JP5262784B2 - 金属板の誘導加熱装置 - Google Patents
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Description
δ[mm]=5.03×10+5(ρ/μrf)0.5 ・・・(1)
ここで、ρは、比抵抗[Ωm]、μrは、比透磁率[−]、fは、加熱周波数[Hz]である。
(a)金属板の表面側の導体と裏面側の導体を、該導体の金属板への垂直投影像が、金属板の幅方向の中央部で、金属板の長手方向にて重複しない間隔で配置し、
(b)表面側の導体と裏面側の導体の一方又は両方の端部に、金属板の幅方向の両端部に向かって、金属板の幅方向に対して傾斜する部分を形成し、かつ、
(c)表面側の導体と裏面側の導体の間に挟まれて両導体を導通させる電極を、金属板の幅方向の両端部の外側に位置するように配置し、
金属板の周囲に、1T(ターン)以上の誘導コイルを形成し、
前記表面側の導体と前記裏面側の導体が、金属板の幅方向に移動する手段を備え、
前記電極は、前記表面側の導体と前記裏面側の導体の幅方向の移動の際に、前記表面側の導体と前記裏面側の導体とを、摺り合せて通電する電極であることを特徴とする金属板の誘導加熱装置。
(i)金属板の表面側の導体と裏面側の導体の金属板への垂直投影像が、金属板の幅方向の中央部で、金属板の長手方向にて重複しない間隔のもとで、
(i-1)表面側の導体同士を、金属板の長手方向に近接して配置するとともに、前記裏面側の導体同士を、表面側の導体同士の近接間隔より大きい間隔で、金属板の長手方向に配置するか、又は、
(i-2)裏面側の導体同士を、金属板の長手方向に近接して配置するとともに、表面側の導体同士を、裏面側の導体同士の近接間隔よりも大きい間隔で、金属板の長手方向に配置して、表面側の導体と裏面側の導体のユニットを2組形成し、
(ii)上記2組のユニットのそれぞれにおいて、金属板の幅方向の両端部の外側に位置するように電極を配置し、
(C1)上記電極のうち、高周波電源と反対側の電極が、電気的に絶縁された電極ベースを挟んで2つに分離され、
(C2)分離された電極の一方が、表面側の導体と接触し、他方が、裏面側の導体と接触し、かつ、
(C3)分離されたそれぞれの電極が、導電部材で、2組の一方のユニットにおける表面側の導体と接触する上記分離された電極、及び、2組の他方のユニットにおける裏面側の導体と接触する上記分離された電極に接続されている
ことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の金属板の誘導加熱装置。
(5)前記電極の構造は、電極ベースの両端に柔構造体を介して電極が設けられた構造で、当該電極に前記導体が接触すると、前記柔構造体が縮んで、当該電極の位置が前記縮む方向に下がる構造を有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の金属板の誘導加熱装置。
(6) 前記表面側の導体及び裏面側の導体において、電極と接触する部分の硬度が、電極の硬度よりも高いことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の金属板の誘導加熱装置。
本発明の効果を確認するため、図6に示す1ユニットの誘導加熱装置と、図15に示す4ユニットの誘導加熱装置の場合において、板幅800mmと1800mmの2枚のSUS304板(非磁性鋼板)用いて、インダクタンスの変化を計測した。
2 誘導コイル
2a 表面側の導体
2b 裏面側の導体
3 高周波電源
4 磁束
5 一次電流
6 誘導電流
6a 誘導電流
6b 誘導電流
7 導電部材
7a、7a’ 導電部材
7b、7b’ 導電部材
7c、7c’ 導電部材
7d、7d’ 導電部材
8、8’ 電極
9 絶縁体
10 絶縁体
11 水冷ケーブル
12 構造体の梁
13 ロール
14 あて板
15 電極材
15a、15b 電極材
15c、15d 電極材
16 水冷銅パイプ
17 柔構造体
18 電極ベース
19 取付け板
20 ボルト
21 ナット
22a、23a、24a 表面側の導体
22b、23b、24b 裏面側の導体
25、25’ 電極
26、26’ 電極
27、27’ 電極
28 絶縁材
Claims (6)
- 金属板の表面と裏面との間に所要の間隙を保ち、金属板の幅方向に周回するように導体を配置し、金属板の表面側の導体と裏面側の導体を導電部材で接続して構成した誘導コイルに、高周波電源から発生する交流電流を通電して、金属板の幅方向に周回する誘導コイルの内側を通過する金属板を誘導加熱する装置において、
(a)金属板の表面側の導体と裏面側の導体を、該導体の金属板への垂直投影像が、金属板の幅方向の中央部で、金属板の長手方向にて重複しない間隔で配置し、
(b)表面側の導体と裏面側の導体の一方又は両方の端部に、金属板の幅方向の両端部に向かって、金属板の幅方向に対して傾斜する部分を形成し、かつ、
(c)表面側の導体と裏面側の導体の間に挟まれて両導体を導通させる電極を、金属板の幅方向の両端部の外側に位置するように配置し、
金属板の周囲に、1T(ターン)以上の誘導コイルを形成し、
前記表面側の導体と前記裏面側の導体が、金属板の幅方向に移動する手段を備え、
前記電極は、前記表面側の導体と前記裏面側の導体の幅方向の移動の際に、前記表面側の導体と前記裏面側の導体とを、摺り合せて通電する電極であることを特徴とする金属板の誘導加熱装置。 - 前記金属板の幅方向の両端部の外側に位置するように配置した電極のうち、(c1)高周波電源側の電極が、電気的に絶縁された電極ベースを挟んで2つに分離され、(c2)分離された電極の一方が、表面側の導体と接触し、他方が、裏面側の導体と接触し、かつ、(c3)分離されたそれぞれの電極が、導電部材で高周波電源に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の金属板の誘導加熱装置。
- 前記誘導コイルが2T(ターン)の誘導コイルであって、
(i)金属板の表面側の導体と裏面側の導体の金属板への垂直投影像が、金属板の幅方向の中央部で、金属板の長手方向にて重複しない間隔のもとで、
(i-1)表面側の導体同士を、金属板の長手方向に近接して配置するとともに、前記裏面側の導体同士を、表面側の導体同士の近接間隔より大きい間隔で、金属板の長手方向に配置するか、又は、
(i-2)裏面側の導体同士を、金属板の長手方向に近接して配置するとともに、表面側の導体同士を、裏面側の導体同士の近接間隔よりも大きい間隔で、金属板の長手方向に配置して、表面側の導体と裏面側の導体のユニットを2組形成し、
(ii)上記2組のユニットのそれぞれにおいて、金属板の幅方向の両端部の外側に位置するように電極を配置し、
(C1)上記電極のうち、高周波電源と反対側の電極が、電気的に絶縁された電極ベースを挟んで2つに分離され、
(C2)分離された電極の一方が、表面側の導体と接触し、他方が、裏面側の導体と接触し、かつ、
(C3)分離されたそれぞれの電極が、導電部材で、2組の一方のユニットにおける表面側の導体と接触する上記分離された電極、及び、2組の他方のユニットにおける裏面側の導体と接触する上記分離された電極に接続されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の金属板の誘導加熱装置。 - 前記電極と、前記表面側の導体および前記裏面側の導体とを密着できるように、前記表面側の導体および前記裏面側の導体を前記電極に圧下する機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属板の誘導加熱装置。
- 前記電極の構造は、電極ベースの両端に柔構造体を介して電極が設けられた構造で、当該電極に前記導体が接触すると、前記柔構造体が縮んで、当該電極の位置が前記縮む方向に下がる構造を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属板の誘導加熱装置。
- 前記表面側の導体及び裏面側の導体において、電極と接触する部分の硬度が、電極の硬度よりも高いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の金属板の誘導加熱装置。
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