JP5268039B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器 Download PDF

Info

Publication number
JP5268039B2
JP5268039B2 JP2008225362A JP2008225362A JP5268039B2 JP 5268039 B2 JP5268039 B2 JP 5268039B2 JP 2008225362 A JP2008225362 A JP 2008225362A JP 2008225362 A JP2008225362 A JP 2008225362A JP 5268039 B2 JP5268039 B2 JP 5268039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit breaker
work
current
time
energization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008225362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010061929A (ja
Inventor
正夫 今本
茂 相原
哲男 古本
賢二 安藤
武 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tempearl Industrial Co Ltd
Original Assignee
Tempearl Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tempearl Industrial Co Ltd filed Critical Tempearl Industrial Co Ltd
Priority to JP2008225362A priority Critical patent/JP5268039B2/ja
Publication of JP2010061929A publication Critical patent/JP2010061929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268039B2 publication Critical patent/JP5268039B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

本発明は,建設現場などで用いられる作業用電気機器等に電源を供給する電路に適用される回路遮断器であって,特に,電路における異常電流の発生により電路への通電を制御することに加え,異常電流以外の所定の条件に基づいて電路への通電を制御する機能を有した回路遮断器に関する。
建設現場などで,作業の進行状況に応じ,臨時に電力の使用が必要となるような場所では,作業用電気機器への電源供給のために,仮設用分電盤を設置して工事作業を行っている。
このような仮設用分電盤としては,例えば特許文献1に開示されたような分電盤が使用される。仮設用分電盤は,その外郭をなす筐体内に,主開閉器と該主開閉器の負荷側に接続された分岐開閉器とを備えて構成される。そして,前記筐体内の主開閉器には分電盤の一次側電路を構成する電線を引き込み接続するとともに,分岐開閉器には分電盤の二次側電路を構成する電線を引き込み接続して,前記作業用電気機器への電力供給を行うよう用いられる。
特開2001−157328号 図1
前述したような仮設用分電盤の使用形態としては,日毎の始業時に主開閉器および分岐開閉器をON操作し,終業時にOFF操作して用いられることが多い。
しかしながら,建設現場などでは,土木工事,建築工事,配管工事など様々な業種の作業者が多数出入りして工事を進めることが一般的であり,前記仮設用分電盤に設けられる主開閉器ならびに分岐開閉器のON操作もしくはOFF操作は,個々の業者や作業員がそれぞれ必要に応じて行うことが常である。
そして,日毎の終業時に誰が責任を持って開閉器をOFFするのかは,その時々の作業の進捗具合や出入りする作業者でまちまちであり,終業後も開閉器がOFF操作されず,開閉器を切り忘れた場合には翌日の作業開始まで作業用電気機器に電力が供給され続ける事例が見受けられる。
さて,このように作業の終了後も開閉器がOFF操作されず,電源が電路に供給され続けた場合,次のような不都合がある。
第一に余分なエネルギーが消費されることに伴い環境面での問題がある。
例えば,作業現場等で用いられる交流アーク溶接機の溶接作業時の消費電力は,出力にもよるが約1kWから数kW程度であり,待機電力は1台当たり200W〜300W程度である。
即ち,溶接機に電源の供給が続けられている限り待機電力だけで1台当り数百ワットもの余分な電力を消費し続けることとなり,COの排出など環境負荷が高くなるという課題がある。
仮に,終業時(17:00)から翌朝の始業時(8:00)まで,夜間15時間の待機電力量は,200W×15h=3kWhとなる。1月では,3kWh×30日=90kWhとなり,1年では,90kWh×12カ月=1080kWhとなる。これは,「地球温暖化対策の推進に関する法律施行令」により,二酸化炭素に換算すれば,1カ月で約50kgの二酸化炭素の排出量に相当し,1年では約600kgもの二酸化炭素の排出量に相当する量となる。
第二に安全上の問題がある。
仮設現場における電路は移動用の電線や機器がほとんどで,電気・機械的な保護が他の設備に比べて十分でない場合が多い。そのような電路で,且つ無人の状態で電気供給が継続されていると,短絡や漏電などの事故が起こった際に発見が遅れ火災に至る危険性がある。
また,始業時に機器の配線替えなどを行う場合,前日に仮設用分電盤の開閉器がOFFされているものと勘違いして,充電部に直接触れてしまい,感電し人身災害に至る場合もある。このようなことから,工事作業現場では作業の終了後は開閉器がOFFされていることが望ましい。
そこで,本件の発明の目的とするところは,建設現場などにおいて使用される電路に対して,通電の必要がないと判断した場合には,電路への通電を自動で停止制御し,環境負荷を低減できるとともに,電気安全が確保できる回路遮断器を提供することである。
上記の課題を解決するため,本件発明の請求項1では,過電流や漏電電流など電路における異常電流に起因して遮断制御する第一の通電制御手段と,異常電流以外の所定の条件に起因して遮断制御する第二の通電制御手段を備えて構成される回路遮断器であって,第二の通電制御手段は,通電時間を設定するタイマーを含んで構成されるとともに,電路に流れる電流を検出する電流検出手段並びに電圧を検出する電圧検出手段と,該電流検出手段並びに電圧検出手段からの出力信号を受けて電力量を求める演算手段と,通電可能な電力量情報を記憶させた記憶媒体と,該記憶媒体を読み取り,演算手段に読み取った情報を出力する読み取り手段と,前記電路で使用する作業用電気機器を用いる工事作業者並びに作業関係者等の作業現場への入出を管理する認証情報を記憶させたデータキャリアと,該データキャリアを読み取り,演算手段に読み取った情報を出力する読み取り手段と含んで構成され,前記タイマーにより定められた時間が経過した場合には,該タイマーからの出力信号により引外し手段が駆動され,該引外し手段が接点開閉機構に作用することにより電路を開状態とすること,前記演算手段により記録媒体に記憶された電力量情報と前記演算手段により求められた電力量を比較し,求められた電力量が前記電力量情報に達した場合には,該演算手段からの出力信号により引外し手段が駆動され,該引外し手段が接点開閉機構に作用することにより電路を開状態とすること,前記作業現場に入ったという入情報と,出たという出情報とを演算手段で比較し,作業現場内に人がいない場合において,演算手段で求めた電力量が所定値以上あった場合に,該演算手段からの出力信号により引外し手段が駆動され,該引外し手段が接点開閉機構に作用することにより電路を開状態とすること,を特徴として回路遮断器を提供した。
これにより,電路への通電の必要があるか否かを,前記第二の通電制御手段により判断させ,その結果,通電の必要がない場合には,電路への通電を自動で停止制御するため,余分なエネルギーが消費されることに伴う環境面での問題が解消できるとともに,安全上の問題も解消できる回路遮断器を提供することができる。
削除
また,タイマーにより定められた時間内だけ電路への通電が行われ,時間外は電路を遮断し通電が行われないようにしたため,余分なエネルギーが消費されることに伴う環境面での問題が解消できるとともに,電気安全上の問題も解消できる回路遮断器を提供することができる。
削除
また,作業現場などで必要な電力量を予め定めておき,定められた電力量分だけ通電が行われるため,必要以上に電力が消費されることがない。また,仮に,終業時の切り忘れなどにより,夜間,不要な電力が通電されていた場合には,その分,日中の作業時に使用できる電力量が減少することになり,必然的に,切り忘れ防止の意識向上が行え,環境負荷の低減につながるとともに,電気安全の確保を行うことができる。
削除
また,作業現場内に,作業者並びに作業関係者がいない場合に,所定の電力消費があった場合には,電路への通電を制御するよう構成したから,通電の必要がない場合には効率的に電路への通電を遮断することができるとともに,漏電などが原因で発生する無状態における電気火災が未然に防止することができる。
また,前記第二の通電制御手段は,時計機能を備えた時計手段と作業現場における始業時間並びに終業時間を設定する作業時間設定部と信号出力手段を含んで構成され,前記作業時間設定部により定められた時間内において,電路への通電を行うことを特徴として回路遮断器を提供してもよい。
これにより,作業現場における作業時間内でのみ電路への通電を行うよう構成することができ,通電の必要がない場合の通電を制御することができる。
また,前記作業時間設定部は,更に休憩時間を設定する休憩時間設定部を備え,該休憩時間設定部により定められた休憩時間の間は,電路への通電を行うことを特徴としてもよい。
これにより,作業現場での休憩時間の間,一時的に作業用電気機器を使用しないことに伴い電路における消費電力が低減するが,休憩時間のたびに通電を遮断制御し,ウォーミングアップが必要な機器などの再起動に手間取ることによる作業効率の低下を回避することができる。
また,前記作業時間設定部は,更に休憩時間を設定する休憩時間設定部を備え,該休憩時間設定部により定められた休憩時間の間は,電路への通電を行わないことを特徴としてもよい。
これにより,作業現場での休憩時間の間,一時的に作業用電気機器を使用しない場合においても,こまめに電路への通電を制御することができ,作業効率の低下にはなるが,環境負荷をより低減することができるともに,不用意に電路に接触することによる電気事故の防止につながる。
削除
このように,各々の現場に適した条件で制御を行えるため,的確に通電を制御することができる。
本件の発明によれば,建設現場などにおいて使用される電路に対して,通電の必要がないと判断した場合には,電路への通電を自動で停止制御し,環境負荷を低減できるとともに,電気安全が確保できる回路遮断器を提供することができる。
次に本件発明を図面により詳細に説明する。図1は本発明の回路遮断器を電路に接続した場合のブロック図を示した図である。図1において100は回路遮断器,1から3は該回路遮断器100が接続される三相3線式の電路である。なお,電路としては,単相3線式,単相2線式,三相3線式など,一般的に作業現場などでよく用いられる相線式の電路を想定している。
4は接点装置である。該接点装置4は,固定接点と可動接点とが対をなした構造であり,該接点の開閉により,電路への通電/遮断が行われる。7は,リンク機構などを用いて構成され前記接点装置4に作用する接点開閉機構部である。該接点開閉機構部7は,操作ハンドルと連動し,該操作ハンドルの動きを接点装置に伝達する。
10は第一の通電制御手段である。該第一の通電制御手段は,電路に,過電流や短絡電流などの異常電流が生じた場合に作動するものであり,前記開閉機構部7に作用し接点装置を開状態とする。具体的には,バイメタルや電磁引外し装置などを用いて構成される引外し装置である。
また,回路遮断器が,漏電遮断器である場合には,電路における漏電電流が,所定の感度電流に達した場合には,前記開閉機構部7に作用し,接点装置を開状態とする漏電引外し装置も含んでいる。
11は第二の通電制御手段である。第二の通電制御手段は,電路における異常電流以外の所定の条件を遮断要因として,所定の手順に基づき電路への通電を行うか否かを判定する。そして,電路への通電が不要であると判定すれば,接点開閉機構部7に作用して電路への電源の通電を停止する。
5は電路における消費電力を検出する検出手段で,第二の通電制御手段11へ電力に応じて出力される出力信号を,第二の通電制御手段11に入力する。第二の通電制御手段11は,前記検出手段5からの出力信号を,前記所定の条件のひとつとして処理する。
次に,本発明の回路遮断器について,図2に示したより詳細な内部ブロック図を用いて説明する。
図1と同じく,100は回路遮断器,1から3は該回路遮断器100が接続される電路である。また,4は接点装置,5は検出手段,7は接点開閉機構部,10はバイメタルや電磁引外し装置などを用いて構成される第一の通電制御手段,11は第二の通電制御手段である。
検出手段5は,電流検出手段51と電圧検出手段52で構成され,検出電流ならびに検出電圧に基づいた信号を出力する。電流検出手段51としては,変流器やシャント抵抗などを用いて構成するとよい。また,電圧検出手段52としては電圧センサなどを用いて構成するとよい。単相2線式のときは,2本のうち一線に,単相3線式のときは,電源側の2線に,三相3線式のときは,UVWのうち2本の線の電流を検出するように配置する。
前記引外し装置9は,第二の通電制御手段からの信号を受けて駆動するトリップコイルである。該トリップコイルは,接点開閉機構部7に作用する鉄芯を備えて構成している。
該トリップコイルに電流が流れると,電磁力により鉄芯がコイル内部に引き込まれ,接点開閉機構部7が備えたラッチを引外し,接点装置4を開状態にせしめる。なお,引外し装置としては,エネルギーを供給することにより機械的変位を行う圧電素子や,アクチュエータなどを用いて構成してもよい。また,前記鉄芯を突出する方向に動作させるよう構成してもよい。
また,回路遮断器として,漏電遮断器を構成する場合には,前記引外し装置9を,漏電引外し手段として用いてもよい。
次に,第二の通電制御手段11について説明を行う。第二の通電制御手段11は,通電を行う必要があるか否かの判断処理を,主にマイコン121を用いて行う。所定の条件に基づきマイコンが通電を行う必要がないと判断した場合には,引外し装置9を駆動する引外し駆動手段122に信号を出力する。マイコン121には,I/Oポートや,プログラムデータ記憶領域,データ記憶領域,演算処理部などを備えたものを用いている。
なお,引外し駆動手段として,該マイコン121から出力された信号をトリガとして駆動し,前記引外し手段の電源経路の一部となるサイリスタ122を用いて構成している。引外し駆動手段としては,この他リレーや半導体スイッチを用いて構成してもよい。
まず,前記第二の通電制御手段11にて判定される所定の条件について,第一の所定の条件について説明を行う。第一の所定の条件は,通電時間を設定するタイマーによるものである。タイマー機能をマイコンに持たせ,回路遮断器のハンドル操作により,接点が投入されると,タイマーで設定された時間だけ電路への通電を行う。タイマーのカウント開始は,接点が投入されることによりマイコンに電圧が印加されることをトリガとしてもよいし,検出手段により電路に流れる電流が発生したことをトリガとしてもよい。そして,通電時間としては,例えば一日の予定就業時間の9時間とか12時間を予め設定しておき,通電時間に達したときは,タイマーがカウントアップし,マイコンから前述の引外し駆動手段122に駆動信号を出力する。
タイマーの設定時間は,押し釦操作式のタイマー時間設定手段126により,マイコン外部からI/Oポートを通じて,手動で設定できるように構成している。これにより,作業現場毎に異なる通電時間を設定する場合にも,8時間とか,10時間などの通電時間を簡単に設定することができる。
なお,残業など特別な事情で1回目の通電制御後に電路への通電が必要になる場合を想定し,開路後30分とか1時間以内に接点の再投入があった場合は,1時間とか2時間など初回にタイマーがカウントアップする時間より短時間でカウントアップするようにマイコンに再カウントアップ機能を持たせて制御してもよい。翌日の始業時の接点投入は前日の終業時より少なくとも数時間は経過しているので,1回目のタイマーのカウントアップする時間は一日の就業時間となる。
次に,第二の所定の条件について説明を行う。第二の所定の条件は,使用可能な電力量情報を記憶した記憶媒体のデータを読み込むことにより,その電力量分だけ通電を可能とするものである。
具体的には,検出手段5により検出した電力をマイコンで積算し,その積算値と,前記記憶媒体に記憶された使用可能な電力情報を記憶媒体読取手段130により読み込み比較し,前記積算値が前記使用可能な電力情報に達した場合には,マイコンから前記引外し駆動手段122に駆動信号を出力し,引外し装置9を駆動させて,該引外し装置9が接点開閉機構部7に作用することにより,接点装置4が開状態となり,電路への通電が遮断される。
なお,前記検出手段5から出力された信号は,マイコン121に入力される前に,入力前処理として,電圧増幅回路により電圧増幅され,ローパスフィルターにより不要なノイズが除去され,信号レベル調整回路によりマイコンの入力ポートに適した入力レベルに調整されてマイコンに入力される。本実施例では,検出手段を複数設けており,その数だけ入力前処理の系統を設けている。なお,単相3線式や,三相3線式では,3線のうち2線に設置した電流検出手段である変流器やシャント抵抗など,2つの電流検出素子の出力について,それぞれの出力について個別に処理を行い,どちらかの出力が閾値を下回った場合に作業が行われていないと判定するよう構成してもよいし,それぞれの出力を合算しその合計が,閾値を下回った場合に作業が行われていないと判定するよう構成してもよい。
記憶媒体としては,ICカードや,磁気記憶カードであるコンパクトフラッシュ(登録商標)カードやSDメモリカードなどを想定している。例えば,作業現場の統括元で,各現場での使用可能電力量を決定し,その電力量をコンピュータから記憶媒体に書き込み,現場の回路遮断器にて該記憶媒体を読み込むことにより,使用可能な電力量を設定する。
読み込み手段としては,ICカードリーダーや,磁気記憶カードリーダーなどを想定している。
なお,使用可能な電力量情報を回路遮断器で読み取る方法として,回路遮断器にマイコンと接続された通信手段を設けて,作業現場の統括元となるゼネコン側に設けた通信手段から,所定の電力量情報を送信し,回路遮断器側でその電力量情報を受信することにより,電路で検出された電力の積算値と,受信した電力量情報とを比較するように構成してもよい。
通信手段としては,電話網を利用した通信としてもよいし,インターネット網を利用した通信としてもよい。ゼネコン側からみた回路遮断器の特定は,固有の識別番号を予め回路遮断器側に付与しておき,該識別番号に基づいて特定するようにしてもよいし,インターネット網を利用するときには,回路遮断器側の通信手段としてTCP/IPに対応した通信部を用い,MACアドレスや,IPアドレスに基づいて特定するように構成してもよい。
特に,非常時接続環境である場合には,動的に割り当てられるIPアドレスとURLとを結びつけるDDNSを利用して回路遮断器側と特定してもよい。また,回路遮断器側から,インターネット上に準備されたサーバーにアクセスを行い,サーバーに蓄積された電力量情報を取得し,その電力量情報を積算値と比較するように構成してもよい。なお,IPv4(インターネットプロトコルバージョン4)規格に基いた通信を行う場合にはこのような方式を用いるが,IPv6規格に基づいた通信を行う場合にはそもそも通信元が特定できるためDDNSなどのシステムが簡略化できる。
次に,第三の所定の条件について説明を行う。第三の所定の条件は,作業現場に入出する工事作業者や作業関係者が携帯するデータキャリアの情報を読取手段130にて読み取り,入情報と,出情報とを比較し,現場内に人がいない場合に消費電力が一定以上あった場合には通電を停止するものである。
データキャリアとしては,作業現場に出入りする工事作業者や作業関係者などが携帯するIDカードを想定している。該IDカードには,その現場の関係者であることを識別する認証情報を記憶させた記憶部と,その認証情報を外部から読み取り可能に設けた通信部が備えられている。認証情報としては,例えば,作業現場に出入りする全ての業者で共通な認証情報を記憶させたものとしてもよいし,業者毎に異なる認証情報を記憶させたものとしてもよいし,個人を識別する認証情報を記憶させたものとしてもよい。これらの情報はコンピュータを用いて予めIDカードに記憶させておくとよい。
また,データキャリアとしては,IDカード以外にも,識別情報を記憶させたICタグを備えた携帯物や,無線ICタグを用いたものであってもよい。
作業者や作業関係者はこれらのデータキャリアを携帯しておく。そして,作業現場に入るときと出るときに,前記データキャリアの認証情報が,回路遮断器100に設けられた読み取り手段125から読み取られる。これにより,作業者や作業関係者が作業現場内にいる/いないといった情報が判別できる。
具体的には,マイコン121に設けられたデータ記憶部に,読み取ったデータキャリア情報を記憶していき,人が入ったという情報と,人が出たという情報を対にして管理し,個別に入出状態を判定する。
また,電路における消費電力の検出は前述の第二の所定の手段において説明したものと同様に行い,作業現場に人がいないと判定した場合において,所定の消費電力,例えば所定の消費電力を180Wと設定しておき,200Wの電力が検出された場合には,引外し駆動手段122に信号を出力し,引外し手段9を駆動して電路への通電を遮断する。
次に,第四の所定の条件について説明を行う。第四の所定の条件は,予め設定した始業時間並びに終業時間を時計機能を備えた時計手段により管理し,その就業時間内のみ,電路への通電を行うものである。
就業時間の設定は,押し釦操作式の就業時間設定手段124により,マイコン外部からI/Oポートを通じて,手動で設定できるように構成している。作業現場での始業時間と終業時間を設定し,マイコン内部に設けられた時計機能により,現在の時刻と設定された時間とを比較し,終業時間に達した場合には,引外し駆動手段122に信号を出力し,引外し手段9を駆動して電路への通電を遮断する。
なお,就業時間設定手段124と同様に,休憩時間設定部123を設けて,作業現場での休憩時間を設定できるように構成するとよい。例えば,昼休憩時間を,12時から13時までと設定し,その間の通電制御処理を2種類設ける。第一の休憩中の処理として,休憩時間中においては,電路への通電を行わないように制御し,第二の休憩中の処理として,休憩時間中においては,電路への通電を継続するように制御し,各々の処理を選択手段により選択可能に設けるとよい。
また,休憩時間の設定を,複数パターン設けて,昼休憩の他,午前10時から10分間とか,午後3時から10分間の休憩時間を設定できるようにし,それぞれの休憩時間について,通電制御を行うか否かを選択できるように構成するとよい。例えば,休憩時間が短い場合に所定の条件に達した場合,電路への通電を遮断してしまうと,再度回路遮断器を投入する手間がかかったり,ウォーミングアップが必要な機器などの使用に手間取ることになるが,休憩時間が短い場合には所定の条件に達した場合でも電路への通電を遮断しないようにすることで,回路遮断器を投入する手間や機器のウォーミングアップ時間を省くことができ,作業の効率を極力下げることなく継続することができる。作業現場に応じて,作業効率と,通電を行わないことによる環境負荷の低減とのバランスを考え,両者選択することができるようにしたから,その時々に応じて柔軟な選択を行うことができる。
次に,本発明の回路遮断器について図3を用いて説明する。
図3には,本発明の回路遮断器の外観図を示している。本実施例における回路遮断器は,その筐体内に,第一の通電制御手段と,第二の通電制御手段とを内蔵させたものである。
129は各種設定情報を表示する表示部である。該表示部は,液晶ディスプレイを用いて構成しており,マイコン121で設定されたタイマー時間や就業時間,休憩時間などの情報を表示する。
128は設定釦であり,設定条件切替部1281にて選択された設定条件を設定するものである。例えば,設定条件切替部1281によりタイマー時間を選択した場合には,設定釦128を操作することにより,表示部に表示されたタイマー時間が加減し,所望のタイマー時間を設定することができる。また,設定条件切替部1281により,就業時間を選択した場合には,設定釦128を操作することにより,表示部に表示された就業時間の始業時間と終業時間を設定することができる。また,設定条件切替部1281により,休憩時間を選択した場合には,設定釦128を操作することにより,表示部に表示された休憩時間の開始時間と終了時間を設定することができる。
130,131は読取部であり,前述のデータキャリアや使用できる電力量情報を記憶したカードとデータ通信を行い,データキャリアやカードに記憶された情報を読み出す。読み出した情報は,マイコンに出力される。また,記録媒体に記憶された記憶情報についても読み取り,読み出した情報はマイコンに出力される。
なお,本実施例においては,回路遮断器と一体に設けたが,回路遮断器の設置場所と作業現場の出入り口とが離れているような場合には,前記読取部130と回路遮断器を分離して構成し,その間を信号線で接続してもよいし,互いに無線通信部を設けて構成してもよい。
125は,電源ランプであり,LEDを用いて構成している。電源ランプはマイコン121の出力ポートに電気的に接続されており,判定ブロックが機能している場合に点灯するようにしている。
なお,判定ユニットの判定状況に応じて,該電源ランプの点灯のさせ方を変化させるよう構成してもよい。例えば,通常は点灯を行うが,検出電流に基づき判定処理を行い,通電制御が行われる場合には,点滅して,まもなく通電を停止する旨を知らせるように構成してもよい。
127は,テスト釦である。該テスト釦127を操作すると,通電制御機能が正常であるかマイコン121にて自己チェックを行うよう構成している。
本実施例では,テスト釦127を操作した場合,その5秒後に,マイコン121の遮断信号を出力するよう構成している。引外し手段駆動手段は,遮断信号を受けてアノードカソード間が導通状態となるから,遮断ブロックに設けられた引外し手段に電源が印加される。そして,引外し手段が駆動し,接点開閉機構部に作用し接点が開状態となる。
また,114は遮断表示釦である。遮断表示釦114は,第二の通電制御手段の判定により遮断動作した場合に,遮断ブロックの外郭を構成する筐体から突出するよう構成している。具体的には,前記引外し手段に設けられた鉄芯が動作した場合に,該鉄芯の動きと連動して突出/引込するように構成している。
これにより,操作ハンドルがOFF位置にある場合,遮断表示釦114の突出状態を合わせて見ることにより,通電の制御が行われて遮断動作したか否かを判断することができる。
150は制御解除釦である。制御解除釦150は,マイコンのI/Oポートに接続され,該制御解除釦150からの信号入力があった場合には,前記第二の通電制御手段による制御を解除するよう構成している。前述のように所定の条件に達した場合には,電路の電源が遮断されるが,あと少し電源がほしい場合も想定される。作業がやむなく中断されることにより,翌日の始業時まで作業が行えないことにより,作業効率が著しく低下する場合などに,制御解除を行うことにより,結果として電力の使用が減り,環境負荷の低減につながる。
140は通電制御がなされることを周囲に報知するスピーカである。マイコンにより,前述したような所定の条件に基づいて通電の制御が行われる場合,通電制御を行うよりも前に,通電制御処理がなされることを音声で報知する。
音声データは,予めマイコンのデータ記憶領域に記憶させておいてもよいし,別途,音声ICを用いて構成してもよい。
例えば,所定の条件がタイマーや,通電可能時間に基づくものである場合には,タイマーがカウントアップする数十分前や数分前などに,周囲に,「まもなく電源を切ります。」,「作業中の場合はご注意ください。」などの注意喚起を行う。
また,所定の条件が使用できる電力量情報である場合には,「まもなく電源を切ります。」との報知の他に,日毎の作業終了時間前に「あと50kWh電力の使用が行えます。」などの残りの使用可能電力量情報を報知してもよい。
なお,第二の通電制御手段を回路遮断器とは分離し,外付けのユニットとして構成してもよい。
この場合には,図4に示したように,電路に接続されて必要に応じて電路を遮断する第一の通電制御手段を備えた遮断器ブロック110と,電路への通電の必要性を判断する第二の通電制御手段を備えた判定ブロック120とを設けて,各々を連結手段により連結して構成する。
遮断ブロック110と,判定ブロック120とは,機械的な係合部を用いて連結されている。なお,より簡易に両面テープなどの粘着物を用いて連結させてもよい。
判定ブロック120は,前記遮断ブロック110内に設けられた電路に接続されて電源を取得する電源取得部と,電流検出手段から出力される信号を取得する電流電圧検出信号取得部と,引外し手段を駆動させる引外し手段駆動経路接続部を備え,遮断ブロックとの間で電源及び信号の送受信を行う。
図4に示した例では,遮断ブロックの外郭を構成する器体の一部に,これら電源取得部,電流電圧検出信号取得部,引外し手段駆動経路接続部を構成するリード線を配設するための孔部を設け,判定ブロックに引き込んでいる。
このように,図4に示した回路遮断器における遮断ブロックとしては,引外し手段を備えた配線用遮断器や漏電遮断器に改良を加えることで使用することが可能であり,一から新たに,第二の通電制御手段を備えた回路遮断器を開発する場合と比べて,該回路遮断器の開発期間を短縮させながら,なおかつ製造コストを低減させて提供できるというメリットがある。
本発明は,工事現場や建設現場の仮設用分電盤に用いることができる。また電気の切り忘れを防止することができることから,同様な目的で可能な範囲で家庭用や工場その他業務用途としても用いることができる。
第一の実施例の回路遮断器を示すブロック図 回路遮断器の内部ブロック図。 本発明の回路遮断器の外観図。 その他の回路遮断器の例を示す外観図。
1,2,3 電路
4 接点装置
5 検出手段
7 接点開閉機構部
9 引外し手段
10 第一の通電制御手段
11 第二の通電制御手段
100 回路遮断器
110 遮断ブロック
114 遮断表示釦
120 判定ブロック
121 マイコン
122 引外し駆動手段
123 休憩時間設定手段
124 就業時間設定手段
125 電源ランプ
126 タイマー時間設定手段
127 テスト釦
128 設定釦
1281 切替手段
130 読取手段
131 読取手段
140 スピーカ
150 制御解除手段

Claims (4)

  1. 過電流や漏電電流など電路における異常電流を起因として遮断制御する第一の通電制御手段と,異常電流以外の所定の条件を起因として遮断制御する第二の通電制御手段を備えて構成される回路遮断器であって,
    第二の通電制御手段は,
    通電時間を設定するタイマーを含んで構成されるとともに,
    電路に流れる電流を検出する電流検出手段並びに電圧を検出する電圧検出手段と,該電流検出手段並びに電圧検出手段からの出力信号を受けて電力量を求める演算手段と,
    通電可能な電力量情報を記憶させた記憶媒体と,
    該記憶媒体を読み取り,演算手段に読み取った情報を出力する読み取り手段と,
    前記電路で使用する作業用電気機器を用いる工事作業者並びに作業関係者等の作業現場への入出を管理する認証情報を記憶させたデータキャリアと,該データキャリアを読み取り,演算手段に読み取った情報を出力する読み取り手段と含んで構成され,
    前記タイマーにより定められた時間が経過した場合には,該タイマーからの出力信号により引外し手段が駆動され,該引外し手段が接点開閉機構に作用することにより電路を開状態とすること,
    前記演算手段により記録媒体に記憶された電力量情報と前記演算手段により求められた電力量を比較し,求められた電力量が前記電力量情報に達した場合には,該演算手段からの出力信号により引外し手段が駆動され,該引外し手段が接点開閉機構に作用することにより電路を開状態とすること,
    前記作業現場に入ったという入情報と,出たという出情報とを演算手段で比較し,作業現場内に人がいない場合において,演算手段で求めた電力量が所定値以上あった場合に,該演算手段からの出力信号により引外し手段が駆動され,該引外し手段が接点開閉機構に作用することにより電路を開状態とすること,を特徴とする回路遮断器。
  2. 前記第二の通電制御手段は,
    更に,時計機能を備えた時計手段と作業現場における始業時間並びに終業時間を設定する作業時間設定部と信号出力手段を含んで構成され,
    前記作業時間設定部により定められた時間内において,電路への通電を行うことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 前記作業時間設定部は,更に休憩時間を設定する休憩時間設定部を備え,該休憩時間設定部により定められた休憩時間の間は,電路への通電を行うことを特徴とする請求項記載の回路遮断器。
  4. 前記作業時間設定部は,更に休憩時間を設定する休憩時間設定部を備え,該休憩時間設定部により定められた休憩時間の間は,電路への通電を行わないことを特徴とする請求項記載の回路遮断器。

JP2008225362A 2008-09-03 2008-09-03 回路遮断器 Expired - Fee Related JP5268039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008225362A JP5268039B2 (ja) 2008-09-03 2008-09-03 回路遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008225362A JP5268039B2 (ja) 2008-09-03 2008-09-03 回路遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010061929A JP2010061929A (ja) 2010-03-18
JP5268039B2 true JP5268039B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42188519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008225362A Expired - Fee Related JP5268039B2 (ja) 2008-09-03 2008-09-03 回路遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5268039B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5145172B2 (ja) * 2008-09-03 2013-02-13 テンパール工業株式会社 回路遮断装置
JP2014157750A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Tempearl Ind Co Ltd 回路遮断器
JP2014157751A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Tempearl Ind Co Ltd 回路遮断器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2610818B2 (ja) * 1985-11-25 1997-05-14 松下電工株式会社 タイマ機能付回路しや断器
JP2600339Y2 (ja) * 1993-05-10 1999-10-12 大崎電気工業株式会社 回路遮断器および回路遮断器装着型電力量計
JP2006313728A (ja) * 2005-04-07 2006-11-16 Sanyo Noritsu Denki Kk ブレーカ制御システム及びブレーカ
JP2007288868A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Chugoku Electric Power Co Inc:The 遮断装置
JP2008079412A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Toshiba Lighting & Technology Corp 電流制限器及び分電盤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010061929A (ja) 2010-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09259733A (ja) 過電流引外し装置
KR200439685Y1 (ko) 저압 차단기용 전자식 트립 및 고장 표시 제어 장치
KR101241432B1 (ko) 스마트 대기전력 차단 멀티 콘센트
JP5268039B2 (ja) 回路遮断器
JP6509029B2 (ja) 分電盤
JP2014157750A (ja) 回路遮断器
KR102058400B1 (ko) 전력계통의 선로에서 순시전류 판별장치
JP2014157751A (ja) 回路遮断器
KR200440531Y1 (ko) 누전 차단기
JP2018518006A (ja) 交流電圧網に接続するための配電システム
CN108281331B (zh) 三相欠压跳闸装置以及具有三相欠压跳闸装置的塑壳断路器
JP4716412B2 (ja) 直流電源装置の過電流保護回路
KR100628984B1 (ko) 전기화재 감지 시스템
JP3919160B2 (ja) 自動再投入装置
US8659865B2 (en) System and method for protection of electrical appliances
JP5166174B2 (ja) 回路遮断器
JP4737153B2 (ja) 交流電磁弁の保護装置
JP2010063247A (ja) 作業状態監視制御装置及び回路遮断器
JP4627364B2 (ja) 電流検出装置
JP2004312851A (ja) 分電盤制御システム
US6160727A (en) Automatic power control device
KR102039870B1 (ko) 비활선 상태 감지장치
KR102036647B1 (ko) 전원 단락보호 회로
KR200332957Y1 (ko) 부하전원 자동절체장치
JP2016200927A (ja) 電源切不能手段を備えた安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130429

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5268039

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees