JP5260411B2 - 間仕切りユニットの接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のパネル状の間仕切りユニットを横一列に接合することによって、建物内空間を区画する、例えば、学校内の教室と廊下などの、室内外を区画する間仕切りにおいて、特に隣接するユニット同士の組付け後に、その面同士の接合方向を前後方向に微調整可能とした間仕切りユニットの接合構造に関するものである。
パネル状の間仕切りユニットを横一列に接合して室内外を仕切る構造として、従来では、隣合う間仕切りユニットの両側面に設けた方立枠の一方を平面視で凹状とし、他方を凸状とし、その凹凸嵌合により接合するものや、両側の方立枠に凹溝を形成し、その間に平面視ロ字形断面のチャンネル状の補強枠を介在して接合するものがある(特許文献1、2)。
実開昭64−18291号公報 実開平7−10369号公報
いずれの構造にあっても、隣合うユニットの面同士を精度よく横一直線に揃えるためには、横方向に対面する方立枠の凹凸を精度よく加工するか、あるいは方立枠の凹部と補強枠との嵌め合いを精度よく行う必要がある。しかし、このように精度よく製作した場合には、組付け作業性の低下原因となる。
これに対し、ある程度のガタがある方が組付け作業簡単で作業性は良好となるが、このようにした場合には組付け後に前後のずれが生じ、見栄えが悪いとともに、組付け後にユニット間のガタにより、安定した間仕切り壁とはならない。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、組付け作業性がよく、ユニット間の最終的な面の横方向の直線度をドライバなどの工具による回転操作により簡単に微調整でき、調整後は強固かつ精度のよい接合ができるようにした間仕切りユニットの接合構造を提供するものである。
上記目的を達成するため請求項1の発明では、図1乃至図4の第1実施形態にも示されるように、隣り合せるパネル状の間仕切りユニット1、2同士を連結構造を介して横一列に接合し、接合状態で間仕切りユニット1、2同士の前後調整を可能にした間仕切りユニットの接合構造において、
前記連結構造は、各間仕切りユニット1、2の側面の対向面に縦方向に固定された一方及び他方の補強枠4A、4Bを備え、
一方の補強枠4Aの前後に折曲形成されたフランジ4a,4b間に回転可能、かつ抜止め状態に支持され、その頭部7aをフランジ4aの外面に突出させた調整ねじ具7を設ける一方、
他方の補強枠4Bの前後にフランジ4a,4bを折曲形成し、このうち一方のフランジ4aには前記調整ねじ具7の軸部7bとの干渉防止用の切欠き9を形成し、他方のフランジ4bには前記調整ねじ具7の軸部7bと螺合可能に対面する雌ねじ部が形成され、
間仕切りユニット1、2同士を横列させた状態で、一方の補強枠4Aの前後フランジ4a,4bに対して他方の補強枠4Bの前後フランジ4a,4bを前後に重合位置決めするとともに、調整ねじ具7の回転により、一方の補強枠4Aに対し、他方の補強枠4Bをそのねじピッチに応じて相対的に前後移動させることにより、両間仕切りユニット1、2同士の前後位置を調整可能としたことを特徴とする。
上記の構成では、図3(a)に示すように、一方の補強枠4Aの前後フランジ4a,4b間に調整ねじ具7を回転可能に支持させた後、図3(b)に示すように、一方の補強枠4Aの前後フランジ4a,4bに対して他方の補強枠4Bの前後フランジ4a,4bを前後に重合位置決めし、しかる後、図3(c)に示すように、調整ねじ具7を回転操作させる。これにより、他方の補強枠4Bの後フランジ4bに形成した雌ねじ部との調整ねじ具7先端部の螺合により、一方の補強枠4Aに対し他方の補強枠4Bを、その雌ねじ部のねじピッチに応じて相対的前後移動させて、その前後位置を移動調整させるようにする。
請求項2の発明では、前記雌ねじ部が、前記他方の補強枠4Bの前記フランジ4bに形成したタップねじ孔10又は前記フランジ4bの外面に固定したナット(図5の参照符号12)により形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、図6の第3実施形態にも示されるように、隣り合せるパネル状の間仕切りユニット1、2同士を連結構造を介して横一列に接合し、接合状態で間仕切りユニット1、2同士の前後調整を可能にした間仕切りユニットの接合構造において、
前記連結構造は、各間仕切りユニット1、2の側面の対向面に縦方向に固定された一方及び他方の補強枠を備え、
一方の補強枠4Aの前後に折曲形成されたフランジ4a,4b間に回転可能、かつ抜止め状態に支持され、その頭部7aをフランジ4aの外面に突出させた調整ねじ具7を設け、一方の補強枠4Aにおいて、前記調整ねじ具7の軸部7bの外周には送りナット具22が前後移動可能に螺合しているとともに、該送りナット具22の前部側において、前記調整ねじ具7の軸部7bの外周には、一端を一方の補強枠4Aの前部フランジ4aに当接し、他端を送りナット具22の先端に当接可能とするバネ手段20を介挿し、
他方の補強枠(第2の補強枠23)は後部にのみ後部フランジ23aを折曲形成し、該後部フランジ23aには調整ねじ具7の軸部7bとの干渉防止用の切欠き9を形成してなり、
間仕切りユニット1、2同士を横列させた状態で、前記送りナット具22とバネ手段20との間に他方の補強枠(第2の補強枠23)の後部フランジ23aの切欠き9位置を狭持し、調整ねじ具7の回転操作により、両間仕切りユニット1、2同士の前後位置を調整可能としたことを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記バネ手段20は、圧縮コイルバネにより形成されていることを特徴とする。
上記の構成では、図6(a)に示すように、一方の補強枠4Aの前後フランジ4a,4b間に調整ねじ具7を回転可能に支持させた後、図6(b)に示すように、一方の補強枠4Aの前後フランジ4a,4bに対して第2の補強枠23の後部フランジ23aを、送りナット具22とバネ手段20との間に挿入させるようにして前後に重合位置決めし、しかる後、図6(b)(c)に示すように、調整ねじ具7を回転操作させる。これにより、送りナット具22を、そのねじピッチに応じて相対的前後移動させて、第2の補強枠23の後部フランジ23aを移動調整させ、両間仕切りユニット1、2同士の前後位置を移動調整させるようにする。
請求項5の発明では、前記他方の補強枠(他方の補強枠4B又は第2の補強枠23)には、前記切欠き9に代えて、前記調整ねじ具7の軸部7bが遊挿されるばか孔よりなる挿通孔が形成されていることを特徴とする。
上記の構成では、一方及び他方の補強枠の対向するフランジを前後に重合させてから、調整ねじ具7の軸部7bを挿入させるようにする。
請求項6の発明では、前記調整ねじ具7は、その前記頭部7aに係合自在とされた工具Dにより回転操作自在とされていることを特徴とする。
工具Dとしては、調整ねじ具7の頭部7aの形状に応じて、ドライバ又はレンチなどが使用される。
請求項7の発明では、前記調整ねじ具7が、前記間仕切りユニット1、2の上下複数箇所に設けられていることを特徴とする。
調整ねじ具7は、間仕切りユニット1、2の上部と下部の間の一箇所、上下の間隔を置いた二箇所、又は、上中下の三箇所に設けるようにしても差し支えない。
請求項1の発明では、調整ねじ具の回動操作のみで、ユニット間の前後微調整を行わせることができ、その調整作業が簡単で正確となる。調整ねじ具の回動操作は、調整ねじ具の頭部を介して、これと係合するドライバやレンチなどの工具により、手動又は電動により行わせることができる。
また、請求項1の発明では、前後の微調整とともに、調整ねじ具を介して補強枠同士を剛結合でき、間仕切りユニット同士の結合安全性が向上する。
さらに、前後の微調整が、雌ねじ部のねじピッチに対応するため、微調整が可能となる。
請求項3記載の発明では、送りナット具には常時バネ手段によりバネ圧が加わっているため、遊びがなく、調整後は間仕切りユニット同士を精度よく面一状態に保持できる。
請求項7記載の発明では、上下複数箇所の調整ねじ具による調整となり、一層微妙な調整が可能となり、左右の間仕切りユニット同士の結合も強固となる。
本発明が適用される間仕切りユニットの正面図である。 同ユニット間の接合部を分解して示す本発明の第1実施形態による一部拡大の平断面分解斜視図である。 (a)〜(c)は同第1実施形態による調整作業手順を示す部分拡大平断面図である。 (a).(b)は図3に引続く調整作業および最終組立の作業手順を示す部分拡大平断面図である。 (a),(b)は第2実施形態における調整作業手順を示す部分拡大平断面図である。 (a)〜(c)は第3実施形態における調整作業手順を示す部分拡大平断面図である。 第4実施形態を示す部分拡大平断面図である。
以下、本発明を適用した実施の形態例を図1以下の図面を参照して説明する。
図1において、本発明が適用される実施形態の間仕切りユニットは、木製間仕切であって、学校の教室と廊下などを間仕切るためのものであり、床面FLと天井面CL間に立設された第1の間仕切りユニット1(以下単にユニット1と称する)と、該ユニット1に隣接して床面FLと天井面CL間に立設された第2の間仕切りユニット2(以下単にユニット2と称する)とを備えている。本発明は、木製以外の、金属製或いはプラスチック製等の間仕切にも適応可能である。また、オフィスビル等、学校以外の建物内の空間を区画する等の用途にも適応できる。
ユニット1は、最上部に引戸式天窓1aを設け、下部に引戸1bを設け、中間部をパネル面1cとしたものであり、ユニット2は、上部に引戸式天窓2aを設け、中間部に同じく引戸式窓2bを設け、その下部をパネル面2cとしたもので、いずれのタイプのユニットとも、その高さHの実寸法は、床面FLから天井面CLまでの高さである寸法(一般的には2.5〜2.7m程度)であり、厚みも等しく設定され、これらユニット1,2の組合せ(あるいは何れか一方の同一ユニット)を複数枚横一列に配列するとともに、その両側にドアユニットなどを接合することによって、室内と廊下などの外部空間とを出入り可能に区画するようになっている。
図2乃至図4は本発明の第1実施形態を示している。まず図2において、隣合うユニット1,2同士が対面する木質材よりなる方立枠3,3の接合端面には、それぞれ縦方向に沿って平面視で断面略コ字状であって同一の金属製の一方及び他方の補強枠4A,4Bが複数の木ねじよりなる固定具Bにより位置決め固定されている。隣合うユニット1,2は、方立枠3、3同士を隣接させた状態でその前後部に直角に折曲形成された前後部フランジ4a,4bを前後に重合可能に対向させている。なお、図中符号5,5は方立枠3の内側に建て込まれた前述の窓枠、引戸枠、パネルなどを構成する本体部である。
ユニット2側の一方の補強枠4Aの前後のフランジ4a,4bには、バカ孔よりなるねじ挿通孔6,6が開口され、この挿通孔6,6には両ユニット1,2の前後方向を微調整するための調整ねじ具7が予め挿通されるようになっている。
調整ねじ具7は、頭部7aにドライバ溝が形成され、かつ前部フランジ4aの前面に突出するねじ頭部7aと、雄ねじ部を外周に形成した軸部7bとを備え、ねじ頭部7aと軸部7bとの接合位置には、図の円内の一部を拡大して示すように、溝7cが形成され、軸部7bを両挿通孔6,6に挿通後に、前部フランジ4aの背面でE−リング8を溝7c内に嵌合することによって、軸部7bを補強枠4に対して回転可能、かつ抜止め状態に支持するようになっている。
これに対し、ユニット1に取付けられた他方の補強枠4Bの前記調整ねじ具7の取付位置と同一高さ位置において、前部フランジ4aには側方に向けて開口したU字形溝よりなる切欠き9が形成され、後部フランジ4bには、図の円内の一部を拡大して示すように、前記調整ねじ具7の軸部7bに螺合可能なねじ孔10がタップ加工によって形成されている。
上記図示例では、一方の補強枠4Aの前後のフランジ4a,4bの間隔は、他方の補強枠4Bの前後のフランジ4a,4bの間隔と略等しくされている。また、挿通孔6,6に挿通された調整ねじ具7と切欠き9とねじ孔10とは、同じ高さになるように配置されている。
なお、以上の接合構造は、図では一組しか描かれていないが、各ユニット1,2の上下方向の2箇所に配置され、上部側は天井面CLから数10cm下の位置、下部側は床面FLから数10cm上の位置に設けられている。
以上の接合構造は、必要に応じて、上下方向の2箇所の間の位置に、1箇所又は任意の複数箇所に設けるようにしても良い。
上記一方及び他方の補強枠4A,4Bは、上下に連続した構造であり、挿通孔6,6、調整ねじ具7、切欠き9及びねじ孔10が、上下複数箇所に配置されていることが望ましい。
上下複数箇所に設けた調整ねじ具7のねじ頭部7aは、ユニット1、2の表裏の同じ側に向いている方が施工上望ましいが、表裏逆方向に向いていても良い。
上記第1実施形態において、上記他方の補強枠4Bの前部フランジ4aに形成された切欠き9に代えて、ねじ挿通孔又はねじ孔を形成させることも可能であるが、この場合には、前後部フランジ4a,4bともに、孔加工又はタップ加工に精度が特に求められる。
次に、上記構成における組立手順を図3,4を用いて説明する。なお、以下の説明は、第1のユニット1は予め所定の取付位置に固定され、第2のユニット2を第1のユニット1に接続する場合について説明するが、逆であっても同じである。
まず、組付け初期時において、ユニット2がユニット1に対して手前側にずれ、またユニット2がユニット1に対して横方向に所定距離d1離間している状態で、図3(a)に示すように、ユニット2を矢印に示す接近方向に移動させることにより、図3(b)に示すように、調整ねじ具7の軸部7bが切欠き9内に係合し、横方向の位置決めがなされる。
この状態では前後方向にd2分の離間距離があるため、図3(b)矢印で示すようにユニット2を奧方に押し付ければ、軸部7bの先端が後部フランジ4bのねじ孔10の先端部に当接し、その先端がねじ孔10に螺合可能な状態となるので、その後は図3(c)に示すように、ドライバなどよりなる工具Dを用いて、軸部7bを時計回り方向に回転操作すれば、ねじピッチに応じてさらにユニット2はユニット1側に引寄せられる。なお、図3(c)では、ユニット1に対しユニット2が奥行方向に行過ぎ、前後の微小距離d3分の前後のずれが生じている場合を示している。
このような行過ぎがあった場合には、図4(a)に示すように工具Dを反時計方向に回転させれば、ユニット2は前進する。このようにして微小調整を行うことによって、最終的にはユニット1,2間の前後のずれは0となり、両ユニット1,2間を面一に保つことができる。なお、上下方向二箇所で同一操作を行うことにより、両ユニット1,2の鉛直度も保たれる。
その後は、図4(b)の矢印に示すように、ユニット1,2間の前後に形成された隙間に帯状に形成された弾性材などからなる装飾用目地材11を縦方向に沿って圧入嵌合すれば、意匠上の外観も整えられる。
本実施形態では、ユニット1,2の荷重が重くても、工具Dの回転力のみによってねじピッチに応じてユニット1,2同士を相対的に前後移動させて最終的な面一調整ができるため、調整作業が簡単、かつ大きな力を必要とせず、また、上下1対の調整ねじ具7によって補強枠4,4同士が横方向に剛結合されるため、両ユニット1,2間の接合強度も高いものとなる。
図5は、第1実施形態をやや変形させた第2実施形態を示すものである。なお、本実施形態以降の説明からは、第1実施形態と同一部材には同一符号を付し、異なる、あるいは新たに付加された部材にのみ異なる符号を用いて説明する。
図5において、ユニット1の他方の補強枠4Bにおける後部側フランジ4bの背面には図5の円内に一部拡大して示すように、前記ねじ孔に替えてナット12が溶接13により固定されている。それ以外の構成は、上記第一実施形態と同じである。
この構成においては、溶接ナット12に調整ねじ具7の軸部7bの先端が螺合し、同じく工具Dによってユニット1,2間の前後調整が可能となっている。ずれ調整後は、ユニット1,2間の接合凹部に図示しない目地材(図4(b)参照)を嵌合充填すれば、取付作業を完了する。
本実施形態でも第1実施形態と同様の作用効果を得られるほか、補強枠4の材厚が薄く、タップ加工によっては調整ねじ具7に対するねじ込みしろや、結合剛性を十分に確保できない場合などに好適である。
図6は、本発明の第3実施形態を示すものである。図6(a)において、ユニット2の方立枠3の端面には、前記と同様に平面視で断面コ字形の一方の補強枠4Aが複数の木ねじよりなる固定具Bを介して位置決め固定されている。一方の補強枠4Aの前後フランジ4a,4bには、挿通孔6,6が形成され、この挿通孔6,6に調整ねじ具7が挿通支持されているとともに、前部フランジ4aの内側において、図の円内に一部拡大して示すように、調整ねじ具7の軸部7b外周にE−リング8を嵌合することにより、調整ねじ具7を両フランジ4a間に抜止め状態であって、回転可能に支持している。
さらに、軸部7bの外周には、圧縮コイルバネよりなるバネ手段20が介在されおり、その先端をE−リング8に当接している。またバネ手段20の後端は、図の円内に一部拡大して示すように、軸部7bの外周に介挿された平面視でへの字形のガイドワッシャ21に当接している。さらに、ガイドワッシャ21の後部には軸部7bに沿って移動可能な送りナット具22が螺合している。送りナット具22の一側部には、補強枠4の板面の前後方向に沿って摺動可能なつれ廻り防止用のガイド部22aが設けられ、調整ねじ具7の回転操作によって前後方向にのみ移動可能且つ回転不可となっている。
なお図6(a)では、送りナット具22は後部フランジ4aの位置まで移動し、この状態でバネ手段20は最大限延びきった状態にあり、ガイドワッシャ21と、送りナット具22間には隙間dが形成されている。
これに対し、ユニット1の方立枠3の端面には、後部のみにフランジ23aを立ち上げた平面視でL字形の第2の補強枠23が複数の固定具Bを介して位置決め固定されており、この後部フランジ23aの前記調整ねじ具7の取付位置との対向位置には前記と同様に側方に向けて開口する切欠き9が切欠き形成されている。
従って、送りナット具22を最大限後方に移動させた状態で、図6(a)に示す隙間dの間にユニット2を移動させて矢印に示すようにユニット2を押込めば、図6(b)に示すように、切欠き9は送りナット具22とガイドワッシャ21間に挟持され、ユニット2のユニット1に対する横方向の位置決めがなされる。
この状態では、ユニット1に対してユニット2が手前側に所定距離d4分ずれた状態にあり、前後方向の位置決めはなされておらず、工具Dを用いて調整ねじ具7を時計回り方向に回転させれば、バネ20を圧縮しつつ送りナット具22は前進し、相対的にユニット2は後退してユニット1に同一面に配列されるが、工具Dの操作により、図6(c)に示すように、ユニット2がユニット1より所定距離d4分奧方に行過ぎた場合には、今度は工具Dを反時計方向に逆回しすることにより、ナット22は後退し、バネ20の付勢圧によって、ユニット2を手前側に押戻すので、これらの調整により送りナット具22の押圧力とバネ圧を拮抗させつつ直線状に配列するとができる。
本第3実施形態においても、以上の機構はユニット1,2の上下方向に二箇所設けられていることは勿論であり、それぞれの調整操作により、鉛直度を保ちつつ面一に揃えることができる。調整作業後は、両ユニット1,2間の隙間に目地材(図4(b)参照)を圧入嵌合するこにより仕上げとすることも言うまでもない。
本第3実施形態では、送りナット具22には常時バネ20のバネ圧が加わっているため、遊びがなく、調整後は精度よく面一状態を保持できる。
なお、本第3実施形態において、横方向位置決め時において、好ましくは強制的にバネ手段20およびガイドワッシャ21を手前側に引寄せておく取外し可能な治具手段などを設けておけば、切欠き9に対する調整ねじ具7の嵌め込み可能な前後の隙間しろを大きく取ることができるため、組付け作業初期段階におけるユニット2の横方向位置決め操作をより簡単に行えることになる。
また、本第3実施形態では、送りナット具22としては、通常の六角ナットの側面につれ廻り防止用のガイド部22aを設けたが、矩形状ナットとし、その一側面をガイド枠4の板面に摺動可能に接触させることもできる。
さらに、本第3実施形態においては、調整ねじ具7によっては、補強枠4,23同士は直接的には剛結合されないため、調整作業後は、フランジ同士の別の位置を結合専用の任意の結合部で連結すればよい。
図7は第3実施形態の変形例としての第4実施形態を示している。この実施形態において、ユニット1における方立枠3の端面には、前記第2の補強枠23の位置決め嵌合用の溝部3aが形成されているとともに、ユニット2における方立枠3の対向端面には、補強枠4の取付用の平坦な溝部3bが形成されている以外は、第3実施形態と同じである。
本第4実施形態では各ユニットで左右の溝部形状を変更することによって、ユニット組立時における補強枠4,23の左右の取付ミスを未然に防止することができる。
本発明に係る間仕切りユニットの接合構造は、上記左右2個のユニットの接合のみならず3個以上のユニットの接合に適応させることができる。
また、上記各実施形態に係るユニット1、2は、引戸式天窓1a、引戸1b、パネル面1c、引戸式天窓2a、引戸式窓2b、パネル面2cが設けられる構造としたが、これらの構造にとらわれず他の構造とすることも可能である。
さらに、ユニットがほぼパネル面のみで構成される場合など、ユニットの構成によっては、上記方立枠を省略し、上記補強部材を直接ユニット本体部の側面に設けるようにすることも可能である。
以上の各実施形態では、ユニット間の前後を揃えて横一直線上に接合する場合を示したが、ユニット同士を角度を設けて接合することもできる。この場合には補強枠のフランジを直角でなくその角度に応じた角度に形成すればよい。このような間仕切りで仕切られる空間は多角形となり、意匠的にも新奇な間仕切り構造を得ることができる。また本発明を適応して、ユニット同士を前後にカーブした形状に接合することも可能である。
上記のような一方及び他方の補強部材4A,4Bのうち一方の補強部材を上記ユニット1,2のうち一方のユニットの正面や裏面に設け、他方の補強部材を他方のユニットの側面に設けることにより、ユニット1,2を略T字形、略イ字形に接合することが可能になる。この時、上記接合構造を上記接合部の上下に配置することにより、他方のユニットの姿勢調整が可能となる。
1 第1の間仕切りユニット(ユニット1)
1a 天窓
1b 引戸
1c パネル
2 第2の間仕切りユニット(ユニット2)
2a 天窓
2b 中間窓
2c パネル
3 方立枠
4A,4B 一方及び他方の補強枠
4a 前部フランジ
4b 後部フランジ
5 本体部
6 挿通孔
7 調整ねじ具
7a 頭部
7b 軸部
7c 溝
8 E−リング
9 切欠き
10 ねじ孔
11 目地材
12 ナット
13 溶接
20 バネ手段
21 ガイドワッシャ
22 送りナット具
22a つれ廻り防止用ガイド部
23 他方の補強枠としての第2の補強枠
23a 後部フランジ
B 固定具
D 工具

Claims (7)

  1. 隣り合せるパネル状の間仕切りユニット同士を連結構造を介して横一列に接合し、接合状態で間仕切りユニット同士の前後調整を可能にした間仕切りユニットの接合構造において、
    前記連結構造は、各間仕切りユニットの側面の対向面に縦方向に固定された一方及び他方の補強枠を備え、
    一方の補強枠の前後に折曲形成されたフランジ間に回転可能、かつ抜止め状態に支持され、その頭部をフランジの外面に突出させた調整ねじ具を設ける一方、
    他方の補強枠の前後にフランジを折曲形成し、このうち一方のフランジには前記調整ねじ具の軸部との干渉防止用の切欠きを形成し、他方のフランジには前記調整ねじ具の軸部と螺合可能に対面する雌ねじ部が形成され、
    間仕切りユニット同士を横列させた状態で、一方の補強枠の前後フランジに対して他方の補強枠の前後フランジを前後に重合位置決めするとともに、調整ねじ具の回転により、一方の補強枠に対し、他方の補強枠をそのねじピッチに応じて相対的に前後移動させることにより、両間仕切りユニット同士の前後位置を調整可能としたことを特徴とする間仕切りユニットの接合構造。
  2. 前記雌ねじ部が、前記他方の補強枠の前記フランジに形成したタップねじ孔又は前記フランジの外面に固定したナットにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の間仕切りユニットの接合構造。
  3. 隣り合せるパネル状の間仕切りユニット同士を連結構造を介して横一列に接合し、接合状態で間仕切りユニット同士の前後調整を可能にした間仕切りユニットの接合構造において、
    前記連結構造は、各間仕切りユニットの側面の対向面に縦方向に固定された一方及び他方の補強枠を備え、
    一方の補強枠の前後に折曲形成されたフランジ間に回転可能、かつ抜止め状態に支持され、その頭部をフランジの外面に突出させた調整ねじ具を設け、一方の補強枠において、前記調整ねじ具の軸部の外周には送りナット具が前後移動可能に螺合しているとともに、該送りナット具の前部側において、前記調整ねじ具の軸部の外周には、一端を一方の補強枠の前部フランジに当接し、他端を送りナット具の先端に当接可能とするバネ手段を介挿し、
    他方の補強枠は後部にのみ後部フランジを折曲形成し、該後部フランジには前記調整ねじ具の軸部との干渉防止用の切欠きを形成してなり、
    間仕切りユニット同士を横列させた状態で、前記送りナット具とバネ手段との間に他方の補強枠の後部フランジの切欠き位置を狭持し、調整ねじ具の回転操作により、両間仕切りユニット同士の前後位置を調整可能としたことを特徴とする間仕切りユニットの接合構造。
  4. 前記バネ手段は、圧縮コイルバネにより形成されていることを特徴とする請求項3に記載の間仕切りユニットの接合構造。
  5. 前記他方の補強枠には、前記切欠きに代えて前記調整ねじ具の軸部が遊挿される挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の間仕切りユニットの接合構造。
  6. 前記調整ねじ具は、その前記頭部に係合自在とされた工具により回転操作自在とされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の間仕切りユニットの接合構造。
  7. 前記調整ねじ具が、前記間仕切りユニットの上下複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の間仕切りユニットの接合構造。
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