JP5257462B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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Description

本発明は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用した空気調和装置に関する。
空気調和装置の室外熱交換器は、暖房運転時に冷媒の蒸発器として機能するので、屋外の空気に含まれる水分が室外熱交換器の表面で結露する。特に、外気温度が0℃近傍のときは、室外熱交換器への着霜が著しく、着霜の範囲は室外熱交換器だけでなく室外ファン本体、室外ファン周辺のベルマウスおよびファンガードにまでおよぶ。
それゆえ、特許文献1(特開平4−366341号公報)に開示されている空気調和装置では、室外熱交換器の表面を覆った霜は、除霜運転時にホットガスを室外熱交換器へ流すことによって融解させている。
しかしながら、上記空気調和装置では、室外熱交換器に付着した霜を融かすことはできるが、室外ファン本体、室外ファン周辺のベルマウスおよびファンガードなどに付着した霜までを融かすことはできなかった。
本発明の課題は、室外熱交換器と熱交換する空気流の下流側に位置する機器や部材に付着した霜までを除去することができる空気調和装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気調和装置は、冷媒回路と、切換弁と、室外ファンと、外気温度センサと、制御部とを備えている。冷媒回路は、暖房運転時に、圧縮機、室内熱交換器、減圧機構、及び室外熱交換器の順で冷媒が循環する。切換弁は、冷媒回路に接続され、圧縮機から吐出された冷媒の流れ方向を切り替える。外気温度センサは、外気温度を測定する。制御部は、除霜運転時に、室外ファンを停止させ且つ圧縮機から吐出された冷媒を切換弁によって室外熱交換器に向わせる除霜運転制御を行ない、除霜運転制御が終了した後、圧縮機を停止させて室外ファンを稼動させる均圧運転制御を行なう。さらに、制御部は、外気温度センサを介して検知した外気温度が所定範囲内にあるとき、除霜運転終了後に圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器に向わせる運転のまま、室外ファンを所定時間回転させるファン除霜運転制御を行い、その間、室外ファンを均圧運転制御時よりも低い回転数で稼動させる。
所定の条件下では、除霜運転終了後であっても室外ファン本体およびその周辺部材(例えば、ベルマウス及びファンガード)に付着した霜は融解しない。しかし、この空気調和装置では、室外ファンが回転することによって、温度上昇した室外熱交換器を通過する空気が温風となって室外ファン本体およびその周辺部材に当たるので、そこに付着している霜が融解する。
本発明の第2観点に係る空気調和装置は、第1観点に係る空気調和装置であって、制御部が、ファン除霜運転制御の間、圧縮機を除霜運転時よりも低い特定の運転周波数で稼動させる。
この空気調和装置では、ファン除霜運転後に冷媒回路内を均圧する均圧運転が行われるので、冷媒回路内の高低圧差が素早く所定値以下となるために、均圧運転前のファン除霜運転時の圧縮機の運転周波数は低い方が好ましい。そのため、ファン除霜運転時の圧縮機の運転周波数は除霜運転時よりも低い特定の周波数に設定されている。
本発明の第1観点に係る空気調和装置では、除霜運転終了後も室外ファンが回転することによって、温度上昇した室外熱交換器を通過する空気が温風となって室外ファン本体およびその周辺部材に当たるので、そこに付着している霜が融解する。
本発明の第2観点に係る空気調和装置は、第1観点に係る空気調和装置であって、制御部が、ファン除霜運転制御の間、圧縮機を除霜運転時よりも低い特定の運転周波数で稼動させる。
この空気調和装置では、ファン除霜運転時の圧縮機の運転周波数が除霜運転時よりも低い特定の周波数に設定されているので、冷媒回路内の高低圧差が素早く所定値以下となる。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路図。 正面側から視た室外機の外観斜視図。 フロントパネル、右側面パネルと背面パネルを取り除いた室外機の斜視図。 底板、室外熱交換器および室外ファン以外の部材を取り除いた室外機の斜視図。 底板および機械室以外の部材を取り除いた室外機の平面図。 電磁誘導加熱ユニットの断面図。 空気調和装置のファン除霜運転前後のタイムチャート。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置の構成図である。図1において、空気調和装置1では、熱源側装置としての室外機2と、利用側装置としての室内機4とが冷媒配管によって接続され、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路10が形成されている。
室外機2は、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、膨張弁24、アキュームレータ25、室外ファン26、ホットガスバイパス弁27、キャピラリチューブ28および電磁誘導加熱ユニット6を収容している。室内機4は、室内熱交換器41および室内ファン42を収容している。
冷媒回路10は、吐出管10a、ガス管10b、液管10c、室外側液管10d、室外側ガス管10e、アキューム管10f、吸入管10g、及びホットガスバイパス10hを有している。
吐出管10aは、圧縮機21と四路切換弁22とを接続している。ガス管10bは、四路切換弁22と室内熱交換器41とを接続している。液管10cは、室内熱交換器41と膨張弁24とを接続している。室外側液管10dは、膨張弁24と室外熱交換器23とを接続している。室外側ガス管10eは、室外熱交換器23と四路切換弁22とを接続している。
アキューム管10fは、四路切換弁22とアキュームレータ25とを接続している。電磁誘導加熱ユニット6は、アキューム管10fの一部分に取り付けられている。アキューム管10fのうち、少なくとも電磁誘導加熱ユニット6によって覆われている被加熱部分では、銅管の周囲がステンレス鋼管で覆われている。冷媒回路10を構成する配管のうち、そのステンレス鋼管以外の部分は銅管である。
吸入管10gは、アキュームレータ25と圧縮機21の吸入側とを接続している。ホットガスバイパス10hは、吐出管10aの途中に設けられた分岐点A1と室外側液管10dの途中に設けられた分岐点D1とを接続している。
ホットガスバイパス10hは、途中にホットガスバイパス弁27が配置されている。制御部11は、ホットガスバイパス弁27を開閉して、ホットガスバイパス10hを冷媒の流通を許容する状態と許容しない状態とに切換える。また、ホットガスバイパス弁27の下流側には、冷媒の流通路の断面積を減じるキャピラリチューブ28が設けられており、除霜運転時、室外熱交換器23を流通する冷媒とホットガスバイパス10hを流通する冷媒との割合が一定に保たれている。
四路切換弁22は、冷房運転サイクルと暖房運転サイクルとを切り替えることができる。図1では、暖房運転を行うための接続状態を実線で示し、冷房運転を行うための接続状態を点線で示している。暖房運転時、室内熱交換器41は凝縮器として、室外熱交換器23は蒸発器として機能する。冷房運転時、室外熱交換器23は凝縮器として、室内熱交換器41は蒸発器として機能する。
室外熱交換器23の近傍には、室外熱交換器23に室外空気を送る室外ファン26が配置されている。室内熱交換器41の近傍には、室内熱交換器41に室内空気を送る室内ファン42が配置されている。
制御部11は、室外制御部11aと室内制御部11bとを有している。室外制御部11aと室内制御部11bとは通信線11cによって接続されている。そして、室外制御部11aは室外機2内に配置される機器を制御し、室内制御部11bは室内機4内に配置されている機器を制御する。
(2)詳細構成
(2−1)室外機の外観
図2は正面側から視た室外機の外観斜視図である。図2において、室外機2の外殻は、天板2a、天板2aと対向する底板(不可視)、フロントパネル2c、ファンガード2k、右側面パネル2f、右側面パネル2fと対向する左側面パネル(不可視)、フロントパネル2c及びファンガード2kと対向する背面パネル(不可視)によって略直方体形状に形成されている。
(2−2)室外機の内部
図3は、フロントパネル、右側面パネルおよび背面パネルを取り除いた室外機の斜視図である。図3において、室外機2は、仕切り板2hによって送風機室と機械室とに区分されている。送風機室には室外熱交換器23及び室外ファン(不可視)が配置され、機械室には電磁誘導加熱ユニット6、圧縮機21、及びアキュームレータ25が配置されている。
図4は、底板、室外熱交換器および室外ファン以外の部材を取り除いた室外機の斜視図である。図4において、室外熱交換器23は、L字形状に成形されているフィン・アンド・チューブ式熱交換器である。そして、2台の室外ファン26が、ファンガード2k(図3参照)と室外熱交換器23との間に、支持台を介して鉛直方向に隣接するように配置されている。室外ファン26が回転することによって、室外空気が左側面パネル及び背面パネルの通気口から吸い込まれ、室外熱交換器23のフィン間を通過し、ファンガード2kから吹き出される。
(2−3)室外機の底板近傍の構造
図5は、底板および機械室以外の部材を取り除いた室外機の平面図である。なお、図5には、室外熱交換器23の位置が分かるように室外熱交換器23が2点鎖線で描かれている。ホットガスバイパス10hは底板2b上に配置されており、圧縮機21が位置する機械室側から送風機室側に延び、送風機室側底部を一周して機械室側に戻る。ホットガスバイパス10hの全長の約半分は、室外熱交換器23の下方に位置する。また、底板2bのうちの室外熱交換器23の下方に位置する部分には、底板2bを板厚方向に貫通する排水口86a〜86eが形成されている。
(2−4)電磁誘導加熱ユニット
図6は、電磁誘導加熱ユニットの断面図である。図6において、電磁誘導加熱ユニット6は、アキューム管10fのうち被加熱部分を径方向外側から覆うように配置されており、電磁誘導加熱によって被加熱部分を加熱する。アキューム管10fの被加熱部分は、内側の銅管と外側のステンレス鋼管100fとによって二重管構造となっている。ステンレス鋼管100fに使用されるステンレス材料は、クロムを16〜18%含むフェライト系ステンレス、或はニッケルを3〜5%、クロムを15〜17.5%、銅を3〜5%含む析出硬化系ステンレスが選択される。
電磁誘導加熱ユニット6は、先ずアキューム管10fに位置決めされ、次に上端近傍が第1六角ナット61によって固定され、最後に下端近傍が第2六角ナット66によって固定される。
コイル68は、ボビン本体65の外側に螺旋状に巻き付けられている。コイル68は、フェライトケース71の内側に収容されている。フェライトケース71は、第1フェライト部69及び第2フェライト部70をさらに収容している。
第1フェライト部69は、透磁率の高いフェライトによって成形されており、コイル68に電流を流した際に、ステンレス鋼管100fと共に磁束の通り道を形成する。第1フェライト部69は、フェライトケース71の両端側に位置する。
第2フェライト部70は、位置および形状は第1フェライト部69と異なるが、その機能は第1フェライト部69と同様であり、フェライトケース71の収容部のうちボビン本体65の外側近傍に配置される。
(3)空気調和装置の動作
空気調和装置1は、四路切換弁22によって、冷房運転および暖房運転のいずれか一方に切り換えることが可能である。
(3−1)冷房運転
冷房運転では、四路切換弁22が、図1の点線で示された状態に設定される。この状態で圧縮機21が運転されたとき、冷媒回路10では、室外熱交換器23が凝縮器となり、室内熱交換器41が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、室外熱交換器23で室外空気と熱交換して凝縮する。室外熱交換器23を通過した冷媒は、膨張弁24を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器41で室内空気と熱交換して蒸発する。そして、冷媒との熱交換によって温度低下した空気は、空調対象空間に吹き出される。室内熱交換器41を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
(3−2)暖房運転
暖房運転では、四路切換弁22が、図1の実線で示された状態に設定される。この状態で圧縮機21が運転されたとき、冷媒回路10では、室外熱交換器23が蒸発器となり、室内熱交換器41が凝縮器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、室内熱交換器41で室内空気と熱交換して凝縮する。そして、冷媒との熱交換によって温度上昇した空気は、空調対象空間に吹き出される。凝縮した冷媒は、膨張弁24を通過する際に減圧された後、室外熱交換器23で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器23を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
暖房運転の起動時、特に、圧縮機21が十分に暖まっていないとき、電磁誘導加熱ユニット6がアキューム管10fを加熱することによって、圧縮機21は暖められた冷媒を圧縮することができる。その結果、圧縮機21から吐出するガス冷媒の温度が上昇し、起動時の暖房能力不足が補われる。
(3−3)除霜運転
暖房運転がおこなわれたとき、空気中に含まれる水分が室外熱交換器23の表面で結露し、霜となり或は氷結して室外熱交換器の表面を覆い、熱交換性能を低下させる。このため、室外熱交換器23に付着した霜、或は氷を融かすために除霜運転が行われる。除霜運転は、冷房運転と同じサイクルで行われる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、室外熱交換器23で室外空気と熱交換して凝縮する。その冷媒からの放熱によって、室外熱交換器23を覆う霜、或は氷が融かされる。放熱して凝縮した冷媒は、膨張弁24を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器41で室内空気と熱交換して蒸発する。このとき、室内ファン42は停止している。なぜなら、室内ファン42が稼動すると、空調対象空間に冷やされた空気が吹き出されて快適性を損なうからである。室内熱交換器41を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
また、除霜運転時、電磁誘導加熱ユニット6がアキューム管10fを加熱することによって、圧縮機21は暖められた冷媒を圧縮することができる。その結果、圧縮機21から吐出するガス冷媒の温度が上昇し、除霜能力が向上する。
また、除霜運転時、ホットガスバイパス10hにも圧縮機21から吐出された高圧の冷媒が流される。室外機2の底板2b上に霜、或は氷が成長している場合でも、その氷はホットガスバイパス10hを通る冷媒からの放熱によって融かされる。そのとき発生した水は、排水口86a〜86eから排水される。また、排水口86a〜86eもホットガスバイパス10hによって加熱されるので、排水口86a〜86eが凍結によって塞がれることは防止される。
(4)空気調和装置のその他の動作
(4−1)ファン除霜運転
ファン除霜運転とは、除霜運転終了後に室外ファン26を所定時間回転させ、室外熱交換器23を通過した空気で室外ファン26本体およびその周辺部材に付着した霜を融解させる運転である。以下、図面を参照しながら説明する。
図7は、空気調和装置のファン除霜運転前後のタイムチャートである。図7において、ファン除霜運転は、除霜運転時の冷凍サイクルのまま、圧縮機21の運転周波数を除霜運転時よりも低い特定の周波数にして所定時間実行される。その所定時間は、空気調和装置の据付場所の気候条件に適した時間長さが設定され、具体的には、60秒、80秒および100秒の3段階に設定可能であり、空気調和装置1の据付時に設定ボタンを介して設定される。その結果、ファン除霜運転制御後に室外ファン26本体およびその周辺部材に霜が残るという状態が回避される。但し、空気調和装置1の据付時にファン除霜運転を実施させない設定にすることも可能である。さらに、所定時間は空気調和装置1の据付時以外でも設定可能であり、ファン除霜運転を実施させない設定にするか否かも、空気調和装置1の据付時以外で設定可能である。
ファン除霜運転時、室外ファン26は比較的低い回転数で回転する。室外ファン26の回転数は、1〜8ステップ(停止は含ます)の範囲で切換可能であり、ファン除霜運転時には、低い方から3番目のステップ3が選択される。なお、ファン除霜運転の前に行われる除霜運転時には、室外ファン26は停止している。
ファン除霜運転は、必ず実行されるものではなく、除霜運転開始直前に所定条件が成立している場合に実行される。通常、除霜運転は、先の除霜運転から一定時間経過後で、外気温度および室外熱交換器温度が予め設定された温度以下になったときに実行されるが、ファン除霜運転は、除霜運転が開始される直前の外気温度が−5℃〜5℃の範囲内のとき、除霜運転終了後に実行される。なお、外気温度は、室外機2に取り付けられた外気温度センサ102を介して測定されている。
例えば、低温(0℃近傍)多湿の環境下で暖房運転が行われた場合、室外熱交換器23だけでなくファンガード2kまでも着霜する。本実施形態では、室外ファン26はプロペラファンであるので、プロペラの周囲にベルマウスのあるタイプであれば、そのベルマススにも着霜する。仮に室外ファン26がターボファンであれば、ファンブレードにも着霜する。このような状態では、たとえ除霜運転が終了しても室外熱交換器23の霜が融解するだけであり、室外ファン26の周囲にあるファンガード2kなどに付着した霜は融解しない。しかし、本実施形態では、ファン除霜運転によって室外ファン26が稼動するので、室外熱交換器23で暖められた空気が室外ファン26本体およびファンガード2kなど室外ファン26本体の周辺部材に送られるので、ファンガード2kなどに付着した霜も暖められて融解する。
また、圧縮機21が稼動しているので、室外熱交換器23に流入する冷媒の温度が高く維持され除霜能力が高まる。さらに、電磁誘導加熱ユニット6がアキューム管10fを加熱することによって、圧縮機21は暖められた冷媒を圧縮することができるので、圧縮機21から吐出するガス冷媒の温度が上昇し、室外熱交換器23に流入する冷媒の温度がさらに高くなり、除霜能力がさらに高まる。その結果、霜を融かすために必要な時間が短縮する。
(4−2)均圧運転
ファン除霜運転が終了した後、圧縮機21を停止させて室外ファン26を稼動させる均圧運転が行われる。なお、ファン除霜運転が実行されていない場合は、除霜運転が終了した後に均圧運転が実行される。
均圧運転時の室外ファン26の回転数は、ファン除霜運転時よりも高い回転数であるステップ6が選択される。均圧運転の目的は、冷媒回路10内の高低圧差を解消する、又は所定値以下にすることであり、本実施形態では、ファン除霜運転が終了した後、80秒経過するまで、或は冷媒回路10内の高低圧差が0.49MPa以下になるまで均圧運転が行われる。仮に、均圧運転が行われずに冷凍サイクルが暖房運転へ切換えられた場合、冷媒回路10内の高低圧差による衝撃によって、四路切換弁22などの機器が悪影響を受ける。
冷媒回路10内の高低圧差が素早く所定値(0.49MPa)以下となるためには、均圧運転前の圧縮機21の運転周波数が低いことが好ましい。その理由から、均圧運転前のファン除霜運転では、圧縮機21の運転周波数が除霜運転時よりも低い特定の周波数に設定されている。
(5)特徴
(5−1)
空気調和装置1では、除霜運転終了後も室外ファン26が回転することによって、温度上昇した室外熱交換器23を通過する空気が温風となって室外ファン26本体およびその周辺部材に当たるので、そこに付着している霜が融解する。
(5−2)
空気調和装置1では、ファン除霜運転時の圧縮機21の運転周波数が除霜運転時よりも低い特定の周波数に設定されているので、冷媒回路10内の高低圧差が素早く所定値以下となる。
本発明によれば、寒冷地で且つ高湿度な地域向けの空気調和装置に有用である。
1 空気調和装置
6 電磁誘導加熱ユニット(冷媒加熱装置)
10 冷媒回路
11 制御部
21 圧縮機
22 四路切換弁
23 室外熱交換器
24 膨張弁(減圧機構)
26 室外ファン
42 室内熱交換器
102 外気温度センサ
特開平4−366341号公報

Claims (2)

  1. 暖房運転時に、圧縮機(21)、室内熱交換器(42)、減圧機構(24)、及び室外熱交換器(23)の順で冷媒が循環する冷媒回路(10)と、
    前記冷媒回路(10)に接続され、前記圧縮機(21)から吐出された前記冷媒の流れ方向を切り替える切換弁(22)と、
    室外ファン(26)と、
    外気温度を測定する外気温度センサ(102)と、
    除霜運転時に、前記室外ファン(26)を停止させ且つ前記圧縮機(21)から吐出された冷媒を前記切換弁(22)によって前記室外熱交換器(23)に向わせる除霜運転制御を行ない、前記除霜運転制御が終了した後、前記圧縮機(21)を停止させて前記室外ファン(26)を稼動させる均圧運転制御を行なう制御部(11)と、
    を備え、
    前記制御部(11)は、前記外気温度センサ(102)を介して検知した外気温度が所定範囲内にあるとき、前記除霜運転終了後に前記圧縮機(21)から吐出された冷媒を前記室外熱交換器(23)に向わせる運転のまま、前記室外ファン(26)を所定時間回転させるファン除霜運転制御を行い、その間、前記室外ファン(26)を前記均圧運転制御時よりも低い回転数で稼動させる、
    空気調和装置(1)。
  2. さらに前記制御部(11)は、前記ファン除霜運転制御の間、前記圧縮機(21)を前記除霜運転時よりも低い特定の運転周波数で稼動させる、
    請求項1に記載の空気調和装置(1)。
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