル部6の外縁に環状溝を形成するカウンターシンク部7を介して、チャックウォール8が上方に延びて形成されている。このチャックウォール8の上端から半径方向外方に延びながら外周縁が外側にカールされたカール部9が形成されている。カール部9の内面には、コンパウンド10が塗布されている。
そして、この缶胴1と缶蓋2とを巻締めるための装置は図3に示すように構成される。
この巻締め装置31は、図示略の巻締め機本体のターレットに、缶胴1を載置して上下移動及び回転駆動されるリフター32と、缶胴1に被せた缶蓋2を上方から押さえながら缶蓋2の内側に配置される缶蓋支持具33と、この缶蓋支持具33とリフター32との間に挟持された状態で回転させられる缶胴1及び缶蓋2に半径方向外方位置から接近して巻締め加工を行う複数のシーミングロール34,35との組み合わせからなる巻締めユニットが周方向に間隔を開けて複数組設けられている。そして、これらリフター32、缶蓋支持具33及びシーミングロール34,35は、巻締め機本体のターレットの旋回により、周方向に移動しつつリフター32と缶蓋支持具33との間に缶胴1及び缶蓋2を受け入れてこれらを挟持した状態とし、シーミングロール34,35で巻締めるようになっている。図3にはリフター32、缶蓋支持具33及びシーミングロール34,35からなる巻締めユニットを一組のみ示している。
リフター32は、缶胴1が載置されるリフタープレート36、及びこのリフタープレート36を上方に付勢するスプリング等を保持したホルダー部37が備えられており、巻締め機本体のターレットとともに旋回することにより、巻締め機本体に固定状態のリング状カム(図示略)に沿って移動しながら矢印Aで示すように上下移動し、矢印B1で示すように自身の軸心X回りに回転駆動させられる構成である。
缶蓋支持具33は、缶蓋2を上方から押さえるノックアウトパッド41と、このノックアウトパッド41の周囲にノックアウトパッド41と同一の軸心上に配置され缶蓋2のチャックウォール8の内周面側を支持するチャック部材42とが備えられており、リフター32と同一の軸心上に配置される。したがって、リフター32、缶蓋支持具33のノックアウトパッド41、チャック部材42は同一の軸心X上に配置されている。
チャック部材42は、図4(a)に示すように、その外周面に、巻締め時にシーミングロール34,35から加えられる半径方向内方に向けた押圧力を缶蓋2のチャックウォール8の内側で支持するウォール面43が、チャック部材42の軸心Xに対して上方に向かうにしたがって漸次拡径する方向に2°〜6°の傾斜角度θ1で形成され、そのウォール面43の下方に、缶蓋2のカウンターシンク部7に嵌合する環状突出部44が形成されている。なお、このチャック部材42は、その上部が巻締め機本体のターレットに回転自在に支持されているとともに、ターレットの旋回に伴い、巻締め機本体のラックにピニオンギヤが係合して矢印B2で示すように回転駆動されるようになっている。
ノックアウトパッド41は、チャック部材42の内側に軸心Xを中心に回転自在で、かつチャック部材42に対して上下移動可能に設けられている。
シーミングロール34,35は、外周面に成形凹部45,46が周方向に沿って形成され、缶蓋支持具33に対して図3の矢印E,Fで示すように半径方向に離間接近するとともに、自身の軸心Y1,Y2の回りに回転自在に支持されており、リフター32と缶蓋支持具33との間に挟持されて回転している缶胴1のフランジ部5上の缶蓋2のカール部9に半径方向外方位置から順番に接近して成形しながら巻締めるようになっている。
これらシーミングロール34,35において、第2シーミングロール35が最終的な二重巻締め部の外周面を形成する。この第2シーミングロール35は、図2に外周部の断面を拡大して示したように、外周部に、上側顎部51と下側顎部52との間で二重巻締め部を形成するための成形凹部46が周方向に沿う溝状に形成されている。また、この成形凹部46においては、下側顎部52の最大外周位置から軸心Y2(図3参照)に平行な垂線Zと上側顎部52との交点をP点とするとき、P点から成形凹部46の最深位置Jまでの軸心方向距離(軸心Y2に平行な方向の距離)Hが、成形凹部46の軸心方向に沿うグルーブ幅LWに対して0.4LW〜0.5LWの範囲内に配置されている。また、P点を経由して成形凹部46内に至る最初の円弧面(半径R1の円弧面)を第1円弧面54、次の円弧面(半径R2の円弧面)を第2円弧面55とするとき、これら両円弧面54,55の接点位置Qは、成形凹部46のグルーブ幅LWに対してP点からの軸心方向距離Kが0.1LW〜0.2LWとなる範囲内にあり、成形凹部46の最深位置JのP点からの深さをDとするとき、P点からの半径方向距離(半径方向に沿う距離)Lが0.85D〜0.95Dの範囲内となるように配置されている。
このように構成された巻締め装置31による巻締め加工は、次のように行われる。なお、この巻締め加工によって缶胴1及び缶蓋2が部分的に変形するが、以下の説明では、缶胴1及び缶蓋2については巻締め前、巻締め途中、巻締め後において同一符号を付している。
まず、図3に示すようにリフター32に載せた缶胴1のフランジ部5に図4(a)に示すように缶蓋2のカール部9を被せ、その上方からチャック部材42を缶蓋2に嵌合して、チャック部材42とリフター32との間で缶胴1と缶蓋2とを挟んだ状態で、これらを軸心回りに回転させる。そして、これらの半径方向外方から第1シーミングロール34を図4(a)の矢印で示すように接近させ、缶蓋2のカール部9と缶胴1のフランジ部5とを外側に一体にカールさせ、缶蓋2のカール部9を缶胴1のフランジ部5の外方から鉤状に折り返しながら抱き合わせるようにして巻き込んで、図4(b)に示す巻き込み部11を形成する。
次いで、第1シーミングロール34を巻き込み部11から半径方向外方に離間させ、図4(b)の矢印で示すように、第2シーミングロール35を巻き込み部11に接近させ、巻き込み部11をさらに半径方向外方から押しつぶすように押圧する。このとき、缶蓋2の内側にはチャック部材42が嵌合しており、このチャック部材42の外周面のウォール面43が缶蓋2のチャックウォール8を内側から支持し、このウォール面43と第2シーミングロール35との間に缶蓋2と缶胴1とが挟み込まれる。これにより、図1に示すように、コンパウンド10を缶胴1と缶蓋2との間に圧縮状態に介在させた二重巻締め部12が構成される。
この二重巻締め部12においては、缶胴1は、首部4から上のフランジ部5が巻締めによって押しつぶされることにより、首部4の上端から半径方向外方に折り返されてなるボディーフック15が首部4の半径方向外側にほぼ缶軸方向に沿って配置されている。
缶蓋2は、パネル部6からチャックウォール8までの部分が首部4の内側に入り込んでいる。カール部9が巻締めによって成形されることにより、チャックウォール8の上端から連続しボディーフック15の折り返し部分を覆うシーミングパネル16と、このシーミングパネル16の外周縁から下方に向けて延びボディーフック15の半径方向外側に配置されたシーミングウォール17と、このシーミングウォール17の下端から折り返されボディーフック15と缶胴1の首部4との間に下方から入り込んで上方に向けて延びるカバーフック18とが設けられている。
この二重巻締め部12の内部に、缶蓋2の内面に塗布されていたコンパウンド10が缶胴1との間で圧縮状態に介在させられることにより、缶胴1と缶蓋2との間が密封状態となっている。
この二重巻締め部12において、最大巻締め厚さTは1.10mm〜1.29mm、巻締め幅Wは2.45mm〜2.65mmとされる。また、缶胴1の首部4とボディーフック15との間に入り込んだ缶蓋2のカバーフック18は、缶胴1の首部4と平行ではなく、上方に向かうにしたがって首部4に漸次接近する方向に傾斜しており、ボディーフック15とカバーフック18との缶軸方向位置が重なるオーバーラップ部OLと同じ缶軸方向位置の範囲内にある首部4の板厚の中心線をN1、同じ範囲内のカバーフック18の板厚の中心線をN2とすると、首部4の中心線N1とカバーフック18の中心線N2とのなす角度θ2は0.5°〜5.0°とされている。
また、チャックウォール8も首部4に対して上方に向かうにしたがって漸次接近する方向に傾斜している。このため、カバーフック18とチャックウォール8とは上方に向かうにしたがって漸次接近しており、オーバーラップOLと同じ缶軸方向位置の範囲内にあるチャックウォール8の板厚の中心線をN3とすると、カバーフック18の中心線N2とチャックウォール8の中心線N3とのなす角度θ3は4〜10°とされる。
また、シーミングウォール17は、その外周面が缶軸方向と平行ではなく、全体的に膨出するように湾曲しており、その最大外径となる張り出し位置Sが、シーミングパネル16の頂点からの缶軸方向距離(缶軸方向に平行な方向の距離)HSで巻締め幅Wに対して0.35W〜0.55Wの範囲内に配置されている。
このような二重巻締め部構造によれば、カバーフック18が上方に向かうにしたがって缶胴1の首部4に漸次接近する方向に傾斜していること、及びシーミングウォール17の外周面において最大外径となる張り出し位置Sがシーミングパネル16の頂点からの缶軸方向距離HSで巻締め幅Wに対して0.35W〜0.55Wの範囲内に配置されていることから、二重巻締め部12の巻締め厚さが、二重巻締め部12の缶軸方向の中間付近から上部にかけて漸次小さくなって、巻締め部の上部が狭められ、その結果、缶蓋2のカバーフック18先端と缶胴1のボディーフック15基端の折り返し部との間のアッパークリアランスUCが小さくなるとともに、カバーフック18先端が缶胴1に当接して、アッパークリアランスUCを縮小する方向の相対移動が拘束される。このため、シーミングパネル16と缶胴1との間のシームギャップGが広がりにくくなって、内圧上昇時の缶胴1からの缶蓋2の持ち上がり(図1の矢印参照)が防止される。したがって、薄肉の蓋材で巻締め幅Wも従来より小さい小型の巻締め部であるにもかかわらず、密封性に優れた二重巻締め部12とすることができる。
この場合、カバーフック18と首部4との傾斜角度θ2が0.5°未満では、巻締め部12の上部を狭める効果が少なく、内圧上昇時にシームギャップGが広がるおそれがある。一方、カバーフック18と首部4との傾斜角度θ2が5.0°を超えると、巻締め部12の上部が締り過ぎて、缶蓋2のチャックウォール8とシーミングパネル16との間のコーナー部が半径方向内方に張り出すシャープシームになり易く、飲む際にシャープシームの部分が唇に当たって不快感を与えるとともに、亀裂を生じるおそれがある。
また、シーミングパネル16の頂点からシーミングウォール17の張り出し位置Sまでの缶軸方向距離HSが0.35W未満であると、シームギャップGが広がり易く、0.55Wを超えるとシャープシームになり易い。
そして、このような二重巻締め部構造とするためには、巻締め装置31においては、第2シーミングロール35の前述したP点から成形凹部46の最深位置Jまでの軸心方向距離Hが成形凹部46の軸心方向に沿うグルーブ幅LWに対して0.4LW〜0.5LWの範囲内に配置され、第1円弧面54と第2円弧面55との接点位置Qが、P点からの軸心方向距離Kで0.1LW〜0.2LWの範囲内であり、P点からの半径方向距離Lで0.85D〜0.95Dの範囲内に配置されていることが重要である。
第2シーミングロール35の成形凹部46のP点から最深位置Jまでの軸心方向距離Hが0.4LW未満、成形凹部46の二つの円弧面54,55の接点位置QがP点からの軸心方向距離Kで0.1LW未満、あるいは、これら円弧面54,55の接点位置Qの半径方向距離Lが0.85D未満のいずれかであると、シーミングウォール17の最大張り出し位置Sのシーミングパネル16頂点からの缶軸方向距離HSが小さくなり過ぎて、例えば0.35W未満となり、内圧によって缶蓋が持ち上がり易くなって、シームギャップGが広がるおそれがある。
一方、第2シーミングロール35の成形凹部46のP点から最深位置Jまでの軸心方向距離Hが0.5LWを超え、成形凹部46の二つの円弧面54,55の接点位置QがP点からの軸心方向距離Kで0.2LWを超え、あるいは、これら円弧面54,55の接点位置Qの半径方向距離Lが0.95Dを超える、いずれかの状態になると、シーミングウォール17の最大張り出し位置Sのシーミングパネル16頂点からの缶軸方向距離HSが大きくなり過ぎて、例えば0.55Wを超えてしまい、巻締め部の上部が締め過ぎ状態となって、シャープシームになり易い。
次に、実施例について比較例と対比して説明する。
缶胴としては,元板厚が0.270mmのアルミニウム合金を成形し、缶蓋としては、元板厚が0.220mmのアルミニウム合金を成形した。
そして、缶胴にガスボリューム3.0の内容液を充填して缶蓋を巻締めて飲料缶を作製した。その際、巻締め装置のシーミングロールの形状等を変更して、巻締め幅W、シーミングウォールの最大張り出し位置Sのシーミングパネル頂点からの缶軸方向距離HS、二重巻締め部の缶胴の首部と缶蓋のカバーフックとの傾斜角度θ2を種々変えた飲料缶を複数缶ずつ作製した。
巻締め幅Wは、2.45mm〜2.65mmの範囲内であり、表1には、HSとして、各缶の巻締め幅Wに対する比率を示している。また、最大巻締め厚さTは1.10mm〜1.29mmであった。
なお、二重巻締め部の寸法測定は、ガスボリューム3.0の内容液を充填した飲料缶を1週間以上放置した後に、缶胴を切断して内容液を排出し、巻締め部分を樹脂で固めた状態として、缶蓋のリベットの中心を通るように切断し、その断面を研磨した後に顕微鏡で拡大して測定した。各試料とも5缶ずつ作製し、一つの断面から180°離れた二箇所の巻締め部を測定した。したがって、測定箇所は10箇所となる。表1では、10箇所の測定結果の平均値で分類している。
そして、各飲料缶について、シームギャップ発生試験と飲む際の口当たりについての官能試験を実施した。
シームギャップ発生試験は、特開2001−305003号公報に開示の試験方法である。概略説明すると、内容液を充填した飲料缶を倒立姿勢として首部に連続するテーパ状の縮径部を下方から支持し、飲料缶の底部に孔を開けて、その孔から略0.5MPa圧縮空気を缶内に圧入し、その加圧状態で5分間保持する。その後、巻締め部に軸心方向に約157N(約16kgf)の荷重を3.3Hzで繰り返し付与し、巻締め部からの漏れの発生を目視により確認する。試験はそれぞれ10缶測定し、振動と軸心方向の荷重の付与時間が5分間経過して、1缶も漏れが生じなかったものを○、1缶でも漏れが生じたものを×とした。
また、口当たりについての官能試験は、飲む動作のときに唇に痛みなどの不快感を感じるか否かを5人にテストした。5人のうちの一人でも不快感を感じると答えた場合に×、5人ともが不快感を感じないと答えた場合が○とした。
Figure 0005271347
この表1の結果からわかるように、シーミングウォールの最大張り出し位置のシーミングパネル頂点からの缶軸方向距離HSが巻締め幅Wに対して0.35W〜0.55Wであり、かつ、缶胴の首部と缶蓋のカバーフックとの傾斜角度θ2が0.5°〜5.0°の範囲であると、漏れ缶の発生はなく、また、飲むときの口当たりも良好で、シャープシームの発生もなかった。
このように、本発明の缶の二重巻締め部構造によれば、薄肉の蓋材を使用しても、確実に密封性を確保することができるとともに、シャープシームも生じにくいことがわかる。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、巻締め時に缶胴と缶蓋とを一体に回転させた状態でシーミングロールで巻締め加工したが、缶胴と缶蓋とは回転させずに、缶蓋の周囲にシーミングロールを回転させるようにしてもよい。
1 缶胴
2 缶蓋
3 胴体部
3a 縮径部
4 首部
5 フランジ部
6 パネル部
7 カウンターシンク部
8 チャックウォール
9 カール部
10 コンパウンド
11 巻き込み部
12 二重巻締め部
15 ボディーフック
16 シーミングパネル
17 シーミングウォール
18 カバーフック
S シーミングウォールの最大張り出し位置
31 缶巻締め装置
32 リフター
33 缶蓋支持具
34 第1シーミングロール
35 第2シーミングロール
42 チャック部材
43 ウォール面
44 環状突出部
45,46 成形凹部
51 上側顎部
52 下側顎部
J 成形凹部の最深位置
54 第1円弧面
55 第2円弧面
Q 第1円弧面と第2円弧面との接点位置

Claims (2)

  1. 最大巻締め厚さTが1.10mm〜1.29mm、巻締め幅Wが2.45mm〜2.65mmであり、
    前記缶胴には、有底円筒状をなす胴体部上部における首部の上端から折り返され前記首部の半径方向外側に配置されたボディーフックが設けられ、
    前記缶蓋には、前記缶胴の前記首部内に入り込んだチャックウォールと、このチャックウォールの上端から連続し前記ボディーフックの折り返し部分を覆うシーミングパネルと、このシーミングパネルの外周縁から下方に向けて伸び前記ボディーフックの半径方向外側に配置されたシーミングウォールと、このシーミングウォールの下端から折り返され前記ボディーフックと前記首部との間に下方から入り込んで上方に向けて延びるカバーフックとが設けられてなり、
    前記カバーフックは、上方に向かうにしたがって前記首部に漸次接近する方向に該首部に対して0.5°〜5.0°の角度で傾斜しているとともに、前記シーミングウォールの外周面において最大外径となる張り出し位置が前記シーミングパネルの頂点からの缶軸方向距離で前記巻締め幅Wに対して0.35W〜0.55Wの範囲内に配置されていることを特徴とする缶の二重巻締め部構造。
  2. 缶胴のフランジ部に被せた缶蓋にチャック部材を嵌合するとともに、缶蓋の半径方向外方から接近する第1シーミングロールが缶蓋の周方向に相対的に移動しながら缶蓋のカール部を前記フランジ部と一体に外側にカールして、これらを抱き合わせるように巻き込んだ後、その巻き込み部を第2シーミングロールが缶蓋の周方向に相対的に移動しながら半径方向外方から押圧して二重巻締め部を形成する缶の二重巻締め装置において、
    前記第2シーミングロールは、その外周部に、上側顎部と下側顎部との間で前記二重巻締め部の外周面を形成するための成形凹部が周方向に沿って形成されるとともに、該成形凹部の下側顎部の最大外周位置から前記第2シーミングロールの軸心に平行な垂線と前記成形凹部の上側顎部との交点をP点とするとき、P点から前記成形凹部の最深位置までの軸心方向距離が前記成形凹部の軸心方向に沿うグルーブ幅LWに対して0.4LW〜0.5LWの範囲内に配置され、前記P点を経由して前記成形凹部内に至る最初の円弧面を第1円弧面、次の円弧面を第2円弧面とするとき、これら両円弧面の接点位置が、前記P点からの軸心方向距離で0.1LW〜0.2LWの範囲内であり、前記成形凹部の最深位置の前記P点からの深さをDとするとき、前記P点からの半径方向距離で0.85D〜0.95Dの範囲内に配置されていることを特徴とする缶の二重巻締め装置。
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