JP5260866B2 - 医療用精子採取装置 - Google Patents
医療用精子採取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5260866B2 JP5260866B2 JP2006337535A JP2006337535A JP5260866B2 JP 5260866 B2 JP5260866 B2 JP 5260866B2 JP 2006337535 A JP2006337535 A JP 2006337535A JP 2006337535 A JP2006337535 A JP 2006337535A JP 5260866 B2 JP5260866 B2 JP 5260866B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange portion
- core member
- container body
- ring member
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 82
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 82
- 239000006210 lotion Substances 0.000 claims abstract description 42
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 39
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 23
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 8
- 239000011800 void material Substances 0.000 claims description 2
- 210000003899 penis Anatomy 0.000 abstract description 46
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 26
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 8
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 210000000582 semen Anatomy 0.000 description 5
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 4
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 4
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 3
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 3
- 230000000638 stimulation Effects 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000011160 research Methods 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 201000001880 Sexual dysfunction Diseases 0.000 description 1
- 229920006465 Styrenic thermoplastic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 1
- 230000000274 adsorptive effect Effects 0.000 description 1
- 208000000509 infertility Diseases 0.000 description 1
- 230000036512 infertility Effects 0.000 description 1
- 231100000535 infertility Toxicity 0.000 description 1
- 230000009027 insemination Effects 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 231100000872 sexual dysfunction Toxicity 0.000 description 1
- 230000036299 sexual function Effects 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 238000013022 venting Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
この精子採取器は、円筒状の容器本体の一端に設けた開口から容器内部に、内装材の周囲を覆うように外装材を組み付けた組付け体を挿入し、容器開口側に位置する内装材の挿入口を円盤状のスポンジ蓋によって塞いでから、該容器開口をキャップによって封止している。スポンジ蓋の中央部には十字状の切り込みを設けておき、この切り込みを内装材の挿入口と連通させることによって、スポンジ蓋を経由して内装材内部にペニスを挿入できるようにしている。
また、内装材と容器本体との固定状態が十分でない場合には、摺擦操作中に内装材が容器本体内壁から脱落して挫屈し、使用不能に陥るという問題があった。このような不具合に対処するために内装材と容器本体とを接着剤により固着すると、接着のための工程が増大したり、製造工程の自動化に適さない構造となる。
本出願人が提案したPCT/JP2006/310969に係る精子採取装置においても、容器本体の開口部周縁が使用者の下腹部に当たって痛みをもたらすという不具合が発生し得る。
更に、本出願人は、特願2005−163336、特願2005−168906、特願2005−168907において、容器本体内にゲル状樹脂製のコア部材を収容すると共に、コア部材先端面に添設したスポンジ蓋の外周を容器本体内壁に接着固定することによって容器本体内におけるコア部材の位置決めを図った精子採取装置を提案した。しかし、実際には使用中にスポンジ蓋が容器本体内部に落ち込み易く、その結果として容器本体の開口部周縁が突出して使用者のペニスの基部や、ペニス周辺の皮膚を痛めたり、不快感を与えるという不具合があった。
また、高価なゲル状樹脂の使用量を減少させてコア部材のコストを低減することを目的としている。
更に、使用時に容器本体の開口部周縁がペニスの基部や、ペニス周辺の皮膚に繰り返し当接することによる当接部位へのダメージや、不快感を与えるという不具合を無くすることを他の目的としている。
請求項4の発明は、請求項2において、前記コア部材を構成する前記フランジ部の外周縁の一部を前記容器本体の開口部よりも外径方向へ薄板状に張出した環状薄板部を備え、前記環状薄板部を上方に引き上げて前記リング部材を包囲したことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項において、前記内キャップの支持面と前記コア本体の長手方向一端面との間に挿入用ローションを溜めるための空間が形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか一項において、前記コア部材と前記容器本体内壁との間に介在するスポンジ層を備えたことを特徴とする。
フランジ部内にリング部材を配置するタイプにおいては、ローション保持用のスポンジ部材をリング部材の内部に配置した状態でコア部材内部に挿入配置することとなるので、組付け手数を低減することが可能となる。
また、フランジ部の一部を外径方向に張り出した環状薄板部によって容器本体の開口部周縁を被覆するようにしたので、容器本体開口部の端縁が露出せず、軟質の環状薄板部によって被覆される。このため、使用時に容器本体の開口部周縁がペニスの基部や、ペニス周辺の皮膚に直接当接することによる当接部位へのダメージや、不快感を与えるという不具合を無くすることができる。
また、フランジ部の内部を空洞状に構成し、その空洞内部にリング部材やローション保持用のスポンジ部材を配置するようにしたので、高価なゲル状樹脂の使用量を低減してコストダウンを図ることができる。
特に、内蔵されるスポンジ部材内にローションがしみ込んでいるので、ペニスがスポンジ部材の中心穴を摺擦する度にローションが滲み出し、長時間に亘る潤滑効果を発揮できることとなる。
また、フランジ部内の空洞内にリング部材を配置することによって、外観上の美観が損なわれない、接着剤を使用しないために製造手数を低減できる、更に製品誤差が出にくい、といった種々の利点を得ることができる。
また、フランジ部によって容器本体開口部が閉止されているので、ペニスを引き抜く際に容器底部に設けた小孔を塞ぎながら行うと、バキューム感を感じることができる。
また、構成がシンプル化しており、組立て手数が削減できるので、製造工程の自動化によりなじみやすい構造となっている。
図1(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る医療用精子採取装置の外観斜視図、図2(a)及び(b)は当該精子採取装置の正面図、及び底面図、図3は縦断面図、図4(a)(b)及び(c)は各構成要素の分解斜視図、コア部材の外観斜視図、及びコア部材の縦断面図、図5は図3のA−A断面図である。
更に、この精子採取装置1は、容器本体内底面に配置されるスポンジ層(底部スポンジ層)30と、挿入口11からコア部材内部に挿着されるリング部材35と、リング部材35の内径側に嵌合される環状のスポンジ部材40と、コア部材10の挿入口11内に外側から嵌合して挿入口を閉止する突出部45b、及び突出部45bを支持すると共にコア部材の長手方向一端面に接触する支持面45aを有した内キャップ45と、を備えている。
容器本体の他端部3aには必要に応じて抜気用の小孔3bを形成しておき、未使用時には図示しないシールにより封止しておく。使用時には、シールを除去し、使用中に指で小孔3bを閉じたり開放することにより、コア部材内壁とペニスとの間の密着度、密着感を調整することができる。即ち、小孔3bを塞いだ状態ではペニスがコア部材内壁に密着するため締め付け力が強くなり、小孔を開放した状態では締め付け力が弱くなる。このように小孔を開閉するだけの簡単な操作によって、締め付け力を変化させて刺激を変化させることが可能となる。また、ペニスに痛みを感じる場合には、小孔を開けばよい。
コア部材の挿入空所12の内径は、容器本体3の長手方向中間部に設けた小径部3Mに対応する部分12Mが他の部位の内径よりも狭くなっている。このため、ペニスを挿入口11から挿入空所12内に圧入した際は勿論、摺擦作業時にペニス先端がこの狭幅部を繰り返し通過することとなり、ペニスに対する圧力が変化し、その結果与える刺激を変化、増大させることができる。また、コア部材10の長手方向中間部が容器本体の小径部3Mにより常時押圧されているので、コア部材の保形力が高まり、ペニス圧入時、摺擦時のコア部材の挫屈が防止される。
更に、コア部材10の外周面には軸方向へ延びる板状のリブ14を一体的に形成する。リブ14は、周方向へ延びるリブであってもよい。
コア部材10の長手方向一端部には、その端面に挿入口11を有した中空のフランジ部13を有し、フランジ部13の内部には挿入口11及び挿入空所12よりも大径の空所から成るリング部材収納部13aを有している。また、容器本体の開口部近傍の内壁にはコア部材のフランジ部13の外周部を嵌合支持するフランジ部支持凹所(フランジ部支持部)3cを備えている。コア部材のリング部材収納部13a内に、スポンジ部材40を内部に保持したリング部材35を嵌合配置して補強した状態で、フランジ部13の外周部をフランジ部支持凹所3c内に嵌合支持する。なお、フランジ部を支持するために容器本体側に設ける部分は必ずしも凹所である必要はなく、リング部材を内部に配置したフランジ部を脱落せぬように支持できる構造であればどのような形状であってもよい。
本実施形態によれば、このような不具合を一挙に解決することができる。特に、挿入口側にウレタンフォームが存在しないために、挿入時のザラザラな不快感がなくなる。
軟質材料から成るフランジ部13から外径方向へ張り出した環状張出し部13bが容器本体開口部4の端縁4a全体をカバーして(被覆して)使用者の身体の一部が端縁4aと直接接触することがないように、環状張出し部13bを開口部4の端縁4aよりも外径方向へ突出させている。環状張出し部13bと容器本体開口部の端縁との接触面は通常は接着する必要はない。環状張出し部13bが有する弾性力、粘着力によって開口部端縁と密着し、容易に剥離、位置ずれを起こすことがないからである。このように構成すれば、製造工程中から接着工程を省略できるため、生産性の向上、製造コストの低減を図ることができる。
このように構成することにより、キャップ5を取外してコア部材10の前端面を露出させた状態で挿入口11にペニスを挿入し、摺擦動作を行う際に、開口部の端縁4aが下腹部等に当接して痛みを起こすことがなくなる。
環状張出し部13bは、必ずしも全周に亘って連続した環状体である必要はなく、部分的に欠落部(切欠き、切り込み線)があってもよい。また、全周に亘って同一幅である必要もない。
このようにコア部材のフランジ部13の内部に配置した比較的硬質のリング部材35によってフランジ部13を補強した状態で、容器本体の内壁に設けたフランジ部支持凹所3c内に、コア部材のフランジ部13の外周部を嵌合する。コア部材はリング部材35によってサポートされたフランジ部13の外周部を容器本体によって強固に保持された状態となっており、挿入口11内にペニスを挿入して摺擦動作を行う際に、コア部材が挫屈したり、容器内に落ち込む等の不具合がなくなる。
また、フランジ部13の上面から下面にかけて貫通する切り込み13Bを形成することにより、ペニス挿入時にフランジ部内部の空気圧の過剰な増大による挿入口周辺のゲル状樹脂の膨張を防止することができる。切り込み13Bを形成する位置は、スポンジ部材40の外径側に相当する位置が好ましい。この切り込み13Bは、フランジ部の内圧上昇により内部から出てくる空気は放出するが、外気がフランジ部内部に流れ込む際には閉じることによって流入を阻止する逆止弁として機能する。
ペニス挿入時にはこの切り込み13Bから空気が放出される一方で、引き抜く際には空気はほとんど入ってこないので、フランジ部内部が真空に近い状態になり、大気圧と内気圧との間に圧力差が生じるためにペニスに対する吸着力が発生することとなる。
このようなバキューム効果は、挿入部の構造(リングの使用も含め)により、気密性が高まったことにより実現できた効果である。
次に、スポンジ層20は、発泡樹脂シートから構成されているが、単純なシートではなく、コア部材外周に形成したリブ14を挟み込んでコア部材の挫屈を防止するための挟圧部21を備えている。本実施形態では軸方向へ延びる2つの板状のリブ14を例示したが、このようなリブ14を挟み込むために、スポンジ層20の周方向中間部には軸方向へ延びる切り込み線としての挟圧部21を設け、この挟圧部21によって一方のリブ14を挟み込むと共に、他方のリブ14はスポンジ層20の周方向両端面間に挟み込むようにしてコア部材10とスポンジ層20を一体化した状態で容器本体3内に、開口部4側から挿入する(図5)。
リブ14の本数が3個以上の場合には挟圧部21の個数もそれに応じて増大する。また、リブ14の形成方向が周方向、その他の方向である場合にも同様に挟圧部の形成方向を変更する。
スポンジ層20の肉厚をコア部材10の長手方向に沿って異ならせたり、周方向に異ならせたり、更にスポンジ層20の内面に突部を設ける等の工夫により、コア部材10に対する周面からの圧力を変化させている。
何れの例においても、コア部材先端部と容器本体内底面との間に弾性的に収縮するスポンジ材料が配置されているので、ペニス長の大小に対応することが可能となる。即ち、ペニス長が標準より短い場合にはコア部材先端側に位置するスポンジがコア部材先端を受けてコア部材先端形状のつぶれ変形を防止してペニス先端に対する摺擦力を維持する一方で、ペニス長が標準よりも長い場合にはコア部材先端側に位置するスポンジがペニス先端によって圧縮されて変形してコア部材先端とペニス先端との摺擦力を十分に維持することができる。
上記実施形態では、容器2の長手方向両端部の径がほぼ同等な例を示したが、摺擦によるペニス先端部への刺激を高めるためには、容器本体3の外径は、開口部側端部よりも奥側端部の方が小径となるように構成するのが好ましい。
この実施形態に係る精子採取装置1は、コア部材のフランジ部の構造と、フランジ部を補強するためのリング部材の取付け位置を除けば、第1の実施形態とほぼ同様であるため、第1の実施形態との相異点を中心として説明する。
本実施形態に係るコア部材10は、長手方向一端部に、端面に挿入口11を有した中空のフランジ部13を有し、フランジ部13の外周部にはリング部材支持部13cを設けている。また、フランジ部13の内部には環状スポンジ部材35を嵌合するための空所13dが形成されている。
リング部材支持部13cの外周面に対しては、リング部材35が着脱自在に取付けられる。また、フランジ部内の空所13d内にはローションを吸収保持する環状のスポンジ部材40が嵌合配置される。
更に容器本体3の内壁にはフランジ部13及びリング部材35を嵌合するフランジ部支持凹所3cを備え、フランジ部13及びリング部材35をフランジ部支持凹所3c内に嵌合支持し、更にフランジ部13内にスポンジ部材40を嵌合配置した構成を有する。
なお、この実施形態に係る精子採取装置においても、コア部材10の長手方向(軸方向)一端面に設けた円盤状のフランジ部13の外周縁の一部が容器本体3の開口部4の端縁4aよりも外径方向へ薄板状に張り出した環状張出し部13bを備え、環状張出し部13bが容器本体の開口部の端縁4aを覆うように構成している。
なお、この例では環状張出し部13bをコア部材の軸方向と直交する水平方向へ張り出した例を示したが、図8に示した例のように予め上向きに略L字状に屈曲(湾曲)した形状の環状張出し部13eとしてもよい。このように予め上向きに折り曲げた形状としておくことにより、リング部材支持部13cとの間にリング部材を収納するための環状空所を確保することができ、取付け性を高めることができる。
この精子採取装置1を構成する容器2は、一端に開口部4を有すると共に一端外周面にキャップ装着面3dを有した容器本体3と、キャップ装着面3dに脱着して開口部を開閉するキャップ5と、を備えている。
リング部材35は、フランジ部13に設けたリング部材支持部13fに対して着脱自在に取付けられる比較的硬質の樹脂から構成される。リング部材支持部13fは、環状張出し部13bの外周を更に外径方向に延長した部分を下方へ略90度折り返した(屈曲させた)構成を備えている。折り返し部13fの内側にリング部材を収容可能な空所を確保できるように寸法設定されている。
ローション保持用の環状のスポンジ部材40は、フランジ部13内部に形成された空所13d内に嵌合される。
また、この折り返し部13fは、図11に示した実施形態のように予め下方へ屈曲させた状態で成型してもよいし、或いは図7中に示した環状薄板部13eのように横方向に張り出した状態で製造し、容器内に収納する際に下方に折り曲げるようにしてもよい。
また、フランジ部13内にローション保持用のスポンジ部材40を配置した状態でコア部材内部に挿入配置することとなるので、組付け手数を低減することが可能となる。フランジ部を中空にするため、その分のゲル状樹脂の材料費を低減できる。
また、コア部材の挿入口内に外側から嵌合して該挿入口を閉止する突出部と、突出部を支持し且つコア部材の長手方向一端面に接触する支持面と、を有した内キャップ45を備えたので、挿入口からのローションの漏れ出しを防止できる。即ち、フランジ部上面と内キャップとの間に空所を設けてローションを収納するようにしたので、使用開始時の潤滑性を高めることができる。また、内キャップによる密閉構造となっているため、ローションが漏出したり、蒸発せず、衛生的である。
フランジ部内の空洞内にリング部材を配置することによって、外観上の美観が損なわれない、接着剤を使用しないために製造手数を低減できる、更に製品誤差が出にくい、といった種々の利点を得ることができる。
フランジ部によって容器本体開口部が閉止されているので、ペニスを引き抜く際に容器底部に設けた小孔を塞ぎながら行うと、バキューム感(吸着力)を感じることができる。これは、気密性の向上により、内気圧と外気圧の差が大きくなっているためである。
また、フランジ部内に配置されるリング部材は変形が容易であるため、容器の形状変化や、オーバル形状の容器にも対応することができる。
Claims (8)
- 一端に開口部を有した容器本体と、該開口部に脱着して開閉するキャップと、から成る容器と、
前記容器本体内に収容され、一端面の挿入口から内部に延びる挿入空所を有したゲル状樹脂製のコア部材と、
前記挿入口から前記コア部材内部に挿着されるリング部材と、
前記リング部材の内径側に嵌合されるスポンジ部材と、
を備え、
前記コア部材の一端部には、端面に前記挿入口を有したフランジ部を有し、該フランジ部の内部には空所から成るリング部材収納部を有し、
前記容器本体は、前記コア部材のフランジ部外周部を支持するフランジ部支持部を備え、
前記リング部材収納部内に前記スポンジ部材を保持した前記リング部材を嵌合配置した状態で、前記フランジ部を前記フランジ部支持部によって脱落せぬよう支持したことを特徴とする医療用精子採取装置。 - 一端に開口部を有した容器本体と、該開口部に脱着して開閉するキャップと、から成る容器と、
前記容器本体内に収容され、一端面の挿入口から内部に延びる挿入空所を有すると共に、一端部に前記挿入口を有し且つ外周面にリング部材支持部を有したフランジ部を有したゲル状樹脂製のコア部材と、
前記リング部材支持部に対して着脱自在に取付けられるリング部材と、
前記フランジ部内部に嵌合されるスポンジ部材と、
を備え、
前記容器本体は、前記フランジ部及び前記リング部材を支持するフランジ部支持部を備え、
前記フランジ部支持部により、前記フランジ部及び前記リング部材を支持し、
前記フランジ部内に前記スポンジ部材を嵌合配置したことを特徴とする医療用精子採取装置。 - 前記コア部材を構成する前記フランジ部の外周縁の一部を前記容器本体の開口部よりも外径方向へ薄板状に張出した張出し部を備え、
前記張出し部が前記容器本体の開口部の端縁を覆うように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用精子採取装置。 - 前記コア部材を構成する前記フランジ部の外周縁の一部を前記容器本体の開口部よりも外径方向へ張出した環状薄板部を備え、
前記環状薄板部を上方に引き上げて前記リング部材を包囲したことを特徴とする請求項2に記載の医療用精子採取装置。 - 一端に開口部を有すると共に該一端外周面にキャップ装着面を有した容器本体と、該キャップ装着面に脱着して該開口部を開閉するキャップと、から成る容器と、
前記容器本体内に収容され、一端面の挿入口から内部に延びる挿入空所を有すると共に、一端部に前記挿入口を有したフランジ部を備えたゲル状樹脂製のコア部材と、
前記フランジ部に対して着脱自在に取付けられるリング部材と、
前記フランジ部内部に嵌合されるスポンジ部材と、
を備え、
前記フランジ部の外周縁を前記容器本体の開口部端縁及びキャップ装着面を被覆するように折り返した状態で、前記フランジ部の折り返し部外面に前記リング部材を嵌着して前記キャップ装着面との間で該折り返し部を挟圧保持したことを特徴とする医療用精子採取装置。 - 前記コア部材の挿入口内に外側から嵌合して該挿入口を閉止する突出部と、該突出部を支持すると共に前記コア部材の長手方向一端面に接触する支持面と、を有した内キャップを備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の医療用精子採取装置。
- 前記内キャップの支持面と前記コア本体の長手方向一端面との間に挿入用ローションを溜めるための空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の医療用精子採取装置。
- 前記コア部材と前記容器本体内壁との間に介在するスポンジ層を備えたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の医療用精子採取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006337535A JP5260866B2 (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | 医療用精子採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006337535A JP5260866B2 (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | 医療用精子採取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008148774A JP2008148774A (ja) | 2008-07-03 |
JP5260866B2 true JP5260866B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=39651648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006337535A Active JP5260866B2 (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | 医療用精子採取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5260866B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10751502B2 (en) | 2016-06-21 | 2020-08-25 | Netappli Co., Ltd. | Body pillow and video communication system |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES1069928Y (es) * | 2009-03-02 | 2009-09-29 | Serrano Maria Cruz Sanchez | Dispositivo para la recogida de muestras de semen |
WO2011145580A1 (ja) * | 2010-05-17 | 2011-11-24 | 株式会社典雅 | 精子採取器の製造装置、及び製造方法 |
CN103796619B (zh) * | 2011-09-08 | 2016-10-12 | 罗纳尔多·艾伦·布朗 | 用于促进阴茎疲软的男性的性高潮的装置 |
ITUB20152875A1 (it) | 2015-08-05 | 2017-02-05 | Lorenzo Hirsch | Giocattolo per adulti |
CN109661219B (zh) * | 2016-08-05 | 2021-04-27 | 株式会社典雅 | 射精促进装置 |
JP7239452B2 (ja) * | 2019-11-19 | 2023-03-14 | Sodクリエイト株式会社 | 射精促進器具 |
-
2006
- 2006-12-14 JP JP2006337535A patent/JP5260866B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10751502B2 (en) | 2016-06-21 | 2020-08-25 | Netappli Co., Ltd. | Body pillow and video communication system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008148774A (ja) | 2008-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5260866B2 (ja) | 医療用精子採取装置 | |
US7993315B2 (en) | Sperm collecting apparatus | |
US7753895B2 (en) | Sperm collecting apparatus | |
US8353887B2 (en) | Sperm collection device | |
JP4691398B2 (ja) | 射精促進装置 | |
JP6636495B2 (ja) | 射精促進装置の減圧装置 | |
KR20110043640A (ko) | 세척 도구 | |
JP4594172B2 (ja) | 射精促進装置 | |
JP3759735B2 (ja) | 医療用逆止弁 | |
US9463111B2 (en) | Portable urinating device | |
JP4703276B2 (ja) | 射精促進装置 | |
WO2011118665A1 (ja) | 射精促進装置 | |
EP4140529A1 (en) | Urinary catheter cap | |
JP5960653B2 (ja) | 射精促進器 | |
WO2017068635A1 (ja) | 射精促進装置 | |
JPH10118196A (ja) | 皮膚の潤いを補う潤滑用品 | |
JP2022057555A (ja) | 射精促進器 | |
JP2023034998A (ja) | 液体注入装置及びそれを用いて液体が注入される密閉容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20111205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120612 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120910 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120910 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20121002 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20121207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130426 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5260866 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |