JP5253252B2 - 表皮刺激電極装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表皮刺激電極装置に関するものである。
従来から、痛風患者などの診断において、神経が通じているかを判断するために、プラス電極およびマイナス電極からなる二つの端子を皮膚に押し付け、該端子間に電流を流すことで患者の状態を調べる電極装置が知られている。
このように患者の皮膚に端子を押し付けるようにして取り付け、電流を流すことで患者の症状を調べるため、皮膚に負荷がかかり、装着時に痛みが生じたり、皮膚に炎症が生じたりすることがある。そこで、この種の電極装置において、皮膚に装着する際に、電極素子を皮膚表面に保持するテープを皮膚面の動きに容易に追従できるようにして、皮膚の炎症の発生を防止するように構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の電極装置では、患者の皮膚の表皮における所定の位置に、端子を押し付けて電流を流す必要があるため、プラス電極およびマイナス電極の位置関係、特にプラス電極とマイナス電極との間の高低差を一定に保持することが測定誤差を防止する面から必要である。なお、プラス電極とマイナス電極との間の高低差とは、プラス電極およびマイナス電極の二つの端子を患者の皮膚に押し付けたときに、皮膚にめり込む高さの差のことをいう。
特開2000−271100号公報
しかしながら、上述した特許文献1の電極装置では、皮膚の炎症の発生を防止することはできるものの、プラス電極とマイナス電極との間の高低差を一定に保持することについては検討されておらず、電極装置の取り付け方により測定誤差が生じやすいという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、測定誤差を抑制することができる表皮刺激電極装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の表皮刺激電極装置は、プラス電極と、マイナス電極と、を備えた電極部が設けられ、前記電極部を皮膚に押し付けた状態で導通可能な表皮刺激電極装置であって、前記プラス電極と前記マイナス電極との相対位置を保持可能な絶縁部材が設けられ、前記皮膚に当接する前記プラス電極の先端部と前記マイナス電極の先端部との高低差が保持可能に構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、電極部におけるプラス電極およびマイナス電極の相対位置が絶縁部材により保持されるため、プラス電極の先端部とマイナス電極の先端部との相対位置を所定の位置に保持した状態で絶縁部材を取り付けることにより、プラス電極とマイナス電極とを所望の位置関係で保持することができる。したがって、この電極部を患者の皮膚に押し当てると、所定の位置で測定を行うことができ、測定誤差を抑制することができる。また、プラス電極とマイナス電極とが所望の位置関係で保持されているため、皮膚への押し付け力を適正に保持することで、患者の皮膚に炎症が発生するのを防止することができる。
また、本発明の表皮刺激電極装置は、前記プラス電極および前記マイナス電極の一方が円筒状に形成されるとともに、他方が前記円筒状の電極の略中心に配される棒状に形成され、前記絶縁部材が前記プラス電極と前記マイナス電極との間に介装される円筒状の部材であり、前記絶縁部材には、前記円筒状の電極における前記先端部の反対側の根元部に当接可能な第1フランジ部が形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、プラス電極とマイナス電極を所定の位置に配置した状態で、絶縁部材を根元部側から挿入すると、第1フランジ部が円筒状の電極の根元部に当接するため、絶縁部材を所望の量だけプラス電極とマイナス電極との間に介装することができる。したがって、プラス電極とマイナス電極とを所定の位置で確実に保持することができる。
また、本発明の表皮刺激電極装置は、前記棒状の電極における本体部の途中に、前記先端部側から前記根元部側に向かって拡径する段部が形成され、前記絶縁部材を介装する際に、前記円筒状の電極の前記先端部および前記棒状の電極の前記段部を支持可能な冶具が配置可能に構成されていることを特徴としている。
この発明によれば、冶具により円筒状の電極の先端部および棒状の電極の段部を両方支持した状態で絶縁部材を介装してプラス電極とマイナス電極とを保持することにより、プラス電極の先端部とマイナス電極の先端部との相対位置を確実に保持した状態で絶縁部材により電極部を一体化することができる。
また、本発明の表皮刺激電極装置は、前記電極部の前記根元部を収容するとともに、前記先端部を露出する貫通孔が形成されたケースを備え、前記円筒状の電極の前記根元部に、拡径された第2フランジ部が形成され、該第2フランジ部が前記ケースの内面に当接されていることを特徴としている。
この発明によれば、ケースの内面側から電極部を貫通孔に挿通すると、円筒状の電極に形成された第2フランジ部がケースの内面に当接することで、電極部の位置が固定する。したがって、電極部をケースに収容しても第2フランジ部を円筒状の電極の所定の位置に形成することで、貫通孔から突出する電極部の長さを管理することができる。
また、本発明の表皮刺激電極装置は、前記電極部の前記先端部を包含可能なカバー部材が前記ケースに着脱自在に設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、使用前にカバー部材をケースに取り付けておくことで、電極部が何かに接触などしてプラス電極とマイナス電極との位置関係がずれることを防止することができる。したがって、プラス電極とマイナス電極とを所望の位置関係で保持することができ、測定誤差を抑制することができる
また、本発明の表皮刺激電極装置は、前記ケースの前記貫通孔の周囲に粘着部を有するクッション部材が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、粘着部により患者の皮膚に容易に貼り付けることができる。また、クッション部材を介して皮膚に貼り付けることにより、皮膚への押し付け力を略均一にすることができる。したがって、プラス電極およびマイナス電極が皮膚に対して一定量押し付けられるため、測定誤差を抑制することができる
また、本発明の表皮刺激電極装置は、前記貫通孔の内周面と前記円筒状の電極の外周面との間に隙間が形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、電極部をケースの貫通孔に挿通させる際に、各部品の成形誤差を吸収することができる。したがって、プラス電極とマイナス電極とを所望の位置関係で保持された表皮刺激電極装置を提供することができる。
また、本発明の表皮刺激電極装置は、前記ケースが、前記貫通孔が形成された第1ケースと、該第1ケースと嵌合される第2ケースと、で構成され、該第2ケースの内面に、前記円筒状の電極の前記第2フランジ部に当接可能な凸部が形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、第1ケースの貫通孔に電極部を挿通させた状態で第2ケースを取り付けると、第2ケースの凸部が円筒状の電極の第2フランジ部に当接するため、電極部をより確実に保持することができる。したがって、プラス電極とマイナス電極とを所望の位置関係で保持された表皮刺激電極装置を提供することができる。
本発明の表皮刺激電極装置によれば、電極部におけるプラス電極およびマイナス電極の相対位置が絶縁部材により保持されるため、プラス電極の先端部とマイナス電極の先端部との相対位置を所定の位置に保持した状態で絶縁部材を取り付けることにより、プラス電極とマイナス電極とを所望の位置関係で保持することができる。したがって、この電極部を患者の皮膚に押し当てると、所定の位置で測定を行うことができ、測定誤差を抑制することができる。また、プラス電極とマイナス電極とが所望の位置関係で保持されているため、皮膚への押し付け力を適正に保持することで、患者の皮膚に炎症が発生するのを防止することができる。
本発明の実施形態における表皮刺激電極装置の平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB矢視図である。 本発明の実施形態における電極部の斜視図である。 図4のC−C線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における絶縁パイプの斜視図である。 図6のD−D線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における電極部の製造工程を示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について図1〜図8を用いて説明する。
図1〜図3に示すように、表皮刺激電極装置10は、プラス電極11およびマイナス電極12を備えた電極部13と、電極部13を挿通可能な貫通孔15が形成されたケース16と、プラス電極11に接続されたプラスリード線18と、マイナス電極12に接続されたマイナスリード線19と、を備えている。
図4、図5に示すように、電極部13は、例えばSUS304で形成された円筒状のプラス電極11と、プラス電極11の略中心に配され、例えばSUS304で形成された棒状のマイナス電極12と、プラス電極11およびマイナス電極12を所定の相対位置で保持する絶縁部材21と、を備えている。
プラス電極11における患者の皮膚に当接される先端部11aは、その内周面に沿ってテーパ部22が形成されている。また、先端部11aの反対側にあたる根元部11bは、円筒状の本体部23から径方向外側に拡径されたフランジ部25が形成されている。フランジ部25は、電極部13をケース16に取り付けた際に、ケース16の内面48に当接可能な大きさで形成されている。フランジ部25にはプラスリード線18が例えばハンダ付けにより取り付けられている。そして、プラス電極11の軸方向に沿って形成された貫通孔26は、マイナス電極12および絶縁部材21が配置可能な大きさを有している。
マイナス電極12における患者の皮膚に当接される先端部12aは、先端側に向かって先細りする針状に形成されている。また、マイナス電極12における先端部12aと根元部12bとの間の本体部30において、先端部12aから根元部12bに向かって径が拡径する段部31が形成されている。段部31は、後述する冶具70が係止できるようになっている。さらに、根元部12bにはマイナスリード線19が例えばハンダ付けにより取り付けられている。
図6、図7に示すように、絶縁部材21は、例えば液晶ポリマーにガラスファイバーが30%含有された材料で形成されており、絶縁性を有している。絶縁部材21は略円筒状に形成されており、軸方向に沿って形成された貫通孔33はマイナス電極12が挿通して支持できる大きさを有している。なお、貫通孔33の先端部21aおよび根元部21bにはマイナス電極12が挿通しやすいようにテーパ部34が形成されている。また、絶縁部材21の外形は、プラス電極11に挿通して貫通孔26の内周面に当接される大きさを有している。さらに、絶縁部材21における根元側21bは、円筒状の本体部35から径方向外側に拡径されたフランジ部36が形成されている。また、フランジ部36の一部にはさらに拡径された係止片37が形成されている。係止片37は、例えばケース16に形成された係止部(不図示)に係止することにより、電極部13が軸方向を中心に回転するのを防止することができるようになっている。
図1〜図3に戻り、ケース16は、例えば樹脂で形成された略箱形形状を有している。ケース16は電極部13を挿通可能な貫通孔15が形成された第1ケース41と、第1ケース41と嵌合される第2ケース42と、を備えている。
第1ケース41は、平面視における略中央部に貫通孔15が形成されている。また、貫通孔15の周縁部には軸方向に突出した立上り部43が形成されている。立上り部43の周囲の表面44は略平坦面に形成されており、表面44には例えば両面テープで構成されたクッション材45が表面44を覆うように取り付けられている。なお、クッション材45の表面45aと、立上り部43の表面43aとは略同一面上に位置している。また、立上り部43はケース16に電極部13を取り付けたときに、電極部13の少なくとも一部が突出する高さで形成されている。さらに、第1ケース41には、電極部13およびクッション材45を覆うように形成されたカバー部材47が着脱自在に取り付けられている。カバー部材47は電極部13に対応した位置が貫通孔として開口された平面視略リング状の部材である。
第1ケース41の内面48は凹状に形成されており、底部49の平面視略中央に貫通孔15が形成されている。貫通孔15はその根元部側において電極部13の外形よりも若干大きく形成されており、電極部13が挿通しやすく、また電極部13の成形誤差を吸収することができるようになっている。内面48における貫通孔15の周縁には、断面略階段状の段差部50が形成されている。この段差部50にプラス電極11のフランジ部25が当接されるようになっている。そして、第1ケース41における第2ケース42との嵌合箇所には、食い付きダボ部51が周方向に沿って複数形成されている(例えば、周方向に沿って7箇所)。
第2ケース42の内面53は凹状に形成されており、底部54における第1ケース41の段差部50に対向する位置には、該段差部50に向かって突設された凸部55が形成されている。凸部55は、第1ケース41と第2ケース42とが嵌合されたときに、凸部55の先端面55aがプラス電極11のフランジ部25に当接する大きさを有している。なお、凸部55におけるプラスリード線18およびマイナスリード線19が通過する位置は切欠きなどが形成されている。また、第2ケース42における第1ケース41との嵌合箇所には、食い付きダボ部51と嵌合する被食い付きダボ部56が周方向に沿って複数形成されている。
また、第1ケース41の側面には、プラスリード線18およびマイナスリード線19が挿通する膨出部57が形成され、該膨出部57には略半円形状の凹陥部61,62が形成されている。同じく、第2ケース42の側面には膨出部58が形成され、該膨出部58には略半円形状の凹陥部63,64が形成されている。そして、第1ケース41と第2ケース42とを嵌合することで、凹陥部61と63とが当接して貫通孔65が形成され、凹陥部62と64とが当接して貫通孔66が形成される。なお、貫通孔65にはプラスリード線18が挿通され、貫通孔66にはマイナスリード線19が挿通される。さらに、プラスリード線18およびマイナスリード線19は、第1ケース41の内面48においてクリンプリング68により支持固定されている。
次に、表皮刺激電極装置10の製造方法について説明する。
図8に示すように、電極部13を製造する際には、冶具70にプラス電極11およびマイナス電極12を配置する。このとき、プラス電極11の先端部11aおよびマイナス電極12の段部31を冶具70の所定の位置に載置する。この状態で根元側から絶縁部材21をプラス電極11とマイナス電極12との間に介装する。そして、絶縁部材21のフランジ部36がプラス電極11の根元部11bに当接するまで挿入する。このように構成することで、プラス電極11の先端部11aとマイナス電極12の先端部12aとの相対位置を保持した状態で電極部13として一体化することができる。つまり、プラス電極11の先端部11aとマイナス電極12の先端部12aとの高低差を一定値h(図5参照)に保持することができる。なお、高低差hは、例えば、0.1mm±0.02mmの範囲で管理している。
次に、電極部13のプラス電極11にプラスリード線18をハンダ付けにより接続するとともに、マイナス電極12にマイナスリード線19をハンダ付けにより接続する。
続いて、電極部13を第1ケース41の貫通孔15に内面48側から挿入する。このとき、電極部13と第1ケースとを接着剤を用いて接着固定してもよいし、電極部13を挿入するだけで接着固定しなくてもよい。
そして、第2ケース42を第1ケース41に嵌合し、第1ケース41の表面44にクッション材45を取り付けるとともに、カバー部材47を取り付けることで表皮刺激電極装置10の製造が完了する。このとき、第2ケース42の凸部55の先端面55aと第1ケース41の段差部50との間に、プラス電極11のフランジ部25が挟持されることで、電極部13がケース16に支持固定される。したがって、上述したように電極部13と第1ケース41との間を接着固定していなくても、電極部13をケース16に支持固定することができる。なお、プラスリード線18およびマイナスリード線19は貫通孔58,59に挿通させて、端部が図示しない診断装置に接続できるようにしておく。
このように表皮刺激電極装置10の各部材を構成することで、製造工程を簡略化することができ、製造コストを低減することができる。
次に、表皮刺激電極装置10の使用方法について説明する。
表皮刺激電極装置10を使用する際は、まず、プラスリード線18およびマイナスリード線19を、電流を通流可能な診断装置に接続する。次に、カバー部材47を取り外すとともに、クッション材45の表面45aに配された保護シート(不図示)を剥がすことで、クッション材45の粘着面を露出させる。そして、電極部13を診断箇所に当接させ、表面45aを皮膚に密着させることで、表皮刺激電極装置10を皮膚に取り付ける。
このとき、本実施形態の表皮刺激電極装置は、プラス電極11とマイナス電極12との高さ方向の相対位置である高低差hが略一定値で保持された状態であるため、適正な箇所にプラス電極11およびマイナス電極12が配置されることとなる。この状態で、プラス電極11およびマイナス電極12に電流を流すことで診断を行う。なお、この表皮刺激電極層地10は使い捨てであるため、診断が終了したら、皮膚から剥がして廃棄する。
本実施形態によれば、電極部13におけるプラス電極11およびマイナス電極12の相対位置が絶縁部材21により保持されるため、プラス電極11の先端部11aとマイナス電極12の先端部12aとの相対位置を所定の位置に保持した状態で絶縁部材21を取り付けることにより、プラス電極11とマイナス電極12とを所望の位置関係で保持することができる。したがって、この電極部13を患者の皮膚に押し当てると、所定の位置で測定を行うことができ、測定誤差を抑制することができる。また、プラス電極11とマイナス電極12とが所望の位置関係で保持されているため、皮膚への押し付け力を適正に保持することで、患者の皮膚に炎症が発生するのを防止することができる。
また、絶縁部材21に、プラス電極11の根元部11bに当接可能なフランジ部25を形成したため、プラス電極11とマイナス電極12を所定の位置に配置した状態で、絶縁部材21を根元部側から挿入すると、フランジ部36がプラス電極11の根元部11bに当接する。したがって、絶縁部材21を所望の量だけプラス電極11とマイナス電極12との間に介装することができ、プラス電極11とマイナス電極12とを所定の位置で確実に保持することができる。
また、マイナス電極12の本体部30の途中に、先端部12a側から根元部12b側に向かって拡径する段部31を形成し、電極部13を製造する際に用いる冶具70でマイナス電極12を支持可能にしたため、冶具70によりプラス電極11の先端部11aおよびマイナス電極12の段部31を両方支持した状態で絶縁部材21を介装してプラス電極11とマイナス電極12とを保持することにより、プラス電極11の先端部11aとマイナス電極12の先端部12aとの相対位置を確実に保持した状態で絶縁部材21により電極部13を一体化することができる。
また、電極部13をケース16に収容し、プラス電極11の根元部11bに形成したフランジ部25がケース16の内面48に当接するようにしたため、ケース16の内面48側から電極部13を貫通孔15に挿通すると、プラス電極11に形成されたフランジ部25がケース16の内面48に当接して電極部13の位置が固定する。したがって、電極部13をケース16に収容してもフランジ部25をプラス電極11の所定の位置に形成することで、貫通孔15から突出する電極部13の長さを管理することができる。
また、表皮刺激電極装置10の未使用時に、電極部13の先端部を包含可能なカバー部材47を設けたため、使用前に電極部13が何かに接触などしてプラス電極11とマイナス電極12との位置関係がずれることを防止することができる。したがって、プラス電極11とマイナス電極12とを所望の位置関係で保持することができ、測定誤差を抑制することができる
また、ケース16の貫通孔15の周囲に粘着部を有するクッション部材45を設けたため、粘着部により患者の皮膚に容易に貼り付けることができる。また、クッション部材45を介して皮膚に貼り付けることにより、皮膚への押し付け力を略均一にすることができる。したがって、プラス電極11およびマイナス電極12が皮膚に対して一定量押し付けられるため、測定誤差を抑制することができる
また、第1ケース41の貫通孔15の根元部側において、プラス電極11の外周面との間に隙間が形成されるようにしたため、電極部13を第1ケース41の貫通孔15に挿通させる際に、各部品の成形誤差を吸収することができる。したがって、プラス電極11とマイナス電極12とを所望の位置関係で保持された表皮刺激電極装置10を提供することができる。
また、ケース16を、第1ケース41と、第2ケース42と、で構成し、第2ケース42の内面53にプラス電極11のフランジ部25に当接可能な凸部55を形成したため、第1ケース41の貫通孔15に電極部13を挿通させた状態で第2ケース42を取り付けると、第2ケース42の凸部55がプラス電極11のフランジ部25に当接し、電極部13をより確実に保持することができる。したがって、プラス電極11とマイナス電極12とを所望の位置関係で保持された表皮刺激電極装置10を提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、カバー部材47が電極部13に対応した位置に貫通孔が形成されたものを採用したが、電極部13も覆うように形成してもよい。
また、上記実施形態では、円筒状の電極をプラス電極とし、棒状の電極をマイナス電極とした場合の説明をしたが、円筒状の電極をマイナス電極とし、棒状の電極をプラス電極としてもよい。
10…表皮刺激電極装置 11…プラス電極 11a…先端部 11b…根元部 12…マイナス電極 12a…先端部 12b…根元部 13…電極部 15…貫通孔 16…ケース 21…絶縁部材 25…フランジ部(第2フランジ部) 30…本体部 31…段部 36…フランジ部(第1フランジ部) 41…第1ケース 42…第2ケース 45…クッション部材 47…カバー部材 48…内面 53…内面 55…凸部 70…冶具 h…高低差

Claims (7)

  1. プラス電極と、マイナス電極と、を備えた電極部が設けられ、
    前記電極部を皮膚に押し付けた状態で導通可能な表皮刺激電極装置であって、
    前記プラス電極と前記マイナス電極との相対位置を保持可能な絶縁部材が設けられ、
    前記皮膚に当接する前記プラス電極の先端部と前記マイナス電極の先端部との高低差が保持可能に構成され
    前記プラス電極および前記マイナス電極の一方が円筒状に形成されるとともに、他方が前記円筒状の電極の略中心に配される棒状に形成され、
    前記絶縁部材が前記プラス電極と前記マイナス電極との間に介装される円筒状の部材であり、
    前記絶縁部材には、前記円筒状の電極における前記先端部の反対側の根元部に当接可能な第1フランジ部が形成され
    ていることを特徴とする表皮刺激電極装置。
  2. 前記棒状の電極における本体部の途中に、前記先端部側から前記根元部側に向かって拡径する段部が形成され、
    前記絶縁部材を介装する際に、前記円筒状の電極の前記先端部および前記棒状の電極の前記段部を支持可能な冶具が配置可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載の表皮刺激電極装置。
  3. 前記電極部の前記根元部を収容するとともに、前記先端部を露出する貫通孔が形成されたケースを備え、
    前記円筒状の電極の前記根元部に、拡径された第2フランジ部が形成され、
    該第2フランジ部が前記ケースの内面に当接されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表皮刺激電極装置。
  4. 前記電極部の前記先端部を包含可能なカバー部材が前記ケースに着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項に記載の表皮刺激電極装置。
  5. 前記ケースの前記貫通孔の周囲に粘着部を有するクッション部材が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の表皮刺激電極装置。
  6. 前記貫通孔の内周面と前記円筒状の電極の外周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の表皮刺激電極装置。
  7. 前記ケースが、前記貫通孔が形成された第1ケースと、該第1ケースと嵌合される第2ケースと、で構成され、
    該第2ケースの内面に、前記円筒状の電極の前記第2フランジ部に当接可能な凸部が形成されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の表皮刺激電極装置。
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