JP5267982B2 - 音声入力装置、雑音除去方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

音声入力装置、雑音除去方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、反響音に基づいて雑音除去を行う音声入力装置、雑音除去方法及びコンピュータプログラムに関する。
音声入力装置では、マイクからある程度離れている場所から生じた音を取得する場合、周辺騒音ならびに部外者の声といった不特定な雑音も取り込んでしまう。このため、目的音から雑音を除去することが望ましい。
このような観点から、雑音除去機能や話者位置検出機能を備え、周辺ノイズを抑え、目的とする音声を強調した入力が可能な音声入力装置が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、アレイマイクを構成する各マイクが取り込んだ音声の位相差を検出し、位相差から、音源の位置を特定することができる音声検出装置が開示されている。この音声検出装置によれば、例えば、話者の位置を推定し、話者に向いたマイクロフォンに対応した話者の音声のみを判別し、ノイズを抑圧した音声入力が可能となる。
特開平7−92988号公報
特許文献1に開示された音声検出装置では、目的音と雑音とが同一方向で発生した場合、雑音の位相差と目的音の位相差とがほぼ同じになるため、雑音の除去が困難となる。
例えば、特許文献1に開示された音声検出装置を屋外で使用する場合、壁等による近距離での反響が起きにくい。このため、雑音は、ほぼ直接アレイマイクに到達する。したがって、この音声検出装置は、屋外では、雑音の音源と目的音の音源とが音声入力装置に対して同一方向になければ、雑音を除去することができる。
これに対し、当該音声検出装置を屋内で使用した場合、壁や天井等で音が反響し、雑音もさまざまな方向からマイクに到達する。したがって、雑音の音源と目的音の音源とが当該音声検出装置に対して同一方向にない場合であっても、反響によって、目的音と同一方向から雑音がマイクに到達することがある。
このような場合、雑音の除去が困難であり、無理に雑音を除去すると、目的音そのものを歪ませてしまう可能性がある。
携帯電話等のモバイル機器は、持ち運びが容易であるため、反響のある場所と反響のない場所との間を頻繁に行き来して使用される。このため、従来の音声検出装置をモバイル機器に適用すると、環境の変化により、雑音の除去を適切に行うことができず、かえって目的音を歪ませる等の事態が頻繁に発生してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、周辺環境による反響の程度に応じて、雑音を適切に除去することができるようにすることを目的とする。
また、本発明は、環境が変化しても雑音を適切に除去することができるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る音声入力装置は、
音声を入力する音声入力手段と、
前記音声入力手段が入力した音声から雑音を除去する雑音除去手段と、
所定の測定音を出力する音声出力手段と、
前記音声入力手段が入力した音声から、前記音声出力手段が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定手段と、
前記反響測定手段が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去手段による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御手段と、
映像を撮影する撮影手段と、を備え
前記音声出力手段は、前記撮影手段が撮影を開始するときに前記測定音を出力し、
前記反響測定手段は、前記測定音の直接音を検出してから、前記測定音の反響音を検出するまでの時間から反響の程度を求める、
とを特徴とする。
また、本発明の第2の観点に係る音声入力装置は、
音声を入力する音声入力手段と、
前記音声入力手段が入力した音声から雑音を除去する雑音除去手段と、
所定の測定音を出力する音声出力手段と、
前記音声入力手段が入力した音声から、前記音声出力手段が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定手段と、
前記反響測定手段が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去手段による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御手段と、
自装置の位置が変化したことを検出する移動検出手段と、を備え、
前記音声出力手段は、前記移動検出手段が前記自装置の位置が変化したことを検出すると、前記測定音を出力する、
ことを特徴とする。
また、本発明の第の観点に係る雑音除去方法は、
音声を入力する音声入力ステップと、
前記音声入力ステップで入力した音声から雑音を除去する雑音除去ステップと、
所定の測定音を出力する測定音出力ステップと、
前記音声入力ステップで入力した音声から、前記測定音出力ステップで出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定ステップと、
前記反響測定ステップで求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去ステップにおける雑音除去の態様を制御する雑音除去制御ステップと、
映像を撮影する撮影ステップと、を備え
前記測定音出力ステップでは、前記撮影ステップで撮影を開始するときに前記測定音を出力し、
前記反響測定ステップでは、前記測定音の直接音を検出してから、前記測定音の反響音を検出するまでの時間から反響の程度を求める、
ことを特徴とする。
また、本発明の第4の観点に係る雑音除去方法は、
音声を入力する音声入力ステップと、
前記音声入力ステップで入力した音声から雑音を除去する雑音除去ステップと、
所定の測定音を出力する測定音出力ステップと、
前記音声入力ステップで入力した音声から、前記測定音出力ステップで出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定ステップと、
前記反響測定ステップで求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去ステップによる雑音除去の態様を制御する雑音除去制御ステップと、
自装置の位置が変化したことを検出する移動検出ステップと、を備え、
前記測定音出力ステップでは、前記移動検出ステップで前記自装置の位置が変化したことを検出すると、前記測定音を出力する、
ことを特徴とする。
また、本発明のの観点に係るコンピュータプログラムは、
コンピュータに、
音声を入力する音声入力機能、
前記音声入力機能が入力した音声から雑音を除去する雑音除去機能、
所定の測定音を出力する測定音出力機能、
前記音声入力機能が入力した音声から、前記測定音出力機能が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定機能、
前記反響測定機能が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去機能による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御機能、
映像を撮影する撮影機能、を実現させ
前記測定音出力機能は、前記撮影機能が撮影を開始するときに前記測定音を出力し、
前記反響測定機能は、前記測定音の直接音を検出してから、前記測定音の反響音を検出するまでの時間から反響の程度を求める、
とを特徴とする。
また、本発明の第6の観点に係るコンピュータプログラムは、
コンピュータに、
音声を入力する音声入力機能、
前記音声入力機能が入力した音声から雑音を除去する雑音除去機能、
所定の測定音を出力する測定音出力機能、
前記音声入力機能が入力した音声から、前記測定音出力機能が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定機能、
前記反響測定機能が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去機能による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御機能、
自装置の位置が変化したことを検出する移動検出機能、を実現させ、
前記測定音出力機能は、前記移動検出機能が前記自装置の位置が変化したことを検出すると、前記測定音を出力する、
ことを特徴とする。




本発明によれば、自機周辺で反響した測定音を用いて反響の程度を求め、雑音の除去の態様を制御するので、周辺の環境が変化した場合でも目的音をあまり歪ませることなく、雑音を適切に除去することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る音声入力装置を、動画を撮影する動画撮影装置に適用した例について説明する。
この動画撮影装置1は、動画撮影時に、反響測定用の測定音を出力し、この測定音の反響を検出して、検出した反響の程度(大きさ)により、入力音声中の雑音の除去の程度を調整する機能を有し、図1に示すように、アレイマイク101と、ADC102と、カメラ103と、画像処理部104と、メモリ105と、表示部106と、DAC(Digital to Analog Converter)107と、スピーカ108と、入力部109と、タイミング通知部110と、反響測定音選択フィルタ111と、反響音測定部112と、雑音除去部113と、制御部114と、を備える。
アレイマイク101は、音声を集音し、集音した音声をアナログ信号に変換し、ADC102に供給する複数のマイクから構成されている。
ADC(Analog to Digital Converter)102は、アレイマイク101から供給されたアナログ信号をディジタル信号に変換し、変換したディジタル信号を反響測定音選択フィルタ111及び制御部114に供給する。
カメラ103は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complimentary MOS)センサ等から構成され、映像を撮影する。カメラ103は、撮影した映像を電気信号に変換し、画像処理部104に供給する。
メモリ105は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等から構成され、カメラ103で撮影された静止画や動画(映像)を格納する。また、メモリ105は、周辺の反響状態を測定するための反響測定音の音声データを記憶する。反響測定音は、可聴帯域の外の周波数(例えば、200Hz以下、15KHz以上)を有する音から構成される。
表示部106は、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機ELディスプレイ(organic Electro-Luminescence display)、ドライバ等から構成され、カメラ103で取得した映像を表示する。
DAC107は、制御部114から供給されたディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、変換したアナログ音声信号をスピーカ108に供給する。
スピーカ108は、増幅器、マイクロスピーカ等から構成され、DAC107から供給されたアナログ音声信号に基づいて音声を出力する。
入力部109は、電源スイッチ、録画ボタン等を備え、カメラの起動、動画撮影の開始・終了又は動画録画の開始・終了を指示する操作情報を制御部114に供給する。
タイミング通知部110は、タイマなどから構成され、一定時間を計時する度に、制御部114にタイミング信号を出力する。
反響測定音選択フィルタ111は、アレイマイク101から入力された音から、反響測定音のみを抽出するためのものであり、例えば、反響測定音のスペクトルパターンに相似する通過特性を有する。
反響音測定部112は、タイマ112aを内蔵し、反響測定音選択フィルタ111を通過した信号に基づいて反響の程度を測定する。具体的には、スピーカ108から出力された反響測定音のうちアレイマイク101に直接入力された信号を検出したときにタイマ112aを起動し、反響を検出したときにタイマ112aを停止し、タイマ値(直接入力音を検出してから反響音を検出するまでの時間)を制御部114に通知する。
雑音除去部113は、制御部114の一機能として構成され、アレイマイク101から入力された音声から雑音を除去する。
雑音除去部113が入力音声に含まれる雑音を除去する態様は任意である。例えば、雑音除去部113は、アレイマイク101からの複数の入力を用いて音源の位置(向き)を特定し、音源方向のマイクからの入力音声を強調し、他のマイクからの入力音声を抑圧して合成することにより、雑音を除去することが可能である。また、雑音除去部113は、音源からの到来が予定されている音声の周波数帯を予め記憶し、その周波数帯の音声を強調し、他を抑圧することにより、雑音を除去することも可能である。
制御部114は、CPU(Central Processing Unit)、ROM等から構成され、動画撮影装置1全体の動作を制御する。例えば、制御部114は、入力部109に設けられた電源ボタン(図示せず)が押下される毎に、動画撮影装置1の電源(動作電源)をオン又はオフする。
また、制御部114は、入力部109に設けられた録画ボタンが押下されると、カメラ103を起動して、動画の撮影を開始する。制御部114は、動画の撮影に際し、メモリ105から反響測定音を読み出し、DAC107及びスピーカ108を介して、これを放音する。反響測定音の一部は、アレイマイク101に直接入力し、他の一部は、周辺の障害物(壁、天井等)で反射されて、反響となってアレイマイク101に入力する。制御部114は、直接入力から反響入力までの時間Tを反響音測定部112を用いて測定し、反響の程度とする。制御部114は、この反響の程度に従って、雑音除去部113による雑音除去の態様を制御する。
以下、上記構成の動画撮影装置1が行う動画撮影処理を、図2及び3のフローチャートを参照して詳細に説明する。
動画撮影装置1は、通常の動画撮像機能を備えるだけでなく、周囲の反響の程度を測定し、測定した反響の程度に応じて、入力音声の雑音を除去する程度を調整するという特徴的な機能を有する。以下、特徴的な機能を中心に説明する。
入力部109に設けられた電源ボタンが押下され、録画ボタンが押下されると、制御部114は、図2に示す動画撮影処理を開始する。
まず、制御部114は、カメラ103を起動する(ステップS100)。
制御部114は、メモリ105から反響測定音のデータを読み出し、DAC107でアナログ信号に変換し、スピーカ108から出力する(ステップS101)。
制御部114は、ステップS102で、反響測定音の反響音を測定し、反響の程度(スピーカ108から放出された反響測定音のうちアレイマイク101へと直接到達した直接音と周辺で反響して入力した反響測定音との到達時間の差)を求め、反響の程度に基づいて、雑音除去を行うか否かの判定を行う(ステップS102)。
この反響音測定及び雑音除去判定処理(ステップS102)の詳細を、図3のフローチャートを参照して説明する。
制御部114がステップS101で出力した反響測定音の一部はアレイマイク101に直接入力する。この直接音は、ADC102によりディジタル化され、反響測定音選択フィルタ111を通過し、反響音測定部112に到達する。反響音測定部112は、入力信号の信号レベルが基準レベル(閾値)以上となると、直接音を検出したと判別し(ステップS201)、タイマ112aを起動する(ステップS202)。
続いて、反響音測定部112は、反響測定音選択フィルタ111の出力信号の信号レベルが基準レベル以上となるまで待機する。
続いて、ステップS101で出力した反響測定音の一部が周辺で反響し、アレイマイク101に入力する。この反響音も、ADC102によりディジタル化され、反響測定音選択フィルタ111を通過し、反響音測定部112に到達する。反響音測定部112は、反響測定音選択フィルタ111の出力信号の信号レベルが基準レベル以上となると、反響音を検出したと判別し(ステップS203)、タイマ112aを停止する(ステップS204)。タイマ112aのカウント値Tが、反響の程度を示す指標となる。
なお、反響音を検出しないまま、タイマ112aが、一定時間を計時したときにはタイムアウトとなる。
制御部114は、反響の程度(タイマ112aのカウント値T)に基づいて、雑音除去を実行するか否かを判定する(ステップS205)。ここでは、反響の程度が基準以上であれば(タイマ112aのカウント値Tが基準カウント値以上で、タイムアウトでは無いのであれば)、反響が存在するため、雑音除去を実行しないと判定し(ステップS205;オフ)、反響の程度が、基準未満であれば(タイマ112aのカウント値Tが基準カウント値未満又はタイムアウトであれば)、雑音除去を行うと判定する(ステップS205;オン)。
雑音除去を実行しないと判定した場合(ステップS205;オフ)、制御部114は、処理を図2のステップS103に進める。
一方、雑音除去を実行すると判定した場合(ステップS205;オン)、制御部114は、雑音除去部113を制御して、アレイマイク101から入力した音声中の雑音を除去させる(ステップS206)。
続いて、制御部114は、図2のステップS103に制御を移し、動画の撮影を開始する(ステップS103)。なお、この動画の撮影・録画の処理は、図2の処理とは別処理で実行される。
以上の処理により、撮影当初の反響状態に応じたノイズ除去の態様で撮影が行われる。
動画撮影中は、目的音が屋内と屋外で移動する場合があり、それに伴って周辺環境の反響量が変化する。このため、状況の変化に応じた適切な雑音除去の制御が必要となる。
そこで、制御部114は、タイミング通知部110が一定時間毎に出力するタイミング信号に応答して、メモリ105から反響測定音データを読み出し、DAC107でアナログ信号に変換し、スピーカ108から反響測定音を出力する(ステップS104)。なお、反響測定音は、可聴帯域の外の周波数の音であるため、動画撮影には影響を与えない。
そして、制御部114は、反響測定音の反響音を測定し、雑音除去を行うか否かを判定する(ステップS105)。この処理は、図3を参照して説明したステップS102の処理と同一である。
こうして、制御部114は、その時点の反響の程度に応じたノイズ除去の態様で撮影を継続する。
そして、制御部114は、入力部109から動画撮影の終了を指示する旨の操作情報が供給されたか否かを判別する(ステップS106)。当該操作情報が供給されたと判別した場合(ステップS106;Yes)、制御部114は、動画撮影処理を終了する。
一方、当該操作情報が供給されていないと判別した場合(ステップS106;No)、制御部114は、処理をステップS104に戻し、動画撮影を続行する。
したがって、制御部114は、動画撮影終了を指示する操作情報が供給されるまで、ステップS104〜ステップS106の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態の動画撮影装置1は、周辺環境の反響の程度を考慮して雑音除去のオン・オフを設定する。従って、例えば、屋内等で、反響があるにもかかわらず、無理に雑音を除去して、目的音そのものを歪ませてしまう事態を防止できる。一方、屋外等の反響が無い或いは少ない環境では、雑音を除去して、クリアな目的音を取得することができる。
また、撮影中もタイミング通知部110からの通知に応答して、反響の程度を測定し、ノイズ除去のオン・オフを制御する。従って、動画撮影装置1が反響のある場所と反響のない場所との間を行き来して使用されるような場合でも、環境の変化に応じて、雑音の除去を適切に行うことができる。
また、直接音と反響音とを反響測定音選択フィルタ111で選択・抽出し、直接音の到来から反響音の到来までの時間Tをタイマ112aで測定して、測定した時間に基づいて、反響の程度を求めている。従って、反響の程度を簡単な構成で正確に求めることが可能となる。
また、反響測定音が非可聴帯域の音から構成されているので、録音や録画には影響を与えない。
(実施の形態2)
実施の形態1では、制御部114は、タイミング通知部110が一定の間隔で周期的に出力するタイミング信号に応答して、反響検出音を出力して反響の程度を測定した。
しかしながら、動画撮影装置1の周囲の環境は、周期的に変化する場合よりも、非周期的に変化する場合の方が多い。
そこで、図4に示す動画撮影装置2のように、自装置の移動を検出するセンサ部200を配置し、センサ部200の検知に応じてノイズ除去の態様を制御することも可能である。
センサ部200は、自装置の移動を検出することができる加速度センサや自装置の移動に伴って生じる振動を検出する振動センサから構成される。センサ部200は、自装置の移動(加速度、振動等)を検出すると、制御部114に検出信号を供給する。制御部114は、センサ部200から供給された検出信号に応答し、反響の程度の測定を開始する。
本発明の実施形態2に係る動画撮影装置が行う動画撮影処理を、図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。
入力部109に設けられた電源ボタンが押下され、続いて、録画ボタンが押下されると、制御部114は、動画撮影処理を開始する。
まず、制御部114は、カメラ103を起動する(ステップS100)。
制御部114は、メモリ105から反響測定音の音声データを読み出し、スピーカ108から出力する(ステップS101)。
制御部114は、ステップS101で出力した反響測定音の反響音を測定し、雑音を除去するか否かを判定する(ステップS102)。即ち、撮影開始時点の位置での反響に応じたノイズ除去の態様を設定する。この反響音測定及び雑音除去判定の処理の内容は、図3のフローチャートに示す処理と同様である。
そして、制御部114は、動画の撮影を開始する(ステップS103)。
次に、制御部114は、センサ部200の出力を取り込み(ステップS300)、取り込んだ情報に基づいて、自機の移動の有無を求め(ステップS301)、自機の移動の有無を判別する(ステップS302)。
自機が移動したと判別すると(ステップS302;Yes)、メモリ105から反響測定音データを読み出し、スピーカ108から反響測定音を出力する(ステップS104)。
そして、制御部114は、反響測定音の反響音を測定し、雑音除去を行うか否かを判定する(ステップS105)。この処理は、図3を参照して説明した処理と同様である。これにより、自機の移動中或いは移動後の周辺環境に応じた反響量が求められ、その反響量に応じたノイズ除去の態様が設定され、動画撮影が行われる。
そして、制御部114は、入力部109から動画撮影の終了を指示する旨の操作情報が供給されたか否かを判別する(ステップS106)。当該操作情報が供給されたと判別した場合(ステップS106;Yes)、制御部114は、動画撮影処理を終了する。
一方、当該操作情報が供給されていないと判別した場合(ステップS106;No)、制御部114は、処理をステップS300に戻し、動画撮影を続行する。
したがって、制御部114は、動画撮影終了を指示する操作情報が供給されるまで、ステップS300〜ステップS106の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態の動画撮影装置2によっても、実施形態1の動画撮影装置1と同様に、周辺環境の反響の程度に応じて、雑音除去をオン・オフすることにより、雑音を適切に除去し、音声を適切に入力することができる。
また、撮影中も、センサ部200で位置の変化が検出されると反響の程度を測定し、雑音除去の態様を制御するので、環境の変化に対応することができる。
(実施の形態3)
実施の形態2では、制御部114は、加速度センサが加速度を検出した場合や振動センサが振動を検出した場合に反響量の測定を行う。しかしながら、例えば、動画撮影を行う際に、ユーザが一定速度で歩行しながら撮影する場合がある。この場合、加速度センサは加速度を検出しない。また、例えば、ユーザが動画撮影装置を安定な状態で持ちながら撮影を行う場合もある。この場合、振動センサは振動を検出しない。したがって、これらの場合、動画撮影装置の周囲の環境が変化しても、反響量の測定が行われず、適切な雑音除去がなされないおそれがある。
そこで、本実施形態では、動画撮影装置の位置が変化したことを検出したときに、反響量の測定を行う動画撮影装置について説明する。
本実施形態に係る動画撮影装置3は、図6に示すように、実施形態2に係る動画撮影装置1の構成のうち、センサ部200をGPS部300に替えた構成を有する。
GPS(Global Positioning System)部300は、GPS衛星から送信されるGPS信号を取得し、取得したGPS信号に基づいて現在位置を求め、現在位置を示す位置データをメモリ105及び制御部114に供給する。メモリ105は、GPS部300から供給された位置データを記憶する。制御部114は、GPS部300から供給された位置データを取得するとともに、前回GPS部300から供給されメモリ105に記憶されている位置データを読み出す。そして、制御部114は、今回取得した位置データが示す位置が前回取得した位置データが示す位置と異なるか否かを判別する。異なると判別した場合、制御部114は、反響量の測定を開始する。
本発明の実施形態に係る動画撮影装置が行う動画撮影処理を、図7のフローチャートを参照して説明する。
入力部109に設けられた電源ボタンが押下され、録画ボタンが押下されると、制御部114は、動画撮影処理を開始する。
まず、制御部114は、カメラ103を起動する(ステップS100)。
制御部114は、メモリ105から反響測定音データを読み出し、スピーカ108から反響測定音を出力する(ステップS101)。制御部114は、ステップS101で出力した反響測定音の反響音を測定し、雑音を除去するか否かを判定する(ステップS102)。この反響音測定及び雑音除去判定処理は、図3のフローチャートを参照して説明した処理と同様である。
そして、制御部114は、動画の撮影を開始する(ステップS103)。
次に、制御部114は、GPS部300の出力(位置情報)を取り込み(ステップS400)、取り込んだ情報に基づいて、自機の位置を判別し(ステップS401)、自機の移動の有無を判別する(ステップS402)。
自機が移動したと判別すると(ステップS402;Yes)、メモリ105から反響測定音データを読み出し、スピーカ108から反響測定音を出力する(ステップS104)。
そして、制御部114は、ステップS104で出力した反響測定音の反響音を測定し、雑音除去を行うか否かを判定する(ステップS105)。この処理は、図3を参照して説明した処理と同様である。これにより、自機の移動中或いは移動後の周辺環境に応じた反響量が求められ、その反響量に応じたノイズ除去の態様が設定され、動画撮影が行われる。
そして、制御部114は、入力部109から動画撮影の終了を指示する旨の操作情報が供給されたか否かを判別する(ステップS106)。当該操作情報が供給されたと判別した場合(ステップS106;Yes)、制御部114は、動画撮影処理を終了する。
一方、当該操作情報が供給されていないと判別した場合(ステップS106;No)、制御部114は、処理をステップS400に戻し、動画撮影を続行する。
したがって、制御部114は、動画撮影終了を指示する操作情報が供給されるまで、ステップS400〜ステップS106の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態の動画撮影装置3によっても、実施形態1、2の動画撮影装置1、2と同様に、周辺環境の反響の程度に応じて、雑音除去をオン・オフすることにより、雑音を適切に除去し、音声を適切に入力することができる。
また、撮影中も、GPS部300で測定された現在位置の変化に基づいて、自装置の位置の変化が検出されると、反響の程度を測定し、雑音除去の態様を制御する。従って、環境の変化に対応することができる。
以上説明したように、上記第1〜第3の実施の形態に係る動画撮影装置1,2,3によれば、反響の程度を考慮して雑音除去の態様が設定され、雑音を適切に除去することが可能となる。このため、例えば、屋内等で、反響があるにもかかわらず、無理に雑音を除去して、目的音そのものを歪ませてしまう事態を防止できる。一方、屋外等の反響が無い或いは少ない環境では、雑音を除去して、クリアな目的音を取得することができる。また、携帯電話等のモバイル機器が、反響のある場所と反響のない場所との間を行き来して使用されるような場合でも、環境の変化に応じて、雑音の除去を行うことができる。
また、直接音と反響音とを反響測定音選択フィルタ111で選択・抽出し、直接音の到来から反響音の到来までの時間Tをタイマ112aで測定して、測定した時間に基づいて、反響の程度を求めているので、反響の程度を簡単な構成で正確に求めることが可能となる。
また、反響測定音は、非可聴帯域の周波数の音から構成されるので、録音や録画には影響を与えない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の応用及び変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、雑音除去の態様を変更する方法として、雑音除去をオン/オフの2値で制御する(実施する/しない)例を説明した。この発明はこれに限定されず、例えば、図8(a)〜(c)に示すように、反響の程度が大きく(小さく)なるに従って、雑音除去量(減衰量)を小さくする(大きくする)ようにリニアに、連続的に、或いは段階的に設定できるようにしてもよい。この場合、反響の程度と雑音除去量との相関を予めメモリ105に記憶させておき、制御部114は、反響音測定部112で測定された反響の程度とに基づいて、メモリ105を参照して、雑音除去量を求め、雑音除去部113に指示する。
また、反響の程度に応じて雑音除去のオン・オフを設定し、雑音の除去をオンしたときに、雑音除去の程度を制御するように設定してもよい。この場合は、雑音除去のオン・オフを制御する閾値と反響の程度と雑音除去量との相関を予めメモリ105に記憶させておく。制御部114は、反響音測定部112で測定された反響の程度に基づいて、メモリ105を参照して、雑音除去のオン・オフを求め、オンの場合には、雑音除去の程度を求め、雑音除去部113に指示する。
また、反響の程度と雑音除去能力の程度との関係(雑音除去パターン)を複数メモリ105に格納しておき、いずれかの雑音除去パターンを適宜選択して設定・使用できるようにしてもよい。
これらの構成によれば、雑音除去の態様をより詳細に設定可能であり、目的音の歪みを抑えつつノイズを適切に減衰させることができる。
上記実施形態では、反響の程度を、反響測定音の直接音到達から反響音到達までの時間Tと定義したが、他の尺度も使用可能である。例えば、反響の程度=反響測定音の反響音の音圧レベル/反響測定音の直接音の音圧レベルとし、反響音測定部112で反響測定音の反響音と反響測定音の直接音の音圧レベルを測定して、反響の程度を求めるようにしてもよい。
また、雑音除去部113で実行する雑音の除去の手法は任意であり、前述のように、アレイマイク101を用いて音源の向きと位置を特定し、その音源からの音声を強調し、他の位置からの音を抑圧するような周知の手法を採用可能である。
また、上記実施形態においては、反響測定音として、非可聴帯域の音を使用したが、ステップS101で出力する音に関しては、動画撮影を開始することを報知する意味を含めて、可聴音を出力するようにしてもよい。この場合、メモリ105には、動画撮影開始時用の反響測定音(動画撮影開始音)の音データと、動画撮影中用の反響測定音の音データと、を格納し、制御部114は、ステップS101では、動画撮影開始音を放音し、ステップS104では、反響測定音を放音する。また、反響測定音選択フィルタ111は、両測定音を通過する帯域特性を備える。
この構成とすれば、被撮影者に撮影の開始を報知する処理と反響の程度を測定する処理を兼ねて、処理を簡略化することができる一方で、撮影への悪影響を与えることがない。
図1,図4,図6で示した回路構成、図2,図3,図5,図7に示したフローチャートなどは例示であり、これらに限定されるものではなく、同等の機能を実現できるならば、任意に変更可能である。
例えば、反響測定音選択フィルタ111の入力をアレイマイク101の出力とし、反響測定音選択フィルタ111と反響音測定部112とを、アナログ処理回路で構成してもよい。
また、反響音測定部112を構成するタイマとして、タイミング通知部110を構成するタイマを使用したり、制御部114の内部タイマを使用する等してもよい。また、雑音除去部113を専用回路としたり、タイミング通知部110、反響測定音選択フィルタ111、反響音測定部112等を、制御部114の機能の一部としてもよい。
上記の実施形態では、本発明に係る音声入力装置を、動画撮影を行う動画撮影装置に適用した例を示した。しかしながら、これに限られない。例えば、携帯電話や音声を長時間録音可能なIC(Integrated Circuit)レコーダ等に適用してもよい。また、例えば、マイクに適用してもよい。
音声入力装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する音声入力装置を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで音声入力装置を構成してもよい。
また、音声入力システムの機能を、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、その他、具体的な細部構成等についても適宜変更可能である。
本発明の実施形態1に係る動画撮影装置の構成図である。 図1に示す制御部が実行する動画撮影処理のフローチャートである。 図1に示す制御部が実行する動画撮影処理のフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る動画撮影装置の構成図である。 図4に示す制御部が実行する動画撮影処理のフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る動画撮影装置の構成図である。 図6に示す制御部が実行する動画撮影処理のフローチャートである。 (a)〜(c)は、反響の程度とノイズ圧縮量との関係の例を示す図である。
符号の説明
1,2,3・・・動画撮影装置、101・・・アレイマイク、102・・・ADC(Analog to Digital Converter)、103・・・カメラ、104・・・画像処理部、105・・・メモリ、106・・・表示部、107・・・DAC(Digital to Analog Converter)、108・・・スピーカ、109・・・入力部、110・・・タイミング通知部、111・・・反響測定音選択フィルタ、112・・・反響音測定部、113・・・雑音除去部、114・・・制御部、200・・・センサ部、300・・・GPS(Global Positioning System)部

Claims (13)

  1. 音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段が入力した音声から雑音を除去する雑音除去手段と、
    所定の測定音を出力する音声出力手段と、
    前記音声入力手段が入力した音声から、前記音声出力手段が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定手段と、
    前記反響測定手段が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去手段による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御手段と、
    映像を撮影する撮影手段と、を備え
    前記音声出力手段は、前記撮影手段が撮影を開始するときに前記測定音を出力し、
    前記反響測定手段は、前記測定音の直接音を検出してから、前記測定音の反響音を検出するまでの時間から反響の程度を求める、
    とを特徴とする音声入力装置。
  2. 前記反響測定手段は、前記音声入力手段が入力した音声から、前記音声出力手段が出力した前記測定音の直接音と反響音とを抽出するフィルタを有し、
    前記反響測定手段は、前記フィルタが前記測定音の直接音を抽出してから、前記フィルタが前記測定音の反響音を抽出するまでの時間から反響の程度を求める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声入力装置。
  3. 記測定音は、前記撮影手段が撮影中に出力する撮影中測定音を含み、
    前記音声出力手段は、前記撮影手段が撮影中に、前記撮影中測定音を出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音声入力装置。
  4. 前記撮影中測定音は、非可聴帯域の周波数の音から構成される、
    とを特徴とする請求項3に記載の音声入力装置。
  5. 音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段が入力した音声から雑音を除去する雑音除去手段と、
    所定の測定音を出力する音声出力手段と、
    前記音声入力手段が入力した音声から、前記音声出力手段が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定手段と、
    前記反響測定手段が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去手段による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御手段と、
    自装置の位置が変化したことを検出する移動検出手段と、を備え、
    前記音声出力手段は、前記移動検出手段が前記自装置の位置が変化したことを検出すると、前記測定音を出力する、
    ことを特徴とする音声入力装置。
  6. 前記音声出力手段に前記測定音を出力させるタイミングを通知するタイミング通知手段、をさらに備え、
    前記音声出力手段は、前記タイミング通知手段がタイミングを通知したときに、前記測定音を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の音声入力装置。
  7. 前記タイミング通知手段は、前記音声出力手段に、周期的にタイミングを通知する、
    ことを特徴とする請求項に記載の音声入力装置。
  8. 自装置の現在位置を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段が取得した現在位置に基づいて、前記自装置の位置が変化したか否かを判別する判別手段と、をさらに備え、
    前記音声出力手段は、前記判別手段が前記自装置の位置が変化したと判別したときに、前記測定音を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の音声入力装置。
  9. 前記雑音除去制御手段は、前記反響測定手段が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去手段による雑音の除去実行と停止を制御する手段及び/又は雑音の除去の態様を制御する手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の音声入力装置。
  10. 音声を入力する音声入力ステップと、
    前記音声入力ステップで入力した音声から雑音を除去する雑音除去ステップと、
    所定の測定音を出力する測定音出力ステップと、
    前記音声入力ステップで入力した音声から、前記測定音出力ステップで出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定ステップと、
    前記反響測定ステップで求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去ステップにおける雑音除去の態様を制御する雑音除去制御ステップと、
    映像を撮影する撮影ステップと、を備え
    前記測定音出力ステップでは、前記撮影ステップで撮影を開始するときに前記測定音を出力し、
    前記反響測定ステップでは、前記測定音の直接音を検出してから、前記測定音の反響音を検出するまでの時間から反響の程度を求める、
    ことを特徴とする雑音除去方法。
  11. 音声を入力する音声入力ステップと、
    前記音声入力ステップで入力した音声から雑音を除去する雑音除去ステップと、
    所定の測定音を出力する測定音出力ステップと、
    前記音声入力ステップで入力した音声から、前記測定音出力ステップで出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定ステップと、
    前記反響測定ステップで求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去ステップによる雑音除去の態様を制御する雑音除去制御ステップと、
    自装置の位置が変化したことを検出する移動検出ステップと、を備え、
    前記測定音出力ステップでは、前記移動検出ステップで前記自装置の位置が変化したことを検出すると、前記測定音を出力する、
    ことを特徴とする雑音除去方法。
  12. コンピュータに、
    音声を入力する音声入力機能、
    前記音声入力機能が入力した音声から雑音を除去する雑音除去機能、
    所定の測定音を出力する測定音出力機能、
    前記音声入力機能が入力した音声から、前記測定音出力機能が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定機能、
    前記反響測定機能が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去機能による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御機能、
    映像を撮影する撮影機能、を実現させ
    前記測定音出力機能は、前記撮影機能が撮影を開始するときに前記測定音を出力し、
    前記反響測定機能は、前記測定音の直接音を検出してから、前記測定音の反響音を検出するまでの時間から反響の程度を求める、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. コンピュータに、
    音声を入力する音声入力機能、
    前記音声入力機能が入力した音声から雑音を除去する雑音除去機能、
    所定の測定音を出力する測定音出力機能、
    前記音声入力機能が入力した音声から、前記測定音出力機能が出力した前記測定音を検出し、検出した測定音に基づいて、反響の程度を求める反響測定機能、
    前記反響測定機能が求めた反響の程度に基づいて、前記雑音除去機能による雑音除去の態様を制御する雑音除去制御機能、
    自装置の位置が変化したことを検出する移動検出機能、を実現させ、
    前記測定音出力機能は、前記移動検出機能が前記自装置の位置が変化したことを検出すると、前記測定音を出力する、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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