JP5254344B2 - 無線通信ネットワークにおけるqos性能に基づいた承認制御 - Google Patents

無線通信ネットワークにおけるqos性能に基づいた承認制御 Download PDF

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    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]

Description

優先権主張
(I.米国特許法119条の下の優先権主張)
特許について本願は、ここでの譲渡人に譲り渡され、参照によってここに明示的に組み込まれ、2007年9月28日に出願された「セルラネットワークにおけるQoS性能ベースの承認制御(QoS Performance Based Admission Control in Cellular Networks)」と題された米国仮出願第60/975,869号の優先権を主張する。
背景
I.分野
本開示は、一般的に通信に関し、より具体的には、無線通信ネットワークにおいて承認制御を実行するための技術(techniques for performing admission control in a wireless communication network)に関する。
II.背景
無線通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング(messaging)、ブロードキャストなどのような、様々な通信サービスを提供するために、広く展開されている。これらの無線ネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザをサポートすることが可能な、多元接続ネットワーク(multiple-access networks)であることができる。このような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、及び単一のキャリアのFDMA(SC−FDMA)ネットワーク、を含む。
無線通信ネットワークにおいては、基地局は、順方向リンク及び逆方向リンク上でマルチプル端末と通信することができる。制限された量のネットワークリソースは、各リンクがそのリンク上のすべてのデータフローの送信をサポートするように、利用可能であってもよい。データフローは、例えば、遅延バウンド、平均スループットのようなサービス品質(QoS)必要要件を有することができる。承認されたデータフローのすべてあるいは多くについて満足のいく性能(performance)を提供しながら、各リンク上で可能な限り多くのデータフローを承認することは望ましい。データフローをあまりに多く承認することは、承認されたデータフローについて満足のいく性能を提供するのに利用可能なネットワークリソースが不十分となることをもたらす可能性がある。逆に、データフローをほとんど承認しないことは、利用可能なネットワークリソースの不使用(under-utilization)を結果としてもらす可能性がある。多すぎるデータフローあるいは少なすぎるデータフローは、望ましくない結果を有する。
無線通信ネットワークにおけるQoS性能に基づいて承認制御を実行するための技術は、ここにおいて説明されている。一設計では、新しいデータフローの承認リクエストが受信されることができる。承認されたデータフローのQoS性能は決定され、そして、遅延性能、スループット性能、等を備えることができる。新しいデータフローを承認するか拒絶するかどうかは、承認されたデータフローのQoS性能に基づいて決定されることができる。
一設計では、承認されたデータフロー及び新しいデータフローは、遅延バウンドを有する、促進された転送(expedited-forwarding)(EF)フローを備えることができる。承認されたEFフローのQoS性能は、測定されたセクタ遅延によって量子化されることができ、そしてそれは、パケットの実際の遅延に基づいて決定されることができる。一設計では、それぞれ承認されたEFフローについての測定されたフロー遅延は、そのEFフローについてのパケットの遅延に基づいて決定されることができる。その測定されたセクタ遅延は、そのあとで、すべての承認されたEFフローについての測定されたフロー遅延に基づいて決定されることができる。その測定されたセクタ遅延が遅延しきい値より下である場合には、新しいEFフローは承認されることができる。
別の設計では、承認されたデータフロー及び新しいデータフローは、平均スループット必要要件を有する、保証された転送(assured-forwarding)(AF)フローを備えることができる。承認されたAFフローのQoS性能は、これらのAFフローの達成されたスループットの合計によって量子化されることができる。残余スループットの合計(total residual throughput)は、承認されたベストエフォート(best effort)(BE)フローの達成されたスループットの合計に加え、承認されたAFフローの必要とされるスループットの合計及び達成されたスループットの合計に基づいて(based on the total achieved throughput and the total required throughput of the admitted AF flows)決定されることができる。残余スループットの合計が新しいAFフローの必要とされるスループットを超える場合には、新しいAFフローは承認されることができる。
一設計では、セクタスループットの合計は、承認されたデータフローのスループットと、新しいデータフローの必要とされるスループットと、に基づいて決定されることができる。セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値より下である場合には、新しいデータフローは承認されることができる。セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値より大きい場合には、新しいデータフローは、承認されたデータフローのQoS性能に基づいて、承認されてもよいし、あるいは、拒絶されてもよい。
本開示の様々な態様及び特徴は、下記でさらに詳細に説明されている。
図1は、無線通信ネットワークを示す。 図2は、QoS性能に基づいた承認制御のためのプロセスを示す。 図3は、セクタスループットの合計に基づいた承認制御のプロットを示す。 図4は、スループット性能に基づいた承認制御のためのプロセスを示す。 図5は、1つのEFフローについてのパケット遅延の確率分布密度関数(probability density function)(PDF)を示す。 図6は、1つのセクタにおけるすべてのEFフローについての測定されたフロー遅延のPDFを示す。 図7は、遅延性能に基づいた承認制御のためのプロセスを示す。 図8は、QoS性能に基づいた承認制御のためのプロセスを示す。 図9は、逆方向リンクについての承認制御のためのプロセスを示す。 図10は、基地局と端末のブロック図を示す。
詳細な説明
ここにおいて説明される承認制御技術(admission control techniques)は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAのような様々な無線通信ネットワーク及び他のネットワークに使用されることができる。用語「ネットワーク(network)」、「システム(system)」はしばしば互換性をもって使用される。CDMAネットワークは、cdma2000、ユニバーサル地上無線接続(Universal Terrestrial Radio Access)(UTRA)等のような無線技術をインプリメントすることができる。cdma2000は、IS−2000、IS−95及びIS−856標準規格をカバーする。UTRAは、広域CDMA(W−CDMA)及びCDMAの他の変形を含む。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications)(GSM)のような無線技術をインプリメントすることができる。OFDMAネットワークは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.20、IEEE802.16(WiMAX)、802.11(WiFi)、Flash−OFDM(R)、等のような、無線技術をインプリメントすることができる。UTRA及びE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSのアップカミングリリース(upcoming release)である。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、及びGSMは「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名の組織の文書において説明されている。cdma2000とUMBは、「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名づけられた組織の文書において説明されている。
明瞭性のために、IS−856をインプリメントする高レートパケットデータ(High Rate Packet Data)(HRPD)ネットワークについて、技術のある態様が下記で説明されている。HRPDは、CDMA20001xEV−DO、1xEV−DO、1x−DO及び高データレート(High Data Rate)(HDR)とも呼ばれる。
図1は、無線通信ネットワーク100を示し、そしてそれは、HRPDネットワークであってもよい。ネットワーク100は、マルチプル基地局110を含む。基地局は、端末と通信する固定局であり、また、ベーストランシーバ局(BTS)、アクセスポイント、ノードB、発展型ノードB(eNB)等とも呼ばれることができる。各基地局110は、特定の地理エリア102についての通信サービスエリアを提供しており、そのサービス通信エリア内に位置する端末のための通信をサポートする。基地局のサービスエリアは、複数のより小さなエリア、例えば3つのより小さなエリア104a、104b、及び104c)に分割されることができる。それぞれのより小さなエリアは、それぞれの基地局サブシステムによってサービス提供される。3GPP2において、用語「セクタ(sector)」は、用語が使用される文脈によって、基地局の最小サービスエリア、および/または、このサービスエリアをサービス提供する基地局サブシステム、を指すことができる。3GPPにおいて、用語「セル(cell)」は、基地局の最小エリア、および/または、このサービスエリアをサービス提供する基地局サブシステム、を指すことができる。明瞭にするために、3GPP2におけるセクタの概念は、下記の説明において使用される。図1に示される例において、基地局110aは、セクタA1、A2、及びA3にサービス提供し、基地局110bは、セクタB1、B2、及びB3にサービス提供し、基地局110cは、セクタC1、C2、及びC3にサービス提供する。
ネットワークコントローラ130は基地局110に結合され、そして、これらの基地局のための調整(coordination)及び制御を供給することができる。ネットワークコントローラ130は、単一のネットワークエンティティ、あるいは、ネットワークエンティティの集まり(a collection of network entities)、であってもよい。
端末120は、ネットワークの全体にわたって分散されていてもよく、各端末は、静止(stationary)あるいはモバイル(mobile)であってもよい。端末はまた、モバイル局、ユーザ機器、アクセス端末、加入者装置、局、などと呼ばれることができる。端末は、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant)(PDA)、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、無線モデム、ラップトップコンピュータなどであってもよい。端末は、順方向リンク及び逆方向リンクを介して、基地局と通信することができる。順方向リンク(あるいはダウンリンク)は、基地局から端末までの通信リンクを指し、逆方向リンク(あるいはアップリンク)は、端末から基地局までの通信リンクを指す。用語「端末(terminal)」、「ユーザ(user)」は、ここにおいて互換性をもって使用されている。
セクタは、順方向リンク及び逆方向リンクのそれぞれについての1つまたは複数のデータフローを介して1つまたは複数の端末と通信することができる。データフローは、2つの特定のエンド点間のデータのストリームである。データフローは、フロー、パケットフロー、インターネットプロトコル(IP)フロー、無線リンク制御(RLC)フロー、無線リンクプロトコル(RLP)フローなど、とも呼ばれてもよい。端末は、セクタとの通信のために、各リンク上で、1つまたは複数のデータフローを有することができる。必要とされるときに(例、アプリケーションが開始するあるいはサービスがアクティブ化されるとき)、そして、リソースがセクタにおいて利用可能である場合には、新しいデータフローは追加されることができる。もはや必要とされない時に、既存のデータフローは取り除かれることができ、そのデータフローに使用されたリソースは、新しいデータフローにとって利用可能に作られることができる。
ネットワークは、様々なタイプのデータフローをサポートすることができる。異なるタイプのデータフローは、異なるトラヒッククラス、異なるQoSクラス、などに使用されることができる。各データフロータイプは、QoS必要要件に関連していてもよいし、関連していなくてもよい。表1は、いくつかのタイプのデータフローを列挙し、各データフロータイプについて簡単な説明を提供する。
Figure 0005254344
表1では、QoS必要要件は、2つのQoSパラメータ、すなわち、遅延バウンドと平均スループット、によって量子化される。平均スループットは、必要とされるスループット(required throughput)、必要とされるレート(required rate)、等とも呼ばれることができる。QoS必要要件はまた、ピークスループット、パケットエラーレート(PER)等のような他のパラメータによって量子化されることができる。QoSフローは、少なくとも1つのQoS必要要件、例えば遅延バウンドおよび/または必要とされるスループット、を有するデータフローである。
EFフロー及びAFフローは、QoS必要要件を有し、また、2つのタイプのQoSフローである。BEフローは、QoS必要要件を有しておらず、また、ノンQoSフローである。EFフローの一例は、ボイスオーバーIP(VoIP)フローである。AFフローの一例は、ストリーミングビデオフローである。BEフローの一例は、データダウンロードのためのデータフローである。スケジューラはEFフローに対して最も高いプライオリティを、AFフローに対して次に高いプライオリティを、そして、BEフローに対し最も低いプライオリティを与えることができる。
一般的に、セクタは、順方向及び逆方向リンクのそれぞれの上で、いずれの数のEFフロー、いずれの数のAFフロー、そして、いずれの数のBEフローをサポートすることができる。いったんEFフローあるいはAFフローが与えられたリンク上で承認されると、ある量のリソースは、そのフローのQoS必要要件を満たすために、フローに対して利用可能に作られることができる。各データフローによって使用されるリソースの量は、データソースによって生成されるデータの量の変更、チャネル条件の変更、等のような様々な要因によって変わる可能性がある。与えられた量のリソース上で確実に送信されることができるデータの量は、チャネル条件に依存する。したがって、より多くのデータを送信するために、及び/または、最低のチャネル条件のために、より多くのリソースが必要とされる。セクタにおける利用可能なリソースが制限されているので、承認するEFフローの数及びAFフローの数は、承認されたフローについてのよい性能を確実にするために、制御されることができる。
一態様においては、承認制御は、承認されたデータフローのQoS性能に基づいて、実行されることができる。承認制御は、これらのQoSフローのQoS必要要件が高い確率で満たされることができるということを確実にしながら、承認されたQoSフローの数を最大にすることを試みることができる。このことは、ネットワークキャパシティに加えて、利用可能リソースの使用を改善することができる。
与えられたQoSフローの性能は、そのフローのQoS必要要件に基づいて量子化されることができる。異なるタイプのQoSフローは、異なるQoS必要要件を有することができる。EFフローについては、QoS必要要件は、パケットのための遅延バウンドを備えることができる。遅延バウンドはまた、遅延必要要件(delay requirement)、最大許可可能遅延(maximum allowable delay)、遅延許容(delay tolerance)、遅延制限(delay limit)と呼ばれてもよい。パケットの遅延は、パケットがネットワークによって受信される時間と、パケットが無線にわたって送信される時間と、の間の時間の量として定義されることができる。パケットが遅延バウンド違反によりスケジューラによってキューから落とされる場合、あるいは、パケットが無線にわたる送信の間に失われる場合、パケットの遅延は、大きい値に設定されることができる。
AFフローの場合、QoS必要要件は、必要とされるスループットを備えることができる。AFフローのスループットは、与えられた時間インターバル(a given time interval)において送信されたデータの量に基づいて決定されることができる。AFフローの平均スループットを得るために、スループットは、複数の時間インターバルにわたって平均されてもよいし、あるいは、フィルタにかけられてもよい。用語「スループット(throughput)」、「レート(rate)」はここにおいて互換性をもって使用される。
一設計では、EFフローのQoS性能は、遅延性能によって与えられることができ、そしてそれは、2つの基準、すなわちQoS満足度とQoSキャパシティ、に基づいて量子化されることができる。QoS満足度は、それぞれのEFフローに適用可能である。EFフローは、そのEFフローについてのパケットのターゲットパーセンテージ(例、99%)が遅延バウンドより下の遅延を有する場合、QoS満足度を達成するものとして考えられることができる。QoSキャパシティはセクタに適用可能である。セクタのQoSキャパシティは、ターゲットパーセンテージあるいは、QoS満足度を達成している承認されたEFフローのうちの多く(例、少なくとも95%)によって定義されることができる。新しいEFフローは、下記で説明されるように、承認されたEFフローのQoS性能に基づいて、承認されてもよいし、あるいは、拒絶されてもよい。
一設計では、AFフローのQoS性能は、スループットの性能によって与えられてもよく、そしてそれは、残余スループットの合計の基準に基づいて、量子化されることができる。各AFフローの残余スループットは、そのAFフローの、達成されたスループットと、必要とされるスループットと、の間の差異として計算されることができる。新しいAFフローは、下記で説明されているように、承認されたAF及びBEフローについての残余スループットの合計に基づいて、承認されてもよいし、あるいは、拒絶されてもよい。
図2は、QoSの性能に基づいた承認制御のためのプロセス200の設計を示す。プロセス200はスケジューラによって実行されることができ、そしてそれは、基地局あるいは他のあるネットワークエンティティ内に存在することができる。プロセス200は、順方向リンク、逆方向リンク、あるいは両方のリンク上で、承認制御について使用されることができる。
EFフローあるいはAFフローであってもよい新しいQoSフロー、を承認するリクエストが受信されることができる(ブロック212)。新しいQoSフローが承認されると仮定するセクタスループットの合計は、以下のように計算されることができる(214ブロック):
Figure 0005254344
なおここにおいて、RAFは、セクタにおけるすべての承認されたAFフローのスループットの合計であり、RBEは、セクタにおけるすべての承認されたBEフローのスループットの合計であり、REFは、セクタにおけるすべての承認されたEFフローのスループットの合計であり、Rnewは、新しいQoSフローの必要とされるスループットであり、Rsectorは、新しいQoSフローを備えたセクタスループットの合計であり、α>1は、EFフローについてのスケーリング要因(scaling factor)である。
Eq(1)では、スケーリング要因αは、EFフローのより厳重な遅延必要要件により、同じスループットについて、AFフローよりも多いリソースをEFフローが必要とする可能性があるという事実を説明する。新しいQoSフローがAFフローである場合、Rnewは、AFフローの必要とされるスループットと等しくてもよい。新しいQoSフローがEFフローである場合、Rnewは、EFフローの期待されるあるいは必要とされるスループットのα倍と等しくてもよい。RAF、RBE及びREFは、以下のように、個々のAF、BE、及びEFフローの達成されたスループットを蓄積することによって得られることができる。
Figure 0005254344
なお、RAF,i、RBE,j、及びREF,fは、それぞれ、個々のAF、BE、及びEFフローの達成されたスループットである。
セクタスループットRsectorの合計は、セクタスループットしきい値Rmaxと比較されることができる(ブロック216)。Rmaxは、展開シナリオのような様々な要因に依存している。Rmaxは、セクタについて指定されることができ、コンピュータシュミレーション、経験測定、等に基づいて決定されることができる。いずれの場合においても、RsectorがRmaxよりも小さい場合には、新しいQoSフローは、承認されることができる(ブロック218)。そうでない場合には、新しいQoSフローがEFフローであるかどうかの決定が行なわれる(ブロック220)。新しいQoSフローがEFフローである場合には、そのときには、新しいEFフローは、下記で説明されているように、承認されたEFフローのQoS性能に基づいて、承認され、あるいは、拒絶されることができる(ブロック230)。そうでない場合で、新しいQoSフローがAFフローである場合には、そのときには、新しいAFフローは、下記でも説明されているように、承認されたAFフローのQoS性能に基づいて、承認されるあるいは拒絶されることができる(ブロック240)。
プロセス200は、2ステップのプロセスを使用して、承認制御を実行する。ステップ1では、セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値より下である場合、新しいQoSフローは承認されることができる。ステップ1は、セクタキャパシティの保守的な推定(conservative estimate)に基づいて、新しいQoSフローを承認する、あるいは、拒絶することができる。
図3は、プロセス200におけるステップ1によって承認制御のプロットを示す。横軸は、EFフローのスループットの合計を表しており、縦軸は、AFフローのスループットの合計を表している。EFフローのみを備えたセクタキャパシティ(あるいは純粋なEFキャパシティ)は、ポインタ310によって与えられる。AFフローのみを備えたセクタキャパシティ(あるいは純粋なAFキャパシティ)は、点312によって与えられる。実線320は、セクタについてのサービス領域を表しており、傾き−1を有する。線320は、セクタスループットしきい値Rmaxと、スケーリング要因αと、によって決定される。点線322は、EFキャパシティにおける残余スループットを表す。EFフローがキャパシティに達するとき、EFキャパシティが遅延性能によって定義されているので、AF及びBEフローについて非ゼロ残余キャパシティ(non-zero residual capacity)がいまだに残っている可能性がある。
点330は、承認されたEF及びAFフローについての現在の動作点を表わす。点330は、サービス領域内のどこででも見つけ出されることができる(may be located)。新しいQoSフローがEFフローである場合、新しい動作点は点332にあるだろう。逆に、新しいQoSフローがAFフローである場合、そのときには、新しい動作点は点334にあるだろう。新しい動作点がサービス地域内にある場合、すなわち実線320より下、新しいQoSフローは承認されることができる。
ステップ1は、プロセス200(図2に示されている)に含まれていてもよいし、あるいは、省略されてもよい。プロセス200のステップ2で、新しいQoSフローは、QoS性能に基づいて、承認されてもよいし、あるいは、拒絶されてもよく、そしてそれは、EFフロー及びAFフローについての異なる方法で決定されることができる。
図4は、スループット性能に基づいた新しいAFフローのための承認制御についてのプロセス400の設計を示す。すべての承認されたAF及びBEフローについての残余スループットRresidualの合計は、以下のように、計算されることができる(ブロック412):
Figure 0005254344
なお、Rreq,iは、AFフローiの必要とされるスループットである。
Eq(3)で示される設計では、各BEフローのスループットのすべては、残余スループットとして考えられ、残余スループットの合計に加算される(counted towards)。BEフローは、QoSフローについてよりリソースが必要とされる場合には、最後(at a latter time)にスケジュールされることができるからである。各AFフローについて、残余スループットは、そのAFフローの、達成されたスループットと、必要とされるスループットと、の差異である。AFフローの残余スループットは、(i)達成されたスループットが必要とされるスループットよりも低い場合には正であり、あるいは、(ii)そうでない場合には負、である。
残余スループットの合計が新しいAFフローの必要とされるスループットRnewよりも大きいかどうかの決定がなされることができる(ブロック414)。回答が「Yes」の場合には、新しいAFフローが承認されうる(ブロック416)。そうでない場合には、新しいAFフローは拒絶されうる(ブロック418)。
プロセス400は、AFフローの承認制御のために使用されることができる。プロセス400は、図2のブロック240にも使用されることができる。
AFフローの達成されたスループットは、いくつかの理由により、必要とされるスループットより小さい可能性がある。第1に、このAFフローを備えた端末のチャネル条件は、必要とされるスループットをサポートするには、不十分すぎる可能性がある。この場合には、このAFフローの残余スループットは、他のAFフローのために使用されることができる。第2に、AFフローのソースは、必要とされるスループットよりも少ないデータを送信することができる。この場合には、リソースは、その必要とされるスループットを達成することを可能にするために、AFフローのために予約されることができる。したがって、Eq(3)の加算は、すべての、あるいは、1サブセットの承認されたAFフローを含むことができる。
図4は、残余スループットの合計に基づいて、新しいAFフローを承認する、あるいは、拒絶する、1つの設計を示しており、そしてそれは、承認されたAFフローの残余スループットに依存することができる。新しいAFフローはまた、残余スループットの合計の代わりに他の基準を使用しているQoS性能に基づいて、承認される、あるいは、拒絶されることができる。
EFフローについての承認制御の一設計では、承認されたEFフローについてのパケットの遅延は、新しいEFフローを承認するかしないかを決定することに加え、承認されたEFフローの遅延性能を決定するために、確かめられ、使用されることができる。承認されたEFフローのパケット遅延は、様々な方法で新しいEFフローの承認制御に使用されることができる。
図5は、1つの承認されたEFフローについてのパケット遅延のPDFを示す。横軸はパケット遅延を表わしており、0から始まり無限に向かう。パケット遅延は、プロット510によって示された例示的なPDFを有するランダム変数として考えられることができる。このPDFは、異なる遅延を備えたパケットの割合あるいは見込みを提供する。例えば、パケットのPパーセントは、uという遅延を有する。一般に、PDFは、いずれの形を有しても良く、そしてそれは、セクタローディング、EFフローについてのパケットのスケジューリング、EFフローによって観察されたチャネル条件、等に依存することができる。PDFは、説明のためだけに図5で示されており、スケジューラによって知られない可能性がある。
一設計では、承認されたEFフローの遅延性能は、測定されたフロー遅延Y(k)によって量子化されることができる。測定されたフロー遅延は、パケットのうちのQパーセントは、Y(k)よりもよい遅延を有し、パケットのうちの(100−Q)パーセントは、Y(k)よりも悪い遅延を有すると定義されることができる。測定されたフロー遅延はまた、Qパーセント遅延テール(Q-percent delay tail)、Q百分位数遅延遅延(Q-percentile delay)、等と呼ばれることができる。EFフローの遅延性能は、EFフローのためのパケットのうちのQパーセントが遅延バウンドよりも下の遅延を有する場合には、十分であると考えられることができる。VoIP、ビデオ、ゲーミング、等のようなサービスについて、100%の信用度が必要とされていないので、Qは、100よりも小さい値に設定されることができる。Qは、望ましい品質に基づいて選択されてもよく、80、90、95、99、あるいは他の値と等しくてもよい。
一設計では、測定されたフロー遅延は、以下のように動的に更新されることができる:
Figure 0005254344
なお、X(k)は、EFフローfのk番目パケットの遅延であり、Y(k)は、k番目パケットの後のEFフローfについて測定されたフロー遅延であり、Δup,fは、EFフローfのアップステップであり、ΔDN,fは、EFフローfのダウンステップである。
パケット遅延X(k)は、無線で送信される場合には、パケットの実際の遅延であってもよく、あるいは、遅延バウンド違反(delay bound violation)のためキューから落とされる場合には大きな値であってもよい。アップ及びダウンのステップは、以下のように定義されることができる。
Figure 0005254344
ΔDN,fは、Δup,fの端数(small fraction)であってもよい。例えば、Q=99%である場合、ΔDN,f=Δup,f/99である。Δup,fの値は、収束レートと残余推定エラーとの間のトレードオフに基づいて選択されることができる。Δup,fのより大きな値は、より早い収束を提供することができるのに対して、Δup,fのより小さな値は、より小さな残余推定エラーを提供することができる。Δup,fは、1、2、3、4、5、あるいは他の数のスロットに等しくてもよく、なお、スロットは、HRPDにおいて1.667ミリ秒(ms)の持続時間を有する。
Eq(4)で示される設計においては、EFフローの測定されたフロー遅延は、パケットが無線で送信される、あるいは、遅延バウンド違反のためキューから削除されるときにはいつでも、動的に更新されることができる。このパケットの遅延が現在の測定されたフロー遅延Y(k−1)よりも大きい場合、測定されたフロー遅延は、より大きいアップステップΔup,fにより増大される。そうでない場合、パケットの遅延が現在測定されたフロー遅延よりも小さいあるいは等しい場合には、測定されたフロー遅延は、より小さいダウンステップΔDN,fにより減らされる。測定されたフロー遅延Y(k)は、パケットのうちのQパーセントがよりよい遅延を有し、パケットのうちの(100−Q)%がより悪い遅延(worse delays)を有する、点に収束すべきである(should coverage)。
図6は、1つのセクタにおいてすべての承認されたEFフローについての測定されたフロー遅延のPDFを示す。横軸は、測定されたフロー遅延を表わしており、無限に向かって0から始まる。測定されたフロー遅延は、プロット610によって示された例示的なPDFを有する確率変数(random variable)として見なされることができる。このPDFは、異なる測定されたフロー遅延についての承認されたEFフローの割合あるいは確率を提供する。例えば、承認されたEFフローのPパーセントは、フロー遅延vを測定した。一般に、PDFはいずれの形状も有することができ、そしてそれは、セクタローディング、EFフローのためのパケットのスケジューリング、EFフローによって観察されたチャネル条件等に依存することができる。PDFは、説明だけのために図6に示されており、スケジューラによって知られていなくてもよい。
一設計では、セクタにおけるすべての承認されたEFフローの遅延性能は、測定されたセクタ遅延T(k)によって量子化されることができる。測定されたセクタ遅延は、承認されたEFフローのうちのZパーセントがT(k)よりもよい測定されたフロー遅延を測定し、承認されたEFフローのうちの(100−Z)パーセントがT(k)よりも悪い測定されたフロー遅延を有するように、定義されることができる。Zは、80、90、95、99、あるいは他のある値と等しくてもよい。測定されたセクタ遅延はまた、セクタ遅延テール(sector delay tail)、あるいは他のある用語で呼ばれることができる。測定されたセクタ遅延は、承認されたEFフローに使用されたリソースの量を示すことができる。
一設計においては、測定されたセクタ遅延は、次のように動的に更新されることができる:
Figure 0005254344
なお、δupは、測定されたセクタ遅延のためのアップステップであり、δDNは、測定されたセクタ遅延のためのダウンステップである。
アップ及びダウンのステップは、以下のように定義されることができる。
Figure 0005254344
δDNは、δupの端数であることができる。例えば、Z=95%である場合、δDN=δup/19である。値δupは、収束レートと残余推定エラーとの間のトレードオフに基づいて、選択されることができる。δupは、承認されたEFフローの数によって除算された予め決定された値(例、1、3、5、等)に等しくてもよい。
Eq(6)で示された設計では、測定されたセクタ遅延は、いずれの承認されたEFフローについて測定されたフロー遅延が更新されるときにはいつでも、動的に更新されることができる。測定されたフロー遅延が現在の測定されたセクタ遅延T(k−1)よりも大きい場合には、その測定されたセクタ遅延はより大きいアップステップδupにより、増加される。そうでない場合、測定されたフロー遅延が現在の測定されたセクタ遅延よりも小さいあるいは等しい場合には、その測定されたセクタ遅延は、より小さいダウンステップδDNにより、減らされる。測定されたセクタ遅延T(k)は、すべての承認されたEFフローのZパーセントがよりよい測定されたフロー遅延を有し、承認されたEFフローのうちの(100−Z)パーセントが悪い測定されたフロー遅延を有する、点に収束すべきである。測定されたセクタ遅延は、すべての承認されたEFフローのQ百分位数遅延(Q% percentile delays)に基づいたZ%テール遅延の推定値(an estimate of the Z% tail delay)であり、したがって、「テール・オブ・ザ・テール(tail of the tail)」と考えられることができる。
別の設計では、その測定されたセクタ遅延は、以下のように、パケット遅延に基づいて直接更新されることができる。
Figure 0005254344
Eq(8)で示される設計では、セクタにおけるすべての承認されたEFフローの遅延性能は、個々のEFフローの遅延性能を計算することなく、決定される。アップ及びダウンのステップは、測定されたセクタ遅延より下の遅延を備えたパケットのターゲットパーセントに基づいて、選択されることができる。その測定されたセクタ遅延もまた、他の方法で決定されることができる。
セクタにおける承認されたEFフローのQoS性能は、測定されたセクタ遅延によって量子化されることができ、Eq(6)あるいは(8)で示されるように、更新されることができる。一設計では、新しいEFフローは、その測定されたセクタ遅延に基づいて、以下のように、承認されることができる:
T(k)<Tthである場合、新しいEFフローを承認する、
そうでなければ、新しいEFフローを拒絶する。
なお、Tthは、遅延しきい値(delay threshold)である。
遅延しきい値Tthは、低い確率の偽アラーム(low probability of false alarm)に加え、望ましい確率の誤りの承認(desired probability of wrong admission)に基づいて選択されることができる。T(k)<Tthであるため、新しいEFフローが承認されるときに、誤りの承認が生じるが、この承認されたEFフローを備えた実際のセクタ遅延が遅延バウンドを超えるので、新しいEFフローは拒絶されるべきであった。T(k)≧Tthであるため、新しいEFフローが拒絶されるときに、偽アラームが生じるが、承認されたこのEFフローを備えた実際のセクタ遅延が遅延バウンド内にあるので、新しいEFフローは承認されるべきであった。誤り承認確率をターゲットパーセンテージ下(例えば5%)に保つこと、そして、偽アラームを可能な限り低く保つこと、は望ましいかもしれない。
遅延しきい値Tthは、コンピュータシュミレーション、経験測定、フィールドテスト、等に基づいて決定されることができる。コンピュータシュミレーションは、上記で説明されているように、遅延しきい値を決定するために、そして、遅延性能に基づいてEFフローについての承認制御の性能を評価するために、実行されることができる。マルチプルセットのシュミレーションが、異なる数のEFフローについて実行されることができる。各セットは、(i)セクタにわたって見つけられる(located)n個のEFフローとの第1ラウンドのシュミレーション、(ii)n+1個のEFフローを備えた第2ラウンドのシュミレーション、を含んでおり、ここにおいて、nは各セットの異なる値である。各セットについて、n個のEFフローを備えた第1ラウンドのシュミレーションが最初に実行され、その測定されたセクタ遅延が得られる。第2ラウンドの場合、新しいEFフローが承認され、n+1個のEFフローとのシュミレーションが実行される。第2ラウンドを完了した後で、実際のセクタ遅延Tactualは決定され、そして、性能がn+1個のEFフローにとって受け入れ可能であるかどうかを確実にするために、遅延バウンドと比較される。遅延しきい値の値は、ターゲット間違い承認確率(target wrong admission probability)と低い偽アラーム確率(low false alarm probability)が、第2ラウンドの開始のときに新しいEFフローについて、得られるように、選択される。遅延しきい値の値は、他の方法でも決定されることができる。
上記の説明は、EFフローが同じ遅延バウンドと必要とされるスループットを有していると仮定する。一般に、異なるEFフローは異なる遅延バウンドおよび/または異なる必要とされるスループット、を有することができる。一設計では、各EFフローは、基本EFフローの等しい数にマッピングされることができる。基本EFフローは、特定の遅延バウンドと特定の必要とされるスループットを有することができ、そしてそれは、最も一般的なタイプのEFフロー、例えばVoIPフロー、の遅延バウンド及び必要とされるスループットに基づいて定義されることができる。
承認されたEFフローのパケットが測定されたフロー遅延を更新するために使用されるとき、パケットの遅延は以下のようにスケーリングされることができる:
Figure 0005254344
なお、BEF,fは、承認されたEFフローfの遅延バウンドである、BEF,baseは、基本EFフローの遅延バウンドであり、
Figure 0005254344
は、EFフローfのk番目パケットについてのスケーリングされたパケットである。
測定されたフロー遅延は、例えばEq(4)によって示されているように、スケーリングされたパケット遅延によって更新されることができる。キューにおけるパケットは、それらの遅延が承認されたEFフローの遅延バウンド(基本EFフローの遅延バウンドではない)を超える場合には、落とされうる。
承認制御については、遅延しきい値の値は、新しいEFフローの必要とされるスループットに基づいて選択されることができる。異なる遅延しきい値は、異なる必要とされるスループットに使用されることができる。一設計において、新しいEFフローは、以下のように、基本EFフローの等しい数にマッピングされることができる。
Figure 0005254344
なお、Rnewは、新しいEFフローの必要とされるスループットであり、REF,baseは、基本EFフローの必要とされるスループットであり、Nnewは、新しいEFフローについての基本EFフローの数(the number of base EF flows for the new EF flow)であり、
Figure 0005254344
は、シーリングオペレータ(ceiling operator)を示す。
遅延しきい値の値は、基本EFフローの数Nnewに基づいて選択されることができる。表2は、異なる数の基本EFフローのための、1セットの遅延しきい値の一例を示す。
Figure 0005254344
表2では、遅延しきい値は、スロットの単位で与えられる。遅延しきい値は、承認されたEFフローが基本EFフローのサポート可能な数にほぼ等しいとき、誤りの承認確率が5%であるように選択され、そしてそれは、表2の3番目と6番目の列で与えられている。表2はまた、84スロットの遅延バウンドを仮定する。表2で示されるように、漸進的に小さい遅延しきい値は、承認するために漸進的により多い新しい基本EFフローに使用されることができる。より大きな必要とされるスループットを備えた新しいEFフローは、より多くのリソースを利用することができ、そしてそれは、測定されたセクタ遅延がより小さいときには、利用可能であることができる。
いくつかのEFフローは弾性であってもよく、そしてそれは、どんな利用可能なキャパシティでも、EFフローによってとじこまれうる(filed)、ということを意味する。測定されたセクタ遅延が遅延しきい値を超えるにも関わらず、新しいEFフローが承認される予定である場合には、各承認されたEFフローのスループット性能は、最小必要要件よりも高いスループットの一部が新しいEFフローに使用されることができるかどうかを決定するために検討されることができる。
複数の新しいEFフローは、同時に承認を望むことができる。これらの新しいEFフローは、基本EFフローの等しい合計数にマッピングされることができる。遅延しきい値の値は、基本EFフローの合計数に基づいて選択されることができる。代替的に、サポート可能な新しい基本EFフローの数は、測定されたセクタ遅延及び異なる数の新しい基本EFフローについての異なる遅延のしきい値に基づいて決定されることができる。ゼロあるいはより多くの新しいEFフローは、サポート可能な新しい基本EFフローの数に基づいて承認されることができる。
図7は、遅延性能に基づいた新しいEFフローについての承認制御のためのプロセス700の設計を示す。各承認されたEFフローについての測定されたフロー遅延は、例えばEq(4)で示されているように、そのEFフローについてのパケットの遅延に基づいて、更新されることができる(ブロック712)。セクタについて測定されたセクタ遅延は、例えばEq(6)で示されているように、セクタにおけるすべての承認されたEFフローについての測定されたフロー遅延に基づいて更新されることができる(ブロック714)。代替的に、測定されたセクタ遅延は、例えばEq(8)で示されているように、すべての承認されたEFフローについてのすべてのパケットの遅延に直接基づいて更新されることができる。ブロック712及び714は、(i)パケットが送信されるあるいはキューから削除されるときにはいつでも、(ii)その更新インターバルにおいて送信され削除されたすべてのパケットの遅延に基づいた各更新インターバルにおいて、あるいは(iii)他の方法で、実行されることができる。
遅延しきい値の値は、例えば新しいEFフローについての必要とされるスループットに基づいて、新しいEFフローについて、決定されることができる(ブロック716)。測定されたセクタ遅延が遅延しきい値より小さいかどうかの決定が行なわれる(ブロック718)。回答が「Yes」である場合、新しいEFフローは、承認されることができる(ブロック720)。そうでない場合には、新しいEFフローは拒絶されることができる(ブロック722)。
プロセス700は、EFフローの承認制御のために使用されることができる。700の一部、例えばブロック716〜722は、図2でブロック230に使用されることができる。
図8は、QoS性能に基づいて承認制御を実行するためのプロセス800の設計を示す。プロセス800は順方向リンクあるいは逆方向リンク上で承認制御のために使用されることができる。新しいデータフローの承認のためのリクエストが受信されることができる(ブロック812)。承認されたデータフローのQoS性能は決定され、遅延性能、スループット性能、等を備えることができる(ブロック814)。新しいデータフローを承認するか拒絶するかどうかは、承認されたデータフローのQoS性能に基づいて決定されることができる(ブロック816)。
一設計では、承認されたデータフローおよび新しいデータフローは、遅延バウンドを有するEFフローを備えることができる。承認されたデータフローのQoS性能は測定されたセクタ遅延を備えることができ、そしてそれは、承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて決定されることができる。ブロック814の一設計では、各承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延は、その承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、決定されることができる。その測定されたフロー遅延は、Eq(4)で示されているように、(i)パケットの遅延が測定されたフロー遅延を超える場合にはアップステップによって増加されることができ、あるいは、(ii)そうではない場合にはダウンステップによって減らされることができる。各承認されたデータフローのアップステップ及びダウンステップは、Eq(5)で示されているように、その承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延よりも少ない遅延を備えたパケットのターゲットパーセンテージ、に基づいて決定されることができる。各パケットの遅延はまた、例えばEq(9)で示されているように、その承認されたデータフローの遅延バウンドと基本遅延バウンドに基づいてスケーリングされることができる。そのスケーリングされた遅延は、測定されたフロー遅延を増加させる、あるいは、減少させるために、使用されることができる。
測定されたセクタ遅延は、すべての承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて決定されることができる。測定されたセクタ遅延は、例えばEq(6)で示されているように、(i)承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延が測定されたセクタ遅延を越える場合にはアップステップによって増加されてもよく、あるいは(ii)そうでない場合には、ダウンステップによって減少してもよい。アップ及びダウンステップは、例えばEq(7)で示されているように、測定されたセクタ遅延よりも少ない測定されたフロー遅延を備えた承認されたデータフローのターゲットパーセンテージに基づいて決定されることができる。ブロック814の別の設計では、測定されたセクタ遅延は、例えばEq(8)で示されているように、承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて直接更新されることができる。
ブロック816の一設計では、測定されたセクタ遅延が遅延しきい値よりも少ない場合には、新しいデータフローは承認されることができる。遅延しきい値についての値は、新しいデータフローの必要とされるスループットに基づいて、選択されることができる。
別の設計では、承認されたデータフロー及び新しいデータフローは、スループット必要要件を有するAFフローを備えることができる。承認されたデータフローのQoS性能は、達成されたスループットの合計を備えることができる。残余スループットの合計は、例えばEq(3)で示されているように、承認されたBEフローの達成されたスループットの合計に加えて、承認されたAFフローの必要とされるスループットの合計及び達成されたスループットの合計に基づいて決定されることができる。新しいデータフローは、残余スループットが新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合には、承認されることができる。
一設計では、セクタスループットの合計は、例えばEq(1)で示されているように、承認されたデータフローのスループットと、新しいデータフローの必要とされるスループット、に基づいて決定されることができる。新しいデータフローは、セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも小さい場合、承認されることができる。ブロック814及び816は、セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも大きい場合にのみ、実行されることができる。
別の態様では、CDMAネットワークにおける逆方向リンクのための承認制御は、ライズ・オーバー・サーマル(RoT)を考慮することによって実行される。CDMAの場合、マルチプル端末は、セクタに対し逆方向リンク上で現在送信することができ、各端末からの送信は、セクタにおいて他の端末からの送信に対する干渉として作用する。したがって、CDMAネットワークのキャパシティは、逆方向リンク上で干渉制限されることができる。RoTは、セクタにおける、合計ノイズ及び干渉 対 サーマルノイズの比(a ratio of total noise and interference to thermal noise)である。RoTは、CDMA
ネットワークにおける逆方向リンク上のローディングの基本的な測量である。
一設計では、例えば、2008年2月14日に出願され、「無線通信システムにおけるライズ・オーバー・サーマルに基づいたスケジューリング(SCHEDULING BASED ON RISE-OVER-THERMAL IN A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM)」と題された、例えば一般に譲渡された米国特許出願第12/031,245号で説明されているように、セクタのRoTが推定されることができる。QoSフローによるRoTに対する寄与(contribution)と、非QoSフローによるRoTに対する寄与と、は推定されることができる。与えられたデータフローによるRoTに対する寄与は、前述の特許出願番号第12/031,245号で説明されているように、データフローを送信する端末のための、パイロット用のチップあたりのエネルギー対合計ノイズ及び干渉比(energy-per-chip for pilot to total noise and interference ratio)(Ecp/N)と、データフローのためのトラフィックとパイロットとの比(a traffic-to-pilot ratio)(T2P)とに基づいて推定されることができる。RoT寄与はまた、(i)HRPDにおける逆アクティビティビット(Reverse Activity Bit)(RAB)、(ii)データフローの必要とされるスループットによって推定されることができるQoSスループット、(iii)他の情報、に基づいて、推定されることができる。RABビットは、逆方向リンクがセクタのためにロードされるかどうかを示すブロードキャストビットである。RABビットは、逆方向リンクローディングを審査することによって、スロットごとに設定されることができる。セクタのためのRABビットが「ビジー(busy)」に設定されるとき、セクタにおけるすべての端末は、それらのQoSクラスが特定のデータレートを必要としないかぎり、それらのデータレートを減らすことができる。新しいQoSフローを承認するあるいは拒絶する決定は、(i)弾性スループットと、新しいQoSフローの必要とされるスループットを比較し、(ii)必要とされるスループットが弾性スループットよりも低い場合には、新しいQoSフローを承認することによって、行なわれる。
図9は、逆方向リンクのための承認制御のためのプロセス900の設計を示す。最初に、「ビジー(busy)」に設定されるRABビットの割合が決定されることができる(ステップ912)。このRABビジー割合が、ブロック914で決定されるように、このRABしきい値より下である場合、セクタは、軽くロードされるものとして考慮されてもよく、新しいQoSフローは、セクタにおいて承認されることができる(ブロック926)。
そうでない場合には、RoTしきい値より高いRoTの割合が決定されることができる(ブロック916)。このRoT割合が、ブロック918で決定されるように、割合しきい値よりも低い場合には、新しいQoSフローは承認されることができる(ブロック926)。ブロック916及び918は、RoTの平均よりもむしろRoTのテール(tail of the RoT)を考慮する。RoT及びロードは、密接に関連づけられてもよく、EFフローのQoS性能は、平均RoTよりもRoTテール(RoT tail)にもっと依存することができる。さらに、RoTテールは、セクタ端に位置している端末の電力制限により直接的に関連づけられることができる。あるいは、RoT分布は、平均と標準偏差がRoT測定値から推定されることができる、ガウス分布で近似されることができる。RoTテールは、ガウス分布の平均及び標準偏差に基づいて決定されることができる。
ブロック918に対しての回答が「No」である場合、弾性スループットは、例えばセクタスループットの合計と、承認されたQoSフローの必要とされるスループットの和と、の差異に基づいて(based on the difference between the total sector throughput and the sum of the required throughputs of the admitted QoS flows)、推定されることができる(ブロック920)。セクタスループットの合計は(i)逆方向リンク上で送信されたトラヒックチャネルのレートを示す逆レートインジケータ(Reverse Rate Indicator)(RRI)ビット、(ii)承認されたQoSフローのためのセクタにおける受信されたデータの合計、及び/または、(iii)他の情報、に基づいて決定されることができる。ブロック922で決定されるように、新しいQoSフローの必要とされるスループットが弾性スループットよりも小さい場合には、新しいQoSは、承認されることができる(ブロック926)。そうでない場合には、新しいQoSフローは、拒絶されうる(ブロック924)。
端末は、そのアクティブセットにおいて1以上のセクタを有することができ、そしてそれは、端末と通信しているすべてのセクタを含むことができる。承認制御は、端末から新しいQoSフローについてアクティブセットにおけるすべてのセクタによって実行されることができる。新しいQoSフローがアクティブセットに新しいセクタを加える場合に承認制御は免除されることができ、というのもこのQoSフローは、アクティブセットにすでにあるセクタ(単数または複数)においてすでに進行中であり、アクティブセットにある新しいセクタによって認められるべきであるからである。
新しいEFフローの必要とされるスループットは、EFフローが、セクタのより多くのリソースを必要とすることができる、より短いパケット終了ターゲットを有するので、スケーリング要因αで乗算されることができる。さらに、セクタがアクティブセットに含まれているがサービングセクタでない場合には、新しいEFフローの必要とされるスループットは、サービングセクタ及びノンサービングセクタにおけるこの新しいEFフローに依る干渉がかなり異なっている可能性があるので、スケーリングされることができる。
両方の順方向リンクと逆方向リンクの場合、承認制御は、接続セットアップの間に、新しいデータフローについて実行されることができる。新しいデータフローが加えられるとき、あるいは、既存データフローが休止になるとき(comes out of dormancy)、承認制御は実行されることができる。承認制御は、ハンドオフに依るインカミングデータフローについて免除されうる。セクタを出ていくデータフローの数は、セクタに入ってくるデータフローの数と典型的に整合する。にもかかわらず、セクタは、ハンドオフに依るインカミングデータフローのバーストを適応させるためにいくつかのリソースあるいはマージンを確保することができる。
QoSフローは、例えば悪チャネル条件に依り、その性能が悪い場合には、取り除かれる、あるいは、非QoSフローにグレードを下げる、ことができる。一設計では、パケットエラーレートが超過する、例えばしきい値よりも高い、場合には、EFフローは取り除かれることができる。一設計においては、(i)、その達成されたスループットが必要とされるスループットと比較して低く、(ii)AFフローについてのキューが空でなく、(iii)しきい値よりも平均の要求されたレートが大きい、そしてこのことはAFフローが超過リソースを使用しているということを示す、場合には、BEフローに格下げされうる。一設計では、その達成されたスループットが要求されたレートよりも一貫して高い場合、また、AFフローがセクタリソースの小部分のみを占める場合には、格下げされたAFフローは、AFステータスに格上げされてもよい。
データフローのための承認制御は、上記で説明されている。一般に、承認制御は、QoS必要要件を潜在的に有しているいずれの量について実行されることができる。例えば、承認制御は、サービス、適用、ユーザ、端末、等のために実行されることができる。したがって、ここにおける説明の用語「データフロー(data flow)」は、QoS必要要件を潜在的に有しており、承認制御が実行されることができる、任意の量を一般に指すことができる。
図10は、端末120の設計のブロック図を示しており、そしてそれは、図1の端末のうちの1つであってもよい。逆方向リンク上で、エンコーダ1012は、逆方向リンク上で端末120によって送信される予定であるシグナリング及び1つまたは複数のデータフローのためのデータを受信することができる。エンコーダ1012は、データ及びシグナリングを処理することができる(例えば、フォーマット化し、符号化し、インタリーブする)。モジュレータ(Mod)1014は、符号化されたデータ及びシグナリングをさらに処理し(例、変調し、チャネル化し、そしてスクランブルする)、出力チップを供給する。送信機(TMTR)1022は、出力チップを条件づけ(例、アナログに変換し、フィルタにかけ、増幅し、周波数アップコンバートする)、逆方向リンク信号を生成することができ、そしてそれは、1つまたは複数の基地局に対しアンテナ1024を介して送信されることができる。
順方向リンク上で、アンテナ1024は、1つまたは複数の基地局によって送信された順方向リンク信号を受信することができる。受信機(RCVR)1026は、アンテナ1024から受信された信号を条件づけ(例えば、フィルタにかけ、増幅し、周波数ダウンコンバートし、そしてデジタル化する)、サンプルを提供することができる。デモジュレータ(Demod)1016はサンプルを処理し(例えば、デスクランブルし、チャネル化し、復調する)、シンボル推定値を提供することができる。デコーダ1018はさらに、シンボル推定値を処理し(例えば、デインタリーブし、復号する)、端末120に送信される、復号されたデータ及びシグナリングを提供することができる。エンコーダ1012、モジュレータ1014、デモジュレータ1016、及びデコーダ1018は、モデムプロセッサ1010によってインプリメントされることができる。これらの装置は、ネットワークによって使用される無線技術(例、HRPD、WCDMA、等)にしたがって処理を実行することができる。コントローラ/プロセッサ1030は、端末120における様々な装置のオペレーションを指図することができる。メモリ1032は、端末120のためのプログラムコード及びデータを保存することができる。
図10は、さらに図1の基地局110a及び110bの設計のブロック図を示す。基地局110aは端末120のためのサービングセクタであってもよく、基地局110bは、端末120のための近隣セクタあるいはアクティブセットセクタであってもよい。各基地局110では、送信機/受信機1038は、端末120及び他の端末を備えた無線通信をサポートすることができる。コントローラ/プロセッサ1040は、端末との通信のために、様々な機能を実行することができる。逆方向リンクの場合、端末120からの逆方向リンク信号は、受信機1038によって、受信され、条件付けられ、さらに、端末によって送信されたデータ及びシグナリングを回復するためにコントローラ/プロセッサ1040によってさらに処理されることができる。順方向リンクの場合、1つ以上のデータフローのデータ及びシグナリングは、端末に対して送信されることができる順方向リンク信号を生成するために、コントローラ/プロセッサ1040によって処理され、送信機1038によって条件づけられることができる。メモリ1042は、基地局のためのプログラムコード及びデータを保存することができる。通信(Comm)装置1044は、ネットワークコントローラ130との通信をサポートすることができる。
図10は、さらにネットワークコントローラ130の設計のブロック図を示す。ネットワークコントローラ130では、コントローラ/プロセッサ1050は、端末のための通信サービスをサポートするために、様々な機能を実行することができる。メモリ1052は、ネットワークコントローラ130のためのプログラムコード及びデータを保存することができる。通信装置1054は、基地局110との通信をサポートすることができる。
承認制御は、基地局110、ネットワークコントローラ130、あるいは、他のエンティティ、によって実行されることができる。コントローラ/プロセッサ1040あるいは1050は、図2のプロセス200、図4のプロセス400、図7のプロセス700、図8のプロセス800、図9のプロセス900、及び/または、ここにおいて説明される技術のための他のプロセス、を実行するあるいは命令することができる。
当業者は、情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表わされることができるということを、理解するであろう。例えば、上記の説明を通して参照されることができる、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場あるいは磁性粒子、光場あるいは光学粒子、あるいはそれらのいずれの組合せ、によって表わされることができる。
当業者は、様々な説明のための論理ブロック、モジュール、回路、および、ここにおける開示に関連して説明されたアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアあるいは両方の組合せとしてインプリメントされることができる、ということをさらに理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明瞭に説明するために、様々な説明のためのコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップが、一般に、それらの機能性という観点から、上記に説明されてきた。そのような機能性が、ハードウェアあるいはソフトウェアとしてインプリメントされるかどうかは、特定のアプリケーションと全体のシステムに課された設計制約(particular application and design constraints imposed on the overall system)に依存する。熟練職人は、各特定のアプリケーションについての様々な方法で、説明された機能性をインプリメントすることができるが、そのようなインプリメンテーションの決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈されるべきでない。
ここにおける開示に関連して説明された様々な説明のための論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)あるいは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここに説明された機能を実行するために設計されたそれらのいずれの組み合わせで、インプリメントされるあるいは実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替として、プロセッサは、いずれの従来プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいはステートマシン(state machine)であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイス(computing devices)の組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用しての1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいはいずれの他のそのような構成のもの、としてインプリメントされてもよい。
ここにおける開示に関連して説明された方法あるいはアルゴリズムのステップは、ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されたソフトウェアモジュールにおいて、あるいはこれら2つの組み合わせにおいて、直接的に具現化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMあるいは当技術分野において知られているストレージ媒体のいずれの他の形態において存在する(reside)ことができる。例示的なストレージ媒体は、プロセッサがストレージ媒体から情報を読み取ることができ、またストレージ媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。別の方法では、ストレージ媒体は、プロセッサと一体化していてもよい。プロセッサとストレージ媒体は、ASICにおいて存在していてもよい。ASICは、ユーザ端末に存在していてもよい。あるいは、プロセッサとストレージ媒体は、ユーザ端末におけるディスクリートコンポーネントとして存在することができる。
1つまたは複数の例示的な設計においては、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらのいずれの組み合わせにおいてインプリメントされることができる。ソフトウェアでインプリメントされる場合には、機能は、1つまたは複数のインストラクションあるいはコンピュータ可読媒体上のコードとして、送信される、あるいは保存されることができる。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へとコンピュータプログラムの移動(transfer)を容易にするいずれの媒体を含んでいる、通信媒体とコンピュータストレージ媒体との両方を含んでいる。ストレージ媒体は、汎用あるいは専用のコンピュータによってアクセスされることができるいずれの利用可能な媒体であってもよい。例として、また限定されないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMあるいは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージあるいは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、いずれの他の媒体を備えることができ、それらは、データストラクチャあるいはインストラクションの形態において望ましいプログラムコードの手段を保存するあるいは搬送するように使用されることができるいずれの他の媒体、また、汎用あるいは専用のコンピュータ、あるいは、汎用あるいは専用のプロセッサによってアクセスされることができるいずれの他の媒体を備えることができる。また、いずれの接続もコンピュータ可読媒体と適切に名付けられる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、あるいは、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア(twisted pair)、デジタル加入者ライン(DSL)、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術、を使用している他の遠隔ソース、から送信される場合には、そのときには、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれている。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、ここに使用されているように、コンパクトディスク(compact disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(laser disc)、光ディスク(optical disc)、デジタルバーサタイルディスク(digital versatile disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスク(blu-ray disc)を含んでおり、ディスク(disks)は、大抵、磁気でデータを再生しているが、ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせは、また、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれているべきである。
本開示の、以上の説明は、いずれの当業者も本発明を作り、使用することができるように提供されている。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであろう、そして、ここにおいて定義された包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の変形に適用されることができる。したがって、本開示は、ここに説明された設計および例に限定されるようには意図されてはおらず、ここに開示された原理および新規な特徴に整合する最も広い範囲が与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信ネットワークにおいて承認制御を実行する方法であって、
承認されたデータフローのサービスの品質(QoS)性能を決定することと、
前記承認されたデータフローの前記QoS性能に基づいて新しいデータフローを承認するか拒絶するかどうかを決定することと、
を備えている方法。
[C2]
前記承認されたデータフローの前記QoS性能を前記決定することは、前記承認されたデータフローの、遅延性能あるいはスループット性能を決定することを備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、前記承認されたデータフローの前記遅延性能あるいは前記スループット性能に基づいて、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定することを備えている、C1に記載の方法。
[C3]
前記承認されたデータフローの前記QoS性能を前記決定することは、前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、測定されたセクタ遅延を決定することを備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、前記測定されたセクタ遅延が遅延しきい値より下である場合に前記新しいデータフローを承認することを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記測定されたセクタ遅延を前記決定することは、
前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、各承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を決定することと、
前記承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて、前記測定されたセクタ遅延を決定することと、
を備えている、C3に記載の方法。
[C5]
各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延は、前記測定されたフロー遅延よりも少ない遅延を備えたパケットのターゲットパーセンテージに更に基づいて決定されており、前記測定されたセクタ遅延は、前記測定されたセクタ遅延よりも低い測定されたフロー遅延を備えた承認されたデータフローのターゲットパーセンテージにさらに基づいて決定される、C4に記載の方法。
[C6]
各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を前記決定することは、
前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延が前記測定されたフロー遅延を越える場合には、アップステップにより前記測定されたフロー遅延を増加させることと、 前記パケットの前記遅延が前記測定されたフロー遅延と等しいあるいはそれよりも小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたフロー遅延を減少させることと、
を備える、C4に記載の方法。
[C7]
各承認されたデータフローについての前記アップステップ及びダウンステップは、前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延よりも小さい遅延を備えたパケットのターゲットパーセンテージに基づいて、決定される、C6に記載の方法。
[C8]
各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を前記決定することは、
前記承認されたデータフローの遅延バウンドと基本遅延バウンドとに基づいて、前記パケットの前記遅延をスケーリングすることと、
前記パケットの前記スケーリングされた遅延に基づいて、前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を増加すること、あるいは、減少させることと、 をさらに備えているC6に記載の方法。
[C9]
前記測定されたセクタ遅延を前記決定することは、
承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延を越える場合には、アップステップにより前記測定されたセクタ遅延を増加することと、 前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延に等しいあるいはそれよりも少ない場合、ダウンステップにより前記測定されたセクタ遅延を減少させることと、
を備えるC4に記載の方法。
[C10]
前記アップステップ及びダウンステップは、前記測定されたセクタ遅延よりも小さい測定されたフロー遅延を備えた承認されたデータフローのターゲットパーセンテージに基づいて、決定される、C9に記載の方法。
[C11]
前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、前記新しいデータフローの必要とされるスループットに基づいて前記遅延しきい値についての値を選択することをさらに備える、C3に記載の方法。
[C12]
前記承認されたデータフローの前記QoS性能を前記決定することは、前記承認されたデータフローの達成されたスループットの合計を決定することを備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、
前記承認されたデータフローの前記達成されたスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて残余スループットの合計を決定することと、
前記残余スループットの合計が前記新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合には前記新しいデータフローを承認することと、
を備えているC1に記載の方法。
[C13]
前記残余スループットの合計は、承認されたベストエフォートフローの達成されたスループットの合計にさらに基づいて決定される、C12に記載の方法。
[C14]
前記承認されたデータフローのスループットと、前記新しいデータフローの必要とされるスループットと、に基づいてセクタスループットの合計を決定することと、
前記セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも小さい場合には、前記新しいデータフローを承認することと、
前記QoS性能を前記決定することと、前記セクタスループットの合計が前記セクタスループットしきい値よりも大きい場合には前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することと、を実行することと、
をさらに備えているC1に記載の方法。
[C15]
前記承認されたデータフローは、遅延バウンドを有している促進された転送(EF)フローと、スループット必要要件を有している保証された転送(AF)フローと、ベストエフォート(BE)フローと、を備えており、また、前記セクタスループットの合計を前記決定することは、
前記AFフローの合計スループットを決定することと、
前記EFフローの合計スループットを決定することと、
スケーリング要因によって前記EFフローの前記合計スループットをスケーリングすることと、
前記BEフローの合計スループットを決定することと、
前記AFフローの前記合計スループットと、前記EFフローの前記スケーリングされた合計スループットと、前記BEフローの前記合計スループットと、前記新しいデータフローの前記必要とされるスループットと、に基づいて前記セクタスループットの合計を決定することと、
を備える、C14に記載の方法。
[C16]
承認されたデータフローのサービス品質(QoS)性能を決定するように、また、前記承認されたデータフローの前記QoS性能に基づいて新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定するように、構成された少なくとも1つのプロセッサ、
を備えている無線通信のための装置。
[C17]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて各承認されたデータについての測定されたフロー遅延を決定するように、前記承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて測定されたセクタ遅延を決定するように、そして、前記測定されたセクタ遅延が遅延しきい値よりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認するように、構成されている、C16に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延が前記測定されたフロー遅延を超える場合にはアップステップにより承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を増加するように、また、前記パケットの前記遅延が前記測定されたフロー遅延に等しいあるいは小さい場合にはダウンステップにより前記測定されたフロー遅延を減らすように、構成されている、C17に記載の装置。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサは、承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延を超える場合にはアップステップにより前記測定されたセクタ遅延を増加するように、また、前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延に等しいあるいは小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたセクタ遅延を減らすように、構成されている、C17に記載の装置。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記承認されたデータフローの達成されたスループットの合計を決定するように、前記承認されたデータフローの前記達成されたスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて残余スループットの合計を決定するように、前記残余スループットの合計が前記新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合には前記新しいデータフローを承認するように、構成されている、C16に記載の装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記承認されたデータフローのスループットと、前記新しいデータフローの必要とされるスループットとに基づいてセクタスループットの合計を決定するように、前記セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認するように、そして、前記QoS性能を決定し、前記セクタスループットの合計が前記セクタスループットしきい値よりも大きい場合には前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうか決定するように、構成されている、C16に記載の装置。
[C22]
無線通信ネットワークにおける承認制御を実行するための装置であって、
承認されるデータフローのサービス品質(QoS)性能を決定するための手段と、
前記承認されたデータフローの前記QoS性能に基づいて、新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定するための手段と、
を備えている装置。
[C23]
前記承認されたデータフローの前記QoS性能を決定するための前記手段は、
前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、各承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を決定するための手段と;
前記承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて測定されたセクタ遅延を決定するための手段と、なお、前記新しいデータを承認するか拒絶するかどうかを決定するための手段は、前記測定されたセクタ遅延が遅延しきい値よりも小さい場合に前記新しいデータフローを承認するための手段を備えている;
を備えている、C22に記載の装置。
[C24]
各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を決定するための前記手段は、
前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延が前記測定されたフロー遅延を超える場合にはアップステップによって前記測定されたフロー遅延を増加させるための手段と、
前記パケットの前記遅延が前記測定されたフロー遅延に等しいあるいは小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたフロー遅延を減少させるための手段と、
を備えている、C23に記載の装置。
[C25]
前記測定されたセクタ遅延を決定するための前記手段は、
承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延を超える場合にはアップステップにより前記測定されたセクタ遅延を増加させるための手段と、
前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延に等しいあるいは小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたセクタ遅延を減少させるための手段と、
を備えている、C23に記載の装置。
[C26]
前記承認されたデータフローの前記QoS性能を決定するための手段は、前記承認されたデータフローの達成されたスループットの合計を決定するための手段を備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定するための手段は、 前記承認されたデータフローの前記達成されたスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて残余スループットの合計を決定するための手段と、
前記残余スループットの合計が前記新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合には前記新しいデータフローを承認するための手段と、
を備えている、C22に記載の装置。
[C27]
前記承認されたデータフローのスループットと、前記新しいデータフローの必要とされるスループットと、に基づいてセクタスループットの合計を決定するための手段と、
前記セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認するための手段と、
前記QoS性能を決定することと、前記セクタスループットの合計が前記セクタスループットしきい値よりも大きい場合には前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定することと、を実行するための手段と、
をさらに備えているC22に記載の装置。
[C28]
コンピュータプログラムプロダクトであって、
承認されたデータフローのサービス品質(QoS)性能を少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと、
前記承認されたデータフローの前記QoS性能に基づいて新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと、
を備えるコンピュータ可読媒体、
を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
[C29]
前記コンピュータ可読媒体は、
前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、各承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を前記少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと、
前記承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて測定されたセクタ遅延を前記少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと、
前記測定されたセクタ遅延が遅延しきい値よりも小さい場合には前記新しいデータフローを前記少なくとも1つのコンピュータに承認させるためのコードと、
をさらに備えている、C28に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C30]
前記コンピュータ可読媒体は、
前記承認されたデータフローの達成されたスループットの合計を前記少なくとも1つのコンピュータに決定させるためのコードと、
前記承認されたデータフローの前記達成されたスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて、残余スループットの合計を前記少なくとも1つのコンピュータの決定させるためのコードと、
前記残余スループットの合計が前記新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合、前記新しいデータフローを前記少なくとも1つのコンピュータに承認させるためのコードと、
をさらに備えているC30に記載の方法。
[C31]
無線通信ネットワークにおいて承認制御を実行する方法であって、
セクタのライズ・オーバー・サーマル(RoT)を推定することと、
前記推定されたRoTに基づいて、新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定することと、
を備えている方法。
[C32]
前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、 前記セクタにおいて承認されたサービス品質(QoS)フローによって前記RoTに対する寄与を推定することと、
前記セクタにおいて承認された非QoSフローによって前記RoTに対する寄与を推定することと、
前記QoSフローと前記非QoSフローによって前記RoTに対する前記推定された寄与に基づいて前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定することと、
を備えている、C31に記載の方法。
[C33]
前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、 第1のしきい値よりも高い前記推定されたRoTの割合を決定することと、
前記割合が第2のしきい値よりも低い場合には前記新しいデータフローを承認することと、
を備える、C31に記載の方法。
[C34]
前記新しいデータフローが前記推定されたRoTに基づいて拒絶される場合には、
前記セクタにおいて承認されるサービス品質(QoS)フローのセクタスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて、弾性スループットを決定することと、
前記新しいデータフローの必要とされるスループットが前記弾性スループットよりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認することと、
をさらに備えているC31に記載の方法。
[C35]
セクタのライズ・オーバー・サーマル(RoT)を推定するように、また、前記推定されたRoTに基づいて新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定するように、構成された少なくとも1つのプロセッサ、
を備えている無線通信装置。
[C36]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記セクタにおいて承認されるサービスの品質(QoS)フローによって前記RoTに対する寄与を推定するように、前記セクタにおいて承認される非QoSフローによって前記RoTに対する寄与を推定するように、前記QoSフローと前記非QoSフローによる前記RoTに対する前記推定された寄与に基づいて、前記新しいデータフローを承認するあるいか拒絶するかどうかを決定するように、構成されている、C35に記載の装置。
[C37]
前記少なくとも1つのプロセッサは、第1のしきい値より高い前記推定されたRoTの割合を決定するように、前記割合が第2のしきい値よりも低い場合には前記新しいデータフローを承認するように、構成されている、C35に記載の装置。
[C38]
前記新しいデータフローが前記推定されたRoTに基づいて拒絶される場合には、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記セクタにおいて承認されるサービスの品質(QoS)フローのセクタスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて弾性スループットを決定するように、また、前記新しいデータフローの必要とされるスループットが前記弾性スループットよりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認するように、構成されている、C35に記載の装置。

Claims (24)

  1. 無線通信ネットワークにおいて承認制御を実行する方法であって、
    承認されたデータフローのサービス品質(QoS)性能を決定することと、
    前記承認されたデータフローの前記QoS性能に基づいて新しいデータフローを承認するか拒絶するかどうかを決定することと、
    前記承認されたデータフローのスループットと、前記新しいデータフローの必要とされるスループットと、に基づいてセクタスループットの合計を決定することと、
    前記セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも小さい場合には、前記新しいデータフローを承認することと、
    前記QoS性能を前記決定することと、前記セクタスループットの合計が前記セクタスループットしきい値よりも大きい場合には前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することと、を実行することと、
    を備えている方法。
  2. 前記承認されたデータフローの前記QoS性能を前記決定することは、前記承認されたデータフローの、遅延性能あるいはスループット性能を決定することを備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、前記承認されたデータフローの前記遅延性能あるいは前記スループット性能に基づいて、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定することを備えている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記承認されたデータフローの前記QoS性能を前記決定することは、前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、測定されたセクタ遅延を決定することを備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、前記測定されたセクタ遅延が遅延しきい値より下である場合に前記新しいデータフローを承認することを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記測定されたセクタ遅延を前記決定することは、
    前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、各承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を決定することと、
    前記承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて、前記測定されたセクタ遅延を決定することと、
    を備えている、請求項3に記載の方法。
  5. 各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延は、前記測定されたフロー遅延よりも少ない遅延を備えたパケットのターゲットパーセンテージに更に基づいて決定されており、前記測定されたセクタ遅延は、前記測定されたセクタ遅延よりも低い測定されたフロー遅延を備えた承認されたデータフローのターゲットパーセンテージにさらに基づいて決定される、請求項4に記載の方法。
  6. 各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を前記決定することは、
    前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延が前記測定されたフロー遅延を越える場合には、アップステップにより前記測定されたフロー遅延を増加させることと、
    前記パケットの前記遅延が前記測定されたフロー遅延と等しいあるいはそれよりも小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたフロー遅延を減少させることと、
    を備える、請求項4に記載の方法。
  7. 各承認されたデータフローについての前記アップステップ及びダウンステップは、前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延よりも小さい遅延を備えたパケットのターゲットパーセンテージに基づいて、決定される、請求項6に記載の方法。
  8. 各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を前記決定することは、
    前記承認されたデータフローの遅延バウンドと基本遅延バウンドとに基づいて、前記パケットの前記遅延をスケーリングすることと、
    前記パケットの前記スケーリングされた遅延に基づいて、前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を増加すること、あるいは、減少させることと、
    をさらに備えている請求項6に記載の方法。
  9. 前記測定されたセクタ遅延を前記決定することは、
    承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延を越える場合には、アップステップにより前記測定されたセクタ遅延を増加することと、
    前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延に等しいあるいはそれよりも少ない場合、ダウンステップにより前記測定されたセクタ遅延を減少させることと、
    を備える請求項4に記載の方法。
  10. 前記アップステップ及びダウンステップは、前記測定されたセクタ遅延よりも小さい測定されたフロー遅延を備えた承認されたデータフローのターゲットパーセンテージに基づいて、決定される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、前記新しいデータフローの必要とされるスループットに基づいて前記遅延しきい値についての値を選択することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  12. 前記承認されたデータフローの前記QoS性能を前記決定することは、前記承認されたデータフローの達成されたスループットの合計を決定することを備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを前記決定することは、
    前記承認されたデータフローの前記達成されたスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて残余スループットの合計を決定することと、
    前記残余スループットの合計が前記新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合には前記新しいデータフローを承認することと、
    を備えている請求項1に記載の方法。
  13. 前記残余スループットの合計は、承認されたベストエフォートフローの達成されたスループットの合計にさらに基づいて決定される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記承認されたデータフローは、遅延バウンドを有している促進された転送(EF)フローと、スループット必要要件を有している保証された転送(AF)フローと、ベストエフォート(BE)フローと、を備えており、また、前記セクタスループットの合計を前記決定することは、
    前記AFフローの合計スループットを決定することと、
    前記EFフローの合計スループットを決定することと、
    スケーリング要因によって前記EFフローの前記合計スループットをスケーリングすることと、
    前記BEフローの合計スループットを決定することと、
    前記AFフローの前記合計スループットと、前記EFフローの前記スケーリングされた合計スループットと、前記BEフローの前記合計スループットと、前記新しいデータフローの前記必要とされるスループットと、に基づいて前記セクタスループットの合計を決定することと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  15. 承認されたデータフローのサービス品質(QoS)性能を決定するように、また、前記承認されたデータフローの前記QoS性能に基づいて新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定するように、
    前記承認されたデータフローのスループットと、前記新しいデータフローの必要とされるスループットとに基づいてセクタスループットの合計を決定するように、
    前記セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認するように、および
    前記QoS性能を決定し、前記セクタスループットの合計が前記セクタスループットしきい値よりも大きい場合には前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうか決定するように、
    構成された少なくとも1つのプロセッサ、
    を備えている無線通信のための装置。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて各承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を決定するように、前記承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて測定されたセクタ遅延を決定するように、そして、前記測定されたセクタ遅延が遅延しきい値よりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認するように、構成されている、請求項15に記載の装置。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延が前記測定されたフロー遅延を超える場合にはアップステップにより承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を増加するように、また、前記パケットの前記遅延が前記測定されたフロー遅延に等しいあるいは小さい場合にはダウンステップにより前記測定されたフロー遅延を減らすように、構成されている、請求項16に記載の装置。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサは、承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延を超える場合にはアップステップにより前記測定されたセクタ遅延を増加するように、また、前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延に等しいあるいは小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたセクタ遅延を減らすように、構成されている、請求項16に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記承認されたデータフローの達成されたスループットの合計を決定するように、前記承認されたデータフローの前記達成されたスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて残余スループットの合計を決定するように、前記残余スループットの合計が前記新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合には前記新しいデータフローを承認するように、構成されている、請求項15に記載の装置。
  20. 無線通信ネットワークにおける承認制御を実行するための装置であって、
    承認されるデータフローのサービス品質(QoS)性能を決定するための手段と、
    前記承認されたデータフローの前記QoS性能に基づいて、新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定するための手段と、
    前記承認されたデータフローのスループットと、前記新しいデータフローの必要とされるスループットと、に基づいてセクタスループットの合計を決定するための手段と、
    前記セクタスループットの合計がセクタスループットしきい値よりも小さい場合には前記新しいデータフローを承認するための手段と、
    前記QoS性能を決定することと、前記セクタスループットの合計が前記セクタスループットしきい値よりも大きい場合には前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定することと、を実行するための手段と、
    を備えている装置。
  21. 前記承認されたデータフローの前記QoS性能を決定するための前記手段は、
    前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延に基づいて、各承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延を決定するための手段と;
    前記承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延に基づいて測定されたセクタ遅延を決定するための手段と、なお、前記新しいデータフローを承認するか拒絶するかどうかを決定するための手段は、前記測定されたセクタ遅延が遅延しきい値よりも小さい場合に前記新しいデータフローを承認するための手段を備えている;
    を備えている、請求項20に記載の装置。
  22. 各承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延を決定するための前記手段は、
    前記承認されたデータフローについてのパケットの遅延が前記測定されたフロー遅延を超える場合にはアップステップによって前記測定されたフロー遅延を増加させるための手段と、
    前記パケットの前記遅延が前記測定されたフロー遅延に等しいあるいは小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたフロー遅延を減少させるための手段と、
    を備えている、請求項21に記載の装置。
  23. 前記測定されたセクタ遅延を決定するための前記手段は、
    承認されたデータフローについての測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延を超える場合にはアップステップにより前記測定されたセクタ遅延を増加させるための手段と、
    前記承認されたデータフローについての前記測定されたフロー遅延が前記測定されたセクタ遅延に等しいあるいは小さい場合には、ダウンステップにより前記測定されたセクタ遅延を減少させるための手段と、
    を備えている、請求項21に記載の装置。
  24. 前記承認されたデータフローの前記QoS性能を決定するための手段は、前記承認されたデータフローの達成されたスループットの合計を決定するための手段を備えており、前記新しいデータフローを承認するあるいは拒絶するかどうかを決定するための手段は、
    前記承認されたデータフローの前記達成されたスループットの合計及び必要とされるスループットの合計に基づいて残余スループットの合計を決定するための手段と、
    前記残余スループットの合計が前記新しいデータフローの必要とされるスループットを超える場合には前記新しいデータフローを承認するための手段と、
    を備えている、請求項20に記載の装置。
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