JP5257840B2 - 燃料電池モジュール - Google Patents
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Description
る複数の燃料電池セルを含む燃料電池モジュールに関する。
料電池セルを含む燃料電池モジュールにおいては、複数の燃料電池セルを立設させること
が一般的に行われている。例えば、下記特許文献1では、燃料電池セルスタックの周囲に供給される酸素含有ガスの拡散を防止するべく燃料電池セルスタックを包囲する酸素含有ガス包囲手段の技術が開示されている。
燃料ガスが内部通路の一端側から他端側へと流れ、酸化剤ガスが外部の一端側から他端
側へと流れることによって作動する燃料電池セルを含む複数の燃料電池セル部材と、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの内部通路に連通され、前記それぞれの内部通路
に対して燃料ガスを供給するガスタンクと、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの他端側を保持する板状の複数の保持部材と、を備える
燃料電池モジュールであって、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの一端側が前記ガスタンクに対して保持されて、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれが前記ガスタンクに対して立設され、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの前記内部通路を通った燃料ガスが、前記複数の
燃料電池セル部材それぞれの他端側から前記保持部材を通過可能なように、前記複数の燃
料電池セル部材それぞれの他端側が前記保持部材に対して密着固定され、
前記複数のそれぞれの保持部材は、前記複数の燃料電池セル部材において発電反応に寄与しなかった残余の酸化剤ガスが通過可能なように離間配置されるとともに、
前記複数の燃料電池セル部材に隣接される酸化剤ガス拡散防止壁と、
を備えることを特徴とする。
て説明する。
側へと流れることによって作動する燃料電池セルを含む複数の燃料電池セル部材と、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの内部通路に連通され、前記それぞれの内部通路
に対して燃料ガスを供給するガスタンクと、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの他端側を保持する板状の複数の保持部材と、を備える
燃料電池モジュールであって、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの一端側が前記ガスタンクに対して保持されて、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれが前記ガスタンクに対して立設され、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの前記内部通路を通った燃料ガスが、前記複数の
燃料電池セル部材それぞれの他端側から前記保持部材を通過可能なように、前記複数の燃
料電池セル部材それぞれの他端側が前記保持部材に対して密着固定され、
前記複数のそれぞれの保持部材は、前記複数の燃料電池セル部材において発電反応に寄与しなかった残余の酸化剤ガスが通過可能なように離間配置されるとともに、
前記複数の燃料電池セル部材に隣接される酸化剤ガス拡散防止壁と、
を備えることを特徴とする。
言い換えると、酸化剤ガス拡散防止壁により区画された領域より複数の保持部材を離間配置したそれぞれの離間部の総断面積を小さくすることで、流体抵抗が増大し、酸化剤ガスの均一供給が可能となる。
他端側が前記複数のそれぞれの保持部材を貫通していることも好ましい。このように、複数の燃料電池セルそれぞれの他端側が保持部材を貫通しているので、燃料電池セルを通過した燃料ガスを確実に保持部材の裏側へと通過させて燃焼させることが可能となる。
いるので、部材点数を増やさずにより簡単な構成で、燃料電池セル部材と保持部材とを密
着固定することができる。
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を
付して、重複する説明は省略する。
を示す斜視図であって、カバー部材を取り外した状態を示す図である。図2は、燃料電池
モジュールFCの断面図であって、図1の矢印A方向において、燃料電池モジュールFC
の中央近傍における断面図である。図3は、燃料電池モジュールFCの断面図であって、
図1の矢印B方向において、燃料電池モジュールFCの中央近傍における断面図である。
尚、図2及び図3においては、断面のハッチングを省略している。
側壁と、長手方向の一対の側壁と、背面側の側壁と、天井とによって直方体状に形成され
る。各側壁の下端部には、フランジ部が形成され、そのフランジ部をベース部材2に当接
させることで、カバー部材とベース部材2とによって密閉される空間が形成されている。
カバー部材とベース部材2とはボルト(図示しない)によって固定され、そのボルトがカ
バー部材に設けられた取り付け穴を貫通し、ベース部材2に設けられた取り付け穴2aを
貫通することで固定されている。
つの空間に分離されている。仕切り板15によって分離されている空間の内、燃料電池セ
ルスタック400が配置されている空間が発電室16である。仕切り板15によって分離
されている空間の内、他方の空間が排気ガス室17である。尚、カバー部材の内壁面と仕
切り板15とは、直接若しくは何らかの密着用部材(例えば、可撓性のある薄板部材)を
介して間接的に密着している。
と所定距離を保って保持されている。支持部材15aは、仕切り板15を長手方向の両端
において支持するように一対設けられている。従って、一対の支持部材15a,15a間
には隙間15bが形成されている。カバー部材の壁面に設けられた排気ガス通路(図示し
ない)を通った排出ガスは、この隙間15bから排気ガス室17へと導入される。
タック400が10個並べて配置されており、ガスタンク3から燃料ガスが、それぞれの
燃料電池セルスタック400を構成する燃料電池セル4に供給される。
00bとほぼ同じ形状の開口部(図示しない)が設けられており、その開口部に下支持板
400bを密接させてガスタンク3と各燃料電池セルスタック400とが接続されている
。従って、燃料電池セルスタック400を構成する燃料電池セル4は、その先端部分を上
部側に向けてガスタンク3に立設されている。
部から他方の端部へと流れるガスと、その管外を一方の端部から他方の端部へと流れるガ
スの作用により作動する。本実施形態では、燃料電池セル4の管内を流れるガスは、水素
又は炭化水素燃料等を改質した改質ガス等の燃料ガスであり、燃料電池セル4の管外を流
れるガスは、酸素を含む空気等の酸化剤ガスである。
て、図4を参照しながら説明する。図4に示すように、燃料電池セルユニット30は、燃
料電池セル4によって形成され且つ上下方向に延びる管状構造体であり、円筒形の燃料電
池セル4と、燃料電池セル4の一方の端部4aに取付けられた内側電極端子40と、他方
の端部4bに取付けられた外側電極端子42と、を有している。
らの電極層44、48の間に配置された円筒形の電解質層46と、内側の電極層44の内
側に構成される貫通流路50とを有している。また、燃料電池セル4の一方の端部4aに
、内側の電極層44が電解質層46及び外側の電極層48に対して露出した内側電極露出
周面44aと、電解質層46が外側の電極層48に対して露出した電解質露出周面46a
とが設けられている。燃料電池セル4の他方の端部4bは、外側の電極層48が露出した
外側電極露出周面48aによって構成されている。貫通流路50は、燃料ガス流路として
機能する。内側電極露出周面44aは、内側の電極層44と電気的に通じる内側電極外周
面でもある。外側電極露出周面48aは、外側の電極層48と電気的に通じる外側電極外
周面でもある。
なくとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、Niと、希土類元素から選ばれる少な
くとも一種をドープしたセリアとの混合体、Niと、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから
選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレートとの混合体、の少なくとも一種か
ら形成される。電解質層46は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくと
も一種をドープしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセ
リア、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なく
とも一種から形成される。外側の電極層48は、例えば、Sr、Caから選ばれる少なく
とも一種をドープしたランタンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれる少な
くとも一種をドープしたランタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれる少な
くとも一種をドープしたサマリウムコバルト、銀、などの少なくとも一種から形成される
。この場合、内側の電極層44が燃料極になり、外側の電極層48が空気極になる。内側
の電極層44の厚さは、例えば、1mmであり、電解質層46の厚さは、例えば、30μ
mであり、外側の電極層48の厚さは、例えば、30μmであり、その外径は、例えば、
1〜10mmである。
置され且つそれと電気的に接続された本体部分40aと、本体部分40aから燃料電池セ
ル4の長手方向に延びる管状部分40bとを有している。本体部分40a及び管状部分4
0bは、円筒形であり且つ同心に配置され、管状部分40bの管径は、本体部分40aの
管径よりも細くなっている。管状部分40bは、貫通流路50と連通し且つ外部と通じる
接続流路40cを有している。本体部分40aと管状部分40bとの間の段部40dは、
内側の電極層44の端面44bと当接している。
置され且つそれと電気的に接続された本体部分42aと、本体部分42aから燃料電池セ
ル4の長手方向に延びる管状部分42bとを有している。本体部分42a及び管状部分4
2bは、円筒形であり且つ同心であり、管状部分42bの管径は、本体部分42aの管径
よりも細くなっている。管状部分42bは、貫通流路50と連通し且つ外部と通じる接続
流路42cを有している。本体部分42aと管状部分42bとの間の段部42dは、環状
の絶縁部材52を介して外側の電極層48、電解質層46及び内側の電極層44の端面4
4cと当接している。
側電極端子40と燃料電池セル4、及び、外側電極端子42と燃料電池セル4とは、その
全周にわたって導電性のシール材54によってシールされ且つ固定されている。シール材
54は、例えば、銀、銀とガラスの混合物、金、ニッケル、銅、チタンなどを含む各種ロ
ウ材である。
子42の接続流路42cは、燃料電池セルユニット30の管内流路30cを構成する。
を参照しながら説明する。燃料電池セルスタック400は、16本の燃料電池セルユニッ
ト30と、上支持板400aと、下支持板400bと、接続部材400cと、外部端子4
00dとを備えている。
ト30を2列×8行で支持するように燃料電池セルユニット30の管状部分40b、42
bに嵌合する貫通穴(図に明示しない)を有している。上支持板400a及び下支持板4
00bは、電気絶縁性材料で形成されており、例えば、耐熱性のセラミックスで形成され
ている。具体的には、アルミナ、ジルコニア、スピネル、フォルステライト、マグネシア
、チタニアなどを用いることが好ましい。尚、燃料電池セルユニット30の管状部分40
b,42bと上支持板400a及び下支持板400bの貫通穴との間には、双方を密着固
定させるための密着固定部材を介在させることも好ましい。密着固定部材は、例えば、ガ
ラス、ロウ材、セラミックスなどが挙げられる。ガラスやロウ材は溶解することで密着固
定することができ、セラミックスは焼結させることで密着固定することができる。
されている。詳細には、燃料電池セルユニット30は、隣接した燃料電池セルユニット3
0の内側電極端子40が交互に上側及び下側に配置されるように配列されている。更に、
16本の燃料電池セルユニット30を電気的に直列に接続するための接続部材400cが
設けられている。接続部材400cは、隣接した1つの内側電極端子40と1つの外側電
極端子42とを電気的に接続する。直列に接続された16本の燃料電池セルユニット30
の両端部の内側電極端子40及び外側電極端子42にはそれぞれ、外部と電気的な接続を
行うための外部端子400dが設けられている。接続部材400c、外部端子400dは
、例えば、ステンレス鋼、ニッケル基合金、クロム基合金などの耐熱金属や、ランタンク
ロマイトなどのセラミック材料で形成される。各燃料電池セルスタック400の外部端子
400dは電気的に直列に接続されていて、その両端には電極棒13,14に接続されて
いる。
燃料電池セルユニット30の内側電極端子40が設けられている端部4aと外側電極端子
42が設けられている端部4bとは上下交互になるように配置されている。
(燃料電池セルユニット30)において発電反応に寄与しなかった酸化剤ガスとしての空
気を通過させるための穴400ab(酸化剤ガス導入部)が設けられている。
また本実施形態の燃料電池モジュールでは、保持部材である上支持板400aが複数配置されている。具体的には図3に示すように、10個の上支持板が配置されている。さらに隣り合う上支持板どうしが離間配置され、上支持板の長辺と隣り合う上支持板の長辺との間に離間部1000を形成している。
その離間部1000を図3に図示する。本実施例では離間部1000は9箇所ある。
燃料電池セルスタック400の上方に位置するように、改質器5が配置されている。改質
器5には、配管6Cと配管6Dとが繋がれていて、これらの配管6C及び配管6Dによっ
て、改質器5は燃料電池セルスタック400と所定間隔をおいて上方に位置するように保
持されている。配管6Cは、改質器5に被改質ガスとしての都市ガス、空気、及び水蒸気
を供給するための配管であって、仕切り板15に対して立設されている。配管6Dは、改
質器5において改質された燃料ガスをガスタンク3に供給するための配管であって、ガス
タンク3に対して立設されている。
通って燃料電池モジュールFC内に導入される。また、配管6Cを通して改質器5に供給
される水蒸気は、水蒸気供給管6Bを通って燃料電池モジュールFC内に導入される。被
改質ガス供給管6A及び水蒸気供給管6Bは、仕切り板15を挟んで配管6Cとは反対側
に設けられている混合室15cに繋がっている。被改質ガス供給管6Aから供給される都
市ガス及び空気と、水蒸気供給管6Bから供給される水蒸気とは、この混合室15cにお
いて混合され、配管6Cへと供給される。
とのそれぞれに電磁弁が取り付けられていて、それぞれの電磁弁は制御部としてのCPU
から出力される指示信号に応じて開閉し、改質器5に供給する被改質ガスと空気との比率
を変更可能なように構成されている。
り)及び空気(被改質ガスのみの場合もあり)は、改質器5内に収められている改質触媒
によって改質される。改質された燃料ガスは、配管6Dを通ってガスタンク3へと供給さ
れる。改質器5に対して配管6Cが繋がっている部分と、改質器5に対して配管6Dが繋
がっている部分とは、長手方向において一端近傍と他端近傍とに引き離されている。これ
によって、改質器5に供給された燃料ガス及び空気は改質触媒に十分に触れることが可能
となる。
ニッケルを付与したもの、アルミナの球体表面にルテニウムを付与したもの、が適宜用い
られる。これらの改質触媒は球体である。
7が設けられている。流路部材7は、空気流路外壁71,72と、空気分配室73と、空
気集約室74,75と、空気流路管76a,76b,77a,77b(酸化剤ガス流路部
材)と、外壁78,79を有している。流路部材7は、長手方向に空気流路外壁71,7
2が、短手方向に外壁78,79が、それぞれ配置され、それらの部材によって箱状とな
るように形成されている。流路部材7は、改質器5及び各燃料電池セルスタック400を
覆うように、仕切り板15に立設されている。続く説明では、流路部材7の仕切り板15
に当接する側を下方とし、その下方と反対側を上方として説明する。
73は、空気流路外壁71,72と外壁78,79とによって形成される箱状体の外側且
つ短手側の上方に取り付けられている。空気分配室73には、空気供給管7A(酸化剤ガ
ス供給管)が繋がれており、酸化剤ガスとしての空気が供給される。空気分配室73には
、空気流路管76a,76b,77a,77bも繋がれている。
成される箱状体の内側且つ長手側の上方に、空気流路外壁71に沿うように配置されてい
る。空気流路管76aは、空気流路外壁71側に、空気流路管76bは、空気流路管76
aよりも内側に、それぞれ配置されている。空気流路管76a,76bの一端は外壁79
を貫通して空気分配室73に繋がれており、他端は空気集約室74に繋がれている。従っ
て、空気分配室73に流入した空気は、空気流路管76a,76bを通り、空気集約室7
4へと流れ込んで再合流する。
成される箱状体の内側且つ長手側の上方に、空気流路外壁72に沿うように配置されてい
る。空気流路管77aは、空気流路外壁72側に、空気流路管77bは、空気流路管77
aよりも内側に、それぞれ配置されている。空気流路管77a,77bの一端は外壁79
を貫通して空気分配室73に繋がれており、他端は空気集約室75に繋がれている。従っ
て、空気分配室73に流入した空気は、空気流路管77a,77bを通り、空気集約室7
5へと流れ込んで再合流する。
集約室74,75は、空気流路外壁71,72と外壁78,79とによって形成される箱
状体の内側且つ短手側の上方に取り付けられている。空気集約室74は空気流路外壁71
と密着するように配置されており、空気集約室74に流れ込んだ空気は空気流路外壁71
へと流れ出すように構成されている。一方、空気集約室75は空気流路外壁72と密着す
るように配置されており、空気集約室75に流れ込んだ空気は空気流路外壁72へと流れ
出すように構成されている。
気が流れることができるように構成されている。より具体的には、空気流路外壁71は、
上方から三室に分割された構造となっており、上方から順に、第一室711、第二室71
2、第三室713として形成されている。空気集約室74から流れ込んだ空気は、第一室
711に流れ込んだ後、第二室712に流れ込み、その後第三室713に流れ込む。同様
に、空気流路外壁72も、上方から三室に分割された構造となっており、上方から順に、
第一室721、第二室722、第三室723として形成されている。空気集約室75から
流れ込んだ空気は、第一室721に流れ込んだ後、第二室722に流れ込み、その後第三
室723に流れ込む。
23aが形成されている。空気流入孔713a,723aは、燃料電池セルスタック40
0が連設されている方向に、燃料電池セル4に対する上下方向の位置が略同一となるよう
に、複数個形成されている。
発電室16内の燃料電池セル4近傍へと流れ込むように構成されている。空気流入孔71
3a,723aを通って流れ込んだ空気は、燃料電池セル4の外側を通って各燃料電池セ
ル4の下方から上方へと流れる。各燃料電池セル4の上方に至った空気は、各燃料電池セ
ル4の管内流路を通った燃料ガスと合わせて燃焼される。
18となっている。燃料ガスは、ガスタンク3から、燃料電池セルユニット30の管内流
路30cを通り、燃焼部18に向けて上昇する。また、燃料電池セル4の外側を流れる空
気も、燃焼部18に向けて上昇し、上述した上支持板400aに設けられた穴400ab
を通って燃焼部18に至る。空気流路外壁72の燃焼部18に対応する部分には点火装置
挿入穴724が設けられ、燃焼ガスと空気との燃焼を開始させるための点火装置(図示し
ない)が点火装置挿入穴724から燃焼部18に突出されている。この点火装置により燃
料ガスと空気とが混合して燃焼する。燃料電池セルスタック400を構成する燃料電池セ
ル4は、燃焼部18によって上方から加熱される。また、空気流入孔713a,723a
を通って流れ込む空気も、上述したように空気流路管76a,76b,77a,77b、
空気流路外壁71,72を通る間に、燃焼部18における燃焼によって加熱される。
6は、燃料電池セル4及び燃料電池セル4を含む燃料電池セルユニット30近傍を模式的
に示した図である。図6においては、各部材を簡略的に示しているため、既に参照した図
面とは形状が異なっている場合もある。図6に示すように、ガスタンク3には、下支持板
400bを介して燃料電池セルユニット30が立設されている。下支持板400bと各燃
料電池セルユニット30の内側電極端子40(又は外側電極端子42)との間には集電部
材としての接続部材400c又は外部端子400dが配置されている。ガスタンク3に流
れ込んだ燃料ガスは、各燃料電池セル4内の貫通流路(図6においては明示しない)に流
れ込み、上方へと流れていく。
持板400aと各燃料電池セルユニット30の内側電極端子40(又は外側電極端子42
)との間には集電部材としての接続部材400cが配置されている。図6に示すように、
燃料電池セルユニット30の他端側である上端側が保持部材としての上支持板400aを
貫通し、その貫通部分において複数の燃料電池セルユニット30それぞれは上支持板40
00aに対して嵌合されることで密着固定されている。上述したように燃料ガスは燃料電
池セル4内の貫通流路に流れ込んで上支持板400a側へと流れて行き、各燃料電池セル
ユニット30の内側電極端子40(又は外側電極端子42)の先端部分から発電反応に寄
与しなかった燃料ガスが排出される。一方、酸化剤ガスとしての空気は、各燃料電池セル
ユニット30の外側を下方から上方へと流れて行き、発電反応に寄与しなかった空気は、
穴400abから排出される。穴400abは、隣接する燃料電池セルユニット30の間
に設けられ、上支持板400aの主面(ガスタンク3に向かう面)から、裏面(ガスタン
ク3に向かう面とは反対側の面)へと貫通しているので、空気は各燃料電池セルユニット
30の内側電極端子40(又は外側電極端子42)の先端部分近傍へと吹き出され、良好
な燃焼が行われる。
の一端に内側電極端子40を、他端に外側電極端子42を取り付ける態様を採用している
。電気接続の都合から、各燃料電池セルユニット30は内側電極端子40が取り付けられ
ている側と、外側電極端子42が取り付けられている側とが交互になるように配置されて
いる。しかしながら、燃料電池セル4を含む燃料電池セルユニット30の形成態様は上述
したものに限られない。例えば、内側電極端子40及び外側電極端子42のようなキャッ
プ形状の端子ではなく、燃料電池セル4の一方に電極端子を一対設け、一方を外側電極と
して、他方を内側電極とする態様も採用可能である。この場合、図7に示すように、燃料
電池セル4を含む燃料電池セルユニット30aの上側の端部には電極等が取り付けられて
いないため、上支持板400aに対して、燃料電池セル4が直接当接して取り付けられて
いる。この場合であっても、上述したような燃料ガス及び空気の流れには何ら変わるとこ
ろがなく、燃料電池セル4の外側を流れる酸化剤ガスとしての空気は、穴400abを通
って燃料電池セル4の先端部分に近傍へと吹き出され、良好な燃焼が行われる。
支持板400a及び下支持板400bをそれぞれ分割する形態で実施した。
すると、酸化剤ガス拡散防止壁のセル側では、セルの下方に向けて供給された酸化剤ガスである空気が酸化剤ガス拡散防止壁よりも外側へ行くことができず、燃料電池セル4へ向かう。
ここで本実施例ではさらに保持部材としての上支持板は、複数備えられ、それぞれの保持部材は、前記複数の燃料電池セル部材において発電反応に寄与しなかった残余の酸化剤ガスが通過可能なように隣の上支持板と離間配置されている。例えば図3での離間部1000で示される。
よって上支持板間の離間部に酸化剤ガスが移動すここととなる。すなわち言い換えると上支持板の下側のセルに沿って酸化剤ガスである空気が移動することとなり、セルに対して十分に空気が接触することとなり、発電性能が良好となる。
さらに一般にセルの下方から酸化剤ガスが供給される場合、セルの上部に酸化剤ガスが供給されにくくなる不具合を生ずるが、本実施例ではセルの上方に配置される上支持板が隣り合う上支持板との間に離間部を有している。
よって酸化剤ガスはその離間部に向かって供給されることとなり、その下方に位置する燃料電池セルの上方側に十分に酸化剤ガスが与えられ易くなる。
なお酸化剤ガス拡散防止壁はカバー部材とセルとの間に位置している。
2a:穴
3:ガスタンク
4:燃料電池セル
4a:端部
4b:端部
5:改質器
6A:被改質ガス供給管
6B:水蒸気供給管
6C:配管
6D:配管
7:流路部材
7A:空気供給管
13,14:電極棒
15:板
15a:支持部材
15b:隙間
15c:混合室
16:発電室
17:排気ガス室
18:燃焼部
30:燃料電池セルユニット
30c:管内流路
40:内側電極端子
40a:本体部分
40b:管状部分
40c:接続流路
40d:段部
42:外側電極端子
42a:本体部分
42b:管状部分
42c:接続流路
42d:段部
44:電極層
44a:内側電極露出周面
44b:端面
44c:端面
46:電解質層
46a:電解質露出周面
48:電極層
48a:外側電極露出周面
50:貫通流路
52:絶縁部材
54:シール材
71:空気流路外壁
72:空気流路外壁
73:空気分配室
74:空気集約室
75:空気集約室
76a,76b,77a,77b:空気流路管
76aa,76ba,77aa,77ba:下面
78:外壁
79:外壁
80,81:移行板
82,83:移行ブロック
84:移行板
400:燃料電池セルスタック
400a:上支持板
400b:下支持板
400c:接続部材
400d:外部端子
711:第一室
712:第二室
713:第三室
713a,723a:空気流入孔
721:第一室
722:第二室
723:第三室
724:点火装置挿入穴
FC:燃料電池モジュール
Claims (3)
- 燃料ガスが内部通路の一端側から他端側へと流れ、酸化剤ガスが外部の一端側から他端
側へと流れることによって作動する燃料電池セルを含む複数の燃料電池セル部材と、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの内部通路に連通され、前記それぞれの内部通路
に対して燃料ガスを供給するガスタンクと、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの他端側を保持する板状の複数の保持部材と、を備える
燃料電池モジュールであって、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの一端側が前記ガスタンクに対して保持されて、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれが前記ガスタンクに対して立設され、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれの前記内部通路を通った燃料ガスが、前記複数の
燃料電池セル部材それぞれの他端側から前記保持部材を通過可能なように、前記複数の燃
料電池セル部材それぞれの他端側が前記保持部材に対して密着固定され、
前記複数のそれぞれの保持部材は、前記複数の燃料電池セル部材において発電反応に寄与しなかった残余の酸化剤ガスが通過可能なように離間配置されるとともに、
前記複数の燃料電池セル部材に隣接される酸化剤ガス拡散防止壁と、
を備えることを特徴とする燃料電池モジュール。 - 前記複数の燃料電池セル部材それぞれの他端側が前記複数のそれぞれの保持部材を貫通していることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池モジュール。
- 前記複数のそれぞれの保持部材には前記複数の燃料電池セル部材それぞれが貫通する複数の貫通穴が形成されており、
前記複数の燃料電池セル部材それぞれは、前記複数の貫通穴それぞれに対して直接密着
して固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池モジュール。
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