JP5267381B2 - 伝熱板の製造方法 - Google Patents
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また、本発明は、ベース部材の表面側に開口する蓋溝の底面に形成された凹溝に、熱媒体用管を挿入する熱媒体用管挿入工程と、前記蓋溝に蓋板を配置する蓋溝閉塞工程と、前記蓋溝の側壁と前記蓋板の側面との突合部に沿って接合用回転ツールを相対移動させて前記ベース部材の表面側から摩擦攪拌接合を行う接合工程と、矯正用回転ツールを用いて前記ベース部材の裏面側から摩擦攪拌を行う矯正工程と、を含み、前記矯正工程における前記ベース部材への入熱量を、前記接合工程における前記ベース部材への入熱量よりも少なく設定することを特徴とする。
かかる製造方法によれば、ベース部材の裏面側における入熱量が、表面側における入熱量よりも少なくなるため、伝熱板内に残存する熱量の不均衡を是正することができる。これにより、伝熱板の反りを防止して伝熱板の平坦性を高めることができる。
また、本発明は、ベース部材の表面側に開口する凹溝に熱媒体用管を挿入する熱媒体用管挿入工程と、前記凹溝に蓋板を挿入する蓋板挿入工程と、前記凹溝に沿って接合用回転ツールを相対移動させて前記ベース部材の表面側から前記ベース部材と前記蓋板の摩擦攪拌接合を行う接合工程と、矯正用回転ツールを用いて前記ベース部材の裏面側から摩擦攪拌を行う矯正工程と、を含み、前記矯正工程における前記ベース部材への入熱量を、前記接合工程における前記ベース部材への入熱量よりも少なく設定することを特徴とする。
かかる製造方法によれば、ベース部材の裏面側における入熱量が、表面側における入熱量よりも少なくなるため、伝熱板内に残存する熱量の不均衡を是正することができる。これにより、伝熱板の反りを防止して伝熱板の平坦性を高めることができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、第一実施形態に係る製造方法によって製造された伝熱板1について説明する。本実施形態においては、伝熱板1をヒートプレートとして用いる場合を例にして説明する。
本実施形態に係る伝熱板1の製造方法は、(1)溝形成工程、(2)熱媒体用管挿入工程、(3)蓋溝閉塞工程、(4)接合工程、(5)矯正工程、(6)焼鈍工程を含むものである。
溝形成工程では、図3の(a)に示すように、ベース部材2の表面2aに、所定の幅及び深さで蓋溝6及び凹溝8を形成する。溝形成工程は、例えば、公知のエンドミル等を用いて、切削加工により行う。
熱媒体用管挿入工程では、図3の(b)に示すように、溝形成工程で形成された凹溝8に熱媒体用管20を挿入する。
蓋溝閉塞工程では、図3の(c)に示すように、蓋溝6に蓋板10を配置して、蓋溝6を閉塞する。ここで、蓋溝6と蓋板10との突き合わせ部分において、蓋溝6と蓋板10の内縁とで突き合わされた部分を突合部J1とし、蓋溝6と蓋板10の外縁とで突き合わされた部分を突合部J2とする。
接合工程では、突合部J1,J2に沿って、接合用回転ツールFを用いて摩擦攪拌を行う。接合工程は、本実施形態では、ベース部材2を移動不能に固定する固定工程、突合部J1を摩擦攪拌する第一接合工程と、突合部J2を摩擦攪拌する第二接合工程とを含む。
接合用回転ツールFは、図4の(a)に示すように、工具鋼などベース部材2よりも硬質の金属材料からなり、円柱状を呈するショルダ部F1と、このショルダ部F1の下端面F11に突設された攪拌ピン(プローブ)F2とを備えて構成されている。接合用回転ツールFの寸法・形状は、ベース部材2の材質や厚さ等に応じて設定すればよいが、少なくとも、後記する矯正工程で用いる矯正用回転ツールG(図4の(b)参照)よりも大型にする。
まず、ベース部材2の表面2aの任意の位置に開始位置SM1を設定し、接合用回転ツールFの攪拌ピンF2をベース部材2に押し込む(押圧する)。開始位置SM1は、本実施形態では、ベース部材2の外縁の近傍であり、かつ、突合部J1の近傍に設定する。接合用回転ツールFのショルダ部F1の一部がベース部材2の表面2aに接触したら、突合部J1の始点s1に向かって接合用回転ツールFを相対移動させる。そして、図6の(a)に示すように、始点s1に達したら、接合用回転ツールFを離脱させずに、そのまま突合部J1に沿って移動させる。
なお、開始位置SM1、始点s1、終了位置EM1及び終点e1は、本実施形態の位置に限定するものではないが、ベース部材2の外縁の近傍であり、かつ、突合部J1の近傍であることが好ましい。
まず、ベース部材2の表面2aの任意の地点hに開始位置SM2を設定し、接合用回転ツールFの攪拌ピンF2をベース部材2に押し込む(押圧する)。接合用回転ツールFのショルダ部F1の一部がベース部材2の表面2aに接触したら、突合部J2の始点s2に向かって接合用回転ツールFを相対移動させる。そして、始点s2に達したら、接合用回転ツールFを離脱させずに、そのまま突合部J2に沿って移動させる。
なお、開始位置SM2及び終了位置EM2は、本実施形態の位置に限定するものではないが、ベース部材2の外縁の隅部であることが好ましい。これにより、終了位置EM2に抜け穴が残存する場合は、隅部を切削加工して除去することができる。
ちなみに、進行方向右側に蓋板10が位置するように設定した場合は、接合用回転ツールFを右回転させて摩擦攪拌接合を行うことが好ましい。
矯正工程では、矯正用回転ツールGを用いてベース部材2の裏面2bから摩擦攪拌を行う。矯正工程は、前記した接合工程で発生した反り(撓み)を解消するために行う工程である。矯正工程は、本実施形態では、タブ材を配置するタブ材配置工程と、ベース部材2を固定する固定工程と、ベース部材2の裏面2bに対して摩擦攪拌を行う矯正摩擦攪拌工程と、を含む。
焼鈍工程では、ベース部材2及び蓋板10を焼鈍することにより、ベース部材2及び蓋板10の内部応力を除去する。本実施形態では、熱媒体用管20に、例えば、マイクロヒーターを通電させて焼鈍を行う。これにより、伝熱板1の内部応力を除去することができ、伝熱板1の使用時の変形を防止することができる。
第一実施形態においては、図1に示すように、接合工程を行うと、熱媒体用管20の周囲に空隙部が形成されてしまう。そこで、図11及び図12に示す第一変形例のように、熱媒体用管20の周囲に形成された空隙部に塑性流動材を流入させて、当該空隙部を埋めてもよい。
なお、空隙部Pに塑性流動材をどの程度流動させるかは、接合用回転ツールFの大きさや押込み量、蓋溝6及び蓋板10の形状に応じて適宜設定すればよい。
第二変形例では、図13の(a)に示すように、蓋板10の下面12に凸部16を形成する点で第一実施形態と相違する。蓋板10の下面12の中央には、凸部16が形成されている。凸部16の下面16aは、凹面状に形成されている。下面16aの曲率半径は、熱媒体用管20の半径と同等に形成されている。図13の(b)に示すように、ベース部材2に熱媒体用管20及び蓋板10を載置すると、蓋板10の凸部16がベース部材2の凹溝8に挿入される。これにより、熱媒体用管20の周囲の空隙を塞ぐことができるため、伝熱板の熱交換効率を高めることができる。
第三変形例では、具体的な図示はしないが、第一実施形態に係る伝熱板1において、熱媒体用管20を設けない構成としてもよい。熱媒体用管20は必ずしも設ける必要はなく、凹溝8に直接熱媒体を流入させて伝熱板を構成してもよい。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態の説明においては、第一実施形態と重複する点は、簡単に説明する。前記した第一実施形態においては、蓋板10の両側面に沿ってそれぞれ摩擦攪拌を行うことで、表面塑性化領域W1,W1のように、二条の塑性化領域が形成されるようにして伝熱板を形成したが、第二実施形態のように、蓋板の幅を小さく設定して、一条の塑性化領域のみが形成されるようにして伝熱板を形成してもよい。
第二実施形態に係る伝熱板の製造方法は、(1)溝形成工程、(2)熱媒体用管挿入工程、(3)蓋板挿入工程、(4)接合工程、(5)矯正工程、(6)面削工程を含むものである。
溝形成工程では、図15及び図16に示すように、ベース部材2の表面2aに所定の幅及び深さで凹溝43を形成する。溝形成工程は、例えば、公知のエンドミル等を用いて行う。
熱媒体用管挿入工程では、図15及び図16に示すように、溝形成工程で形成された凹溝43に熱媒体用管21を挿入する。
蓋板挿入工程は、図15及び図16に示すように、凹溝43に蓋板42を挿入して凹溝43を閉塞する。ここで、凹溝43と蓋板42との突き合わせ部分において、凹溝43の一方の側壁43aと、蓋板42の一方の側面42aとで突き合わされた部分を突合部J3とし、凹溝43の他方の側壁43bと、蓋板42の他方の側面42bとで突き合わされた部分を突合部J4とする。
接合工程では、蓋板42(凹溝43)に沿って接合用回転ツールFを用いて摩擦攪拌接合を行う。接合工程は、本実施形態ではタブ材を配置するタブ材配置工程と、ベース部材
2を固定する固定工程と、摩擦攪拌を行う接合工程とを含む。
矯正工程では、矯正用回転ツールGを用いてベース部材2の裏面2bから摩擦攪拌を行う。矯正工程は、前記した接合工程で発生した反りを解消するために行う工程である。矯正工程は、本実施形態では、ベース部材2を固定する固定工程と、放射線状に摩擦攪拌を行う矯正摩擦攪拌工程と、ベース部材2の隅部に対して摩擦攪拌を行う隅部摩擦攪拌工程とを含むものである。
矯正摩擦攪拌工程の摩擦攪拌のルートを設定したら、各開始位置に矯正用回転ツールGを押し込み、各ルート(直線)に沿って矯正用回転ツールGを移動させる。図20の(b)に示すように、矯正摩擦攪拌工程によって形成された裏面塑性化領域W41〜W44は、中心地点j’に対して八方向に放射状に広がるように形成される。
面削工程では、公知のエンドミル等を用いてベース部材2の裏面2bを面削する。図20の(b)に示すように、ベース部材2の裏面2bには、矯正用回転ツールGの抜き穴(図示省略)や、各回転ツールを押し込むことによって発生する溝(図示省略)、バリ等が発生する。したがって、面削工程を行うことにより、ベース部材2の裏面2bを平滑に形成することができる。本実施形態では、図22に示すように、面削加工の厚みMaは、裏面塑性化領域W42の厚みWaよりも大きく設定する。これにより、ベース部材2の裏面2bに形成される裏面塑性化領域W41〜W48が除去されるため、ベース部材2の性質の均一性を図ることができる。また、裏面2bに裏面塑性化領域W42等が露出しないため、意匠性等にも好適である。
また、本実施形態では、攪拌ピンG2を備えた矯正用回転ツールGを用いて矯正工程を行ったが、攪拌ピンG2を備えない矯正用回転ツールGを用いて矯正工程を行っても構わない。かかる回転ツールによれば、裏面塑性化領域の深さを浅くすることができるため、面削する厚みを小さくすることができる。これにより、面削部分が少ないためベース部材2のロスを小さくすることができ、コストを低減することができる。
例えば、矯正工程は、前記した第一実施形態及び第二実施形態の摩擦攪拌のルートに限定されずに様々なルートを設定することができる。以下に、矯正工程に係る摩擦攪拌のルートの他の形態について説明する。
例えば、図23及び図24に示す第四変形例のように、伝熱板の表面側及び裏面側に形成される塑性化領域が、略同等の形状を呈するように矯正工程に係る摩擦攪拌のルートを設定してもよい。なお、第四変形例においては、第一実施形態及び第二実施形態と重複する点は説明を省略する。
なお、第四変形例によれば、ベース部材2の表面2a側に行う摩擦攪拌の軌跡の長さと、裏面2b側に行う摩擦攪拌の軌跡の長さが略同等となるが、矯正用回転ツールGは、接合用回転ツールFよりも小さく形成されているため、矯正工程における入熱量は、接合用工程における入熱量に比べて小さくなる。これにより、伝熱板51の平坦性を高めることができる。
第五変形例では、具体的な図示はしないが、第二実施形態に係る伝熱板41において、熱媒体用管21を設けない構成としてもよい。熱媒体用管21は、必ずしも設ける必要はなく、凹溝43に直接熱媒体を流入させて伝熱板を構成してもよい。
矯正工程に係る摩擦攪拌のルートは、前記した形態に限定されるものではなく、以下の形態でもよい。図25は、伝熱板の裏面側の平面図であって(a)は第六変形例、(b)は第七変形例、(c)は第八変形例、(d)は第九変形例、(e)は第十変形例、(f)は第十一変形例を示す。
「FSW1」は、図26を参照するように、基準j’をゼロとして、小円(半径r1)の摩擦攪拌を行った後の、基準j’と各地点との高低差を示している。「裏面側変形量1」は、各地点における(FSW1−FSW前)の値を示している。「裏面側変形量1」の最下欄は、地点a〜地点hの平均値を示す。
「FSW2」は、基準j’をゼロとして、小円(半径r1)に加えてさらに、中円(半径r2)の摩擦攪拌を行った後の、基準j’と各地点との高低差を示している。「裏面側変形量2」は、各地点における(FSW2−FSW前)の値を示している。「裏面側変形量2」の最下欄は、地点a〜地点hの平均値を示す。
「FSW3」は、基準j’をゼロとして、小円(半径r1)、中円(半径r2)に加えてさらに、大円(半径r3)の摩擦攪拌を行った後の、基準j’と各地点との高低差を示している。「裏面側変形量3」は、各地点における(FSW3−FSW前)の値を示している。「裏面側変形量3」の最下欄は、地点a〜地点hの平均値を示す。
2 ベース部材
2a 表面
2b 裏面
6 蓋溝
8 凹溝
10 蓋板
20 熱媒体用管
F 接合用回転ツール
G 矯正用回転ツール
J 突合部
P 空隙部
W 塑性化領域
Claims (21)
- ベース部材の表面側に開口する凹溝の周囲に形成された蓋溝に、蓋板を配置する蓋溝閉塞工程と、
前記蓋溝の側壁と前記蓋板の側面との突合部に沿って接合用回転ツールを相対移動させて前記ベース部材の表面側から摩擦攪拌接合を行う接合工程と、
矯正用回転ツールを用いて前記ベース部材の裏面側から摩擦攪拌を行う矯正工程と、を含み、
前記矯正工程における前記ベース部材への入熱量を、前記接合工程における前記ベース部材への入熱量よりも少なく設定することを特徴とする伝熱板の製造方法。 - ベース部材の表面側に開口する蓋溝の底面に形成された凹溝に、熱媒体用管を挿入する熱媒体用管挿入工程と、
前記蓋溝に蓋板を配置する蓋溝閉塞工程と、
前記蓋溝の側壁と前記蓋板の側面との突合部に沿って接合用回転ツールを相対移動させて前記ベース部材の表面側から摩擦攪拌接合を行う接合工程と、
矯正用回転ツールを用いて前記ベース部材の裏面側から摩擦攪拌を行う矯正工程と、を含み、
前記矯正工程における前記ベース部材への入熱量を、前記接合工程における前記ベース部材への入熱量よりも少なく設定することを特徴とする伝熱板の製造方法。 - 前記蓋板の底面には、前記凹溝に挿入される凸部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記接合工程では、前記熱媒体用管の周囲に形成された空隙部に摩擦熱によって流動化された塑性流動材を流入させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の伝熱板の製造方法。
- ベース部材の表面側に開口する凹溝に蓋板を挿入する蓋板挿入工程と、
前記凹溝に沿って接合用回転ツールを相対移動させて前記ベース部材の表面側から前記ベース部材と前記蓋板の摩擦攪拌接合を行う接合工程と、
矯正用回転ツールを用いて前記ベース部材の裏面側から摩擦攪拌を行う矯正工程と、を含み、
前記矯正工程における前記ベース部材への入熱量を、前記接合工程における前記ベース部材への入熱量よりも少なく設定することを特徴とする伝熱板の製造方法。 - ベース部材の表面側に開口する凹溝に熱媒体用管を挿入する熱媒体用管挿入工程と、
前記凹溝に蓋板を挿入する蓋板挿入工程と、
前記凹溝に沿って接合用回転ツールを相対移動させて前記ベース部材の表面側から前記ベース部材と前記蓋板の摩擦攪拌接合を行う接合工程と、
矯正用回転ツールを用いて前記ベース部材の裏面側から摩擦攪拌を行う矯正工程と、を含み、
前記矯正工程における前記ベース部材への入熱量を、前記接合工程における前記ベース部材への入熱量よりも少なく設定することを特徴とする伝熱板の製造方法。 - 前記接合工程では、前記接合用回転ツールの押圧力によって前記蓋板が前記熱媒体用管の上部を押圧するとともに、前記蓋板の少なくとも上部と前記ベース部材とを塑性流動化することを特徴とする請求項6に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記ベース部材を固定治具によってテーブルに固定した状態で前記接合工程及び前記矯正工程を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程において、前記矯正用回転ツールの軌跡の形状が、前記ベース部材の中心に対して略点対称であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程において、前記矯正用回転ツールの軌跡の形状が、前記ベース部材の外縁の形状と略相似形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程において、前記矯正用回転ツールの軌跡の形状が、前記ベース部材の表面側に形成される前記接合用回転ツールの軌跡の形状と略同一であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程において、前記矯正用回転ツールの軌跡の全長が、前記ベース部材の表面側に形成される前記接合用回転ツールの軌跡の全長と略同一であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程において、前記矯正用回転ツールの軌跡の全長が、前記ベース部材の表面側に形成される前記接合用回転ツールの軌跡の全長よりも短いことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程で用いる前記矯正用回転ツールのショルダ部の外径が、前記接合工程で用いる前記接合用回転ツールのショルダ部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程で用いる前記矯正用回転ツールのピンの長さが、前記接合工程で用いる前記接合用回転ツールのピンの長さよりも短いことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程では、前記接合工程における前記接合用回転ツールの送り速度よりも速い送り速度で前記矯正用回転ツールによって摩擦攪拌を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記ベース部材の厚みが、前記接合用回転ツールのショルダ部の外径の1.5倍以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記ベース部材の厚みが前記接合用回転ツールのピンの長さの3倍以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記ベース部材が平面視多角形である場合、前記矯正工程において、前記ベース部材の隅部に対して前記矯正用回転ツールにより摩擦攪拌を行う隅部摩擦攪拌工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記熱媒体用管の内部にヒーターを備える場合、前記矯正工程後に前記ヒーターに通電して、前記伝熱板を焼鈍する焼鈍工程を含むことを特徴とする請求項2又は請求項6に記載の伝熱板の製造方法。
- 前記矯正工程後に、前記ベース部材の裏面側を面削加工する面削工程を含み、前記面削加工の深さは、前記矯正用回転ツールのピンの長さよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか一項に記載の伝熱板の製造方法。
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