JP4737153B2 - 交流電磁弁の保護装置 - Google Patents

交流電磁弁の保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4737153B2
JP4737153B2 JP2007171760A JP2007171760A JP4737153B2 JP 4737153 B2 JP4737153 B2 JP 4737153B2 JP 2007171760 A JP2007171760 A JP 2007171760A JP 2007171760 A JP2007171760 A JP 2007171760A JP 4737153 B2 JP4737153 B2 JP 4737153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alternating current
evn
solenoid valve
solenoid valves
protection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007171760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009008207A (ja
Inventor
喜弘 張川
安弘 押目
秀樹 高山
龍太郎 水谷
夏生 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2007171760A priority Critical patent/JP4737153B2/ja
Publication of JP2009008207A publication Critical patent/JP2009008207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737153B2 publication Critical patent/JP4737153B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

この発明は、交流電磁弁の保護装置に関する。
交流電圧により駆動される交流電磁弁は、動作時に、スプール部に油中のゴミ(コンタミナント)などの異物が混入してスプールロックした場合、保持電流以上の電流がコイルに流れ続けて、最終的にコイル焼損に至っていた。
このような交流電磁弁のコイル電流が交流であることから、従来、交流電磁弁の保護装置としては、ヒューズにより保護するものがある(例えば、特開平11−94118号公報(特許文献1)参照)。このヒューズを用いて交流電磁弁を保護する場合、短絡,地絡などの一瞬の過電流保護はできるが、過大な電流がコイルに流れるのではなく、スプールロックなどのように保持電流の数倍前後の過負荷電流が流れ続ける場合は、ヒューズで確実に保護することはできない。このため、交流電磁弁は、スプールロックが発生した場合、コイルが焼損するものであると一般的に認知されている。
上記交流電磁弁のコイルの焼損を避けるために、整流器付き電磁弁(AC電源を電磁弁内部でDC電源に変換するダイオードブリッジ内蔵タイプ)を使用する場合もあるが、ソレノイド消磁時の応答性が遅いという問題がある。また、DCタイプの電磁弁を選定する場合もあるが、システムによってはACタイプでないと採用できない場合もある。また、回路的に保護をかけるためにAC電流を検出するには、一般的にCT(電流センサ)を使用することが考えられるが、CTが高価であると共にCT用の部品スペースが必要であり、実用的でない。また、CT以外のセンサで電流検出する場合、回路自体が複雑になり、コストと実装スペースが問題になる。
特開平11−94118号公報
そこで、この発明の課題は、低コストで交流電磁弁のスプロールロック時などの過負荷を検出でき、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を防止できる交流電磁弁の保護装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の交流電磁弁の保護装置は、
油圧ポンプシステムに用いられる交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる交流電流をオンオフするスイッチ部(SW1〜SWn)と、
上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる交流電流を検出するための抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)と、
上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が、上記交流電磁弁(EV1〜EVn)がスプールロックした過負荷時に上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値に対応する所定値以上であるか否かを判別する交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)と、
上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)の判別結果に基づいて、上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が上記所定値以上であるときに、上記スイッチ部(SW1〜SWn)をオフにする制御部(13,23,33)と
を備えることを特徴とする。
上記構成の交流電磁弁の保護装置によれば、上記交流電流判別部が抵抗により検出された油圧ポンプシステムに用いられる交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値、上記交流電磁弁がスプールロックした過負荷時に上記交流電磁弁のコイルに流れる上記交流電流の累積値に対応する所定値以上であると判別すると、上記制御部によりスイッチ部をオフすることによって、例えば、交流電磁弁のスプール部に油中のゴミが詰まってスプールロックした過負荷時に、コイルに保持電流の数倍の電流が流れ続けて、電磁弁のコイルが焼損するのを未然に防ぐことができる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置では、上記交流電流判別部は、上記抵抗の両端に生じる交流電圧を整流することにより上記交流電流判別部用電源となる直流電圧を生成する整流回路を有する。
上記実施形態によれば、上記交流電流判別部の整流回路によって、抵抗の両端に生じる交流電圧を整流して交流電流判別部用電源となる直流電圧を生成することによって、保護装置用の電源回路を別に設ける必要がなく、回路構成を簡略化できる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置では、上記交流電流判別部が上記抵抗により検出された上記交流電磁弁のコイルに流れる上記交流電流の累積値が上記所定値以上であると判別すると、上記制御部から異常信号を出力する。
上記実施形態によれば、上記交流電流判別部が抵抗により検出された交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別したときに、制御部から異常信号を出力することによって、例えば外部のコントローラ側で交流電磁弁が異常状態であることを把握できる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置では、上記制御部は、上記交流電流判別部が上記抵抗により検出された上記交流電磁弁のコイルに流れる上記交流電流の累積値が上記所定値以上であると判別して、上記スイッチ部をオフするとき、上記スイッチ部のオフを所定時間遅延させる。
例えば、工作機械に用いられる油圧ポンプシステムにおいて、この交流電磁弁の保護装置を用いて、異常が発生次第、すぐに電源遮断停止する方式を採用する場合もあるが、主機側の工作機械によってはすぐにアラーム停止すると加工が途中で停止することが問題となる場合もある。
そこで、上記実施形態によれば、上記制御部によりスイッチ部のオフを所定時間遅延させることによって、すぐに電源遮断するのではなく、所定期間交流電磁弁の過負荷状態を保持したままで、加工などが終了するまで続けるようにすることができる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置では、
上記交流電磁弁が複数であり、
上記複数の交流電磁弁に夫々対応する上記スイッチ部が複数であって、
上記制御部は、上記複数のスイッチ部を択一的にオン動作させ、
上記複数のスイッチ部のうちのオン動作する1つの上記交流電磁弁のコイルに流れる上記交流電流を、1組の上記抵抗と上記交流電流判別部により検出して判別する。
上記実施形態によれば、複数の交流電磁弁に夫々対応する複数のスイッチ部を制御部により択一的にオン動作させて、1組の上記抵抗と上記交流電流判別部により、複数の交流電磁弁のうちのオン動作する1つの交流電磁弁のコイルに流れる交流電流を検出して判別するので、複数の交流電磁弁のうちのどの電磁弁が異常であるかを判別できる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置では、
上記交流電磁弁が複数であり、
上記複数の交流電磁弁に夫々対応する上記スイッチ部を複数備え、
上記制御部は、上記複数のスイッチ部を択一的にオン動作させ、
上記抵抗を上記交流電磁弁毎に設け、
上記各抵抗により検出された上記交流電流を判別する上記交流電流判別部を、上記交流電磁弁毎に設けた。
上記実施形態によれば、複数の交流電磁弁に夫々対応する複数のスイッチ部を制御部により択一的にオン動作させて、上記交流電磁弁毎に設けられた各抵抗により、オン動作する1つの交流電磁弁のコイルに流れる交流電流を検出して、検出された交流電流を、交流電磁弁毎に設けられた各交流電流判別部により判別するので、複数のスイッチ部のうちのどの電磁弁が異常であるかを判別できる。また、上記交流電磁弁毎に抵抗と交流電流判別部を設けているので、電流容量の異なる複数の交流電磁弁の異常検出に対応できる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置では、
交流電源から上記交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧を遮断する電源遮断部を備え、
上記交流電流判別部が上記抵抗により検出された上記交流電磁弁のコイルに流れる上記交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、上記電源遮断部に電源遮断信号を出力する電源遮断信号出力部と
を備えた。
上記実施形態によれば、上記交流電流判別部が抵抗により検出された交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、電源遮断信号出力部から電源遮断部に電源遮断信号を出力することによって、交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧を電源遮断部により遮断する。これにより、上記制御部によりスイッチ部をオフしようとしても故障によりオフしない場合、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を確実に防止できる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置では、
交流電源から上記交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧を遮断する電源遮断部を備え、
上記交流電流判別部が上記抵抗により検出された上記交流電磁弁のコイルに流れる上記交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、上記制御部は、上記電源遮断部に電源遮断信号を出力する。
上記実施形態によれば、上記交流電流判別部が抵抗により検出された交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、制御部から電源遮断部に電源遮断信号を出力することによって、交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧を電源遮断部により遮断する。これにより、上記制御部によりスイッチ部をオフしようとしても故障によりオフしない場合、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を確実に防止できる。
以上より明らかなように、この発明の交流電磁弁の保護装置によれば、低コストで油圧ポンプシステムに用いられる交流電磁弁のスプロールロック時などの過負荷を検出でき、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を防止できる交流電磁弁の保護装置を実現することができる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置によれば、交流電流判別部が、抵抗の両端に生じる交流電圧を整流して交流電流判別部の直流電源を生成する整流回路を有することによって、保護装置用の電源回路を別に設ける必要がなくなり、回路構成を簡略化できる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置によれば、上記交流電流判別部が抵抗により検出された交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別したときに、制御部から異常信号を出力することによって、例えば外部のコントローラ側で交流電磁弁が異常状態であることを把握できると共に、アラーム情報である異常信号を上位(主機側)に送信できるので、主機側でもアラーム状態を把握できる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置によれば、上記制御部によりスイッチ部のオフを所定時間遅延させることによって、すぐに電源遮断するのではなく、所定期間交流電磁弁の過負荷状態を保持し、加工が終了するまでの間、その過負荷状態を保持し続けるようにすることが可能となる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置によれば、複数の交流電磁弁に夫々対応する複数のスイッチ部を制御部により択一的にオン動作させて、1組の抵抗と交流電流判別部により、複数のスイッチ部のうちのオン動作する1つの交流電磁弁のコイルに流れる交流電流を検出して判別するので、複数のスイッチ部のうちのどの電磁弁が異常であるかを判別することができる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置によれば、複数の交流電磁弁に夫々対応する複数のスイッチ部を制御部により択一的にオン動作させて、交流電磁弁毎に設けられた各抵抗により、オン動作する1つの交流電磁弁のコイルに流れる交流電流を検出して、検出された交流電流を、交流電磁弁毎に設けられた各交流電流判別部により判別するので、複数の交流電磁弁のうちのどの電磁弁が異常であるかを判別することができると共に、電流容量の異なる複数の交流電磁弁の異常検出にも対応することができる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置によれば、上記交流電流判別部が抵抗により検出された交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、電源遮断信号出力部から電源遮断部に電源遮断信号を出力することによって、交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧を電源遮断部により遮断するので、制御部によりスイッチ部をオフしようとしても故障によりオフしない場合、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を確実に防止することができる。
また、一実施形態の交流電磁弁の保護装置によれば、上記交流電流判別部が抵抗により検出された交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、制御部から電源遮断部に電源遮断信号を出力することによって、交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧を電源遮断部により遮断するので、制御部によりスイッチ部をオフしようとしても故障によりオフしない場合、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を確実に防止することができる。
以下、この発明の交流電磁弁の保護装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1Aはこの発明の第1実施形態の交流電磁弁の保護装置を用いた油圧ポンプシステムの要部の構成図を示している。この油圧ポンプシステムは、工作機械や一般産業機械に使用される。
図1Aに示すように、この油圧ポンプシステムは、交流電源10(例えばAC100VまたはAC200V)の一方の出力端に一端が接続されたヒューズFuと、上記ヒューズFuの他端に一端が接続された抵抗Rsと、上記抵抗Rsの他端に一端が接続された電源遮断部の一例としてのソリッドステートリレー(SSR)SW0と、上記ソリッドステートリレーSW0の他端に夫々一端が接続されたスイッチ部の一例としてのソリッドステートリレー(SSR)SW1〜SWn(nは2以上の整数)と、上記ソリッドステートリレーSW1〜SWnの他端にコイル(図示せず)の一端が接続され、コイルの他端が交流電源10の他方の出力端に接続された交流電磁弁EV1〜EVn(nは2以上の整数)とを備えている。上記抵抗Rsは、交流電磁弁EV1〜EVnに流れる電流を検出する。
また、この油圧ポンプシステムは、抵抗Rsに流れる交流電流を判別する交流電流判別部の一例としての交流電流判別回路11と、上記交流電流判別回路11からの信号を受けて、設定時間(この第1実施形態では150ms)、過負荷アラーム信号を出力する電源遮断信号出力部の一例としてのタイマー回路12と、上記タイマー回路12から出力された過負荷アラーム信号を受けて、電磁弁駆動信号をオフにすると共に、外部に異常信号を出力する制御部13と、上記制御部13により制御される表示部14とを備えている。上記タイマー回路12から出力された過負荷アラーム信号(電源遮断信号)により、ソリッドステートリレーSW0は、設定時間オフして、交流電磁弁EV1〜EVnに供給される電源を遮断する。
上記制御部13は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、ソリッドステートリレーSW1〜SWnの夫々に電磁弁駆動信号を出力して、ソリッドステートリレーSW1〜SWnを択一的にオン動作させる。
上記抵抗Rsと交流電流判別回路11とタイマー回路12と制御部13で交流電磁弁の保護装置を構成している。
図1Bは上記交流電流判別回路11の回路図を示している。この交流電流判別回路11は、図1Bに示すように、交流電磁弁EV1〜EVn(図1Aに示す)の駆動時に抵抗Rs(図1Aに示す)の両端に生じる交流電圧を、ショットキダイオードD1〜D4からなる整流回路の一例としてのダイオードブリッジにより全波整流する。上記ダイオードブリッジの正極側と負極側との間に、直列接続された抵抗R6,R7,R8を接続し、抵抗R8にコンデンサC2を並列に接続している。上記抵抗R6,R7,R8は、抵抗Rsの両端電圧を所定の電圧レベルまで低減する分圧回路である。
また、上記ダイオードブリッジの正極側に抵抗R12の一端を接続し、その抵抗R12の他端とダイオードブリッジの負極側との間にコンデンサC1を接続している。上記抵抗R12とコンデンサC1で、ダイオードブリッジの出力電圧を平滑にしてこの交流電流判別回路11の直流電源を生成するためのローパスフィルタを構成している。上記コンデンサC1の正極側をコンパレータIC1の正側電源端子に接続し、コンデンサC1の負極側をコンパレータIC1の負側電源端子に接続している。上記抵抗R7,R8の接続点をコンパレータIC1の非反転入力端子に接続している。
また、上記コンデンサC1の正極側に抵抗R13の一端を接続し、抵抗R13の他端をシャントレギュレータIC2のカソード端子に接続している。上記シャントレギュレータIC2のアノード端子をコンデンサC1の負極側に接続している。また、上記シャントレギュレータIC2のカソード端子と基準端子をコンパレータIC1の反転入力端子に接続している。上記シャントレギュレータIC2のカソード端子とアノード端子との間にコンデンサC3を接続している。
そして、上記コンパレータIC1の正側電源端子に抵抗R9の一端を接続し、抵抗R9の他端をダイオードD5のアノード端子に接続している。上記ダイオードD5のカソード端子をフォトカプラPC1の発光ダイオード部の一端に接続し、その発光ダイオード部の他端をコンパレータIC1の出力端子に接続している。上記フォトカプラPC1の出力トランジスタ部のコレクタに抵抗R10を介して電源(制御部13側の電源)を接続し、その出力トランジスタ部のエミッタをグランド(制御部13側のグランド)に接続している。
上記フォトカプラPC1の出力トランジスタ部のコレクタから、交流電流判別回路11の判別結果を表す検出信号が出力される。
上記コンパレータIC1の正側電源端子に、シャントレギュレータIC2のカソード端子から過負荷検出レベルを設定するための基準電圧が印加される。そして、その基準電圧と抵抗R8の両端電圧とをコンパレータIC1により比較して、基準電圧よりも抵抗R8の両端電圧が高いときに抵抗Rs(図1Aに示す)に流れる交流電流の累積値が所定値以上であるとしてコンパレータIC1の出力端子からローレベルの信号が出力されて、フォトカプラPC1を介して絶縁された検出信号を出力する。
そうして、上記検出信号を受けた図1Aに示すタイマー回路12は、設定時間(この第1実施形態では150ms)、過負荷アラーム信号をオン(ローレベル)する。そして、制御部13は、過負荷アラーム信号がオンであると判別すると、オン動作している交流電磁弁に対応する電磁弁駆動信号をオフにする。さらに、過負荷アラーム信号をオン(ローレベル)すると、ソリッドステートリレーSW0はオフして、交流電磁弁EV1〜EVnに供給される電源を遮断する。
また制御部13によって、表示部14にアラーム表示を行うと共に、主機コントローラ15側にも異常信号を出力して通報する。
図2は通常動作時の各部の波形を示しており、上からダイオードブリッジ(D1〜D4)の出力、コンデンサC1の両端電圧、コンパレータIC1の非反転入力端子(+)、コンパレータIC1の反転入力端子(−)、フォトカプラPC1の出力を示している。図2において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表している(横軸の目盛りは50ms/div、縦軸の目盛りは0.5V/div)。
通常動作時、図2に示すように、交流電磁弁EV1〜EVnのいずれかがオン動作して抵抗Rsに交流電流が流れると、ダイオードブリッジの出力(全波整流波形)が立ち上がる。そのダイオードブリッジの出力の立ち上がりに遅れて、コンデンサC1の両端電圧がゆっくりと立ち上がり、コンパレータIC1の非反転入力端子(+)の入力電圧とコンパレータIC1の反転入力端子(−)の入力電圧も立ち上がる。通常動作時は、コンパレータIC1の反転入力端子の入力電圧が非反転入力端子の入力電圧(基準電圧)を越えないので、フォトカプラPC1の出力はハイレベルのままとなる。
一方、図3は過負荷時の各部の波形を示しており、横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表している(横軸の目盛りは50ms/div、縦軸の目盛りは0.5V/div)。
この過負荷時は、図3に示すように、コンパレータIC1の反転入力端子の入力電圧が非反転入力端子の入力電圧(基準電圧)を上回ったときにコンパレータIC1の出力がハイレベルからローレベルとなり、フォトカプラPC1の発光ダイオード部を駆動する。その結果、検出信号の立下りエッジにてタイマー回路12がスタートし、設定時間(150ms)、過負荷アラーム信号(フォトカプラ出力)がローレベルに保持される。
過負荷アラーム信号がローレベルになることにより、ソリッドステートリレーSW0がオフして、ダイオードブリッジの出力(全波整流波形)がゼロになると共に、コンデンサC1の両端電圧とコンパレータIC1の反転入力端子の入力電圧も徐々に低下する。
上記油圧ポンプシステムでは、過負荷時、タイマー回路12からの信号を検出後、すぐに該当する交流電磁弁をオフにしているが、システムを早急に停止することができない場合は、所定時間経過した後、該当する交流電磁弁をオフにしてもよい。
上記構成の交流電磁弁の保護装置によれば、交流電流判別回路11が、抵抗Rsにより検出された交流電流(交流電磁弁EV1〜EVnのいずれか1つのオン動作している交流電磁弁のコイルに流れる交流電流) の累積値が所定値以上であると判別すると、制御部13によりソリッドステートリレーSW1〜SWnのうちのオン動作する交流電磁弁に対応するソリッドステートリレーをオフすることによって、例えば、交流電磁弁のスプール部に油中のゴミが詰まった場合に、スプールロックによりコイルに保持電流の数倍の電流が流れ続けて、電磁弁のコイルが焼損するのを未然に防ぐことができる。
また、上記整流回路であるダイオードブリッジ(D1〜D4)よって、抵抗Rsの両端に生じる交流電圧を整流して交流電流判別回路11用電源となる直流電圧を生成することによって、保護装置用の電源回路を別に設ける必要がなく、回路構成を簡略化することができる。
また、上記交流電流判別回路11が抵抗Rsにより検出された交流電磁弁EV1〜EVnのうちのオン動作する交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別したときに、制御部13から異常信号を出力することによって、例えば外部の主機コントローラ15側で交流電磁弁が異常状態であることを把握できる。また、アラーム情報である異常信号を上位の主機側に送信できるので、主機側でもアラーム状態を把握できる。
また、複数の交流電磁弁EV1〜EVnに夫々対応する複数のスイッチ部であるソリッドステートリレーSW1〜SWnを制御部13により択一的にオン動作させて、1組の抵抗Rsと交流電流判別回路11により、複数の交流電磁弁EV1〜EVnのうちのオン動作する1つの交流電磁弁のコイルに流れる交流電流を検出して判別するので、複数の交流電磁弁EV1〜EVnのうちのどの電磁弁が異常であるかを判別することができる。
また、上記交流電流判別回路11が、抵抗Rsにより検出された交流電流(交流電磁弁EV1〜EVnのいずれか1つのオン動作している交流電磁弁のコイルに流れる交流電流) の累積値が所定値以上であると判別すると、電源遮断信号出力部であるタイマー回路12から電源遮断部であるソリッドステートリレーSW0に過負荷アラーム信号(電源遮断信号)を出力することによって、交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧をソリッドステートリレーSW0により遮断するので、制御部13によりソリッドステートリレーSW1〜SWnのうちのオン動作する交流電磁弁に対応するソリッドステートリレーをオフしようとしても故障によりオン状態のままの場合、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を確実に防止することができる。
〔第2実施形態〕
図4はこの発明の第2実施形態の交流電磁弁の保護装置を用いた油圧ポンプシステムの要部の構成図を示している。この第2実施形態の交流電磁弁の保護装置は、制御部を除いて第1実施形態の交流電磁弁の保護装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図4では、タイマー回路12の過負荷アラーム信号は、制御部23に入力され、ソリッドステートリレーSW0には入力されていない。その代わりに、ソリッドステートリレーSW0は、制御部23から出力される電源遮断信号によりオンオフする。
上記抵抗Rsと交流電流判別回路11とタイマー回路12と制御部23で交流電磁弁の保護装置を構成している。
上記構成の油圧ポンプシステムでは、過負荷時、交流電流判別回路11からの検出信号を受けて、タイマー回路12は、設定期間(この第1実施形態では150ms)、過負荷アラーム信号をオン(ローレベル)する。そして、制御部23は、過負荷アラーム信号がオンであると判別すると、オン動作している交流電磁弁に対応する電磁弁駆動信号をオフにする。さらに、制御部23は、過負荷アラーム信号がオンであると判別すると、電源遮断信号をローレベルにしてソリッドステートリレーSW0をオフし、交流電磁弁EV1〜EVnに供給される電源を遮断する。
また制御部23によって、表示部14にアラーム表示を行うと共に、主機コントローラ15側にも異常信号を出力して通報する。
上記油圧ポンプシステムでは、過負荷時、制御部23は、タイマー回路12からの過負荷アラーム信号を検出後、すぐに該当する交流電磁弁をオフにしているが、システムを早急に停止することができない場合は、所定時間経過した後、該当する交流電磁弁をオフにしてもよい。一連の動作は制御部23で判断可能であり、場合によっては、主機コントローラ15側で判断してもよい。
このように、制御部23によりスイッチ部であるソリッドステートリレーSW1〜SWnのオフを所定時間遅延させることによって、すぐに電源遮断するのではなく、所定期間交流電磁弁の過負荷状態を保持し、例えば工作機械の加工が終了するまで続けるようにすることも、システムを一部変更することで可能となる。
また、上記交流電流判別回路11が、抵抗Rsにより検出された交流電流(交流電磁弁EV1〜EVnのいずれか1つのオン動作している交流電磁弁のコイルに流れる交流電流) の累積値が所定値以上であると判別すると、制御部23によりソリッドステートリレーSW1〜SWnのうちのオン動作する交流電磁弁に対応するソリッドステートリレーをオフすることによって、例えば、交流電磁弁のスプール部に油中のゴミが詰まった場合に、スプールロックによりコイルに保持電流の数倍の電流が流れ続けて、電磁弁のコイルが焼損するのを未然に防ぐことができる。
また、上記整流回路であるダイオードブリッジ(D1〜D4)よって、抵抗Rsの両端に生じる交流電圧を整流して交流電流判別回路11用電源となる直流電圧を生成することによって、保護装置用の電源回路を別に設ける必要がなく、回路構成を簡略化することができる。
また、上記交流電流判別回路11が抵抗Rsにより検出された交流電磁弁EV1〜EVnのうちのオン動作する交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別したときに、制御部23から異常信号を出力することによって、例えば外部の主機コントローラ15側で交流電磁弁が異常状態であることを把握できる。また、アラーム情報である異常信号を上位の主機側に送信できるので、主機側でもアラーム状態を把握できる。
また、複数の交流電磁弁EV1〜EVnに夫々対応する複数のスイッチ部であるソリッドステートリレーSW1〜SWnを制御部23により択一的にオン動作させて、1組の抵抗Rsと交流電流判別回路11により、複数の交流電磁弁EV1〜EVnのうちのオン動作する1つの交流電磁弁のコイルに流れる交流電流を検出して判別するので、複数の交流電磁弁EV1〜EVnのうちのどの電磁弁が異常であるかを判別することができる。
また、上記交流電流判別回路11が、抵抗Rsにより検出された交流電流(交流電磁弁EV1〜EVnのいずれか1つのオン動作している交流電磁弁のコイルに流れる交流電流) の累積値が所定値以上であると判別すると、制御部23から電源遮断部であるソリッドステートリレーSW0に電源遮断信号を出力することによって、交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧をソリッドステートリレーSW0により遮断するので、制御部23によりソリッドステートリレーSW1〜SWnのうちのオン動作する交流電磁弁に対応するソリッドステートリレーをオフしようとしても故障によりオン状態のままの場合、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を確実に防止することができる。
〔第3実施形態〕
図5はこの発明の第3実施形態の交流電磁弁の保護装置を用いた油圧ポンプシステムの要部の構成図を示している。この第3実施形態の交流電磁弁の保護装置は、抵抗と交流電流判別回路とタイマー回路を除いて第2実施形態の交流電磁弁の保護装置と同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略する。
この第3実施形態の交流電磁弁の保護装置は、図5に示すように、ソリッドステートリレーSW1と交流電磁弁EV1の他端にコイル(図示せず)との間に、抵抗Rs-1を設け、ソリッドステートリレーSW2と交流電磁弁EV2の他端にコイル(図示せず)との間に、抵抗Rs-2を設けている。以下、同様にして、ソリッドステートリレーSWnと交流電磁弁EVnとの間まで、抵抗Rs-3,…,Rs-nを設けている。また、上記抵抗Rs-1,Rs-2,…,Rs-nに流れる交流電流を判別する交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nを夫々設けている。
上記交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nからの検出信号S1,S2,…,Snを、夫々タイマー回路12-1,12-2,…,12-nに入力している。上記交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nからの検出信号S1,S2,…,Snを受けて、タイマー回路12-1,12-2,…,12-nは、設定期間(この第1実施形態では150ms)、過負荷アラーム信号S1〜Snをオン(ローレベル)する。上記タイマー回路12-1,12-2,…,12-nからの過負荷アラーム信号を制御部33に入力している。
上記抵抗Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-nと交流電流判別回路11,11-1,11-2,…,11-nとタイマー回路12,12-1,12-2,…,12-nと制御部33で交流電磁弁の保護装置を構成している。
上記油圧ポンプシステムでは、過負荷時、制御部33は、タイマー回路12-1,12-2,…,12-nからの過負荷アラーム信号を検出後、すぐに該当する交流電磁弁をオフにしているが、システムを早急に停止することができない場合は、所定時間経過した後、該当する交流電磁弁をオフにしてもよい。一連の動作は制御部33で判断可能であり、場合によっては、主機コントローラ15側で判断してもよい。
上記構成の交流電磁弁の保護装置によれば、交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nが、抵抗Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-nにより検出された交流電流(交流電磁弁EV1〜EVnのいずれか1つのオン動作している交流電磁弁のコイルに流れる交流電流) の累積値が所定値以上であると判別すると、制御部33によりソリッドステートリレーSW1〜SWnのうちのオン動作する交流電磁弁に対応するソリッドステートリレーをオフすることによって、例えば、交流電磁弁のスプール部に油中のゴミが詰まった場合に、スプールロックによりコイルに保持電流の数倍の電流が流れ続けて、電磁弁のコイルが焼損するのを未然に防ぐことができる。
また、上記整流回路であるダイオードブリッジ(D1〜D4)よって、抵抗Rsの両端に生じる交流電圧を整流して交流電流判別回路用電源となる直流電圧を生成することによって、保護装置用の電源回路を別に設ける必要がなく、回路構成を簡略化することができる。
また、上記交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nが抵抗Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-nにより検出された交流電磁弁EV1〜EVnのうちのオン動作する交流電磁弁のコイルに流れる交流電流の累積値が所定値以上であると判別したときに、制御部33から異常信号を出力することによって、例えば外部の主機コントローラ15側で交流電磁弁が異常状態であることを把握できる。また、アラーム情報である異常信号を上位の主機側に送信できるので、主機側でもアラーム状態を把握できる。
また、複数の交流電磁弁EV1〜EVnに夫々対応する複数のスイッチ部であるソリッドステートリレーSW1〜SWnを制御部33により択一的にオン動作させて、交流電磁弁毎に設けられた各抵抗Rs-1,Rs-2,…,Rs-nにより、オン動作する1つの交流電磁弁のコイルに流れる交流電流を検出して、検出された交流電流を、交流電磁弁毎に設けられた各交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nにより判別するので、複数の交流電磁弁EV1〜EVnのうちのどの電磁弁が異常であるかを判別できる。また、上記交流電磁弁毎に抵抗Rsと交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nを設けているので、複数の交流電磁弁EV1〜EVnの電流容量の異なる場合であっても、電流容量に応じて「所定値」を適宜設定することにより異常検出に対応できる。
また、上記交流電流判別回路11,11-1,11-2,…,11-nが、抵抗Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-nにより検出された交流電流(交流電磁弁EV1〜EVnのいずれか1つのオン動作している交流電磁弁のコイルに流れる交流電流) の累積値が所定値以上であると判別すると、制御部33から電源遮断部であるソリッドステートリレーSW0に電源遮断信号を出力することによって、交流電磁弁のコイルに印加される交流電圧をソリッドステートリレーSW0により遮断するので、制御部33によりソリッドステートリレーSW1〜SWnのうちのオン動作する交流電磁弁に対応するソリッドステートリレーをオフしようとしても故障によりオン状態のままの場合、過負荷時に電源を遮断して交流電磁弁のコイルの焼損を確実に防止することができる。
なお、上記第1〜第3実施形態の油圧ポンプシステムは、必ず交流電磁弁は1つのみ駆動するが、仮に複数の交流電磁弁が同時動作する場合は、図5のように交流電流判別回路11-1,11-2,…,11-nを交流電磁弁EV1〜EVn夫々に設けているので、どの交流電磁弁が異常であるか判別でき、メンテナンス時、交換が容易となり保守時間も短縮することができる。
上記第1〜第3実施形態において、交流電流判別回路の過負荷検出レベルは、図1Bの抵抗R6,R7,R8の定数を変更するか、もしくはシャントレギュレータIC2の基準電圧を変更すればよい。その場合、分圧回路を構成する抵抗R6,R7,R8の一部を、ポテンションメータなどを用いて検出レベルを変更する方法でもよい。
上記第1〜第3実施形態では、タイマー回路12,12-1,12-2,…,12-nを用いたが、ラッチ回路を用いてもよい。この場合、制御部からラッチ回路に復帰信号を出力して、復帰させる必要がある。
図1Aはこの発明の第1実施形態の交流電磁弁の保護装置を用いた油圧ポンプシステムの要部の構成図である。 図1Bは上記油圧ポンプシステムの交流電流判別回路の回路図である。 図2は通常動作時の各部の波形を示す図である。 図3は過負荷時の各部の波形を示す図である。 図4はこの発明の第2実施形態の交流電磁弁の保護装置を用いた油圧ポンプシステムの要部の構成図である。 図5はこの発明の第3実施形態の交流電磁弁の保護装置を用いた油圧ポンプシステムの要部の構成図である。
10…交流電源
11,11-1,11-2〜11-n…交流電流判別回路
12,12-1,12-2〜12-n…タイマー回路
13,23,33…制御部
14…表示部
15…主機コントローラ
Fu…ヒューズ
Rs,Rs-1,Rs-2〜Rs-n…抵抗
SW0〜SWn…ソリッドステートリレー
EV1〜EVn…交流電磁弁

Claims (8)

  1. 油圧ポンプシステムに用いられる交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる交流電流をオンオフするスイッチ部(SW1〜SWn)と、
    上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる交流電流を検出するための抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)と、
    上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が、上記交流電磁弁(EV1〜EVn)がスプールロックした過負荷時に上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値に対応する所定値以上であるか否かを判別する交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)と、
    上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)の判別結果に基づいて、上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が上記所定値以上であるときに、上記スイッチ部(SW1〜SWn)をオフにする制御部(13,23,33)と
    を備えることを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
  2. 請求項1に記載の交流電磁弁の保護装置において、
    上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)は、上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)の両端に生じる交流電圧を整流することにより上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)用電源となる直流電圧を生成する整流回路(D1〜D4)を有することを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
  3. 請求項1または2に記載の交流電磁弁の保護装置において、
    上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)が上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が上記所定値以上であると判別すると、上記制御部(13,23,33)から異常信号を出力することを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の交流電磁弁の保護装置において、
    上記制御部(13,23,33)は、上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)が上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が上記所定値以上であると判別して、上記スイッチ部(SW1〜SWn)をオフするとき、上記スイッチ部(SW1〜SWn)のオフを所定時間遅延させることを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の交流電磁弁の保護装置において、
    上記交流電磁弁(EV1〜EVn)が複数であり、
    上記複数の交流電磁弁(EV1〜EVn)に夫々対応する上記スイッチ部(SW1〜SWn) を複数備え、
    上記制御部(13,23,33)は、上記複数のスイッチ部(SW1〜SWn)を択一的にオン動作させ、
    上記複数のスイッチ部(SW1〜SWn)のうちのオン動作する1つの上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流を、1組の上記抵抗(Rs)と上記交流電流判別部(11)により検出して判別することを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
  6. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の交流電磁弁の保護装置において、
    上記交流電磁弁(EV1〜EVn)が複数であり、
    上記複数の交流電磁弁(EV1〜EVn)に夫々対応する上記スイッチ部(SW1〜SWn)を複数備え、
    上記制御部(13,23,33)は、上記複数のスイッチ部(SW1〜SWn)を択一的にオン動作させ、
    上記抵抗(Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)を上記交流電磁弁(EV1〜EVn)毎に設け、
    上記各抵抗(Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電流を判別する上記交流電流判別部(11-1,11-2,…,11-n)を、上記交流電磁弁(EV1〜EVn)毎に設けたことを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか1つに記載の交流電磁弁の保護装置において、
    交流電源(10)から上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに印加される交流電圧を遮断する電源遮断部(SW0)を備え、
    上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)が上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、上記電源遮断部(SW0)に電源遮断信号を出力する電源遮断信号出力部(12)と
    を備えたことを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
  8. 請求項1から6までのいずれか1つに記載の交流電磁弁の保護装置において、
    交流電源(10)から上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに印加される交流電圧を遮断する電源遮断部(SW0)を備え、
    上記交流電流判別部(11,11-1,11-2,…,11-n)が上記抵抗(Rs,Rs-1,Rs-2,…,Rs-n)により検出された上記交流電磁弁(EV1〜EVn)のコイルに流れる上記交流電流の累積値が所定値以上であると判別すると、上記制御部(13,23,33)は、上記電源遮断部(SW0)に電源遮断信号を出力することを特徴とする交流電磁弁の保護装置。
JP2007171760A 2007-06-29 2007-06-29 交流電磁弁の保護装置 Active JP4737153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171760A JP4737153B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 交流電磁弁の保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171760A JP4737153B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 交流電磁弁の保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009008207A JP2009008207A (ja) 2009-01-15
JP4737153B2 true JP4737153B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=40323482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007171760A Active JP4737153B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 交流電磁弁の保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4737153B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009044950A1 (de) * 2009-09-24 2011-03-31 Robert Bosch Gmbh Elektrische Schaltungsanordnung zur Schaltung eines elektrischen Verbrauchers
CN101956857B (zh) * 2010-09-21 2012-07-04 金龙联合汽车工业(苏州)有限公司 汽车电磁阀的控制保护自检电路

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135679A (ja) * 1986-11-26 1988-06-08 Toshiba Corp 電磁弁の動作検出装置
JPH03265418A (ja) * 1990-03-15 1991-11-26 Matsushita Electric Works Ltd 過電流検出装置
JPH0461071U (ja) * 1990-10-03 1992-05-26
JP2005536686A (ja) * 2002-10-11 2005-12-02 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 圧縮機の過負荷保護装置及びその方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2926911B2 (ja) * 1990-06-29 1999-07-28 日本電気株式会社 磁気ディスク記憶装置の記録および再生回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135679A (ja) * 1986-11-26 1988-06-08 Toshiba Corp 電磁弁の動作検出装置
JPH03265418A (ja) * 1990-03-15 1991-11-26 Matsushita Electric Works Ltd 過電流検出装置
JPH0461071U (ja) * 1990-10-03 1992-05-26
JP2005536686A (ja) * 2002-10-11 2005-12-02 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 圧縮機の過負荷保護装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009008207A (ja) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7492559B2 (en) Intelligent life testing methods and apparatus for leakage current protection
EP2939793B1 (en) Power tool with a protective control module
CA2552088C (en) Ground fault circuit interrupter (gfci) end-of-life (eol) status indicator
US7592924B2 (en) Intelligent life testing methods and apparatus for leakage current protection
US20090225480A1 (en) Electrical Safety Outlet
CN101256917A (zh) 具有可调电弧闪光保护和无线传感器的断路器及其用法
KR200439685Y1 (ko) 저압 차단기용 전자식 트립 및 고장 표시 제어 장치
US20140022683A1 (en) Device for protecting electric equipment from overvoltage and lightening
JP4737153B2 (ja) 交流電磁弁の保護装置
KR101809944B1 (ko) 반도체 스위치를 사용한 아크억제형 직류차단기
US7330343B2 (en) Current-limiting protection circuit for a power supply
JPS60153525A (ja) 交流制御回路用安全回路
KR100978269B1 (ko) 3상용 누전 차단기의 구동 회로
KR20160037621A (ko) 누전차단기
US20080088992A1 (en) Ground fault circuit interrupt device
KR200440531Y1 (ko) 누전 차단기
KR102085770B1 (ko) 차단기
KR101522955B1 (ko) 결상 보호 차단기
JP2016178716A (ja) 電源装置
JP2009048864A (ja) 単3中性線欠相保護付き遮断器
KR20130063771A (ko) 자동복구형 누전차단기
JP2004266894A (ja) 3相4線式欠相保護付き回路遮断器
JP2011135685A (ja) 車両用電力変換装置
JP4716412B2 (ja) 直流電源装置の過電流保護回路
KR20070032863A (ko) 일체식 2단 접점 개폐구조를 갖는 자동복귀형 누전차단기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4737153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3