JP5254653B2 - 保護膜被覆装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ光線が照射されるウエーハの加工面に保護膜を被覆する保護膜被覆装置に関するものである。
IC,LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され形成されたウエーハは、ダイシング装置、レーザ加工装置によって個々のデバイスに分割され、携帯電話、パソコン等の電子機器に利用される。レーザ加工装置によってウエーハを個々のデバイスに分割する場合、レーザ光線の照射によって発生するデブリが飛散してウエーハの加工面に付着しデバイスの品質を低下させるという問題がある。
このような問題に対して、ウエーハの加工面に液状樹脂を被覆して保護膜を形成することで、デブリがウエーハの加工面に付着しないようにした保護膜被覆装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に示されるような保護膜被覆装置では、ウエーハの加工面に液状樹脂を被覆する液状樹脂噴射ノズルの噴射口に液状樹脂が固着して液状樹脂の噴射が阻害されることがある。この結果、保護膜の被覆が不十分となり、ウエーハの加工面の全面に保護膜が被覆されていない状態でレーザ加工してしまうことがあり、デブリ対策として不十分である。このため、保護膜被覆装置においては、レーザ加工前に保護膜(レジスト膜)の被覆状態を確認する必要がある。
そこで、レジスト膜が塗布された基板をヒータ上に載せて加熱し、基板の表面より放射される赤外線を赤外線カメラで検出するようにすれば、ウエーハ全面のレジスト膜の有無状態を検出することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−201178号公報 特開平2−90008号公報
しかしながら、特許文献2の方式によると、ヒータの熱のムラにより放射される赤外線にもムラが生じてしまい、ヒータのムラか、保護膜被覆時のムラかを画像処理で判別することが困難となる。この結果、保護膜被覆状態の検出の信頼性が損なわれてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保持テーブルが有するヒータの熱のムラによる影響を受けることなく赤外線カメラを用いたウエーハの加工面上の保護膜の被覆状態の検出が可能な保護膜被覆装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる保護膜被覆装置は、粘着テープを介してリングフレームの開口部に貼着されたウエーハの加工面にレーザ光線を照射してレーザ加工を施す前に前記ウエーハの加工面に保護膜を被覆する保護膜被覆装置であって、ヒータを有する保持テーブルと、該保持テーブルに保持されて加熱された前記ウエーハの加工面に液状の樹脂を被覆して前記保護膜を形成する被覆手段と、前記保持テーブルの上側で前記リングフレームを保持するリングフレーム保持手段と、該リングフレーム保持手段に保持された前記リングフレームに貼着された前記ウエーハの全面を検出可能な上方位置に配設されて赤外線を検出する赤外線カメラと、を備え、前記保護膜の被覆状態の検出時には、前記ウエーハを保持していた保持テーブルを下降させることで、前記リングフレーム保持手段に保持された前記ウエーハの裏面と前記保持テーブルの保持面との間に所定の隙間を持たせた状態で、前記ヒータを加熱状態のまま所定の待機時間経過後に、前記赤外線カメラによって前記ウエーハの全面から放射される赤外線を検出するようにしたことを特徴とする。
本発明にかかる保護膜被覆装置によれば、保護膜の被覆状態の検出時には、リングフレーム保持手段に保持されたウエーハの裏面と保持テーブルの保持面との間に所定の隙間を持たせた状態で赤外線カメラによってウエーハの全面から放射される赤外線を検出するようにしたので、ウエーハを保持テーブルの保持面上に直接保持させた場合と異なり、所定の隙間を介することでヒータの熱が放射熱(輻射熱)となって伝わるため、熱のムラが緩和されることとなり、よって、赤外線カメラが検出する赤外線のムラは保護膜被覆状態に依存するムラとなり、画像処理時の負担を軽減しつつウエーハの加工面上の保護膜の被覆状態の検出を信頼性高く行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態である保護膜被覆装置について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の保護膜被覆装置が一体に組み込まれたレーザ加工装置を示す外観斜視図である。本実施の形態のレーザ加工装置1は、加工送り方向であるX軸方向に移動自在に配設されてウエーハ10を保持するチャックテーブル3を備える。チャックテーブル3は、載置面上に円盤状のウエーハ10を図示しない吸引手段によって保持するもので、図示しない回転機構によって回動可能に構成されている。また、レーザ加工装置1は、チャックテーブル3に保持されたウエーハ10にレーザ光線を照射するレーザ光線照射手段4を備えている。レーザ光線照射手段4は、実質上水平に配設された円筒形状のケーシング41を含んでいる。ケーシング41内には図示しないYAGレーザ発振器或いはYVO4レーザ発振器からなるパルスレーザ発振器や繰り返し周波数設定手段を備えたパルスレーザ光線発振手段が配設され、ケーシング41の先端部には、パルスレーザ光線発振手段から発振されたパルスレーザ光線を集光するための集光器42が装着されている。
また、レーザ加工装置1は、チャックテーブル3に保持されたウエーハ10の表面を撮像し、集光器42から照射されるレーザ光線によって加工すべき領域を検出する撮像手段5を備えている。撮像手段5は、可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
さらに、レーザ加工装置1は、ウエーハ10を収容するカセット13が載置されるカセット載置部13aを備えている。カセット載置部13aには図示しない昇降手段によって上下に移動可能にカセットテーブル131が配設されており、このカセットテーブル131上にカセット13が載置される。ウエーハ10は、リングフレーム12の開口部12aに装着された粘着テープ11の表面に貼着されており、粘着テープ11を介して環状のリングフレーム12に支持された状態でカセット13に収容される。ウエーハ10は、詳細は図示しないが、加工面に格子状に形成された複数のストリートによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC,LSI等のデバイスが形成されている。
また、レーザ加工装置1は、カセット13に収納された加工前のウエーハ10(環状のリングフレーム12に装着された粘着テープ11の表面に貼着された状態:以下同様)を搬出するとともに加工後のウエーハ10をカセット13に搬入するウエーハ搬出入手段14と、ウエーハ搬出入手段14によって搬出された加工前のウエーハ10を仮置きする仮置きテーブル15と、仮置きテーブル15に搬出された加工前のウエーハ10をチャックテーブル3に搬送する第1の搬送経路に配設され加工前のウエーハ10の加工面に保護膜を被覆する保護膜被覆装置100と、チャックテーブル3に保持された加工後のウエーハ10を仮置きテーブル15に搬送する第2の搬送経路に配設され加工後のウエーハ10の加工面に被覆されている保護膜を洗浄除去する洗浄手段8と、を備えている。ここで、第1の搬送経路と第2の搬送経路とは、それぞれ異なる搬送経路として設定されている。
また、レーザ加工装置1は、仮置きテーブル15に搬出された加工前のウエーハ10を保護膜被覆装置100に搬送するとともに洗浄手段8によって洗浄された加工後のウエーハ10を仮置きテーブル15に搬送する第1の搬送手段16と、保護膜被覆装置100によって保護膜が被覆された加工前のウエーハ10をチャックテーブル3に搬送するとともにチャックテーブル3に保持された加工後のウエーハ10を洗浄手段8に搬送する第2の搬送手段17とを備えている。
ここで、第1の搬送手段16は、仮置きテーブル15と保護膜被覆装置100と洗浄手段8とに対して等距離の位置に配設されている。第1の搬送手段16は、仮置きテーブル15に搬出された加工前のウエーハ10を保護膜被覆装置100に搬送するとともに洗浄手段8によって洗浄された加工後のウエーハ10を仮置きテーブル15に搬送する。また、第2の搬送手段17は、チャックテーブル3と保護膜被覆装置100と洗浄手段8との間でウエーハ10を搬送し得る位置に配設されたもので、保護膜被覆装置100によって保護膜が被覆された加工前のウエーハ10をX軸方向に移動してチャックテーブル3に搬送するとともにチャックテーブル3に保持された加工後のウエーハ10を旋回動作によって洗浄手段8に搬送する。
次に、本実施の形態の保護膜被覆装置100の構成について説明する。図2は、本実施の形態の保護膜被覆装置100の構成例を示す概略斜視図であり、図3は、その動作例を順に示す簡略側面図である。本実施の形態の保護膜被覆装置100は、保持テーブル110と被覆手段120とリングフレーム保持手段130と赤外線カメラ140と制御部150と報知手段160を備えている。
リングフレーム保持手段130は、カセット13から第1の搬送手段16によって保護膜被覆装置100内に搬送されたウエーハ10が貼着されたリングフレーム12のみを保持するためのもので、保護膜被覆装置100のフレーム仮置領域となる上部位置に配設されている。このリングフレーム保持手段130は、略L字状に形成されて対向する一対のフレームガイドレール131と、これら一対のフレームガイドレール131を接近・離間する方向に進退移動させる図示しないガイドレール駆動手段とからなる。一対のフレームガイドレール131は、両端付近でY軸方向に沿って設けられた図示しないガイド部材にガイドされて水平面内でY軸方向に接近・離反移動可能に支持されている。また、ガイドレール駆動手段は、ボールねじ構造等を用いて実現可能である。一対のフレームガイドレール131は、リングフレーム12の支持を開放する開放位置と、リングフレーム12を位置決め支持する挟持位置との間で進退移動される。
保持テーブル110は、一対のフレームガイドレール131間の中央位置に配設されてウエーハ10をリングフレーム12とともに吸着保持する保持面111を有する。また、保持テーブル110は、ウエーハ10の加工面10a上に被覆された保護膜170の乾燥を早めるためのヒータ112を内蔵している。また、保持テーブル110は、エアーシリンダ等により構成された昇降手段113により上下動自在に支持され、保持面111の位置が上下方向において変更自在とされている。
被覆手段120は、保持テーブル110に保持されてヒータ112で加熱された加工前のウエーハ10の加工面10aに液状樹脂を被覆して保護膜170を形成するためのもので、リングフレーム保持手段130よりも下方位置に配設されている。この被覆手段120は、図示しない樹脂供給源に接続された複数の液状樹脂噴射ノズル121と、これら液状樹脂噴射ノズル121をY軸方向に往復移動させる図示しない駆動機構とを備えて、保持テーブル110に保持されたウエーハ10全面の上空を横切って往復移動自在に設けられている。
赤外線カメラ140は、リングフレーム保持手段130に保持されたリングフレーム12に貼着されたウエーハ10の全面を検出可能なように上方位置に配設されてウエーハ10の全面に亘って赤外線を検出するもので、赤外線の波長領域に感度を有する赤外線CCD等からなる。この赤外線カメラ140は、検出時に保持テーブル110の上空に位置するよう図示しない移動機構により進退自在に設けられている。
制御部150は、赤外線カメラ140に接続されており、検出時の赤外線カメラ140の動作を制御するとともに、画像処理部151と判定部152とを備える。画像処理部151は、赤外線カメラ140により撮影された赤外線画像情報を取り込んで閾値処理等の必要な画像処理を施してムラを抽出するためのものである。判定部152は、画像処理部151で画像処理された赤外線画像上のムラの程度を所定の閾値と比較することで保護膜170の被覆状態の良否を判定するためのものである。また、報知手段160は、判定部152によって保護膜170の被覆状態が悪いと判定された場合には、ウエーハ10の加工面10aに保護膜170が被覆されていない旨を報知するためのものである。本実施の形態の場合、表示手段6を利用し、保護膜170が被覆されていない旨を表示させることができる。
次に、動作について説明する。まず、保護膜被覆装置100においては、図3(a)に示すように、一対のフレームガイドレール131はリングフレーム12の保持が可能なフレーム仮置領域で挟持位置の状態で待機している。また、保持テーブル110は、下側位置に待機している。そして、リングフレーム12に粘着テープ11を介して貼着された加工前のウエーハ10は、図3(a)に示すように、カセット13側から第1の搬送手段16によって保護膜被覆装置100のフレーム仮置領域に位置するフレームガイドレール131上に載置され、リングフレーム12部分が保持される。この状態で、図3(a)中に矢印で示すように昇降手段113の駆動によって保持テーブル110を上昇させる。
保持テーブル110の保持面111がウエーハ10の裏面に接する位置まで上昇したら、図3(b)に示すように、この保持面111によってリングフレーム12を含めてウエーハ10を吸着保持させるとともに、一対のフレームガイドレール131を開放位置に離間移動させる。そこで、今度は図3(c)に示すように保持テーブル110を被覆作業位置まで下降させるとともに、待機位置に待機させていた被覆手段120を保持面111に保持されているウエーハ10の加工面10aの上空を横切るように移動させながら液状樹脂を噴射させる。この際、ヒータ112は加熱状態にあり、保持テーブル110に保持されたウエーハ10はヒータ112の熱によって温められている。加工面10a上に噴射された液状樹脂は、経時的に硬化し、保護膜170として形成される。この保護膜170の厚さは、噴射させる液状樹脂の量によって決まる。
保護膜170の被覆作業が終了すると、被覆手段120を待機位置に退避させるとともに、図3(d)に示すように、保持面111が一対のフレームガイドレール131の保持位置の高さを越える位置まで保持テーブル110を上昇させる。そして、一対のフレームガイドレール131を挟持位置に接近移動させ、一対のフレームガイドレール131によってリングフレーム12を保持させる。
この状態で、図3(e)に示すように、赤外線カメラ140を検出位置に進出させるとともに、ウエーハ10を保持していた保持テーブル110を僅かな寸法d分だけ下降させることで、ウエーハ10の裏面10bと保持テーブル110の保持面111との間に所定の寸法d分の隙間180を形成させる。ここで、ヒータ112は加熱状態のままにある。この状態で、所定の待機時間を経てから、ウエーハ10の全面を赤外線カメラ140で撮影する。隙間180の寸法d、待機時間は、用いるヒータ112によって異なるが、寸法dは1〜50mm程度、待機時間は1〜40秒程度である。一例として、保護膜170の厚さが200nmで、ヒータ112の加熱温度が50℃の場合であれば、所定の寸法dは3mm、所定の待機時間は30〜40秒の如く、設定される。
このような赤外線カメラ140による検出時には、ヒータ112が点灯状態にあり、ヒータ112が発する赤外線の透過状態が赤外線カメラ140によって撮像される。ここで、ウエーハ10の加工面10a上における保護膜180の被覆状態が全面に渡って均一となるよう良好に被覆されていれば、赤外線の透過状態にムラが生ぜず、赤外線カメラ140による撮像画像上においてもムラは生じない。一方、加工面10a上において保護膜180が被覆されていない部分があると、その状態に応じて赤外線の透過状態にムラが生ずるため、赤外線カメラ140による撮像画像上においてムラが生ずる。
ここで、このような検出時に、仮にウエーハ10がヒータ112を内蔵した保持テーブル110上に直接保持されていると、ヒータ112の熱のムラにより放射される赤外線にもムラが生じ、赤外線カメラ140による撮像画像上におけるムラの一因となり、保護膜180の被覆状態のムラによるものかの判別が困難である。この点、本実施の形態では、ウエーハ10の裏面10bと保持面111(ヒータ112)との間に所定寸法dの隙間180を介在させることでヒータ112の熱(遠赤外線)が放射熱(輻射熱)となって伝わるため、熱のムラが緩和される。特に、隙間180を持たせた状態で所定の待機時間を経てから撮像させることで熱(遠赤外線)の放射の均一性が向上する。よって、赤外線カメラが検出する赤外線のムラは保護膜被覆状態に依存するムラとなる。この結果、画像処理部151の負担を軽減させることができる。
このようにして赤外線カメラ140で撮像された画像は、制御部150中の画像処理部151に出力され、所定の閾値を用いた画像処理によって赤外線画像中のムラ部分が抽出される。そして、判定部152は、画像処理部151で画像処理された赤外線画像上のムラの程度を所定の閾値と比較することで保護膜170の被覆状態の良否を判定する。
判定部152による判定の結果、保護膜170が完全には被覆されていないと判定された場合には、制御部150はその旨を報知手段160を通じてオペレータに報知させる。この場合の対応としては、例えば、保護膜被覆装置100により当該ウエーハ10に対する保護膜被覆工程を再度実行して保護膜170を形成し直し、再度、保護膜170が正常に形成されているか否かを検出するようにしてもよい。この際、保護膜170を形成し直しても、保護膜170の形成が不十分だった場合には、保護膜被覆装置200の樹脂液噴射ノズル121に液状樹脂が固着していないか否か等の点検・補修作業を行うようにしてもよい。この点検・補修作業は、判定部152からの最初の出力に基づき行うようにしてもよい。さらには、保護膜170の形成が不十分なウエーハ10を取り除いて、後続の処理を進めるようにしてもよい。いずれにしても、ウエーハ10の加工面全域に保護膜170が形成されていない状態で、後述するレーザ加工が施されることはない。
上述の保護膜チェック処理において、判定部152によりウエーハ10の加工面全面に保護膜170が正常に形成されていると判定された場合には、ウエーハ10は保護膜被覆装置100からチャックテーブル3側に搬送され、通常通り、周知のレーザ加工に供される。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、被覆手段としては、図示例のものに限らず、スピンナ方式で保護膜170を塗布形成する被覆手段であってもよい。また、本実施の形態では、レーザ加工装置1に一体に組み込まれた保護膜被覆装置100の例で説明したが、保護膜被覆装置が単独で設けられている場合であっても同様に適用できる。
本発明の実施の形態の保護膜被覆装置が一体に組み込まれたレーザ加工装置を示す外観斜視図である。 本実施の形態の保護膜被覆装置の構成例を示す概略斜視図である。 本実施の形態の保護膜被覆装置の動作例を順に示す簡略側面図である。
符号の説明
10 ウエーハ
10a 加工面
10b 裏面
11 粘着テープ
12 リングフレーム
12a 開口部
100 保護膜被覆装置
110 保持テーブル
111 保持面
112 ヒータ
120 被覆手段
130 リングフレーム保持手段
140 赤外線カメラ
170 保護膜
180 隙間

Claims (1)

  1. 粘着テープを介してリングフレームの開口部に貼着されたウエーハの加工面にレーザ光線を照射してレーザ加工を施す前に前記ウエーハの加工面に保護膜を被覆する保護膜被覆装置であって、
    ヒータを有する保持テーブルと、
    該保持テーブルに保持されて加熱された前記ウエーハの加工面に液状の樹脂を被覆して前記保護膜を形成する被覆手段と、
    前記保持テーブルの上側で前記リングフレームを保持するリングフレーム保持手段と、
    該リングフレーム保持手段に保持された前記リングフレームに貼着された前記ウエーハの全面を検出可能な上方位置に配設されて赤外線を検出する赤外線カメラと、
    を備え、
    前記保護膜の被覆状態の検出時には、前記ウエーハを保持していた保持テーブルを下降させることで、前記リングフレーム保持手段に保持された前記ウエーハの裏面と前記保持テーブルの保持面との間に所定の隙間を持たせた状態で、前記ヒータを加熱状態のまま所定の待機時間経過後に、前記赤外線カメラによって前記ウエーハの全面から放射される赤外線を検出するようにしたことを特徴とする保護膜被覆装置。
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