JP5262332B2 - 無線通信システム、基地局装置、及び無線端末装置 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、及び無線端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、ランダムビームフォーミングを用いた無線通信システム、基地局装置、及び無線端末装置に関するものである。
ランダムビームフォーミング(ランダムユニタリビームフォーミング)は、少ないフィードバック情報で、マルチユーザダイバシティを利用する通信方式であり、例えば、非特許文献1に記載されている。
非特許文献1には、ランダムビームフォーミングに関し、次のように記載されている。
「ランダムユニタリビームフォーミングでは、ストリームごとにランダムにビームを張った際に、いくつかの端末(MS:Mobile Station)はそのビームに対して高いスループットを達成できるという性質(マルチユーザダイバシチ)を用いる。ランダムビームフォーミングでは、まず基地局(BS:Base Station)はユニタリなプリコーディング行列(ランダムビームフォーミング行列)をすべてのMSに送信する。次に、各MSは各ストリームに対して信号電力対干渉雑音電力費(SINR)を計算する。最後に、各MSはBSに最大SINRとそのストリームインデックスをフィードバックする。BSは各ストリームに対して最大のSINRを持つMSを割り当てる。この方法を用いることにより、ランダムビームフォーミングは、少ないフィードバック情報量で、高いスループットを達成することができる。」
土谷裕樹他、"ランダムユニタリビームフォーミング方式における電力割り当てを用いたスケジューリング法"、電子情報通信学会技術研究報告RCS2006−18(2006−5)Vol.106,No.43(20060511)、社団法人電子情報通信学会、pp.1−6
ランダムビームフォーミング方式においては、ビームフォーミング行列が一つだけの場合、通信が不可能な端末が現れるという問題がある。
例えば、図8に示すように、アンテナ数M=2である基地局(BS)100と、それぞれ1本のアンテナを有する2台のユーザ端末(MS)201,202があったとする。
また、基地局100から、各ユーザ端末201,202へ通知されるランダムビームフォーミング行列U、及び、基地局100における送信信号(送信ストリーム)Sは下記のとおりであるとする。なお、送信信号Sの空間多重化度(送信サブストリームの数)M=2である。
Figure 0005262332
上記の場合、基地局100においてランダムビームフォーミング処理がなされて2本のアンテナ100a,100bから送信される信号X=USは、下記のとおりである。
Figure 0005262332
つまり、基地局100の第1のアンテナ100aからは、s1+s2が送信され、第2のアンテナ100bからは、s1−s2が送信される。
ランダムビームフォーミングでは、まず、基地局100が、前記ランダムビームフォーミング行列Uを全ユーザ端末201,202へ通知する。
すると、各ユーザ端末201,202は、基地局装置100とユーザ端末201,202間の伝送路応答Hk(k:ユーザ端末)を用いて、送信サブストリームm(m=1〜M)ごとの伝送路周波数応答Hkmを計算する。なお、伝送路応答Hkは各ユーザ端末において既知とし、ここでは、H1=(1 1)、H2=(1 −1)とする。
さらに、各ユーザ端末201,202は、Hkmに基づいて、送信サブストリームmごとの信号電力対干渉雑音電力比SINRk,mを算出する。
すると、上記例において、第1のユーザ端末201(k=1)における第1サブストリーム(m=1)のSINR1,1は、4Ps/Pzとなり、第2サブストリーム(m=2)のSINR1,2は、0となる。ただし、Psは、送信信号電力であり、Pzは雑音電力である。
また、第2のユーザ端末202(k=2)における第1サブストリーム(m=1)のSINR2,1は、0となり、第2サブストリーム(m=2)のSINR2,2は、4Ps/Pzとなる。
そこで、第1のユーザ端末201は、SINRが最大である第1サブストリームのインデックス(m=1)を基地局100へ通知する。また、第2のユーザ端末202は、SINRが最大である第2サブストリームのインデックス(m=2)を基地局100へ通知する。
すると、基地局100は、各サブストリームに対して、最大のSINRを持つユーザ端末201,202を割り当てる。つまり、第1サブストリーム(m=1)には第1ユーザ端末201が割り当てられ、第2サブストリーム(m=2)には第2ユーザ端末202が割り当てられる。
これにより、基地局100は、第1ユーザ端末201用のユーザデータは、送信サブストリームs1として送信し、第2ユーザ端末202用のユーザデータは、送信サブストリームs2として送信する。
そして、第1ユーザ端末201における受信信号は、H1USであり、上記例では、H1US=2s1となるため、第1ユーザ端末201は、第1ユーザ端末201用のユーザデータを受信することができる。同様に、第2ユーザ端末202における受信信号は、H2USであり、上記例では、H2US=2s2となるため、第2ユーザ端末202は、第2ユーザ端末202用のユーザデータを受信することができる。
上記例では、ユーザ端末201,202はいずれかのサブストリームを利用できたが、伝送路応答Hkによっては、いずれのサブストリームも利用できない場合が生じる。例えば、伝送路応答Hk=(2 0)であるユーザ端末があったとすると、HkU=(2 0)U=(2 2)であるため、当該ユーザ端末における受信信号においては、第1サブストリーム(s1)及び第2サブストリーム(s2)の電力が等しくなり、ストリーム間干渉が生じる。この結果、当該ユーザ端末は、いずれのサブストリームも利用できない。
このように、ビームフォーミング行列が一つだけの場合、通信が不可能な端末が現れる。
そこで、本発明は、ランダムビームフォーミングにおいて各端末が通信可能となるようにすることを目的とする。
本発明は、複数の周波数を用いて通信を行う基地局装置が、ランダムビームフォーミング方式によって送信信号の送信サブストリームを無線端末装置に割り当てる方法であって、前記無線端末装置が、周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列に基づいて、通信品質が良好となる送信サブストリーム候補及び周波数を選択する選択ステップ、選択された送信サブストリーム候補を示す情報及び周波数を示す情報を、前記無線端末装置が前記基地局装置へ通知する候補通知ステップ、前記基地局装置が、選択された送信サブストリーム候補を示す前記情報及び周波数を示す前記情報に基づいて、前記無線端末装置に割り当てられる送信サブストリーム及び周波数を決定するステップ、を含むことを特徴とする方法である。
上記本発明によれば、ランダムビームフォーミング行列が周波数の関数として構成されているため、基地局装置からの送信ビームが周波数によって特性が異なるものとなる。そこで、無線端末装置は、SINRなどの通信品質が良好となる送信ストリーム及び周波数を選択し、それを基地局装置に通知することで、基地局装置は、各無線端末装置に対する送信サブストリームの割り当ての際に、適切な周波数を選択できる。この結果、各無線端末装置が送信ストリームを利用できる可能性が高くなる。
前記送信サブストリーム数をMとし、角周波数をωとしたときに
Figure 0005262332
と表される前記ランダムビームフォーミング行列U(jω)を、
各送信サブストリームs1(jω)〜sM(jω)に対応するランダムビームフォーミングベクトルu1(jω)〜uM(jω)を用いて、
Figure 0005262332
と表した場合において、
任意の周波数ωについて
Figure 0005262332
となるように前記ランダムビームフォーミング行列が構成されているのが好ましい。この場合、各送信信号に対する送信電力を等分することができる。
また、前記送信サブストリーム数をMとし、角周波数をωとしたときに
Figure 0005262332
と表される前記ランダムビームフォーミング行列U(jω)を、
各送信サブストリームs1(jω)〜sM(jω)に対応するランダムビームフォーミングベクトルu1(jω)〜uM(jω)を用いて、
Figure 0005262332
と表した場合において、
任意の周波数ωについて
Figure 0005262332
となるように前記ランダムビームフォーミング行列が構成されているのが好ましい。この場合、各送信信号間で干渉は発生するのを防止することができる。
また、前記送信サブストリーム数をMとし、角周波数をωとしたときに
Figure 0005262332
と表される前記ランダムビームフォーミング行列U(jω)を、
基地局装置のM個のアンテナ素子における各送信サブストリームのウェイトベクトルu’1(jω)〜u’M(jω)を用いて、
Figure 0005262332
と表した場合において、
任意の周波数ωについて
Figure 0005262332
となるように前記ランダムビームフォーミング行列が構成されているのが好ましい。この場合、各送信アンテナの電力を一定にすることができる。
他の観点からみた本発明は、複数の周波数を用いて通信を行う基地局装置であって、複数のアンテナ素子と、無線端末装置が周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列に基づいて選択した送信ストリーム候補を示す情報及び周波数を示す情報を、前記無線端末装置から受信する手段と、受信した送信サブストリーム候補を示す情報及び周波数を示す前記情報に基づいて、前記無線端末装置に割り当てられる送信サブストリーム及び周波数を決定する手段と、を備えることを特徴とする基地局装置である。
前記基地局装置は、時間領域における送信信号に対して、前記ランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行う処理部を備えるのが好ましい。
前記処理部は、周波数領域における送信信号を時間領域の送信信号に変換し、時間領域に変換された送信信号に対して、前記ランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行うのが好ましい。
前記処理部は、時間領域における遅延処理、並びに時間領域における加算処理によって、前記ランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行うのが好ましい。この場合、送信ビームフォーミングを容易に行える。
更に他の観点からみた本発明は、複数の周波数を用いて通信を行う無線端末装置であって、周波数の関数として構成されたランダムビームフォーミング行列に基づいて、通信品質が良好となる送信サブストリーム候補及び周波数を選択する手段と、選択された送信サブストリーム候補を示す情報及び周波数を示す情報を、基地局装置へ通知する通知する手段と、を備えることを特徴とする無線端末装置である。
本発明によれば、ランダムビームフォーミング行列が周波数の関数となっているため、周波数によっては利用可能なサブストリームが存在する可能性があり、各端末装置の通信可能性を高めることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、基地局装置2と無線端末装置31,32,33とを有する無線通信システム1を示している。基地局装置2は、複数(2本)の(送信)アンテナ素子2a,2bを有している。また、ユーザ側の無線端末装置31,32,33は、それぞれ、単一の(受信)アンテナ素子31a,32a,33aを有している。つまり、本システムは、マルチユーザMIMOシステムとして構成されている。
なお、無線端末装置31,32,33は、複数のアンテナ素子を有していても良い。
この無線通信システム1は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)によって通信を行う。
OFDMは、複数の搬送波(サブキャリア)を周波数軸上に多数配置するとともに、複数の搬送波を一部重ならせて周波数利用効率を上げたものである。つまり、本システムでは、複数の周波数によって通信が行われる。
図2は、本システム1が適用され得る無線通信規格であるWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access,IEEE802.16)におけるOFDMのサブキャリア配置を示している。OFDMは、周波数多重方式の一種であり、周波数軸上で直交するように多数配置された搬送波(サブキャリア)にQAM変調などのデジタル変調をかけ、デジタル情報の伝送を行う通信方式である。
OFDMのサブキャリアには、データサブキャリア(Data Sub−Carrier)、パイロットサブキャリア(Pilot Sub−Carrier)、ヌルサブキャリア(Null Sub−Carrier)の3種類がある。
データサブキャリアは、データや制御用メッセージを送信するためのサブキャリアであある。パイロットサブキャリアは、受信側及び送信側で既知の信号(パイロット信号)であり、受信側において伝送路特性の推定等に用いられる。
ヌルサブキャリアは、実際には何も送信されないサブキャリアであり、低周波数域側のガードサブバンド(ガードサブキャリア)、高周波数域側のガードサブバンド(ガードサブキャリア)、及びDCサブキャリア(中心周波数サブキャリア)によって構成されている。
図3は、前記無線通信装置2において送信のための処理を行う処理部20を示している。この処理部20は、マップ処理部21、IFFT部22a,22b、送信ビーム形成部23、CP部24a,24b、及びD/A変換部25a,25bを備えている。
前記マップ処理部21は、送信シンボルに対してマップ処理を行うものである。ここで、図3における送信シンボルは、インタリーブ、符号化、多値変調などの信号処理が行われた後の信号をいうものとする。
前記マップ処理部21は、送信シンボルをOFDMにおける周波数軸上の各サブキャリア(データサブキャリア)に割り当てる処理を行う。また、前記マップ処理部21では、空間割り当ても行われ、送信シンボル(送信信号)が多重化(空間多重化度:M)される。なお、ここでは、M=2である。
また、マップ処理部21における処理は、周波数領域で行われる。
多重化された送信シンボルは、それぞれ、IFFT部22a,22bによって逆離散フーリエ変換され、周波数領域の信号から時間領域の信号(サブストリーム)s1,・・・,sMに変換される。
時間領域の信号となった空間多重化送信信号は、送信ビーム形成部23によってランダムビームフォーミング(ランダムユニタリビームフォーミング)処理がなされ、送信アンテナ素子2a,2bの数Mに応じた数の送信信号(送信ビーム)x1,・・・,xMが生成される。
前記ランダムビームフォーミング処理は、送信信号(送信サブストリーム)s1,・・・,sMに対して、ランダムビームフォーミング行列U(jω)を掛ける処理を行って、送信信号(送信ビーム)x1,・・・,xMを生成する処理である。
本実施形態において、ランダムビームフォーミング行列U(jω)は、周波数の関数行列として構成されている。つまり、本実施形態のランダムビームフォーミング行列U(jω)は、次のように表される。なお、ωは角周波数であり、ω=2πf(fは周波数)であるが、以下では、ωを単に「周波数」という。
Figure 0005262332
また、図1のようにM=2である場合のランダムビームフォーミング行列U(jω)としては、次のものを採用できる。
Figure 0005262332
前記送信ビーム形成部23は、IFFT後に処理を行うものであるため、時間領域で送信サブストリームs1(jω),s2(jω)に対する送信ランダムビームフォーミング処理が行われる。
ランダムビームフォーミング処理は、周波数領域で考えた場合、U(jω)S(jω)を算出する演算であり、送信信号S(jω)に対し、周波数の関数行列であるランダムビームフォーミング行列U(jω)を掛ける演算となり、複雑な演算となる。
一方、本実施形態では、時間領域で送信ビームフォーミング処理を行うため、ランダムビームフォーミング行列Uが周波数の関数行列であっても、送信ビーム形成部23は、遅延処理部41と加算部42とによって簡易に構成することができる(図4参照)。
図4は、M=2である場合の上記ランダムユニタリビームフォーミング行列に対応する送信ビーム形成部23を示している。
なお、図4において、Z-1は、e-jωであり、遅延時間=1の遅延処理を行う。ただし、遅延量は1に限定されるものではない。また、前記加算部42は、減算を行うものを含むものとする。減算は負の値を加算するものだからである。
また、送信ビーム形成部23をデジタル回路で構成すると、遅延処理部41による遅延量を変更することが容易に行える。しかも、遅延時間を大きくすることで、周波数方向の送信ビームの変化量を大きくすることができる。
[ランダムビームフォーミング行列U(jω)の好ましい条件]
行列U(jω)(ユニタリ行列)は、周波数の関数であればよいが、下記条件1〜3のいずれか一つ又は複数、好ましくは全てを満たすのが良い。
(条件1)
条件1は、行列サイズM×Mの送信ビーム行列U(jω)を、下記のように、送信サブストリームs1(jω),・・・,sM(jω)に対応する送信ビームベクトルu1(jω),・・・uM(jω)で表したときに、
Figure 0005262332
下記式が成り立つことである。
Figure 0005262332
上記条件1は、各送信サブストリームs1(jω),・・・,sM(jω)に対する送信電力を等分するための条件である。この条件を満たすことで、各送信サブストリームs1(jω),・・・,sM(jω)の空間チャネル特性に偏りが発生するのを防止できる。
(条件2)
条件2は、行列サイズM×Mの送信ビーム行列U(jω)を、上記のように、送信サブストリームs1(jω),・・・,sM(jω)に対応する送信ビームベクトルu1(jω),・・・uM(jω)で表したときに、下記式が成り立つことである。
Figure 0005262332
上記条件2は、直交条件であり、この条件を満たすことで、各送信サブストリームs1(jω),・・・,sM(jω)間で干渉が発生するのを防止できる。
(条件3)
条件3は、行列サイズM×Mの送信ビーム行列U(jω)を、下記のように、M個の送信アンテナ素子における送信サブストリームx1(jω),・・・,sM(jω)のウェイトベクトルu’1(jω),・・・u’M(jω)で表したときに、
Figure 0005262332
下記式が成り立つことである。
Figure 0005262332
図3に戻り、各送信信号x1,・・・,xMには、それぞれ、CP部24a,24bによってCP(Cyclic Prefix)が付加される。CPは、送信信号の先頭に付加される。
そして、各送信信号x1,・・・,xMは、D/A変換部25a,25bによってアナログ信号に変換された上で、M個のアンテナ素子2a,2bから送信される。
図1に示すように、M個のアンテナ素子2a,2bから送信された信号x1,・・・,xMは、伝送路を通って、ユーザ側の端末装置31,32,33によって受信される。
ここで、第1の端末装置31と基地局装置2との間の伝送路応答をH1、第2の端末装置32と基地局装置との間の伝送路応答をH2、第k番目の端末装置33と基地局装置3との間の伝送路応答をHkとする。これらの伝送路応答は、(行列サイズ1×Mの行列によって表され、端末装置31,32,33において既知であるとする。
[送信ストリームの割り当て手順]
図5は、ランダムビームフォーミング(ランダムユニタリビームフォーミング)によって、送信ストリーム等を各端末装置31,32,33に割り当てるための手順を示している。
まず、基地局装置20は、ランダムビームフォーミング行列U(jω)を全端末装置31,32,33へ通知する(ステップS1)。この通知は、通信開始時に行ったり、データ送信の直前に行ったりすることができる。ここでは、前述の2×2のユニタリ行列が通知されたものとする。なお、各端末装置31,32,33は、基地局装置20において使用されるランダムビームフォーミング行列U(jω)を予め保有していてもよい。この場合、ステップS1の通知は不要となる。
その後、基地局装置20は、通知したランダムビームフォーミング行列U(jω)を用いたランダムビームフォーミング処理を行って、全端末装置31,32,33に対する通信を行う(ステップS2;ダウンリンク伝送)。
各端末装置31,32,33は、前記ダウンリンク伝送での受信信号に基づいて、SINRを算出する(ステップS3)。
SINRの算出は、下記式に従って行うことができる。
Figure 0005262332
上記式において、kは、端末装置31,32,33のインデックスであり、1〜端末装置数の範囲の値をとる。mは、送信サブストリームのインデックスであり、1〜送信サブストリーム数(基地局における多重化度)の範囲の値をとる。
また、Hk(jω)Um(jω)は、端末装置31,32,33からみた伝送路周波数応答である。このHk(jω)Um(jω)は、既知である実際の伝送路応答Hk(jω)と通知を受けたUm(jω)とから求めることができる。
なお、Psは、送信信号電力であり、Pzは雑音電力である。
ここでは、図6に示すように、基地局装置2と第1端末装置(k=1)31との間の伝送路応答をH1=(1 1)とし、基地局装置2と第2端末装置(k=2)32との間の伝送路応答をH2=(1 −1)とし、基地局装置2と第3端末装置(k=2)32との間の伝送路応答をH2=(2 0)とする。
すると、第1端末装置(k=1)31におけるH1(jω)U(jω)S(jω)は、次のとおりである。
Figure 0005262332
そして、第1端末装置(k=1)31において、第1サブストリーム(s1)のSINR1,1と、第2サブストリーム(s2)のSINR1,2とは、それぞれ次のように算出される。
Figure 0005262332
また、第2端末装置(k=2)32におけるH2(jω)U(jω)S(jω)は、次のとおりである。
Figure 0005262332
さらに、第2端末装置(k=2)32において、第1サブストリーム(s1)のSINR2,1と、第2サブストリーム(s2)のSINR2,2とは、それぞれ次のように算出される。
Figure 0005262332
また、第3端末装置(k=3)33におけるH3(jω)U(jω)S(jω)は、次のとおりである。
Figure 0005262332
さらに、第3端末装置(k=3)31において、第1サブストリーム(s1)のSINR3,1と、第2サブストリーム(s2)のSINR3,2とは、それぞれ次のように算出される。
Figure 0005262332
また、上記のSINRは、いずれも周波数ωの関数であり、各端末装置31,32,33は、周波数(サブキャリア)毎に、上記のSINRを算出する。
以上の処理(ステップS3)によって、それぞれ送信サブストリームs1,s2について、各周波数(サブキャリア)のSINRを算出することができる。
なお、SINRの算出対象となる周波数は、通信に用いられる全周波数(全サブキャリア)である必要はなく、代表的な一部の周波数であってもよい。例えば、WiMAXの上りPUSCであれば、1タイル単位(4サブキャリア分)でSINRを算出してもよい。
そして、各端末装置31,32,33は、SINRが最大となる送信サブストリームと周波数を選択する(ステップS4)。
上記のようなSINRの場合、第1の端末装置31では、第1サブストリーム(m=1;s1)の周波数ω=π/2において、SINRが最大となる(SINR1,1(jπ/2)=8Ps/Pz)。
第2の端末装置32では、第2サブストリーム(m=2;s2)の周波数ω=π/2において、SINRが最大となる(SINR2,2(jπ/2)=8Ps/Pz)。
第3の端末装置33では、第1サブストリーム(m=1;s1)の周波数ω=0において、SINRが最大となる(SINR3,1(j0)=16Ps/Pz)。
なお、上記において、周波数ωは、通信に用いられる全周波数帯域を0〜2πで表したときの値である。
したがって、第1端末装置31は、送信サブストリームの候補として第1ストリームを選択し、周波数としてω=π/2を選択する。また、第2端末装置32は、送信サブストリームの候補として第2サブストリームを選択し、周波数としてω=π/2を選択する。第3端末装置33は、送信ストリームの候補として第1サブストリームを選択し、周波数としてω=0を選択する。
そして、各端末装置31,32,33は、選択したサブストリーム候補のインデックス(サブストリーム候補を示す情報)と、選択した周波数のインデックス(周波数(サブキャリア)を示す情報)とを、基地局装置2へ通知する(ステップS5)。
つまり、第1端末装置31は、送信サブストリームの候補のインデックスとしてm=1を通知し、周波数ω=π/2を示す情報を通知する。また、第2端末装置32は、送信サブストリームの候補のインデックスとしてm=2を通知し、周波数ω=π/2を示す情報を通知する。第3端末装置33は、送信サブストリームの候補のインデックスとしてm=1を通知し、周波数ω=0を示す情報を通知する。
なお、周波数のインデックスは、サブキャリアを示す情報でもよいし、タイルを示す情報であってもよい。
そして、サブストリーム候補のインデックス及び周波数のインデックスの通知を受けた基地局装置2は、それらの情報に基づいて、各端末装置31,32,33に対して、ストリームs1,s2の割り当て(空間割り当て)と周波数の割り当て(OFDMにおける割り当て)を決定する(ステップS6)。この割り当ては、基本的には、端末装置から通知されたストリーム候補のインデックス及び周波数のインデックスのとおり行えばよい。
なお、サブストリーム候補のインデックス及び周波数のインデックスが、端末装置間で競合した場合には、基地局装置2は、端末装置31,32,33からの通知にかかわらず、適宜、割り当てを行うことができる。
また、端末装置31,32,33から基地局装置2への通知には、サブストリーム候補のインデックス及び周波数のインデックスとともに、対応するSINRの値を含めるのが好ましい。この場合、端末装置間で、サブストリーム候補のインデックス及び周波数のインデックスが競合したときに、より大きなSINRの候補に対して割り当てを行うことができる。
さらに、サブストリーム候補のインデックス及び周波数のインデックスは、SINRが最大となるもの一つだけが基地局装置2に通知されるのではなく、複数のサブストリーム候補のインデックス及び周波数のインデックスが通知されてもよい。この場合、SINRの大きさに基づいて、サブストリームの割り当てと周波数の割り当てをより適切に行うことができる。
また、周波数の割り当ては、通知を受けた周波数のインデックスが示す周波数のみに限られるものではなく、その近傍の周波数を含めて行われる。例えば、あるタイルに対応する周波数のインデックスの通知を受けた場合、当該タイルに隣接する数タイル分の周波数帯域を割り当てることができる。
上記割り当てに基づいて、基地局装置2から各端末装置31,32,33へダウンリンク伝送が行われる。
このように、本実施形態では、単一のランダムビームフォーミング行列U(jω)を用いても、当該行列が周波数ωの関数であるため、周波数によって送信ビームが異なるように形成される。したがって、端末装置31,32,33からみた伝送路周波数応答U(jω)H(jω)が周波数によって異なるものとなり、SINRの大きさも周波数によって異なるものとなる。
この結果、周波数によっては、干渉無く通信可能なチャネルが存在する可能性が高くなり、各端末装置に対して通信可能なチャネル割り当て(周波数割り当て)が可能となる。すなわち、本実施形態では、周波数によって、空間チャネルが十分にランダム化されている。
[遅延処理部について]
さて、前記遅延処理部41による遅延処理は、信号を遅延量Tに応じて時間的に遅らせばよいため、遅延処理部41は、遅延量Tほど信号の出力を遅らせるバッファによって構成できる。
ここで、図7(a)に示すように、遅延量=0である時間領域のデータシンボルをs(t)とすると、遅延量Tであるデータシンボルs(t−T)=s(t)×e-jωTは、図7(b)に示すようになる。このように遅延量Tほど遅らせる単純な遅延の場合、遅延処理部41として遅延量T分の容量のバッファがあれば良いため、バッファサイズとしては比較的小さいもので足りる。
ただし、図7(b)のような遅延の場合、データシンボルの送信開始タイミングが、t1からTほど遅れてしまい、データシンボルの送信終了タイミングも、t2からTほど遅れてしまう。受信側で復調に使えるのはt1〜t2の波形だけであるから、t2よりも後の波形は復調に用いることができない。また、t2よりも後の波形は、次のデータシンボルと干渉するおそれがある。
そこで、単純な遅延ではなく、図7(c)に示すように循環遅延を行うことで、データシンボルの送信開始タイミングは図7(a)と同様にして遅延をなくし、各サブキャリアについては図7(b)と同様に位相回転をさせることができる。
循環遅延は、図7(b)に示すように遅延させたデータシンボルのうち終わりのT[s]の範囲を、データシンボルの先頭に付加することで行われる。これにより、循環遅延したデータシンボル全体を復調に用いることができるとともに、次のデータシンボルとの干渉を防止できる。
なお、循環遅延を行う場合、図7(b)の遅延に比べて、バッファサイズを大きくする必要がある。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、基地局装置から端末装置へのU(jω)の通知は、U(jω)そのものを通知してもよいし、複数のU(jω)を予め決めておき、使用されるU(jω)のインデックスを通知してもよい。また、U(jω)の遅延時間T以外の構成は、予め決めておき、遅延時間Tのみを変更して通知するようにしてもよい。
また、端末装置にも複数のアンテナ素子が設けられている場合、基地局装置に対して、端末装置におけるアンテナ素子数に応じた空間サブストリーム数を要求してもよい。
無線通信システムの全体図である。 OFDMにおけるサブキャリア配置を示す図である。 基地局装置の送信機能を示すブロック図である。 送信ビーム形成部のブロック図である。 ランダムビームフォーミングの処理シーケンスである。 基地局装置と無線端末装置間の伝送路応答を示す図である。 データシンボルの遅延方法を示す図であり、(a)は遅延0のデータシンボル、(b)は遅延Tのデータシンボル、(c)は循環遅延Tのデータシンボルである。 ランダムビームフォーミングの説明図である。
符号の説明
1:無線通信システム
2:基地局装置
2a,2b:アンテナ素子
20:処理部
21:マップ処理部
22a,22b:IFFT部
23:送信ビーム形成部
24a,24b:CP部
25a,25b:D/A変換部
31,32,33:無線端末装置
31a,32a,33a:アンテナ素子

Claims (9)

  1. 複数の周波数を用いて通信を行う基地局装置が、ランダムビームフォーミング方式によってプリコーディングされた送信サブストリームを無線端末装置に割り当てるよう構成された無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、送信サブストリームに対して、周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行って、無線端末装置に対する通信を行うよう構成され、
    前記基地局装置から送信された信号の受信信号及び周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列に基づいて、通信品質が良好となる送信サブストリーム候補及び周波数を選択する手段と、
    選択された送信サブストリーム候補を示す情報及び周波数を示す情報を、前記基地局装置へ通知する手段と、
    を備え、
    前記基地局装置が、選択された送信サブストリーム候補を示す前記情報及び周波数を示す前記情報に基づいて、前記無線端末装置に割り当てられる送信サブストリーム及び周波数を決定する手段を備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局装置は、時間領域における送信サブストリームに対して、前記ランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行う処理部を備える請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記処理部は、周波数領域における送信サブストリームを時間領域の送信サブストリームに変換し、時間領域に変換された送信サブストリームに対して、前記ランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行う請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記処理部は、時間領域における遅延処理、並びに時間領域における加算処理によって、前記ランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行う請求項2又は3記載の無線通信システム。
  5. 前記処理部は、
    各送信サブストリームに対して時間領域における遅延処理を行う複数の遅延処理部、
    前記遅延処理が行われた前記送信サブストリームと、前記遅延処理が行われていない送信サブストリームと、を時間領域における加算処理で加算する複数の第1加算処理部、並びに
    前記第1加算処理部の出力同士を加算する複数の第2加算処理部、
    を備えている
    請求項4記載の無線通信システム。
  6. 前記基地局装置は、複数のアンテナ素子を備え、
    前記複数の遅延処理部は、各送信サブストリームに対して遅延処理を行い、各遅延処理部の出力が、前記複数のアンテナ素子それぞれに至る各経路に分配される
    請求項5記載の無線通信システム。
  7. 前記基地局装置は、周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列を、前記無線端末装置に通知し、
    前記無線端末装置は、前記基地局装置から通知されたランダムビームフォーミング行列に基づいて、通信品質が良好となる送信サブストリーム候補及び周波数を選択する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 複数の周波数を用いて通信を行う基地局装置であって、
    送信サブストリームに対して、周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行って、無線端末装置に対する通信を行うよう構成されており、
    複数のアンテナ素子と、
    無線端末装置が周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列に基づいて選択した送信サブストリーム候補を示す情報及び周波数を示す情報を、前記無線端末装置から受信する手段と、
    受信した送信サブストリーム候補を示す情報及び周波数を示す前記情報に基づいて、前記無線端末装置に割り当てられる送信サブストリーム及び周波数を決定する手段と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  9. 複数の周波数を用いて通信を行う無線端末装置であって、
    基地局装置において、送信サブストリームに対して、周波数の関数行列として構成されたランダムビームフォーミング行列を用いた送信ビームフォーミング処理を行って送信された信号の受信信号及び周波数の関数として構成されたランダムビームフォーミング行列に基づいて、通信品質が良好となる送信サブストリーム候補及び周波数を選択する手段と、
    選択された送信サブストリーム候補を示す情報及び周波数を示す情報を、基地局装置へ通知する通知する手段と、
    を備えることを特徴とする無線端末装置。
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