JP5257255B2 - 熱線反射性透明材料、熱線反射性透明材料の製造方法及び熱線反射性透明材料を備えた温室 - Google Patents
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Description
[1] 透明基材の表面に、金属ドープ酸化インジウム膜が成膜された透明材料であって、前記金属ドープ酸化インジウム膜の膜厚が120〜150nmであり、前記金属ドープ酸化インジウム膜の比抵抗が3×10−3Ω・cm以上であり、前記透明材料の可視光透過率が85%以上、日射透過率が82%以下、可視光透過率の値と日射透過率の値との差が7以上であることを特徴とする熱線反射性透明材料。
[2] 前記金属ドープ酸化インジウム膜が、遷移金属ドープ酸化インジウム膜である[1]に記載の熱線反射性透明材料。
[3] 前記遷移金属ドープ酸化インジウム膜が、錫ドープ酸化インジウム膜、亜鉛ドープ酸化インジウム膜、タングステンドープ酸化インジウム膜及びタンタルドープ酸化インジウム膜からなる群より選ばれる少なくとも1種である[2]に記載の熱線反射性透明材料。
[4] 前記透明基材が、ガラス又はフッ素樹脂である[1]〜[3]のいずれか記載の熱線反射性透明材料。
[5] 前記透明基材が、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体である[4]に記載の熱線反射性透明材料。
[6] 前記透明基材の表面に、金属ドープ酸化インジウムの単層膜が成膜されている、[1]〜[5]のいずれか記載の熱線反射性透明材料。
[7] 金属ドープ酸化インジウムをターゲット材とし、スパッタリングチャンバーに不活性ガスと酸素ガスとを導入し、スパッタリング法により透明基材上に金属ドープ酸化インジウム膜を成膜する熱線反射性透明材料の製造方法であって、成膜圧力を0.05〜10Paとし、スパッタリングチャンバー内の雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を1.8体積%以上とすることを特徴とする熱線反射性透明材料の製造方法。
[8] 前記スパッタリング法が、マグネトロンスパッタリング装置を用いた直流スパッタリング法である[7]に記載の熱線反射性透明材料の製造方法。
[9] [1]〜[6]のいずれかに記載の熱線反射性透明材料を備えた温室。
また、本発明の熱線反射性透明材料の製造方法によれば、金属ドープ酸化インジウムをターゲット材とし、成膜圧力を0.05〜10Paとし、スパッタリングチャンバー内の雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を1.8体積%以上にして、スパッタ法により成膜することで、透明基材の表面に、比抵抗が3×10−3Ω・cm以上の金属ドープ酸化インジウム膜を成膜できる。
そして、本発明の温室は、このような熱線反射性透明材料を備えているので、植物の生育を促進しつつ、室内温度の上昇を抑制できるので、冷房負荷を低減でき、温室のランニングコストを低減できる。
そして、後述する、実施例において、スパッタリングチャンバー内の雰囲気ガス中の酸素濃度と、成膜された錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗との関係図を図3に示し、スパッタリングチャンバー内の雰囲気ガス中の酸素濃度と、熱線反射性透明材料の可視光透過率(Tv)及び日射透過率(Te)との関係図を図4に示したが、図3に示されるように、成膜時のスパッタリングチャンバー内の酸素濃度が増加するに伴い、錫ドープ酸化インジウム膜は化学量論比の組成に近づき、酸素欠損が少なくなるためにキャリア濃度が減少し、比抵抗は増加している。日射透過率を支配する因子としては、比抵抗が小さいときに生ずるプラズマ吸収に依る近赤外反射と、比抵抗によらない透明基材と金属酸化ドープインジウム膜との屈折率差に起因する光学干渉効果がある。また可視光透過率を支配因子としては、酸素割合が少ない時に生ずる酸素欠陥に起因する光の吸収がある。
このため、図4に示されるように、上記の理由により比抵抗が小さい、つまり成膜時の酸素割合が少ないときには日射透過率は小さくできるが、酸素欠陥による光吸収のために可視光透過率を大きくすることができない。一方、比抵抗が3×10−3Ω・cm以上の金属酸化ドープインジウム膜については、日射透過率は、透明基材と金属酸化ドープインジウム膜の光学干渉による効果のみとなるため一定となる。このとき酸素欠陥による光吸収が少なくなるため可視光透過率は増大し、1×102Ω・cm以上では一定となる。このように、金属酸化ドープインジウム膜の比抵抗が3×10−3Ω・cm以上であれば、可視光透過率を高めつつ日射透過率を低減できる。
・透明基材:厚さ200μmのテトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルム(商品名「アフレックスフィルム」、旭硝子社製)
・ターゲット材:錫ドープ酸化インジウム(三井金属鉱業社製、組成(質量比):錫/インジウム=10/90、酸素含有量17〜18質量%)
・成膜装置:巻き取り式直流マグネトロンスパッタ装置(エイコー・エンジニアリング社製)を用いた。装置概要を図1に示す。
・真空度:5×10−5Pa以下
・酸素ガス流量:0.5〜4sccm
・アルゴンガス流量:96〜99.5sccm
・ロール搬送速度:0.096〜0.236m/sec
・繰返し回数:7〜9回
・成膜圧力:1.5Pa
・直流出力:200W
・電源:直流
・錫ドープ酸化インジウム膜の膜厚測定方法
膜厚を分光エリプソメトリー装置(製品名「M−2000DI」、J.A.WOOLLAM JAPAN社製)を用いて測定し、WVASE32(J.A.WOOLLAM社製)により光学フィットを行うことにより算出した。
・錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗値測定方法
シート抵抗を非接触式導電計(Delcom社製)を用いて測定し、膜厚を掛け算することで算出した。なお、本測定装置で測定可能な抵抗値の上限値は、1×102Ω・cmであった。
・熱線反射性透明材料の可視光透過率の測定方法
熱線反射性透明材料の分光スペクトルを、分光器(製品名「UV−3100PC」、Shimadzu社製)を用いて測定し、JIS Z8113、JIS 8120に基づいて算出した。
・熱線反射性透明材料の日射透過率の測定方法
熱線反射性透明材料の分光スペクトルを、分光器(製品名「UV−3100PC」、Shimadzu社製)を用いて測定し、JIS Z8113、JIS 8120に基づいて算出した。
・耐久性評価方法
熱線反射性透明材料の分光スペクトルを、分光器(製品名「UV−3100PC」、Shimadzu社製)を用いて測定し、サンシャインウエザーメーター試験による時間変化を測定した。
スパッタリングチャンバー1を真空引きした後、アルゴンガス3と酸素ガス4とを、アルゴンガス/酸素ガスで表わされる流量比が、98sccm/2sccmの割合でスパッタリングチャンバー1に導入した。スパッタリングチャンバー1内の雰囲気ガス中の酸素濃度は2体積%であった。ロール搬送速度0.123m/secにて7回搬送を繰り返した。
そして、巻き取り装置5及び被巻き取り装置6を作動させ、錫ドープ酸化インジウム8に電力を印加して、メインローラ9に接したテトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルム7の外面側(成膜面)に錫ドープ酸化インジウムを付着させ、実施例1の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に125nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は5.4×10−3Ω・cmであった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は86.7%であり、日射透過率は77.8%であった。
図2に示すように、実施例1の熱線反射性透明材料は、可視光透過率が86.7%であり、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの可視光透過率85.8%とほぼ同じであった。一方、日射透過率は77.8%であり、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの日射透過率に89.1%比べ著しく低かった。
このことから、実施例1の熱線反射性透明材料は、可視光透過性、熱線反射性に優れていることが分かる。
実施例1において、アルゴンガス3と酸素ガス4とを、アルゴンガス/酸素ガスで表わされる流量比が、96sccm/4sccmの割合でスパッタリングチャンバー1に導入し、スパッタリングチャンバー1内の雰囲気ガス中の酸素濃度を4体積%にし、ロール搬送速度0.182m/secにて9回搬送を繰り返した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に125nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1×102Ω・cm以上であった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は89.0%であり、日射透過率は79.8%であった。また、耐久性試験を3500時間経過した後では、可視光透過率88.4%、日射透過率は80.4%であり、可視光透過率および日射透過率の変化は±2%以内であった。このように、耐久性試験後も優れた光学特性を維持しており、耐久性に優れていた。
実施例1において、アルゴンガス3と酸素ガス4とを、アルゴンガス/酸素ガスで表わされる流量比が、97sccm/3sccmの割合でスパッタリングチャンバー1に導入し、スパッタリングチャンバー1内の雰囲気ガス中の酸素濃度を3体積%とし、ロール搬送速度0.151m/secにて9回搬送を繰り返した以外は、実施例1と同様にして成膜を行い、実施例3の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に125nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1×102Ω・cm以上であった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は89.4%であり、日射透過率は79.2%であった。
実施例1において、アルゴンガス3と酸素ガス4とを、アルゴンガス/酸素ガスで表わされる流量比が、99.5sccm/0.5sccmの割合でスパッタリングチャンバー1に導入し、スパッタリングチャンバー1内の雰囲気ガス中の酸素濃度を0.5体積%とし、ロール搬送速度0.128m/secにて7回搬送を繰り返した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に120nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1.1×10−3Ω・cmであった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は77.4%であり、日射透過率は73.4%であった。
実施例1において、アルゴンガス3と酸素ガス4とを、アルゴンガス/酸素ガスで表わされる流量比が、99sccm/1sccmの割合でスパッタリングチャンバー1に導入し、スパッタリングチャンバー1内の雰囲気ガス中の酸素濃度を1体積%とし、ロール搬送速度0.128m/secにて7回搬送を繰り返した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に127nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は7.5×10−4Ω・cmであった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は80.2%であり、日射透過率は75.7%であった。
実施例1において、アルゴンガス3と酸素ガス4とを、アルゴンガス/酸素ガスで表わされる流量比が、98.5sccm/1.5sccmの割合でスパッタリングチャンバー1に導入し、スパッタリングチャンバー1内の雰囲気ガス中の酸素濃度を1.5体積%とし、ロール搬送速度0.126m/secにて7回搬送を繰り返した以外は、実施例1と同様にして、比較例3の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に127nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は9.9×10−4Ω・cmであった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は84.3%であり、日射透過率は79.2%であった。
そして、図4から明らかなように、スパッタリングチャンバー内の雰囲気ガス中の酸素濃度を1.8体積%以上とする、すなわち、錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗を3×10−3Ω・cm以上とすることで、熱線反射性透明材料の可視光透過率を高めつつ、日射透過率を低減できた。
ロール搬送を速度0.145m/secに変更する以外は実施例3と同様にして成膜を行い、実施例4の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に130nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1×102Ω・cm以上であった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は90.7%であり、日射透過率は80.0%であった。
ロール搬送を速度0.140m/secに変更する以外は実施例3と同様にして成膜を行い、実施例5の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に135nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1×102Ω・cm以上であった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は91.2%であり、日射透過率は79.9%であった。
ロール搬送を速度0.134m/secに変更する以外は実施例3と同様にして成膜を行い、実施例6の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に140nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1×102Ω・cm以上であった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は89.5%であり、日射透過率は81.0%であった。
ロール搬送を速度0.236m/secに変更する以外は実施例3と同様にして成膜を行い、比較例4の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に80nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1×102Ω・cm以上であった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は66.0%であり、日射透過率は73.0%であった。
ロール搬送を速度0.096m/secに変更する以外は実施例3と同様にして成膜を行い、比較例5の熱線反射性透明材料を得た。
この熱線反射性透明材料は、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体フィルムの表面に195nmの錫ドープ酸化インジウム膜が成膜されていた。また、この錫ドープ酸化インジウム膜の比抵抗は1×102Ω・cm以上であった。また、熱線反射性透明材料の可視光透過率は69.5%であり、日射透過率は78.5%であった。
2:真空ポンプ
3:不活性ガス
4:酸素ガス
5:巻き取り装置
6:被巻き取り装置
7:透明基材
8:ターゲット材
9:メインローラ
Claims (9)
- 透明基材の表面に、金属ドープ酸化インジウム膜が成膜された透明材料であって、前記金属ドープ酸化インジウム膜の膜厚が120〜150nmであり、前記金属ドープ酸化インジウム膜の比抵抗が3×10−3Ω・cm以上であり、前記透明材料の可視光透過率が85%以上、日射透過率が82%以下、可視光透過率の値と日射透過率の値との差が7以上であることを特徴とする熱線反射性透明材料。
- 前記金属ドープ酸化インジウム膜が、遷移金属ドープ酸化インジウム膜である請求項1に記載の熱線反射性透明材料。
- 前記遷移金属ドープ酸化インジウム膜が、錫ドープ酸化インジウム膜、亜鉛ドープ酸化インジウム膜、タングステンドープ酸化インジウム膜及びタンタルドープ酸化インジウム膜からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項2に記載の熱線反射性透明材料。
- 前記透明基材が、ガラス又はフッ素樹脂である請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱線反射性透明材料。
- 前記透明基材が、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体である請求項4に記載の熱線反射性透明材料。
- 前記透明基材の表面に、金属ドープ酸化インジウムの単層膜が成膜されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱線反射性透明材料。
- 金属ドープ酸化インジウムをターゲット材とし、スパッタリングチャンバーに不活性ガスと酸素ガスとを導入し、スパッタリング法により透明基材上に金属ドープ酸化インジウム膜を成膜する熱線反射性透明材料の製造方法であって、
成膜圧力を0.05〜10Paとし、スパッタリングチャンバー内の雰囲気ガス中の酸素ガス濃度を1.8体積%以上とすることを特徴とする熱線反射性透明材料の製造方法。 - 前記スパッタリング法が、マグネトロンスパッタリング装置を用いた直流スパッタリング法である請求項7に記載の熱線反射性透明材料の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱線反射性透明材料を備えた温室。
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