JP5268683B2 - 柱上変圧装置蓋保持具及び柱上変圧装置蓋保持装置 - Google Patents

柱上変圧装置蓋保持具及び柱上変圧装置蓋保持装置 Download PDF

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本発明は、電柱に取付けられた柱上変圧装置の変圧器タップ調整、点検作業時に取外す柱上変圧装置の蓋を保持するための柱上変圧装置蓋保持具及び柱上変圧装置蓋保持装置に関する。
図6は、従来の柱上変圧装置100の概略的構成を示す断面図である。柱上変圧装置100は、電柱の上部に装柱金物を介して取り付けて使用される変圧装置である。柱上変圧装置100は、一般に円筒形をした金属性の変圧装置容器102内に、変圧器104と変圧器104の上部に設けられたタップ切換器106とが絶縁油108に浸かった状態で収納されている。変圧装置容器102の上部は開口し、開口部を覆うように着脱可能に蓋110が取り付けられている。
蓋110は、金属製の円盤状の蓋体112と該蓋体112の周囲全体を囲むように取付けられた帯状体114とを有し、蓋体112の直径は、変圧装置容器102の直径よりも僅かに大きく、変圧装置容器102の開口部を覆ったとき雨水が変圧装置容器102に入り込まない構造となっている。また蓋体112の裏面の周縁部には、弾性を有する蓋パッキン116が取付けられており、この蓋パッキン116が変圧装置容器102との密閉性を高めている。
変圧器104は、高圧配電線路に印加されている一次側の電圧を家庭や事務所等で使用する二次側の電圧に変圧するために用いられる。タップ切換器106は、二次側の電圧が一定になるように電圧を切り換える切換器である。絶縁油108は、変圧器104と変圧装置容器102を絶縁すると同時に変圧器104を冷却する媒体でもある。
柱上変圧装置100は、定期的に点検されており、変圧器104の上部に取り付けられたタップ切換器106を調整することで二次側の電圧を一定に保っている。また、落雷等が発生した場合も柱上変圧装置100の損傷の状況を調べるため点検が行われている。作業者による柱上変圧装置100の点検作業は、変圧器104が収納されている変圧装置容器102の上部の蓋110を取外して行われる。このため変圧装置容器102から取外した蓋110が落下しないように保持しておく必要がある。
柱上変圧装置100の点検作業を行なう作業者は、工具を収納する工具袋を携帯しており、工具等はこの工具袋に収納することで落下を防止することができるけれども、蓋110は工具袋に収納できる大きさではないため、作業者が片手で蓋110を保持しながら作業をするか、又は作業者を2名で構成し、一名の作業者が蓋110を保持することで作業が行われる。上記に示す従来の柱上変圧装置100では作業性が悪いとして、本件出願人は、蓋110が変圧装置容器102に蝶番で取り付けられた柱上変圧装置を開発し既に特許出願を行っている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−5566号公報
特許文献1に記載の柱上変圧装置は、蓋が変圧装置容器に連結されているので、柱上変圧装置の点検作業時に蓋を開けても、蓋を別途、保持する必要がなく作業性の高い優れた柱上変圧装置と言える。しかしながら既に設置されている柱上変圧装置は、多くが蓋を変圧装置容器から取外す構成になっており、柱上変圧装置を特許文献1に記載の柱上変圧装置のように改造するためには、一時的に別の変圧装置に切替えた後、工場に持ち帰り改造工事をしなければならず、特許文献1に記載の技術を既設の柱上変圧装置へ適用することは容易ではない。そのため柱上変圧装置を改造することなく、蓋を安全な状態で仮置することができる装置の開発が待たれている。
本発明の目的は、取外した柱上変圧装置の蓋を電柱上で安定して保持することが可能な柱上変圧装置蓋保持具及び柱上変圧装置蓋保持装置を提供することである。
請求項1に記載の本発明は、平行離間する、端部にねじ孔を備える腕部と受け部を備える腕部とを連結する連結部を有するU字形状又はコ字形状の蓋保持具本体と、前記腕部に設けられたねじ孔と螺合し、前記受け部を備える腕部方向に進退可能な締付ボルトと、を備え、前記締付ボルトの先端部には、該締付ボルトに直交するように当て板が取付けられ、前記受け部は、前記当て板に相対する位置に設けられ、前記連結部の上部には吊り環が設けられていることを特徴とする柱上変圧装置蓋保持具である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の柱上変圧装置蓋保持具において、前記吊り環は、前記受け部の真上の前記連結部の上部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の柱上変圧装置蓋保持具と、前記柱上変圧装置蓋保持具の吊り環に取付け、前記柱上変圧装置蓋保持具を吊り下げる吊り下げロープと、を備えることを特徴とする柱上変圧装置蓋保持装置である。
本発明に係る柱上変圧装置蓋保持具は、締付ボルトの先端部に取付けられた当て板と一の腕部に設けられた受け部とで、柱上変圧装置の蓋を簡単に挟み込むことができる。また蓋保持具本体の連結部の上部には吊り環が設けられているので、この吊り環に吊り下げロープの一端を括り付け、吊り下げロープの他端を電柱の足場ボルト等に固定すれば、吊り下げロープ及び柱上変圧装置蓋保持具を介して柱上変圧装置の蓋を確実に吊り下げておくことができる。蓋には蓋体に直交するように帯状体が設けられているので、柱上変圧装置蓋保持具で柱上変圧装置の蓋の蓋体を挟み込むことで、万が一、締付ボルトが緩んでも、締付ボルトの先端部に取付けられた当て板が蓋の帯状体に引っかかるので、蓋が柱上変圧装置蓋保持具から外れて落下することはない。
また、本発明によれば、吊り環は、受け部の真上の連結部の上部に設けられているので、蓋をほぼ真直ぐに吊り下げることができる。これにより、より安定的に蓋を吊り下げることができる。
また、本発明に係る柱上変圧装置蓋保持装置は、柱上変圧装置蓋保持具と、柱上変圧装置蓋保持具の吊り環に取付け、柱上変圧装置蓋保持具を吊り下げる吊り下げロープとを備えるので、既設の柱上変圧装置の蓋に何ら加工を加えることなく、蓋を電柱の足場ボルト等に簡単かつ確実に吊り下げることができる。
本発明の第1実施形態としての柱上変圧装置蓋保持装置1の概略的構成を示す正面図である。 図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の正面図である。 図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の蓋保持具本体10の側面図である。 図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の蓋保持具本体10の変形例である蓋保持具本体11の側面図である。 図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の変形例である柱上変圧装置蓋保持具4の正面図である。 従来の柱上変圧装置100の概略的構成を示す断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態としての柱上変圧装置蓋保持装置1の概略的構成を示す正面図である。図2は、図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の正面図である。図3は、図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の蓋保持具本体10の側面図である。図4は、図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の蓋保持具本体10の変形例である蓋保持具本体11の側面図である。図5は、図1の柱上変圧装置蓋保持装置1の一部を構成する柱上変圧装置蓋保持具3の変形例である柱上変圧装置蓋保持具4の正面図である。
柱上変圧装置蓋保持装置1は、柱上変圧装置100の点検時等に取り外される蓋110を安定して保持し電柱の足場ボルト等に吊すための保持装置であって、蓋110の蓋体112端部を締め付けて保持する柱上変圧装置蓋保持具3と、柱上変圧装置蓋保持具3を電柱の足場ボルト等(図示を省略)に吊下げるための吊り下げロープ5とを含む。
柱上変圧装置蓋保持具3は、蓋保持具本体10と締付ボルト12とを有し、蓋保持具本体10と締付ボルト12とで蓋110の蓋体112を挟み込み保持する。
蓋保持具本体10は、蓋110を吊り下げるための十分な強度を持つ金属性の部材からなり、平行離間する一対の腕部16、18を連結部14で連結する大略的にはU字形状又はコ字形状を有し、連結部14は、両端部に設けられた平行離間する一対の腕部16、18と一体的に形成されている。蓋保持具本体10は、基本的には平行離間する一対の腕部16、18を連結部14で連結する構造であれば、U字形状又はコ字形状に限定されないけれども、U字形状又はコ字形状とすることで製造が容易となる。また強度的にも優れる。なお、蓋保持具本体10は、連結部14と一対の腕部16、18とを別々に製作し、その後連結してもよい。
柱上変圧装置蓋保持具3を用いて蓋110を保持するときは、蓋110の帯状体114が連結部14に平行になるように保持されるので、連結部14の長さは、少なくとも蓋110の帯状体114の高さ(幅)以上の長さが必要である。一対の腕部16、18は、基本的には各々の先端部に設けられる受け部20及びねじ孔24を支持できる大きさであればよく、長さも必要以上に長くする必要はない。
一の腕部16の先端部には、受け部20が設けられている。受け部20は、締付ボルト12の先端部に設けられた当て板22とで蓋110の蓋体112を挟込み保持する部位であり、腕部16の先端部に、当て板22と相対する位置に設けられている。受け部20の大きさは特に限定されないけれども、小さ過ぎると、蓋110を安定的に保持することができないので、ある程度の大きさは必要である。また受け部20が小さ過ぎると、締付ボルト12の先端部に設けられた当て板22とで蓋110の蓋体112を挟み込んだとき、局所的に力が加わり、蓋110が変形する恐れがあるのでこの点からも好ましくない。一方、受け部20の大きさを必要以上に大きくすると、蓋保持具本体10の大きさも大きくなり、重量も重く、かつ携行性、作業性が悪くなるので、保持する蓋110の大きさ、重量に応じて適宜決定することが好ましい。なお、図1に示す蓋110の蓋体112のように中央部が湾曲しているときは、受け部20の大きさは、図1に示すように蓋体112の周縁部の平坦部のみを挟みつける大きさとすることで、蓋110を安定的に保持することができる。
受け部20は、腕部16の先端部を膨らませることで一体的に形成されているけれども、受け部20と腕部16を別々に製作し、腕部16の先端部に受け部20を溶接等で取付けてもよい。さらに図4に示すように腕部51の幅を広くし、腕部51の先端部を受け部52として機能させてもよい。受け部20は、締付ボルト12の先端部に設けられた当て板22と同一の形状が好ましい。
受け部20の内側の面には、挟み込み保持する蓋110に傷がつかないようにするためのゴム板等からなる弾性体26が取付けられている。弾性体26は、蓋110に傷がつくことを防止する他、保持する蓋110への締付力を増し、蓋110がずれることを防止する。
一方、他の腕部18の先端部には、締付ボルト12が螺合するねじ孔24が設けられている。ねじ孔24は、腕部18の先端部に直接設ける代わりに、ねじ孔24を有する部材と腕部18とを別々に製作し、腕部18の先端部にねじ孔24を有する部材を溶接等で取付けてもよい。締付ボルト12は、軸部13が全てねじ山となっている所謂全ねじであり、ねじ部の長さは、少なくとも連結部14以上の長さを有する。このねじ孔24に螺合する締付ボルト12は、腕部18に直交し、腕部16方向に前進、腕部16から離れるように後退することができる。ねじ孔24は、締付ボルト12を絞め込んだとき、締付ボルト12の中心線が受け部20の中心と一致するように設けられている。
締付ボルト12の先端部には、蓋110を保持するための当て板22が締付ボルト12に対して回転自在に取付けられている。当て板22が締付ボルト12に対して回転自在に取付けられていることで蓋110をしっかりと保持することできる。このような取付け方法は、公知の方法で行うことができる。例えば、締付ボルト12の先端部に凸状の段差を設け(図示省略)、当て板22の中央部に凸部よりも少し大きい径の孔(図示省略)を設け、凸部に当て板22を嵌め入れた後、凸部の先端部を膨らませる。凸部の先端部を膨らませる代わりに、当て板22が脱落することを防止するストッパーを設けてもよい。このように締付ボルト12の先端部に当て板22を取付けることで、当て板22は締付ボルト12から脱落することなく、締付ボルト12に対して回転自在となり、さらに締付ボルト12に対して多少のがたつきを有するので、締付ボルト12と蓋110とが完全に直交していなくても、蓋110をしっかりと保持することできる。
当て板22は、腕部16の先端部に設けられた受け部20とで蓋110の蓋体112を挟込み保持する部材であるので、蓋110を安定的に締付け固定するための大きさが必要である。この当て板22の大きさは、受け部20の大きさと同じように考えることができ、当て板22の大きさと受け部20の大きさと同一することが好ましい。また、蓋110の内側であって周縁部に設けられた蓋パッキン116の幅が比較的狭い場合には、当て板22の端部34と当て板22の中心36との距離が蓋パッキン116の幅以下となるようにすることが好ましい。このようにすることで、蓋パッキン116の上を柱上変圧装置蓋保持具3で挟みつけても、当て板22と受け部20が平行となり安定的に蓋110を保持することができる。当て板22の形状は特に限定されないけれども、蓋110の形状が円でありさらに蓋110の周縁部には帯状体114が設けられていること、当て板22の一部が帯状体114に接するよう蓋110を挟み込み保持することを考えれば、当て板22の形状は丸が好ましい。
当て板22の反締付ボルト側の面には、受け部20の内側の面と同様に、挟み込み保持する蓋110に傷がつかないようにするためのゴム板等からなる弾性体27が取付けられている。弾性体27は、蓋110に傷がつくことを防止する他、保持する蓋110への締付力を増し、蓋110がずれることを防止する。なお、当て板22自身を厚みのあるゴム板で形成することで、弾性体27を省略することもできる。
締付ボルト12は、当て板22とは反対側の端部に締付ボルト12を締め付けるためのリング状の締付体28を有する。この締付体28は、締付ボルト12を締付けるためのものであって、手又は治具を用いて回転させることで締付ボルト12を締め付けることができる。締付体28は、容易に手で回すことが可能な形状、大きさが好ましく、リング状の他、棒状、円柱状の締付体が例示される。但し、締付体28を必要以上に大きくすると重量も重く、かつ携行性、作業性が悪くなるので好ましくない。締付ボルト12に蝶ボルトを用いてもよい。
蓋保持具本体10の連結部14の上部には、吊り下げロープ5を取付けるための吊り環30が取付けられている。吊り下げロープ5の一端をこの吊り環30に固定し、ロープの他端部32を電柱の足場ボルトにひっかけることで、吊り下げロープ5及び柱上変圧装置蓋保持具3を介して蓋110を電柱に確実に吊り下げることができる。吊り環30の取付け位置は、連結部14の中央上部とすることもできるけれども、図5に示すように受け部20の真上、ほぼ真上、又は弾性体26の真上の連結部14の上部に設けることが好ましい。吊り環30をこの位置に取り付けることで、蓋110をほぼ垂直な状態で吊り下げることができる。これにより蓋110が電柱に接触せず、柱上変圧装置蓋保持装置1に無理な力が働かず安定して蓋110を吊るすことができる。
上記構成からなる柱上変圧装置蓋保持具3の大きさは、保持する蓋110の大きさによって異なり、特定の大きさに限定されないけれども、例えば20KVA、30KVAの柱状変圧装置100の蓋110の大きさは、蓋体110の直径が約363mm、帯状体114の幅が30〜50mm、板の厚さが約2mm、重量が約2kgであり、この蓋110を保持する柱上変圧装置蓋保持具3の大きさは、連結部14の長さを100mm程度、腕部16、腕部18の長さも約100mm程度とすることができる。
吊り下げロープ5は、柱上変圧装置蓋保持具3に保持した蓋110を吊り下げ可能な強度を有すればよく、市販の金属又は合成樹脂製のロープを使用することができる。一端部32は、電柱の足場ボルトに簡単に引っ掛けられるように予め環としておくてもよく、さらには、電柱の足場ボルトに簡単に引っ掛けられるようにフックを設けておいてもよい。吊り下げロープ5の長さは特に限定されないけれども、必要以上に長くすべきではない。吊り下げた蓋110を保持した柱上変圧装置蓋保持具3を引き上げるのに多くの労力が必要となる。作業に邪魔とならないような位置に吊り下げ可能な長さとすることが好ましい。
柱上変圧装置蓋保持装置1を用いて柱上変圧装置100の蓋110を電柱の足場ボルトに吊り下げるには、まず、柱上変圧装置蓋保持具3の締付ボルト12を緩め、当て板22と受け部20との間隔を、蓋110の帯状体114の高さよりも大きくした状態としておく。また吊り下げロープ5の一端は吊り環30に固定し、吊り下げロープ5の他端部32は、電柱の足場ボルトに引っ掛けておく。作業者は柱上変圧装置100から蓋110を取り外し、柱上変圧装置蓋保持具3を取り外した蓋110の帯状体114に被せるようにし、締付ボルト12の締付体28を回し締付ボルト12を締める。これにより蓋110の蓋体112の端部が当て板22と受け部20とで挟み込まれ、蓋110が柱上変圧装置蓋保持具3に保持される。
柱上変圧装置蓋保持装置1は、当て板22と受け部30とに各々弾性体26、27を有するので、蓋110を締付けた締付ボルト12が緩みにくく、蓋110を安定的に保持することができる。また、蓋110には、外周に蓋体112に直交するように帯状体114が取り付けられているため、仮に、締付ボルト12が緩んだとしても、締付ボルト12の先端部に取付けられている当て板22が帯状体114に引っかかるので、蓋110が柱上変圧装置蓋保持具3から外れて落下することはない。
柱上変圧装置100の点検は、作業者が柱上変圧装置100の蓋110を取り外して作業をすることになるが、本発明に係る柱上変圧装置蓋保持装置1を用いることで、速やかに蓋110を安定して保持することができる。また、点検作業を妨げない安全な場所に蓋110を吊るすことができるので、作業者は、点検作業に注力でき安全作業の確保と高い作業効率が得られる。さらに本発明に係る柱上変圧装置蓋保持装置1を使用すれば、既設の柱上変圧装置100の蓋110に何らの加工も加える必要がないので、既設の柱上変圧装置100の点検作業に容易に適用することができる。
1 柱上変圧装置蓋保持装置
3 柱上変圧装置蓋保持具
4 柱上変圧装置蓋保持具
5 吊り下げロープ
10 蓋保持具本体
12 締付ボルト
14 連結部
16 腕部
18 腕部
20 受け部
22 当て板
24 ねじ孔
30 吊り環
51 腕部
52 受け部

Claims (3)

  1. 平行離間する、端部にねじ孔を備える腕部と受け部を備える腕部とを連結する連結部を有するU字形状又はコ字形状の蓋保持具本体と、
    前記腕部に設けられたねじ孔と螺合し、前記受け部を備える腕部方向に進退可能な締付ボルトと、を備え、
    前記締付ボルトの先端部には、該締付ボルトに直交するように当て板が取付けられ、前記受け部は、前記当て板に相対する位置に設けられ、前記連結部の上部には吊り環が設けられていることを特徴とする柱上変圧装置蓋保持具。
  2. 前記吊り環は、前記受け部の真上の前記連結部の上部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の柱上変圧装置蓋保持具。
  3. 請求項1又は2に記載の柱上変圧装置蓋保持具と、
    前記柱上変圧装置蓋保持具の吊り環に取付け、前記柱上変圧装置蓋保持具を吊り下げる吊り下げロープと、
    を備えることを特徴とする柱上変圧装置蓋保持装置。
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