JP2011135685A - 車両用電力変換装置 - Google Patents

車両用電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011135685A
JP2011135685A JP2009292408A JP2009292408A JP2011135685A JP 2011135685 A JP2011135685 A JP 2011135685A JP 2009292408 A JP2009292408 A JP 2009292408A JP 2009292408 A JP2009292408 A JP 2009292408A JP 2011135685 A JP2011135685 A JP 2011135685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
input switch
circuit
switch
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009292408A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Aisaka
亨 逢坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009292408A priority Critical patent/JP2011135685A/ja
Publication of JP2011135685A publication Critical patent/JP2011135685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】 補助接点を使用せずに入力開閉器の動作状態を検知することを達成する。
【解決手段】パンタグラフ1から供給される直流電力を遮断する入力開閉器3が、投入指
令を受けて投入される。入力開閉器3が投入されると、入力開閉器3と接続される電流セ
ンサ21が入力開閉器3に入力する電流値を検出する。検出された入力開閉器入力電流値
が、ある閾値以上の値となる継続時間を抽出し、その継続時間によって入力開閉器3の故
障を検知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用電力変換装置に関する。
図12は、従来の車両用電力変換装置の電気回路ブロック図である。
(構成)
以下、従来の車両用電力変換装置の構成について説明する。図12に示すように、パンタ
グラフ1は、入力開閉器3、リアクトル4、サイリスタ8を介して、直流入力側端子と接
続するフィルタコンデンサ20を有するインバータ9と接続される。サイリスタ8と充電
抵抗6は並列に接続される。また、入力開閉器3には補助接点11が付属している。グラ
ンド17は、入力電圧センサ2とフィルタコンデンサ20と、インバータ9の直流マイナ
ス側端子と接続される。また、入力電圧センサ2は、パンタグラフ1とグランド17間に
接続されている。インバータ9の交流出力側端子に負荷10が接続されている。
また、従来の車両用電力変換装置には、入力電圧センサ2と補助接点11と接続され、入
力開閉器3の開閉異常を判定するための開閉動作異常検知部16が設けられている。開閉
動作異常検知部16には、投入判定回路12、入力開閉器ドライブ回路13、補助接点状
態判定回路14、不一致検知回路15が内蔵されている。投入判定回路12は、入力電圧
センサ2、入力開閉器ドライブ回路13、不一致検知回路15と接続されている。補助接
点状態判定回路14は、補助接点11、不一致検知回路15と接続されている。不一致検
知回路15は、投入判定回路12、補助接点状態判定回路14、外部と接続されている。
(作用)
以下、従来の車両用電力変換装置の作用について説明する。入力電圧センサ2は、パンタ
グラフ1から入力される電圧を検出し、投入判定回路12へ出力する。入力電圧センサ2
より検出された入力電圧値を入力された投入判定回路12は、入力電圧値が規定値以上か
どうかを判定する。投入判定回路12は、入力電圧値が規定値以上であることを判定する
と、その判定結果を入力開閉器ドライブ回路13へ出力する。判定結果が入力された入力
開閉器ドライブ回路13は、入力開閉器3の投入指令を入力開閉器3に出力する。入力開
閉器3は投入指令を受けて、入力開閉器3を投入する。入力開閉器3が投入されると同時
に、補助接点11も投入される。補助接点11の投入状態は、補助接点状態判定回路14
へアンサ信号として入力され、検知される。補助接点状態判定回路14で検知された補助
接点11の投入状態と、投入判定回路12で出力された入力開閉器3の指令状態を、不一
致検知回路15へ出力する。投入指令3と補助接点の投入状態が一致しているかどうかを
不一致検知回路15で判定し、一致していない場合は、不一致検知回路15で不一致があ
ると検知され、入力開閉器3のアンサ異常信号を外部に出力する。そのアンサ異常信号に
より、投入判定回路12から出力される投入指令または開放指令が解除されるものが提案
されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−311692号公報
しかしながら、従来の電力変換装置では、主接点である入力開閉器の投入状態を補助接点
のアンサ信号により判断しているため、補助接点の接触不良、または補助接点の構造上の
不具合から、入力開閉器の投入状態と補助接点の投入状態のアンサ信号が一致せず、主接
点の入力開閉器は正常に動作しているにもかかわらず、入力開閉器の動作異常信号が外部
へと出力され、入力開閉器が誤って開放される誤検知が生じるおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、補助接点を使用せずに入力開閉
器の動作異常を検知することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記を解決するために、本発明による電力変換装置は、直流側端子間にフィルタコンデン
サを有し、架線からパンタグラフを介して供給された直流電力を交流電力に変換するイン
バータと、前記インバータの直流出力側で、前記フィルタコンデンサ及び前記パンタグラ
フと接続され、接地するグランドと、前記パンタグラフと前記グランドの間に接続され、
前記架線からの入力電圧を検出する入力電圧センサと、前記インバータの直流入力側で前
記パンタグラフと前記インバータに接続され、直流電流を遮断する入力開閉器と、前記入
力開閉器と前記インバータの間に接続され、直流電流の整流するためのリアクトルと、前
記リアクトルと前記インバータの間に接続され、直流電流を制御するサイリスタと、前記
サイリスタと並列に接続され、前記インバータへの突入電流を防止するために直流電流を
充電する充電抵抗と、前記入力電圧センサと前記入力開閉器と接続される故障部品特定部
と、前記故障部品特定部は、前記入力電圧センサより検出された電圧値をもとに、前記入
力開閉器の投入指令を出力する開閉指令回路を有し、前記入力開閉器と前記インバータ間
に接続され、前記開閉器指令の投入指令により投入された前記入力開閉器の出力電流を検
出する電流センサとを有し、前記電流センサが検出した入力開閉器出力電流値が所定値以
上かつ、前記入力開閉器出力電流値が入力開閉器出力電流値閾値以上の状態の継続時間に
基づき、前記開閉指令回路から出力される開閉指令と前記入力開閉器の開閉状態を比較し
、故障しているかどうかを判断する決定回路を有する故障部品特定部とを有することを特
徴としている。
本発明によれば、補助接点を使用せずに入力開閉器の動作異常を検知するので、入力開閉
器の誤検知を防止することができる。
本発明の第1の実施形態の電気回路ブロック図。 本発明の第1の実施形態のフロー・チャート。 本発明の第1の実施形態のタイム・チャート。 本発明の第2の実施形態の電気回路ブロック 本発明の第2の実施形態のフロー・チャート。 本発明の第2の実施形態のタイム・チャート。 本発明の第3の実施形態の電気回路ブロック図。 本発明の第3の実施形態のフロー・チャート。 本発明の第3の実施形態のタイム・チャート。 本発明の第4の実施形態のタイム・チャート図。 本発明の第5の実施形態のタイム・チャート図。 従来の発明の電気回路ブロック図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本発明の第1の実施形態の電気ブロック図である。図2は、本発明の第1の実施
形態のフロー・チャートである。図3は、本発明の第1の実施形態のタイム・チャートで
ある。以下、図を参照して説明する。
図1に示すように、パンタグラフ1は、入力開閉器3、電流センサ21、リアクトル4、
サイリスタ8を介して、直流入力側端子と接続するフィルタコンデンサ20を有するイン
バータ9と接続される。サイリスタ8と充電抵抗6は、並列に接続される。グランド17
は、入力電圧センサ2と、フィルタコンデンサ20とインバータ9の直流マイナス側端子
と接続される。入力電圧センサ2は、パンタグラフ1とグランド17間に接続されている
。インバータ9の交流出力側端子には負荷10が接続されている。
また、本実施形態の車両用電力変換装置には、入力電圧センサ2と電流センサ21と接続
され、入力開閉器2の開閉異常を検知する故障部品特定部30が設けられている。故障部
品特定部30には、電圧比較回路31、電流比較回路32、開閉指令回路33、AND回
路34、時素規定値出力回路35、決定回路36が内蔵されている。電圧比較回路31は
、入力電圧センサ2、開閉指令回路33、AND回路34、時素規定値出力回路35、決定
回路36と接続される。電流比較回路32は、電流センサ21、AND回路34と接続さ
れる。開閉指令回路33は、入力開閉器3、電圧比較回路31と接続されている。AND
回路34は、電圧比較回路31、電流比較回路32、決定回路36と接続されている。時
素規定値出力回路35は、電圧比較回路31、決定回路36と接続されている。決定回路
36は、AND回路34、時素規定値出力回路35、外部と接続されている。
(作用)
このような車両用電力変換装置の基本的な作用について説明する。パンタグラフ1から供
給される直流電圧値が、ある一定値以上であると判断されると、入力開閉器3が投入され
る。入力開閉器3が投入されると、入力開閉器3、電流センサ21、リアクトル4、充電
抵抗6を通る直流電流が、フィルタコンデンサ20に充電される。フィルタコンデンサ2
0の電圧が上昇すると、サイリスタ8が投入される。サイリスタ8が投入されると、パン
タグラフ1から供給される直流電流・電圧が、入力開閉器3、電流センサ21、リアクト
ル4、サイリスタ8を通って、インバータ9に入力される。
インバータ9に直流電流・電圧が流れると、インバータ9内に内蔵されている半導体素子
のスイッチングによって直流電圧が交流電圧に変換される。インバータ9で変換された交
流電流・電圧は、交流出力側端子を通って負荷10に電力が供給される。
このような車両用電力変換装置の作用について詳細に説明する。図2と図3に示すように
、パンタグラフ1から供給される直流電圧は入力電圧センサ2によって検出され、その入
力開閉器入力電圧値(V1)は電圧比較回路31に出力される。電圧比較回路31は、入
力開閉器入力電圧値(V1)が一定値(a)よりも高くなったことを判定した場合(S1
00)に、その判定結果“1”の信号を開閉指令回路33に出力する。判定結果“1”が
入力された開閉指令回路33は、入力開閉器3を投入するための投入指令を入力開閉器3
へ出力する(S101)。V1<aの場合は、判定結果“0”が開閉指令回路33へ出力
され、その場合、開閉指令回路33は指令を出力しない。投入指令が入力された入力開閉
器3は、入力開閉器3を投入する(S102)。入力開閉器3が投入されると、入力開閉
器3に流れる入力開閉器出力電流値(I)を電流センサ21によって検出し、検出した入
力開閉器出力電流値(I)を電流比較回路32に出力する。電流比較回路32は、入力開
閉器出力電流値(I)がある一定値(b)以上であるパルスを検出する(S103)。入
力開閉器出力電流値(I)がある一定値(b)以上であるパルスとは、図3に示すような
、b地点からd地点のようなパルス幅(T1)をもつパルスである。電流比較回路32は
パルス幅(T1)を持つパルス波形をAND回路34に出力する。AND回路34は、電
圧比較回路31からの入力開閉器3の投入指令の出力と、パルス幅(T1)を持つパルス
波形のAND回路34の出力を決定回路36へ出力する。また、電圧比較回路31から判
定結果“1”の信号が入力された時素規定値出力回路35は、時素規定値Aを決定回路3
6へ出力する。ここでいう時素規定値Aとは、図3の開閉器指令回路33から投入指令が
出力された時点aから、ある一定の時間経過した時点cまでの時間である。決定回路36
は、時素規定値Aとパルス幅(T1)の終了地点の比較を行う(S104)。
(正常動作)
図3(a)に示すように入力開閉器3が正常に動作している場合、パルス幅(T1)の終
了地点dは、時素規定値Aの終了の時点cよりも遅い時点で終了している。そのため、入
力開閉器3が正常に投入され、電流センサ21が正常な電流を検出しているとして、入力
開閉器・正常動作と判定される(S105)。その入力開閉器・正常動作のアンサ信号が
外部へ出力される。
(異常動作)
図3(b)に示すように入力開閉器3が正常な動作をしていない場合、電流比較回路32
には入力開閉器出力電流値(I)が入力されない。そのため、電流比較回路32の出力は
パルス波形を生成せず、Lowレベルのままになる。電流比較回路32からAND回路3
4へLowレベルが出力され、AND回路から決定回路36へLowレベルが出力される
。決定回路36では、AND回路34からの出力判定がLowレベルのままであるため、
時素規定値Aの時間が経過(時点aから時点c)すると、アンサ信号はHigh(異常)
レベルとなる。入力開閉器3が正常に投入されず、電流センサ21が正常な電流値を検出
していないとして、入力開閉器・異常動作と判定される(S106)。その入力開閉器・
異常動作のアンサ信号が外部へと出力される。それと同時に、開閉指令回路33からの投
入指令の出力が停止される。
(効果)
このような構成の車両用電力変換装置は、入力開閉器3の補助接点を使用しないで、入
力開閉器3の投入指令と動作状態の不一致を検出することが可能である。そのため、補助
接点の故障による入力開閉器3の異常動作検知を防止し、故障していない入力開閉器3を
不必要に交換する、といったメンテナンス等にかかる保守労力を軽減することが可能であ
る。
(第2の実施形態)
本発明に基づく第2の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図4は、本発明の
第2の実施形態の電気回路ブロック図である。図5は、本発明の第2の実施形態のフロー
・チャートである。図6は、本発明の第2の実施形態のタイム・チャート図である。尚、
図1乃至3と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、第1の実施形態の電気回路内に電圧センサ40が追加され、故障判定部品
特定部30に電圧比較回路41が追加された点が、第1の実施形態とは異なっている。以
下、その点について詳細に説明する。
(構成)
以下に、第1の実施形態と本実施形態の異なる構成について説明する。図4に示すよう
に、電圧センサ40の一端子は、電流センサ21とリアクトル4の間に接続され、片端子
は、入力電圧センサ2とフィルタコンデンサ20の間に接続されている。故障部品特定部
30内の電圧比較回路41は、電圧センサ40と決定回路36と接続されている
(作用)
以下に、本実施形態の作用について説明する。図5と図6に示すように、電圧比較回路3
1は、入力電圧センサ2の検出する入力開閉器入力電圧値(V1)が電力変換装置の動作
最低電圧値(a)以上であることを検出する(S110)と、その判定結果“1”が開閉
指令回路33へ出力される。判定結果“1”が入力された開閉指令回路33は、主接点で
ある入力開閉器3へ投入指令を出力する(S111)。V1<aの場合は、判定結果“0
”が開閉指令回路33へ出力され、その場合、開閉指令回路33は指令を出力しない。投
入指令が入力された入力開閉器3は、入力開閉器3を投入する(S112)。入力開閉器
3が投入されると、入力開閉器3から出力される入力開閉器出力電流値(I)は電流セン
サ21によって検出され、検出された入力開閉器出力電流値(I)は電流比較回路32へ
出力される。電流比較回路32は、入力開閉器出力電流値(I)がある一定値(b)以上
である時間を検出する(S113)。入力開閉器出力電流値(I)がある一定値(b)以
上である時間とは、図6に示すよな、f地点からh地点のようなパルス幅(T1)である
。電流比較回路32はパルス幅(T1)を持つパルス波形を検出し、一定時間経過後、サ
イリスタ8をONにする投入指令をサイリスタ8に出力する(S114)。例えば図6に
示すように、サイリスタ8への投入指令は、パルス幅(T1)の終了地点hから、一定時
間経過後の地点iのタイミングで行われる。
電圧センサ40は、入力開閉器3が投入されると出力される直流電圧値を検出する。検出
された入力開閉器出力電圧値(V2)は、電圧比較回路41に出力される。電圧比較回路
41は決定回路36へ、入力開閉器出力電圧値(V2)を出力する。また、電圧比較回路
31から判定結果“1”が入力された時素規定値出直回路35は、時素規定値Bを決定回
路36へ出力する。ここでいう時素規定値Bとは、図6の開閉器指令回路33から投入指
令が出力された時点eから、ある一定の時間経過した時点gまでの時間である。決定回路
36は、時素規定値Bを経過したとき、入力開閉器出力電圧値(V2)の電圧比較回路4
1の出力と比較を行う(S115)。
(正常動作)
図6(a)に示すように入力開閉器3が正常に動作している場合、入力開閉器出力電圧値
(V2)は、時素規定値Bの終了の時点gの時点で検出されている。そのため、入力開閉
器3が正常に投入され、電流センサ21が正常な電流を検出しているとして、入力開閉器
・正常動作と判定される(S116)。その入力開閉器・正常動作のアンサ信号が外部へ
出力される。
(異常動作)
図6(b)に示すように入力開閉器3が正常な動作をしていない場合、電流比較回路32
には入力開閉器出力電流値(I)が入力されない。また、電圧比較回路41には入力開閉
器出力電圧値(V2)が入力されない。そのため、電流比較回路32と電圧比較回路41
は、決定回路36へLowレベルのままの出力をする。決定回路36では、時素規定値B
の時間が経過(時点eから時点g)すると、アンサ信号はHigh(異常)レベルとなる
。入力開閉器3が正常に投入されず、かつ電圧センサ40が正常な電圧値を検出していな
いとして、入力開閉器・異常動作と判定される(S117)。その入力開閉器・異常動作
のアンサ信号が外部へ出力される。それと同時に、開閉指令回路33からの投入指令の出
力が停止される。
(効果)
このような構成の車両用電力変換装置は、入力開閉器3の補助接点を使用しないで、入
力開閉器3の投入指令と動作状態の不一致を検出することが可能である。そのため、補助
接点の故障による入力開閉器3の異常動作検知を防止し、故障していない入力開閉器3等
の主接点を不必要に交換する、といったメンテナンス等にかかる保守労力を軽減すること
が可能である。
(第3の実施形態)
本発明に基づく第3の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図7は、本発明の
第3の実施形態の電気回路ブロック図である。図8は、本発明の第3の実施形態のフロー
・チャートである。図9は、本発明の第3の実施形態のタイム・チャート図である。尚、
図1乃至3と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、第1の実施形態から電流センサ21と電流比較回路32が削除され、両端
電圧センサ部50が追加された点が異なっている。以下、その点について詳細に説明する
(構成)
以下に、第1の実施形態とは異なる本実施形態の構成について説明する。図7に示すよう
に、両端電圧センサ部50には、第1充電抵抗51、第2充電抵抗52、抵抗器53、定
電圧ダイオード54、フォトカプラ55が内蔵されている。第1充電抵抗51と第2充電
抵抗52から構成される直列回路は、サイリスタ8と並列に接続されている。抵抗器53
、定電圧ダイオード54、フォトカプラ55から構成される直列回路は、第2充電抵抗5
2と並列に接続されている。またフォトカプラ55は、故障判定部品特定部30内のAN
D回路34と接続されている。
(作用)
以下に、本実施形態の作用について説明する。図8と図9に示すように、電圧比較回路3
1は、入力電圧センサ2の検出する入力開閉器入力電圧値(V1)が電力変換装置の動作
最低電圧値(a)以上であることを検出する(S120)と、その判定結果“1”が開閉
指令回路33へ出力される。判定結果“1”が入力された開閉指令回路33は、入力開閉
器3へ投入指令を出力する(S121)。V1<aの場合は、判定結果“0”が開閉指令
回路33へ出力され、その場合、開閉指令回路33は指令を出力しない。投入指令が入力
された入力開閉器3は、入力開閉器3を投入する(S122)。入力開閉器3が投入され
ると、入力開閉器3から出力される両端電圧有信号を両端電圧センサ部50から出力する
。両端電圧センサ部50の第2充電抵抗52の両端電圧値(V3)が定電圧ダイオード5
4のツェナー電圧値(c)以上になると(S123)、フォトカプラ55がON状態にな
る(S124)。V3<cの場合は、V3≧cになるまでS120〜S122のステップ
が繰り返される。両端電圧値(V3)があるツェナー電圧値(c)以上である時間とは、
図9に示すよな、地点kから地点nのようなパルス幅(T2)である。第2充電抵抗52
の両端電圧によりパルス幅(T2)を持つパルス波形をフォトカプラ55は出力する。フ
ォトカプラ55は、パルス幅(T2)を持つパルス波形をAND回路34に出力する。ま
た、電圧比較回路31から判定結果“1”が入力された時素規定値出直回路35は、時素
規定値Cを決定回路36へ出力する。ここでいう時素規定値Cとは、図9の開閉器指令回
路33から投入指令が出力された時点jから、ある一定の時間経過した時点lまでの時間
である。決定回路36は、時素規定値Cとパルス幅(T2)の終了地点の比較を行う(S
125)。
(正常動作)
図9(a)に示すように、入力開閉器3が正常に動作している場合、地点lとパルス幅(
T2)の終了地点nは、時素規定値Cの終了の時点lよりも遅い時点で終了している。そ
のため、入力開閉器3が正常に投入され、入力開閉器・正常動作と判定される(S126
)。その入力開閉器・正常動作のアンサ信号が外部へと出力される。
(異常動作)
図9(b)に示すように、入力開閉器3が正常な動作をしていない場合、両端電圧センサ
部50では両端電圧値(V3)が検出されない。そのため、フォトカプラ55はOFF状
態を持続し、フォトカプラ55からAND回路34へLowレベルが出力される。AND
回路34では、フォトカプラ55からの出力判定がLowレベルのままであるため、時素
規定値Cの時間が経過(時点jから時点l)すると、アンサ信号はHigh(異常)レベ
ルとなる。入力開閉器3が正常に投入されず、入力開閉器・異常動作と判定される(S1
27)。その入力開閉器・異常動作のアンサ信号が外部へと出力される。それと同時に、
開閉指令回路33からの投入指令の出力が停止される。
(効果)
このような構成の車両用電力変換装置は、入力開閉器3の補助接点を使用しないで、入
力開閉器3の投入指令と動作状態の不一致を検出することが可能である。そのため、補助
接点の故障による入力開閉器3の異常動作検知を防止し、故障していない入力開閉器3を
不必要に交換する、といったメンテナンス等にかかる保守労力を軽減することが可能であ
る。
(第4の実施形態)
本発明に基づく第4の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図10は、本発明
の第4の実施形態のタイム・チャート図である。尚、図1乃至6と同一の構成をとるもの
については、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、構成と、時素規定値Aによって入力開閉器3の動作異常を検知する点では
第1の実施形態と同様であるが、時素規定値D(時素規定値D>時素規定値A)に基づい
てフィルタコンデンサ20の短絡を検知する点で異なる。以下、異なる作用について説明
する。
(作用)
(正常動作)
図10(a)に示すようにフィルタコンデンサ20が正常に動作している場合、パルス幅
(T1)の終了地点dは、時素規定値Dの終了の時点oよりも速い時点で終了している。
入力開閉器3が正常に投入され、フィルタコンデンサ20が正常に動作しているとして、
フィルタコンデンサ・正常動作と判定される。そのフィルタコンデンサ・正常動作のアン
サ信号が外部へと出力される。
(異常動作)
図10(b)に示すようにフィルタコンデンサ20が正常な動作をしていない場合、電流
比較回路32には突入電流が流れ続ける。そのため、電流比較回路32の出力は減衰波形
を生成せず、Highレベルのままになる。電流比較回路32からAND回路34へHi
ghレベルが出力され、AND回路34から決定回路36へHighレベルが出力される
。決定回路36では、AND回路34からの出力判定がHighレベルのままであるため
、時素規定値Dの時間が経過(時点aから時点o)すると、アンサ信号はHigh(異常
)レベルとなる。入力開閉器3が正常に投入されたが、フィルタコンデンサ20が正常動
作していないとして、フィルタコンデンサ・異常動作と判定される。そのフィルタコンデ
ンサ・異常動作のアンサ信号が外部へと出力される。それと同時に、開閉指令回路33か
らの投入指令の出力が停止される。入力開閉器3に、その入力電流を遮断する能力がない
場合には、投入指令をオフせずにオンを保持するようにして、図1、図4、図7には記載
がない入力開閉器3と直列にかつ入力電圧検出器2をヒューズの出力に接続されるように
したヒューズを用談するようにする。
(効果)
このような構成の車両用電力変換装置は、時素規定値D(時素規定値D>時素規定値A)
を使用することによって、フィルタコンデンサ20の短絡を検知することが可能である。
入力開閉器3の補助接点を使用しないで、入力開閉器3の動作状態と、電流センサ21か
ら検出される電流値から、フィルタコンデンサ20の故障を検知することが可能である。
そのため、フィルタコンデンサ20の故障による入力開閉器3の異常動作検知を防止し、
故障していない入力開閉器3を不必要に交換する、といったメンテナンス等にかかる保守
労力を軽減することが可能である。
また、遮断能力のない構成の車両用電力変換装置においては、フィルタコンデンサ20の
故障を検知することで、車両走行の安全性を確保することが可能である。
(第5の実施形態)
本発明に基づく第5の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。図11は、本発明
の第5の実施形態のタイム・チャート図である。尚、図1乃至3及び、7乃至9と同一の
構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、構成と時素規定値Cによって入力開閉器3の動作異常を検知する点では第
3の実施形態と同様であるが、時素規定値E(時素規定値E>時素規定値C)に基づいて
フィルタコンデンサ20の短絡を検知する点で異なる。以下、異なる作用について説明す
る。
(作用)
(正常動作)
図11(a)に示すようにフィルタコンデンサ20が正常に動作している場合、パルス幅
(T2)の終了地点nは、時素規定値Eの終了時点qよりも早い時点で終了している。そ
のため、入力開閉器3が正常に投入され、フィルタコンデンサ20が正常に動作している
として、フィルタコンデンサ・正常動作と判定される。そのフィルタコンデンサ・正常動
作のアンサ信号が外部へと出力される。
(異常動作)
図11(b)に示すようにフィルタコンデンサ20が正常な動作をしていない場合、電流
比較回路32には突入電流が流れ続ける。そのため、両端電圧センサ部50の出力はパル
ス波形を生成せず、Highレベルのままになる。両端電圧センサ部50からAND回路
34へHighレベルが出力され、AND回路34から決定回路36へHighレベルが
出力される。決定回路36では、AND回路34からの出力がHighレベルのままであ
るため、時素規定値Eの時間が経過(時点jから時点q)すると、アンサ信号はHigh
(異常)レベルとなる。入力開閉器3が正常に投入されたが、フィルタコンデンサ20が
正常動作していないとして、フィルタコンデンサ・異常動作と判定される。そのフィルタ
コンデンサ・異常動作のアンサ信号が外部へと出力される。それと同時に、開閉指令回路
33からの投入指令の出力が停止される。
(効果)
このような構成の車両用電力変換装置は、時素規定値E(時素規定値E>時素規定値C)
を使用することによって、フィルタコンデンサ20の短絡を検知することが可能である。
本実施形態を、第3実施形態と組み合わせて使用する場合は、検出値と時素規定値Cの比
較後にサイリスタ8をONせず、検出値と時素規定値Eとの比較後、比較結果が正常と判
断された場合にサイリスタ8をONする。
入力開閉器3の補助接点を使用しないで、入力開閉器3の動作状態と、両端電圧センサ部
50の出力から、フィルタコンデンサ20の故障を検知することが可能である。そのため
、フィルタコンデンサ20の故障による入力開閉器3の異常動作検知を防止し、故障して
いない入力開閉器3を不必要に交換する、といったメンテナンス等にかかる保守労力を軽
減することが可能である。
1 パンタグラフ
2 入力電圧センサ
3 入力開閉器
4 リアクトル
6 充電抵抗
8 サイリスタ
9 インバータ
10 負荷
11 補助接点
12 投入判定回路
13 入力開閉器ドライブ回路
14 補助接点状態判定回路
15 不一致検知回路
16 開閉動作異常検知部
17 グランド
20 フィルタリアクトル
21 電流センサ
30 故障部品特定部
31 電圧比較回路
32 電流比較回路
33 開閉指令回路
34 AND回路
35 時素規定値出力回路
36 決定回路
40 電圧センサ
41 電圧比較回路
50 両端電圧センサ部
51 第1充電抵抗
52 第2充電抵抗
53 抵抗器
54 定電圧ダイオード
55 フォトカプラ

Claims (5)

  1. 直流側端子間にフィルタコンデンサを有し、架線からパンタグラフを介して供給された直
    流電力を交流電力に変換するインバータと、
    前記インバータの直流出力側で、前記フィルタコンデンサ及び前記パンタグラフと接続さ
    れ、接地するグランドと、
    前記パンタグラフと前記グランドの間に接続され、前記架線からの入力電圧を検出する入
    力電圧センサと、
    前記インバータの直流入力側で前記パンタグラフと前記インバータに接続され、直流電流
    を遮断する入力開閉器と、
    前記入力開閉器と前記インバータの間に接続され、直流電流の整流するためのリアクトル
    と、
    前記リアクトルと前記インバータの間に接続され、直流電流を制御するサイリスタと、
    前記サイリスタと並列に接続され、前記インバータへの突入電流を防止するために直流電
    流を充電する充電抵抗と、
    前記入力電圧センサと前記入力開閉器と接続される故障部品特定部と、
    前記故障部品特定部は、前記入力電圧センサより検出された電圧値をもとに、前記入力開
    閉器の投入指令を出力する開閉指令回路を有し、前記入力開閉器と前記インバータ間に接
    続され、前記開閉器指令の投入指令により投入された前記入力開閉器の出力電流を検出す
    る電流センサとを有し、前記電流センサが検出した入力開閉器出力電流値が所定値以上か
    つ、前記入力開閉器出力電流値が入力開閉器出力電流値閾値以上の状態の継続時間に基づ
    き、前記開閉指令回路から出力される開閉指令と前記入力開閉器の開閉状態を比較し、故
    障しているかどうかを判断する決定回路を有する故障部品特定部と、
    を有することを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 一端子が入力開閉器と前記リアクトル間に接続され、他端子が入力電圧センサとフィルタ
    コンデンサ間に接続され、前記入力開閉器の出力電圧値を検出する電圧センサと、
    前記故障部品特定部において、前記電圧センサが検出した入力開閉器出力電圧値が所定値
    以上かつ、前記入力開閉器出力電圧値が入力開閉器出力電圧閾値以上の状態の継続時間に
    基づき前記入力開閉器が故障しているかどうかを判断する決定回路を有する故障部品特定
    部を
    を有することを特徴とする請求項1記載の車両用電力変換装置。
  3. 前記入力開閉器と前記インバータ間で接続され、前記開閉指令回路の投入指令により前記
    入力開閉器が投入されると、充電抵抗の両端電圧を検出する両端電圧センサ部と、
    前記故障部品特定部において、前記両端電圧センサ部が検出した両端電圧値が所定値以上
    かつ、前記両端電圧値が両端電圧値閾値以上の状態の継続時間に基づき前記入力開閉器が
    故障しているかどうかを判断する決定回路を有する故障部品特定部と
    を有することを特徴とする請求項1記載の車両用電力変換装置。
  4. 前記故障部品特定部において、入力開閉器の故障を判定する入力開閉器入力電流閾値が
    所定値以上の状態の継続時間よりもより長い継続時間を判定基準として使用することでフ
    ィルタコンデンサ短絡を検知する決定回路を有することを特徴とする請求項1及び2記載
    の車両用電源装置。
  5. 前記故障部品特定部において、入力開閉器の故障を判定する入力開閉器入力電流閾値、
    両端電圧閾値が所定値以上の状態の継続時間よりも、より長い継続時間を判定基準として
    使用することで、フィルタコンデンサ短絡を検知する決定回路を有することを特徴とする
    請求項1または2記載の車両用電力変換装置。
JP2009292408A 2009-12-24 2009-12-24 車両用電力変換装置 Pending JP2011135685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009292408A JP2011135685A (ja) 2009-12-24 2009-12-24 車両用電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009292408A JP2011135685A (ja) 2009-12-24 2009-12-24 車両用電力変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011135685A true JP2011135685A (ja) 2011-07-07

Family

ID=44347833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009292408A Pending JP2011135685A (ja) 2009-12-24 2009-12-24 車両用電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011135685A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082907A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Toshiba Corp 電気車制御装置
US9871486B2 (en) 2015-04-13 2018-01-16 Lsis Co., Ltd Inverter system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082907A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Toshiba Corp 電気車制御装置
US9871486B2 (en) 2015-04-13 2018-01-16 Lsis Co., Ltd Inverter system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884478B2 (ja) 電気負荷のフェールセーフ切断のための安全スイッチング装置
CN101227076B (zh) 接地故障断路器的故障自检电路
US8964340B2 (en) Device for detecting a fault in an AC supply
CN108028547B (zh) 供电装置以及其开关控制方法
US20070063797A1 (en) Electric trip device provided with monitoring means, circuit breaker comprising one such trip device and method of monitoring
JP5888972B2 (ja) 太陽光発電システム
CN105934810A (zh) 具有自测试能力的交流断路器
JP2010158109A (ja) 負荷回路の保護装置
US8493697B2 (en) Arrangement for ground-fault detection in an AC circuit and power supply arrangement with ground-fault detection
US10899579B2 (en) Elevator brake controller
TW201600371A (zh) 車輛用控制裝置
US8724274B2 (en) Power distribution systems and methods of operating a power distribution system
US9442164B2 (en) Apparatus for detecting failure in driving circuit for electric lifting-lowering device
KR101809944B1 (ko) 반도체 스위치를 사용한 아크억제형 직류차단기
JP2011135685A (ja) 車両用電力変換装置
KR101198413B1 (ko) 차단기 운전용 반도체 스위칭 제어 시스템 및 그 방법
JP2014103790A (ja) 電気車用電力変換装置及びデッドセクション検知装置
JP4737153B2 (ja) 交流電磁弁の保護装置
JP2007333623A (ja) 故障検知機能付交流出力回路
JP2007028792A (ja) コンバータ
JP6840426B2 (ja) 電源監視システム
JP4716412B2 (ja) 直流電源装置の過電流保護回路
JP7341048B2 (ja) 溶着検出装置及び溶着検出方法
KR20200055428A (ko) 비접촉 급전 시스템
CN110058153B (zh) 继电器监视装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111125

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111205