JP5267214B2 - 同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム及び通信端末装置 - Google Patents

同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム及び通信端末装置 Download PDF

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本発明は、TV(テレビジョン)放送等の放送受信機能及びその番組録画・再生機能を備える携帯端末装置等の通信端末装置間の記録・再生機能に関し、例えば、録画番組等の同期記録及び/又は同期再生を実現した同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム及び通信端末装置に関する。
通信装置として例えば、携帯端末装置には、ワンセグTV放送の受信機能や、その録画機能を備えるものが知られている。このような携帯端末装置では、利用者の希望する時間に放送番組の記録予約をすることにより、記録された放送番組を適時に再生し、視聴することができる。
このような放送番組の記録・再生に関し、ビデオ装置では、ネットワークで相互に遠隔制御を可能にし、複数の装置間で同一の同期信号により画像を同期させることが知られている(特許文献1)。
特開2008−042516号公報
既述の携帯端末装置では、通話中の利用者が同じ放送番組を視聴しながら、番組内容を話題に取り上げるといった利用法が普及し、例えば、ワンセグTV放送受信が可能な携帯端末装置では、その放送番組を視聴しながらの通話が可能である。
このような通話と放送受信とが同時に行えたとしても、放送番組と通話中の話題とが常にマッチングするとは限らないし、過去の放送番組や記録された放送番組についてもその放送番組を視聴しつつ通話することが要請される。
また、通信装置に放送番組の記録・再生機能を備えることにより、記録している放送番組を再生しても、通話先ではその放送番組を視聴することができず、また、同一の放送番組を記録していたとしても、再生タイミングを一致させたり、任意の時間に同一の放送番組の再生を同時に行うことができなかった。
このような課題は既述の特許文献1に開示も示唆もされておらず、その解決手段の提示はない。
そこで、本開示の同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム又は通信端末装置の目的は、接続先と放送番組の記録及び/又は再生を同期させることにある。
また、本開示の同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム又は通信端末装置の他の目的は、記録及び/又は再生をする放送番組を接続先から指定可能にすることにある。
上記目的を達成するため、本開示の同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム又は通信端末装置は、接続先と放送番組の記録及び/又は再生を同期させ、同期要求の送受によって同一の放送番組の記録が時間的な制約を受けることなく任意の時間に行え、同時視聴通話情報の送受によって接続先と放送番組の同時再生を通話とともに行える。斯かる構成により、接続先と放送番組の記録及び/又は再生を同期させることができ、記録及び/又は再生をする放送番組を接続先から指定可能にすることができ、通信機能、放送受信機能及び放送番組の記録及び/又は再生の機能を備える機器の利便性を高めることができる。
そこで、本開示の同期記録再生装置は、通信手段と、予約リスト登録手段と、記録手段と、再生手段と、同期制御手段とを備える。通信手段は、接続先と通信をする手段である。予約リスト登録手段では、前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録する。記録手段は、前記予約リストに登録された前記放送番組を記録する手段である。再生手段は、前記記録手段に記録されている前記放送番組を再生する手段である。そして、同期制御手段では、前記接続先からの通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報の受信又は前記接続先に対する前記同時視聴通話情報の送信により、前記予約リスト登録手段にある前記放送番組を指定し、前記接続先との通話の確立を契機として前記再生手段からの前記放送番組の再生を開始させて、前記放送番組の再生を前記接続先と同期させる。
本開示の同期記録再生方法は、通信ステップと、予約リスト登録ステップと、記録又は再生ステップと、記録又は再生の同期化ステップとを含んでいる。通信ステップでは、接続先と通信をする。予約リスト登録ステップは、前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録する。記録又は再生ステップは、前記予約リストに登録された前記放送番組を記録し、又は記録している前記放送番組を再生する。そして、記録又は再生の同期化ステップは、前記接続先からの通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報の受信又は前記接続先に対する前記同時視聴通話情報の送信により前記予約リストにある前記放送番組を指定し、前記接続先との通話の確立を契機として前記放送番組の再生を開始させて、前記放送番組の再生を前記接続先と同期させる。
本開示の同期記録再生システムは、複数の通信装置を用いた同期記録再生システムであって、予約リスト登録手段と、記録手段と、同期制御手段とを備える。予約リスト登録手段は、接続先の通信装置から指定される放送番組を表す記録予約リストを登録する手段である。記録手段は、前記記録予約リストに登録された前記放送番組を記録する手段である。そして、同期制御手段は、前記接続先の通信装置から通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報を受けることにより、前記予約リスト登録手段に記録されている前記放送番組が指定され、前記接続先との通話の確立を契機として前記記録手段に記録されている前記放送番組の再生を開始させ、前記接続先と同期して前記放送番組を再生する手段である。従って、前記記録手段にある前記放送番組を通話中の通信装置と同期して再生することができる。
また、本開示の通信端末装置は、通信機能と放送受信機能とを備える通信端末装置であって、通信手段と、予約リスト登録手段は、記録手段と、再生手段と、同期制御手段とを備える。通信手段は、接続先と通信をする手段である。予約リスト登録手段は、前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録する。記録手段は、前記予約リストに登録された前記放送番組を記録する手段である。再生手段は、前記記録手段に記録されている前記放送番組を再生する手段である。そして、同期制御手段は、前記接続先からの通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報の受信又は前記接続先に対する前記同時視聴通話情報の送信により、前記予約リスト登録手段にある前記放送番組を指定し、前記接続先との通話の確立を契機として前記再生手段からの前記放送番組の再生を開始させて、前記放送番組の再生を前記接続先と同期させる。
本開示の同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム又は通信端末装置によれば、次のような効果が得られる。
(1) 接続先と同一の放送番組の記録又は再生の同期化を図ることができ、時間的な制約を受けることなく、同一の放送番組を同時に記録し、又は再生することができる。
(2) 接続先と記録又は再生が同期化された放送番組を通信中に再生させることができ、通信及び放送番組の再生の利便性を高めることができる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る同期視聴システムの一例を示す図である。 録画予約リストの一例を示す図である。 携帯電話機の同期機能部の構成例を示す図である。 携帯電話機のハードウェア構成例を示す図である。 メモリの構成例を示す図である。 携帯電話機の外観構成例を示す図である。 録画予約リストの同期処理の処理手順を示すフローチャートである。 再生リストを表す図である。 SETUP信号、CALL CONN信号の送受信を示すフローチャートである。 SETUP信号を表す図である。 CALL CONN信号を表す図である。 同時再生通話の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る再生リストを表す図である。 第2の実施の形態に係るSETUP信号を表す図である。 第3の実施の形態に係る録画予約リストの同期処理の処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る同時再生通話の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施の形態に係る同期視聴システムの一例を示す図である。 他の実施の形態に係るPDAを示す図である。 他の実施の形態に係るPCを示す図である。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態について、図1及び図2を参照する。図1は、放送番組の同期視聴システムの一例を示す図、図2は、録画予約リストの一例を示す図である。図1及び図2に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この同期視聴システム2は、同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム及び通信端末装置の一例であって、通話機能、パケット通信機能等の通信機能、ワンセグTV放送受信機能、放送番組記録機能を備える複数の携帯端末装置を用いることにより、放送番組の記録及び/又は再生を同期化し、通信中(又は非通信中)に放送番組の同期視聴を行うシステムである。この場合、携帯端末装置は、通話機能、パケット通信機能等の通信機能、ワンセグTV放送受信機能、放送番組記録機能を備える電子機器の一例であって、この携帯端末装置には、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、同様の機能を備えたゲーム機等も含まれる。
この同期視聴システム2では、図1に示すように、携帯電話機4A、4Bが用いられ、各携帯電話機4A、4Bに録画予約リスト6を登録し、登録されている録画予約リスト6の同期化が図られる。携帯電話機4A、4Bは、既述の機能を備える電子機器であって、携帯端末装置の一例である。
録画予約リスト6は、放送番組の録画や再生を同期させるための予約リストの一例であって、各携帯電話機4A、4Bに搭載された記憶手段(例えば、データ記憶部144:図5)に設置されるデータテーブルで構成され、図2に示すように、リスト番号602、開始時刻604、終了時刻606及び放送チャネル(CH)608等が設定されている。リスト番号602は、放送番組を特定し、それを識別するための識別情報である。開始時刻604は、特定の放送番組の開始時点を表す情報であり、終了時刻606は、その放送番組の終了時点を表す情報である。また、放送CH608は、その放送番組を放送するチャネル番号を表す放送識別情報である。
このように、携帯電話機4A、4B間で同期要求により録画予約リスト6を同期化すれば、リスト番号602で特定される放送番組を携帯電話機4A、4B間で同時に記録し、携帯電話機4Aから携帯電話機4B又は携帯電話機4Bから携帯電話機4Aに通信中に視聴通話の同期命令として同時視聴通話発信を行うことにより、携帯電話機4B及び携帯電話機4Bで放送番組の再生を同期して行い、即ち、同時再生を行うことができ、その放送番組を視聴しながら通話を行うことができる。
このような携帯電話機4A、4Bについて、図3、図4、図5及び図6を参照する。図3は、携帯電話機の同期機能部の構成例を示す図、図4は、携帯電話機のハードウェア構成例を示す図。図5は、メモリの構成例を示す図、図6は、携帯電話機の外観構成例を示す図である。図3ないし図6に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この携帯電話機4A、4Bは、同期記録再生装置の一例であって、既述の通話機能、パケット通信機能等の通信機能、ワンセグTV放送受信機能、放送番組記録機能を備えている。そこで、携帯電話機4A、4Bは、同期記録及び/又は同期再生等を実行する機能部として、図3に示すように、同期機能部8を備えている。
この同期機能部8は、既述の録画予約リスト6の同期化、録画予約リスト6に基づく放送番組の記録又は再生、呼制御等を行う同期制御手段の一例であって、同期記録再生処理プログラムの実行により、CPU10及びメモリ14によって実現される。この同期機能部8は、予約リスト同期部802と、パケット通信部804と、同時再生通話部806と、呼制御部808と、無線制御部810と、TV録画部812と、TV再生部814と、タイマー818とを備えている。録画予約リスト6は、放送番組の記録として録画を予約する記録予約情報の一例であって、この実施の形態では、記録する放送番組の記録リストであるとともに、再生する放送番組の再生リストを構成する。
予約リスト同期部802は、CPU10(図4)の制御に基づき、放送番組の記録を同期化する同期化手段の一例であって、録画予約リスト6を例えば、携帯電話機4A、4B間で同期化するための手段である。
パケット通信部804は、CPU10の制御に基づき、録画予約リスト6及び/又は付随情報を通話先に発信する手段の一例であって、パケット通信によりパケット情報として録画予約リスト6や付随情報を送信指示に基づき通信先に発信する。
同時再生通話部806は、CPU10の制御に基づき、通話と放送番組の記録及び/又は再生を同時に行う手段であって、通話に関連させて同期要求の一例である同時視聴通話情報を発信し、通話と放送番組の再生を同時に行わせる。
呼制御部808は、CPU10の制御に基づき、通話のための呼制御を行う制御手段であって、呼制御は、基地局及び通話先(接続先)との呼を確立し、通話、メール送信、既述の同期要求の一例である同時視聴通話情報の送受信のため、接続を維持する。
無線制御部810は、CPU10の制御に基づき、無線部16(図4)を制御する制御手段であって、メール送信、通話、同時視聴通話情報の送受信を含む無線制御を行う制御手段である。
TV録画部812は、CPU10の制御に基づき、放送番組を記録媒体(メディア)に記録する記録手段の一例である。TV再生部814は、CPU10の制御に基づき、TV録画部812で録画した既述の記録媒体から放送番組を再生する再生手段の一例である。この実施の形態では、記録対象の放送として、ワンセグTV放送を例示しているが、記録すべき放送番組としては、ワンセグTVに限定されるものではない。
タイマー818は、実時間や設定時間の到来を監視する計時手段の一例であって、放送番組の放送時間や、録画予約時間、録画放送番組の再生時間等の計時に用いられる。
また、この携帯電話機4A、4Bのハードウェア構成は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit )10と、入力操作部12と、メモリ14と、無線部16と、TVチューナ18と、表示部20と、スピーカ22とを備えている。
CPU10は、制御手段の一例であって、メモリ14にあるOS(Operating System)、同期記録再生処理プログラム等の各種プログラムを実行し、必要に応じて入力操作部12からの入力情報等を受ける。
メモリ14は、プログラムやデータ等を格納する記憶手段であって、図5に示すように、プログラム記憶部142、データ記憶部144、RAM(Random-Access Memory)146を備える。プログラム記憶部142には、OSや同期記録再生処理プログラム等が格納される。データ記憶部144は、提供される放送番組や録画予約リスト6等の各種情報を記録、再生又は読み出す録画データ記録部等を構成する記録媒体の一例であって、録画データを記録する録画データ記録部148を備える。即ち、データ記憶部144は、録画予約リスト6を登録する予約リスト登録手段の一例である。データ記憶部144は例えば、記録媒体で構成され、この記録媒体は、情報やデータを蓄えることができる媒体の総称であって、ハードディスク、光ディスク、メモリカード、フラッシュメモリ等の何れで構成されてもよい。
無線部16は、アンテナ24を備えて基地局等との電話、パケット通信等の無線通信を行う無線通信手段の一例であって、通話、メールの他、通話に付加される既述の同時視聴通話情報の送受信を行う手段である。
データ記憶部144に対する放送番組の提供手段として、この実施の形態では、TVチューナ18が設置されている。このTVチューナ18は、放送受信用アンテナ26を通して放送を受信する放送受信手段の一例である。その他、放送受信手段として、例えば、ラジオ放送用チューナ、データ放送受信部を用いてもよい。
既述のTV再生部814の画像出力は表示部20に加えられて画像として出力され、また、音声信号出力はスピーカ22に加えられ、音声として出力される。スピーカ22は、電気信号・音声変換手段の一例であって、レシーバやイヤホーンの何れであってもよいし、無線手段を介して外部設置のスピーカであってもよい。また、表示部20は、画像や文字情報を視認可能に提示する情報提示手段の一例であって、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)表示器で構成すればよい。
これら携帯電話機4A、4Bは、図6に示すように、固定側筐体として第1の筐体部28と、可動側筐体として第2の筐体部30とを備え、これら筐体部28、30がヒンジ部32を介して開閉可能に構成されているとともに、可動部34を介して左又は右に回動させることができる。筐体部28には入力操作部12、スピーカ22、マイクロフォン36が設置され、入力操作部12にはカーソルキー38、複数の文字等の入力キー40が含まれ、この入力キー40には発信又は着信応答に用いる発信・応答ボタン402が含まれる。スピーカ22は、左スピーカ22L、右スピーカ22Rで構成され、左右チャネルのステレオ音声の再生が可能である。
筐体部30には、表示部20、レシーバ42等が設置され、表示部20にはLCDの縦長の表示画面44が備えられ、筐体部30を可動部34により左又は右に回転することにより、表示画面44が図1に示すように、横長に配置される。
次に、録画予約リスト6の同期処理について、図7を参照する。図7は、録画予約リストの同期処理の処理手順を示すフローチャートである。図7に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この録画予約リストの同期処理は、同期記録再生方法又は同期記録再生処理プログラムの一例であって、少なくとも2つの携帯電話機4A、4Bで録画予約リスト6を同期させる処理である。ここで、録画予約リスト6を同期させる処理には、共通の録画予約リスト6を生成する処理の他、録画予約リスト6中に共通の録画リストを生成させる処理が含まれる。
この録画予約リスト6の同期処理において、携帯電話機4Aから携帯電話機4Bに対して同期させる処理では、図7に示すように、携帯電話機4Aにメニュー画面から予約リスト同期のモードを立ち上げ、携帯電話機4A側で録画予約リスト6を選択し(ステップS11)、同期先の携帯電話機4Bを選択する(ステップS12)。即ち、同期先である接続先が選択され、この実施の形態では、携帯電話機4Bを特定する電話番号を選択し、携帯電話機4Aが基地局を介して携帯電話機4Bと接続される。これにより、携帯電話機4A、4B間で、通信が確立する。
この通信の確立の後、録画予約リスト6の同期処理を実行し(ステップS13、S14)、この同期処理により、通信中の携帯電話機4Bとの間で録画予約リスト6における録画の予約時間及び放送番組の同期化が図られる。この場合、携帯電話機4Bには録画予約リスト6が予め設定されていてもよいし、同期化を契機に録画予約リスト6を生成するようにしてもよい。
このように録画予約リスト6を同期させると、各携帯電話機4A、4Bでは、録画予約リスト6に格納された録画予約時間のために計時が行われ、録画予約時間であるか否かが判定される(ステップS15、S16)。録画予約時間に先立ち、TV放送等が受信され、録画予約された放送番組の録画が行われる(ステップS17、S18)。
このような処理手順により、携帯電話機4A、4Bのように、録画予約リスト6の同期処理により、複数の携帯端末装置の間で放送番組の同時再生を行うことができる。
次に、同時再生通話における再生リスト、SETUP信号及びCALL CONN信号について、図8、図9、図10及び図11を参照する。図8は、再生リストを表す図、図9は、SETUP信号、CALL CONN信号の送受信を示すフローチャート、図10は、SETUP信号を表す図、図11は、CALL CONN信号を表す図である。図8〜図11に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
同時再生通話では、記録された放送番組の再生情報として、再生リスト(図8)が用いられる。そこで、同時再生通話を開始させる側の携帯端末装置として例えば、携帯電話機4Aの表示部20の表示画面44には、図8に示すように、再生リスト表示画面46が表示される。この再生リスト表示画面46において、この実施の形態では、再生する放送番組を特定するための情報の一例として「再生リスト」、「番号」が表示され、同時視聴通話をする相手先情報の一例として「発信先」が表示されている。「再生リスト」は、録画予約リスト6から選択された録画済みの放送番組から選択される再生対象を表す。「番号」は、再生すべき放送番組を特定するための識別情報、「発信先」は、通信先の電話番号等の識別情報である。
この同時再生通話では、図9に示すように、同時視聴通話発信側からSETUP信号48が発せられ、同時視聴通話着信側からCALL CONN信号50が発せられる。SETUP信号48にはユーザが用いる任意のデータを設定可能なユーザデータ部が設定されており、このユーザデータ部に同時視聴通話を識別するための情報として、再生リスト番号が追加されている。また、CALL CONN信号50にはユーザが用いる任意のデータを設定可能なユーザデータ部が設定されており、このユーザデータ部に同時視聴通話を識別するための情報として、再生開始を表す情報が追加されている。この場合、SETUP信号48を受けた同時視聴通話着信側からCALL CONF信号が発せられると、このCALL CONF信号に呼応し、同時視聴通話発信側から着信側に着信音を生成するためのALERT信号が発せられる。CALL CONF信号は、SETUP信号に対応し、着信側で着信を許可する信号である。
また、SETUP信号48は、同時再生の開始情報を含む信号であって、図10に示すように、任意のデータが設定可能なユーザデータ部を備えており、このユーザデータ部に複数の識別情報が設定される。この実施の形態では、SETUP信号48に着信電話番号482、発信電話番号484、ユーザ付加有識別情報486、同時視聴通話識別情報488、再生リスト番号490が含まれ、これらがSETUP信号48のユーザデータ部に登録されている。
着信電話番号482は、携帯電話機4Aから発信されている場合、携帯電話機4Bの電話番号を表す識別情報であり、発信電話番号484は、携帯電話機4Aの電話番号を表す識別情報である。ユーザ付加有識別情報486は、ユーザ付加情報の有無を表す情報であり、同時視聴通話識別情報488は、同期要求の一例であって、ユーザ付加情報である、通話と同時に放送番組を視聴することを表す通話識別情報である。再生リスト番号490は、再生する放送番組の識別情報である。
また、放送番組の再生開始又はその不可を表す応答情報である、CALL CONN信号50は、例えば、同時再生の開始が指令された携帯電話機4Aに対し、携帯電話機4Bから発せられる応答信号であって、図11に示すように、任意のデータが設定可能なユーザデータ部を備えており、このユーザデータ部に複数の識別情報が設定される。この実施の形態の場合では、CALL CONN信号50にユーザ付加有識別情報502、同時視聴通話識別情報504、再生開始/不可識別情報506が含まれ、これらがCALL CONN信号50のユーザデータ部に登録されている。ユーザ付加有識別情報502は、ユーザ付加情報の有無を表す情報であって、ユーザ付加有識別情報486(図10)と同一又は対応する。同時視聴通話識別情報504は、同期要求の一例であって、ユーザ付加情報である、通話と同時に放送番組を視聴することを表す通話識別情報であり、同時視聴通話識別情報488(図10)と同一又は対応する。再生開始/不可識別情報506は、記録済みの放送番組の再生の開始又は不可を表す情報である。
次に、同時再生通話の処理手順について、図12を参照する。図12は、同時再生通話の処理手順を示すフローチャートである。図12に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この処理手順は、同期記録再生方法又は同期記録再生処理プログラムの一例であって、接続先(通話先)との通話とともに放送番組の同時再生を行う処理である。この実施の形態では、携帯電話機4Aからの同時視聴通話発信に基づき、携帯電話機4B側が連動し、携帯電話機4Aから指定された再生リスト番号の放送番組の再生が行われている。
そこで、この処理手順では、図12に示すように、携帯電話機4Aから同時再生通話を開始させる場合、携帯電話機4Aでは再生するリスト番号を指定し(ステップS21)、通話先を選択する(ステップS22)。このとき、表示部20の表示画面44には、図8に示す再生リスト表示画面46が表示される。利用者はこの再生リスト表示画面46から再生リスト番号によって特定される放送番組や、接続先の確認をすることができる。
この再生リスト表示画面46の表示状態から、発信・応答ボタン402(図6)を押下すれば、再生リスト表示画面46に表示された接続先に対し、同時視聴通話発信が行われる(ステップS23)。この発信に基づき、同時再生の準備処理が実行される。
即ち、携帯電話機4Aから携帯電話機4Bに対し、SETUP信号48(図10)が送信される(ステップS24)。このSETUP信号48は、図10に示すように、電話番号、ユーザ付加有識別情報、同時視聴通話識別情報、再生リスト番号等が付加されている。このSETUP信号48を受けた携帯電話機4Bでは再生リスト番号の指定を受け、同時再生する放送番組の指定を受けるとともに、発信元を認識する。
携帯電話機4Bでは、受信したSETUP信号48に呼応し、SETUP信号48を受信したことの認識を表すCALL CONF信号を携帯電話機4Aに対して送信する(ステップS25)。このCALL CONF信号を受信した携帯電話機4Aから携帯電話機4Bに対し、CALL CONF信号の受信に対応するALERT信号が発せられる(ステップS26)。このALERT信号を受けた携帯電話機4Bから着信音が発せられる。
通話応答(再生開始)として、携帯電話機4Bの発信・応答ボタン402が押下される(ステップS27)。この発信・応答ボタン402の押下により、携帯電話機4BからCALL CONN信号50(図11)が発せられる(ステップS28)。このCALL CONN信号50は、図11に示すように、ユーザ付加有識別情報や同時視聴通話識別情報の他、再生開始/不可識別情報が含まれており、この実施の形態では、発信・応答ボタン402の押下により、再生開始が指示される。
CALL CONN信号50を受信した携帯電話機4Aでは、通話応答があったか否かを判定し(ステップS29)、その応答内容から再生開始か再生不可かを判断する。この判断は、CALL CONN信号50に含まれる制御情報(図11)を参照して実行される。再生開始の場合には、記録している放送番組の再生を開始し(ステップS30)、また、携帯電話機4B側は通話応答(再生開始)の発信(ステップS27)に基づき、同様に、記録している放送番組の再生を開始する(ステップS31)。即ち、通話中に、放送番組の同時再生が行われる。
このような放送番組の再生中に、携帯電話機4A側で同時視聴通話を切断すると(ステップS32)、携帯電話機4Aから同時視聴通話の解除情報としてCLEA信号が発せられる(ステップS33)。携帯電話機4Aでは、同時視聴通話の切断(ステップS32)により、放送番組の再生が停止され(ステップS34)、CLEA信号を受信した携帯電話機4Bにおいても、放送番組の再生が停止され(ステップS35)、同時再生の処理が終了する。
この実施の形態では、携帯電話機4Aから携帯電話機4Bに対して同時再生の指示、その解除として、同時視聴通話の切断が行われているが、携帯電話機4Bから携帯電話機4Aに対して同時再生の指示、その解除として、同時視聴通話の切断を行う場合にも、同様の処理となる。
以上述べた第1の実施の形態において、その特徴事項を列挙する。
(1) 第1の実施の形態から明らかなように、ワンセグTV録画機能を備えた携帯端末装置として例えば、携帯電話機4A、4Bに予約リスト同期機能と同時再生通話機能を追加することにより、同期記録再生装置や同期記録再生システムを実現できる。
(2) 録画時、携帯電話機4Aで、録画予約リスト6を作成(リスト番号、録画開始時刻、録画終了時刻、CH)した後に、同期先として携帯電話機4Bを選択することにより、携帯電話機4Aと携帯電話機4Bの録画予約リスト6が同期される。
(3) 同期終了後、録画予約時刻になると、携帯電話機4Aと携帯電話機4Bの双方で同じTV番組が録画される。
(4) 同時再生通話時、携帯電話機4Aで、録画予約リスト6中の録画済みのリスト番号を選択後、予約リスト同期を行っている通話先である携帯電話機4Bの電話番号を選択し、同時視聴通話発信を行う。
(5) 携帯電話機4Bでは、呼び出しが行われ、同時視聴通話の接続を許可する場合、通話開始ボタン即ち、発信・応答ボタン402を押下することにより、予約リストとして選択されたTV番組の再生が行われる。
(6) 携帯電話機4Aでも、携帯電話機4Bからの通話応答により、予約リストとして選択されたTV番組の再生が行われる。
(7) このように、ワンセグTV録画機能を備えた携帯電話機等の携帯端末装置に予約リスト同期機能と、同時再生通話機能とを備えることにより、複数の携帯端末装置間で、録画予約リストを同期し、同一のTV番組等の放送番組を記録した後、同時視聴通話発信を行えば、時間的な制約を受けることなく、利用者が希望する任意の時間に発信時の発信付加情報として、同時に視聴したい放送番組を指定し、通話相手と同時に同一放送番組を視聴しながら、通話することができる。通話中に、同一放送番組の視聴を開始させてもよい。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態について、図13及び図14を参照する。図13は、再生リストを表す図、図14は、SETUP信号を表す図である。図13及び図14に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
第1の実施の形態では、携帯電話機4Aから再生リスト番号を携帯電話機4Bに発信し、その再生リスト番号に対応する放送番組を記憶手段から読み出すことにより、同時視聴することを述べたが、本発明は、これに限定されるものではない。第2の実施の形態では、再生リスト番号に対応する放送番組中の特定のフレームを指定し、そのフレームに該当する記録番組を再生し、同時視聴する構成である。この実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の同期視聴システム2(図1)、携帯電話機4A、4B(図4、図6)及びメモリ14(図5)の他、同様の処理手順(図7、図12)等を用いるので、その詳細な説明は省略する。
そこで、この実施の形態では、図13に示すように、再生リスト表示画面46に再生する放送番組及びそのフレームを特定するための情報の一例として「再生リスト」、「番号」、「フレーム」が表示される。このフレームは、記録した放送番組の記録フレームを特定する情報であって、このフレームの指定により、放送番組の途中からの再生が可能である。その他の表示部分は第1の実施の形態(図8)と同様であるので、その説明を省略する。
この場合、フレーム情報を含むようにしたSETUP信号48では、図14に示すように、フレーム情報とともに複数の識別情報が含まれる。この実施の形態の場合、SETUP信号48には、着信電話番号482、発信電話番号484、ユーザ付加有識別情報486、同時視聴通話識別情報488、再生リスト番号490に加え、再生フレーム番号492が含まれている。この再生フレーム番号492は、記録した放送番組の記録フレームを特定する情報であって、このフレームの指定により、放送番組の途中からの再生が可能であることは既述の通りである。
斯かる構成によれば、記録した放送番組から特定の放送内容をフレーム番号により特定し、それを同時に再生し、通話中に同時視聴をすることができる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態について、図15を参照する。図15は、録画予約リストの同期処理の処理手順を示すフローチャートである。図15に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この実施の形態は、第1の実施の形態の処理をより詳細にしたものであり、この処理手順は、同期記録再生方法又は同期記録再生処理プログラムの一例であって、録画予約リストの同期処理を含んでいる。
この処理手順は、図15に示すように、携帯電話機4A側から前回の予約リスト同期時間を携帯電話機4B側に問い合わせを行う(ステップS41)。この問い合わせに対し、携帯電話機4Bから携帯電話機4Aに対し、前回の予約リスト同期時間を応答し(ステップS42)、この応答は、年、月、日及び時刻(時、分、秒)として例えば、2008/11/3 12:00:00を通知する。
携帯電話機4A側では、追加録画予約の確認を行い(ステップS43)、追加録画の予約がなければ、この処理を終了し、追加録画の予約があれば、前回の予約リスト同期時間以後に追加した録画予約情報を携帯電話機4Bに通知する(ステップS44)。この通知内容は、既述のリスト番号、放送番組の開始時刻、終了時刻及びCHである。
録画予約情報の通知を受けた携帯電話機4Bでは、追加録画の予約確認を行い(ステップS45)、追加録画の予約があれば、前回の予約リスト同期時間以後に追加した録画予約情報をバッファに退避させる(ステップS46)。この場合、バッファは携帯電話機4B側の録画データ記録部148(図5)に設定される。そして、通知された録画予約情報を追加し(ステップS47)、通知されたリスト番号の追番(追加番号)を採番(番号の採取)し、既述のバッファに退避していた録画予約情報を記録する(ステップS48)。この記録の後、前回の予約リスト同期時間以後に追加した録画予約情報を携帯電話機4A側に通知する(ステップS49)。この通知内容は、既述のリスト番号、放送番組の開始時刻、終了時刻及びCHと同様である。
なお、携帯電話機4B側の処理であるステップS45において、追加録画予約が無い場合には、通知された録画予約情報を追加する(ステップS50)。
携帯電話機4Bから追加した録画予約情報の通知を受けた携帯電話機4Aでは、通知された録画予約情報を追加し(ステップS51)、予約リスト同期時間を更新し(ステップS52)、携帯電話機4A側での予約リスト同期を終了する。
また、携帯電話機4B側では、携帯電話機4A側に追加した録画予約情報を通知(ステップS49)の後、又は通知された録画予約情報を追加(ステップS50)の後、予約リスト同期時間を更新し(ステップS53)、同様に、携帯電話機4B側での予約リスト同期を終了する。
このような同期処理を行えば、放送番組の記録及び/又は再生の各処理の精密な同期化を図ることができる。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態について、図16を参照する。図16は、同時再生通話の処理手順を示すフローチャートである。図16に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この実施の形態は、第1の実施の形態の処理をより詳細にした処理であって、再生フレーム番号(第2の実施の形態:図13、図14)を用いたフレーム毎の再生(フレーム再生)を可能にした処理を含んでいる。
この処理手順は、携帯電話機4Aから発信されたSETUP信号48に呼応する携帯電話機4B側の同時再生通話の処理手順であって、図16に示すように、携帯電話機4AからSETUP信号を受信し(ステップS61)、SETUP信号からユーザ付加有識別情報があるか否かを判定し(ステップS62)、そのユーザ付加有識別情報があれば、同時視聴通話の識別情報があるか否かを判定する(ステップS63)。同時視聴通話識別情報があれば、その情報から再生リスト番号、再生フレーム番号を録画再生開始バッファに記録する(ステップS64)。録画再生開始バッファは、既述の録画データ記録部148に設定され、この録画再生開始バッファには、再生リスト番号、再生フレーム番号が格納される(ステップS65)。
携帯電話機4BではCALL CONF信号の発信により、着信可能であることを携帯電話機4A側に通知し(ステップS66)、携帯電話機4AからALERT信号を受け(ステップS67)、呼び出し鳴動(音又はバイブレータ)を起動する(ステップS68)。この呼び出し音は、スピーカ22から発せられ、バイブレータ振動は、着信情報により鳴動するバイブレータの起動である。
この鳴動後、発信・応答ボタン402を押下すれば(ステップS69)、携帯電話機4BからCALL CONN信号の発信により、通話開始を携帯電話機4Aに通知する(ステップS70)。そして、無線部16の音声チャネルと、マイクロフォン36(図6)、スピーカ22及びレシーバ42(図6)を接続し、通話可能に設定する(ステップS71)。
このように通話条件を確立した後、録画開始再生バッファに記録した再生リスト番号、再生フレーム番号で録画再生を開始する(ステップS72)。
そして、携帯電話機4B側のTV再生部814では、再生リスト番号、再生フレーム番号の通知を受け、再生リスト番号のファイルの読み込みを行い(ステップS73)、指定されている再生フレーム番号から再生を開始し(ステップS74)、この再生の終了時刻又は同時視聴通話の切断まで再生を持続させる。これにより、通話開始から通話終了に至る、通話中に、放送番組の同時視聴が行われる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、録画、録音及びこれらの再生を行う同期視聴システム2を例示したが、画像やデータのみの記録及び/又は再生を同期化し、又は、音声のみに対応する録音及び/又は再生を同期化する構成であってもよく、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
(2) 上記実施の形態では、放送番組の記録、その再生の同期化について2つの携帯電話機4A、4Bを例示したが、3以上の携帯電話機間での放送番組の記録、その再生の同期化を行ってもよい。
(3) 記録又は再生する放送番組として、ワンセグTV放送の番組を例示したが、他のTV放送、音声放送、データ放送又はその他の放送であってもよい。
(4) 同時再生通話機能の携帯電話機間の通信路について、複数の通信路を用いてもよい。図17は、他の同時視聴システムを例示し、この同時視聴システム200では、通信路としてTV再生制御通信路52、音声・データ通信路54を用いている。TV再生制御通信路52は、TV再生制御用の通信路又は通信回線であり、音声・データ通信路54は、音声及び/又はデータの通信路又は通信回線である。このような複数の通信路を用いれば、各通信路毎に通信を行え、通信速度を高めることができる。
(5) 上記実施の形態では、放送受信機能、その録画再生機能、通信機能を備える携帯端末装置として、携帯電話機4A、4Bを例示したが、放送受信機能、その録画再生機能、通信機能を備える携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)(図18)を用いてもよい。図18は、PDAの一例を示している。このPDA56は、既述の携帯電話機4A、4Bと同様に放送受信機能、その録画再生機能、通信機能を備えるとともに、本体部58に入力操作部12や表示部20を備えている。携帯電話機4A、4Bと同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。斯かる構成とすれば、PDA56によっても、放送番組の同期化録画や再生の同期化により、通話しながら、同一の放送番組の再生、その視聴を行うことができる。
(6) 上記実施の形態では、放送受信機能、その録画再生機能、通信機能を備える携帯端末装置として、携帯電話機4A、4Bを例示したが、放送受信機能、その録画再生機能、通信機能を備えるパーソナルコンピュータ(PC)を用いてもよい。図19は、PCの一例を示している。このPC58は、既述の携帯電話機4A、4Bと同様に放送受信機能、その録画再生機能、通信機能を備える。
このPC58では、第1の筐体として固定側筐体60と、第2の筐体として可動側筐体62とをヒンジ部64によって連結し、開閉可能に設定されている。固定側筐体60には、入力操作部12やスピーカ22L、22Rが設置され、可動側筐体62には表示部20やマイクロフォン36を備えている。既述の携帯電話機4A、4Bと同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
斯かる構成とすれば、PC58によっても、放送番組の同期化録画や再生の同期化により、通話しながら、同一の放送番組の再生、その視聴を行うことができる。
(7) 上記実施の形態では、放送受信機能、その録画再生機能、通信機能を備える同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム又は通信端末装置として携帯電話機を用いたシステム、携帯電話機等を例示したが、本発明は、斯かる機能を備えた電子機器であれば、どのように構成されてもよく、電子ゲーム機等の電子機器であってもよい。
(8) 上記実施の形態では、通信機能や通話機能として電話通信を例示したが、この通信には公衆回線を用いた電話通信だけでなく、近距離無線通信等の通信を用いてもよい。
(9) 上記実施の形態では、放送番組の同時再生、同期再生について、再生の開始、終了を同期させることを例示したが、各放送番組の再生を共通の同期信号を用いることにより、同期させる構成としてもよい。
次に、以上述べた実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 接続先と通信をする通信手段と、
前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録する予約リスト登録手段と、
前記予約リストに登録された放送番組を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている放送番組を再生する再生手段と、
前記接続先から受けた同期要求又は前記接続先に対する同期要求により、前記予約リスト登録手段にある放送番組を指定し、前記記録手段に対する前記放送番組の記録又は前記再生手段からの前記放送番組の再生を前記接続先と同期させる同期制御手段と、
を備えることを特徴とする同期記録再生装置。
(付記2) 前記放送番組は、TV放送、音声放送、データ放送又はその他の放送であることを特徴とする付記1記載の同期記録再生装置。
(付記3) 前記再生手段又は前記同期制御手段は、前記接続先との通信の確立に基づき、記録している前記放送番組の再生を開始させることを特徴とする付記1記載の同期記録再生装置。
(付記4) 前記再生手段又は前記同期制御手段は、前記接続先との通信切断により、前記放送番組の再生を停止させることを特徴とする付記1記載の同期記録再生装置。
(付記5) 接続先と通信をするステップと、
前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録するステップと、
前記予約リストに登録された放送番組を記録し、又は記録している放送番組を再生するステップと、
前記接続先からの同期要求を受け、又は前記接続先に対する同期要求により前記予約リストにある放送番組を指定し、前記放送番組の記録又は再生を前記接続先と同期させるステップと、
を含むことを特徴とする同期記録再生方法。
(付記6) 複数の通信装置を用いた同期記録再生システムであって、
接続先の通信装置から指定される放送番組を表す記録予約リストを登録する予約リスト登録手段と、
前記記録予約リストに登録された放送番組を記録する記録手段と、
接続先の通信装置から同期要求を受けることにより、前記予約リスト登録手段に記録されている放送番組が指定され、前記接続先と同期して前記放送番組を再生する同期制御手段とを各通信装置に備え、前記記録手段にある放送番組を通信中の通信装置と同期して再生することを特徴とする同期記録再生システム。
(付記7) 通信機能と放送受信機能とを備える通信端末装置であって、
接続先と通信をする通信手段と、
前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録する予約リスト登録手段と、
前記予約リストに登録された放送番組を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている放送番組を再生する再生手段と、
前記接続先からの同期要求又は前記接続先に対する同期要求により、前記予約リスト登録手段にある放送番組を指定し、前記記録手段に対する前記放送番組の記録又は前記再生手段からの前記放送番組の再生を前記接続先と同期させる同期制御手段と、
を備えることを特徴とする通信端末装置。
以上説明したように、同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム又は通信端末装置の好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本開示の同期記録再生装置、同期記録再生方法、同期記録再生システム又は通信端末装置は、TV放送等の放送受信機能、その記録、再生機能、電話等の通信機能を備えた電子機器に広く適用でき、記録及び/又は再生の同期化により、通話中に同一の放送番組を同期させて再生し、同時に視聴することができ、有用である。
2 同期視聴システム
4A、4B 携帯電話機
6 録画予約リスト
602 リスト番号
604 開始時刻
606 終了時刻
608 放送チャネル(CH)
8 同期機能部
802 予約リスト同期部
804 パケット通信部
806 同時再生通話部
808 呼制御部
810 無線制御部
812 TV録画部
814 TV再生部
818 タイマー
10 CPU
12 入力操作部
14 メモリ
142 プログラム記憶部
144 データ記憶部
146 RAM
148 録画データ記録部
18 TVチューナ
20 表示部
22、22L、22R スピーカ
24 アンテナ
26 放送受信用アンテナ
28 第1の筐体部
30 第2の筐体部
32 ヒンジ部
34 可動部
36 マイクロフォン
38 カーソルキー
40 入力キー
402 発信・応答ボタン

Claims (9)

  1. 接続先と通信をする通信手段と、
    前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録する予約リスト登録手段と、
    前記予約リストに登録された前記放送番組を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されている前記放送番組を再生する再生手段と、
    前記接続先からの通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報の受信又は前記接続先に対する前記同時視聴通話情報の送信により、前記予約リスト登録手段にある前記放送番組を指定し、前記接続先との通話の確立を契機として前記再生手段からの前記放送番組の再生を開始させて、前記放送番組の再生を前記接続先と同期させる同期制御手段と、
    を備えることを特徴とする同期記録再生装置。
  2. 前記同期制御手段は、前記接続先から受けた同期要求又は前記接続先に対する同期要求により前記接続先と前記予約リストを同期させ、登録された前記予約リストに基づき、記録が指定された前記放送番組の前記記録手段に対する記録を同期させることを特徴とする請求項1記載の同期記録再生装置。
  3. 前記放送番組は、TV放送、音声放送、データ放送又はその他の放送であることを特徴とする請求項1記載の同期記録再生装置。
  4. 接続先と通信をするステップと、
    前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録するステップと、
    前記予約リストに登録された前記放送番組を記録し、又は記録している前記放送番組を再生するステップと、
    前記接続先からの通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報の受信又は前記接続先に対する前記同時視聴通話情報の送信により前記予約リストにある前記放送番組を指定し、前記接続先との通話の確立を契機として前記放送番組の再生を開始させて、前記放送番組の再生を前記接続先と同期させるステップと、
    を含むことを特徴とする同期記録再生方法。
  5. 前記接続先から受けた同期要求又は前記接続先に対する同期要求により前記接続先と前記予約リストを同期させるステップと、
    登録された前記予約リストに基づき、記録が指定された前記放送番組の前記記録手段に対する記録を同期させるステップと、
    を特徴とする請求項4記載の同期記録再生方法。
  6. 複数の通信装置を用いた同期記録再生システムであって、
    接続先の通信装置から指定される放送番組を表す記録予約リストを登録する予約リスト登録手段と、
    前記記録予約リストに登録された前記放送番組を記録する記録手段と、
    前記接続先の通信装置から通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報を受けることにより、前記予約リスト登録手段に記録されている前記放送番組が指定され、前記接続先との通話の確立を契機として前記記録手段に記録されている前記放送番組の再生を開始させ、前記接続先と同期して前記放送番組を再生する同期制御手段とを各通信装置に備え、前記記録手段にある前記放送番組を通話中の通信装置と同期して再生することを特徴とする同期記録再生システム。
  7. 前記同期制御手段は、前記接続先から受けた同期要求又は前記接続先に対する同期要求により前記接続先と前記予約リストを同期させ、登録された前記予約リストに基づき、記録が指定された前記放送番組の前記記録手段に対する記録を同期させることを特徴とする請求項6記載の同期記録再生システム。
  8. 通信機能と放送受信機能とを備える通信端末装置であって、
    接続先と通信をする通信手段と、
    前記接続先から記録及び/又は再生が指定され又は前記接続先に記録及び/又は再生を指定する放送番組の予約リストを登録する予約リスト登録手段と、
    前記予約リストに登録された前記放送番組を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されている前記放送番組を再生する再生手段と、
    前記接続先からの通話と同時に前記放送番組の再生を求める同時視聴通話情報の受信又は前記接続先に対する前記同時視聴通話情報の送信により、前記予約リスト登録手段にある前記放送番組を指定し、前記接続先との通話の確立を契機として前記再生手段からの前記放送番組の再生を開始させて、前記放送番組の再生を前記接続先と同期させる同期制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  9. 前記同期制御手段は、前記接続先から受けた同期要求又は前記接続先に対する同期要求により前記接続先と前記予約リストを同期させ、登録された前記予約リストに基づき、記録が指定された前記放送番組の前記記録手段に対する記録を同期させることを特徴とする請求項8記載の通信端末装置。
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