JP5266047B2 - ドラム洗濯機及びこれに適用されるドラムの製造方法 - Google Patents

ドラム洗濯機及びこれに適用されるドラムの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ドラム洗濯機に係り、特に、ドラムの構造及び製造方法を改善して大容量に見合うドラムを提供しながらも、ドラムの大型化に起因する問題点を解決する一方、製品の外観サイズ増大を防止することに関する。
一般に、洗濯機は、水と洗剤の作用を用いて衣服、寝具など(以下、‘布’と総称する。)に付いた汚染を除去するように、洗い・すすぎ・脱水などのプロセスによって洗濯物を洗浄する。
このような洗濯機は、大きく、洗濯槽の回転軸が地面に垂直なタイプと水平なタイプとに区分されるが、洗濯槽の回転軸が地面に垂直なタイプには撹はん式(agitator type)と渦流式(pulsator type)があり、洗濯槽の回転軸が地面に水平なタイプにはドラム式(drum type)洗濯機がある。
各タイプについて説明すると、撹はん式は、洗濯槽の中央から突出した洗濯棒を左右に回転させるもので、叩き洗いの効果を奏し、渦流式は、洗濯槽の下部に形成された円板状の回転翼を左右に回転させ、水流と洗濯物との間の摩擦力を用いて洗濯し、ドラム式は、内面に複数のリフタ(lifter)が突設されたドラムの内部に、水、洗剤及び布を入れた状態でドラムを回転させ、洗剤の化学作用及び落差による衝撃力を用いて洗濯する。
周知の如く、ドラム洗濯機は、外観を形成するキャビネットの内部に、洗濯水の満たされるタブが装着され、タブの内側に布が収容されるドラムが配置され、タブの背面側にドラムを回転させるためのモータが取り付けられ、モータにタブを貫通してドラムの背面側に連結される回転軸が軸設される。
一方、最近では、ドラム洗濯機が一般の渦流式洗濯機に比べて水消耗量が小さく、布傷み・布絡みが少ない他、ビルト−インタイプに台所のシンク台等への作りつけが可能な点、及び、消費トレンドなどから、人気及び需要が急増してきている。
なお、これまでは通常、6〜8kg容量級のドラム洗濯機が多く普及してきたが、嵩のはるふとんなどの洗濯や多量の洗濯を一挙にしたい欲求など、消費者の洗濯パターンの変化に応じてドラム洗濯機の洗濯容量は大型化してきた。特に、既存の小容量のものを好んできた北米市場でも13kg製品が人気を呼んでいる等、ドラム洗濯機はますます大型化している。
一方、このようなドラム洗濯機の大型化にはドラムの大型化が必須とされるが、これは、ドラムの内部容積によって容量が決定されるためである。
しかしながら、ドラムの容量を単にドラムの直径や前後長さを増加するだけで増加させるには、技術面且つ費用面で容易ではない。これは、ドラムの直径や前後長さを単純に増やすと、ドラムとタブの衝突を考慮してタブの直径や前後長さも増えることになり、これによりキャビネットの大きさも全体的に増加するため、製造コストが増加し、洗濯機全体が余分に大きくなるという問題点があるためである。
すなわち、基本的に、振動発生時にキャビネットとの衝突を避けるために設けられた余裕間隔を活用するとしても、既存の製品と同じ外形で内部の洗濯槽の大きさを増加させることは容易ではない。
なお、このドラム製造に必要な構成は様々な仕様にも適用可能にすることが、ドラム製造費の低減に有利である。これは、大容量のドラム製造に従来とは異なる特別構成が要求されると、その分、大容量ドラムの製造コストが増加するためである。
このように、ドラム洗濯機の容量増大が容易でないことを、ドラム洗濯機の開発過程から確認したところ、90年代中ごろまではヨーロッパの洗濯機製造メーカがドラム洗濯機市場のシェアを殆ど占めていたが、ヨーロッパのドラム洗濯機の容量限界は、6kgであった。その理由は、洗濯機のモータ回転数の調節ができず、クラッチとベルトが入る空間が必要とされたためである。
要するに、ドラム洗濯機は、水消耗量及び布傷みが少ない反面、その容量増大は色々な条件によって多くの制約を受けてきた。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためのもので、その目的は、ドラム洗濯機の外観サイズの変化なしに既存の大容量ドラム洗濯機よりも大きい容量を確保できるドラム洗濯機を提供することにある。
本発明の他の目的は、最小限のドラム構成変更だけでドラムの容量を増大させることができるドラム洗濯機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、洗濯容量を左右するドラム構造の改善によってドラムの容積を増やしながらもスパイダ締結部の強度確保及び振動制御が可能なドラム洗濯機を提供することにある。
すなわち、本発明は、既存の大容量ドラム洗濯機の外観サイズ及びドラムの強度を維持し、ドラムセンタのような多くの部分を共用化しながらも洗濯容量を拡張できるドラム洗濯機を提供することに目的がある。
一方、本発明のさらに他の目的は、上記のドラム洗濯機に適用されるドラムとその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明は、モータ;洗濯物が収容され、筒形状のドラムセンタとドラムセンタの一側開口部と連結されて背面を形成するドラムバックとを含んでなるドラム;背面に装着されるコネクタ及びコネクタに連結されてモータの回転力をドラムに伝達する回転軸;を備えるドラム洗濯機であって、ドラムバックは、ドラムセンタの一側開口部からドラム外側に拡張されるドラム拡張部を持つように全体的に鉢形状に形成され、ドラムバックにおいてコネクタが装着される部分は、ドラムセンタとコネクタとの間隔を縮めるためにドラム内側に凹入される構成とした。
ここで、ドラムセンタとコネクタとの間隔は、全体的なドラム洗濯機の外形サイズ、特に、前後幅を決定するのに非常に重要である。なぜなら、ドラムセンタとコネクタとの間の間隔を大きくするとドラム容量が増加することは当然であり、これにより、ドラム洗濯機の前後幅は増加せざるを得ない。
しかしながら、前述したように、ドラム洗濯機の前後幅を、前述した従来のドラム洗濯機における前後幅とほぼ同一にするために、ドラムバックにおいてコネクタが装着される部分は、ドラム内側に凹入されることが好ましい。
ここで、ドラムセンタの内径とドラムセンタの一側開口部と連結されるドラムバック縁部の内径とはほぼ同一であることが好ましく、ドラムバック縁部は、ドラムの中心軸と平行な所定長さの直線部を含むことができる。
すなわち、ドラムセンタとドラムバックは互いに直角で連結されないことが好ましい。言い換えると、円筒の下面を平面として閉じるよりは、鉢形状の曲面で閉じることが全体的な円筒容量を増大させるのに有利となる。
なお、ドラムバック縁部から最も遠く離れたドラムバックの背面(ドラム拡張部の末端)までの長さが一定であれば、ドラムバック縁部は回転軸と平行に所定長さの直線部を持つことが好ましい。なぜなら、このような直線部によって拡張部の容量をより高めることができるためである。
一方、ドラムバック縁部とドラムバック背面はラウンド状につながることが好ましい。これは、前述したコネクタの装着される凹入部分を容易に形成するためであり、また、水に濡れた洗濯布の折り重なる性質から四角い形状よりはラウンド状に密着されることが、布傷みの低減に効果的であるためである。
もちろん、このようなラウンド形状は、後述するタブとの関係においてドラムとタブとの干渉を最小化し、タブの容量を確保可能にするためでもある。
コネクタは、放射状に複数個の脚部を持つスパイダであることが好ましい。このようなスパイダは、スパイダとドラムを結合させる結合部(例えば、ボルティング部)だけでなく、ドラムに型合されるスパイダの脚部によって、より安全で確実に回転軸の回転力をドラムに伝達する機能を果たす。しかし、本発明では、必ずしもコネクタはスパイダに限定されるわけではない。
一方、本発明は、内部にドラムが回転可能に備えられ、背面部に回転軸が貫通され、背面部の一部は後方に拡張されてタブ拡張部が形成されたタブをさらに備える。
タブの背面部には、モータが装着されて回転軸と連結され、タブ拡張部は、タブの背面部のうち、モータの装着されない部分が後方に拡張されて形成されることが好ましい。すなわち、ドラムの拡張部に対応してタブにも拡張部が形成されることが好ましい。
ここで、タブは、ドラム洗濯機の底面に対して一定角度傾斜して設置されることができる。もちろん、この場合、タブ内部に収容されるドラムもこれに対応して一定角度傾斜して設置されることが好ましい。
一方、ドラムはステンレス材質とし、ドラムフロント及びドラムセンタの厚さは0.5mm、ドラムバックの厚さは1mmとすることが好ましく、ドラムバックの深さ(d)とドラムバックの直径(D)との比率(d/D)は、0.08〜0.2とすることが好ましい。
ここで、ドラムバックの深さは、ドラムバックの縁部から最大限に拡張された部分までの距離を意味する。
また、ドラムバックの深さ(d)とドラムセンタの長さ(L2)との比率は、0.18〜0.36とすることが好ましく、ドラムフロントの長さ(L1):ドラムセンタの長さ(L2):ドラムバックの深さ(d)(L1:L2:d)は、1:8.3:1.5〜1:9.7:2.7であることが好ましい。そして、ドラムセンタの内径は500〜600mmにすることが好ましい。
また、ドラム内側には、平面上で見るとき全体的な形状が前方部から後方部に行くにつれて順次広くなる三角形状のリフタが備えられることが好ましい。より具体的には、リフタは、前方から後方に至る中心部に沿って形成され、その幅が下部面幅に比べて狭い形状に下部面に対して突出して形成されるボール設置部と、ボール設置部の両側後方に形成され、下部面からボール設置部の上面にまで連結されるS字状の勾配面と、ボール設置部上に回転可能に設置されるボールと、ボール設置部上に形成される洗濯水出入穴とを備えてなることが好ましい。
本発明は、外観を形成するキャビネットと、キャビネットの後面からドラム後方への接近のための接近口を閉鎖し、上部領域に後方に突出された突出部が形成されたバックカバーとをさらに備えることが好ましい。なぜなら、一般に、ドラム洗濯機の後方は壁と一定距離離間して設置されるが、全体的なドラム洗濯機のサイズを増大させず、バックカバーの突出部を用いてドラムとモータとの間の間隔を増大させることができるためである。
一方、ドラムは、ドラムセンタと連結されてドラムの開口部をなすドラムフロントをさらに備え、ドラムフロントは、前方最小内径部、後方最大内径部及び前方最小内径部と後方最大内径部とを連結する傾斜部を含むことが好ましい。そして、傾斜部には、前方に拡張されたドラムフロント拡張部が形成されることが好ましい。なぜなら、傾斜部外側の所定部分は、キャビネットとの関係において無意味な空間となり、よって、このような空間を減らして代わりにドラムの容量を増やすことができるためである。
一方、本発明は、このような大容量ドラムを形成する製造方法を提供する。より具体的には、上記の大容量ドラムの製造方法は、金属板材である母材をプレスして全体的には鉢形状にするものの、底面の一定領域が上部に突出されるように形成するフォーミング段階と、鉢形態のドラムバック形成のために不要な部分を除去するトリミング段階と、底面の上部に突出された部分以外の領域に洗濯水の出入のための複数個の穴を形成するピアシング段階とを含んでなることが好ましい。
ここで、ピアシング段階と同時に、または、ピアシング段階の後に、底面にスパイダ締結のための複数個の締結穴を形成する締結穴形成段階をさらに含むことが好ましい。
そして、トリミング段階、ピアシング段階及び締結穴形成段階のうち、少なくともいずれか一段階の後には、残留するバーを除去するバー除去段階をさらに含むことが好ましい。
最後に、本発明は、上記の製造方法によって製造されたドラム洗濯機用ドラムを提供する。
本発明のドラム洗濯機によれば、ドラムの背面部においてスパイダの配置される部分以外にドラム拡張部が形成されるため、ドラム拡張部によって拡大された空間分だけ容量を増やすことができ、タブの背面部においてモータの配置される部分以外にタブ拡張部が形成されるため、ドラムの過振動時に生じうるドラム拡張部の衝突を最小限に抑えることが可能になる。
なお、ドラムセンタとドラム拡張部を形成するドラムバックとの連結部分の内径をほぼ同一にしたため、ドラム拡張部の拡張領域を最大限に確保することができる。
本発明のドラム洗濯機によれば、ドラム拡張部がドラム背面部の剛性を向上させ、タブ拡張部がタブ背面部の剛性を向上させるため、ドラム及びタブ振動を低減することが可能になる。
また、本発明のドラム洗濯機によれば、ドラムの回転時に布の一部が、ドラム拡張部とドラム内部に凹入されたスパイダ締結部に沿って回りながら摩擦されるので、洗い及びすすぎ性能が増大するという利点が得られる。
すなわち、本発明によるドラム洗濯機の外観サイズの変化なしに既存の大容量ドラム洗濯機よりも大きい容量を確保することが可能になる。
なお、本発明のドラム洗濯機によれば、ドラムにおいて中間部分を占めるドラムセンタなど多くの構成をドラム洗濯機容量によらず共用化しながらもドラムの容量を増大させることが可能になる。したがって、多様な容量のドラム洗濯機の製造において製造コストを節減するという効果が得られる。
要するに、本発明によれば、洗濯容量を左右するドラムの構造を改善したため、製品の外観サイズの変化なしにドラムの容積を増やしながらもスパイダ締結部の強度確保及び振動制御が可能なドラム洗濯機を提供することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施例を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例によるドラム洗濯機の内部構成を示す断面図であり、図2は、図1に示すドラム及びタブの分解斜視図である。
本発明によるドラム洗濯機は、図1及び図2に示すように、キャビネット2に支持されたタブ10と、タブ10の内側に回転可能に配置されたドラム20と、ドラム20の背面に装着されたスパイダ30と、タブ10の背面に装着されたモータ40と、モータ40に軸設され、タブ10の背面部を貫通してスパイダ30に連結された回転軸50と、を備えて構成される。
キャビネット2は、ベース板3と、このベース板3の上側に設置されたキャビネット本体4と、キャビネット本体4の前面に設置されたキャビネットカバー5と、キャビネット本体4の上面に設置されたトッププレート9と、を備えて構成される。
キャビネットカバー5には、ドラム20の内部に布mが出入できるように布出入口6が形成され、この布出入口6を開閉するドア7がヒンジで回動可能に取り付けられる。
このキャビネットカバー5の上側またはトッププレート9の上面には、洗濯機の各種行程や時間などを入力するためのコントロールパネル8が設置される。
タブ10は、内側下部に布mの洗いまたはすすぎに必要な洗濯水wが満たされ、布mの脱水時に布mから脱水された水が集まるので、水平または所定角度傾斜して配置された円筒からなり、前面側にはドラム20の内部に布mが出入できるように開口穴11が形成される。
タブ10は、キャビネット本体4にバネ12で垂設され、ベース板3にダンパ13にて支持され、キャビネット2の内部に緩衝可能に配置される。
タブ10には、布mまたは洗濯水wが、タブ10、キャビネットカバー5及びドア7の間から流出するのを防止するガスケット14が連結される。
タブ10は、その背面部17において、モータ40の配置される部分18以外に、後方に拡張されたタブ拡張部19が形成される。
タブ拡張部19は、後述するドラム拡張部25との衝突を最小化するとともに、タブ10の背面部17の強度を高めるためのもので、タブ10の背面部17に段差形成される。
一方、タブ10は、前面に開口穴11が形成され、後面が開口されたフロントタブ10Aと、フロントタブ10Aの後方にねじで結合され、前面が開口されたバックタブ10Bとで構成され、タブ拡張部19は、バックタブ10Bの背面部17が後方から凹入されるような形で形成される。
フロントタブ10Aとバックタブ10Bは、プラスチック射出物からなる。
ドラム20は、タブ10の内部に水平または所定角度傾斜して配置される円筒のもので、前面側中央に布mまたは洗濯水wが出入する開口穴21が形成され、周面または背面には洗濯水wが出入する通穴22が形成され、内周面には布mが持ち上げられてから落下するように布mをくみ上げるリフタ23が取り付けられる。
このドラム20は、ステンレスなどの金属材質からなる。
ドラム20は、ドラム20の背面部を構成するドラムバック25と、ドラムバック25の縁部に後端が結合されてドラム20の周面部を構成し、リフタ23が装着されるドラムセンタ28と、ドラムセンタ28の先端に結合されてドラム20の前面部を構成し、開口穴21が形成されたドラムフロント29と、で構成され、ドラム拡張部26は、ドラムバック25が後方から凹入されるような形で形成される。
ドラム20は、スパイダ30の配置される部分24が前方にフォーミング形成される。
すなわち、ドラムバックのスパイダが配置される部分(以下、‘フォーミング部'という。)は、ドラムバック母材を後方に拡張すると同時に、前方に段が付くようにフォーミングすることによって形成される。
フォーミング部24は、スパイダ30の形状に対応してフォーミングされるものの、スパイダ30が挿入されるようにスパイダ30よりもやや大きく形成される。
フォーミング部24は、スパイダ30がドラム20の背面より突出されないような深さにフォーミングされる。
このドラム20は、背面部25において、フォーミング部24の他に、後方に拡張されたドラム拡張部26が形成される。
このドラム拡張部26は、ドラム20の容積を大きくすると共に、ドラム20の背面部25の強度を高め且つ布の摩擦力を増大させるもので、ドラム20の背面部25に複数個形成されることが好ましい。
もちろん、ドラム拡張部26が複数個形成されるのは、スパイダの脚部の数に対応してフォーミング部が形成されるためである。すなわち、スパイダの隣り合う脚部間にドラム拡張部が形成された場合にドラム拡張部26が複数個形成されるわけである。
しかしながら、必ずしもこれに限定されるわけはない。なぜなら、図1には、フォーミング部24がドラムセンタ28の内側までフォーミングして形成されたが、フォーミングされる深さを縮めると、全体的に一つのドラム拡張部が形成されることもできる。すなわち、この場合、ドラムセンタ28の後方でドラムバック25が形成される全ての空間をドラム拡張部と見なしても良い。
スパイダ30は、回転軸50の先端が固定されるハブ部31と、ハブ部31から出され、ドラム20、特に、ドラムバック25にスクリュなどの締結手段で固定される複数個の脚部32,33,34とで構成され、ドラムバック25の後方からフォーミング部24の内側に挿入されて装着される。
モータ40は、タブ10の背面の中央部位18に固定されるステータ42と、ステータ42間に形成された電磁気力によって回転するように配置されたロータ44とを備えて構成される。
ステータ42は、タブ10の後方においてタブ10の背面中央部位18にスクリュなどの締結手段で締結される。
ロータ44には、回転軸50の後端が結合されるシャフト結合穴46が形成される。
回転軸50は、タブ10の中央に形成された貫通穴10Cを貫通し、一端がスパイダ30のハブ部31に固定され、他端がロータ44の締結穴46に固定される。
回転軸50は、タブ10の貫通穴10Cに設置された複数個の軸受52に回転自在に支持される。
図1において、参照符号Aは、ドラム10に形成されたドラム拡張空間であり、参照符号Bは、タブ20に形成されたタブ拡張空間である。
なお、図1において、参照符号14は、洗剤の溶解されている洗濯水wまたは洗剤の溶解されていない洗濯水wをタブ10の内部に供給する給水装置であり、参照符号15は、タブ10中の汚れた洗濯水wまたは布mから脱水された水を洗濯機の外部に排水する排水装置である。
以下、上記のように構成された本発明の動作について説明する。
まず、図1に示すように、ドア7を開き、ドラム20の内部に洗濯物mを投入すると、洗濯物mはドラム20の内部空間に積載されるが、その一部はドラム拡張空間Aに積載されるので、このドラム拡張空間A分だけ洗濯物mをより多く投入できる。
洗濯すべき洗濯物mをドラム20の内部に投入し終えると、ドア7を閉じ、コントロールパネル8より洗い/すすぎ/脱水などの命令を入力すると、入力された命令によって洗濯機が作動する。
すなわち、洗い行程が入力された場合、給水装置14は洗濯水をタブ10の内部に給水し、タブ10の内側下部に給水された洗濯水はドラム20の通穴22を通ってドラム20の内部に流入し、洗濯物mをぬらす。
以降、タブ10の内側に所定水位まで給水されると、給水装置14の給水を中断すると共に、モータ40をオンさせ、回転軸を介してスパイダ30を回転させる。
スパイダ30の回転と共にドラム20が回転し、洗濯物mを上側に持ち上げてから落下させ、洗濯物mの汚れは水と洗剤の作用によって落とされる。
このような洗い行程が所定時間行われると、モータ30をオフさせると共に排水装置15を作動させ、汚染された洗濯水を外部に排水する。
以降、すすぎ行程が入力されると、洗い行程時と同様に、給水装置を作動させ、モータ40をオン/オフさせ、排水装置を作動させることで、洗濯物についた洗剤を除去する。続いて、脱水行程が入力されると、モータ40を高速に作動させ、洗濯物mに残った水分を高速に遠心脱水させる。
一方、上記のような洗い・すすぎ・脱水中に、洗濯物mが偏心される等の理由からドラム20が過振動すると、ドラム20の中でも特にドラム拡張部26がタブ10の背面部17側に近付き、衝突の可能性が高まるが、タブ10にもタブ拡張部19及びタブ拡張空間Bが設けられているため、衝突が全く発生しない、または、衝突が発生するとしても回数は最小限に抑えられる。
以下、図3乃至図10を参照しつつ、本発明の好適な他の実施例について説明する。
図3は、本発明の他の実施例によるドラム洗濯機の内部構成を示す断面図であり、図4は、図4のドラム、リフタ及びスパイダを示す断面図であり、図5及び図6は、図4の参考斜視図である。
なお、図7は、図4のドラムバックのみを示すもので、図5とは異なる角度から見た斜視図であり、図8は、図4のリフタを示す斜視図であり、図9は、図3のキャビネット後面に装着されるバックカバーを示す斜視図である。
本発明の他の実施例によれば、キャビネット20に支持され、一定角度傾斜して設置されるタブ100と、タブの内側に回転可能に設置され、ドラムフロント290、ドラムセンタ280及びドラムバック270で構成されるドラム200と、ドラムバック270の背面に装着されたスパイダ300と、タブの背面に装着された直結式モータと、を備えて構成される。
なお、ドラムバック270は全体的には鉢形状に形成され、底面のスパイダ対応領域が前方に凹んで形成され、スパイダ300がドラムバック270の外側に突出しないようになっている。
一方、ここで、ドラムバックは、円筒形状のドラムセンタの一側開口部と連結されてドラムの背面を形成する。したがって、ドラムの背面はドラムバックの背面を意味する。
そして、スパイダの装着されるドラムバック部分は、全体的にドラムセンタとスパイダとの間の間隔を減らすためにドラム内側に凹んで形成される。これは、全体的なドラム洗濯機の前後幅は固定されることを前提とし、よって、ドラムセンタとスパイダとの間隔も所定長さに固定しなければならないためである。
したがって、ドラムバック270は全体的に鉢形状にドラム拡張部を形成し、スパイダの装着部分は、このようなドラム拡張部の拡張領域を一定部分減少させることになる。
ここで、ドラムバック270を鉢形状にするのは、ドラム拡張部を最大限にするためである。したがって、ドラムセンタの内径とドラムセンタの一側開口部につながるドラムバック縁部の内径はほぼ同一であることが好ましい。
なお、ドラムバック縁部は、ドラムの中心軸と平行な所定長さの直線部を含むことが好ましい。もちろん、ドラムバック縁部とドラムバック背面はラウンド状につなぐことが好ましい。
ここで、ドラム200はステンレス材質(例;STS、SGCC、SGCH、SFCH、SECC)からなり、ドラムフロント290及びドラムセンタ280の厚さは0.5mmとし、ドラムバック270の厚さは1mmとする。
なお、ドラムバックの深さdとドラムバックの直径Dとの比率(d/D)は、0.08〜0.2とする。
また、ドラムバックの深さdとドラムセンタの長さL2との比率は、0.18〜0.36とし、ドラムフロントの長さL1:ドラムセンタの長さL2:ドラムバックの深さd(L1:L2:d)は、1:8.3:1.5〜1:9.7:2.7とする。
一方、ドラムフロント290はリング状にし、最小直径を持つドラムの開口部入口が最大直径を持つ外周縁よりも前方に位置し、この開口部入口と外周縁をつなぐ傾斜面上には、前方に凹入されたフォーミング部290aが備えられる。すなわち、傾斜面上にドラムフロント拡張部290aが備えられることによって全体的にドラム容量を増加させる。
また、ドラム200の内側にはリフタ230が備えられ、このリフタ230は、平面上で見ると、前方部が相対的に狭く、後方部に行くほど広くなる全体的に三角形状に形成される。
また、リフタは、前方から後方に至る中心部に沿って形成され、その幅が下部面の幅よりも狭い形態に下部面に対して突出して形成されるボール設置部230aと、このボール設置部両側の凹入部後方側に形成され、下部面からボール設置部上面に続くS字状の勾配面230bと、ボール設置部上に回転自在に設置されるボール231と、ボール設置部上に形成される洗濯水出入穴230cとを備えてなる。
勾配面230bは、ドラム回転時に落下する洗濯物が勾配面に沿ってドラム前方側に移動するように導き、洗濯物がドラム後方に集まる現象を緩和させる機能を担う。したがって、本発明のリフタ230は、凹入部及び勾配面の存在によって、ドラム内の空間を確保するとともに、洗濯物を案内しアンバランスを解消する効果を同時に奏することができる。
一方、キャビネット20の後面には、ドラム200後方への接近のための接近口を閉鎖するバックカバー600が備えられるが、このバックカバー600の上部領域にはバックカバー面積を両分した面積の50%以上の面積にわたってドラム後方に突出されるフォーミング部600aが備えられる。すなわち、フォーミング部600aは、従来に比べて顕著に広い面積を持つことになる。
一方、バックカバー600には、キャビネット20後面への締結に必要な締結穴及び支持爪などが備えられる。
そして、タブ後壁部には、本出願人による特許出願(大韓民国特許出願第10−2003−0086841号明細書)に開示された、円周方向に沿って蛇腹構造に形成された金属材質の軸受ハウジングBHが設置される。
上記のように構成されたドラム洗濯機用ドラム200において、大容量のドラム洗濯機の洗濯容量拡張と関連し、ドラムフロント290やドラムセンタ280側をなす金属母材の厚さは0.5mm、ドラムバック270側をなす金属母材の厚さは1mmとなるように構成されるべきであるが、その意味は次の通りである。
まず、金属母材(STS、SGCC、SGCH、SFCH、SECC)の厚さが0.5mmよりも小さいと、ドラムフロント290の成形時に金属材が裂けるという問題につながる恐れがある。
のみならず、厚さが0.5mmよりも小さいと、洗濯や乾燥中に衣類の金属性ボタンなどがドラムセンタ280にぶつかる場合、騒音が大きくなってしまう。
一方、ドラムバック270の厚さが厚い場合、材料費が上昇し、製造面では洗濯容量を拡張するための成形時にプレス圧が大きくならねばならない他、重さの増加によってドラム200の組み立てがより難しくなる。また、重さの増加分だけ、ドラム200を支持するドラム200とスパイダ300の締結部位、及び、スパイダ300に結合されるモータ軸にも大きい荷重がかかってしまう。
したがって、本発明のドラム洗濯機用ドラム200は、上記の問題点を解消できるように、金属母材の厚さを、ドラムフロント290及びドラムセンタ280側では0.5mmにし、ドラムバック270側では1mmにしなければならない。この0.5mm及び1mmという数値には当業界で認定される誤差範囲が考慮されていることはもちろんである。
次に、ドラムセンタ280の直径とドラムバック270の深さとの比率が持つ意味について説明する。
本発明のようにドラムバック270をプレスして深絞り(deep drawing)がなされるように作製する場合、金属母材の厚さは、成形に相当な影響を及ぼす。すなわち、プレシングは金属材の軟性を用いるがために、金属母材が薄いと、ドラムバック270の内側空間が拡張されるような所望の形態にすることができない。
一方、限定された大きさのキャビネット内部でドラム200の容積を増加させなければならないという点と、ドラム200をなすパートのうち、既存製品との共用化(例;洗濯容量13kgのドラム洗濯機との共用化)のためのパートであるドラムセンタ280の長さと、洗濯容量(例;洗濯容量15kgのドラム洗濯機)を増加させるために改善されるパートであるドラムバック270の拡張深さとの相互連関性を考慮すると、ドラムバック270は一定深さ以上に拡張される必要はあるものの、強度維持のために所定の深さを超過してはならない。
このため、本発明は、数多くの実験によって最適化され、ドラムバック270を最大深さに拡張しながらも強度を維持できる大容量ドラム洗濯機用ドラム構造を提供する。
これを満足させる範囲として、本発明は、ドラムバック270の深さdとドラムバックの直径との比率(d/D)は0.08〜0.2を提示する。こうすると、金属母材が裂けるのを防止しながら所望の強度を確保可能になる。
また、ドラムバック270の深さdとドラムセンタの長さL2との比率(d/L2)としては0.18〜0.36を提示し、安定化を図り、また、ドラムフロント290の長さL1:ドラムセンタ280の長さL2:ドラムバック270の深さd(L1:L2:d)は、1:8.3:1.5〜1:9.7:2.7とする。
すなわち、本発明の好適な実施例では、ドラムフロント290及びドラムセンタ用金属母材(STS)の厚さは0.5mm、ドラムバック270は1mmとし、また、ドラムセンタの内径は560mm、ドラムフロント290の長さは36mm、ドラムセンタ280の長さは328〜337mm、ドラムバックの最大深さは80mmとなる。
一方、上記の実施例に限定されず、フォーミング部24,240、ドラム拡張部26またはタブ拡張部19を2段付けにする、または、フォーミング部24,240やドラム拡張部26に強度補強ビーズなどが形成されても良い。
このように構成された本発明のドラム洗濯機は、ドラムフロントにフォーミング部が形成されており、既存のドラムフロントとは違い、前方に拡張された空間を持つことになる。すなわち、円周方向に沿って形成されたフォーミング部領域に追加空間が確保される。
また、ドラム内側に設置されるリフタの構造改善によってもドラム内に洗濯容量増加のための追加空間が確保されるが、これは、リフタのボール設置部両側の凹入部によって確保される。
すなわち、ボール設置部両側の凹入した空間分だけ、ドラム内部に追加空間の確保が可能になる。
特に、従来に比べてドラムバックの深さが増加することによって追加空間が容易に確保され、ドラムの直径が上記の実施例のように500mm以上である場合には、小さい深さ増加量が体積面では顕著な増加をもたらす。すなわち、ドラムバック内部の体積は、ドラムバックの断面積に深さdをかけたものであり、断面積は半径の自乗に円周率をかけたものであり、半径が非常に大きいためドラムバックの深さが少し増加しても実質的には大きい追加空間の確保が可能になるわけである。
このようにドラムフロント290、リフタ230、及びドラムバック270などから確保された追加空間によって、本発明のドラム洗濯機は外観サイズの増加なしでも既存の大容量洗濯機に比べてより大きい洗濯容量を確保可能である。
一方、ドラム洗濯機の外観のうち深さ部分においては、トッププレート9の洗濯機前後方向への長さが実質的な深さになるが、トッププレートは、キャビネットにトッププレートを結合させるブラケット締結のために一定寸法だけキャビネット後面よりも後方に突出する形態で設置される(図1参照)。
したがって、ドラムバックの深さを増加させた時、たとえキャビネット内側にはドラム、タブ及びモータが後方に拡張される余裕空間がなく、キャビネットとモータとの干渉を避けるためにキャビネット後面が後方に拡張されるとしても、拡張されるキャビネット後面がトッププレート後方を越えないと、ドラム洗濯機の全体的な外観サイズに変化はない。
一方、上記の実施例のようにドラムフロント、リフタ、ドラムバックなどのそれぞれにおける追加空間確保によって洗濯容量を増やすことが最も好ましいが、前述したように、トッププレートのキャビネット後方への突出によってキャビネットが後方に拡張される余裕があるので、実質的にはドラムバックの深さを増やすたけでもドラム洗濯機の製品外観サイズの変化なしに洗濯容量を増やすことができる。
以下、ドラム、特に、ドラムバック270の製造過程について、図10を参照しつつ説明する。
図10は、本発明の他の実施例によるドラムバックの製造過程を工程順に示す断面図である。同図において、まず、金属板材である母材(M)を用意した後、母材をプレス加工して全体的に鉢形状にする。このとき、底面の一定領域が前方に凹入されるようにフォーミングする段階を行う。
続いて、ドラムバック270をなす成形部以外の部分を除去するトリミング(trimming)段階を行い、底面の前方に凹入された部分以外の領域に複数個の穴270aを形成するピアシング(piercing)段階を行う。
この時、トリミング段階とピアシング段階は同時に行われることが好ましい。
そして、ピアシング段階では、底面の前方に凹入された部分に所定個数の締結穴が共に形成される。
一方、上記で凹入された部分以外の領域に形成される穴の直径は3mmとする。
トリミング及びピアシングの後に、ドラムバックに残留するバー(burr)を除去する。上記の過程で成形されたドラムバック270の内径は500〜600mmとなる。
本発明の一実施例によるドラム洗濯機の内部構成を示す断面図である。 図1に示すドラム及びタブを示す分解斜視図である。 本発明の他の実施例によるドラム洗濯機の内部構成を示す断面図である。 図3のドラム、リフタ及びスパイダを示す断面図である。 図4の参考斜視図である。 図4の参考斜視図である。 図4のドラムバックのみを示す斜視図で、図5とは異なる角度から見た斜視図である。 図4のリフタを示す斜視図である。 図3のキャビネット背面に装着されるバックカバーを示す斜視図である。 本発明の他の実施例によるドラムバックの製造過程を説明するためのもので、工程順に示す断面図である。

Claims (13)

  1. モータと、洗濯物が収容され、筒形状のドラムセンタと該ドラムセンタの一側に形成された開口部と連結されて前記ドラムの背面を形成するドラムバックとを含んでなるドラムと、前記ドラムの背面に装着されるコネクタ、前記ドラム内に設けられるリフタ、内部に回転可能に設けられるドラムを有するタブ及び前記コネクタに連結されて前記モータの回転力を前記ドラムに伝達する回転軸と、を備えるドラム洗濯機であって、
    前記ドラムバックは、前記ドラムセンタの前記開口部から前記ドラム外側に拡張されるドラム拡張部を備え、
    前記コネクタが装着される前記ドラムバックの部分は、前記ドラムセンタと前記コネクタとの間隔を縮めるために前記ドラム内側に凹入され、
    前記ドラムセンタの内径は、前記ドラムの一側に形成される開口部と連結される前記ドラムバック縁部の内径と同一であり、前記ドラムバックの前記内側縁部は、前記ドラムの中心軸と平行な所定長さの前記ドラムセンタと同じ内径の直線部を含み、且つ前記ドラムバックの前記リフタとは反対側にコネクタを締結するために前記ドラムバックの凹入部分に複数個の締結穴が形成され、これにより前記リフタ間に前記ドラム拡張部が形成されたドラムを有して外観サイズの増加なしで大きい洗濯容量を確保されている、
    前記ドラムバック周縁と前記ドラムバック背面は、ラウンド状につながっており、
    前記ドラム内側には、全体的な形状が前方部から後方部に行くほど広くなる三角形状のリフタが備えられ、
    前記リフタは、
    前方から後方に至る中心部に沿って形成され、その幅が下部面幅に比べて狭い形態に前記下部面に対して突出して形成されるボール設置部と、
    前記ボール設置部の両側後方に形成され、前記下部面から前記ボール設置部上面にまで連結されるS字状の勾配面と、
    前記ボール設置部上に回転自在に設置されるボールと、
    前記ボール設置部上に形成される洗濯水出入穴と、
    を備えてなる、
    ことを特徴とするドラム洗濯機。
  2. 前記コネクタは、放射状に複数個の脚部を持つスパイダであることを特徴とする、請求項1に記載のドラム洗濯機。
  3. 内部に前記ドラムが回転可能に備えられ、背面部に前記回転軸が貫通され、前記背面部の一部は後方に拡張されてタブ拡張部が形成されたタブをさらに備えることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  4. 前記タブの背面部には前記モータが装着されて前記回転軸と連結され、前記タブ拡張部は、前記タブの背面部のうち、前記モータの装着されない部分が後方に拡張されて形成されることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  5. 前記ドラムと前記タブは、前記ドラム洗濯機の底面に対して一定角度傾斜して設置されることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  6. 前記ドラムはステンレス材質からなり、ドラムフロント及びドラムセンタの厚さは0.5mmであり、前記ドラムバックの厚さは1mmであることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  7. 前記ドラムバックの深さとドラムバックの直径の比率は、0.08〜0.2であることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  8. 前記ドラムバックの深さとドラムセンタの長さの比率は、0.18〜0.36であることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  9. 前記ドラムフロントの長さ:ドラムセンタの長さ:ドラムバックの深さは、1:8.3:1.5〜1:9.7:2.7であることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  10. 前記ドラムセンタの内径は、500〜600mmに形成されることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  11. 外観を形成するキャビネットと、
    前記キャビネット後面から前記ドラム後方への接近のための接近口を閉鎖し、上部領域に後方に突出された突出部が形成されたバックカバーをさらに備えることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  12. 前記ドラムは、前記ドラムセンタと連結されて前記ドラムの開口部をなすドラムフロントをさらに備え、
    前記ドラムフロントは、前方最小内径部、後方最大内径部、及び、前記前方最小内径部と後方最大内径部とをつなぐ傾斜部を備えることを特徴とする、請求項に記載のドラム洗濯機。
  13. 前記傾斜部には、前方に拡張されたドラムフロント拡張部が形成されることを特徴とする、請求項12に記載のドラム洗濯機。
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