JP5262096B2 - 流体噴射装置のメンテナンス方法及び流体噴射装置 - Google Patents
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また、前記第2ステップでは、前記バルブを閉塞させた状態を一定期間保持することを特徴とする。
また、前記第5ステップは、前記第4ステップで前記バルブを開放した後に行い、前記バルブを閉塞後、前記第6ステップでは、前記連通路を減圧した状態を一定期間保持することを特徴とする。
本発明に係る流体噴射装置は、複数のノズル開口から流体を噴射する噴射ヘッドを備えると共に、前記流体を貯留する流体貯留部と、前記流体貯留部と、複数の前記ノズル開口のうち該流体貯留部に対応するノズル開口との間で前記流体を流通させるように、前記噴射ヘッドのうち前記流体貯留部に対応する流路に接続された流体流通部と、前記流体流通部の上流側に設けられたバルブと、前記流体流通部の下流側に設けられた拡幅部と、を有する組を複数備え、それぞれの前記組において、前記流体貯留部と、前記流体流通部と、前記拡幅部と、前記噴射ヘッドのうち該流体貯留部に対応する前記流路と、該流体貯留部に対応する前記ノズル開口との間が連通路となっており、複数の前記組の前記連通路を同時に減圧する減圧手段を有する流体噴射装置であって、前記バルブを開放した状態で前記連通路を減圧し、前記流体が充填されていない前記流体流通部に該流体を該複数の流体流通部の前記拡幅部より上流まで供給し、前記バルブを閉塞し、前記バルブを閉塞させた状態で、前記連通路を前記バルブを開放した状態での減圧より大きく減圧し、前記バルブを開放して前記連通路に前記流体を供給し、前記バルブを閉塞し、前記バルブが閉塞された状態で前記連通路を減圧し、前記バルブを開放する動作が複数の前記組について同時に行われるよう制御する制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明の態様に係る流体噴射装置のメンテナンス方法は、ノズル開口から流体を噴射する噴射ヘッドと、前記流体を貯留する流体貯留部と、前記噴射ヘッドに接続され前記流体貯留部と前記ノズル開口との間で前記流体を流通させる複数の流体流通部と、前記流体流通部の上流側に設けられたバルブと前記流体流通部の下流側に設けられた拡幅部と、を備え、前記ノズル開口、前記噴射ヘッド内、前記拡幅部内、前記複数の流体流通部内及び前記流体貯留部内が連通路となっており、前記連通路を減圧する減圧手段を有する流体噴射装置のメンテナンス方法であって、前記バルブを開放した状態で前記連通路を減圧し、前記流体を前記複数の流体流通部の途中まで供給する第1ステップと、前記流体の供給後、前記バルブを閉塞させる第2ステップと、前記バルブの閉塞後、前記バルブが閉塞された状態で前記連通路を前記第1ステップでの減圧より大きく減圧する第3ステップと、前記連通路の減圧後、前記バルブを開放する第4ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、流体流通部の拡幅部より上流まで流体を供給することとしたので、拡幅部まで近距離に流体がある状態から流体をノズル開口へと供給できる。これにより、流体の充填速度のバラつきを解消することができる。
本発明によれば、複数の流体流通部間で均一な圧力が加わった状態で保持されることになるため、一定時間経過後は流体の先端の位置が拡幅部に対してほぼ等距離に揃うことになる。これにより、第4ステップでバルブを開放する際の流体の移動のスタートラインが揃うことになるので、流体の充填速度のバラつき発生をより確実に抑えることができる。
本発明によれば、上記第4ステップの後バルブを閉塞し(第5ステップ)、この状態で連通路を減圧して一定期間保持し(第6ステップ)、その後バルブを開放する(第7ステップ)こととしたので、拡幅部内に発生する空気層(気泡等)を噴射ヘッド内へと引き寄せる上、細かい気泡を結合させて大きくすることができる。拡幅部内に空気層があると、拡幅部内及び噴射ヘッド内への流体の流通が阻害されてしまう。本発明では、空気層をひとまとめにして噴射ヘッドに引き寄せることができるので、流体の流通が阻害されるのを防ぐことができる。
本発明によれば、上記第5ステップから上記第7ステップまでを繰り返して行うこととしたので、噴射ヘッド内に引き寄せられた空気層をノズル開口側へと更に引き寄せることができる。第5ステップから第7ステップを繰り返し行う場合には、吸引強度などの条件を変更して行っても構わない。
本発明によれば、上記第7ステップの後、バルブが開放された状態で連通路を減圧(第8ステップ)こととしたので、空気層をほとんど混入させることなく噴射ヘッドに流体を充填させることができる。
本発明によれば、上記第8ステップを繰り返して行うこととしたので、ノズル開口における微小な気泡を排出することができ、メニスカスを整えることができる。第8ステップを繰り返し行う場合には、吸引強度などの条件を変更して行っても構わない。
本発明によれば、上記第7ステップ、第8ステップ、第9ステップにおいてバルブを開放させた後、噴射ヘッドのうちノズル開口の外部を洗浄することとしたので、バルブ開放の際にノズル開口の外部に流体が噴射されてしまった場合であっても、ノズル開口の外部を清浄な状態に保持することができる。
プリンタ1は、プリンタ本体5と、サブタンク(拡幅部)2及び記録ヘッド(噴射ヘッド)3を搭載したキャリッジ4とを有している。
同図に示すように、サブタンク2はインク供給チューブ34の端部に設けられた拡幅部であり、ポリプロピレン等の樹脂製材料によって成型されている。このサブタンク2は、インク室27、弾性シート26、針接続部28、接続流路29及びタンク部フィルタ30を有している。
導入針ユニット17は、インク導入針22、フィルタ21及びインク導入路23を有している。インク導入針22は上端部が先細りになった筒状部材であり、この先細りの上端部がサブタンク2に装着された状態になっている。インク導入針22の上端部にはサブタンク2からインクLを導入針内部に導入するための導入口が設けられている。フィルタ21はインク導入針22の下端面を覆うように配置されている。インク導入路23はフィルタ21を介してインク導入針22の内部に連通されている。インク導入路23の下端はパッキン24を介してヘッドケース18内部に接続されている。
同図に示すように、ヘッドケース18の底部に流路ユニット19が接合された状態になっている。
図4はプリンタ1の初期充填動作の過程を示すフローチャートである。図5〜図9は初期充填動作時のインクカートリッジ6、インク供給チューブ34、サブタンク2及び記録ヘッド3の様子を模式的に示す図である。図10は初期充填動作時のインク導入針22の様子を模式的に示す図である。
以上により初期充填動作は完了となる。
Claims (4)
- 複数のノズル開口から流体を噴射する噴射ヘッドを備えると共に、
前記流体を貯留する流体貯留部と、
前記流体貯留部と、複数の前記ノズル開口のうち該流体貯留部に対応するノズル開口との間で前記流体を流通させるように、前記噴射ヘッドのうち前記流体貯留部に対応する流路に接続された流体流通部と、
前記流体流通部の上流側に設けられたバルブと、
前記流体流通部の下流側に設けられた拡幅部と、を有する組を複数備え、
それぞれの前記組において、前記流体貯留部と、前記流体流通部と、前記拡幅部と、前記噴射ヘッドのうち該流体貯留部に対応する前記流路と、該流体貯留部に対応する前記ノズル開口との間が連通路となっており、複数の前記組の前記連通路を同時に減圧する減圧手段を有する流体噴射装置のメンテナンス方法であって、
前記バルブを開放した状態で前記連通路を減圧し、前記流体が充填されていない状態の前記流体流通部に該流体を該流体流通部の前記拡幅部より上流まで供給する第1ステップと、
前記流体の供給後、前記バルブを閉塞させる第2ステップと、
前記バルブが閉塞された状態で前記連通路を前記第1ステップでの減圧より大きく減圧する第3ステップと、
前記バルブを開放し、前記連通路に前記流体を供給する第4ステップと、
前記バルブを閉塞する第5ステップと、
前記バルブが閉塞された状態で前記連通路を減圧する第6ステップと、
前記バルブを開放する第7ステップと
を備えると共に、
前記第1ステップから前記第7ステップを、複数の前記組について同時に行う
ことを特徴とする流体噴射装置のメンテナンス方法。 - 前記第2ステップでは、前記バルブを閉塞させた状態を一定期間保持する
ことを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置のメンテナンス方法。 - 前記第5ステップは、前記第4ステップで前記バルブを開放した後に行い、
前記バルブを閉塞後、前記第6ステップでは、前記連通路を減圧した状態を一定期間保持する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体噴射装置のメンテナンス方法。 - 複数のノズル開口から流体を噴射する噴射ヘッドを備えると共に、
前記流体を貯留する流体貯留部と、
前記流体貯留部と、複数の前記ノズル開口のうち該流体貯留部に対応するノズル開口との間で前記流体を流通させるように、前記噴射ヘッドのうち前記流体貯留部に対応する流路に接続された流体流通部と、
前記流体流通部の上流側に設けられたバルブと、
前記流体流通部の下流側に設けられた拡幅部と、を有する組を複数備え、
それぞれの前記組において、前記流体貯留部と、前記流体流通部と、前記拡幅部と、前記噴射ヘッドのうち該流体貯留部に対応する前記流路と、該流体貯留部に対応する前記ノズル開口との間が連通路となっており、複数の前記組の前記連通路を同時に減圧する減圧手段を有する流体噴射装置であって、
前記バルブを開放した状態で前記連通路を減圧し、前記流体が充填されていない前記流体流通部に該流体を該複数の流体流通部の前記拡幅部より上流まで供給し、前記バルブを閉塞し、前記バルブを閉塞させた状態で、前記連通路を前記バルブを開放した状態での減圧より大きく減圧し、前記バルブを開放して前記連通路に前記流体を供給し、前記バルブを閉塞し、前記バルブが閉塞された状態で前記連通路を減圧し、前記バルブを開放する動作が複数の前記組について同時に行われるよう制御する制御部を備える
ことを特徴とする流体噴射装置。
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