JP5268709B2 - サーマルボンド不織布ろ材及びそれを用いたエアフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、塩素系、リン系、臭素系等の難燃剤や、ホルムアルデヒド等の有害物質を含有も発生もせず、洗濯再生可能なサーマルボンド不織布ろ材及びそれを用いたエアフィルタに関する。
従来のビル空調用などのエアフィルタは、火災時の延焼防止のため、難燃性を付与する目的で、塩素系、リン系、臭素系等の難燃剤を使用している。また、リユースの観点から洗濯再使用のため、ろ材に一定の硬さを付与する目的で、メラミン樹脂を架橋剤として使用している。
しかしながら、前記難燃剤は、焼却時にダイオキシンが発生するものや、焼却自体が困難であるもの等、環境や人体に影響があるものが多いため廃棄が困難である。また、これらの問題のない難燃剤は高価で、難燃性効果が低いという問題があった。
また、メラミン樹脂は、未反応部分からホルムアルデヒドが発生するため、シックハウスや、発ガン性の問題があり、メラミン樹脂を用いない方法の検討が望まれている。ところが、メラミン樹脂を用いない場合は洗濯性が劣るという問題があった。
そこで、濾過性能や難燃性を保持しながら、ダイオキシンの発生などによる環境負荷のかかることのない、また、リサイクル使用性能に優れるものとして、特許文献1に開示される通り、接着剤を使用せず50重量%以上の熱融着繊維によって繊維同士を結合した不織布からなるフィルタが提案されている。
特開2004-290929号公報
しかしながら、特許文献1のフィルタは、過度に熱融着繊維を含むため、洗浄して再使用するときの洗浄乾燥工程で熱融着繊維が軟化した時の影響が顕著に現れてしまい、不織布の厚みがつぶれ易く、1回目と2回目以降の使用時の性能が異なり、目的とする性能が得られないといった問題がある。
本発明者等はかかる問題点を解決するべく鋭意研究の結果、熱融着PET繊維からなるサーマルボンド不織布ろ材に、芯部をポリエステル、鞘部を熱可塑性エラストマーとした芯鞘複合短繊維と、高伸縮性繊維を特定量含ませることにより前記問題点を解決できることを知見した。
本発明のサーマルボンド不織布ろ材は、かかる知見に基づきなされたもので、請求項1記載の通り、熱融着PET繊維からなるサーマルボンド不織布ろ材であって、芯部をポリエステル、鞘部を熱可塑性エラストマーとした芯鞘複合短繊維を10質量%以上、高伸縮性繊維を20質量%以上含ませてなり、繊維表面積が800〜2100m/m、平均繊維径が4.2〜37.8dt、繊維充填率が0.8〜1.5%であり、前記高伸縮性繊維は、ポリトリメチレンテレフタレート型繊維、ポリウレタン型繊維、天然ゴムの何れかであることを特徴とする。
また、請求項2記載のサーマルボンド不織布ろ材は、請求項1記載のサーマルボンド不織布ろ材において、前記芯鞘複合短繊維の鞘部の熱可塑性エラストマーは前記芯部のポリエステルの融点より40℃以上低い融点を有するものであることを特徴とする。
また、請求項3記載のサーマルボンド不織布ろ材は、請求項1または2に記載のサーマルボンド不織布ろ材において、前記高伸縮性繊維は、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルからなる前記高伸縮性繊維であることを特徴とする。
また、請求項4記載のサーマルボンド不織布ろ材は、請求項1乃至3の何れかに記載のサーマルボンド不織布ろ材において、前記熱融着PET繊維40〜60質量%、前記芯鞘複合短繊維10〜30質量%、前記高伸縮性繊維20〜40質量%、その他の繊維0〜20質量%からなることを特徴とする。
また、請求項5記載のサーマルボンド不織布ろ材は、請求項1乃至4の何れかに記載のサーマルボンド不織布ろ材において、前記熱可塑性エラストマーは結晶性であることを特徴とする。
また、本発明のエアフィルタは、請求項6記載の通り、請求項1乃至5の何れかに記載のサーマルボンド不織布ろ材を用いたことを特徴とする。
本願発明のサーマルボンド不織布ろ材は、熱融着PET繊維からなるサーマルボンド不織布ろ材であって、芯部をポリエステル、鞘部を熱可塑性エラストマーとした芯鞘複合短繊維を10重量%以上、高伸縮性繊維を20重量%以上含ませてなるため、前記芯鞘複合短繊維の熱可塑性エラストマーの溶融によってサーマルボンド不織布ろ材を構成する熱融着PET繊維、高伸縮性繊維に対して、また、芯鞘複合短繊維同士が強固に熱融着して強度に優れたものとなり、更にまた、高伸縮性繊維の配合によって、不織布の厚みがつぶれにくい構造となり、リサイクル使用性能に優れたものとなっている。また、樹脂バインダを用いないため、ダイオキシンの発生などによる環境負荷もかかることがないものとなっている。また、熱融着PET繊維を主体としたサーマルボンド不織布ろ材であるため、難燃性にも優れたものである。
本願発明のサーマルボンド不織布ろ材は前記の通り、熱融着PET繊維を主体とし、芯部をポリエステル、鞘部を熱可塑性エラストマーとした芯鞘複合短繊維を10重量%以上、高伸縮性繊維を20重量%以上含ませてなり、繊維表面積が800〜2100m/m、平均繊維径が4.2〜37.8dt、繊維充填率が0.8〜1.5%であることを特徴とするものである。
本願発明のサーマルボンド不織布ろ材は、前記熱融着PET繊維にその他の繊維を加えることもでき、このようなその他の繊維としては、特別な制限はなく、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アクリロニトリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維、綿、羊毛等の一般に製造販売されている繊維が挙げられる。
また、前記熱融着PET繊維としては、芯部のポリエステル(融点200℃〜270℃程度)と鞘部の低融点ポリエステル(融点あるいは軟化点100〜200℃程度)からなる芯鞘型や、サイドバイサイド型の複合繊維や、低融点ポリエステルのみからなる繊維等が挙げられる。
また、芯部をポリエステル、鞘部を熱可塑性エラストマーとした芯鞘複合短繊維の前記ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートが挙げられる。
また、鞘部の熱可塑性エラストマーとしては、融点が200℃以下のポリエーテルエステルエラストマーが挙げられる。また、前記鞘部の熱可塑性エラストマーは前記芯部のポリエステルの融点より40℃以上低い融点を有するものであることが、溶融熱融着の強度を高めるために好ましい。このような観点から、例えば、前記熱可塑性エラストマーとしては、ポリブチレン系テレフタレートとポリブチレングリコールとを反応させて得られるブロック共重合ポリエーテルポリエステルエラストマーの使用が好ましい。尚、前記熱可塑性エラストマーは、結晶性であることが好ましい。
前記高伸縮性繊維としては、ポリトリメチレンテレフタレート型繊維、ポリウレタン型繊維、天然ゴムが挙げられるが、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルが好ましい。
前記サーマルボンド不織布ろ材を構成する熱融着PET繊維、芯鞘複合短繊維、高伸縮性繊維、その他の繊維の配合については、熱融着PET繊維40〜60質量%、芯鞘複合短繊維10〜30質量%、高伸縮性繊維20〜40質量%、その他の繊維0〜20質量%の配合割合とするのが好ましい。
その他の繊維を0〜20質量%とするのは、設計通りの物性が確保できるように、必要に応じて混入し物性を調整するためである。
また、熱融着PET繊維を40〜60質量%とするのは、40質量%未満であるとろ材が柔らかくなりすぎて、設計通りの剛軟性(コシ)が確保できず、60質量%を越えるとろ材が硬くなりすぎて、外枠に入れにくくハンドリングに問題があるからである。
また、芯鞘複合短繊維を10〜30質量%とするのは、10質量%未満であると寸法収縮率と剛軟性が大きすぎて、設計通りの洗濯性が確保できないからである。30質量%を超えると、圧損と効率が高くなりすぎて給塵量が不足になる問題がある。
また、高伸縮性繊維20〜40質量%とするのは、20質量%未満であると、ろ材が薄くなりすぎて、設計通りのろ材厚みが確保できず、40質量%を越えるとろ材が厚くなりすぎて、設計通りのろ材厚みが確保できないからである。
また、前記サーマルボンド不織布ろ材は、厚さ、5〜25mm、目付50〜400g/m程度に構成するのが好ましい。厚さ、5〜25mmとするのは、ハンドリングしやすくするためである。厚さが5mm未満あるいは25mm超ではハンドリングしにくい問題がある。
また、目付50〜400g/m程度にするのも、ハンドリングしやすくするためである。目付50g/m未満あるいは400g/m超えではハンドリングしにくい問題がある。
また、前記サーマルボンド不織布ろ材は、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が800〜2100m/m、平均繊維径が4.2〜37.8dt、繊維充填率が0.8〜1.5%とすることで優れたエアフィルタ用ろ材とすることができる。
前記繊維表面積が800m/m未満ではろ材が柔らかくなりすぎて、外枠に入れにくくハンドリング性が悪く、洗濯性もクリアできず、フィルタ効率が不足になる問題がある。また、繊維表面積が2100m/m超えではフィルタ圧損と効率が高くなりすぎて給塵量が不足になる問題がある。
また、前記繊維径が4.2dt未満ではフィルタ圧損と効率が高くなりすぎて給塵量が不足になる問題がある。また、繊維径が37.8dt超えではろ材が硬くなりすぎて、外枠に入れにくくハンドリング性が悪く、フィルタ効率が不足になる問題がある。
また、前記繊維充填率が0.8%未満ではろ材が柔らかくなりすぎて、外枠に入れにくくハンドリング性が悪く、洗濯性もクリアできず、フィルタ効率が不足になる問題がある。また、繊維充填率が1.5%超えではフィルタ圧損と効率が高くなりすぎて給塵量が不足になる問題がある。
特に、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が900〜1800m/m、繊維径が9.4〜26.3dt、繊維充填率が0.9〜1.3%とすることが好ましい。
尚、ろ材単位体積当たりの繊維表面積は、ろ材単位体積当たりの繊維表面積=4×繊維充填率/繊維径により求めた。
また、繊維径は、SEM写真で繊維径別の本数を500本測定し、簡易的に「算術平均径」を求めて繊維径とした。
また、繊維充填率は、繊維充填率=(目付/(厚さ×比重))×100%により求めた。
また、前記サーマルボンド不織布の洗濯性を向上させるため、次のような後加工を施すようにしてもよい。
(1)加熱処理:180℃、3分の加熱処理を加える。
(2)再加熱処理:180〜250℃、10秒以上の加熱処理を加える。
(3)ネット(網体)サンドイッチ・貼付法:骨材となり得るネットを、ろ材表面に貼り付けるか、ろ材内部に埋め込む。
(4)パウダ(粉末バインダ)塗布法:融点200℃以下のパウダをろ材表面に直接塗布し加熱する。もしくは、ノズルに詰まらない程度のパウダを、水中によく分散させ、ろ材表面にスプレーし加熱する。
(5)部分接着加工:ろ材の一部分を加熱、高周波加工等で部分的に接着させる。
実施例を比較例と対比して説明する。
(実施例1)
次の繊維構成でサーマルボンド法で不織布ろ材を作成した。
繊維径22dt(45.8μ)、比重1.35の熱融着PET(芯部・融点235℃、鞘部・軟化点110℃)を50質量%、芯部をポリエチレンテレフタレート(融点235℃)、鞘部をポリエーテルエステルエラストマー(融点155℃)とした繊維径6.6dt(25.1μm)、比重1.35の芯鞘複合短繊維を20質量%、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルからなる繊維径13dt(35.2μm)、比重1.35の高伸縮性繊維を30質量%の繊維構成で計算値平均繊維径16.2dt(39.3μm)とし、180℃で3分間加熱処理して厚み20mm、繊維目付320g/m、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が1490m/m、平均繊維径10.7dt(32μm)、比重1.35、繊維充填率が1.2%のサーマルボンド不織布を作成した。また、後加工として再加熱処理を施し、実施例1のろ材を得た。
(実施例2)
後加工をしないこと以外は、実施例1と同様にして実施例2のろ材を得た。
(比較例1)
繊維径22dt(45.8μm)、比重1.35のPET(融点235℃)を50質量%、繊維径9dt(29.3μm)、比重1.35のPET(融点235℃)を40質量%、繊維径17dt(40.2μm)、比重1.35のPET(融点235℃)を10質量%の繊維構成で、計算値平均繊維径16.2dt(39.3μm)とし、180℃で3分間加熱処理して厚み20mm、繊維目付320g/m、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が1490m/m、平均繊維径10.7dt(32μm)、比重1.35、繊維充填率が1.2%のサーマルボンド不織布を作成した。また、後加工として再加熱処理を施し、比較例1のろ材を得た。
(比較例2)
後加工をしないこと以外は比較例1と同様にして、比較例2の濾材を得た。
(比較例3)
繊維目付160g/m、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が750m/m、平均繊維径10.7dt(32μm)、比重1.35、繊維充填率が0.6%としたこと以外は実施例1と同様にして、比較例3の濾材を得た。
(比較例4)
芯部をポリエチレンテレフタレート、鞘部をポリエーテルエステルエラストマー(融点155℃)とした繊維径6.6dt(25.1μm)、比重1.35の芯鞘複合短繊維を90質量%、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルからなる高伸縮性繊維13dt(35.2μm)、比重1.35を10質量%の繊維構成で、計算値平均繊維径7.2dt(26.3μm)とし、180℃で3分間加熱処理して厚み20mm、繊維目付190g/m、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が1490m/m、平均繊維径3.8dt(19μm)、比重1.35、繊維充填率が0.7%のサーマルボンド不織布を作成した。また、後加工として再加熱処理を施し、比較例4の濾材を得た。
次に、これら実施例1及び2並びに比較例1乃至4の各ろ材について、洗濯性の試験を行った。
尚、洗濯性の試験方法は、下記2通りとし、両試験法とも試験サンプルは300mm×300mmのものを使用した。
(1)家庭用洗濯機:家庭用洗濯機で15分洗濯し、1分間脱水後自然乾燥する操作を7回繰り返すものとする。
(2)高圧水洗法:家庭用高圧洗浄機で吐出圧力7.5MPaで1分洗浄し、水を切り自然乾燥する操作を7回繰り返すものとした。
それぞれの試験方法の場合の寸法収縮率MD/CD、剛軟性MD/CDを評価するものとした。
尚、剛軟性の評価方法は、JIS-L-1044(綿織物試験方法)のスライド法に準拠して行った。
また、寸法収縮率の評価方法は、JIS-L-1042(織物の収縮率試験方法)に準拠して行った。
洗濯性の判定基準は、寸法収縮率MD/CD:±1%、剛軟性MD/CD:35mm以下を判定基準とし、2通りの洗濯方法で判定基準をクリアできるのが◎、いずれかの1通りの洗濯方法で判定基準をクリアできるのが○、2通りの洗濯方法どれも判定基準をクリアできないのが×とした。
Figure 0005268709
次に、これら実施例1及び2並びに比較例1乃至4の各ろ材について、フィルタ性能の試験を行った。評価方法は、下記通りとした。
(1)初期圧力損失(Pa):フィルタ寸法610×610の大きさでJISダクトを用いて風速2.5m/sでの圧力損失を測定するものとした(JIS B 9908 形式3)。
(2)平均捕集効率(質量法%):タテ型試験装置を用いて、試験風速2.5m/sにおけるASHRAE粉体での捕集効率を測定するものとした(JIS B 9908 形式3 ASHRAE粉体)。
(3)給塵量(g/台):タテ型試験装置を用いて、試験風速2.5m/sにおけるASHRAE粉体での最終圧力損失までの粉塵供給量を測定するものとした(JIS B 9908 形式3 ASHRAE粉体)。
尚、フィルタ性能の判定基準は、平均捕集効率82%以上、初期圧力損失88Pa以下、給塵量450g/m以上を判定基準とし、この判定基準を全てクリアできるのが○、判定基準の何れかをクリアできないのが×とした。
Figure 0005268709
このように、実施例1,2は比較例1,2と同等のフィルタ性能を有しつつ、洗濯性にも優れることが確認できた。尚、比較例3は、ろ材単位体積当たりの繊維表面積が小さくかつ繊維充填率が低いため、フィルタ性能のうち、効率と給塵量が悪くなった。また、比較例4は、繊維径が小さくかつ繊維充填率が低いため、フィルタ性能のうち、圧損と給塵量が悪くなった。

Claims (6)

  1. 熱融着PET繊維からなるサーマルボンド不織布ろ材であって、
    芯部をポリエステル、鞘部を熱可塑性エラストマーとした芯鞘複合短繊維を10質量%以上、高伸縮性繊維を20質量%以上含ませてなり、
    繊維表面積が800〜2100m/m、平均繊維径が4.2〜37.8dt、繊維充填率が0.8〜1.5%であり、
    前記高伸縮性繊維は、ポリトリメチレンテレフタレート型繊維、ポリウレタン型繊維、天然ゴムの何れかであることを特徴とするサーマルボンド不織布ろ材。
  2. 前記芯鞘複合短繊維の鞘部の熱可塑性エラストマーは前記芯部のポリエステルの融点より40℃以上低い融点を有するものであることを特徴とする請求項1記載のサーマルボンド不織布ろ材。
  3. 前記高伸縮性繊維は、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステルからなる高伸縮性繊維であることを特徴とする請求項1または2記載のサーマルボンド不織布ろ材。
  4. 前記熱融着PET繊維40〜60質量%、前記芯鞘複合短繊維10〜30質量%、前記高伸縮性繊維20〜40質量%、その他の繊維0〜20質量%からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のサーマルボンド不織布ろ材。
  5. 前記熱可塑性エラストマーは結晶性であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のサーマルボンド不織布ろ材。
  6. 請求項1乃請至5の何れかに記載のサーマルボンド不織布ろ材を用いたことを特徴とするエアフィルタ。
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