JP5258998B1 - ハンギングバスケット - Google Patents

ハンギングバスケット

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Abstract

【課題】本発明は、植物の植え替え作業が容易である上に繰り返し使用可能であり、植物の植え込み面を鑑賞し易いハンギングバスケットを提供するものである。
【解決手段】本発明のハンギングバスケットは、植物が植え込まれる仕切枠体と、この仕切枠体を吊り下げる掛止具とを備えるハンギングバスケットであって、上記仕切枠体が、同一平面上に開口面が位置するように配設される複数の樹脂製容器を有し、かつ上記複数の容器の開口縁同士が連結されている構造体であり、上記容器の形状が、開口面の面積が底面の面積より大きい略錐台状であり、上記容器の側壁及び底板に複数の貫通孔を有し、この複数の貫通孔の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であることを特徴とする。上記容器の側壁の厚みが0.1mm以上2mm以下であり、上記側壁の貫通孔が、容器の開口縁から底板にかけて帯状に形成されていることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハンギングバスケットに関する。
従来、ハンギングバスケットを用いる園芸が知られている。一般的に、ハンギングバスケットとは、バスケット状の容器の内部に土を入れて植物を植え込み、例えば門、車庫、カーポート、玄関アプローチ、塀、柵、垣根等の外構やベランダの手摺等に吊り下げて植物を観賞するための園芸用品である。
このようなハンギングバスケットとしては、例えば袋状の本体側面に切り込みマークが付され、このマーク部分に切り込みを入れて植物を植え込むハンギングバスケット(特開2001−45874号公報)や植物を植え込むバスケット本体と貯水タンクとを備えるハンギングバスケット(特開2007−252308号公報)等が提案されている。
しかしながら、上述のハンギングバスケットは、植え付けた植物のうち一部の株が枯れたり病気に罹患したりして、その株だけを取り出す場合、土の中では複数の植物の根が絡み合い、土と根とが一体化しているため、株の抜き取り作業が困難である。また、株を抜き取った後は、抜き取った後の穴に周囲の土が流れ込みやすく、新しい株を植え込みにくいという不都合がある。加えて、上記特開2001−45874号公報に記載のハンギングバスケットは、袋本体の素材が薄手のポリエチレン、ビニール、麻又は不織布等であるため、繰り返しの使用には不向きであり、上記特開2007−252308号公報に記載のハンギングバスケットは、植物の植え込み面が常に上を向くように構成されているため高い位置に設置すると植え込み面を観賞し難いという不都合がある。
特開2001−45874号公報 特開2007−252308号公報
本発明は、上記事情に基づいてなされたものであり、植物の植え替え作業が容易である上に繰り返し使用可能であり、植物の植え込み面を鑑賞し易く、園芸初心者でも容易に寄せ植えを楽しむことができるハンギングバスケットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、
植物が植え込まれる仕切枠体と、この仕切枠体を吊り下げる掛止具とを備えるハンギングバスケットであって、
上記仕切枠体が、同一平面上に開口面が位置するように配設される複数の樹脂製容器を有し、かつ上記複数の容器の開口縁同士が連結されている構造体であり、
上記容器の形状が、開口面の面積が底面の面積より大きい略錐台状であり、
上記容器の側壁及び底板に複数の貫通孔を有し、この複数の貫通孔の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であり、
上記容器の側壁の内側に滑止手段が配設され、
上記容器の開口面部分を除く上記仕切枠体の周囲を覆うヤシマット又は不織布を形成材料とする外枠をさらに備え、
上記外枠と仕切枠体との間に土を詰めることが可能な空間が形成され、
上記容器が可撓性を有し、上記容器の側壁の厚みが0.1mm以上2mm以下であり、
上記容器の側壁の内側に上記外枠が上記仕切枠体の内側に折り込まれることにより形成される滑止手段が配設されていることを特徴とする。
当該ハンギングバスケットは、植物を植え込むための複数の樹脂製容器を有する仕切枠体を備え、上記容器の開口面は仕切枠体の同一平面上に位置するように配設されているため、容器ごとに植物を植え込むだけで整然と綺麗な寄せ植えを作ることができる。そのため、植物の植え込み位置に迷うことがなく初心者でも簡単に園芸を楽しむことができる。また、当該ハンギングバスケットは、植え付けた植物のうち一部の株が枯れたり病気に罹患したりした場合でも、容器に沿って植物の根を土ごと一体的に容易に抜き取ることができるうえ、容器の開口縁同士は連結されているため、植物を抜き取る際に容器が引きずられてついてくることがない。また、上記容器を有することにより、植物を抜き取った後の穴に周囲の土が流れ込みにくく、穴が保持されやすいため、新しい株を植え込みやすい。その結果、容器で仕切られた区画毎に植物を植え替えやすく、園芸初心者でも植え替え作業を簡単に行うことができる。また、上記容器の形状は、開口面の面積が底面の面積よりも大きい略錐台状であるため、植物の根鉢を植え込みやすく根鉢を固定しやすい。また、当該ハンギングバスケットは、上記容器の側壁及び底板に複数の貫通孔を有し、この複数の貫通孔の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であるため、水はけや通気性に優れ、植物の根腐れを防止することができると同時に、特定の容器内に水分や養分が偏ることなく、仕切枠体全体に均一に分散させることができる。加えて、上記容器は樹脂製であるため、軽量で繰り返し使用可能であるうえに、可撓性を有する。このように容器自身が可撓性を有することにより、植物の植え込み面が地面から略垂直となるよう当該ハンギングバスケットを吊り下げる場合には、内容物の重さによって容器の下側となる側壁がハンモックのように撓み、内容物の滑り落ちを防止することができる。さらに、上記容器の側壁の内側に滑止手段が配設されるため、内容物の滑り落ちをより効果的に防止することができる。また、当該ハンギングバスケットは、上記容器の開口面部分を除く上記仕切枠体の周囲を覆うヤシマット又は不織布を形成材料とする外枠をさらに備えるため、外枠として、軽量でかつ加工性に優れるとともに、当該ハンギングバスケットの意匠性及び強度が向上する。また、上記外枠を備えることで、外枠と仕切枠体との間に土を詰めることが可能な空間が形成され、この空間には土の代わりに例えば赤玉土等を詰めて水はけや通気性を向上させることができる。
また、上記容器が可撓性を有し、上記容器の側壁の厚みが0.1mm以上2mm以下であり、好ましくは、上記側壁の貫通孔が、容器の開口縁から底板にかけて帯状に形成されている。このように上記容器が可撓性を有し、上記容器の側壁の厚みを0.1mm以上2mm以下とすることにより、側壁がより撓みやすくなるため、内容物の滑り落ちを効果的に防止することができる。また、側壁の貫通孔が、容器の開口縁から底板にかけて帯状に形成されることにより、植物を土ごと容器から抜き取る際の作業性を向上することができる。さらに、上記滑止手段が、上記仕切枠体の内側に折り込まれる外枠によって形成されるから、上記滑止手段を加工性に優れたヤシマット又は不織布で形成することができる。
上記容器の開口面が地面から略垂直となるように上記掛止具が取り付けられているとよい。このように掛止具を取り付けることにより、当該ハンギングバスケットの植え込み面が地面から略垂直となるため、当該ハンギングバスケットを塀やフェンスの高い位置に設置した場合であっても植え込み面を鑑賞することができる。
以上説明したように、本発明のハンギングバスケットは、植物の植え替え作業が容易である上に繰り返し使用可能であり、植物の植え込み面を鑑賞し易く、園芸初心者でも容易に寄せ植えを楽しむことができる。
本発明の一実施形態に係るハンギングバスケットを示す模式的斜視図である。 図1のハンギングバスケットの仕切枠体を示す模式的斜視図である。 図1のハンギングバスケットの仕切枠体を示す模式的側面図である。 図1のハンギングバスケットの使用状態を示す模式的側面断面図である。 図1のハンギングバスケットの使用状態を横から撮影した参考写真である。 図1のハンギングバスケットの使用状態を正面から撮影した参考写真である。
以下、図面を参照しつつ、本発明のハンギングバスケットの実施の形態を詳説する。
<ハンギングバスケット>
本発明のハンギングバスケット1は、図1に示すように、仕切枠体2及びこれらを吊り下げる掛止具3を主に備え、上記仕切枠体2の周囲を覆う外枠4を有している。
(仕切枠体)
上記仕切枠体2は、図2に示すように、植物を植え込むための複数の樹脂製容器5を有し、この複数の容器5は開口面が仕切枠体2の同一平面上に位置するように配設されている。また、複数の容器5の開口縁同士は連結されている。また、上記容器5の側壁6及び底板7には複数の貫通孔8が形成されている。
上記容器5を構成する樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、アクリル樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。これらの中でも、軽量で、適度な可撓性を有し、加工性及び耐候性に優れ、繰り返しの使用にも耐え得る観点からポリプロピレン又はポリエチレンが好ましい。
上記容器5の形状は、開口面の面積が底面の面積よりも大きい略錐台状である。これにより植物の植え込み作業時には、植物の根鉢を植え込みやすく根鉢を固定しやすい。上記容器5の開口面の形状は略正方形であり、その一辺の長さとしては7cm以上11cm以下が好ましく、8cm以上10cm以下がより好ましい。また、上記容器5の底面の形状は略正方形であり、その一辺の長さは上記開口面の一辺の長さよりも短く、5cm以上9cm以下が好ましく、6cm以上8cm以下がより好ましい。上記開口面及び底面の一辺の長さが上記上限を超えると、容器5の容量が増えることにより、当該ハンギングバスケット1全体の重量が増え、移動や吊り下げ作業が困難となるおそれがある。一方、上記開口面及び底面の一辺の長さが上記下限未満の場合、容器5の容積が小さくなり、内包できる土の容量が減るため、保持できる水分量が低下したり、比較的大型の植物を植え込むには手狭となるため、植え込み可能な植物の種類が限定されるおそれがある。
上記容器5の側壁6の高さとしては、4cm以上13cm以下が好ましく、6cm以上10cm以下がより好ましい。上記容器5の側壁6の高さが上記上限を超えると、容器5の容量が増えることにより、当該ハンギングバスケット1全体の重量が増え、移動や吊り下げ作業が困難となるおそれがある。一方、上記容器5の側壁6の高さが上記下限未満の場合、容器5の容積が小さくなり、内包できる土の容量が減るため、保持できる水分量が低下したり、比較的大型の植物を植え込むには手狭となるため、植え込み可能な植物の種類が限定されるおそれがある。
なお、上記容器5の側壁6の高さは、後述する外枠4の側壁の高さよりも低くすることにより、植え込む植物の茎や葉を外枠4に沿って植え込み面に対して垂直方向に立ち上げることができるため、例えばクリサンセマム・パルドサム、リナリア、イソトマ等の比較的背丈が高い植物の倒れ込みを防止することができる。逆に、例えばインパチエンス、パンジー、ビオラ、ペチュニア、スイートアリッサム、ベゴニア等の横に広がるタイプの植物を植える場合は、容器5の側壁6の高さを外枠4の側壁の高さと同等程度とすることにより、植物の枝葉が植え込み面の横方向に広がり、当該ハンギングバスケット1から垂れ下がるため見栄えを向上することができる。
上記容器5の側壁6及び底板7には複数の貫通孔8が設けられている。この複数の貫通孔8の開口面の合計面積の割合としては、容器5の側面及び底面の合計面積の50%以上であり、65%以上95%以下が好ましく、80%以上90%以下がより好ましい。上記合計面積の割合が上記上限を超えると、容器5の強度が低下するおそれや、容器5が内包する土がこぼれやすくなるおそれがある。一方、上記合計面積の割合が上記下限未満の場合、容器5の水はけや通気性が低下し、植物の根腐れが生じやすくなるおそれがある。
上記容器5の側壁6の貫通孔8aの数としては、特に限定されず、一枚の側壁6当たり2個以上70個以下程度でよい。また、上記容器5の底板7の貫通孔8bの数としては、特に限定されず、2個以上50個以下程度でよい。また、ひとつの貫通孔8が側壁6及び底板7にわたって形成されていてもよい。
また、上記側壁6の貫通孔8aは、図3に示すように、上記容器5の開口縁から底板7にかけて帯状に形成されていることが好ましい。上記側壁6の貫通孔8aをこのような形状とすることにより、植物を土ごと容器5から抜き取る際の妨げとなることがなく、作業性を向上することができる。特に、貫通孔8aは、開口面の各頂点と対応する底面の各頂点とを結ぶ線上に形成されることが好ましい。このように貫通孔8aを開口面の頂点と対応する底面の頂点とを結ぶ線上に形成することにより、隣り合う容器5との間の空間10へ容易に土を出し入れすることができる。
上記容器5の側壁6の厚みとしては、0.1mm以上2mm以下が好ましく、0.3mm以上1.5mm以下がより好ましい。上記側壁6の厚みが上記上限を超えると、側壁6の可撓性が低下し、撓みにくくなるため、植物の植え込み面が地面から略垂直となるように当該ハンギングバスケット1を吊り下げる場合の内容物の滑り落ちを防止する効果が低下するおそれがある。一方、上記側壁6の厚みが上記下限未満の場合、上記容器5の強度及び耐久性が低下するおそれがある。
さらに、上記容器5の側壁6の内側には滑止手段を設けることが好ましい。このように上記容器5の側壁6の内側に滑止手段を有することにより、上述した樹脂の可撓性による内容物の滑り落ち防止効果に加えて、滑止手段による滑り落ち防止効果が得られ、内容物の滑り落ちをより効果的に防止することができる。上記滑止手段としては、例えば、外枠4としてヤシマットのような不織布を用い、図1に示すように、この外枠4を仕切枠体2の内側に折り込む方法や側壁6の内側に複数の突起を設ける方法、側壁6の内側に複数の溝を上記開口面と平行となるように形成する方法等が挙げられる。
当該ハンギングバスケット1における容器5の数としては、4個以上12個以下が好ましく、6個以上10個以下がより好ましい。上記容器5の数が上記上限を超えると、当該ハンギングバスケット1の重量が増えることによって移動や吊り下げ作業が困難となるおそれがある。一方、上記容器5の数が上記下限未満の場合、植え込む植物の数が減り、当該ハンギングバスケット1の見栄えが低下するおそれがある。
上記仕切枠体2は、図1に示すように、ワイヤー9によって上記外枠4と数カ所で互いに固定されている。このように外枠4及び仕切枠体2が互いに固定されていることにより強風等で当該ハンギングバスケット1が揺れた場合等に、仕切枠体2が外枠4から脱落することを防止することができる。なお、上記ワイヤー9は、結束バンドや紐等でもよく、固定する場所及び数も図1に示す場所に限定されない。
また、上記仕切枠体2は、農業用品として市販されている樹脂製の苗トレー等を、適切な大きさに切断して代用してもよい。
(掛止具)
上記掛止具3は、図1に示すように、当該ハンギングバスケット1の角を挟む両側面に取り付けられている。このように二箇所に掛止具3が取り付けられていることにより、当該ハンギングバスケット1を縦向きにも横向きにも吊り下げることができる。上記掛止具3は、当該ハンギングバスケット1をフェンス等に吊り下げることができれば特に限定されず、例えば金属製や合成樹脂製の掛止フック具やチェーン、合成樹脂製の結束バンド、金属製ワイヤー、麻や綿、合成樹脂製の紐をループ状にしたもの等が挙げられる。
上記掛止具3は、当該ハンギングバスケット1を吊り下げた場合に、上記容器5の開口面が地面から略垂直となるように取り付けられていることが好ましい。このように掛止具3を取り付けることにより、当該ハンギングバスケット1の植え込み面が地面から略垂直となるため、当該ハンギングバスケット1を塀やフェンスの高い部分に設置した場合でも植え込み面を鑑賞することができる。
(外枠)
上記外枠4は、上記仕切枠体2を内部に収容し、仕切枠体2を保護及び装飾するものである。このような外枠4を有することにより、当該ハンギングバスケット1の意匠性、強度等を向上することができる。上記外枠4の形成材料としては特に限定されず、例えばヤシマット、不織布、麻布、木材、プラスチック等の樹脂、レンガ、陶器等が挙げられる。これらの中でも、軽量で、加工性に優れるヤシマット及び不織布が好ましい。また、ヤシマット及び不織布を用いた場合の上記外枠4の厚みとしては0.5cm以上1cm以下程度が、加工性に優れる点で好ましい。
<ハンギングバスケットの使用方法>
当該ハンギングバスケット1の使用方法としては、まず、上記仕切枠体2の各容器5に土及び肥料等を充填する。この際、仕切枠体2と外枠4との間の空間10には土を詰めなくても良いし、詰める場合は、水はけや通気性を向上するために土の替わりに例えば赤玉土等を詰めても良い。次いで、各容器5に植物を植え込む。植物は、一つの容器5に一株ずつ植え込んでも良いし、複数の株を一つの容器5にまとめて植え込んでもよい。植物を植え終えたら、十分な量の水を与え、24時間程度養生してなじませた後、フェンスや塀等に吊り下げて使用する。吊り下げ方としては、当該ハンギングバスケット1の植え込み面となる上記容器5の開口面が地面と略水平となるように吊り下げても良いし、図4に示すように、開口面が地面と略垂直となるように吊り下げても良い。なお、開口面が地面と略垂直となるように吊り下げる場合は、各容器5の中の土の流出を防止するため、植物を植え込み後1〜2日程度養生してなじませてから吊り下げることが好ましい。このように開口面が地面と略垂直となるように吊り下げることによって、当該ハンギングバスケット1を塀やフェンスの高い部分に吊り下げた場合であっても植え込み面を鑑賞することができる。
<利点>
当該ハンギングバスケット1は、上述のように、複数の樹脂製容器5が仕切枠体2の内部に予め配設されているため、容器5に植物を植え込むだけで整然と綺麗な寄せ植えを作ることができる。また、当該ハンギングバスケット1は、植物のうち一部の株が枯れたり病気に罹患したりした場合でも、容器5に沿って植物を土ごと一体的に容易に抜き取ることができるうえ、容器5の開口縁同士は連結されているため、植物を抜き取る際に容器5が引きずられてついてくることがない。また、当該ハンギングバスケット1は、上記容器5を有することにより、植物を抜き取った後の穴に周囲の土が流れ込みにくいため、新しい株を植え込みやすく、また、容器5の形状が略錐台状であるため、植物の根鉢を植え込みやすく根鉢を固定しやすい。その結果、当該ハンギングバスケット1によれば、初心者でも園芸を簡単に楽しむことができる。また、当該ハンギングバスケット1は、上記容器5の側壁6及び底板7に複数の貫通孔8を有し、この複数の貫通孔8の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であるため、水はけや通気性に優れ、植物の根腐れを防止することができると同時に、特定の容器5内に水分や養分が偏ることなく、仕切枠体2全体に均一に分散させることができる。加えて、上記容器5は樹脂製であるため、軽量で繰り返し使用可能であるうえに、可撓性を有する。このように容器5自身が可撓性を有することにより、植物の植え込み面が地面から略垂直となるよう当該ハンギングバスケット1を吊り下げた場合には、内容物の重さによって容器5の下側となる側壁6がハンモックのように撓むため内容物の滑り落ちを防止することができる。また、当該ハンギングバスケット1は植え込み面が地面から略垂直となるため、当該ハンギングバスケット1を塀やフェンスの高い位置に設置した場合であっても植え込み面を鑑賞しやすい。
<その他の実施形態>
尚、本発明は上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。上記仕切枠体2の上面の形状は、上述の長方形に限定されず、例えば円形、多角形、楕円形、星形、ハート型、動物の形等とすることができる。仕切枠体2の上面の形状をこのような形状とすることにより、当該ハンギングバスケット1の意匠性を向上することができる。また、上記容器5の開口面及び底面6の形状は、上記略正方形に限定されず、例えば円形や六角形、八角形等の多角形等とすることができ、一つの容器5における開口面及び底面6の形状は相似形であってもよいし、相似形でなくてもよい。また、当該ハンギングバスケット1における複数の容器5は、それぞれが同一形状でなくてもよい。また、容器5の底面6の形状を変えることによって隣り合う容器5の間の空間10の体積を調節し、水はけや通気性を調整してもよい。上記容器5は、上記実施形態に記載のように複数が予め一体成型等により連結されているものに限定されず、例えば容器5が連結可能に形成され、必要な数だけ連結したものでもよい。上記掛止具3は、当該ハンギングバスケット1の四つの側面にそれぞれ取り付けられていても良く、底面に取り付けられていても良い。また、上記掛止具3は、ひとつの側面に複数個取り付けられていても良い。
本発明のハンギングバスケットは、植物の植え替え作業が容易である上に繰り返し使用可能であり、植物の植え込み面を鑑賞し易く、園芸初心者でも容易に植物の寄せ植えが可能である。従って、当該ハンギングバスケットは、初心者でも寄せ植えを楽しむことができる園芸用品として好適に用いることができる。
1 ハンギングバスケット
2 仕切枠体
3 掛止具
4 外枠
5 容器
6 容器の側壁
7 容器の底板
8 貫通孔
8a 容器の側壁の貫通孔
8b 容器の底板の貫通孔
9 ワイヤー
10 空間
X フェンス

Claims (2)

  1. 植物が植え込まれる仕切枠体と、この仕切枠体を吊り下げる掛止具とを備えるハンギングバスケットであって、
    上記仕切枠体が、同一平面上に開口面が位置するように配設される複数の樹脂製容器を有し、かつ上記複数の容器の開口縁同士が連結されている構造体であり、
    上記容器の形状が、開口面の面積が底面の面積より大きい略錐台状であり、
    上記容器の側壁及び底板に複数の貫通孔を有し、この複数の貫通孔の開口面の合計面積の割合が側面及び底面の合計面積の50%以上であり、
    上記容器の開口面部分を除く上記仕切枠体の周囲を覆うヤシマット又は不織布を形成材料とする外枠をさらに備え
    上記外枠と仕切枠体との間に土を詰めることが可能な空間が形成され、
    上記容器が可撓性を有し、上記容器の側壁の厚みが0.1mm以上2mm以下であり、
    上記容器の側壁の内側に上記外枠が上記仕切枠体の内側に折り込まれることにより形成される滑止手段が配設されていることを特徴とするハンギングバスケット。
  2. 上記容器の開口面が地面から略垂直となるように上記掛止具が取り付けられている請求項1に記載のハンギングバスケット。
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