JP5264866B2 - 設計書検査装置、設計書検査システム、設計書検査プログラム、および設計書検査装置の設計書検査方法 - Google Patents

設計書検査装置、設計書検査システム、設計書検査プログラム、および設計書検査装置の設計書検査方法 Download PDF

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本発明は、設計書の品質を検査するための設計書検査装置、対応表生成装置、設計書検査システム、設計書検査プログラム、対応表生成プログラム、設計書検査装置の設計書検査方法および対応表生成装置の対応表生成方法に関するものである。
従来、特定のプログラムを変更する場合、そのプログラムに関連するプログラムを特定するためにプログラムのトレーサビリティ・マトリクスが用いられている。
プログラムのトレーサビリティ・マトリクスは、プログラム間の関連性を示す表であり、プログラムの設計書に基づいて表計算ソフトウェアを用いて作成される。
また、プログラムの設計書は有識者によってレビューされ、レビューで指摘された事項を修正することにより設計書の品質が確保されている。
特開2008−204333号公報 特開平7−56720号公報 特開2004−280295号公報
本発明は、例えば、トレーサビリティ・マトリクスを用いて設計書の品質を検査できるようにすることを目的とする。
本発明の設計書検査装置は、
複数の上位の設計項目が複数の上位項目として記載された上位設計書と、複数の下位の設計項目が複数の下位項目として記載された下位設計書とを検査する。
前記設計書検査装置は、
上位項目に対応付ける下位項目の数の範囲として予め定められた設計範囲を記憶する設計範囲記憶部と、
上位設計書として作成された第1の設計書と下位設計書として作成された第2の設計書とに基づいて作成された項目対応表であって、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記第1の設計書に記載された上位項目と前記第2の設計書に記載された複数の下位項目とを対応付けた項目対応表を記憶する対応表記憶部と、
前記第1の設計書に記載された上位項目毎に、前記第2の設計書に記載された下位項目の数を下位項目数として前記項目対応表に基づいて算出する項目数算出部と、
前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記項目数算出部により算出された下位項目数と前記設計範囲記憶部に記憶された設計範囲とを比較し、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定するエラー項目判定部とを備える。
前記設計書検査装置は、さらに、
検査の対象外にする上位項目として利用者に指定された対象外項目を示す対象外項目情報を記憶する対象外項目記憶部を備え、
前記エラー項目判定部は、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記対象外項目情報が示す対象外項目以外の上位項目であって、前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する。
前記設計書検査装置は、さらに、
複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の平均値と分散値と標準偏差との少なくともいずれかを下位項目の統計値として算出し、算出した下位項目の統計値を出力する統計値算出部を備える。
前記設計書検査装置は、さらに、
複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の分布グラフを生成し、生成した分布グラフを出力する分布グラフ生成部を備える。
本発明の対応表生成装置は、
上位設計書に記載された複数の上位項目と下位設計書に記載された複数の下位項目とを対応付ける項目対応表を生成する。
前記対応表生成装置は、
上位設計書に記載された複数の上位項目を示す上位項目情報を入力し、第1の下位設計書に記載された第1の種類の複数の下位項目を示す第1の下位項目情報を上位項目毎に入力する項目情報入力部と、
前記項目情報入力部に入力された上位項目情報と前記項目情報入力部に上位項目毎に入力された第1の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第1の種類の複数の下位項目とを対応付けた第1の項目対応表を生成する対応表生成部とを備える。
前記項目情報入力部は、第2の下位設計書に記載された第2の種類の複数の下位項目を示す第2の下位項目情報を上位項目毎に入力する。
前記対応表生成部は、前記第1の項目対応表と前記項目情報入力部に上位項目毎に入力された第2の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第2の種類の複数の下位項目とを対応付けた第2の項目対応表を生成する。
本発明の設計書検査システムは、
前記対応表生成装置と、前記設計書検査装置とを備える。
本発明の設計書検査プログラムは、
複数の上位の設計項目が複数の上位項目として記載された上位設計書と、複数の下位の設計項目が複数の下位項目として記載された下位設計書とを設計書検査装置に検査させる。
前記設計書検査装置は、
上位項目に対応付ける下位項目の数の範囲として予め定められた設計範囲を記憶する設計範囲記憶部と、
上位設計書として作成された第1の設計書と下位設計書として作成された第2の設計書とに基づいて作成された項目対応表であって、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記第1の設計書に記載された上位項目と前記第2の設計書に記載された複数の下位項目とを対応付けた項目対応表を記憶する対応表記憶部とを備える。
前記設計書検査プログラムは、
前記第1の設計書に記載された上位項目毎に、前記第2の設計書に記載された下位項目の数を下位項目数として前記項目対応表に基づいて算出する項目数算出処理と、
前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記項目数算出処理により算出された下位項目数と前記設計範囲記憶部に記憶された設計範囲とを比較し、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定するエラー項目判定処理とを前記設計書検査装置に実行させる。
前記設計書検査装置は、さらに、
検査の対象外にする上位項目として利用者に指定された対象外項目を示す対象外項目情報を記憶する対象外項目記憶部を備える。
前記エラー項目判定処理は、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記対象外項目情報が示す対象外項目以外の上位項目であって、前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する処理を含む。
前記設計書検査プログラムは、さらに、
複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の平均値と分散値と標準偏差との少なくともいずれかを下位項目の統計値として算出し、算出した下位項目の統計値を出力する統計値算出処理を前記設計書検査装置に実行させる。
前記設計書検査プログラムは、さらに、
複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の分布グラフを生成し、生成した分布グラフを出力する分布グラフ生成処理を前記設計書検査装置に実行させる。
本発明の対応表生成プログラムは、
上位設計書に記載された複数の上位項目と下位設計書に記載された複数の下位項目とを対応付ける項目対応表を対応表生成装置に生成させる。
前記対応表生成プログラムは、
上位設計書に記載された複数の上位項目を示す上位項目情報を入力し、第1の下位設計書に記載された第1の種類の複数の下位項目を示す第1の下位項目情報を上位項目毎に入力する項目情報入力処理と、
前記項目情報入力処理で入力された上位項目情報と前記項目情報入力処理で上位項目毎に入力された第1の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第1の種類の複数の下位項目とを対応付けた第1の項目対応表を生成する対応表生成処理とを前記対応表生成装置に実行させる。
前記項目情報入力処理は、第2の下位設計書に記載された第2の種類の複数の下位項目を示す第2の下位項目情報を上位項目毎に入力する処理を含む。
前記対応表生成処理は、前記第1の項目対応表と前記項目情報入力処理で上位項目毎に入力された第2の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第2の種類の複数の下位項目とを対応付けた第2の項目対応表を生成する処理を含む。
本発明の設計書検査方法は、
複数の上位の設計項目が複数の上位項目として記載された上位設計書と、複数の下位の設計項目が複数の下位項目として記載された下位設計書とを検査する。
設計書検査装置は、設計範囲記憶部と、対応表記憶部と、項目数算出部と、エラー項目判定部とを備える。
前記設計範囲記憶部は、上位項目に対応付ける下位項目の数の範囲として予め定められた設計範囲を記憶する。
前記対応表記憶部は、上位設計書として作成された第1の設計書と下位設計書として作成された第2の設計書とに基づいて作成された項目対応表であって、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記第1の設計書に記載された上位項目と前記第2の設計書に記載された複数の下位項目とを対応付けた項目対応表を記憶する。
前記項目数算出部は、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に、前記第2の設計書に記載された下位項目の数を下位項目数として前記項目対応表に基づいて算出する。
前記エラー項目判定部は、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記項目数算出部により算出された下位項目数と前記設計範囲記憶部に記憶された設計範囲とを比較し、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する。
本発明の対応表生成方法は、
上位設計書に記載された複数の上位項目と下位設計書に記載された複数の下位項目とを対応付ける項目対応表を生成する。
前記対応表生成方法において、
項目情報入力部は、上位設計書に記載された複数の上位項目を示す上位項目情報を入力し、第1の下位設計書に記載された第1の種類の複数の下位項目を示す第1の下位項目情報を上位項目毎に入力し、
対応表生成部は、前記項目情報入力部に入力された上位項目情報と前記項目情報入力部に上位項目毎に入力された第1の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第1の種類の複数の下位項目とを対応付けた第1の項目対応表を生成し、
前記項目情報入力部は、第2の下位設計書に記載された第2の種類の複数の下位項目を示す第2の下位項目情報を上位項目毎に入力し、
前記対応表生成部は、前記第1の項目対応表と前記項目情報入力部に上位項目毎に入力された第2の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第2の種類の複数の下位項目とを対応付けた第2の項目対応表を生成する。
本発明によれば、例えば、トレーサビリティ・マトリクス(項目対応表)を用いて設計書の品質を検査することができる。
実施の形態1における設計品質チェック方法の概要図。 実施の形態1における設計品質チェックシステム100の構成図。 実施の形態1における設計品質チェック方法を示すフローチャート。 実施の形態1におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)の一例を示す図。 実施の形態1における設計品質チェックシステム100のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態2におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)を示す図。 実施の形態3における設計品質チェックシステム100の構成図。 実施の形態3における設計品質チェック方法を示すフローチャート。 実施の形態3における実測値比較表194を示す図。 実施の形態3における実測値分布グラフ195を示す図。 実施の形態4におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)の概要図。 実施の形態4における単位テーブル103を示す図。 実施の形態4におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)を示す概要図。 設計書の対応関係の一例を示す図。 要求分析フェーズで使用される複数の設計書の対応関係を示す図。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における設計品質チェック方法の概要図である。
実施の形態1における設計品質チェック方法の概要について、図1に基づいて説明する。
(1)まず、業務フロー設計書101a、ユースケースシナリオ設計書101b、ビジネスルール設計書101cなどの設計書から抽出された設計項目を関連する設計項目同士で対応付けて、トレーサビリティ・マトリクス191に設定する。
(2)次に、トレーサビリティ・マトリクス191に設定された設計項目毎に当該設計項目に対応付けられた設計項目の数(対応項目数)を算出する。
(3)次に、算出した対応項目数と設計書対応比率定義表192に定義された設計範囲とを比較し、対応項目数が設計範囲外である設計項目(エラー項目)を判定する。
(4)そして、エラー項目を一覧したチェック結果一覧表193を出力する。
図1において、業務フロー「BF−001」は二つのユースケースシナリオ「UC−001」「UC−002」としか対応付けられていない。つまり、業務フロー「BF−001」の対応項目数は「2」である。一方、設計書対応比率定義表192に定義された設計範囲は「3以上7以下」である。したがって、業務フロー「BF−001」はエラー項目に該当する。
この場合、業務フロー「BF−001」に関連付けて設計されたユースケースシナリオ「UC−001」「UC−002」が適切でない可能性がある。
そこで、設計者は、ユースケースシナリオ設計書101bを見直し、必要であればユースケースシナリオ設計書101bを修正する。
これにより、ユースケースシナリオ設計書101bの品質を向上させることができる。
以下に、設計品質チェック方法を実行する設計品質チェックシステム100について説明する。
図2は、実施の形態1における設計品質チェックシステム100の構成図である。
実施の形態1における設計品質チェックシステム100の構成について、図2に基づいて説明する。
設計品質チェックシステム100(設計書検査装置、対応表生成装置、設計書検査システムの一例)は、上位設計書(例えば、業務フロー設計書101a)に記載された複数の上位項目(上位の設計項目)と、下位設計書(例えば、ユースケースシナリオ設計書101b)に記載された複数の下位項目(下位の設計項目)とを対応付けるトレーサビリティ・マトリクス191(項目対応表の一例)を生成する。
さらに、設計品質チェックシステム100は、上位設計書と下位設計書とを検査する。
設計品質チェックシステム100は、トレーサビリティ・マトリクス作成部110、設計品質チェック部120およびシステム記憶部190を備える。
トレーサビリティ・マトリクス作成部110(項目情報入力部、対応表生成部の一例)は、上位設計書に記載された複数の上位項目を示す設計項目情報181(上位項目情報)を入力する。
また、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、下位設計書に記載された複数の下位項目を示す設計項目情報181(下位項目情報)を上位項目毎に入力する。
そして、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、入力された上位項目情報と下位項目情報とに基づいてトレーサビリティ・マトリクス191を生成する。トレーサビリティ・マトリクス191は、上位項目毎に上位項目と複数の下位項目とを対応付けて示す表データである。
システム記憶部190(設計範囲記憶部、対応表記憶部、対象外項目記憶部の一例)は、設計品質チェックシステム100で使用する各種データを記憶する。
トレーサビリティ・マトリクス191、設計書対応比率定義表192およびチェック結果一覧表193は、システム記憶部190に記憶されるデータの一例である。
設計書対応比率定義表192は、上位項目に対応付ける下位項目の数の範囲として予め定められた設計範囲を示す。
設計品質チェック部120(項目数算出部、エラー項目判定部の一例)は、上位設計書に記載された上位項目毎に、下位設計書に記載された下位項目の数を下位項目数(後述する対応項目数)としてトレーサビリティ・マトリクス191に基づいて算出する。
設計品質チェック部120は、上位設計書に記載された上位項目毎に下位項目数と設計範囲とを比較し、上位設計書に記載された複数の上位項目のうち下位項目数が設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する。
設計品質チェック部120は、エラー項目を示すチェック結果一覧表193を生成する。
図3は、実施の形態1における設計品質チェック方法を示すフローチャートである。
実施の形態1における設計品質チェック方法の処理の流れについて、図3に基づいて説明する。
S110において、設計者(利用者)は、互いに関連する複数の設計書を参照し、各設計書に記載された設計項目の識別子(識別番号、名称など)を設計項目情報181として設計品質チェックシステム100に入力する。
トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、設計項目情報181を入力し、入力した設計項目情報181を設定してトレーサビリティ・マトリクス191を生成し、生成したトレーサビリティ・マトリクス191をシステム記憶部190に記憶する。
図4は、実施の形態1におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)の一例を示す図である。
トレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)の一例について、図4に基づいて説明する。
業務フロー設計書と、ユースケースシナリオ設計書と、ビジネスルール設計書とが互いに関連しているものとする。
(1)トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、トレーサビリティ・マトリクス191の基本テーブル102を表示装置に表示する。
基本テーブル102は、設計書の名称を入力する入力欄(セル)「設計書(x)」と、設計項目の識別番号を入力する入力欄「NO.」と、設計項目の名称を入力する入力欄「名称」とを備える。
基本テーブル102の列数は対応付ける設計書の数によって増減する。設計書の数は設計者から指定される。
(2)設計者は、キーボードやマウスなどの入力装置を用いて、基本テーブル102の入力欄「設計書(1)」に第1の設計書の名称「業務フロー」を入力する。
さらに、設計者は、業務フロー設計書に記載されている複数の業務フロー(設計項目の一例)の識別番号および名称(例えば、BF−001、xxxx)を入力欄「NO.」「名称」に入力する。このとき、設計者は必要に応じて基本テーブル102に行を追加する。
(3)設計者は、上記(2)と同様に、第2の設計書の名称「ユースケースシナリオ」を基本テーブル102の入力欄「設計書(2)」に入力する。
さらに、設計者は、ユースケースシナリオ設計書に記載されている複数のユースケースシナリオ(設計項目の一例)の識別番号および名称(例えば、UC−001、aaa)を関連する業務フロー(BF−001、xxxx)に対応付けて入力欄「NO.」「名称」に入力する。
(4)設計者は、上記(2)と同様に、第3の設計書の名称「ビジネスルール」を基本テーブル102の入力欄「設計書(3)」に入力する。
さらに、設計者は、ビジネスルール設計書に記載されている複数のビジネスルール(設計項目の一例)の識別番号および名称(例えば、BR−001、AAA)を関連するユースケースシナリオ(UC−001、aaa)に対応付けて入力欄「NO.」「名称」に入力する。
トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、設計者によって入力された入力データを基本テーブル102に設定し、入力データを設定した基本テーブル102をトレーサビリティ・マトリクス191としてシステム記憶部190に記憶する。
図3に戻り、設計品質チェック方法の説明をS120から続ける。
S120において、設計品質チェック部120は、トレーサビリティ・マトリクス191を参照し、設計項目毎に当該設計項目に対応付けられている設計項目の数を算出する。以下、S120で算出された設計項目の数を「対応項目数」という。
例えば、図1に示したトレーサビリティ・マトリクス191を参照すると、業務フロー「BF−001」には、2つのユースケースシナリオ「UC−001、002」と5つのビジネスルール「BR−001〜005」とが対応付けられている。つまり、業務フロー「BF−001」に対するユースケースシナリオの対応項目数は「2」であり、業務フロー「BF−001」に対するビジネスルールの対応項目数は「5」である。
S120の後、S130に進む。
S130において、設計品質チェック部120は、設計書対応比率定義表192を参照する。設計書対応比率定義表192には、設計書の組み合わせ毎に対応項目数の設計範囲が予め定義されている。
設計品質チェック部120は、各設計書の組み合わせについて設計項目毎に対応項目数と設計範囲とを比較し、対応項目数が設計範囲外である設計項目を判定する。
以下、対応項目数が設計範囲外である設計項目を「エラー項目」という。
例えば、図1に示した設計書対応比率定義表192を参照すると、業務フローに対するユースケースシナリオの設計範囲は「3以上7以下」であり、業務フローに対するビジネスルールの設計範囲は「4以上8以下」である。
一方、業務フロー「BF−001」に対するユースケースシナリオの対応項目数は「2」であり、業務フロー「BF−001」に対するビジネスルールの対応項目数は「5」である。
したがって、業務フロー「BF−001」はユースケースシナリオに対してはエラー項目であり、ビジネスルールに対してはエラー項目でない。
設計書対応比率定義表192に小数値を定義しても構わない。
例えば、ビジネスルールに対する画面の設計範囲「0.25以上0.5以下」(図示省略)は、画面に対するビジネスルールの設計範囲「2以上4以下」(逆数)を意味する。この場合、「2以上4以下」のビジネスルールが対応付けられていない画面がエラー項目となる。
S130の後、S140に進む。
S140において、設計品質チェック部120は、エラー項目を一覧したチェック結果一覧表193を設計書の組み合わせ毎に生成し、生成したチェック結果一覧表193を表示装置(出力装置の一例)に表示する。
例えば、トレーサビリティ・マトリクス191が業務フローとユースケースシナリオとビジネスルールとを対応付けている場合、設計品質チェック部120は、3つのチェック結果一覧表193を生成して表示する。
第1のチェック結果一覧表193は、ユースケースシナリオの対応項目数が設定範囲外である業務フローを示す。第2のチェック結果一覧表193は、ビジネスルールの対応項目数が設定範囲外である業務フローを示す。第3のチェック結果一覧表193は、ビジネスルールの対応項目数が設定範囲外であるユースケースシナリオを示す。
S140により、設計品質チェック方法は終了する。
設計者は、チェック結果一覧表193に示されたエラー項目毎に対応項目を再検討し、必要であれば対応項目数を増減し、設計書を修正する。
これにより、設計書の品質を向上することできる。さらに、品質が向上した設計書に基づいて以降の設計工程を進めることにより、開発期間を短縮すると共に品質の高い製品(ソフトウェア、ハードウェア、システム、その他)を開発することができる。
設計者は、設計品質チェックシステム100を利用するために、設計品質チェックシステム100を直接操作してもよいし、利用者端末からネットワークを介して設計品質チェックシステム100にアクセスしてもよい。
例えば、設計品質チェックシステム100はウェブサーバとして機能し、設計者は利用者端末のウェブブラウザから設計品質チェックシステム100にアクセスする。この場合、設計者の入力データ(例えば、設計項目情報181)や設計品質チェックシステム100の出力データ(例えば、チェック結果193)はネットワークを介して通信される。
図5は、実施の形態1における設計品質チェックシステム100のハードウェア資源の一例を示す図である。
図5において、設計品質チェックシステム100は、CPU911(Central Processing Unit)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、ドライブ装置904、プリンタ905、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。ドライブ装置904は、FD(Flexible・Disk・Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital・Versatile・Disc)などの記憶媒体に対してデータを読み書きする装置である。
通信ボード915は、有線または無線で、LAN(Local Area Network)、インターネット、電話回線などの通信網に接続している。
磁気ディスク装置920には、OS921(Operating System)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923には、実施の形態において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれる。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものであり、また「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
ファイル群924には、実施の形態において説明する「〜部」で使用される各種データ(入力、出力、判定結果、計算結果、処理結果など)が含まれる。
実施の形態において構成図およびフローチャートに含まれている矢印は主としてデータや信号の入出力を示す。
実施の形態において「〜部」として説明するものは「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで実装されても構わない。
実施の形態1において、例えば、以下のような設計品質チェックシステム100について説明した。
ソフトウェア開発においては、多くの種類の仕様書、設計書類を作成する。それぞれの設計書は、その内容を一定の基準に従って分解された項目から構成される。そして、各設計書同士は、少なくとも、別の1つの設計書と項目間の関係を持つ。その関係を表現するのが、トレーサビリティ・マトリクス191(追跡可能性マトリクス)である。
設計品質チェックシステム100は、設計書間の規模の関係を定量的に数値表現する「設計書対応比率定義表192」を使って、トレーサビリティ・マトリクス191に表現された内容から、個々の設計書の品質を機械的にチェックした結果(チェック結果一覧表193)を出力する。
これにより、ソフトウェア設計者(もしくは、開発管理者)は、設計品質の概況を把握することができる。
設計品質チェックシステム100は、ソフトウェア要求仕様書、ソフトウェア詳細設計書、試験仕様書等、ソフトウェア開発において作成される総ての設計書を対象として品質をチェックすることができる。但し、品質をチェックする対象は、ソフトウェア開発の設計書に限らない。
「設計書対応比率定義表192」を参照しながら、トレーサビリティ・マトリクス191の内容を分析すると、「品質チェック結果」から以下の事項を把握することができる。
「品質チェック結果」から把握できる事項は、例えば、(1)設計の分割の適切さ、(2)設計分割の複雑性、(3)リンク付けされていない設計文書(トレーサビリティが取れていない設計文書)である。
これらの事項を把握することにより、設計品質を確保しつつ、設計を進めることができる。
実施の形態2.
チェック結果一覧表193に基づいて修正した設計書を新たにチェックするための形態について説明する。
以下、実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項は実施の形態1と同様である。
チェック結果一覧表193に基づいて対応項目を再検討した結果、対応項目数が設計範囲外ではあるが対応項目は適切に設計されている、と判断することも考えられる。
この場合、チェック結果一覧表193に示されたエラー項目のうち、いくつかのエラー項目について設計書は修正されるが、残りのエラー項目について設計書は修正されない。
そこで、設計者は、修正後の設計書を新たにチェックする際に、修正前の設計書のチェック結果一覧表193に示されたエラー項目のうち、設計書が修正されなかったエラー項目をチェック対象外の設計項目として設計品質チェックシステム100に指定するとよい。
これにより、対応項目数が設計範囲外ではあるが適切に設計されている設計項目がエラー項目としてチェック結果一覧表193に含まれて再び検討される、という無駄を省くことができる。
設計品質チェックシステム100の構成は、実施の形態1(図2参照)と同じである。
但し、設計品質チェック部120は、検査の対象外にする上位項目として利用者に指定された対象外項目を示す対象外項目情報182(例えば、後述するチェックフラグ)を入力する。
設計品質チェック部120は、上位設計書に記載された複数の上位項目のうち対象外項目情報182が示す対象外項目以外の上位項目であって、下位項目数が設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する。
設計品質チェック方法の処理の流れは、実施の形態1(図3参照)と同じである。
但し、処理の一部が実施の形態1と以下のように異なる。
図6は、実施の形態2におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)を示す図である。
実施の形態2におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)について、図6に基づいて説明する。
(1)トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、トレーサビリティ・マトリクス191の基本テーブル102として、設計項目毎にチェックボックス(図6の「フラグ」欄)を有する基本テーブル102を表示する。
(2)設計者は、基本テーブル102に設計項目の識別データを入力する際、チェックの対象外にしたい設計項目のチェックボックスにチェックフラグを指定する。
トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、チェックフラグを基本テーブル102に設定し、チェックフラグを設定した基本テーブル102をトレーサビリティ・マトリクス191としてシステム記憶部190に記憶する。
但し、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、修正前の設計書に基づいて作成されたトレーサビリティ・マトリクス191にチェックボックスを付加し、そのトレーサビリティ・マトリクス191を表示してもよい。
設計者は、トレーサビリティ・マトリクス191に行または列を追加または削除してトレーサビリティ・マトリクス191を編集する。
次に、エラー項目判定処理(S130)について説明する。
設計品質チェック部120は、対応項目数が設計範囲外である設計項目のうちチェックフラグが設定されていない設計項目をエラー項目として判定する。
これにより、チェックフラグが設定された設計項目をチェック結果一覧表193から除外することができる。
但し、設計品質チェック部120は、S120で、チェックフラグが設定された設計項目を対応項目数の算出対象外にしてチェック結果一覧表193から除外しても構わない。
また、設計品質チェック部120は、S130で、チェックフラグが設定された設計項目をエラー項目の判定対象外にしてチェック結果一覧表193から除外しても構わない。
また、設計品質チェック部120は、チェックフラグが設定された設計項目をS130でエラー項目として判定した後に、S140でチェック結果一覧表193から除外しても構わない。
トレーサビリティ・マトリクス191に設定するチェックフラグはチェック対象外の設計項目を特定する情報の一例であり、チェックフラグ以外の情報を用いてチェック対象外の設計項目を特定しても構わない。
例えば、チェック対象外の設計項目の一覧リストを用いても構わない。
実施の形態3.
設計書の品質を判断するための情報として対応項目数の統計情報を示す形態について説明する。
以下、実施の形態1、2と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項は実施の形態1、2と同様である。
図7は、実施の形態3における設計品質チェックシステム100の構成図である。
実施の形態3における設計品質チェックシステム100の構成について、図7に基づいて説明する。
設計品質チェックシステム100は、実施の形態1の構成(図2参照)に加えて、設計品質実測部130を備える。
設計品質実測部130(統計値算出部、分布グラフ生成部の一例)は、複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の平均値と分散値と標準偏差との少なくともいずれかを下位項目の統計値として算出し、算出した下位項目の統計値(実測値比較表194)を出力する。
設計品質実測部130は、複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の分布グラフを生成し、生成した分布グラフ(実測値分布グラフ195)を出力する。
図8は、実施の形態3における設計品質チェック方法を示すフローチャートである。
実施の形態3における設計品質チェック方法の処理の流れについて、図8に基づいて説明する。
設計品質チェックシステム100は、実施の形態1で説明した処理(図3参照)に加えて、S150からS170を実行する。
以下、S150からS170について主に説明する。
S150において、設計品質実測部130は、S120で設計項目毎に算出された対応項目数に基づいて、対応項目数の統計値(例えば、平均値、分散値、標準偏差)を算出する。但し、設計品質実測部130は、対応項目数の統計値を設計書の組み合わせ毎に算出する。
例えば、トレーサビリティ・マトリクス191にN個の業務フロー(設計項目)が設定され、業務フロー毎に1つまたは複数のユースケースシナリオ(対応項目)が設定されているものとする。
この場合、S120では、N個の業務フローに対してN個の対応項目数が算出される。
そこで、設計品質実測部130は、業務フロー設計書とユースケースシナリオ設計書との対応項目数の統計値として、N個の対応項目の平均値、分散値および標準偏差を算出する。
S150の後、S160に進む。
S160において、設計品質実測部130は、対応項目数の統計値(実測値)と設計範囲とを対比して示す実測値比較表194を生成し、生成した実測値比較表194を表示装置に表示する。
図9は、実施の形態3における実測値比較表194を示す図である。
実施の形態3における実測値比較表194について、図9に基づいて説明する。
実測値比較表194は、第1の設計書(業務フロー設計書)と第2の設計書(ユースケースシナリオ)との組み合わせについて、対応項目数(実測値)の最小値、最大値、平均値、分散値および標準偏差を示す。
さらに、実測値比較表194は、設計範囲の最小値、最大値、平均値、分散値および標準偏差を示す。
設計範囲の最小値および最大値は、設計書対応比率定義表192に設定されている値と同じ値である。
設計範囲の平均値は、最小値と最大値との平均の値である。
設計範囲の標準偏差は、「標準偏差=(平均値−最小値)/3」で求まる値である。ここで、(最大値−最小値)を標準偏差の6倍と想定している(6σ)。
設計範囲の分散値は、標準偏差を二乗した値である。
図8に戻り、設計品質チェック方法をS170から説明する。
S170において、設計品質実測部130は、S120で設計項目毎に算出された対応項目数に基づいて、対応項目数(実測値)の分布を示す実測値分布グラフ195を生成する。但し、設計品質実測部130は、実測値分布グラフ195を設計書の組み合わせ毎に生成する。
設計品質実測部130は、生成した実測値分布グラフ195を表示装置(出力装置の一例)に表示する。
図10は、実施の形態3における実測値分布グラフ195を示す図である。
実施の形態3における実測値分布グラフ195について、図10に基づいて説明する。
実測値分布グラフ195は、設計範囲の正規分布(波形の点線)と、設計範囲の平均値(中央の点線)と、対応項目数の分布(棒グラフ)とを示している。
設計範囲の正規分布は、例えば、最小値と最大値とに基づいた「3σ」の正規分布である。
対応項目数の分布は、対応項目数毎に対応項目数に該当する設計項目の数(該当項目数)を示す。例えば、3つのユースケースシナリオが対応付けられた業務フローが5つ存在する場合、対応項目数「3」の位置に該当項目数「5」の棒グラフが示される。
設計品質実測部130は、実測値分布グラフ195に実測値比較表194の値を示しても構わない。
設計者は、実測値比較表194(図9参照)および実測値分布グラフ195(図10参照)を確認することにより、対応項目数の偏り具合を把握し、設計品質の概況を判断することができる。
例えば、対応項目数の平均値が設計範囲の最小値に近く、対応項目数の分散値が小さい場合(図10(1))、設計書には対応項目が十分に記載されていないと考えられる。
また、対応項目数の平均値が設計範囲の平均値に近く、対応項目数の分散値が大きい場合(図10(2))、設計書には必要十分な対応項目が記載されていると考えられる。
また、対応項目数の平均値が設計範囲の平均値に近く、対応項目数の分散値が小さい場合(図10(3))、設計書には必要十分な対応項目が記載されていると考えられる。
設計品質チェックシステム100は、実施の形態2と同様に、チェック対象外の設計項目をチェック結果一覧表193から除外してもよい。
実施の形態4.
トレーサビリティ・マトリクス191を効率良く生成するための形態について説明する。
以下、実施の形態1−3と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項は実施の形態1−3と同様である。
図11は、実施の形態4におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)の概要図である。
実施の形態4におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)の概要について、図11に基づいて説明する。
(1)例えば、業務フローとユースケースシナリオとビジネスルールとを対応付けた第1のトレーサビリティ・マトリクス191aが生成されたものとする。
この第1のトレーサビリティ・マトリクス191aは、単位テーブルとして、業務フローを一覧した業務フローテーブルと、ユースケースシナリオを一覧したユースケースシナリオテーブルと、ビジネスルールを一覧したビジネスルールテーブルとを含んでいる。
(2)第1のトレーサビリティ・マトリクス191aを構成する業務フローテーブル、ユースケースシナリオテーブルおよびビジネスルールテーブルは、システム記憶部に登録(記憶)される。
(3)次に、ユースケースシナリオと画面とを対応付けた第2のトレーサビリティ・マトリクス191bを生成する場合、システム記憶部190に登録されているユースケースシナリオテーブルを利用し、第2のトレーサビリティ・マトリクス191bを生成する。
これにより、設計者は、第1、第2のトレーサビリティ・マトリクス191を生成するために、ユースケースシナリオを複数回入力する必要がない。
したがって、トレーサビリティ・マトリクス191を生成するための作業時間が短縮する。また、入力ミスが減り、設計書の品質を正しくチェックすることができる。
設計品質チェックシステム100の構成は、実施の形態1(図2参照)と同じである。
但し、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、上位設計書(例えば、ユースケースシナリオ設計書)に記載された複数の上位項目を示す上位項目情報(設計項目情報181)を入力する。さらに、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、第1の下位設計書(例えば、ビジネスルール設計書)に記載された第1の種類の複数の下位項目を示す第1の下位項目情報(設計項目情報181)を上位項目(ユースケースシナリオ)毎に入力する。
そして、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、入力された上位項目情報と第1の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第1の種類の複数の下位項目とを対応付けて示す第1のトレーサビリティ・マトリクス191を生成する。
また、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、第2の下位設計書(例えば、画面設計書)に記載された第2の種類の複数の下位項目を示す第2の下位項目情報(設計項目情報181)を上位項目(ユースケースシナリオ)毎に入力する。
そして、トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、第1の項目対応表と第2の下位項目情報とに基づいて、上位項目毎に上位項目と第2の種類の複数の下位項目とを対応付けて示す第2のトレーサビリティ・マトリクス191を生成する。
図12は、実施の形態4における単位テーブル103を示す図である。
実施の形態4における単位テーブル103について、図12に基づいて説明する。
実施の形態1で説明したように、基本テーブル102は、設計項目を識別する列「No.」「名称」を設計書毎に有する。
実施の形態4において、一つの設計書に対応する列「No.」「名称」で構成されるテーブルを「単位テーブル103」とする。
図13は、実施の形態4におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)を示す概要図である。
実施の形態4におけるトレーサビリティ・マトリクス生成処理(S110)について、図13に基づいて説明する。
設計者は、トレーサビリティ・マトリクス191で対応付ける複数の設計書を指定する。
このとき、ユースケースシナリオ設計書と画面設計書とが指定されたものとする。
(1)トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、指定された設計書の単位テーブル103がシステム記憶部190に登録されているか否かを判定する。
このとき、システム記憶部190にはユースケースシナリオ設計書の単位テーブル103bが登録されているものとする。
(2)トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、ユースケースシナリオ設計書の単位テーブル103bをシステム記憶部190から取得し、取得した単位テーブル103bを基本テーブル102に設定し、単位テーブル103bを設定した基本テーブル102を表示する。基本テーブル102に含まれる画面設計書の単位テーブル103dは未設定である。
(3)設計者は、基本テーブル102に対して画面設計書の単位テーブル103dにデータを入力する。
トレーサビリティ・マトリクス作成部110は、入力されたデータを画面設計書の単位テーブル103dに設定し、トレーサビリティ・マトリクス191を生成する。
画面設計書の単位テーブル103dはシステム記憶部190に新たに登録される。
例えば、基本テーブル102、単位テーブル103およびトレーサビリティ・マトリクス191は、リレーショナルデータベースで関連付けて管理するとよい。
図14は、設計書の対応関係の一例を示す図である。
図15は、要求分析フェーズで使用される複数の設計書の対応関係を示す図である。
実施の形態4における設計品質チェックシステム100によって得られる効果について、図14および図15に基づいて説明する。
図14(A)は、各設計フェーズで作成される設計書を示している。
例えば、要求分析フェーズでは、業務フロー設計書、ユースケース図設計書、ユースケースシナリオ設計書およびビジネスルール設計書が作成される。
このため、要求分析フェーズでは、これら4つの設計書を対応付ける1つまたは複数のトレーサビリティ・マトリクス191が生成される。
「対応関係」には、設計項目の対応関係を示している。方式設計フェーズにおける設計項目の対応関係は図14(B)に示す。対応関係において「n」「m」は1以上の整数値を示す。
例えば、要求分析フェーズにおいて、(1)業務フローと(2)ユースケース図との対応関係は「1:n」であり、(1)業務フローと(4)ビジネスルールとの対応関係は「1:n」である。
このため、一つの業務フローには一つ以上のユースケース図と一つ以上のビジネスルールとが対応付けられる。
要求分析フェーズの設計項目の関係図を図15に示す。
図14(A)に示すように、各設計書は複数の設計フェーズで使用される。
そのため、上位工程の設計フェーズで生成された各設計書の単位テーブル103を下位工程の設計フェーズで利用できるように登録しておくことにより、トレーサビリティ・マトリクス191を効率良く生成することができる。
例えば、ユースケースシナリオ設計書は、要求分析フェーズ、画面設計フェーズおよび方式設計フェーズで使用される。しかし、設計者は、要求分析フェーズでトレーサビリティ・マトリクス191を生成するためにユースケースシナリオを入力すれば、画面設計フェーズまたは方式設計フェーズではトレーサビリティ・マトリクス191を生成するためにユースケースシナリオを入力する必要はない。
100 設計品質チェックシステム、101a 業務フロー設計書、101b ユースケースシナリオ設計書、101c ビジネスルール設計書、102 基本テーブル、103 単位テーブル、110 トレーサビリティ・マトリクス作成部、120 設計品質チェック部、130 設計品質実測部、181 設計項目情報、182 対象外項目情報、190 システム記憶部、191 トレーサビリティ・マトリクス、192 設計書対応比率定義表、193 チェック結果一覧表、194 実測値比較表、195 実測値分布グラフ、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 ドライブ装置、905 プリンタ、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (10)

  1. 複数の上位の設計項目が複数の上位項目として記載された上位設計書と、複数の下位の設計項目が複数の下位項目として記載された下位設計書とを検査する設計書検査装置において、
    上位項目に対応付ける下位項目の数の範囲として予め定められた設計範囲を記憶する設計範囲記憶部と、
    上位設計書として作成された第1の設計書と下位設計書として作成された第2の設計書とに基づいて作成された項目対応表であって、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記第1の設計書に記載された上位項目と前記第2の設計書に記載された複数の下位項目とを対応付けた項目対応表を記憶する対応表記憶部と、
    前記第1の設計書に記載された上位項目毎に、前記第2の設計書に記載された下位項目の数を下位項目数として前記項目対応表に基づいて算出する項目数算出部と、
    前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記項目数算出部により算出された下位項目数と前記設計範囲記憶部に記憶された設計範囲とを比較し、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定するエラー項目判定部と
    を備えたことを特徴とする設計書検査装置。
  2. 前記設計書検査装置は、さらに、
    検査の対象外にする上位項目として利用者に指定された対象外項目を示す対象外項目情報を記憶する対象外項目記憶部を備え、
    前記エラー項目判定部は、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記対象外項目情報が示す対象外項目以外の上位項目であって、前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の設計書検査装置。
  3. 前記設計書検査装置は、さらに、
    複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の平均値と分散値と標準偏差との少なくともいずれかを下位項目の統計値として算出し、算出した下位項目の統計値を出力する統計値算出部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の設計書検査装置。
  4. 前記設計書検査装置は、さらに、
    複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の分布グラフを生成し、生成した分布グラフを出力する分布グラフ生成部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3いずれかに記載の設計書検査装置。
  5. 請求項1から請求項4いずれかに記載の設計書検査装置と、
    前記設計書検査装置が用いる項目対応表を生成する対応表生成装置と
    を備えたことを特徴とする設計書検査システム。
  6. 複数の上位の設計項目が複数の上位項目として記載された上位設計書と、複数の下位の設計項目が複数の下位項目として記載された下位設計書とを設計書検査装置に検査させる設計書検査プログラムにおいて、
    前記設計書検査装置は、
    上位項目に対応付ける下位項目の数の範囲として予め定められた設計範囲を記憶する設計範囲記憶部と、
    上位設計書として作成された第1の設計書と下位設計書として作成された第2の設計書とに基づいて作成された項目対応表であって、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記第1の設計書に記載された上位項目と前記第2の設計書に記載された複数の下位項目とを対応付けた項目対応表を記憶する対応表記憶部とを備え、
    前記設計書検査プログラムは、
    前記第1の設計書に記載された上位項目毎に、前記第2の設計書に記載された下位項目の数を下位項目数として前記項目対応表に基づいて算出する項目数算出処理と、
    前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記項目数算出処理により算出された下位項目数と前記設計範囲記憶部に記憶された設計範囲とを比較し、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定するエラー項目判定処理とを前記設計書検査装置に実行させる
    ことを特徴とする設計書検査プログラム。
  7. 前記設計書検査装置は、さらに、
    検査の対象外にする上位項目として利用者に指定された対象外項目を示す対象外項目情報を記憶する対象外項目記憶部を備え、
    前記エラー項目判定処理は、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記対象外項目情報が示す対象外項目以外の上位項目であって、前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する処理を含む
    ことを特徴とする請求項記載の設計書検査プログラム。
  8. 前記設計書検査プログラムは、さらに、
    複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の平均値と分散値と標準偏差との少なくともいずれかを下位項目の統計値として算出し、算出した下位項目の統計値を出力する統計値算出処理を前記設計書検査装置に実行させる
    ことを特徴とする請求項または請求項記載の設計書検査プログラム。
  9. 前記設計書検査プログラムは、さらに、
    複数の上位項目それぞれの下位項目数に基づいて下位項目数の分布グラフを生成し、生成した分布グラフを出力する分布グラフ生成処理を前記設計書検査装置に実行させる
    ことを特徴とする請求項から請求項いずれかに記載の設計書検査プログラム。
  10. 複数の上位の設計項目が複数の上位項目として記載された上位設計書と、複数の下位の設計項目が複数の下位項目として記載された下位設計書とを検査する設計書検査装置の設計書検査方法において、
    前記設計書検査装置は、設計範囲記憶部と、対応表記憶部と、項目数算出部と、エラー項目判定部とを備え、
    前記設計範囲記憶部は、上位項目に対応付ける下位項目の数の範囲として予め定められた設計範囲を記憶し、
    前記対応表記憶部は、上位設計書として作成された第1の設計書と下位設計書として作成された第2の設計書とに基づいて作成された項目対応表であって、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記第1の設計書に記載された上位項目と前記第2の設計書に記載された複数の下位項目とを対応付けた項目対応表を記憶し、
    前記項目数算出部は、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に、前記第2の設計書に記載された下位項目の数を下位項目数として前記項目対応表に基づいて算出し、
    前記エラー項目判定部は、前記第1の設計書に記載された上位項目毎に前記項目数算出部により算出された下位項目数と前記設計範囲記憶部に記憶された設計範囲とを比較し、前記第1の設計書に記載された複数の上位項目のうち前記下位項目数が前記設計範囲外である上位項目をエラー項目として判定する
    ことを特徴とする設計書検査装置の設計書検査方法。
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