JP7239452B2 - 射精促進器具 - Google Patents

射精促進器具 Download PDF

Info

Publication number
JP7239452B2
JP7239452B2 JP2019208421A JP2019208421A JP7239452B2 JP 7239452 B2 JP7239452 B2 JP 7239452B2 JP 2019208421 A JP2019208421 A JP 2019208421A JP 2019208421 A JP2019208421 A JP 2019208421A JP 7239452 B2 JP7239452 B2 JP 7239452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner member
outer container
cap body
ejaculation
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019208421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021078712A (ja
Inventor
義晃 野本
崇 栗原
Original Assignee
Sodクリエイト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodクリエイト株式会社 filed Critical Sodクリエイト株式会社
Priority to JP2019208421A priority Critical patent/JP7239452B2/ja
Publication of JP2021078712A publication Critical patent/JP2021078712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7239452B2 publication Critical patent/JP7239452B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

本発明は、男性器に刺激を与えて射精を促す射精促進器具に関し、詳しくは、内部の空気圧の調節機構を備えた射精促進器具に関する。
従来から、男性器に摩擦刺激を与えて射精を促す器具が種々知られている。
特許文献1に記載の技術は、『長手方向一端面が開口した非円筒状の容器本体と、該容器本体の開口部に着脱して開閉するキャップと、から成る容器と、前記容器本体内に収容され、長手方向一端面の挿入口から内部に延びる挿入空所を有したゲル状樹脂製のコア部材と、前記コア部材と前記容器本体内壁との間に介在するスポンジ層と、を備えた精子採取装置において、前記容器本体は、長手方向両端部の外径よりも中間部の外径が小さい非円筒体であると共に、前記キャップの上面は定置に適した平坦面であり、前記開口部と反対側の容器本体端部は定置に適さない円弧状面である構成の精子採取装置』という内容である。
また、特許文献1の明細書には、『容器本体の他端部3aには必要に応じて抜気用の小孔3bを形成しておき、未使用時には図示しないシールにより封止しておく。使用時には、シールを除去し、使用中に指で小孔3bを閉じたり開放することにより、コア部材内壁とペニスとの間の密着度、密着感を調整することができる。即ち、小孔3bを塞いだ状態ではペニスがコア部材内壁に密着するため締め付け力が強くなり、小孔を開放した状態では締め付け力が弱くなる。このように小孔を開閉するだけの簡単な操作によって、締め付け力を変化させて刺激を変化させることが可能となる。』と開示されている。
即ち、この特許文献1に記載の技術によれば、容器本体に形成された抜気用の小孔3bを、使用者が指で開閉することによって、容器内の空気圧を調整し、コア部材内壁とペニスとの間の密着度、密着感を調整することが可能な構成である。
なお、この特許文献1における『コア部材内壁とペニスとの間の密着度や密着感』とは、この種の器具の性能や効能を示す指標の一つとして表現されることがあり、当業者の中には、他にバキューム又はバキューム感などと呼称する者もいる。
しかし、特許文献1に記載の技術では、容器内の空気圧の調整手段、即ち、コア部材内壁とペニスとの間の密着度、密着感を調整手段として、抜気用の小孔3bを開閉するという、いわば開放又は閉塞という2段階の調整しかできず、適度な使用感を得ることが困難であるという問題があった。
更に、使用者自らが、装置を使用しながら指で調整しなければならず、使用性や操作性にも問題があった。
一方で、特許文献2には、『挿入口から内部に延びる挿入空所を有すると共に該挿入空所に内外を連通可能とするバルブ部を有したゲル状樹脂製の射精促進具、及び該射精促進具を収容する容器を備えた射精促進装置に装着されて前記容器内を減圧する減圧装置であって、前記容器に設けた抜気穴と連通する負圧導入部と、前記負圧導入部、及び前記抜気穴を経由して前記容器内に導入する負圧を生成する負圧生成部と、該負圧導入部から前記容器内に供給される負圧を調整する負圧調整部と、を備えた構成の射精促進装置の減圧装置』という技術が開示されている。
この特許文献2に記載の技術によれば、『挿入空所内にペニスが挿入された状態で負圧生成部53からの負圧が挿入空所内を減圧させることにより、挿入空所内壁とペニスとの吸着力を高めてペニス摺擦時の刺激を高めることができる。減圧の駆動源はモーターにより駆動されるポンプであり、電動であるため強い出力を得ることができる。このため、射精に際して強い刺激を必要とする使用者にとって射精という目的を達成し易くなる。つまり、射精に際して通常の男性に比べて強い刺激を必要とする者が射精促進装置を使用する場合であっても、本人に適した最適、且つ必要十分な刺激(バキューム感、吸着感)を与えて射精(精子採取)という目的を達成することができる。(特許文献2の明細書段落番号0012参照)』という効果がある。
なお、この特許文献2における『本人に適した最適、且つ必要十分な刺激(バキューム感、吸着感)』とは、この種の器具の性能や効能を示す指標の一つとして表現されることがあり、特許文献1における『コア部材内壁とペニスとの間の密着度や密着感』と同義又は近似した意味合いである。
しかし、特許文献2に記載の技術では、構造が複雑であると共に、構成部材が多数必要である等の理由により製造コストが高いという問題があった。また更に、構成部材として電動モーター等が必要であり、装置自体の重量が増し、その事によって使用感に問題があった。
特開2006-334176 再公表2016/132462
そこで、本発明の課題は、簡易な構造で軽量化及び低コスト化を実現でき、使用者に適した密着感、バキューム感又は吸着感等を得ることができる射精促進器具を提供することにある。
上記本発明の課題は、下記の手段により達成される。
1.筒状の外装容器に内部材が収容され、該内部材には挿入口と挿入空隙が設けられた射精促進器具であって、
前記外装容器の頭部には、通気孔を有する口部が設けられ、
前記口部には、螺合により開閉可能なキャップ体が取り付けられ、
前記キャップ体の締め具合によって、外装容器の内部の空気圧を無段階に調節可能な構成であることを特徴とする射精促進器具。
2.外装容器の底部には底部開口が設けられ、
前記底部開口が、内部材のフランジ部と密着固定されることにより、該底部開口が気密性を有する構成であることを特徴とする請求項1に記載の射精促進器具。
3.キャップ体の裏面には、吸音材が設けられた構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の射精促進器具。
4.外装容器の口部に設けられた雄ねじ部と、キャップ体の内側に設けられた雌ねじ部には、それぞれ切欠部が設けられた構成であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の射精促進器具。
5.外装容器には、底蓋体が設けられ、
該底蓋体に、溝部が設けられた構成であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の射精促進器具。
6.底蓋体の溝部が、底蓋体を底面から観察した場合における中心点を通過しない位置に設けられた構成であることを特徴とする請求項5に記載の射精促進器具。
7.溝部の幅が、10~20mmであることを特徴とする請求項5又は6に記載の射精促進器具。
8.溝部の深さが、10~20mmであることを特徴とする請求項5~7のいずれかに記載の射精促進器具。
上記1に示す発明は、外装容器の頭部に設けられた口部を、螺合により取り付けられたキャップ体でもって締める又は緩めることができる構成であり、これにより、外装容器の通気孔からの抜気又は給気を制御することができるので、内部の空気圧を開閉のみの2段階ではなく、無段階に調節することができ、使用者に適した密着感、バキューム感又は吸着感等を得ることができる。
また、従来の射精促進器具に、キャップ体というバルブの如き空気圧の調整機能を付加した構成であるため、軽量化及び低コスト化を実現することもできる。
上記2に示す発明によれば、外装容器と内部材とが別部材として形成されたとしても、内部材に設けられたフランジ部が外装容器の底部開口と密着固定される構成であれば、外装容器の底部開口は気密性を確保でき、通気孔の開閉又は緩締によってバキューム感等を無段階に調節することができる。
上記3に示す発明によれば、キャップ体の裏面に吸音材が設けられることにより、特にキャップ体が完全に締まっていない状態(通気孔が通気可能な状態)において、抜気又は吸気によって生じ得る音の発生を防止又は抑制することができる。
上記4に示す発明によれば、キャップ体が介在する各々のねじ部に切欠部が設けられた構成により、この切欠部が空気の通路となるため、外装容器と外部との空気の出し入れ(抜気と給気)はスムーズとなり、キャップ体の締め具合によるバキューム感等の調節が、更に行い易くなる。
上記5に示す発明によれば、底蓋体に溝部が設けられた構成により、この溝部を上方に向けて机や床等に置けば、この底蓋体をスマートフォンや写真等を載置する台(スタンド)として利用することができる。
上記6に示す発明によれば、底蓋体を底面から観察した場合における中心点を通過しない位置に溝部を設けることにより、この溝部にスマートフォン等をバランスよく載置することができる。これにより、本発明にかかる射精促進器具を利用する際に、両手が自由な状態でスマートフォン等を同時に閲覧したいとする使用者の需要に応えることができる。
上記7に示す発明によれば、溝部を所定範囲の幅に形成することにより、この溝部にスマートフォン等を載置した場合に、程よく傾いた態様で立て掛けて載置することができ、スマートフォン等のスタンドとして利用した場合に好適である。
上記8に示す発明によれば、溝部を所定範囲の深さに形成することにより、この溝部にスマートフォン等を載置した場合に、程よく傾いた態様で立て掛けて載置できると共に、脱落する可能性を低減することができ、スマートフォン等のスタンドとして利用した場合好適である。
本発明に係る射精促進器具を表す概略分解構成図 本発明に係る射精促進器具を表す正面図(キャップ体を省略) 本発明に係る射精促進器具を表す断面図(キャップ体を省略) キャップ体を表す概略断面図 キャップ体を(a)締めた状態及び(b)緩めた状態を表す概略説明図 変形孔の形状を表す概略説明図 (a)孔が閉じた又は狭い状態、(b)孔が広がった状態 底蓋体を表す斜視図 底蓋体の溝部の位置、幅及び深さを表す(a)平面図及び(b)断面図 底蓋体にスマートフォンを載置した使用状態を表す参考図
本発明に係る射精促進器具(以下、単に「射精促進器具」という。)1について、図面に従って説明する。
図1は、射精促進器具1の一実施例を表す分解構成図である。
図1に示される通り、射精促進器具1は、外装容器2、内部材3及びキャップ体4から構成され、底蓋体5やスポンジS等を構成に加えることができる。
図2は、射精促進器具1の一実施例を表す正面図であり、キャップ体4の描写を省略している。
図3は、射精促進器具1の一実施例を表す断面図であり、内部材3の細部とキャップ体4の描写を省略している。
まず、外装容器2について説明する。
図1に示される通り、外装容器2は、通気孔21を有する口部22が設けられたペットボトルの如き形態である。口部22には、後述するキャップ体4に対応し、螺合により開閉ないし緩締(キャップ体4を緩める又は締めること。以下同じ。)が可能とするための 雄ねじ部23が形成される。
図2に示されるように、この雄ねじ部23には、切欠部23aが設けられることが好ましい。この切欠部23aが設けられる効果については、キャップ体4に設けられる切欠部41aと共に後述する。
図3に示されるように、外装容器2の下方は開放されており、底部開口24が形成される。また、この底部開口24の周縁には、後述する内部材3と結合させるための係止部25が設けられる。
図1~3に示されるように、外装容器2の側面には、括れ部26が設けられることが好ましい。この括れ部26が形成されることにより、使用者は外装容器2を握りやすくなり、使用性を向上させることができる。
また更に、括れ部26を使用者が握り変形させることで又は予め括れ部26を後述する内部材3に接触する位置まで括れさせることで、内部材3を部分的に押圧(スポンジSを介して押圧することを含む。)することにより、内部材3に挿入されたペニスに対して、部分的に締め付けを強くすることができる。
外装容器2を形成する材質としては、一定の保形性を有すると共に、外装容器2の内部の空気圧の加減による変形にも対応するために可撓性を有することが好ましい。
材質は限定しないが、例えば、ペットボトルの材料として知られるポリエチレンテレフタレート(PET)等を挙げることができる。また、この種の技術分野で用いられる公知公用の材質を特別の制限なく採用することができ、PET以外のプラスチックを用いてもよい。
次に、内部材3について説明する。
図1及び3に示されるように、内部材3は、一方の端部が開放され、他方の端部が閉鎖された筒状の形態であり、この一方の端部にはペニスを挿入するための挿入口31が設けられる。
筒状の内部には、ペニスが挿入されるための挿入空隙32が形成される。なお、図3では、挿入空隙32を形成する筒状体の内壁の詳細については省略しているが、ペニスを刺激するために凹凸等が形成されることが好ましい。
図1及び3に示されるように、挿入口31が設けられた端部には、フランジ部33が設けられる。このフランジ部33が、外装容器2の底部開口24と密着して固定される構成であるため、外装容器2の底部開口24は気密性を確保でき、通気孔21の開閉又は緩締によってバキューム感等を調節することができる。
また、フランジ部33には、係止部34が設けられることが好ましい。図3に示されるように、この内部材3に設けられた係止部34と、外装容器2に設けられた係止部25とが係止されることにより、内部材3と外装容器2とは確実に固定され、使用中に内部材3が脱落等する不具合を防止することができる。
係止手段について限定はなく、この種の技術分野において用いられる公知公用の技術を特別の制限なく採用することができ、例えば、凹凸や爪を形成して嵌合や係合させる手段を挙げることができる。また、リング状のパーツ(図示しない)を使用して、内部材3の外周側から、フランジ部33を締めることで固定する手段を挙げることもできる。
内部材3は、これにペニスを挿入して、摩擦刺激することで射精を促すための部材である。そのため、この内部材3には、適度な硬度から得られる保形性と、ペニスを傷つけることなく摩擦を与えるための適度な柔軟性や伸縮性が求められる。
例えば、これを形成する材質として、エラストマー(弾性を有する高分子の総称。)を挙げることができ、より詳しくは、ウレタンゴムやシリコンゴム等を挙げることができる。その他、この種の技術分野で用いられる公知公用の材質を特別の制限なく採用することができる。
なお、射精促進器具1の使用時には、この内部材3の挿入口31や挿入空隙32に潤滑ローションや潤滑ゼリーを塗布又は流入することが好ましい。
次に、キャップ体4について説明する。
図1に示されるように、キャップ体4は、外装容器2の口部22に対応した蓋体であり、螺合により開閉される構成である。キャップ体4を完全に締めた状態(閉状態)では、外装容器2の通気孔21は塞がれて通気できない状態となり、キャップ体4を緩めた状態又は取り外した状態(開状態)では、外装容器2の通気孔21は通気可能な状態であり、抜気又は給気が可能である。
図4に示されるように、キャップ体4の側面の内壁には、雌ねじ部41が設けられ、この雌ねじ部41と、外装容器2の口部22に形成された雄ねじ部23とが対応しており、螺合により開閉又は緩締できる構成である。
図4に示されるように、雌ねじ部41には、切欠部41aが設けられることが好ましい。この切欠部41aが設けられることにより、ねじ部における通気性が向上され、キャップ体4が開状態において、外装容器2の通気孔21はよりスムーズに通気可能な状態になり、外装容器2の内部の空気圧(バキューム)をより細かく調節することが可能となる。詳述すると、雌ねじ部41に設けられた切欠部41aと、雄ねじ部23設けられた切欠部23aが、空気の通路となるため、この切欠部41a又は切欠部23aを通過した空気が、通気孔21を介して、内部に侵入(給気)又は外部に排出(抜気)される構成である。
なお、図4に示されるように、キャップ体4の裏面は、水平面であることが好ましい。即ち、この裏面に中足(図示しない)が形成されたタイプのキャップ体では、この中足が給気又は抜気を妨げるおそれがあるため、中足が設けられず水平面で形成された態様であることが好ましい。
続いて、キャップ体4を開閉又は緩締することによる効果について説明する。
図5に、キャップ体4が、(a)締まった状態・閉状態と、(b)緩まった状態・開状態の様子を示す。
(a)締まった状態・閉状態では、外装容器2の口部22の上端と、キャップ体4の裏面とが当接し、通気孔21が完全に塞がれた状態となる。従って、外装容器2と外部との通気は不可となる。この場合、外装容器2の内部の空気圧は最も低く維持されるので、使用時にペニスに対する締め付けは最も強くなり、即ちバキューム感が最も強くなる。
特に、キャップ体4を緩めた状態において、外装容器2を手などで凹ませることで通気孔21から抜気し、その状態のまま、キャップ体4を締めることで内部の空気圧は低い状態で維持される。また、抜気しキャップ体4を締めた状態で、内部材3に挿入されていたペニスを抜けば、減圧される。
一方で、(b)緩まった状態・開状態では、外装容器2の口部22の上端と、キャップ体4の裏面とは当接しておらず、通気孔21は通気可能な状態である。また、上述の通り、切欠部23a・41aが設けられた構成であれば、外装容器2と外部との通気がよりスムーズとなる。
(b)緩まった状態・開状態の場合において、緩み加減によって通気性は変化する。これは、口部22の上端とキャップ体4の裏面との間に生ずる距離、即ちここに生ずる空隙の面積が変化し、空気の通路の断面積が加減するためである。
また、(b)緩まった状態・開状態の場合であって、更に緩み加減が大きい状態においては、外装容器2の雄ねじ部23とキャップ体4の雌ねじ部41との螺合された範囲(距離)は短くなり、雄ねじ部23との雌ねじ部41との間に生ずる空隙、即ち、空気の流路が狭くなる区間の面積も減少することになるため、通気性がより高くなる。
例えば、(a)締まった状態・閉状態からキャップ体4を僅かに緩めた状態であれば、通気孔21からの空気の出入りは最小限であり、外装容器2の内部の空気圧は低く維持されるので、バキューム感が比較的強い。(a)締まった状態・閉状態からキャップ体4を大きくに緩めた状態であれば、通気孔21からの空気の出入りは多く、外装容器2の内部の空気圧が常圧に近くなるので、バキューム感が比較的弱い。
通気孔21からの通気性を最大限に高めるためには、キャップ体4を口部22から取り外せばよい。この場合、外装容器2の内部の空気圧がより常圧に近くなるので、使用時にペニスに対する締め付けは最も弱くなり、即ちバキューム感は最も弱くなる。なお、キャップ体4を外した状態で使用すれば、キャップ体4の使用で通気性を制限することによって生じ得る音は発生しなくなり、静音使用が可能という利点もある。
このように、キャップ体4の開閉又は緩締の加減によって、外装容器2の内部の空気圧、即ちバキューム感を無段階に調整できることが、本発明の最大の特徴である。
図4に示されるように、キャップ体4の裏面に吸音材42を設けることが好ましい。吸音材42は、キャップ体4の裏面の形状に合致した形状であることが好ましく、円板の如き形状であることが好ましい。
また、吸音材42は、吸音という効果を発揮しつつ、簡易かつ軽量な構造とするため、スポンジで形成することが好ましい。
キャップ体4の裏面に吸音材42が設けられることにより、特にキャップ体4が完全に締まっていない状態(通気孔21が通気可能な状態)において、抜気又は吸気によって生じ得る音の発生を防止又は抑制することができる。
ここまでは、キャップ体4による空気圧の調節機構、即ちバキューム感の調節機能について説明した。
しかし、このキャップ体4による空気圧の調節機構のみでは、空気圧調節の遅延や不足が生ずる場合がある。外装容器2の内部の空気圧が高すぎる場合は、内部材3の挿入空隙32の空間が狭くなり、内部材3にペニスを挿入することができないという問題が生じ得る。一方で、外装容器2の内部の空気圧が低すぎる場合は、内部材3にペニスが挿入された状態において、内部材3の挿入空隙32における内壁がペニスに吸い付くような現象が起き、ペニスが抜けなくなるという問題が生じ得る。
そこで、射精促進器具1には、次に示す構成を併せて採用することが好ましい。
内部材3の挿入口31付近に、変形孔35を設けることが好ましい。変形孔35は、図3に例示されるように、挿入口付近であって、フランジ部33や係止部34の内側に位置する部分に設けられ、内部材3の挿入空隙32と外装容器2の内部との間で、通気を可能とする孔である。
変形孔35は、内部材3の側面をニッパーやカッター等を使用して切開することで形成することが好ましい。このため、変形孔35の形状は、直線状・曲線状の切欠孔、2つの点を2つの曲線で接続した細長い葉っぱ形の切欠孔(換言すれば、凸レンズの如き形状。)、細長い楕円形の切欠孔を例示することができる。
上述の通り、内部材3は、エラストマーのように適度な柔軟性や伸縮性を有する材質で形成される。このため、内部材3が空気圧等の影響によって伸縮すれば、変形孔35の形状も変形することになる。
変形孔35は、以下に説明する作用によって変形される。なお、この説明で使用する図6では、変形孔35は2つの点を2つの曲線で接続した細長い葉っぱ形の切欠孔(換言すれば、凸レンズの如き形状。)の場合を例示するが、本発明はこの形状に限定されるものではない。
外装容器2の内部の空気圧が常圧又は常圧に近い状態において、変形孔35は、図6(a)に示されるように、細長い葉っぱ形の形状であり、開口は閉じているか狭い状態である。
内部材3にペニスを挿入した状態において、外装容器2の内部の空気圧が高くなると、その圧力で内部材3の側面は伸長するので、その側面に設けられた変形孔35は、図6(b)に示されるように、その開口が広がり大きくなる。
変形孔35の開口が広がると、外装容器2の内部の空気が外部に排出され、圧力が緩和される。そうすると、外装容器2の内部の空気圧は常圧又はこれに近い状態となり、変形孔35は、図6(a)に示されるように、その開口が閉じた又は狭い状態に戻る。
上述した作用によって、外装容器2の内部の空気圧が過剰に高い又は低い状態となることを防止又は抑制することができるので、射精促進器具1をスムーズにストロークすることが可能となる。
次に、底蓋体5について説明する。
図1~3に示されるように、底蓋体5は、外装容器2の底部開口24に対する蓋として設けられる。底蓋体5は、外装容器2の底部開口24を閉じる他、未使用時の射精促進器具1について、内部材3が露出することを防ぐ役割を果たす。即ち、内部材3はペニスが直接挿入される部材であり、高い衛生管理が求められるため、例えば販売時においても内部材3を含む外装容器2の内部を保護する必要があり、そのため底蓋体5が設けられる。
図7に示されるように、底蓋体5に溝部51を設けることが好ましい。溝部51は、ここにスマートフォン等の情報端末や写真等を立てた態様で置くことができ、この溝部51が形成された面を上側にして机や床等に置けば、スマートフォン等のスタンドとして使用することができる。
溝部51は、底蓋体5を底面から観察した場合(図8(a)参照)における中心点Cを通過しない位置に設けることが好ましい。この構成を採用することにより、スマートフォン等を溝部51に斜めに立てかけた場合(図9参照)に、スマートフォン等を載置した状態における底蓋体5の重心が中心部におかれるため、バランスを崩して倒れることを防止することができる。換言すれば、中心点Cを通過する位置に溝部51を設けた場合、載置されたスマートフォン等の上部は中心点Cよりも外側に位置することにより、底蓋体5の重心も外側に移動するため、バランスを崩して倒れる可能性がある。
溝部51は、次のような寸法で形成されることが好ましい。
溝部51の幅W(図8(a)参照)は、10~20mmの範囲内で形成されることが好ましい。スマートフォンの厚みは、7~10mmの範囲であるものが多く、これを載置するためには10mm以上の幅が必要であること、更に、スマートフォン等を垂直に立て掛けたのでは閲覧し難いため、斜めに立て掛けるように載置するため、幅に余裕が必要であること、を勘案した結果、溝部51の幅Wを10~20mmの範囲内に形成することを導き出した。
また、溝部51の深さD(図8(b)参照)は、10~20mmの範囲内で形成されることが好ましく、13~17mmの範囲内であることがより好ましい。スマートフォン等はある程度の重量があるため、溝部51の深さDが浅すぎる場合には安定して載置することができないこと、更に、深さDが深いほど、スマートフォン等の画面の一部を隠すという問題があること、更にまた、上述した溝部51の幅Wとの関係で、スマートフォン等を斜めに立て掛けるように載置した場合に、使用者が画面を見やすい適度な角度に載置されること、等を勘案した結果、溝部51の幅Wを10~20mmの範囲内、より好ましくは13~17mmの範囲内に形成することを導き出した。
図1又は図3に示されるように、外装容器2の中に、スポンジSを収容してもよい。
例えば、外装容器2内における口部22と内部材3の頭部との間に、上部スポンジS1を配置することができる。また、外装容器2の側面内壁と、内部材3の側面外壁との間に、側部スポンジS2を配置することができる。
これらのスポンジS(S1・S2)を外装容器2の内部に配置することにより、内部材3が、外装容器2内において大きく移動することを防ぐとともに、キャップ体4の開閉又は緩締によるバキュームの調節により、抜気又は吸気によって生じ得る音の発生を防止又は抑制することができる。
また、スポンジS(S1・S2)は内部材3を外側から包む態様で配置されるため、このスポンジS(S1・S2)の存在によって、内部材3に挿入されたペニスは柔らかく包み込まれるような感触を得ることができ、使用感・装着感が向上する。この使用感・装着感をより良いものとするため、スポンジSの材質には高品位のウレタンを使用し、厚みを20mm程度とすることが好ましい。
最後に、射精促進器具1の意匠上の特徴及びこの特徴から得られる効果について説明する。
射精促進器具1は、図1等に示される通り、口部22にキャップ体4が取り付けられた態様から、飲料等が収容され市販されるペットボトルの如き形態である。
一般的に知られる射精促進器具は、その形態から射精促進器具であることが分かりやすく、使用者によっては、購入・所持していること等を他人に知られたくないと考える者が少なくない。
しかし、本発明に係る射精促進器具1は、上述の通り、一般的なペットボトルの如き形態であり、一見すると射精促進器具であることを認識され難い。
従って、例えば店頭で購入する際や、廃棄する際にも、人目を気にする必要性が低いという効果がある。
1 射精促進器具
2 外装容器
21 通気孔
22 口部
23 雄ねじ部
23a 切欠部
24 底部開口
25 係止部
26 括れ部
3 内部材
31 挿入口
32 挿入空隙
33 フランジ部
34 係止部
35 変形孔
4 キャップ体
41 雌ねじ部
41a 切欠部
42 吸音材
5 底蓋体
51 溝部
C 蓋体の中心点
W 溝部の幅
D 溝部の深さ
S スポンジ
S1 上部スポンジ
S2 側部スポンジ



Claims (3)

  1. 筒状の外装容器に内部材が収容され、該内部材には挿入口と挿入空隙が設けられた射精促進器具であって、
    前記外装容器の頭部には、通気孔を有する口部が設けられた構成、
    前記口部には、螺合により開閉可能なキャップ体が取り付けられた構成、
    前記外装容器の口部から側面にかけて緩やかな曲線で接続された形状、
    前記外装容器の側面に括れ部が設けられた形状、
    という構成又は形状を備えることによって、前記射精促進器具の全体がペットボトル形状に形成されており、
    前記外装容器の口部に設けられた雄ねじ部と、前記キャップ体の内側に設けられた雌ねじ部にはそれぞれ切欠部が設けられた構成から、前記キャップ体の締め具合によって、外装容器の内部の空気圧を無段階に調節可能な構成であり、
    前記通気孔は、前記外装容器と前記内部材の間に形成された空間と通じており、
    前記空間の空気圧を前記キャップ体の締め具合で調節することによって、前記内部材へ外側から圧力変化を加え、前記内部材の挿入空隙へ挿入したペニスに対する締め付けを調節する構成であることを特徴とする射精促進器具。
  2. 内部材に、該内部材の伸縮により開口の形状が変形する変形孔が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の射精促進器具。
  3. 変形孔が、内部材の側面の一部を切開して形成された切欠孔であり、
    前記切欠孔が、直線状若しくは曲線状の切欠孔、又は2つの点を2つの曲線で接続した細長い葉っぱ形の切欠孔であることを特徴とする請求項2に記載の射精促進器具。
JP2019208421A 2019-11-19 2019-11-19 射精促進器具 Active JP7239452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019208421A JP7239452B2 (ja) 2019-11-19 2019-11-19 射精促進器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019208421A JP7239452B2 (ja) 2019-11-19 2019-11-19 射精促進器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021078712A JP2021078712A (ja) 2021-05-27
JP7239452B2 true JP7239452B2 (ja) 2023-03-14

Family

ID=75961831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019208421A Active JP7239452B2 (ja) 2019-11-19 2019-11-19 射精促進器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7239452B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN218247764U (zh) * 2022-06-24 2023-01-10 陈秀山 一种按摩设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002512080A (ja) 1998-06-03 2002-04-23 モンシ・ナガー 増大装置
JP2006334176A (ja) 2005-06-02 2006-12-14 Tenga Co Ltd 精子採取装置
JP2008148774A (ja) 2006-12-14 2008-07-03 Tenga Co Ltd 精子採取装置
JP2016504122A (ja) 2013-01-24 2016-02-12 李 宗亮LEE, Chung−Liang 真空吸引補助器
JP2016519025A (ja) 2013-04-16 2016-06-30 ナム,チョルファン 携帯電話スタンド兼用使い捨てコップの蓋

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5197620A (en) * 1992-04-27 1993-03-30 Owens-Illinois Closure Inc. Venting closure

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002512080A (ja) 1998-06-03 2002-04-23 モンシ・ナガー 増大装置
JP2006334176A (ja) 2005-06-02 2006-12-14 Tenga Co Ltd 精子採取装置
JP2008148774A (ja) 2006-12-14 2008-07-03 Tenga Co Ltd 精子採取装置
JP2016504122A (ja) 2013-01-24 2016-02-12 李 宗亮LEE, Chung−Liang 真空吸引補助器
JP2016519025A (ja) 2013-04-16 2016-06-30 ナム,チョルファン 携帯電話スタンド兼用使い捨てコップの蓋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021078712A (ja) 2021-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4691398B2 (ja) 射精促進装置
JP4878346B2 (ja) 射精促進装置
TWI430773B (zh) Sperm collection device
CN107277658B (zh) 提供被动噪声衰减的耳机
CA2292774A1 (en) Pillow with adjustable neck support
TW201701800A (zh) 指甲油容器固定座
JP7239452B2 (ja) 射精促進器具
US7766858B2 (en) Portable hand-operable device for applying pneumatic pressure pulses to an ear canal
US20140135650A1 (en) Sperm Collecting Device
JP2006160366A (ja) 飲料用カップの蓋
US11123462B2 (en) Manual breast pump
JP4767328B2 (ja) 母乳搾乳器
JP4703276B2 (ja) 射精促進装置
US8245323B2 (en) Head-worn liquid shield
US20070199831A1 (en) Contact Lens Package and Applicator With Method For Its Use
KR20210002371U (ko) 물티슈 파우치
JP2015016038A (ja) 射精促進器
JP3208982U (ja) 射精促進器
KR102419693B1 (ko) 연질 펌핑핸들을 구비한 리필용기 파우더 브러시
US20050172500A1 (en) Buffering member for scissors
AU2004238090A1 (en) A portable hand-operable device for applying pneumatic pressure pulses to an ear canal
US20030085069A1 (en) Headphone type earpiece assembly
JP2000107653A (ja) 片手で使用可能な液体容器の上向式排出ノズル構造
US20230362527A1 (en) Raised feature on earbud body
USD957657S1 (en) Microdermabrasion device with facial humidifier

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7239452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150