JP7239452B2 - 射精促進器具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術は、『長手方向一端面が開口した非円筒状の容器本体と、該容器本体の開口部に着脱して開閉するキャップと、から成る容器と、前記容器本体内に収容され、長手方向一端面の挿入口から内部に延びる挿入空所を有したゲル状樹脂製のコア部材と、前記コア部材と前記容器本体内壁との間に介在するスポンジ層と、を備えた精子採取装置において、前記容器本体は、長手方向両端部の外径よりも中間部の外径が小さい非円筒体であると共に、前記キャップの上面は定置に適した平坦面であり、前記開口部と反対側の容器本体端部は定置に適さない円弧状面である構成の精子採取装置』という内容である。
なお、この特許文献1における『コア部材内壁とペニスとの間の密着度や密着感』とは、この種の器具の性能や効能を示す指標の一つとして表現されることがあり、当業者の中には、他にバキューム又はバキューム感などと呼称する者もいる。
更に、使用者自らが、装置を使用しながら指で調整しなければならず、使用性や操作性にも問題があった。
1.筒状の外装容器に内部材が収容され、該内部材には挿入口と挿入空隙が設けられた射精促進器具であって、
前記外装容器の頭部には、通気孔を有する口部が設けられ、
前記口部には、螺合により開閉可能なキャップ体が取り付けられ、
前記キャップ体の締め具合によって、外装容器の内部の空気圧を無段階に調節可能な構成であることを特徴とする射精促進器具。
前記底部開口が、内部材のフランジ部と密着固定されることにより、該底部開口が気密性を有する構成であることを特徴とする請求項1に記載の射精促進器具。
該底蓋体に、溝部が設けられた構成であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の射精促進器具。
図1は、射精促進器具1の一実施例を表す分解構成図である。
図1に示される通り、射精促進器具1は、外装容器2、内部材3及びキャップ体4から構成され、底蓋体5やスポンジS等を構成に加えることができる。
図3は、射精促進器具1の一実施例を表す断面図であり、内部材3の細部とキャップ体4の描写を省略している。
図1に示される通り、外装容器2は、通気孔21を有する口部22が設けられたペットボトルの如き形態である。口部22には、後述するキャップ体4に対応し、螺合により開閉ないし緩締(キャップ体4を緩める又は締めること。以下同じ。)が可能とするための 雄ねじ部23が形成される。
また更に、括れ部26を使用者が握り変形させることで又は予め括れ部26を後述する内部材3に接触する位置まで括れさせることで、内部材3を部分的に押圧(スポンジSを介して押圧することを含む。)することにより、内部材3に挿入されたペニスに対して、部分的に締め付けを強くすることができる。
材質は限定しないが、例えば、ペットボトルの材料として知られるポリエチレンテレフタレート(PET)等を挙げることができる。また、この種の技術分野で用いられる公知公用の材質を特別の制限なく採用することができ、PET以外のプラスチックを用いてもよい。
図1及び3に示されるように、内部材3は、一方の端部が開放され、他方の端部が閉鎖された筒状の形態であり、この一方の端部にはペニスを挿入するための挿入口31が設けられる。
筒状の内部には、ペニスが挿入されるための挿入空隙32が形成される。なお、図3では、挿入空隙32を形成する筒状体の内壁の詳細については省略しているが、ペニスを刺激するために凹凸等が形成されることが好ましい。
例えば、これを形成する材質として、エラストマー(弾性を有する高分子の総称。)を挙げることができ、より詳しくは、ウレタンゴムやシリコンゴム等を挙げることができる。その他、この種の技術分野で用いられる公知公用の材質を特別の制限なく採用することができる。
図1に示されるように、キャップ体4は、外装容器2の口部22に対応した蓋体であり、螺合により開閉される構成である。キャップ体4を完全に締めた状態(閉状態)では、外装容器2の通気孔21は塞がれて通気できない状態となり、キャップ体4を緩めた状態又は取り外した状態(開状態)では、外装容器2の通気孔21は通気可能な状態であり、抜気又は給気が可能である。
なお、図4に示されるように、キャップ体4の裏面は、水平面であることが好ましい。即ち、この裏面に中足(図示しない)が形成されたタイプのキャップ体では、この中足が給気又は抜気を妨げるおそれがあるため、中足が設けられず水平面で形成された態様であることが好ましい。
図5に、キャップ体4が、(a)締まった状態・閉状態と、(b)緩まった状態・開状態の様子を示す。
特に、キャップ体4を緩めた状態において、外装容器2を手などで凹ませることで通気孔21から抜気し、その状態のまま、キャップ体4を締めることで内部の空気圧は低い状態で維持される。また、抜気しキャップ体4を締めた状態で、内部材3に挿入されていたペニスを抜けば、減圧される。
また、(b)緩まった状態・開状態の場合であって、更に緩み加減が大きい状態においては、外装容器2の雄ねじ部23とキャップ体4の雌ねじ部41との螺合された範囲(距離)は短くなり、雄ねじ部23との雌ねじ部41との間に生ずる空隙、即ち、空気の流路が狭くなる区間の面積も減少することになるため、通気性がより高くなる。
また、吸音材42は、吸音という効果を発揮しつつ、簡易かつ軽量な構造とするため、スポンジで形成することが好ましい。
キャップ体4の裏面に吸音材42が設けられることにより、特にキャップ体4が完全に締まっていない状態(通気孔21が通気可能な状態)において、抜気又は吸気によって生じ得る音の発生を防止又は抑制することができる。
しかし、このキャップ体4による空気圧の調節機構のみでは、空気圧調節の遅延や不足が生ずる場合がある。外装容器2の内部の空気圧が高すぎる場合は、内部材3の挿入空隙32の空間が狭くなり、内部材3にペニスを挿入することができないという問題が生じ得る。一方で、外装容器2の内部の空気圧が低すぎる場合は、内部材3にペニスが挿入された状態において、内部材3の挿入空隙32における内壁がペニスに吸い付くような現象が起き、ペニスが抜けなくなるという問題が生じ得る。
そこで、射精促進器具1には、次に示す構成を併せて採用することが好ましい。
変形孔35は、以下に説明する作用によって変形される。なお、この説明で使用する図6では、変形孔35は2つの点を2つの曲線で接続した細長い葉っぱ形の切欠孔(換言すれば、凸レンズの如き形状。)の場合を例示するが、本発明はこの形状に限定されるものではない。
内部材3にペニスを挿入した状態において、外装容器2の内部の空気圧が高くなると、その圧力で内部材3の側面は伸長するので、その側面に設けられた変形孔35は、図6(b)に示されるように、その開口が広がり大きくなる。
図1~3に示されるように、底蓋体5は、外装容器2の底部開口24に対する蓋として設けられる。底蓋体5は、外装容器2の底部開口24を閉じる他、未使用時の射精促進器具1について、内部材3が露出することを防ぐ役割を果たす。即ち、内部材3はペニスが直接挿入される部材であり、高い衛生管理が求められるため、例えば販売時においても内部材3を含む外装容器2の内部を保護する必要があり、そのため底蓋体5が設けられる。
溝部51の幅W(図8(a)参照)は、10~20mmの範囲内で形成されることが好ましい。スマートフォンの厚みは、7~10mmの範囲であるものが多く、これを載置するためには10mm以上の幅が必要であること、更に、スマートフォン等を垂直に立て掛けたのでは閲覧し難いため、斜めに立て掛けるように載置するため、幅に余裕が必要であること、を勘案した結果、溝部51の幅Wを10~20mmの範囲内に形成することを導き出した。
例えば、外装容器2内における口部22と内部材3の頭部との間に、上部スポンジS1を配置することができる。また、外装容器2の側面内壁と、内部材3の側面外壁との間に、側部スポンジS2を配置することができる。
また、スポンジS(S1・S2)は内部材3を外側から包む態様で配置されるため、このスポンジS(S1・S2)の存在によって、内部材3に挿入されたペニスは柔らかく包み込まれるような感触を得ることができ、使用感・装着感が向上する。この使用感・装着感をより良いものとするため、スポンジSの材質には高品位のウレタンを使用し、厚みを20mm程度とすることが好ましい。
射精促進器具1は、図1等に示される通り、口部22にキャップ体4が取り付けられた態様から、飲料等が収容され市販されるペットボトルの如き形態である。
しかし、本発明に係る射精促進器具1は、上述の通り、一般的なペットボトルの如き形態であり、一見すると射精促進器具であることを認識され難い。
従って、例えば店頭で購入する際や、廃棄する際にも、人目を気にする必要性が低いという効果がある。
2 外装容器
21 通気孔
22 口部
23 雄ねじ部
23a 切欠部
24 底部開口
25 係止部
26 括れ部
3 内部材
31 挿入口
32 挿入空隙
33 フランジ部
34 係止部
35 変形孔
4 キャップ体
41 雌ねじ部
41a 切欠部
42 吸音材
5 底蓋体
51 溝部
C 蓋体の中心点
W 溝部の幅
D 溝部の深さ
S スポンジ
S1 上部スポンジ
S2 側部スポンジ
Claims (3)
- 筒状の外装容器に内部材が収容され、該内部材には挿入口と挿入空隙が設けられた射精促進器具であって、
前記外装容器の頭部には、通気孔を有する口部が設けられた構成、
前記口部には、螺合により開閉可能なキャップ体が取り付けられた構成、
前記外装容器の口部から側面にかけて緩やかな曲線で接続された形状、
前記外装容器の側面に括れ部が設けられた形状、
という構成又は形状を備えることによって、前記射精促進器具の全体がペットボトル形状に形成されており、
前記外装容器の口部に設けられた雄ねじ部と、前記キャップ体の内側に設けられた雌ねじ部にはそれぞれ切欠部が設けられた構成から、前記キャップ体の締め具合によって、外装容器の内部の空気圧を無段階に調節可能な構成であり、
前記通気孔は、前記外装容器と前記内部材の間に形成された空間と通じており、
前記空間の空気圧を前記キャップ体の締め具合で調節することによって、前記内部材へ外側から圧力変化を加え、前記内部材の挿入空隙へ挿入したペニスに対する締め付けを調節する構成であることを特徴とする射精促進器具。 - 内部材に、該内部材の伸縮により開口の形状が変形する変形孔が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の射精促進器具。
- 変形孔が、内部材の側面の一部を切開して形成された切欠孔であり、
前記切欠孔が、直線状若しくは曲線状の切欠孔、又は2つの点を2つの曲線で接続した細長い葉っぱ形の切欠孔であることを特徴とする請求項2に記載の射精促進器具。
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