JP5257080B2 - 等化器 - Google Patents

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本発明は等化器に関する。
ディジタル無線通信システムにおいて、フェージングによる伝送路歪に起因する符号間干渉を除去するため、等化器による干渉補償が必要となる。等化器として従来良く知られているものにトランスバーサルフィルタを用いた判定帰還形等化器(非特許文献1、特許文献1)がある。
図5は判定帰還形等化器の一例を示したものである。この判定帰還形等化器は入力端子10とA/D変換器11と前方等化器(FE)12と後方等化器(BE)13と加算器14と判定器15と減算器16と出力端子20より構成される。前方等化器12および後方等化器13はいずれもトランスバーサルフィルタにより構成される。
入力端子10には復調されたアナログ形式のベースバンド信号が入力され、このベースバンド信号はA/D変換器11により、アナログ・ディジタル変換されてディジタル形式の等化前信号Srに変換される。等化前信号Srは減算器16から得られる誤差信号Sfと共に前方等化器12に入力される。前方等化器12では、進みエコーによる符号間干渉量を推定し、等化前信号Srから前方符号間干渉成分を除去した後、前方等化信号Sfeを出力する。加算器14は前方等化信号Sfeと後述する後方等化信号Sbeとを加算して等化信号Seを生成し、これを判定器15および減算器16にそれぞれ入力する。判定器15は等化信号Seをシンボル判定点と比較し、変調側からどのシンボルが送信されたかを判定して判定信号Sdを出力する。変調側から出力されるシンボルSは、変調方式がBPSKの場合、ディジタルデータ‘0’、‘1’に対応する2値の値を有し、変調方式がQPSKの場合、ディジタルデータ‘00’、‘01’、‘10’、‘11’に対応する4値の値を有する。この送信シンボルSが取りうる既知の値がシンボル判定点と定義する。判定器15は、等化信号Seをシンボル判定点と比較し、等化信号Seに最も近いシンボル判定点を判定信号(判定値)Sdとして出力する。この判定信号Sdは後方等化器13に誤差信号Sfと共に入力される。後方等化器13は、遅れエコーによる符号間干渉量を推定し、後方符号間干渉成分の逆符号である後方等化信号Sbeを出力する。減算器16は等化信号Seと判定信号Sdを入力し、その差を誤差信号Sfとして出力する。
次に、前方等化器12および後方等化器13を構成するトランスバーサルフィルタの構成および動作の概要について説明する。図6は3タップのトランスバーサルフィルタにより構成された等化器の例を示したものである。入力端子21を介して入力された信号は、遅延素子22および23によりタイミング合わせをされた後、第1タップ24、第2タップ25、および第3タップ26にそれぞれ供給される。なお、等化器が前方等化器12である場合は、第3タップ26が主タップとなる。第1タップ24は、タップ入力と端子31より入力された誤差信号Sfを第1の乗算器27aにより乗算し、両入力信号の相関値を検出する。この相関値を積分器28aにて積分し、相関値の時間平均であるタップ係数を求める。そして、このタップ係数とタップ入力とを第2の乗算器29aにより乗算してタップ出力を求める。このタップ出力は、第1タップ24から主タップへ漏れこんだ信号成分を表す。同様に、第2タップ25は第1の乗算器27bと積分器28bと第2の乗算器29bからなり、第3タップ26は第1の乗算器27cと積分器28cと第2の乗算器29cとからなり、第2の乗算器28b、28cより第2タップ25、第3タップ26から主タップへ漏れこんだ信号成分を取り出すことができる。これら第1から第3の各タップ23〜25の出力は加算器30に供給され、これより各タップから主タップに漏れこんだ信号成分の総和が出力端子32から取り出される。この加算器30の出力信号は、前方等化器12の場合は前方等化信号Sfeとなり、後方等化器13の場合は後方等化信号Sbeとなる。
判定帰還形等化器を構成する後方等化器13では、シンボル判定した値Sdを用いてトランスバーサルフィルタのタップ係数を決めているため、判定信号Sdが理想的に得られる条件の下では、線形等化器(非特許文献1)と比較して、遅れエコーに対するフェージング等化能力を大幅に改善できる利点を有する。しかしながら、一般に伝送路上でフェージングが発生した場合には、伝送路歪みによる符号間干渉だけでなく、受信電界低下による白色雑音やRF(Radio Frequency)発振器の不完全性に起因する位相雑音の影響等を考慮しなければならない。判定信号Sdを帰還して用いる判定帰還形等化器では、1シンボル誤りが発生した場合、この誤りが次のシンボルへも連鎖的に波及する誤り伝搬を引き起こす可能性がある。特に位相雑音や白色雑音の影響でバースト的な誤りが発生した場合、誤り伝搬が発生する頻度が高くなり、極度にフェージングの等化能力が落ちてしまう。
特開2000−91966号公報
室谷 正芳、山本平一 著「ディジタル無線通信」初版 116〜117頁 平成元年5月25日 産業図書出版株式会社発行
本発明の目的は、周囲の温度変動等でRF発振器の位相雑音特性が変化する場合に、判定帰還形等化器の遅れエコーに対する等化能力をできるだけ活かしつつ、誤り伝搬による等化能力の急激な劣化を防止する等化器を提供することである。
本発明は、トランスバーサルフィルタからなる前方等化器および後方等化器を有する等化器において、予備等化器と等化器制御回路を有している。
予備等化器はトランスバーサルフィルタからなり、誤差信号と前方等化信号を入力し、遅れエコーによる符号間干渉量を推定し、後方符号間干渉成分の逆符号である後方等化信号を出力する。
等化器制御回路は、位相誤差信号の分散が所定の閾値を越えない場合、または位相誤差信号が所定回数前記閾値を越えない場合、予備等化器のみが機能しない状態にして、該等化器を、前方等化器と後方等化器を含む判定帰還形等化器として動作させ、位相誤差信号の分散が前記閾値を越えた場合、または位相誤差信号が所定回数前記閾値を越えた場合、後方等化器のみが機能しない状態にして、該等化器を、前方等化器と予備等化器を含む線形等化器として動作させる。
本発明は、位相雑音の量に基づいて適応的に等化器のタップ係数に重み付けを施すことにより、判定帰還形等化器と線形等化器とを切り替える機能を有する。位相雑音の影響が無視できるほど小さい場合は遅れエコーに対する等化能力が高い判定帰還形等化器を選択し、位相雑音の影響が見え始めたときは線形等化器に切り替えることにより、判定帰還形等化器に発生し得る誤り伝搬の影響を緩和する。これにより、周囲の温度変化等でRF発振器の位相雑音が変動した場合でも、フェージングの等化能力を安定的に維持する効果がある。
図1は本発明の一実施形態の等化器のブロック図である。 図2は後方等化器13’および予備等化器17を構成するトランスバーサルフィルタのブロック図である。 図3は等化器制御回路18のブロック図である。 図4は本発明の他の実施形態である等化器制御回路の他の構成を示すブロック図である。 図5は判定帰還形等化器の一例を示すブロック図である。 図6は3タップのトランスバーサルフィルタにより構成された等化器の例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の判定帰還形等化器のブロック図である。本実施形態の判定帰還形等化器は、図5に示した判定帰還形等化器の構成に、予備等化器17と等化器制御回路18とを追加した構成となっている。等化器制御回路18は、判定信号Sdと誤差信号Srからタップ係数制御信号W1、W2を導出し、それぞれ後方等化器13’(図5で説明した後方等化器13と機能が異なるため13’で表記する)と予備等化器17へ出力する。
図2は、後方等化器13’および予備等化器17を構成するトランスバーサルフィルタのブロック図である。図2は3タップのトランスバーサルフィルタにより構成された等化器の実施形態を示したものである。図6で説明したトランスバーサルフィルタに第3の乗算器34a、34b、34cを追加した構成となっている。第3の乗算器34a、34b、34cは、第1タップ24、第2タップ25、第3タップ26の積分器28a、28b、28cからそれぞれ得られるタップ係数に対し、端子33から入力されるタップ係数制御信号(W1またはW2)を乗算する機能をもつ。例えば、等化器制御回路18からW1=「0」を後方等化器13’へ、W2=「1」を予備等化器18へ送出する場合を想定する。このとき、後方等化器13’を構成するトランスバーサルフィルタは、第3の乗算器34a、34b、34cにより、各タップ24〜26においてタップ係数にW1=「0」が乗算されることにより、タップ出力が0となり、タップ出力の総和である後方等化信号Sbeが得られなくなる。一方、予備等化器17を構成するトランスバーサルフィルタは、第3の乗算器34a、34b、34cにより、各タップ24〜26においてタップ係数にW2=1が乗算されることにより、タップ係数の値がタップ係数制御信号W2の影響を受けないため、タップ出力信号の総和である後方等化信号Sbe2が得られる。
以上より、W1=「0」、W2=「1」の場合は、後方等化器13’のみが機能しない状態になるため、本実施形態の等化器は前方等化器12と予備等化器17から構成される線形等化器として動作する。また、W1=「1」、W2=「0」の場合は、予備等化器17を構成するトランスバーサルフィルタの各タップ係数に0が乗算されるため、後方等化信号Sbe2が得られない。したがって、予備等化器17のみが機能しない状態になり、本実施形態の等化器は前方等化器12と後方等化器13’から構成される判定帰還形等化器として動作する。
図3は等化器制御回路18のブロック図である。等化器制御回路18は入力端子40、41と位相誤差検出器42と分散値算出器43と警報発動回路44と極性反転器45とダウンカウンタ46、47と出力端子48、49を含む。位相誤差検出器42はそれぞれ入力端子40、41から入力される誤差信号Sfと判定信号Sdから位相誤差信号Pdを検出する。位相誤差信号Pdは、ディジタル信号処理で汎用されている公式Pd=Sd(qch)・Sf(ich)−Sd(ich)・Sf(qch)を用いて導出する。ich、qchは、それぞれ直交するベースバンド成分の表記として一般的なIch成分、Qch成分を意味する。分散値算出器43は位相誤差信号Pdの分散Pd_σ2を算出し、警報発動回路44へ出力する。警報発動回路44は、位相誤差信号の分散Pd_σ2が所定の閾値を上回ると位相誤差警報 Pd_alm を発動(Pd_alm = 'H')し、所定の閾値以下であると位相誤差警報 Pd_alm を解除(Pd_alm = 'L')する。なお、警報発動回路44には、警報発動用の閾値Th1と解除用の閾値Th2を2通り設定可能とし、発動用閾値を解除用閾値より大きく設定する(Th1>Th2)ことによってヒステリシスを持たせ、警報のバタつきを防止する機能を持たせてもよい。警報発動回路44から出力された位相誤差警報Pd_almはダウンカウンタ46、47へイネーブル信号として送られる。極性反転器45は、ダウンカウンタ46へ送られるイネーブル信号の極性を反転させる機能を有する。ダウンカウンタ46、47は初期値として「1」を保持し、イネーブル時(イネーブル信号が'H')に初期値1を「0」までカウントダウンし、カウンタ値が「0」になった時点でカウンタ動作を停止する。また、ディセーブル時(イネーブル信号が'L')はカウンタ動作を停止し、初期値である「1」を常時出力する。ダウンカウンタ46、47のカウンタ値はそれぞれ、タップ係数制御信号W2、W1として出力端子48、49へ送られる。
次に、本実施形態の動作を、等化器制御回路18の動作に重点をおいて説明する。図1において端子10から入力される受信信号が位相雑音の影響をほとんど受けていない場合を想定する。このとき、図3に示す位相誤差検出器42は、位相ずれ量の少ない受信信号から得られた判定信号Sdと誤差信号Srに基づいて位相誤差信号Pdを計算するため、Pdの変動量およびその分散Pd_σ2が取りうる値は小さくなる。したがって、警報発動回路44において位相誤差信号の分散Pd_σ2が警報発動閾値Th1を上回ることはなく、位相誤差警報 Pd_alm は発動しない(Pd_alm = 'L'となる)。位相誤差警報 (Pd_alm='L')はダウンカウンタ46、47へ送られ、各カウンタのイネーブル制御に使用される。
ダウンカウンタ47はイネーブル信号として「L」信号を受信するため、ディセーブル状態になり、カウンタ値として初期値「1」を常時出力する。カウンタ値はタップ係数制御信号W1=「1」として後方等化器13’へ送られ、図2に示すように、トランスバーサルフィルタの各タップ係数に乗算される。このように、後方等化器13’は各タップ係数に「1」が乗算されるため、動作に制限を受けることはない。一方、ダウンカウンタ46は、イネーブル信号として極性反転器45で反転された'H'信号を受信するため、イネーブル状態となり、所定のカウンタ段数にしたがってカウンタ値を初期値「1」から「0」へ徐々にカウントダウンし始める。そして、カウンタ値が「0」になったところで動作を終了させる。最終的に、カウンタ値はタップ係数制御信号W2=「0」として予備等化器17へ出力され、トランスバーサルフィルタの各タップ係数に乗算される。ここで、予備等化器17は各タップ係数に「0」が乗算されるため、予備等化器17から得られる後方等化信号Sbe2は「0」になる。
すなわち、位相雑音が比較的少ない環境下では、予備等化器17にのみリセットがかかる状態になるため、本実施形態の等化器は前方等化器12と後方等化器13’から構成される判定帰還形等化器として動作する。
次に、温度条件の変化等で位相雑音特性が劣悪になった場合を想定する。このとき、位相誤差信号Pdの変動量は急激に大きくなるため、その分散Pd_σ2が取りうる値も大きくなる。これにより、図3に示す警報発動回路44において、位相誤差信号の分散Pd_σ2が警報発動閾値を上回るため、位相誤差警報 Pd_alm が発動(Pd_alm = 'H'となる)する。位相誤差警報 Pd_almは、ダウンカウンタ46、47へイネーブル信号として送られる。上記位相誤差警報の発動により、ダウンカウンタ47は、入力されるイネーブル信号が'L'から'H'へ切り替わるため、ディセーブル状態からイネーブル状態へ移行され、カウンタ動作を開始する。カウンタ値はタップ係数制御信号W1として後方等化器13’へ送られる。一方、ダウンカウンタ46は、イネーブル信号が'H'から'L'へ切り替わり、イネーブル状態からディセーブル状態へ移行されるため、そのカウンタ値は「0」から初期値「1」へ戻され、タップ係数制御信号W2=「1」として予備等化器17へ送られる。予備等化器17は、トランスバーサルフィルタの各タップ係数に乗算される値W2が「0」から「1」へ切り替わるため、リセットが解除される。この時点では、予備等化器17のリセットは解除されているが、後方等化器13’においても、各タップ係数の重み付け値であるW1が減少し始めた段階なので、等化器として動作し続けている。そして、時間の経過に伴い、タップ係数制御信号W1が「0」に近づくにつれて、後方等化器13’の機能は徐々に抑圧される。これと同時に、予備等化器17が除去すべき後方符号間干渉成分の割合が徐々に増大する。最終的にタップ係数制御信号W1が「0」となり、後方等化器13’はリセットされ、等化器の制御は予備等化器17へ完全に切り替わる。
ここで、仮に後方等化器13’にリセットをかける際に、タップ係数制御信号W1を「1」から「0」へ瞬時に変化させた場合、予備等化器17はリセット解除された瞬間に膨大な後方符号間干渉成分を除去しなければならなくなり、等化器の動作が追従できずに同期はずれを引き起こしてしまう。本発明では、後方等化器13’の機能をタップ係数制御信号W1の値に応じて徐々に抑えることにより、後方等化器13’から予備等化器17への円滑な切り替えを可能としている。予備等化器17から後方等化器13’へ切り替える場合も同様に、カウンタ動作でタップ係数制御信号W2を少しずつ「0」に近づける、すなわち、予備等化器17の機能を制御信号W2の値に応じて徐々に抑えることにより実施する。
以上の動作により、位相雑音が支配的な環境下では、後方等化器13’にのみリセットがかかる状態になるため、図1の等化器は前方等化器12と予備等化器17から構成される線形等化器として動作する。
図4は本発明の他の実施形態である等化器制御回路の構成を示したものである。図3に示した実施形態に対して、分散値算出器43を削除し、警報発動回路44の機能を変更した構成の警報発動回路44’となっている。位相誤差検出器42で検出された位相誤差信号Pdは警報発動回路44’へ送られる。警報発動回路44’では、位相誤差信号Pdを閾値Thと比較し、前方保護信号αで設定した回数だけ閾値Thを上回った場合に、位相誤差警報Pd_almを発動する。また、位相誤差警報Pd_almを発動時に位相誤差信号Pdが閾値Thを後方保護信号βで設定した回数だけ下回った場合に、位相誤差警報Pd_almを解除する。本実施形態は、図3に示した実施形態と比較して、位相誤差信号Pdの分散を計算しない分、位相雑音の変化をより早く検出できる特徴がある。
本発明は、ディジタル無線通信システム全般に適用可能である。
10 入力端子
11 A/D変換器
12 前方等化器
13、13’ 後方等化器
14 加算器
15 判定器
16 減算器
17 予備等化器
18 等化器制御回路
20 出力端子
21 入力端子
22、23 遅延素子
24、25、26 タップ
27a、27b、27c 乗算器
28a、28b、28c 加算器
29a、29b、29c 乗算器
30 加算器
31 入力端子
32 出力端子
33 入力端子
34a、34b、34c 乗算器
40、41 入力端子
42 位相誤差検出器
43 分散値算出器
44、44’警報発動回路
45 極性反転器
46、47 ダウンカウンタ
48、49 出力端子
50 クロック端子

Claims (7)

  1. トランスバーサルフィルタからなる前方等化器および後方等化器を有する等化器において、
    誤差信号と前方等化信号を入力し、遅れエコーによる符号間干渉量を推定し、後方符号間干渉成分の逆符号である後方等化信号を出力する、トランスバーサルフィルタからなる予備等化器と、
    位相誤差信号の分散が所定の閾値を越えない場合、または前記位相誤差信号が所定回数前記閾値を越えない場合、前記前方等化器と前記後方等化器の両方を機能させ、前記予備等化器を機能しない状態にして、該等化器を、前記前方等化器と前記後方等化器を含む判定帰還形等化器として動作させ、前記位相誤差信号の分散が前記閾値を越えた場合、または前記位相誤差信号が所定回数前記閾値を越えた場合、前記前方等化器と前記予備等化器の両方を機能させ、前記後方等化器を機能しない状態にして、該等化器を、前記前方等化器と前記予備等化器を含む線形等化器として動作させる等化器制御回路と、
    有することを特徴とする等化器。
  2. 入力されたベースバンド信号をアナログ・ディジタル変換し、ディジタル形式の等化前信号を出力するA/D変換器と、
    前記等化前信号と誤差信号を入力し、進みエコーによる符号間干渉量を推定し、等化前信号から前方符号間干渉成分を除去した後、前方等化信号を出力する前方等化器と、
    前記前方等化信号と後方等化信号とを加算して等化信号を生成する加算器と、
    前記等化信号をシンボル判定点と比較し、変調側からどのシンボルが送信されたかを判定して、前記等化信号に値が最も近いシンボル判定点を判定信号として出力する判定器と、
    前記等化信号と前記判定信号の差分をとり、前記誤差信号として出力する減算器と、
    前記誤差信号と前記判定信号と第1のタップ係数制御信号を入力し、遅れエコーによる符号間干渉量を推定し、後方符号間干渉成分の逆符号である後方等化信号を前記第1のタップ係数制御信号がディジタルの「1」の値のとき前記加算器に出力し、前記第1のタップ係数制御信号がディジタルの「0」のとき前記加算器に出力しない後方等化器と、
    前記誤差信号と前記前方等化信号と第2のタップ係数制御信号を入力し、遅れエコーによる符号間干渉量を推定し、後方符号間干渉成分の逆符号である後方等化信号を前記第2のタップ係数制御信号がディジタルの「1」のとき前記加算器に出力し、前記第1のタップ係数制御信号がディジタルの「0」の値のとき前記加算器に出力しない予備等化器と、
    前記誤差信号と前記判定信号を入力し、位相誤差信号を検出し、該位相誤差信号またはその分散が所定の閾値以下のとき前記第1、第2のタップ係数制御信号としてそれぞれディジタルの「1」、「0」の値を出力し、該位相誤差信号または該分散が前記閾値を越えると前記第1、第2のタップ係数制御信号としてそれぞれディジタルの「0」、「1」の値を出力する等化器制御回路と、
    を有する等化器。
  3. 前記後方等化器は、nタップ(nは2以上の整数)のトランスバーサルフィルタからなり、各タップは、前記第1のタップ係数制御信号がディジタルの「1」の値のときタップ出力信号をそのまま出力し、前記第1のタップ係数制御信号がディジタルの「0」の値のときタップ出力信号を0にする乗算器を有し、
    前記予備等化器は、nタップ(nは2以上の整数)のトランスバーサルフィルタからなり、各タップは、前記第2のタップ係数制御信号がディジタルの「1」の値のときタップ出力信号をそのまま出力し、前記第2のタップ係数制御信号がディジタルの「0」の値のときタップ出力信号を0にする乗算器を有する、
    請求項2に記載の等化器。
  4. 前記後方等化器の各タップは、前記誤差信号と前記判定信号を乗算し、両信号の相関値を検出する第1の乗算器と、前記相関値を積分し、相関値の時間平均であるタップ係数を求める積分器と、前記積分器の出力に前記第1のタップ係数制御信号を乗算する第3の乗算器と、該第3の乗算器の出力と前記判定信号を乗算してタップ出力を求める第2の乗算器を有し、
    前記予備等化器の各タップは、前記誤差信号と前記前方等化信号を乗算し、両信号の相関値を検出する第1の乗算器と、前記相関値を積分し、相関値の時間平均であるタップ係数を求める積分器と、前記積分器の出力に前記第2のタップ係数制御信号を乗算する第3の乗算器と、該第3の乗算器の出力と前記前方等化信号を乗算してタップ出力を求める第2の乗算器を有する、
    請求項3に記載の等化器。
  5. 前記等化器制御回路は、
    前記誤差信号と前記判定信号を入力し、位相誤差信号を出力する位相誤差検出器と、
    前記位相誤差信号の分散を算出する分散値算出器と、
    前記分散を所定の閾値と比較し、前記分散が前記閾値以下のとき、第1の論理レベルの位相誤差警報を出力し、前記分散が前記閾値を上回ると、第2の論理レベルの位相誤差警報を出力する警報発動回路と、
    初期値として「1」を保持し、第2の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウントダウンし、カウント値が「0」になった時点でカウンタ動作を停止し、第1の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウンタ動作を停止し、初期値である「1」を常時出力する第1のダウンカウンタと、
    初期値として「1」を保持し、第1の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウントダウンし、カウント値が「0」になった時点でカウント動作を停止し、第2の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウンタ動作を停止し、初期値である「1」を常時出力する第2のダウンカウンタと、
    を有し、前記第1、第2のカウンタの出力がそれぞれ前記第1、第2のタップ係数制御信号としてそれぞれ前記後方等化器、前記予備等化器に入力される、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の等化器。
  6. 前記閾値は、前記分散が上回ったときに前記位相誤差警報が第2の論理レベルにされる第1の閾値と、前記分散が下回ったときに前記位相誤差警報が第1の論理レベルにされる第2の閾値と、を含む、請求項5に記載の等化器。
  7. 前記等化器制御回路は、
    前記誤差信号と前記判定信号を入力し、位相誤差信号を出力する位相誤差検出器と、
    前記分散を所定の閾値と比較し、前記分散が前記閾値を所定の第1の回数上回ると、第1の論理レベルの位相誤差警報を出力し、前記分散が前記閾値を所定の第2の回数下回ると、第2の論理レベルの位相誤差警報を出力する警報発動回路と、
    初期値として「1」を保持し、第2の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウントダウンし、カウント値が「0」になった時点でカウンタ動作を停止し、第1の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウント動作を停止し、初期値である「1」を常時出力する第1のダウンカウンタと、
    初期値として「1」を保持し、第1の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウントダウンし、カウント値が「0」になった時点でカウンタ動作を停止し、第2の論理レベルの位相誤差警報が出力されると、カウンタ動作を停止し、初期値である「1」を常時出力する第2のダウンカウンタと、
    を有し、前記第1、第2のダウンカウンタの出力がそれぞれ前記第1、第2のタップ係数制御信号としてそれぞれ前記後方等化器、前記予備等化器に入力される、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の等化器。
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