JP2014158101A - 電子機器 - Google Patents

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Hirokazu Kasugai
宏和 春日井
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Abstract

【課題】略直方体形状の筐体を備える電子機器において、音源の方向を判別すること。
【解決手段】電子機器1は、略直方体形状でなる筐体と、筐体の角部近傍に集音面を有し、音声を集音して音声信号に変換する集音手段171〜174と、集音手段171〜174による音声信号に基づいて、音源の方向を判別する方向判別手段13と、方向判別手段13により判別された音源の方向を表示手段14に表示する表示制御手段13と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、球体のバッフルの表面に複数のマイクが配置され、当該複数のマイクにより取り込まれた音声信号に基づいて、音源のある方向を特定する音源探査システムが知られている(特許文献1参照)。
国際公開WO2004/021031号
上記従来技術では、略直方体形状の筐体を備える電子機器において、音源の方向を判別することについては考慮されていなかった。
本発明による電子機器は、略直方体形状でなる筐体と、筐体の角部近傍に集音面を有し、音声を集音して音声信号に変換する集音手段と、集音手段による音声信号に基づいて、音源の方向を判別する方向判別手段と、方向判別手段により判別された音源の方向を表示手段に表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、略直方体形状の筐体を備える電子機器において、音源の方向を判別することができる。
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラの構成例を説明するブロック図である。 マイクの配置例を説明する図である。 音源方向の判別方法を説明する図である。 表示画面の一例を示す図である。 音源方向判別モードに関する処理の流れを説明するフローチャートである。 変形例7におけるマイクの配置例を説明する図である。 変形例8における直方体形状の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。なお、デジタルカメラ1は、防水機能を有し、水中撮影が可能である。
デジタルカメラ1は、撮像光学系11と、撮像素子12と、制御部13と、表示部14と、操作部15と、記憶部16と、マイクブロック17と、アンプブロック18と、ハイパスフィルタ19と、水中センサ20とを備える。デジタルカメラ1には、例えばメモリカードなどの記録媒体21が着脱可能である。
撮像光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、撮像光学系11を単レンズとして図示している。
撮像素子12は、例えばCMOSなどのイメージセンサであり、撮像光学系11により結像した被写体像を撮像して、得られた画像信号を制御部13へ出力する。
制御部13は、マイクロプロセッサなどにより構成され、不揮発性の記憶媒体である記憶部16などに記憶されたプログラムを実行することで、デジタルカメラ1の各部を統括的に制御する。
表示部14は、デジタルカメラ1の背面に搭載された液晶モニタ(背面モニタ)等で構成され、撮像素子12からの撮像信号に基づくスルー画像や、記録媒体21に記録されている画像データに基づく静止画像や動画像、各種設定メニューなどを表示する。
操作部15は、撮影者によって操作される種々の入力部材、例えば、モード切替ボタン、シャッターボタン、録画ボタン、十字キー、決定ボタンなどにより構成される。操作部15は、各ボタンが押下操作されると、各操作に応じた操作信号を制御部13へ出力する。
水中センサ20は、デジタルカメラ1の筐体が水中にある状態か否かを検出するセンサであり、検出結果を示す信号を制御部13に出力する。なお、水中センサ20としては公知のセンサを用いればよい。公知の水中センサとしては、例えば、デジタルカメラ1の筐体にかかる圧力やデジタルカメラ1の筐体の周囲の導電性に基づいて、デジタルカメラ1の筐体が水中にある状態か否かを検出するセンサが知られている。
マイクブロック17は、6つのエレクトリック・コンデンサ・マイクロホン(以下、単にマイクと呼ぶ)である第1マイク171〜第6マイク176から構成される。なお、第1マイク171〜第6マイク176は、それぞれ、無指向性のマイクである。アンプブロック18は、第1アンプ181〜第6アンプ186の6つのアンプから構成される。第1アンプ181〜第6アンプ186は、それぞれ、第1マイク171〜第6マイク176のそれぞれにより集音されたデジタルカメラ1周辺の音声に関するアナログ音声信号を増幅して、ハイパスフィルタ19に出力する。ハイパスフィルタ19は、入力されたアナログ音声信号から例えば500Hz以下の信号成分を除去して、制御部13に出力する。これにより、入力された音声信号から、水中における撮影者の呼吸音を低減させることができる。なお、第1マイク171〜第6マイク176で集音される周波数の上限が例えば15kHz程度であるとすると、制御部13には、500Hz〜15kHz程度の周波数帯域の音声信号が入力されることとなる。
第5マイク175および第6マイク176は、音声データ記録用のマイクである。第5マイク175はRチャンネル用であり、第6マイク176はLチャンネル用である。制御部13は、第5マイク175および第6マイク176から、第5アンプ185および第6アンプ186、ハイパスフィルタ19を介して出力されたアナログ音声信号を、記録用の音声データに変換する。
また、本実施形態のデジタルカメラ1では、音源のある方向を判別する音源方向判別モードが設けられている。第1マイク171〜第4マイク174は、音源方向を判別するためのマイクである。第5マイク175および第6マイク176は、音声データ記録用のマイクと音源方向を判別するためのマイクとを兼ねている。音源方向判別モードでは、音源(例えば、人やイルカ・クジラ、船など)の方向を判別して表示部14に表示するので、撮影対象がどの方向にいるのかを撮影者に報知することができる。したがって、音源方向判別モードは、撮影対象がどこにいるのかがわかりにくい場合(例えば水中撮影など)に特に有用である。以下、この音源方向判別モードに関して詳しく説明する。
まず、図2を用いて、第1マイク171〜第6マイク176の配置を説明する。図2(a)は、デジタルカメラ1の筐体2を背面方向(すなわち撮影者側)から見た図であり、図2(b)は、デジタルカメラ1の筐体2を側面方向から見た図である。筐体2は直方体形状であり、筐体2の背面には、表示部14が設けられている。
第1マイク171〜第4マイク174は、それぞれ、集音面が筐体2の各角部(4隅)の近傍となるように配置されている。具体的に、撮影者側から見て、第1マイク171は、筐体2の右上隅近傍に配置され、集音面が右上方向に向けられている。第2マイク172は、筐体2の左上隅近傍に配置され、集音面が左上方向に向けられている。第3マイク173は、筐体2の左下隅近傍に配置され、集音面が左下方向に向けられている。第4マイク174は、筐体2の右下隅近傍に配置され、集音面が右下方向に向けられている。すなわち、第1マイク171〜第4マイク174は、互いに隣り合うマイクにおいて、集音面が互いに略90度異なる方向に向けられて配置されている。
このような配置により、第1マイク171〜第4マイク174による音声信号に基づいて、音源の方向が、上方、右上方、右方、右下方、下方、左下方、左方、および左上方の8方向のいずれであるかを判別することができる。
また、第5マイク175および第6マイク176は、筐体2の前面の上部に配置され、集音面が前方に向けられている。Rチャンネル用の第5マイク175は筐体2の中央よりも右側に配置され、Lチャンネル用の第6マイク176は筐体2の中央よりも左側に配置される。なお、第1マイク171〜第4マイク174は、第5マイク175および第6マイク176よりも後ろ側に配置され、好ましくは、筐体2の中央よりも後ろ側に配置される。
このような配置により、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号に基づいて、音源の方向が、上記8方向に前方および後方を加えた10方向のいずれであるかを判別することができる。
なお、第1マイク171および第2マイク172間の距離は、第1マイク171または第2マイク172の集音面が向けられた方向から到来する音声を集音した際の音声信号の音圧レベルが、第1マイク171と第2マイク172とでそれぞれ異なるような距離に設定されている。同様に、第1マイク171〜第6マイク176における各マイク間の距離について、第1マイク171〜第6マイク176のいずれかの集音面が向けられた方向から到来する音声を集音した際の音声信号の音圧レベルがそれぞれ異なるような距離に設定されている。これにより、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号の音圧レベルに基づいて、音源の方向が上記10方向のいずれかを判別することができるようになっている。
次に、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号に基づいて音源の方向を判別する方法について、図3を用いて説明する。具体的に、制御部13は、第5マイク175および第6マイク176による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きい場合、音源の方向が前方であると判別する。
また制御部13は、第1マイク171と第4マイク174または第5マイク175とによる音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第1マイク171による音声信号の音圧レベルが第4マイク174または第5マイク175よりも大きい場合、音源の方向が右上方であると判別する。
また制御部13は、第1マイク171および第4マイク174による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第4マイク174による音声信号の音圧レベルが第1マイク171よりも大きい場合、音源の方向が右下方であると判別する。
また制御部13は、第2マイク172と第3マイク173または第6マイク176とによる音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第2マイク172による音声信号の音圧レベルが第3マイク173または第6マイク176よりも大きい場合、音源の方向が左上方であると判別する。
また制御部13は、第2マイク172および第3マイク173による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第3マイク173による音声信号の音圧レベルが第2マイク172よりも大きい場合、音源の方向が左下方であると判別する。
また制御部13は、第1マイク171、第5マイク175、第2マイク172、および第6マイク176による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第1マイク171による音声信号の音圧レベルが第5マイク175よりも大きく、且つ第2マイク172による音声信号の音圧レベルが第6マイク176よりも大きい場合、音源の方向が上方であると判別する。
また制御部13は、第3マイク173および第4マイク174による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第3マイク173と第4マイク174とで音声信号の音圧レベルが近似している場合、音源の方向が下方であると判別する。
また制御部13は、第1マイク171および第4マイク174による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第1マイク171と第4マイク174とで音声信号の音圧レベルが近似している場合、音源の方向が右方であると判別する。
また制御部13は、第2マイク172および第3マイク173による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第2マイク172と第3マイク173とで音声信号の音圧レベルが近似している場合、音源の方向が左方であると判別する。
また制御部13は、第1マイク171〜第4マイク174による音声信号の音圧レベルがその他のマイクよりも大きく、且つ、第1マイク171と第4マイク174とで音声信号の音圧レベルが近似しており、且つ、第2マイク172と第3マイク173とで音声信号の音圧レベルが近似している場合、音源の方向が後方であると判別する。
以上のようにして、制御部13は、音源の方向を判別すると、図4に示すように、判別した音源の方向を示す矢印を、表示部14に表示させる。具体的に、制御部13は、音源の方向が上方、右上方、右方、右下方、下方、左下方、左方または左上方であると判別した場合には、表示画面中央よりも上方、右上方、右方、右下方、下方、左下方、左方または左上方に、上方向、右上方向、右方向、右下方向、下方向、左下方向、左方向または左上方向の矢印を表示させる。また、制御部13は、音源の方向が後方であると判別した場合には、表示画面中央に下方向の矢印を表示させることで、音源の方向が後方であることを示す。
なお、制御部13は、前方については撮影者自身で確認できるため、音源の方向が前方であると判別した場合には、音源の方向を示す矢印を表示させない。これにより、撮影者が撮影を行う際には、音源の方向を示す矢印によってスルー画像が見にくくなるのを防止することができる。
次に、上述した音源方向判別モードに関する処理の流れを、図5に示すフローチャートを用いて説明する。制御部13は、操作部15の操作によって撮影モードに設定されると、撮像信号に基づくスルー画像を表示部14に表示させる処理を開始すると共に、図5に示す処理を開始する。
ステップS1において、制御部13は、音源方向判別モードに設定されているか否かを判定する。なお、音源方向判別モードの設定については、水中センサ20によってデジタルカメラ1の筐体2が水中であると判別された場合に自動で設定するようにしてもよいし、撮影者が操作部15の操作によって所望のタイミングで設定できるようにしてもよい。制御部13は、音源方向判別モードに設定されていない間はステップS1の処理を繰り返し、音源方向判別モードに設定されるとステップS1を肯定判定してステップS2へ進む。
ステップS2において、制御部13は、第1マイク171〜第6マイク176から、第1アンプ181〜第6アンプ186、ハイパスフィルタ19を介して出力されたアナログ音声信号に対して、A/D変換を行ってデジタル音声信号に変換し、ステップS3へ進む。
ステップS3において、制御部13は、ステップS2で変換した、第1マイク171〜第6マイク176によるデジタル音声信号に基づいて、上述した方法を用いて音源の方向を判別して、ステップS4へ進む。
ステップS4において、制御部13は、図4で示したように、ステップS3で判別した音源の方向を、スルー画像と共に表示部14に表示させて、ステップS1へ戻る。
このような処理により、音源方向判別モードでは、水中撮影において、撮影者以外の人物が声を発した場合には、その人物のいる方向を撮影者に報知することができる。また、撮影対象となるイルカやクジラなどの動物が鳴き声を発した場合には、その動物のいる方向を撮影者に報知することができる。したがって、撮影者は、撮影対象がどこにいるかわかりにくい水中であっても、デジタルカメラ1の表示部14に表示された音源の方向を確認して、その方向に移動することで、撮影対象の元にたどり着くことができ、撮影を行うことができる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ1は、略直方体形状でなる筐体2と、筐体2の角部近傍に集音面を有し、音声を集音して音声信号に変換する第1マイク171〜第4マイク174と、第1マイク171〜第4マイク174による音声信号に基づいて、音源の方向を判別する制御部13と、判別した音源の方向を表示部14に表示する制御部13と、を備える。これにより、略直方体形状の筐体2を備えるデジタルカメラ1において、音源の方向を判別することができ、音源の方向を撮影者に報知することができる。
(2)上記(1)のデジタルカメラ1において、第1マイク171〜第4マイク174は、筐体2の各角部の近傍に1つずつ配置されるようにした。また、第1マイク171〜第4マイク174は、互いに隣り合うマイク同士の集音面が互いに略90度異なるように配置されるようにした。これにより、4つのマイク(第1マイク171〜第4マイク174)を用いるだけで、音源の方向について、上方、右上方、右方、右下方、下方、左下方、左方および左上方の8方向を判別することができる。
(3)上記(2)のデジタルカメラ1において、第1マイク171〜第4マイク174は、所定方向から到来する音声を集音した際の音声信号の音圧レベルが互いに異なるように配置されるようにした。これにより、4つのマイク(第1マイク171〜第4マイク174)による音声信号の音圧レベルに基づいて、音源の方向を判別することができる。
(4)上記(1)〜(3)のデジタルカメラ1において、集音面が筐体2の前方に向けられ、音声を集音して音声信号に変換する第5マイク175および第6マイク176をさらに備え、制御部13は、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号に基づいて、音源の方向を判別するようにした。これにより、6つのマイク(第1マイク171〜第6マイク176)を用いるだけで、音源の方向について、上記8方向に前方および後方を加えた10方向を判別することができる。
(5)上記(1)〜(4)のデジタルカメラ1において、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号から所定の周波数帯域(500Hz以下)の信号成分を除去するハイパスフィルタ19をさらに備え、制御部13は、ハイパスフィルタ19によって上記信号成分が除去された後の上記音声信号に基づいて、音源の方向を判別するようにした。これにより、上記音声信号において、水中での撮影者の呼吸音を低減して撮影対象物が発する音を強調できるので、撮影対象物の方向を精度よく判別することができる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、主に水中撮影の際に音源の方向を判別する例について説明したが、水中ではない撮影(陸上撮影)の際に、音源の方向を判別するようにしてもよい。また、上述した実施の形態のデジタルカメラ1において、ハイパスフィルタ19は水中での撮影者の呼吸音を低減させるために設けられている。そのため、水中センサ20によってデジタルカメラ1の筐体2が水中にはない(すなわち陸上にある)と検出された場合には、制御部13は、ハイパスフィルタ19による500Hz以下の信号成分の除去を停止させ、500Hz以下の信号成分が除去されていない音声信号に基づいて音源の方向を判別するようにしてもよい。実際上、人間の声の周波数帯域は、500Hz以下も含んでいるため、陸上では、ハイパスフィルタ19の動作を停止させることで、音源である人間の方向を精度よく判別することができる。
(変形例2)
制御部13は、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号に基づいて、音源の方向に加え、音源の種類を判別するようにしてもよい。なお、音声信号から音声の種類を判別する方法については、公知の方法を用いるようにすればよい。例えば、様々な音声(例えば、人の声、イルカやクジラの鳴き声、船のスクリュー音など)の特徴データ(例えば波形のパターンなど)が登録された特徴データベースを記憶部16に予め格納しておく。制御部13は、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号から特徴データを抽出し、抽出した特徴データと特徴データベース内に登録されている特徴データとを比較し、抽出した特徴データに最も類似する特徴データを検索する。制御部13は、この検索結果得られた特徴データに対応する音源の種類を、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号における音源の種類として判別する。
また制御部13は、判別した音源の種類を示す情報(例えば、アイコンやテキストなど)を、上述した音源の方向の矢印と共に、表示部14に表示するようにしてもよい。これにより、撮影者に、音源の方向および種類を報知することができる。
なお、特徴データベースには、予め登録された音声の特徴データだけでなく、撮影者が所望する音声(例えば自分の子供の声やペットの声など)の特徴データを新たに登録できるようにしてもよい。
(変形例3)
上述した実施の形態では、音源の方向が前方であると判別した場合にはその旨を報知しない例について説明したが、報知するようにしてもよい。
(変形例4)
上述した実施の形態では、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号の音圧レベルに基づいて音源の方向を判別する例について説明したが、これに限らなくてよく、この他の方法で音源の方向を判別するようにしてもよい。例えば、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号の位相特性に基づいて、音源の方向を判別するようにしてもよい。
(変形例5)
上述した実施の形態では、ハイパスフィルタ19により、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号から、水中での撮影者の呼吸音に対応する周波数帯域の信号成分を除去する例について説明したが、これに限らなくてよく、この他の周波数帯域の成分を除去するようにしてもよい。例えば、撮影者が撮影対象をイルカと設定した場合には、第1マイク171〜第6マイク176による音声信号から、イルカの鳴き声に対応する周波数帯域の信号成分のみを残し、この他の周波数帯域の信号成分を除去するようにしてもよい。
(変形例6)
上述した実施の形態では、音源の方向を判別するために、第1マイク171〜第6マイク176の6つのマイクを設ける例について説明したが、マイクの数はこれに限らなくてもよく、少なくとも1つ以上設ければよい。なお、上述した実施の形態のように、少なくとも4つのマイク(第1マイク171〜第4マイク174)を、筐体2の各角部の近傍に少なくとも1つずつ配置するようにすれば、音源の方向について、上記8方向を判別することができる。また、これら4つのマイクに加え、筐体2の前方または後方に集音面が向けられたマイクを少なくとも1つ配置するようにすれば、音源の方向について、上記8方向に加えて、前方および後方を加えた10方向を判別することができる。
(変形例7)
上述した実施の形態では、第1マイク171〜第4マイク174の集音面が右上、左上、左下、右下にそれぞれ向けられている例について説明したが、これに限らなくてよい。例えば、図6に示すように、第1マイク171〜第4マイク174の集音面が右、上、左、下にそれぞれ向けられているようにしてもよい。このような配置によっても、音源の方向が、上記8方向のいずれかを判別することができる。
(変形例8)
また、本発明において略直方体形状とは、図2に示した形状に限らなくてもよく、例えば、図7(a)に示すように各角部(4隅)が丸みを帯びた形状や、図7(b)に示すように各角部(4隅)において面取り部が形成されたような形状なども含まれる。
(変形例9)
上述した実施の形態では、デジタルカメラ1に本発明を適用する例について説明したが、例えば携帯電話機や携帯端末など、この他の電子機器に本発明を適用するようにしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
1…デジタルカメラ、2…筐体、11…撮像光学系、12…撮像素子、13…制御部、14…表示部、171〜176…第1マイク〜第6マイク、19…ハイパスフィルタ

Claims (8)

  1. 略直方体形状でなる筐体と、
    前記筐体の角部近傍に集音面を有し、音声を集音して音声信号に変換する集音手段と、
    前記集音手段による音声信号に基づいて、音源の方向を判別する方向判別手段と、
    前記方向判別手段により判別された音源の方向を表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記集音手段は、複数あり、前記筐体の各角部の近傍に、少なくとも1つずつ配置されており、
    前記方向判別手段は、前記複数の集音手段による音声信号に基づいて、音源の方向を判別することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    前記複数の集音手段は、互いに隣り合う集音手段同士の集音面が互いに略90度異なるように配置されていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項2または3に記載の電子機器において、
    前記複数の集音手段は、所定方向から到来する音声を集音した際の音声信号の音圧レベルが互いに異なるように配置されていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    集音面が前記筐体の前方または後方に向けられ、音声を集音して音声信号に変換する集音手段をさらに備え、
    前記方向判別手段は、前記筐体の角部近傍に集音面を有する集音手段と、前記集音面が前記筐体の前方または後方に向けられた集音手段とによる音声信号に基づいて、音源の方向を判別することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記集音手段による音声信号に基づいて、音源の種類を判別する種類判別手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記種類判別手段により判別された音源の種類を表示手段に表示することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記集音手段による音声信号から、所定の周波数帯域の信号成分を除去するフィルタ手段をさらに備え、
    前記方向判別手段は、前記フィルタ手段によって前記信号成分が除去された前記音声信号に基づいて、音源の方向を判別することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    前記筐体が水中にあるか否かを検出する水中検出手段と、
    前記水中検出手段により前記筐体が水中にはないと検出された場合には、前記フィルタ手段による前記音声信号からの前記信号成分の除去を停止させる停止手段と、
    をさらに備えることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113965853A (zh) * 2021-10-19 2022-01-21 深圳市广和通无线股份有限公司 模组设备、音频处理方法及相关设备

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CN113965853A (zh) * 2021-10-19 2022-01-21 深圳市广和通无线股份有限公司 模组设备、音频处理方法及相关设备
CN113965853B (zh) * 2021-10-19 2024-01-05 深圳市广和通无线股份有限公司 模组设备、音频处理方法及相关设备

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