JP5265612B2 - 自動給餌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動給餌装置に係り、特に、トレイに餌を供給する給餌時間を設定可能な自動給餌装置に関する。
家を留守にするとき等に、犬等に餌を自動的に与えることができる装置がいくつか考えられている。例えば、特許文献1には、ペット用の自動給餌装置として、ケース内に複数の傾斜板で形成され餌が収納されるホッパと、ホッパの下部開口部下方に配設され、スリットが形成された中空状の回転ドラムと、後方側の傾斜面が回転ドラムの下方に位置し前方側の皿部がケースの前方に延在するトレイと、カバーの内側に配設されモータによって回転ドラムを所定時刻に所定回数回転させうる電気タイマーとを備える構成が述べられている。これによって、タイマーによって設定された時刻に、設定された回転数で規定される餌の量がトレイに自動的に収容され、これを犬が食べることができると述べられている。
また、特許文献2には、ペット用給餌水装置として、給餌部は、餌を収納するホッパーと、給餌口に設置された餌トレーへホッパー内の餌を自動排出する供給手段を備え、給水部は、水を貯留しておくタンクと、給水口に設置された水トレーへ自動給水する給水手段を備えることが述べられている。ここで、何時にどの程度の餌量を与えるかを制御部の操作部で設定し、後は設定時間になると、例えば開閉弁の開閉時間制御で一定量の餌を排出するような供給手段によって餌トレーには一定量の餌が供給され、また水トレーには常に適量の水が満たされるように給水手段から水が供給されると述べられている。
特開平8−140516号公報 特開2002−65093号公報
上記のように、自動給餌装置としてはタイマを用いて決まった時間になれば餌が自動的出てくるものがある。これらは、犬等が餌を食べるかどうかに関係なく自動的に餌が出てきてしまうので、餌を食べないとき等はそのまま放置されることになる。これを防ぐため、例えば犬等を教育して、ペダル等を踏んだときに餌が出るようにすることも考えられる。この場合には、犬等がペダル等を踏むたびに餌が出てきてしまうので、規則正しい給餌とならない。
また、上記特許文献に見るように、給餌の自動化には電気的なタイマ、電気的に作動する供給装置等を用いており、電源を要する。この場合、停電、あるいは電池が切れると、給餌ができなくなる。
本発明の目的は、タイマが働いて給餌時間となり、そこでペダル等を踏むと初めて餌が出てくるが、タイマが働いていないときにペダル等を踏んでも餌が出てこない自動給餌装置を提供することである。他の目的は、電池も含めた電源を用いる必要がない自動給餌装置を提供することである。以下の手段は、これらの目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係る自動給餌装置は、トレイに餌を供給する給餌時間を設定可能で、設定された給餌時間になると出力軸が移動するタイマと、タイマの出力軸の移動によって軸方向に突き出すように移動可能なプッシャと、餌を収納してトレイ側に導いて供給するホッパと、ホッパ側とトレイ側との間に配置され、周方向に仕切りを形成する複数の羽根を有し、回転軸周りに回転可能な羽根車と、羽根車に設けられるロックピンと係合することで羽根車を停止状態とするロック位置と、ロックピンとの係合を解除することで羽根車を回転可能状態とするロック解除位置との間で、羽根車に対する位置を変更するロックアームと、ロックアームをロック位置でホールドするホールド位置と、ロックアームをロック位置からロック解除位置とするリセット位置との間で、ロックアームに対する位置を変更でき、通常は支持点と重心との間の偏心による復帰力によってプッシャを押し戻しながらロック位置にあるロックアームと接触してホールド位置を取り、プッシャの突き出しによってロックアームから離間するリセット位置に移動するロックリセッタと、設定された給餌時間となってタイマのプッシャの出力軸が突き出てロックリセッタがリセット位置に移動し、ロックリセッタがリセット位置に移動することでロックアームが解除位置を取り、これによって羽根車が回転可能となったときに、ホッパからの餌の自重によって回転する羽根車によって供給される餌を受け止めるバスケットと、供給される餌の自重によって重力方向に移動するバスケットの移動とともに移動し、その移動量が予め任意に設定された給餌量に対応する移動量となるときに、ロックアームを押しまたは引っ張って、ロック解除位置から強制的にロック位置に移動させ、羽根車を停止させるロックセッタと、バスケットに設けられ、トレイに向けて開閉可能な開閉部と、踏込まれることで、開閉部を移動させてトレイに向けて開状態とするペダルと、を備え、ホッパは、V字溝形状を有し、重力方向に傾斜する餌供給路を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る自動給餌装置において、ホッパは、餌供給路から滑り落ちてくる餌が羽根車から行過ぎないように受け止めるための受止壁であって、固定面からバネを介して浮動的に餌を受け止める浮動受止壁を含むことが好ましい。
また、本発明に係る自動給餌装置において、タイマは、設定された給餌時間になると出力軸を振動させる振動出力型タイマであり、浮動受止壁は、ロックリセッタに接触する接触部を有し、タイマの出力軸の振動がプッシャを介して伝達されてロックリセッタが振動するときは、その振動によって加振される加振浮動受止壁であることが好ましい。
上記構成により、自動給餌装置は、タイマによって設定された給餌時間となると、ロックリセッタがリセット位置に移動して、ロックアームが解除位置を取り、これによって羽根車が回転可能となり、ホッパからの餌の自重によって羽根車が回転し、バスケットに餌が供給される。そして、供給される餌が予め任意に設定された給餌量に対応する移動量となると、ロックセッタによって羽根車が停止する。そして、ペダルが踏込まれると、バスケットの開閉部が開状態となって、トレイに餌が落ちることになる。
このように、タイマが給餌時間になると初めてバスケットに餌が供給されるので、それ以前にペダルを踏んでも餌はトレイに供給されてこない。タイマが給餌時間になってからペダルを踏むことで、初めて餌がトレイに出てくる。また、バスケットに予め定めた給餌量が供給されるとそこで羽根車が停止して、次のタイマの給餌時間になるまで、餌の供給がなされない。
また、羽根車の回転は落下してくる餌の自重によって行われ、特別な駆動装置を要しない。また、羽根車の回転を規制するロックアーム、ロックアームの状態を規制するロックセッタ、ロックリセッタ等は、突き出し、係合、自重、接触、押し、引っ張り、踏み込み等、すべて機械的な機構によって作動する。ここでタイマをゼンマイ式等とすれば、電池を含む電源を全く用いることなく作動させることができる。
また、自動給餌装置において、ホッパは、V字溝形状を有し、重力方向に傾斜する餌供給路を含む。これによって餌詰まりの作動不良を減少させることができる。
また、自動給餌装置において、タイマは、設定された給餌時間になると出力軸を振動させる振動出力型タイマであり、浮動受止壁は、ロックリセッタに接触する接触部を有し、タイマの出力軸の振動がプッシャを介して伝達されてロックリセッタが振動するときは、その振動によって加振される加振浮動受止壁である。これによって餌詰まりの作動不良を減少させることができる。
本発明に係る実施の形態における自動給餌装置の外観を説明する図である。 本発明に係る実施の形態における自動給餌装置の内部構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態における自動給餌装置のホッパと浮動受止壁の詳細である。 本発明に係る実施の形態における自動給餌装置の動作を説明するために、初期状態を示す図である。 図4の初期状態からタイマが給餌時間になったときの様子を説明する図である。 図5に続いて、ロックアームが解除状態となって羽根車が回転し、バスケットに餌が供給される様子を説明する図である。 比較のためのホッパと受止壁の例である。 本発明に係る実施の形態と比較例について作動不良率をまとめた図である。 図6の後、所定の給餌量が供給されてロックアームがロック状態になり、羽根車が回転停止する様子を説明する図である。 図9の後、ペダルが踏み込まれて餌がトレイに供給される様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態における自動給餌装置の動作に関するタイムチャートである。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、犬に対する自動給餌装置を説明するが、定期的に餌を供給する必要のある動物であればよく、犬以外のペット等であってもよい。例えば、猫、豚、馬、牛等でもよく、鳥類であってもよい。以下では、餌として固形粒状のペットフードを説明するが、羽根車を用いて連続供給可能なものであれば、形状等を問わない。
また、以下では、タイマとしてゼンマイで出力軸を振動させる機械式タイマを説明するが、これは自動給餌装置の全構成要素を機械式として、電池を含めて電源を一切用いない例として説明するためのものである。現在では機械式タイマの方が電池駆動式タイマ等に比べむしろ高価で大型となっているので、消費電力が少なく、電池切れが長期間に渡って生じず、犬等にとっても安全であるものであれば、電池駆動式タイマを用いてもよい。
以下で用いる機構の形状、寸法、材質等は、説明のための例示であり、自動給餌装置の仕様等に応じ、適宜変更が可能である。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、自動給餌装置10の外観を説明する図である。ここでは、餌を定期的に与える対象として、飼犬8が示されている。自動給餌装置10は、概略が丸みを帯びた直方体の形状を有し、上部に餌を投入するための開口を有する筐体部12と、その上部開口を覆うための蓋部14とを有する。
筐体部12の周壁の一部が切り欠かれていて、そこから外側に延びるトレイ20は、後述するように、筐体部12の内部において供給される餌を受け止める傾斜面を有する受け皿である。トレイ20の傾斜面は、筐体部12の内部側が高く、外部側が低く設定され、筐体部12の内部側から外部側に向かって餌が滑り落ちてくるように適当な傾斜角度に設定される。
トレイ20の先端の餌溜部16は、トレイ傾斜面を滑り落ちてくる餌をここで受け止めて溜める機能を有するくぼみである。このくぼみの大きさは、一般的な飼犬用の餌皿と同様とすることがよい。
筐体部12の周壁の一部の切り欠きからトレイ20と並んで外側に延びるペダル18は、飼犬8がその脚で踏み込むことができる大きさの踏込手段である。このペダル18は、飼犬8によって踏み込まれると、後述するように筐体部12の内部のバスケットに既に餌が供給されているときには、その餌がバスケットからトレイ20に落下し、上記のようにトレイ20の傾斜面を滑り落ちて餌溜部16に供給されるという機能を有する。
筐体部12の周壁に設けられるタイマ22は、トレイ20に餌を供給する給餌時間を設定可能なゼンマイ式の時間設定装置である。例えば、手回しダイヤルの針先を希望の設定時間に合せると、そのときからゼンマイによって計時機構が動作し、手回しダイヤルの針先が原点に向かって進行し、設定時間が経過すると手回しダイヤルの針先がちょうど原点となり、そのときに、例えば打鐘する等で設定時間になったことを知らせるものを用いることができる。タイマ22は、飼犬8に定期的に給餌するためのものであるので、時間精度はあまり高くなくてもよい。飼犬8に給餌するのは、1日に1回から数回であるので、タイマ22は、1時間刻みのタイマであっても十分である。
筐体部12の周壁に設けられる給餌量設定部24は、1回に給餌する餌の量を設定する操作部である。ここでは、目盛付の手回しネジを用いることができる。例えば、1回転ごとに10gの給餌量となるように設定されている場合、1回当たり50gの餌を与えたい場合、この手回しネジを5回、回転させればよい。
図2は、自動給餌装置10の筐体部12の内部の機構構成を説明する図である。自動給餌装置10の機構構成としては、図1で述べたペダル18、トレイ20、タイマ22、給餌量設定部24の他に、ホッパ30、プッシャ42、ロックアーム50、ロックリセッタ44、ロックセッタ70、羽根車60、バスケット100、バスケット100に設けられる開閉部110等が含まれる。なお、各要素は、筐体部12に固定され、あるいは移動可能に保持されるが、特に断らない限り、これらの固定部、保持部の説明を省略する。
ホッパ30は、図1で説明した蓋部14を開けて、餌を投入し、その投入した餌が、自動給餌装置10の上方から下方に移動して羽根車60まで到達させるための餌落下装置である。つまり、ホッパ30は、餌を収納してトレイ20側である羽根車60に導いて供給するための餌送り部としての機能を有する。
ホッパ30は、筐体部12の内部に適当に設けられた仕切壁13の間に、数段の滑り溝31,32を傾斜させながら、交互に折り返すように配置して構成される。図2では、2段の滑り溝31,32が示されているが、勿論、3段以上であってもよく、場合によっては1段の滑り溝としてもよい。
滑り溝31,32は、餌供給路の機能を有し、水平面に対し、20度から30度程度の角度の傾斜で配置される樋形状の部材である。例えば、プラスチックパイプを軸方向に割って、パイプの内径を溝として利用することができる。この場合には、滑り溝の軸方向に垂直な方向の溝形状が半円形状あるいは部分円形状となる。半円形状、部分円形状以外の断面形状を用いることもできる。例えばU字形状、V字形状、箱溝形状等を用いてもよい。
タイマ22の一部である出力軸40は、タイマ22が設定された給餌時間になると移動する軸のことである。この出力軸40は、例えば、設定時間になると鐘を鳴らすタイマの場合、鐘を打つハンマがあるが、そのハンマをそのまま用いることができる。この打鐘型タイマの場合、出力軸40は、鐘を鳴らすために、例えば左右に振動するように往復移動を繰り返す。
プッシャ42は、タイマ22の出力軸40の移動によって軸方向に突き出すように移動可能な軸部材である。図2に示されるように、プッシャ42は細長い円環状の案内部材によって軸方向に移動可能に保持されている。プッシャ42の軸方向の一方端は、タイマ22の出力軸40に向かい合い、他方端43は、ロックリセッタ44の側面に接触する。
ロックリセッタ44は、筐体部12に設けられる支持点46にぶら下がって支持される細長い部材である。ロックリセッタ44は、次に説明するロックアーム50のロック状態を解除する機能、すなわちロックをリセットする機能を有する。その詳細は後述する。
ロックリセッタ44の支持点46は、上記のように、ロックリセッタ44を筐体部12に回転自在に支持する点であるが、具体的には、筐体部12に設けられる軸に対応する回転支持穴である。逆にロックリセッタ44に回転軸を設け、筐体部12に回転支持穴を設けてもよい。支持点46は、ロックリセッタ44の軸方向の中央位置よりも高い位置に設けられる。すなわち、支持点46は、ロックリセッタ44の重心位置と異なる位置に設定される。これによって、支持点46と図示されていない重心位置との間の偏心による復帰力によって、ロックリセッタ44は、支持点46からその長手方向が重力方向に平行となろうとする。したがって、支持点46から重力方向に平行にぶら下がって支持される状態が、ロックリセッタ44の通常の状態である。
ロックリセッタ44の側面は、プッシャ42の他方端43と接触する面である。したがって、筐体部12に対するロックリセッタ44の位置と、プッシャ42の位置との間には、以下のような密接な関係がある。
すなわち、タイマ22の出力軸40が静止している通常状態においては、プッシャ42は出力軸40からの作用を受けない。一方、ロックリセッタ44は、上記の復帰力によって、その長手方向が重力方向に平行になっている。したがって、プッシャ42は、ロックリセッタ44の側に突き出ていても、ロックリセッタ44の支持点と重心との間の偏心による復帰力によって、タイマ22の出力軸40の側に押し戻される。すなわち、タイマ22の出力軸40が静止している通常状態においては、ロックリセッタ44は、その長手方向が重力方向に平行で、プッシャ42の他方端43は、そのロックリセッタ44の重力方向に平行な側面にちょうど垂直となるように接触している。
一方、タイマ22の出力軸40が振動すると、その振動によってプッシャ42は軸方向に沿って移動して案内部から突き出て、ロックリセッタ44を押す。このように、ロックリセッタ44は、自分の自重による復帰力に基く通常位置と、プッシャ42に押された位置との間で、位置を変更する機能を有する部材である。
ロックリセッタ44の支持点46とは反対側の先端部48は、ロックアーム50の上部先端部54と接触する部分である。上記のように、ロックリセッタ44は、支持点46を回転中心として回転可能に支持されているので、この先端部48がプッシャ42の突き出しによって押されるときは、ロックアーム50の上部先端部54からこの先端部48が離間する。このように、ロックリセッタ44は、ロックアーム50との関係では、先端部48がロックアーム50と接触している位置と、ロックアーム50と離間している位置との間で位置を変更する部材でもある。
ロックアーム50は、筐体部12に設けられる支持点52を挟んで水平方向に延びる細長い板部材である。ロックアーム50は、羽根車60の回転を停止させる機能、すなわち、羽根車60の作動をロックする機能を有する。このロックが解除されることで羽根車60は回転をすることが可能となる。なお、ロック解除は、上記のロックリセッタ44との協働によって行われ、ロックが解除されたときに再びロック状態とするのは、ロックセッタ70との協働によって行われる。これらの協働の詳細は後述する。
ロックアーム50の支持点52は、上記のように、ロックアーム50を筐体部12に回転自在に支持する点であるが、具体的には、筐体部12に設けられる軸に対応する回転支持穴である。逆にロックアーム50に回転軸を設け、筐体部12に回転支持穴を設けてもよい。
ロックアーム50の末端部に設けられる重り部53は、ロックアーム50の重心位置を末端部側に持ってくる機能を有する部分である。具体的には、ロックアーム50の末端部に比重の大きい金属等を埋め込んでもよく、あるいは、ロックアーム50の末端部に重りそのものをぶら下げてもよい。この重り部53の作用によって、ロックアーム50は、支持点52を中心に、末端部側を下げる方向に回転しようとする。
ロックアーム50の支持点52を挟んで末端部と反対側は、ロックアーム50の先端部である。ロックアーム50の先端部に設けられる上部先端部54は、上記のようにロックリセッタ44の先端部48と接触する部分である。上記のように、ロックアーム50は、支持点52の周りに回転自在に支持され、重り部53の機能によって末端部を下げるように回転しようとしている。換言すれば、ロックアーム50は、支持点52の周りに先端部を上げる方向に回転しようとしている。ロックリセッタ44は、このロックアーム50の上部先端部54に接触しているので、ロックアーム50の支持点52回りの回転を拘束する機能を有していることになる。
ロックアーム50の先端部に設けられる下部先端部56は、羽根車60のロックピン68と係合する部分である。この係合によって、羽根車60の回転方向が規制される。図2から分かるように、ホッパ30の滑り溝32から餌が羽根車60に向かって落下するときに羽根車60が回転しようとする方向は、このロックピン68が下部先端部56によって規制される方向である。したがって、ロックアーム50がロックピン68と係合するときは、仮に餌が羽根車60に向かって供給されても、羽根車60は回転できず停止状態のままである。つまり、ロックアーム50の下部先端部56が羽根車60のロックピン68と係合するときは、羽根車60の作動がロックされる。ロックアーム50は、このように羽根車60の回転をロックする機能を有する。
ロックアーム50における支持点52、上部先端部54、下部先端部56の位置と形状は、ロックリセッタ44の先端部48とロックアーム50の上部先端部54とが接触しているときに、羽根車60のロックピン68とロックアーム50の下部先端部56とが係合するように、正確に設定される。
ロックアーム50の先端部に設けられるガイド穴58は、支持点52を円弧の中心とする円弧状長穴である。このガイド穴58は、ロックセッタ70の先端部に設けられるセットピン76を受け入れる穴である。ロックアーム50は、上記のように支持点52の周りに回転可能であるが、その回転範囲はこのガイド穴58の範囲で定められる。また、ロックセッタ70の移動によってセットピン76がこのガイド穴58の中を移動して端部まで来ると、このセットピン76の移動によってロックアーム50は押され、あるいは引っ張られて、支持点52の周りに回転する。これによってロックアーム50のロックセットがなされるが、その詳細は後述する。
ここで、羽根車60の説明の前に、ロックアーム50とロックリセッタ44の関係を説明する。上記のように、タイマ22の出力軸40が静止している通常の場合には、プッシャ42は出力軸40の振動によって突き出すことがないので、ロックリセッタ44はその自重によって支持点46から重力方向に平行にぶら下がった状態となる。そして、上記のように、ロックリセッタ44の先端部48は、ロックアーム50の上部先端部54に接触している。
このとき、上記のように、ロックアーム50の下部先端部56は、羽根車60のロックピン68と係合し、羽根車60が回転しないようにその作動をロックしている。つまり、ロックアーム50は、ロック位置にある。一方ロックアーム50は、重り部53の作用によって、上部先端部54を上方側に移動する方向に回転しようとしている。つまり、何もなければ、重り部53の作用によって、ロックアーム50はロック位置から外れようとしている。ここで、上記のように、ロックリセッタの先端部48がロックアーム50の上部先端部54に接触しているので、ロックアーム50のこのロック位置から外れようとする動きが拘束されていることになる。
すなわち、ロックアーム50が重り部53の作用によって支持点52周りに上方側に移動しようとする動きによって、ロックリセッタ44の先端部48とロックアーム50の上部先端部54とは、相互に押し合っている関係となっている。これによって、タイマ22の出力軸40が静止している通常の場合には、ロックリセッタ44は、ロックアーム50をロック位置でホールドする機能を有している。そこで、ロックリセッタ44の通常の場合の位置、すなわち、その長手方向が、支持点46から重力方向に平行となる位置を、ロックアーム50のロック位置をホールドするホールド位置と呼ぶことができる。
ここで、タイマ22が給餌時間に達し、出力軸40が振動すると、プッシャ42がロックリセッタ44の側に突き出す。そして、ロックリセッタ44の先端部48とロックアーム50の上部先端部54の接触部における摩擦力に対して、プッシャ42の突き出し力を大きくなるように設定することで、プッシャ42は、ロックリセッタ44を支持点46周りに回転させる。このようにして、ロックリセッタ44の先端部48がロックアーム50の上部先端部54から離間する。この離間によって、ロックアーム50は重り部53の作用によって、支持点52の周りに回転可能となる。そしてロックアーム50が支持点52の周りに回転することで、ロックアーム50の下部先端部56と羽根車60のロックピン68の間の係合が解除される。これによって羽根車60は回転可能となる。
このように、タイマ22が給餌時間に達し、その出力軸40が振動するときは、ロックリセッタ44は、ホールド位置から、その先端部48がロックアーム50の上部先端部54から離間する位置に移動する。この位置の移動によって、ロックアーム50は、ロック位置から、その下部先端部56が羽根車60のロックピン68との係合を解除する位置に移動する。このロックアーム50がロック位置から移動した位置をロック解除位置と呼ぶことにすると、これに対応するロックリセッタ44の位置をリセット位置と呼ぶことができる。
すなわち、ロックアーム50は、羽根車60に設けられるロックピン68と係合することで羽根車60を停止状態とするロック位置と、ロックピン68との係合を解除することで羽根車60を回転可能状態とするロック解除位置との間で、羽根車60に対する位置を変更できる部材である。
また、ロックリセッタ44は、ロックアーム50をロック位置でホールドするホールド位置と、ロックアーム50をロック位置からロック解除位置とするリセット位置との間で、ロックアーム50に対する位置を変更できる部材であるといえる。
このように、タイマ22が給餌時間に達してなくて、その出力軸40が静止している通常のときは、ロックリセッタ44はホールド位置にあり、ロックアーム50はロック位置にある。そして、タイマ22が給餌時間に達して、その出力軸40が振動するときは、ロックリセッタ44はリセット位置に移動し、ロックアーム50はロック解除位置に移動する。
次に、羽根車60は、ホッパ30側とトレイ20側との間に配置され、回転軸62の回りに回転可能で、周方向に仕切りを形成する複数の羽根64を有する回転体である。
羽根車60の回転軸62は、筐体部12に設けられる適当な回転軸受部によって回転自在に支持される軸である。回転軸62の位置は、ホッパ30の最も下側に設けられる滑り溝32の先端の餌落下口の真下の位置よりもずれた位置に設定される。すなわち、水車の場合で説明すると、水車の外周の接線方向に水が落ちるようになっていると同様に、滑り溝32の先端の餌落下口から落ちてくる餌を、羽根車60の外周の接線方向で羽根64が受けることができるように、回転軸62の位置が設定される。
複数の羽根64は、回転軸62に取り付けられたドラムから外周側に向かって放射状に突き出すように配置された板材である。羽根64は、ドラムの周方向に均等な間隔で複数枚配置される。図2の例では7枚の羽根64であるが、勿論、これ以外の枚数であっても構わない。回転軸62には、複数の羽根64の両側にそれぞれ配置される円板が取り付けられる。この両側円板と、ドラムの外周と、複数の羽根64によって、羽根車60の周方向に複数の仕切り空間が形成される。この仕切り空間が餌を受け止める空間となる。
ロックピン68は、ロックアーム50と協働して、ロックアーム50がロック位置にあるときに羽根車60を回転させずに停止位置に保持する機能を有するピンである。ロックアーム50がロック解除位置となると、ロックアーム50の下部先端部56とロックピン68との係合が外れて羽根車60が回転可能となる。上記のように、滑り溝32の先端の餌落下口から落ちてくる餌は、羽根車60の外周の接線方向で羽根64が受けるので、ちょうど水車が落下水を受けて回転するように、羽根車60は落下する餌の自重によって回転する。つまり、羽根車60の回転には特別なモータ等を要しない。
ロックピン68は、回転軸62に取り付けられたピン配置用円板に複数配置されるピンである。ロックピン68は、回転軸62を中心とする所定の半径の配置円の周方向に沿って、均等な間隔で配置される。配置円の半径は、ロックアーム50の下部先端部56がちょうどロックピン68と係合するように設定される。図2では7個のロックピン68が配置されているが、羽根64の数と同様に、これ以外の数であってもよい。羽根64の数とロックピン68の数とは、同じでなくてもよい。
ロックピン68の配置は、羽根64の配置との関係を考慮して設定される。すなわち、ロックピン68がロックアーム50の下部先端部56と係合するときに、ホッパ30の最下段の滑り溝32の餌落下口のほぼ真下に来る羽根64が、水平位置からやや上方を向くような関係に設定される。このようにすることで、羽根車60が停止位置にあるときに、滑り溝32の餌落下口から落ちてくる餌が、羽根64で受け止められ、バスケット100の方に行かないようにできる。
ホッパ30の最下段の滑り溝32の餌落下口に向かい合って配置される受止壁130は、滑り溝32を滑り落ちて餌落下口から吐出される餌を受け止めて、その流れを下方に向ける機能を有する壁部材である。受止壁130の配置は、羽根車60が停止位置にあるときに、滑り溝32の餌落下口の真下に配置される羽根64の先端との隙間が、粒状の餌の最小寸法よりも狭くなるように設定される。これによって、羽根64の先端と受止壁130との間の隙間を通って餌がバスケット100に流れることを防止できる。
図3は、ホッパ30と受止壁130の詳細な構成を説明する図である。図3の中央の図は、図2におけるホッパ30と受止壁130の周辺部分を抜きだした図で、中央の図に対しその右側の図は、ホッパ30の滑り溝31,32の断面図を示し、中央の図に対しその左側の図は、受止壁130を羽根車60側から見た図である。
ホッパ30の上段側の滑り溝31は、上記のように、プラスチックパイプを軸方向に割って、パイプの内径Rを溝として利用するもので、滑り溝31の軸方向に垂直な方向の溝形状は、半径Rの円の部分である部分円形状である。最下段の滑り溝32は、図3に示されるように、滑り溝32の軸方向に垂直な方向の溝形状がV字形状である。寸法の一例を述べると、図3で示す溝幅W=50mm、溝高さH=20mmとすることができる。なお、この寸法は一例であって、餌6の供給量等によって、適宜設定が可能である。
このように、最下段の滑り溝32を部分円形状の断面を有するものでなく、V字形状の断面を有するものとすることで、後述のように、餌6が受止壁130と滑り溝32との間の空間、受止溝と羽根車60の羽根64との間の空間に詰まる作動不良を減らすことが出来る。
受止壁130は、餌を受け止める正面壁部132と、筐体部12と一体化した固定面134と、正面壁部132と固定面134との間に配置される主支持バネ136と、ロックリセッタ44の支持点46側に配置される振動バネ138と、振動バネ138の配置位置の近傍で正面壁部132に取付けられ、ロックリセッタ44の側面に接触する接触子140を含んで構成される。
ここで、主支持バネ136は、滑り溝32の餌落下口の正面に向かい合う位置に配置され、滑り溝32の餌落下口から吐出される餌6が正面壁部132に衝突するときに、これを弾性力で受け止める機能を有する。このように、正面壁部132は、固定面134に対し、主支持バネ136を介して、弾性的に移動する。つまり、正面壁部132は、固定面134から主支持バネ136を介して浮動的に餌を受け止める機能を有するので、浮動受止壁と呼ぶことができる。このように、受止壁130を浮動受止壁構造とすることで、餌詰まりの作動不良を大幅に減らすことが出来る。
振動バネ138は、主支持バネ136に比べるとバネ定数が小さく弱いバネで、ロックリセッタ44の動きに応じて正面壁部132を振動させる機能を有する。上記のように、タイマ22は、設定された給餌時間になると出力軸40を振動させ、これによってプッシャ42はロックリセッタ44の側に突き出る。ロックリセッタ44は、自重による復帰力を有するので、その側面はプッシャ42の他方端43と常に接触している。したがって、出力軸40の振動は、プッシャ42を介してロックリセッタ44に伝えられるので、ロックリセッタ44は、ホールド位置からリセット位置に振動しながら移動していることになる。このロックリセッタ44の振動は、接触子140を介して正面壁部132に伝達される。
上記のように、ロックリセッタ44がリセット位置に移動することで、ロックアーム50はロック位置からロック解除位置に移動し、これにより羽根車60が回転を始める。これによって、餌6が滑り溝32の餌落下口から吐出されて正面壁部132に衝突する。振動バネ138は、このときに、ロックリセッタ44の振動に応じて、正面壁部132を加振させることができる。このように、正面壁部132を加振構造とすることで餌詰まりの作動不良を大幅に減らすことが出来る。
再び図2に戻り、受止壁130の下方に配置される第2受止壁120は、羽根車60が回転して餌をバスケット100の側に流すときに、バスケット100から外れないようにする機能を有する壁部材である。
バスケット100は、羽根車60が回転可能となったときに、ホッパ30からの餌の自重によって回転する羽根車60によって供給される餌を受け止める容器である。バスケット100は、羽根車60に向かい合う上方に上部開口部102を有する。また、トレイ20に向かい合う底部には、排出口104を有する。底部の形状は、落下してくる餌を排出口104の近くに集めるように、傾斜または勾配を有することが好ましい。図2の例では、丸く下部に突き出る形状を有する底部が示されている。
バスケット100に取り付けられる開閉部110は、閉状態でバスケット100の排出口104を覆い、開状態で排出口104をトレイ20の側に露出させる機能を有する可動蓋部材である。バスケット100に設けられる回転軸106は、開閉部110を回転可能に支持する軸部材である。この場合には、開閉部110に回転軸106に対応する支持穴が設けられる。逆に、回転軸を開閉部110に設け、バスケット100に支持穴を設けるものとしてもよい。
バスケット100に設けられる支持軸72,74は、2つのリンク部材82,84の一方端が回転自在に接続される2つのリンク点に相当する部材である。
2つのリンク部材82,84は、それぞれ両端に回転穴が設けられる細長い板部材である。リンク部材82の一方端の回転穴は、バスケット100の支持軸72に回転自在に接続され、他方端の回転穴は、筐体部12の支持軸86に回転自在に接続される。同様に、リンク部材84の一方端の回転穴は、バスケット100の支持軸74に回転自在に接続され、他方端の回転穴は、筐体部12の支持軸88に回転自在に接続される。
リンク部材82の両端における回転穴の間の穴間距離は、リンク部材84の両端における回転穴の間の穴間距離と同じに設定される。また、バスケット100における支持軸72,74の間の軸間距離は、筐体部12における支持軸86,88の間の軸間距離と同じに設定される。したがって、4つの支持軸72,74,86,88によって平行四辺形が形成され、バスケット100に餌が供給されることでバスケット100が下方に移動すると、リンク部材82,84が相互に平行な関係を維持しつつ移動することになる。このように、2つのリンク部材82,84は、リンク機構の一部を構成する部材である。
なお、上記では、リンク部材82,84に回転穴を設け、バスケット100と筐体部12に支持軸を設けるものとしたが、これを逆にし、リンク部材82,84に支持軸を設け、バスケット100と筐体部12に回転穴を設けるものとしてもよい。
リンク部材82の中間部に設けられるバネ掛け軸90は、給餌量を設定するバネ80の一方端を引っ掛けるための部材である。すなわち、このバネ掛け軸90のところに、給餌量に相当する付勢力が掛けられる。そして、リンク部材82は、筐体部12の支持軸86を固定位置の回転中心として回転可能であるので、バスケット100には、この付勢力に、(バネ掛け軸90と支持軸86の間の距離)/(支持軸72と支持軸86の間の距離)を乗じた大きさの付勢力が掛けられることになる。
バネ80は、一方端がリンク部材82のバネ掛け軸90に、他方端が給餌量設定部24に、それぞれ接続されるコイルバネである。
給餌量設定部24は、図1で説明したように、目盛付の手回しネジであり、そのネジの先端側にバネ80の他方端が接続される。上記の例では、手回しネジを1回転すると、10gの給餌量となるように設定されているが、リンク部材82における(バネ掛け軸90と支持軸86の間の距離)/(支持軸72と支持軸86の間の距離)=0.5とすると、バスケット100における給餌量はバネ掛け軸90における付勢力の半分であるので、手回しネジを1回転するとバネ掛け軸90における付勢力が20gとなるようにすればよい。
バネ80のバネ定数と給餌量設定部24の手回しネジのピッチとは、手回しネジを回す量がユーザにとって負担とならないように設定される。上記の例では、給餌量10gごとに手回しネジ1回転とされるので、バネ80のバネ定数を20g/2.5mmとするとき、手回しネジの1回転当りのピッチを2.5mmとすればよい。これによって、給餌量を50gとするときは、手回しバネを5回転し、バネ掛け軸90における付勢力を100g、変位量を12.5mmとする。このとき、バスケット100の支持軸72における付勢力が50g、変位量が50mmとなる。
図2におけるロックセッタ70は、ロックアーム50がロック解除位置にあるときに、再びロック位置に戻す機能を有する部材である。ロックアーム50を再びロック位置に戻すタイミングは、バスケット100に餌が供給され、その供給量が給餌量設定部24で設定された給餌量となったときとされる。
ロックセッタ70は、L字形状の部材で構成される。ロックセッタ70のL字の脚部に相当する部分は、バスケット100の支持軸72,74に接続される。具体的には、支持軸72,74にそれぞれ対応する支持穴が設けられ、これらの支持穴に支持軸72,74が適当な隙間を有して挿入される。これによって、ロックセッタ70は、バスケット100の上下移動に連動して、上下に移動する。
ロックセッタ70のL字の水平部に相当する部分に設けられるセットピン76は、ロックアーム50で説明したように、ロックアーム50のガイド穴58の中に配置され、ロックアーム50の上下動を規制する機能を有するピンである。ここでは、ロックアーム50がロック解除位置にあるとき、バスケット100に餌が供給されてバスケット100が次第に下方に移動するにつれて、セットピン76が円弧状長穴のガイド穴58の中を次第に下方に移動し、円弧状長穴の下方端に当った後は、ロックアーム50の先端部を下方に押し下げる機能を有する。
セットピン76と、ロックアーム50のガイド穴58および下部先端部56との配置関係は、バスケット100における餌の供給量が給餌量設定部24で設定された給餌量となったときに、セットピン76がロックアーム50を押し下げて、ロックアーム50の下部先端部56がロックピン68と係合するように設定される。これによって、ロックアーム50がロック解除位置にあるときに、バスケット100に餌が供給され、その供給量が給餌量設定部24で設定された給餌量となると、ロックアーム50がロック位置に戻るものとできる。
すなわち、ロックセッタ70は、供給される餌の自重によって重力方向に移動するバスケット100の移動とともに移動し、その移動量が予め任意に設定された給餌量に対応する移動量となるときに、ロックアーム50を押し下げて、ロック解除位置から強制的にロック位置に移動させ、羽根車60を停止させる機能を有する部材である。
作動レバー112は、一方端がペダル18に接続され、他方端が開閉部110に接触するV字形状の部材である。他方端が開閉部110に接続されるのではなく接触するのは、開閉部110がバスケット100とともに上下動するためである。作動レバー112は、そのV字の曲がり点において、筐体部12に設けられる回転中心114に回転可能に支持される。
作動レバー112は、ペダル18が踏み込まれたときに、バスケット100内の餌を、トレイ20の先端の餌溜部16に集める機能を有する。すなわち、ペダル18が飼犬8によって踏み込まれると、作動レバー112が回転中心114の周りに回転し、開閉部110をバスケット100に設けられる回転軸106の周りに回転させることができる。これによって、バスケット100の底部の排出口104をトレイ20に向かって露出させ、バスケット100に餌がある場合には、その餌がトレイ20に供給される。トレイ20は、上記のように餌溜部16に向かって傾斜しているので、餌はその傾斜面を滑って餌溜部16に集められる。
上記構成の時系列的な作用を、図4から図11を用いて説明する。図4から図10は、時系列的な餌の流れに関する図で、図11は、自動給餌装置10の動作に関するタイムチャートである。ここで、図4は、初期状態、図5は、タイマ22が給餌時間になったとき、図6は、ロックアーム50が解除状態となったとき、図9は、所定の給餌量が供給されたとき、図10は、ペダル18が踏み込まれたときの様子をそれぞれ示す図である。図8、図9は、図3で説明したホッパ30と受止壁130の作用効果に関する図である。
図4は、自動給餌装置10の初期状態である。ここでは、ユーザが蓋部14を開けて粒状のペットフードである餌6をホッパ30に供給して再び蓋部14を閉じ、次に、給餌量設定部24で給餌量を設定し、タイマ22で給餌時間を設定した状態が示されている。
ここでは、タイマ22がまだ給餌時間になっていないので、タイマ22の出力軸40は静止状態である。したがって、ロックリセッタ44はホールド位置で、ロックアーム50はロック位置にあり、羽根車60は停止状態にある。ホッパ30に投入された餌6は、傾斜している滑り溝31,32の溝の中を自重で下方に流れ、最下段の滑り溝32の餌落下口から吐出され、受止壁130に案内されて羽根車60の方に落下する。
ロックアーム50がロック位置にあって羽根車60が停止状態のときは、最下段の滑り溝32の餌落下口の真下の羽根64は水平状態からやや上方を向いている。そして、その羽根64の先端と受止壁130の間の隙間は、粒状の餌6の最小寸法よりも狭い。したがって、餌6は、餌落下口の真下の羽根64で受け止められ、バスケット100の方には流れない。したがって、バスケット100の中は空である。この状態で飼犬8がペダル18を踏み込んでも、開閉部110は開状態となるが、餌6はバスケット100の中にないので、トレイ20に餌6は供給されない。
図5は、タイマ22が給餌時間に達し、その出力軸40があたかも鐘を鳴らすように振動するときの様子を示す図である。出力軸40が振動すると、プッシャ42は、ロックリセッタ44の側に突き出される。これによって、ロックリセッタ44は、ホールド位置からリセット位置に移動し、ロックアーム50はロック位置からロック解除位置に移動する。図5では、ロックアーム50の上部先端部54がロックリセッタ44の先端部48と離間し、ロックアーム50の下部先端部56と羽根車60のロックピン68との係合が解除された瞬間が示されている。この直後に、羽根車60が餌6の自重によって回転を始めることになる。
図6は、ロックアーム50がロック解除位置にあり、羽根車60が回転し、これによって餌6がバスケット100の中に次々と供給される様子が示されている。バスケット100に溜まってくる餌6の自重に応じて、バスケット100は下方に移動し、これに連動してロックセッタ70も下方に移動する。ここでは、バスケット100の中の餌6の量が、給餌量設定部24で設定された給餌量に達していないので、ロックセッタ70のセットピン76は、ロックアーム50のガイド穴58の円弧状長穴の下方端にまだ当っていない。
図7、図8は、図3で説明したホッパ30、受止壁130の構造の作用効果を説明する図である。図7は、図3の構造と異なり、ホッパ30の滑り溝31,33が、共に半径Rの部分円形の断面形状を有するR溝であり、また、受止壁131が筐体部12に固定されている固定壁構造である。
図8は、図7の構造と、図3で説明した構造との間における作動不良率を比較した結果を示す図である。作動不良率は、タイマ22が給餌時間となって、ロックアーム50がロック解除位置となったことを1回と数え、そのときに餌6が羽根車60を介して、設定された給餌量の全部がバスケット100に移動したときを作動良とし、餌6が受止壁130と滑り溝32との間の空間、受止溝と羽根車60の羽根64との間の空間に詰まるときを作動不良として、ロック位置からロック解除位置への移動の100回当たり、作動不良が何回生じたかで計算した。
次に、図9は、バスケット100の中の餌6が、給餌量設定部24で設定された給餌量に達した状態である。このとき、バスケット100とともに下降したロックセッタ70のセットピン76が、ロックアーム50のガイド穴58の円弧状長穴の下方端に当って、さらに押し下げ、ロックアーム50の下部先端部56と羽根車60のロックピン68とが係合する。これにより、ロックアーム50がロック位置に復帰し、羽根車60の回転を止めて停止状態とする。また、ロックアーム50の上部先端部54が下方に移動することで、ロックリセッタ44がホールド位置に戻る。
図10は、図9の後で、飼犬8がペダル18を踏み込んだ状態を示す図である。ペダル18を踏み込むことで作動レバー112が回転中心114の周りに回転する。これによって、開閉部110を回転軸106の周りに回転させて、バスケット100の底部の排出口104をトレイ20に向けて露出させる。このようにしてバスケット100の中の餌6がトレイ20に供給され、その餌6はトレイ20の傾斜面を滑って、餌溜部16に集められる。
図11は、上記の動作をまとめたタイムチャートである。図11の横軸は時間、縦軸には、自動給餌装置10の各要素の状態がとられている。すなわち、最も上段側から最も下段側に向かって、タイマ22、出力軸40、ロックリセッタ44、ロックアーム50.羽根車60、バスケット100の位置、ロックセッタ70、ペダル18、トレイ20の餌量がとられている。
時間t1は、タイマ22が給餌時間となった時間である。図10ではタイマ22の状態がONとして示されている。これより前の状態は、図4で説明した初期状態であり、バスケット100の中に餌6がなく、バスケット100の位置は高いところにある。時間t1より前にペダル18が踏み込まれても、トレイ20に餌6は供給されない。
時間t1になると、出力軸40が振動し、これによって、ロックリセッタ44がホールド位置からリセット位置に移動する。また、ロックアーム50がロック位置からロック解除位置に移動する。これによって羽根車60が停止状態から回転状態となり、餌6がバスケット100に供給され始める。これらの状態は、図5で説明した通りである。
時間t1から時間t2の間の状態は、図6で説明した状態であるが、バスケット100の位置は次第に降下し、これと連動してロックセッタ70の位置も次第に降下する。この期間は、ロックセッタ70のセットピン76は、ロックアーム50のガイド穴58の円弧状長穴の下方端に当ってないので、ロックセッタ70によってロックアーム50の位置は制約を受けず、いわばフリーな状態である。
時間t2は、バスケット100の中の餌6の量が、給餌量設定部24によって設定された給餌量になったときである。このときに、下降を続けたロックセッタ70のセットピン76は、ロックアーム50のガイド穴58の円弧状長穴の下方端に当たり、さらに押し下げて、ロックアーム50の下部先端部56と羽根車60のロックピン68の係合をセットする。これにより、ロックアーム50はロック位置に復帰し、羽根車60は回転状態から停止状態となり、ロックリセッタ44はホールド位置となる。この状態が図9で説明した状態である。
なお、時間t1から時間t2までの間に、飼犬8がペダル18を踏みこむと、開閉部110が開状態となり、バスケット100に餌6が溜まらずにトレイ20に餌6が流出することが生じ得る。時間t1から時間t2までの時間は、図11では説明のため時間軸を延ばしてあるが、実際には数秒以下である。したがって、このようなことが生じるのはあまりないと考えられる。確実にこのような餌6の流出を防ぐには、ロックセッタ70の動きを利用して、ロックセッタ70がロックアーム50をロック位置に復帰させるまで、ペダル18を踏み込んでも作動レバー112が開閉部110に接触しないようにすることが好ましい。
時間t3は、時間t2の後で、飼犬8がペダル18を踏み込んだときである。このときは、作動レバー112によって開閉部110が回転軸106の周りに回転し、バスケット100の底部の排出口104がトレイ20に向けて露出し、バスケット100の中の餌6がトレイ20の傾斜面を滑って、餌溜部16に集められる。この状態は図10で説明した通りである。
本発明に係る自動給餌装置は、定期的に餌を供給する必要のある動物への給餌装置として利用できる。
6 餌、8 飼犬、10 自動給餌装置、12 筐体部、13 仕切壁、14 蓋部、16 餌溜部、18 ペダル、20 トレイ、22 タイマ、24 給餌量設定部、30 ホッパ、31,32,33 滑り溝、40 出力軸、42 プッシャ、43 (プッシャの)他方端、44 ロックリセッタ、46 (ロックリセッタの)支持点、48 (ロックリセッタの)先端部、50 ロックアーム、52 (ロックアームの)支持点、53 重り部、54 上部先端部、56 下部先端部、58 ガイド穴、60 羽根車、62 回転軸、64 羽根、68 ロックピン、70 ロックセッタ、72,74,86,88 支持軸、76 セットピン、80 バネ、82,84 リンク部材、82 リンク部材、86 支持軸、90 バネ掛け軸、100 バスケット、102 上部開口部、104 排出口、106 回転軸、110 開閉部、112 作動レバー、114 回転中心、120 第2受止壁、130,131 受止壁、132 正面壁部、134 固定面、
136 主支持バネ、138 振動バネ、140 接触子。

Claims (3)

  1. トレイに餌を供給する給餌時間を設定可能で、設定された給餌時間になると出力軸が移動するタイマと、
    タイマの出力軸の移動によって軸方向に突き出すように移動可能なプッシャと、
    餌を収納してトレイ側に導いて供給するホッパと、
    ホッパ側とトレイ側との間に配置され、周方向に仕切りを形成する複数の羽根を有し、回転軸周りに回転可能な羽根車と、
    羽根車に設けられるロックピンと係合することで羽根車を停止状態とするロック位置と、ロックピンとの係合を解除することで羽根車を回転可能状態とするロック解除位置との間で、羽根車に対する位置を変更するロックアームと、
    ロックアームをロック位置でホールドするホールド位置と、ロックアームをロック位置からロック解除位置とするリセット位置との間で、ロックアームに対する位置を変更でき、通常は支持点と重心との間の偏心による復帰力によってプッシャを押し戻しながらロック位置にあるロックアームと接触してホールド位置を取り、プッシャの突き出しによってロックアームから離間するリセット位置に移動するロックリセッタと、
    設定された給餌時間となってタイマのプッシャの出力軸が突き出てロックリセッタがリセット位置に移動し、ロックリセッタがリセット位置に移動することでロックアームが解除位置を取り、これによって羽根車が回転可能となったときに、ホッパからの餌の自重によって回転する羽根車によって供給される餌を受け止めるバスケットと、
    供給される餌の自重によって重力方向に移動するバスケットの移動とともに移動し、その移動量が予め任意に設定された給餌量に対応する移動量となるときに、ロックアームを押しまたは引っ張って、ロック解除位置から強制的にロック位置に移動させ、羽根車を停止させるロックセッタと、
    バスケットに設けられ、トレイに向けて開閉可能な開閉部と、
    踏込まれることで、開閉部を移動させてトレイに向けて開状態とするペダルと、
    を備え、
    ホッパは、
    V字溝形状を有し、重力方向に傾斜する餌供給路を含むことを特徴とする自動給餌装置。
  2. 請求項1に記載の自動給餌装置において、
    ホッパは、
    餌供給路から滑り落ちてくる餌が羽根車から行過ぎないように受け止めるための受止壁であって、固定面からバネを介して浮動的に餌を受け止める浮動受止壁を含むことを特徴とする自動給餌装置。
  3. 請求項2に記載の自動給餌装置において、
    タイマは、設定された給餌時間になると出力軸を振動させる振動出力型タイマであり、
    浮動受止壁は、
    ロックリセッタに接触する接触部を有し、タイマの出力軸の振動がプッシャを介して伝達されてロックリセッタが振動するときは、その振動によって加振される加振浮動受止壁であることを特徴とする自動給餌装置。
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