JP5252233B2 - 極性が反転可能なワード線およびビット線デコーダを組込んだ受動素子メモリアレイのための方法および装置 - Google Patents

極性が反転可能なワード線およびビット線デコーダを組込んだ受動素子メモリアレイのための方法および装置 Download PDF

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Description

技術分野
本発明はプログラミング可能なメモリアレイに関し、特に受動素子メモリセルを組込んだ半導体集積回路メモリアレイに関し、さらに特定的には、そのようなメモリセルを組込んだ三次元メモリアレイに関する。
背景技術
一部の受動素子メモリセルは、書換え可能な特性を有する。たとえば、一部のメモリセルでは、プログラミングは約6〜8Vの電圧でメモリセルを(たとえばその内部のダイオードの極性に関して)順方向バイアスすることによって行なわれ、消去は約10〜14Vの電圧でメモリセルを逆方向バイアスすることによって行なわれ得る。これらの高い電圧は、ワード線デコーダおよびビット線デコーダにおける特殊な高電圧CMOSトランジスタの使用を必要とする。これらの高電圧トランジスタは、メモリセルのワード線およびビット線ピッチが減少すると、十分に増減しない。これは、三次元メモリ技術について特に問題であり、アレイを出てワード線およびビット線ドライバに接続されるべきワード線およびビット線の全体の密度によって、デコーダおよびI/O回路と、特により一層小さいアレイ線ピッチに適合しつつ選択されたメモリセルの両端に十分な高電圧を印加することが可能なワード線ドライバ回路およびビット線ドライバ回路とを供給できるということが、より一層重要となる。
発明の開示
概して、本発明は、極性が反転可能なワード線デコーダおよびビット線デコーダを組込んだ受動素子メモリアレイと、極性が反転可能なワード線デコーダおよびビット線デコーダを組込んだ受動素子メモリアレイを使用するための方法とに向けられる。しかし本発明は、添付の請求項によって規定され、本項は請求項を限定するとは見なすべきではない。
一局面において、本発明は、第1のビット線層上に複数のビット線を有し、第1のワード線層上に複数のワード線を有するメモリアレイを含む集積回路を提供する。メモリアレイは受動素子メモリセルの交点アレイも含み、各メモリセルは、関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合される。当該集積回路は、1本以上のワード線を選択するためのワード線デコーダ回路も含み、ワード線デコーダ回路は、2つの動作モード間で反転可能な極性を有する。ワード線デコーダ回路は、2つの動作モードのうち一方においては選択受動素子メモリセルを介して電流を供給し、2つの動作モードのうち他方においては選択受動素子メモリセルを介して電流を下げる。当該集積回路は、1本以上のビット線を選択するためのビット線デコーダ回路も含み得る。ビット線デコーダ回路は、2つの動作モード間で反転可能な極性を有する。
別の局面において、本発明は、第1のビット線層上に複数のビット線を有し、第1のワード線層上に複数のワード線を有するメモリアレイを含む集積回路を提供する。メモリアレイは受動素子メモリセルの交点アレイも含み、各メモリセルは、関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合される。当該集積回路は、第1の動作モードにおいては選択ワード線を非選択ワード線よりも低い電圧にバイアスし、かつ選択ビット線を非選択ビット線よりも高い電圧にバイアスし、第2の動作モードにおいては選択ワード
線を非選択ワード線よりも高い電圧にバイアスし、かつ選択ビット線を非選択ビット線よりも低い電圧にバイアスするための手段も含む。
別の局面において、本発明は、集積回路メモリアレイを動作させるための方法を提供する。メモリアレイは受動素子メモリセルの交点アレイを含み、各々は関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合される。当該方法は、第1の動作モードにおいて、選択ワード線を非選択ワード線より低い電圧にバイアスし、選択ビット線を非選択ビット線より高い電圧にバイアスするステップと、第2の動作モードにおいて、選択ワード線を非選択ワード線より高い電圧にバイアスし、選択ビット線を非選択ビット線より低い電圧にバイアスするステップとを含む。
別の局面において、本発明は、第1のビット線層上に複数のビット線を有し、第1のワード線層上に複数のワード線を有する集積回路メモリアレイを動作させるための方法を提供する。メモリアレイは受動素子メモリセルの交点アレイを含み、各メモリセルは、関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合される。当該方法は、2つの動作モード間で反転可能な極性を有するワード線デコーダ回路を用いて1本以上のワード線を選択するステップを含む。ワード線デコーダ回路は、2つの動作モードのうち一方においては選択受動素子メモリセルを介して電流を供給し、2つの動作モードのうち他方においては選択受動素子メモリセルを介して電流を下げる。
さらに別の局面において、本発明は、メモリ製品を作製するための方法を提供する。当該方法は、第1のビット線層上に複数のビット線を有し、第1のワード線層上に複数のワード線を有するメモリアレイを形成するステップを含み、メモリアレイは受動素子メモリセルの交点アレイを含み、各メモリセルは、関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合される。当該方法は、1本以上のワード線を選択するためのワード線デコーダ回路を形成するステップも含み、ワード線デコーダ回路は、2つの動作モード間で反転可能な極性を有する。ワード線デコーダ回路は、2つの動作モードのうち一方においては選択受動素子メモリセルを介して電流を供給し、2つの動作モードのうち他方においては選択受動素子メモリセルを介して電流を下げる。
いくつかの局面における発明は、メモリアレイを有する集積回路、そのような集積回路とメモリアレイとを動作させるための方法、そのようなアレイを組み込んだメモリ製品を作製するための方法、およびそのような集積回路、製品またはメモリアレイのコンピュータ読取可能媒体の符号化に適切であり、すべてはここに詳細に説明され、添付の請求項に記載されているとおりである。説明される技術、構造および方法は、単独でも互いに組み合わせても使用され得る。
上記は要約であり、したがって詳細の簡略化、普遍化および省略を必要に応じて含む。したがって、上記の要約は例示に過ぎず、本発明を限定するものではないことを当業者は理解するであろう。本発明の請求項においてのみ規定される他の局面、発明の特徴および利点は、以下に記載する詳細な説明から明らかとなるであろう。
図面の簡単な説明
本発明は、添付の図面を参照することによって、よりよく理解され、その多くの目的、特徴および利点が当業者にとって明らかとなる。
異なる図面における同じ参照符号の使用は、類似または同一の項目を示す。
選択および非選択ワード線およびビット線と順方向バイアス動作モードにおける例示的なバイアス条件とを示す、メモリアレイの概略図である。 逆方向バイアス動作モードにおける例示的なバイアス条件を示す、図1に図示したメモリアレイの概略図である。 順方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、ワード線デコーダ回路の概略図である。 逆方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、ワード線デコーダ回路の概略図である。 順方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、ビット線デコーダ回路の概略図である。 逆方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、ビット線デコーダ回路の概略図である。 一部の他の実施形態についての逆方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、ワード線デコーダ回路の概略図である。 一部の他の実施形態についての逆方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、ビット線デコーダ回路の概略図である。 リセットプログラミングに有用な逆方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、デュアル復号化ソース選択バスを有するワード線デコーダ回路の概略図である。 リセットプログラミングに有用な逆方向バイアス動作モードにおける例示的な条件を含む、デュアルデータ依存型ソース選択バスを有するビット線デコーダ回路の概略図である。 三次元メモリアレイを含み、アレイの一方側においてグローバル行デコーダと、アレイの上部および底部において1対の列デコーダとを含む、例示的な集積回路を図示するブロック図である。 本発明の一部の実施形態に係る三次元メモリアレイのワード線層およびビット線層を表わし、2:1でインターリーブされたワード線セグメントを示し、あるブロックへのワード線セグメントの半分に対する垂直接続がブロックの左側にあり、当該ブロックへのワード線セグメントの他方の半分に対する垂直接続がブロックの右側にあり、2個の隣接ブロックからのワード線セグメントが各垂直接続を共有する上面図である。 図12に示したアレイの一部の実施形態と一致する三次元メモリアレイの一部分を図示し、2個の隣接アレイブロックの各々においてそれぞれのワード線セグメントに垂直接続によって結合され、かつ2つ以上のワード線層の各々上にあるワード線ドライバ回路を図示する三次元図である。 各々が2個(またはそれ以上)のメモリベイを有する2つのメモリストライプを図示し、各ベイが複数のメモリアレイブロックを含み、2個のアレイブロックが同時に選択されるものとして示され、各々がそのビット線をメモリベイに関連付けられた2本のデータバスのそれぞれ一方に結合させる、メモリアレイのブロック図である。 2個のアレイブロックが同時に選択されるものとして示された別の配置を図示し、各々がそのそれぞれのビット線をメモリベイに関連付けられた2本のデータバスのそれぞれ一方に結合させる、メモリベイのブロック図である。 2個のアレイブロックが同時に選択されるものとして示された別の配置を図示し、各々がそのそれぞれのビット線をメモリベイに関連付けられた2本のデータバスのそれぞれ一方に結合させる、メモリベイのブロック図である。 2個のアレイブロックが同時に選択されるものとして示された別の配置を図示し、各々がそのそれぞれのビット線をメモリベイに関連付けられた2本のデータバスのそれぞれ一方に結合させ、バスがメモリアレイブロックの同じ側に配置される、メモリベイのブロック図である。 2個の非隣接アレイブロックが同時に選択されるものとして示された別の配置を図示し、各々がそのそれぞれのビット線をメモリベイに関連付けられた2本のデータバスのそれぞれ一方に結合させる、メモリベイのブロック図である。 ソース選択バス上の適切な条件を選択アレイブロックおよび非選択アレイブロックに与えるための例示的な階層型復号化配置を図示する、メモリベイの一部分のブロック図である。 ソース選択バス上の適切な条件を選択アレイブロックおよび非選択アレイブロックに与えるための別の例示的な階層型復号化配置を図示する、メモリベイの一部分のブロック図である。 ソース選択バス上の適切な条件を選択アレイブロックおよび非選択アレイブロックに与えるための別の例示的な階層型復号化配置を図示する、メモリベイの一部分のブロック図である。 ソース選択バス上の適切な条件を選択アレイブロックおよび非選択アレイブロックに与えるための別の例示的な階層型復号化配置を図示する、メモリベイの一部分のブロック図である。 ここに記載されるさまざまな実施形態に有用な読出センスアンプ、セットドライバおよびリセットドライバを含むデータ回路のブロック図である。 選択メモリセルを介するリセット経路とワード線およびビット線選択経路との図示を含む、例示的なリセット回路のブロック図である。
発明を実施するための形態
図1は、例示的な受動素子メモリアレイ100の概略図である。2本のワード線102、104および2本のビット線106、108が示されている。ワード線102は選択ワード線(SWL)と想定され、ワード線104は非選択ワード線(UWL)と想定される。同様に、ビット線106は選択ビット線(SBL)と想定され、ビット線108は非選択ビット線(UBL)と想定される。4個の受動素子メモリセル101、103、105、107が示され、各々が、関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合される。
メモリセル101は、選択ワード線102と選択ビット線106とに関連付けられ、「S」セル(すなわち「選択」セル)と見なされ得る。メモリセル103は、非選択ワード線104と選択ビット線106とに関連付けられ、「F」セル(すなわち「オフ」セル)と見なされ得る。メモリセル105は、選択ワード線102と非選択ビット線108とに関連付けられ、「H」セル(すなわち「半選択」セル)と見なされ得る。最後にメモリセル107は、非選択ワード線104と非選択ビット線108とに関連付けられ、「U」セル(すなわち「非選択」セル)と見なされ得る。
図1には、順方向バイアス動作モードについての例示的なバイアス条件も図示されている。以下に述べるように、このような順方向バイアスモードは、プログラミングモード、ブロック消去モードおよび読出モードについて使用され得る(通常は、このような異なるモードについては異なる電圧レベルまたは条件が使用される)。示されているとおり、バイアス条件は、選択アレイブロックについてのプログラミング動作モードに適切であると見なすことができ、そのように説明される。
選択ワード線102はVSX電圧(たとえば接地)にバイアスされ、選択ビット線106はVSB電圧(たとえば+8ボルト)にバイアスされ、非選択ワード線104はVUX電圧(たとえば+7.3ボルト)にバイアスされ、非選択ビット線108はVUB電圧(たとえば+0.7ボルト)にバイアスされる。(選択ワード線は接地にバイアスされているため)このほぼ全電圧が選択メモリセル101の両端に印加されると、バスおよびアレイ線自体における明白な抵抗低下は少なくなるため、選択ビット線バイアス電圧VSBはプログラミング電圧VPPと見なすことができる。非選択ビット線バイアス電圧VUBも、好ましくは各メモリセルの順方向バイアス方向における見掛けの「しきい値電圧」に相当する値に設定され、したがって非選択ビット線108上に印加される電圧VTとして示
される。同様に、非選択ワード線バイアス電圧VUXも、好ましくはVPP−VTの値に設定される。
このようなバイアス条件下では、Sセル101はVPPに等しい順方向バイアス電圧(たとえば+8ボルト)を受け、Fセル103はVTに等しい順方向バイアス電圧(たとえば+0.7ボルト)を受け、Hセル105はVTに等しい順方向バイアス電圧(たとえば+0.7ボルト)を受け、Uセル107はVPP−2VTに等しい逆方向バイアス電圧(たとえば−6.6ボルト)を受ける。いくつかの例示的なメモリセル技術があり、これらの条件下でバイアスされると、選択セルは抵抗値がより低く変化し、一方F、HおよびUセルは抵抗はそれほど変化しない。例示的なセルについて以下で説明する。
図2を参照し、逆方向バイアス動作モードについて例示的なバイアス条件200を示す。ここで述べるように、このような逆方向バイアスモードは、プログラミングモードまたはブロック消去モードについて使用され得る(通常は、このような異なるモードについては異なる条件が使用される)。示されているとおり、バイアス条件は、選択アレイブロックについてのプログラミングモードまたは消去動作モードのいずれかと適宜見なされ、そのようなものとして説明される。
バイアス条件VSX、VUX、VSBおよびVUBの各々は、現在の動作モードに適切な値に再定義される。選択ワード線102はVRR/2であるVSX電圧(たとえば+5ボルト)にバイアスされ、選択ビット線106は−VRR/2であるVSB電圧(たとえば−5ボルト)にバイアスされる。非選択ワード線電圧VUXおよび非選択ビット線電圧VUBは、両方とも接地される。
これらのバイアス条件下では、Sセル101はVRRに大きさが等しい逆方向バイアス電圧(たとえば−10ボルト)を受け、Fセル103はVRR/2に等しい逆方向バイアス電圧(たとえば−5ボルト)を受け、Hセル105はVRR/2に等しい逆方向バイアス電圧(たとえば−5ボルト)を受ける。但しUセル107は、セルの両端にバイアスを受けない。
いくつかの例示的なメモリセル技術(下記参照)があり、これらの条件下でバイアスされると、選択セルはより低い抵抗値からより高い抵抗値に変化し、一方F、HおよびUセルは抵抗はそれほど変化しない。選択されていれば、セルの両端が数ボルトでバイアスされると相当な量のリーク電流に対応し得るが、非選択Uメモリセルはバイアスを有さず、したがってリーク電流を有さないことにも注意すべきである。以下にさらに詳細に述べるように、多くの有用なメモリアレイの実施形態は、HセルまたはFセルよりも遥かに多数のUセルを含み、このようなアレイは、アレイの非選択メモリセルにおけるリーク電流が著しく少なく、したがって他のバイアス法よりも電力損失が非常に少ない。
この逆方向モードにおいてVRR電圧を「分割」し、SBLをプログラミング電圧の2分の1に等しい負電圧にバイアスし、SWLをプログラミング電圧の2分の1に等しい正電圧にバイアスすることによって、ビット線デコーダおよびワード線デコーダの両方の電圧要件が著しく緩和される。したがって、アレイ線(たとえばワード線およびビット線)の小さいピッチと一致して、アレイ線ドライバ回路における高電圧トランジスタの占有面積が減少する。なぜなら、それらは比較的低い「分割」電圧用に設計され得るためである。
他のメモリ技術は、メモリセルピッチと同じレートで増減しないプログラミング電圧および消去電圧(ならびにこのような高電圧トランジスタに必要な領域)に関して同様の問題に直面してきた。たとえば、FLASHメモリにおけるこの問題の影響は、典型的なF
LASHベースのメモリアレイの、より大きなファンアウトのために若干減少する。高電圧トランジスタについての、より大きな空間を消費する設計規則は、一部の新しい技術においては、メモリブロックサイズを増大させることによって償却することができる。しかし、ダイオードベースの受動素子メモリアレイでは、選択アレイに属する非選択メモリセルを介するリークの増大と引き換えにブロックサイズが増大する。このような非選択メモリセルを図2に示すようにバイアスすることによって、このリーク成分をほぼゼロに減少させることができ、不利な電圧損失がより少ない状態で、より大きなブロックサイズが実現される。
図3を参照し、例示的なワード線デコーダ回路を示し、(図1に示した)順方向バイアス動作モードに適切なバイアス条件の表示も含む。行デコーダ回路をページの左側に示し、2つの復号化出力158、162を示す。復号化出力158は選択復号化出力に対応し、復号化出力162は非選択復号化出力に対応する。行デコーダ152は、多様な周知の技術のいずれかを用いて実現され得、出力155、159などの複数の復号化出力を生成し、マルチプレクサ157、161およびインバータ156、160によって条件付きで反転される。反転バッファがNANDゲートの後ろに組込まれ、ノード158上の大きな容量性負荷によってノード155を駆動する(すなわち、ここではマルチプレクサ157がノード155を出力158に向ける場合)。行デコーダ152は、この動作モードにおいて、電源ノード153に結合されたVPPに等しい上側供給電圧と、電源ノード154に結合された接地の下側供給電圧とによって作動される。この動作モードでは、行デコーダは「アクティブハイ」デコーダであり、復号化出力ノード158などの選択出力が2つの有効電圧状態のうち高い方、この場合はVPPに駆動されることを意味する。復号化出力ノード162などの非選択復号化出力は、2つの有効電圧状態のうち低い方、この場合は接地に駆動される。以下の説明は、1個のこのような復号化出力ノードのみが1度に選択される(たとえば「ハイ」)とまず想定する。
各復号化出力は、1個以上のワード線ドライバ回路に結合される。たとえば、復号化出力ノード158は、PMOSトランジスタ171とNMOSトランジスタ172とを含むワード線ドライバ回路に結合される。トランジスタ171、172のそれぞれのドレイン端子は、この場合選択ワード線102を表わすワード線に両方とも結合される。本発明の一部の実施形態はマルチヘッドデコーダ以外のデコーダを意図しているが、図3は、同じく復号化出力ノード158に結合された第2のワード線ドライバ回路を図示し、この特定の復号化出力ノード158に関連付けられた1個以上の残りのワード線ドライバ回路を表わす。この第2のワード線ドライバ回路は、PMOSトランジスタ173とNMOSトランジスタ174とを含み、その出力は、1本以上の半選択ワード線を表わすワード線181を駆動する。
これらのワード線ドライバ回路の各々におけるNMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、ソース選択バスXSELのそれぞれのバス線に結合される。この動作モードでは、アドレス情報に基づいてソース選択バスが復号化され、それによって1本のこのようなバス線は、この動作モードについてワード線に適切なアクティブ状態にバイアスされ、残りのバス線は、この動作モードについてワード線に適切な非アクティブ状態にバイアスされる。一部の実施形態では、2本以上のこのようなソース選択バス線がアクティブとなり得るが、ここではバス線167がアクティブであり、かつ接地にバイアスされ、バス線168によって表わされる1本以上の残りのバス線が非アクティブであり、かつ非選択ワード線電圧VUX(VPP−VTとして示す)に駆動されると想定する。
復号化出力ノード158上の電圧(VPP)はバス線167、168の電圧よりも高いため、NMOSトランジスタ172、174の両方がオンとなり、したがって選択ワード線102を接地に駆動し、半選択ワード線181をVPP−VTに駆動する。これらの2
本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。
これらのワード線ドライバ回路の各々におけるPMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、ノード164とも表記する非選択バイアス線UXLに結合される。この動作モードにおいて、UXLバイアス線は非選択ワード線電圧VUXを伝える。復号化出力ノード158上の電圧(VPP)はUXLバイアス線の電圧よりも高いため、PMOSトランジスタ171、173の両方がオフとなる。
復号化出力ノード162は、PMOSトランジスタ175とNMOSトランジスタ176とを含むワード線ドライバ回路に結合される。トランジスタ175、176のそれぞれのドレイン端子は、この場合非選択ワード線104を表わすワード線に両方とも結合される。同じく復号化出力ノード162に結合された第2のワード線ドライバ回路は、復号化出力ノード162に関連付けられた1個以上の残りのワード線ドライバ回路を表わし、PMOSトランジスタ177とNMOSトランジスタ178とを含み、その出力が非選択ワード線183を駆動する。
前述のように、これらのワード線ドライバ回路の各々におけるNMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、ソース選択バスXSELのそれぞれのバス線に結合される。復号化出力ノード162上の電圧(接地)はバス線167,168の電圧以下であるため、NMOSトランジスタ176、178の両方がオフとなる。これらのワード線ドライバ回路の各々におけるPMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、非選択バイアス線UXLノード164に結合される。復号化出力ノード162上の電圧(接地)は、UXLバイアス線164の電圧よりも(PMOSしきい値電圧を上回る分だけ)低いため、PMOSトランジスタ175、177の両方がオンとなり、したがって非選択ワード線104,183をVUX(たとえばVPP−VT)に駆動する。これらの2本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。
図4を参照し、(図2に示した)逆方向バイアス動作モードに適切なバイアス条件を含む、同じ例示的なワード線デコーダ回路を示す。行デコーダ回路の復号化出力158は依然として選択復号化出力に対応しており、復号化出力162は非選択復号化出力に対応する。行デコーダ152は、この動作モードにおいて、電源ノード153に結合されたVRR/2に等しい上側供給電圧と、電源ノード154に結合された接地の下側供給電圧とによって動作される。この動作モードでは、行デコーダは「アクティブロー」デコーダであり、アクティブ(選択)復号化出力158は、インバータ156およびマルチプレクサ157を用いて、2つの有効電圧状態のうち低い方、この場合はGND(接地)に駆動される。復号化出力ノード162などの非選択復号化出力は、インバータ160およびマルチプレクサ161を用いて、2つの有効電圧状態のうち高い方、この場合はVRR/2に駆動される。
この動作モードにおいて、上記の例示的な実施形態については、ソース選択バスXSELの個々のバス線すべてが、接地である同じバイアス条件に駆動され、「非選択」バス線UXLはVRR/2に等しいバイアス電圧(たとえば+5ボルト)を伝える。この逆方向動作モードでは、バイアス線UXLは、非アクティブまたは非選択バイアス条件ではなく、実際にはワード線に適切なアクティブ条件を伝える。復号化出力ノード158上の電圧(GND)は、バイアス線UXLの電圧よりもかなり(すなわちPMOSしきい値電圧を上回る分だけ)低く、PMOSトランジスタ171、173の両方がオンとなり、したがって選択ワード線102をVRR/2に駆動し、半選択ワード線(ここでは選択ワード線181として示す)であったものもVRR/2に駆動する。これらの2本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。
この動作モードではソース選択バスXSELは復号化されず、このような各バス線は、ワード線に適切な非アクティブ状態(たとえば接地)にバイアスされる。復号化出力ノード158上の電圧(接地)はバス線167,168の電圧より高くないため、NMOSトランジスタ172,174の両方がオフとなる。
復号化出力ノード162は、非選択出力であり、インバータ160およびマルチプレクサ161によってVRR/2に駆動される。復号化出力ノード162上の電圧はバス線167,168の電圧より高いため、NMOSトランジスタ176、178の両方がオンとなり、したがって非選択ワード線104,183を接地に駆動する。これらの2本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。復号化出力ノード162上の電圧はUXLバイアス線164に沿って伝えられる電圧と同じであるため、PMOSトランジスタ175,177の両方がオフとなる。
図5を参照し、例示的なビット線デコーダ回路を示し、(図1に示した)順方向バイアス動作モードに適切なバイアス条件の表示も含む。列デコーダ回路をページの左側に示し、2つの復号化出力208、212を示す。復号化出力208は選択復号化出力に対応し、復号化出力212は非選択復号化出力に対応する。列デコーダ202は、多様な周知の技術のいずれかを用いて実現され得、出力205、209などの複数の復号化出力を生成し、マルチプレクサ207、211およびインバータ206、210によって条件付きで反転される。行デコーダとは異なり、ノード205を駆動するための反転バッファがNANDゲートの後ろにない。なぜなら、ノード208上の容量性負荷が行デコーダの出力よりも非常に低いためである。列デコーダ202は、この動作モードにおいて、電源ノード203に結合されたVPPに等しい上側供給電圧と、電源ノード204に結合された接地の下側供給電圧とによって動作される。この動作モードでは、列デコーダは「アクティブロー」デコーダである。復号化出力ノード212などの非選択復号化出力は、2つの有効電圧状態のうち高い方、この場合はVPPに駆動される。以下の説明は、1個のこのような復号化出力ノード208のみが1度に選択される(たとえば「ロー」)とまず想定する。
復号化出力の各々は、1個以上のビット線ドライバ回路に結合される。たとえば、復号化出力ノード208は、PMOSトランジスタ221とNMOSトランジスタ222とを含むビット線ドライバ回路に結合される。トランジスタ221、222のそれぞれのドレイン端子は、この場合選択ビット線106に相当するビット線に両方とも結合される。本発明の一部の実施形態はマルチヘッドデコーダ以外のデコーダを意図しているが、図5は、同じく復号化出力ノード208に結合された第2のビット線ドライバ回路を図示し、この特定の復号化出力ノード208に関連付けられた1個以上の残りのビット線ドライバ回路を表わす。この第2のビット線ドライバ回路は、PMOSトランジスタ223とNMOSトランジスタ224とを含み、その出力は、1本以上の半選択ビット線を表わすビット線231を駆動する。ワード線デコーダと対照的に、このような半選択ビット線は、非アクティブ状態に維持されている選択ビット線を表わし得る。
これらのビット線ドライバ回路の各々におけるPMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、ソース選択バスSELBのそれぞれのバス線に結合される。この動作モードでは、ソース選択バスSELBはデータ依存型であり、アドレス情報に基づいてさらに復号化され得、それによって1本以上のこのようなバス線は、この動作モードのビット線に適切なアクティブ状態にバイアスされ、残りのバス線は、この動作モードのビット線に適切な非アクティブ状態にバイアスされる。一部の実施形態では、2本以上のこのようなソース選択バス線がアクティブとなり得るが、ここではバス線217がアクティブであって、かつVPPにバイアスされるが、バス線218によって表わされる1本以上の残りのバス線は非アクティブ状態であり、かつ非選択ビット線電圧VUB(VTとして示す)に駆動
されると想定する。
復号化出力ノード208上の電圧(接地)はバス線217、218の電圧よりも低いため、PMOSトランジスタ221、223の両方がオンとなり、したがって選択ビット線106をVPPに駆動し、半選択ビット線231をVTに駆動する。これらの2本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。
これらのビット線ドライバ回路の各々におけるNMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、ノード214とも表記する非選択バイアス線UYLに結合される。この動作モードにおいて、UYLバイアス線は非選択ビット線電圧VUBを伝える。復号化出力ノード208上の電圧(接地)はUYLバイアス線の電圧よりも低いため、NMOSトランジスタ222、224の両方がオフとなる。
復号化出力ノード212は、PMOSトランジスタ225とNMOSトランジスタ226とを含むビット線ドライバ回路に結合される。トランジスタ225、226のそれぞれのドレイン端子は、この場合非選択ワード線108に相当するビット線に両方とも結合される。同じく復号化出力ノード212に結合された第2のビット線ドライバ回路は、復号化出力ノード212に関連付けられた1個以上の残りのビット線ドライバ回路を表わし、PMOSトランジスタ227とNMOSトランジスタ228とを含み、その出力が非選択ビット線233を駆動する。
前述のように、これらのビット線ドライバ回路の各々におけるPMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、ソース選択バスSELBのそれぞれのバス線に結合される。復号化出力ノード212上の電圧(VPP)はバス線217、218の電圧以上であるため、PMOSトランジスタ225、227の両方がオフとなる。これらのビット線ドライバ回路の各々におけるNMOSトランジスタのそれぞれのソース端子は、非選択バイアス線UYLノード214に結合される。復号化出力ノード212上の電圧はVPPであるため、NMOSトランジスタ226、228の両方がオンとなり、したがって非選択ビット線108,233をVUB(たとえばVT)に駆動する。これらの2本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。
図6を参照し、(図2に示した)逆方向バイアス動作モードに適切なバイアス条件を含めて、ビット線デコーダ回路を示す。列デコーダ回路の復号化出力208は依然として選択復号化出力に対応しており、復号化出力212は非選択復号化出力に対応する。列デコーダ202は、この動作モードにおいて、電源ノード203に結合されたGNDに等しい上側供給電圧と、電源ノード204に結合された−VRR/2である下側供給電圧とによって動作される。この動作モードでは、列デコーダは「アクティブハイ」デコーダであり、アクティブ(選択)復号化出力208は、インバータ206およびマルチプレクサ207によって、2つの有効電圧状態のうち高い方、この場合はGND(接地)に駆動される。復号化出力ノード212などの非選択復号化出力は、インバータ210およびマルチプレクサ211によって、2つの有効電圧状態のうち低い方、この場合は−VRR/2に駆動される。
この動作モードにおいて、上記の例示的な実施形態については、ソース選択バスSELBの個々のバス線すべてが接地である同じバイアス条件に駆動され、「非選択」バイアス線UYLは−VRR/2に等しいバイアス電圧(たとえば−5ボルト)を伝える。この逆方向動作モードでは、バイアス線UYLは、非アクティブまたは非選択バイアス条件ではなく、実際にはビット線に適切なアクティブ状態を伝える。復号化出力ノード208上の電圧(接地)は、バイアス線UYLの電圧よりもかなり(すなわちNMOSしきい値電圧を上回る分だけ)高く、NMOSトランジスタ222、224の両方がオンとなり、した
がって選択ビット線106を−VRR/2に駆動し、半選択ビット線(ここでは選択ビット線231として示す)であったものも−VRR/2に駆動する。これらの2本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。
この動作モードでは、ソース選択バスSELBは(少なくとも所与のブロックにおいて)データ依存型でもなく復号化もされず、このような各バス線は、ビット線に適切な非アクティブ状態(たとえば接地)にバイアスされる。PMOSトランジスタ221、223の両方がオフとなる。
復号化出力ノード212は非選択出力であり、かつ−VRR/2に駆動される。PMOSトランジスタ225、227の両方がオンとなり、したがって非選択ビット線108、233を接地に駆動する。これらの2本の伝導経路は、白抜き矢印線によって示される。NMOSトランジスタ226、228の両方がオフとなる。
順方向モードでは、列デコーダがアクティブローであり、ビット線がアクティブハイであることに注意すべきである。しかし逆方向モードでは、列デコーダはその極性を反転させてアクティブハイとなり、ビット線自身も極性を反転させてアクティブローとなる。逆に、順方向モードでは、行デコーダがアクティブハイであり、ワード線がアクティブローである。しかし逆方向モードでは、行デコーダはその極性を反転させてアクティブローとなり、ワード線自身も極性を反転させてアクティブハイとなる。列デコーダ出力レベルは、順方向モード(すなわちGNDからVPP)と逆方向モード(すなわち−VRR/2からGND)との間で平均電圧がシフトすることにも注意すべきである。
非マルチヘッドデコーダと見なすと(図3、図4、図5および図6においては、点線ではないアレイ線ドライバ回路のみ)、デコーダ回路の動作は極めて単純に説明され得る。逆方向モードでは、ワード線デコーダはその極性を反転させ、1本の選択ワード線をハイ(5Vまで)にし、他のすべてを接地に保つ。ビット線選択側では逆のことが生じ、1本のビット線が選択されて−5Vとなり、他のすべては接地される。最終結果は、選択メモリセルの両端における10ボルトの逆方向バイアスとなり、残りのセルの両端ではゼロとなる。ワード線およびビット線ドライバ回路におけるトランジスタは、全電圧ではなく、5Vまたは最大電圧の半分のみに対して耐性を有していればよい。
マルチヘッドデコーダ(図3、図4、図5および図6においては、点線で描かれたアレイ線ドライバ回路を含む)を使用する意味について考慮すると、上述した回路は順方向において復号化ソース選択バスを利用し、アレイ線のグループのうち1つを選択させる(残りの半選択アレイ線は非選択バイアス条件に駆動される)ことに注意すべきである。しかし逆方向モードでは、行および列デコーダからの選択復号化出力は、各アレイ線を1本の非選択バイアス線、たとえばUXLおよびUYLに結合させる。逆方向モードにおいて半選択アレイ線を実現することは、1本のバイアス線では不可能である。その結果、上記の回路および技術は、逆方向モード、たとえば「ブロック消去」においてアレイ線のブロックを選択するように配置されると、非常に有用である。図4および図6に見られるように、別個に構成可能な半選択アレイ線なしに、選択ワード線のブロックと選択ビット線のブロックとが逆方向モードにおいて同時に選択される。このようなブロック動作により、半選択線の必要性が完全に回避される。復号化の示唆は、Roy E. Scheuerleinに付与された“Word Line Arrangement Having Multi-Layer Word Line Segments for Three-Dimensional Memory Array”と題された米国特許第6,879,505号に開示されているものと非常に似ている可能性があり、その開示全体をここに引用によって援用する。このようなブロック動作が構成され得るかどうか(またはどれくらい大きなブロックが構成され得るか)は、セルリセット電流の大きさと、そのようなリセット電流を同時に通すセルの数と、ワード線ドライバ回路およびビット線ドライバ回路内のPMOSトランジスタおよびN
MOSトランジスタが、このような電流に許容可能な電圧降下によって対応することができるかどうかとに主として基づく。
半選択アレイ線は、他の技術を用いることによって(順方向モードにおいて既に供給されたものに加えて)逆方向モードにおいて供給され得る。そのような第1の技術では、行デコーダおよび列デコーダは過電圧によって作動され得、それによって復号化出力ノードはPMOSソース電圧よりも高くなり、NMOSソース電圧よりも低くなる。こうすることによって、選択ワード線はNMOSトランジスタを介して+VRR/2電圧まで駆動され、選択ビット線はPMOSトランジスタを介して−VRR/2まで駆動され得る。これは、選択ワード線およびビット線を駆動するのに順方向モード中と同じトランジスタを利用する。
このような技術は図7および図8に示される。まず図7を参照し、過度に駆動された(overdriven)復号化出力を利用してアレイ線ドライバを駆動するワード線デコーダ回路を示し、そのソースは上記のバイアス条件に維持される。この行デコーダ回路では、行デコーダ152は8ボルトの上側供給電圧と−1ボルトの下側供給電圧とによって作動される。復号化出力ノード158、162の極性は図4に示した極性に対して反転し、アクティブハイデコーダとなり、選択出力158を+8ボルトで供給し、非選択復号化出力ノード162を−1ボルトで供給する。ソース選択バスXSELは復号化バスのままである。その個々のバス線のうち1本(以上)が選択され、+5ボルトに駆動されるが、非選択バス線は接地に駆動される。NMOSトランジスタ172がオンとなり、選択ワード線102を関連付けられたXSELバス線電圧(+5ボルト)に導通させる。NMOSトランジスタ174もオンとなり、半選択ワード線181を接地に導通させる。非選択復号化出力ノード162が−1ボルトである状態で、PMOSトランジスタ175、177が両方ともオンとなり、非選択ワード線104、183を接地に導通させる。この技術を利用する一部の実施形態では、条件付き出力インバータ156、160およびマルチプレクサ157、161(ここでは「点線」で示される)は使用されない。
図8を参照し、同じく過度に駆動された復号化出力を利用してアレイ線ドライバを駆動するビット線デコーダ回路を示す。この列デコーダ回路では、列デコーダ202は+1ボルトの上側供給電圧と−8ボルトの下側供給電圧とによって作動される。復号化出力ノード208、212の極性は図6の極性に対して反転し、アクティブローデコーダとなり、選択出力208を−8ボルトで供給し、非選択復号化出力ノード212を+1ボルトで供給する。個々のSELBバス線217のうち1本(以上)が選択されて、−5ボルトに駆動され、非選択SELBバス線218は接地に駆動される。PMOSトランジスタ221がオンとなり、選択ビット線106を関連付けられたSELBバス線電圧(−5ボルト)に導通させる。PMOSトランジスタ223もオンとなり、半選択ビット線231も接地に導通させる。非選択復号化出力ノード212が+1ボルトにある状態で、NMOSトランジスタ226、228が両方ともオンとなり、非選択ビット線108、233を接地に導通させる。この技術を利用する一部の実施形態では、条件付き出力インバータ206、210およびマルチプレクサ207、211は使用されない。
別の技術では、1本の非選択バイアス線UXLおよびUYLの代わりにそれぞれの逆方向ソース選択バスを組込むことによって、逆方向モードにおいて半選択ワード線およびビット線が供給され得る。図9を参照し、デュアル復号化ソース選択バスを利用するワード線デコーダ回路を示す。ワード線ドライバ回路のPMOSトランジスタへの逆方向ソース選択バスXSELPが、図4に示した非選択バイアス線UXLの代わりに組込まれている。このワード線デコーダ回路の残りは上記のように動作する。
逆方向モードでは、選択復号化出力ノード158はアクティブローであり、接地に駆動
される。逆方向ソース選択バスXSELPの個々のバス線のうちの選択された1本は、ワード線の逆方向動作モードに適切なアクティブバイアス条件にバイアスされる。この場合、XSELPバスの選択バス線243はVRR/2に駆動され、XSELPバスの非選択バイアス線244は、ワード線についてこの動作モードに適切な非アクティブバイアス条件に駆動され、この場合は接地に駆動される。PMOSトランジスタ171は、そのゲートに結合された低電圧によってオンとなり、選択ワード線102をVRR/2電位に駆動する。しかし、半選択ワード線ドライバ回路内のPMOSトランジスタ173はオフのままである。なぜなら、ゲートおよびソースが両方とも接地にあるため、ゲート上の電圧はソースに対して十分低くないためである。
NMOSトランジスタ174もオフとなるため、半選択ワード線ドライバ回路内のどのトランジスタもオンとはならない。したがって、半選択ワード線は接地電位またはその付近において浮動(float)する。これは、この例示的な回路の場合のように、NMOSプルダウントランジスタ174がPMOSプルアップトランジスタ173よりも大きければ生じる。大きいほうのトランジスタは、小さいほうのトランジスタよりもその基板ウェルに対するリーク量が多い。したがって、トランジスタ174の基板が接地に連結されているため、接地へのリーク電流は、PMOSトランジスタ173から生じるVRR/2への基板リーク電流を支配し、この最終電流は半選択ワード線181を接地電位またはその付近に維持する傾向がある。非選択復号化出力ノード162に関連付けられたワード線ドライバ回路は上記のように動作し、NMOSトランジスタ176、178がオンとなり、非選択ワード線104、183を接地に導通させる。
代替的な実施形態では、復号化出力ノード158、162の低いレベルは、−VTPに等しい(またはそれ未満の)下側電源154を用いて行デコーダ152、インバータ156、160およびマルチプレクサ157、161を動作させることによって、接地未満に(たとえば接地未満のPMOSしきい値電圧以下の電圧、すなわち−VTPに)駆動され得る。その結果、PMOSプルアップトランジスタ173がオンとなり、半選択ワード線181を接地にアクティブに駆動する。
デュアルデータ依存型ソース選択バスを組込んだ列デコーダ回路において、同様の状況が生じる。図10を参照し、デュアル復号化(この場合はデータ依存型)ソース選択バスを利用するビット線デコーダ回路を示す。ビット線ドライバ回路のNMOSトランジスタへの逆方向ソース選択バスSELNが、図6に示した非選択バイアス線UYLの代わりに組込まれている。このビット線デコーダ回路の残りは上記のように動作する。
逆方向モードでは、選択復号化出力ノード208はアクティブハイであり、接地に駆動される。逆方向ソース選択バスSELNの個々のバス線のうちの選択された1本は、ビット線の逆方向動作モードに適切なアクティブバイアス条件にバイアスされる。この場合、SELNバスの選択バス線247は−VRR/2に駆動され、SELNバスの非選択バイアス線248は、この動作モードについてビット線に適切な非アクティブバイアス条件に駆動され、この場合は接地に駆動される。NMOSトランジスタ222は、そのゲートに結合された高電圧によってオンとなり、選択ビット線106を−VRR/2電位に駆動する。しかし、半選択ビット線ドライバ回路内のNMOSトランジスタ224はオフのままである。なぜなら、ゲートおよびソースが両方とも接地にあるため、ゲート上の電圧はソースに対して十分高くないためである。
PMOSトランジスタ223もオフとなるため、半選択ビット線ドライバ回路内のどのトランジスタもオンとはならない。したがって、半選択ビット線は接地電位またはその付近において浮動する。これは、この例示的な回路の場合のように、PMOSプルアップトランジスタ223がNMOSプルダウントランジスタ224よりも大きければ生じる。大
きいほうのトランジスタは、小さいほうのトランジスタよりもその基板ウェルに対するリーク量が多い。したがって、トランジスタ223の基板が接地に連結されているため、接地へのリーク電流は、NMOSトランジスタ224から生じる−VRR/2への基板リーク電流を支配し、この最終電流は半選択ビット線231を接地電位またはその付近に維持する傾向がある。非選択復号化出力ノード212に関連付けられたビット線ドライバ回路は上記のように動作し、PMOSトランジスタ225、227がオンとなり、非選択ビット線108、233を接地に導通させる。
両方のデコーダ回路について、順方向モードにおける動作は、ほぼ図および図において示したように進行する。行デコーダの場合を考えると、順方向モードではソース選択バスが復号化され、すべての非選択ワード線が非選択バイアス線UXLに駆動される。デュアル復号化行デコーダ回路を用いた順方向モードでは、逆方向ソース選択バスは復号化されず、すべての個々のバス線がUXLバス線と同じ電圧に駆動される。したがって、ワード線ドライバ回路は図に対して変化せずに動作する。むしろ、1本のバイアス線UXLが複数の「バイアス線」によって置換され、各々が以前のUXLバイアス線と同じ電圧に駆動され、それに対して各非選択ワード線が駆動される。
列デコーダの場合、順方向モードではソース選択バスSELBが復号化され、すべての非選択ビット線が非選択バイアス線UYLに駆動される。デュアル復号化列デコーダ回路を用いた順方向モードでは、逆方向ソース選択バスが復号化されず、そのすべての個々のバス線はUYLバス線と同じ電圧に駆動される。したがって、ビット線ドライバ回路は図に対して変化せずに動作する。むしろ、1本のバイアス線UYLが複数の「バイアス線」によって置換され、各々が以前のUYLバイアス線と同じ電圧に駆動され、それに対して各非選択ビット線が駆動される。
上述のデコーダ回路は、メモリセルが反転可能なレジスタおよびダイオードを含むメモリアレイを実現するのに有用である。このようなメモリセルは、セルの両端に印加される逆方向バイアスを用いてリセットすることができ、半選択ワード線およびビット線を提供することによって、個々のワード線およびビット線をリセットバイアス条件におくことが可能となり、したがってブロック全体をリセットすることなく、個々のメモリセルをリセットする能力が与えられる。
行および列デコーダは過電圧によって作動されるため、このようなデコーダ回路に対する電圧要件はより高いものの、図7および図8に示される技術は、復号化ソース選択バスが1本だけであるという利点を有する。図9および図10に示される技術は、追加的な復号化(および/またはデータ依存型)逆方向ソース選択バスと引換えに2個のデコーダ回路を作動させる過電圧を利用しないことによって電圧要件を低下させ、2本の復号化ソース選択バスを用いたアレイ線ドライバを組み込むために増大する可能性がある面積を減少させる。ビット線選択回路は2倍のバス線を有し、配線が制限され得る。ワード線選択回路も若干大きくなってもよく、配線は制限される(すなわちワード線ドライバ回路は、6ヘッドデコーダについて6本の追加的な復号化線を含み、PMOS装置は先の回路よりも若干大きい)。しかし、いずれの技術も特定の実施形態について他方に対して有用であり得る。
選択ビット線に印加される電圧がVPPであるプログラミング条件との関連において、順方向モードを上述した。順方向モードは、選択ビット線が読出電圧VRDに駆動され、選択ワード線が再び接地に駆動される読出モードにも適用可能である。このような読出電圧は、プログラミング電圧VPPよりも遥かに低い電圧であり得、非選択ワード線バイアス電圧VUXおよび非選択ビット線バイアス電圧VUBは、それに応じてプログラミングモードについてのそれらの値を上回って減少した。
一部のメモリセルは、順方向バイアスモードを用いて「プログラミング」され、逆方向モードを用いてブロック消去され得る。他のセルは、当初の順方向バイアスプログラミング技術を用いて(製造中などに)事前設定され得るが、その後逆方向モードを用いて「プログラミング」され、順方向モードを用いて「消去」される。プログラミング可能な技術における過去の使用法との混乱を避けるため、かつ上述したデコーダ回路での使用が意図される種々のメモリ技術を理解するためには、3つの異なる動作モード:読出、セットおよびリセットについて説明するのが有用である。読出モードでは、読出電圧VRDが選択メモリセルの両端に印加される。セットモードでは、セット電圧VPPが選択メモリセルの両端に印加される。上述した例示的な実施形態では、読出電圧VRDおよびセット電圧VPPは両方とも正電圧であり、このようなモードは順方向デコーダ動作モードを用いて実行される。リセットモードでは、リセット電圧VRRが選択メモリセルの両端に印加される。上述の例示的な実施形態では、リセット電圧VRRが逆方向バイアス電圧として印加され、逆方向デコーダ動作モードを用いて実行される。
上記のリセットモードは、分割電圧技術を用いてデコーダ回路の電圧要件を制限し、選択ビット線を負電圧に駆動する(すなわち三重ウェル半導体構造を用いる)。代替的に、リセットモードは、全体的に非負電圧で実行され得る。このような場合、リセット電圧VRRは選択ワード線に伝えられ、接地が選択ビット線に伝えられる。VUXおよびVUB電圧は、好ましくは約VRR/2に設定される。
多くの種類のメモリセル(下記)は、リセットモードを用いてプログラミングすることができる。これらのメモリセル技術の一部では、各メモリセル内のアンチヒューズが最初に順方向に入る。次に各メモリセルの抵抗が逆バイアス方向に「調整」され、プログラミングを実行する。これは1回プログラミング可能セルの場合である。書換え可能セルについては、セルは順方向を用いて消去される。これはさまざまなサイズのブロックにおいて実行することができ、次に逆方向モードを用いてプログラミングされる。
逆方向バイアスは、選択メモリセルをリセットするのに用いられる。プログラミング電流はダイオード降伏(breakdown)によって供給される。また、このようなプログラミングに関連付けられたバイアス条件は、選択ワード線および/またはビット線の電圧傾斜の制御を含めて、慎重に制御され得る。有用なプログラミング技術への追加的な洞察は、以下で参照される米国特許第6,952,030号において見出され得る。下記で参照される023−0049および023−0055出願に記載されているように、また下記で参照されるMA−163−1出願により詳細に述べられているように、複数のプログラミング動作を使用してさまざまな抵抗状態をプログラミングし得る。傾斜したプログラミングパルスの使用は、下記で参照されるSAND−01114US0およびSAND−01114US1出願において記載されており、複数セルの抵抗をトリミングするための技術は、下記で参照されるSAND−01117US0およびSAND−01117US1出願に記載されている。
特にデュアル復号化ソース選択線との関連において、トリミング可能な抵抗素子を組込んだ受動素子メモリセルをプログラミングするために上述のようにリセットプログラミングを使用することは、より大きいアレイブロックサイズを可能とするための大きな柔軟性をもたらす点で特に有用である。選択アレイブロックでも、(上記のすべての記載が想定したように)リセットモードでは非選択メモリセルの両端にはバイアスがなく、したがって無駄な電力損失がない。セルを介する逆方向電流(Irev)は、ブロックサイズについては問題ではない。したがって、多くのブロックを選択して書込帯域幅を増大させ得る。また、各半選択メモリセルの両端電圧はプログラミング電圧のわずか2分の1であり、これらのセルにとっては安全である。
上記の説明では、リセットモードは、選択および半選択ワード線およびビット線について述べていることに注意すべきである。たとえば行選択との関連においては、このような半選択ワード線は、実際には所与のアドレスによって「選択されない」場合があり、このような用語は、マルチヘッドワード線ドライバ構造の人工産物である。しかし、ビット線との関連においては、このような半選択ビット線は、列アドレスに関する限りにおいて実際に選択され得るが、ビット線についてはアクティブ状態ではなく非アクティブ状態にバイアスされ得る。なぜなら、そのビット線の特定のデータはセルを「プログラミング」する必要がないため、またはビット線はプログラミングされるのを「待機中」であるためである。これは、ビット線デコーダヘッドよりも少ない数が同時にプログラミングされると生じる。しかし、プログラミング帯域幅の問題は、できるだけ多くのビット線を同時にプログラミングできるようにメモリアレイを構成することを示唆していることに注意すべきである。
三重ウェル処理によって、選択ビット線が負電圧となり、選択ワード線は正電圧となる。リセットプログラミング(すなわち逆方向モード)では、すべての非選択アレイ線(ビット線およびワード線)の基準レベルが接地され、ワード線およびビット線両方の迅速な復号化および選択が可能となる。(2個のドライバトランジスタのうち大きいほうのウェル電位へのリーク電流によって)接地にて浮動している半選択ワード線およびビット線の説明に戻ると、メモリセルの抵抗性によって、このような半選択アレイ線と非選択アレイ線との間に追加的なリーク電流が生じ、非選択バイアスレベルにアクティブに保持される。これはさらに、非選択アレイ線が非選択バイアス電位またはその付近に浮動したままになるように促す。
2次元メモリアレイが意図されるが、デコーダ配置は、複数のメモリ面を有する3次元メモリアレイに特に有用であると考えられる。一部の好ましい実施形態では、下記のように、各ワード線が2つ以上のメモリ面の各々上にワード線セグメントを含む状態にメモリアレイが構成される。
図11は、例示的なメモリアレイ300のブロック図である。デュアル行デコーダ302、304はアレイの行選択線を生成し、各々は、ここに説明するようにアレイ300を横断する。この実施形態では、ワード線ドライバ回路(図示せず)はメモリアレイの下に空間的に配置され、個々のメモリアレイブロック(そのうち2個が306、308と表記される)の交互側において垂直接続(そのうち1つを310として示す)によってワード線に接続する。図示のメモリアレイは2個のメモリ「ストライプ」318、320を含み、さらに4個の列デコーダおよびビット線回路ブロック312、314、315、316をそれぞれアレイの上部、上側中央、下側中央、および底部に含む。以下に説明するように追加的なストライプを組込んでもよく、各ストライプは1個以上のメモリベイを含み得る。各ブロック内のビット線は2:1にインターリーブされ、列関連回路のピッチ要件を緩和する。例として、ビット線322は上側列回路ブロック312に関連付けられ(すなわち上側列回路ブロック312によって駆動され、かつ検知され)、ビット線324は底部列回路ブロック314に関連付けられる。
例示的な実施形態では、メモリアレイ300は、4つのメモリ面の各々上に形成された受動素子メモリセルの3次元メモリアレイである。このようなメモリセルは、ここに説明するようにトリミング可能な抵抗素子を組込むことが好ましく、アンチヒューズも含み得る。各論理ワード線は、4つのワード線層の各々上のワード線セグメントに接続される(各々はそれぞれのメモリ面に関連付けられる)。
メモリアレイ300の各ストライプは、より多数のブロック、たとえばブロック308
に分割される。ここに記載される一部の例示的な実施形態では、各メモリベイは16個のアレイブロックを含むが、他の数のブロックも実現され得る。図示される例示的な実施形態では、各ブロックは、4つのメモリ面それぞれについて4つのビット線層の各々上に288本のビット線を、したがってブロックごとに合計1152本のビット線を含む。これらのビット線は2:1にインターリーブされ、それによってアレイブロックの上部および底部の列デコーダおよびデータI/O回路の各々は576本のビット線と相互接続する。より大きな数を含む他の数および配置のこのようなビット線およびアレイブロックも意図される。
選択メモリアレイブロックでは、これらのソース選択バス線XSELN(または逆方向ソース選択バスXSELP)のうち1本が復号化され、行バイアス回路によってアクティブバイアス条件に駆動され、残りのバス線(「バイアス線」とも称する)は非アクティブ条件(すなわち非選択ワード線に適切な電圧)に駆動される。したがって、1本の選択RSEL線(すなわち図3の復号化出力ノード158に対応する行選択線)が選択メモリブロックにおいて1本のワード線をローに駆動し、選択ブロックの他のN−1ワード線を非選択バイアスレベルに駆動する。他の非選択メモリブロックでは、ソースおよび逆方向ソース選択バスの個々のバス線はどれもアクティブに駆動されず、したがってアクティブなRSEL線によってワード線は選択されない。代替的に、非選択アレイブロックのソースおよび逆方向ソース選択バスは、特に順方向モードでは、浮動したままであり得る。
各行選択線は、メモリストライプ全体においてすべてのメモリブロックを横断し、ストライプのブロックの各対の「間に」配置されるそれぞれの4ヘッドワード線ドライバを駆動する(さらに2個が、各々第1のブロックおよび最後のブロックの「外側に」それぞれ配置される)。RSEL線は「グローバル行線」としても知られ、ここで言及される行デコーダ出力ノードにも対応し得る。例示的な回路、動作、バイアス条件、浮動条件、読出モードとプログラミングモードとを含む動作モードなどの追加的な詳細は、上記の米国特許第6,879,505号にさらに記載されており、またChristopher J.Petti他に付与された“Transistor Layout Configuration for Tight-Pitched Memory Array Lines”と題された米国特許第7,054,219号に記載されており、その開示全体をここに引用によって援用し、さらにRoy E. Scheuerlein他による“Decoding Circuit for Non-Binary Groups of Memory Line Drivers”と題された2005年6月7日出願の米国出願番号第11/146,952号であって2006年10月5日公開の米国特許出願公開第2006−0221702号に記載されており、その開示全体をここに引用によって援用する。
グローバル行線の選択時間を高速化するには、これらのRSEL線は、その両端において2個の階層型行選択デコーダ302、304(「グローバル行デコーダ302、304」としても知られる)によって駆動される。各々はそれぞれアレイストライプの左側および右側においてアレイの外側に配置される。階層型デコーダ構造を用いることによって、グローバル行デコーダ302が小型化され、したがってアレイの効率が向上する。また、逆方向復号化モードは、Kenneth K. So他による2004年12月30日出願の米国出願番号第11/026,493号であって2006年7月6日公開の米国特許出願公開第2006−0145193号である“Dual-Mode Decoder Circuit, Integrated Circuit Memory Array Incorporating Same, and Related Methods of Operation”にさらに記載されており、その開示全体を引用によって援用する。このような階層型デコーダの例示的な回路は、Luca G. Fasoli他による米国特許出願公開第2006−0146639A1号の“Apparatus and Method for Hierarchical Decoding of Dense Memory Arrays Using Multiple Levels of Multiple-Headed Decoders”に見出すことができ、その開示全体をここに援用によって引用する。
ここに包含される一部の構成において、例示的な4ヘッドデコーダ回路は、4本の「選択」バイアス線と1本の非選択バイアス線とを含む。このような名前の根拠は、所与のデコーダヘッドへの入力が選択される(すなわちアクティブレベルに駆動される)と、デコーダヘッドがその出力を「選択」バイアス線に結合させるためである。しかしこれは、図示のヘッドの4個すべてが、それぞれの出力を、選択される出力を反映するレベルに駆動するということを示唆するものではない。なぜなら、選択バイアス線のうち典型的に1本のみが、選択された出力に適切な条件において実際にバイアスされ、残りの3本の選択バイアス線は非選択出力に適切な条件においてバイアスされるためである。マルチヘッドデコーダのこれらの「選択」バイアス線はここでは「ソース選択バス」として説明されるが、注記しない限り同様に動作する。一部の実施形態は、1本の非選択バイアス線ではなく、「逆方向ソース選択バス」である第2のこのようなバスも含む。
逆に、マルチヘッドデコーダの入力ノードが非アクティブまたは非選択であれば、このようなヘッドすべては、それぞれの出力を、関連付けられた「非選択」バイアス線(または逆方向ソース選択バスのそれぞれのバイアス線)に駆動する。多くの有用な実施形態について、このような非選択バイアス線は、マルチヘッドデコーダのすべてのヘッドによって共有される1本のバイアス線に組合わされ得る。
このような復号化の追加的な階層型レベルと、復号化バス(たとえばXSELNおよびXSELP)のためのバイアス回路組織と、関連する支持回路とを含む同様のまたは関連するワード線デコーダ構造および技術は、Roy E. ScheuerleinおよびMatthew P. Crowleyによる“Multi-Headed Decoder Structure Utilizing Memory Array Line Driver with Dual Purpose Driver Device”と題された米国特許第6,856,572号にさらに記載されており、その開示全体をここに引用によって援用し、Roy E. ScheuerleinおよびMatthew P. Crowleyによる“Tree Decoder Structure Particularly Well-Suited to Interfacing Array Lines Having Extremely Small Layout Pitch”と題された米国特許第6,859,410号に記載されており、その開示全体を引用によってここに援用する。
図12は、本発明の一部の実施形態に係る3次元メモリアレイのワード線層およびビット線層を表わす上面図である。他のワード線層およびビット線層は図示されているものによって実現することができ、一部の実施形態では、同じ垂直接続を共有する。複数のビット線333、335をそれぞれ含み、かつ2:1にインターリーブされたワード線セグメントを有するメモリブロック332、334が示される。あるブロックのワード線セグメントの半分に対する垂直接続がブロックの左側にあり(たとえばワード線セグメント337および垂直接続339)、当該ブロックのワード線セグメントの他方の半分に対する垂直接続がブロックの右側にある(たとえばワード線セグメント336および垂直接続340)。また、各垂直接続は、2個の隣接ブロックの各々におけるワード線セグメントとして機能する。たとえば、垂直接続340はアレイブロック332のワード線セグメント336に接続し、メモリブロック334のワード線セグメント338に接続する。換言すると、各垂直接続(垂直接続340など)は、2個の隣接ブロックの各々におけるワード線セグメントによって共有される。しかし予期されるように、第1のアレイブロックおよび最後のアレイブロックのそれぞれの「外側」垂直接続は、第1のアレイブロックおよび最後のアレイブロックにおける唯一のワード線セグメントとして機能し得る。たとえば、ブロック334がメモリアレイ(またはメモリベイ)を構成する複数のブロックのうちの最後のブロックである場合、その外側垂直接続(たとえば垂直接続344)は、ブロック334内でワード線セグメント342としてのみ機能し得、したがって、アレイの残りに亘って2個のワード線セグメントによって共有されない。
ワード線セグメントを図示のようにインターリーブすることによって、垂直接続のピッチは、個々のワード線セグメント自身のピッチの2倍となる。多くの受動素子メモリセル
アレイについて実現可能なワード線ピッチは、垂直接続を形成するのに採用され得る多くのビア構造について実現可能なものよりも著しく小さいため、これは特に有利である。さらに、これにより、メモリアレイの下の半導体基板に実装されるワード線ドライバ回路の複雑度も低下し得る。
次に図13を参照し、本発明の一部の実施形態に係るセグメント化されたワード線配置を有する3次元メモリアレイを表わす概略図を示す。各ワード線は、メモリアレイのうち少なくとも1つ、有利には2つ以上のワード線層上の1個以上のワード線セグメントによって構成される。たとえば、第1のワード線は、メモリアレイの1つのワード線層上に配置されたワード線セグメント360と、別のワード線層上に配置されたワード線セグメント362とによって構成される。ワード線セグメント360、362は垂直接続358によって接続され、第1のワード線を構成する。垂直接続358は、別の層に(たとえば半導体基板内に)配置されたドライバ装置171、172への伝導経路ももたらす。行デコーダ(図示せず)からの復号化出力352は、ワード線セグメント360、362に対してほぼ平行に横断し、ワード線セグメント360、362を、あるときには装置172を介して、ワード線セグメントに対してほぼ垂直に横断する復号化バイアス線167(たとえばソース選択バスXSELN)に結合させ、他のときにはワード線セグメント360、362を、装置171を介して、復号化バイアス線203(たとえば図9に示した逆方向ソース選択バスXSELP)に結合させる。
垂直接続359によって接続されて第2のワード線を構成し、かつワード線ドライバ回路175、176への伝導経路をもたらすワード線セグメント361、363も示されている。行デコーダからの別の復号化出力353は、これらのワード線セグメント361、363を、あるときには装置176を介して、復号化ソース選択線(すなわち「バイアス線」)167に結合させ、ワード線セグメント361、363を、他のときには装置175を介して、復号化バイアス線203に結合させる。この図は例示的なアレイ構造を概念的に導入しているが、図示の構造に対する変形を含み、さらに、一部の実施形態には適切であるが、すべての実施形態について必ずしもそうとは限らない詳細を含む多くの実施形態が以下で説明される。
一部の好ましい実施形態では、6ヘッドワード線ドライバが利用される。このような6ヘッドワード線ドライバ回路に関連付けられた6本のワード線は、上記の米国特許第7,054,219号に記載されているように、2個の隣接メモリブロックに共通する。換言すれば、所与の6ヘッドワード線ドライバは、2個の隣接ブロックの各々において6本のワード線を復号化し、かつ駆動する。図によって示唆されるように、これらの隣接ブロックは、関連付けられたワード線ドライバの左側と右側とにそれぞれあるものと見なされ得る。しかし、好ましい実施形態では、このようなマルチヘッドワード線ドライバはアレイブロックのほぼ下に配置され、ワード線への垂直接続のみがブロックの間に設けられる。
一部の実施形態は、ミラーリングされていないアレイ(たとえば1つのビット線層だけに関連付けられたワード線層)を有することを意図し、たとえばLuca G. Fasoli他による
“Method and Apparatus for Incorporating Block Redundancy in a Memory Array”と題された2005年3月31日出願の米国出願番号第11/095,907号であって、米国特許第7,142,471号に記載されており、その開示全体をここに援用によって引用する。特に、図15はアレイブロックの上部側および底部側の両方において、4つのビット線層、16ヘッド列デコーダを示す。この図は、(記載では、16本の選択ビット線の2つのグループが同じアレイブロック内に配置されているものの)1個の16ヘッド列デコーダによって上部データバスに結合される4つのビット線層(4つのI/O層を示す)の各々上の4本のビット線と、1個の16ヘッド列デコーダによって底部データバスに結合される同じ4つのビット線層の各々上の同様な4本のビット線とを示す。2つのビ
ット線層で1つのワード線層を共有して2つのメモリ面を構成するような、別のハーフミラーリングされた実施形態が意図される。
次のいくつかの図面において、リセットプログラミング(すなわち逆方向バイアスプログラミング)を利用するさまざまな実施形態を説明する。したがって、いくつかの定義は開示のこの部分のためのものである。「セット」という用語は、1個の(またはグループの)メモリセルを順方向バイアスし、各メモリセルを介してより低い抵抗を生じさせることであると見なすべきである。「消去」という用語は、メモリセルのブロックを順方向バイアスし、各メモリセルを介してより低い抵抗を生じさせることであると見なすべきである。最後に、「リセット」という用語は、メモリセルを逆方向バイアスし、各セルを介してより高い抵抗を生じさせることであると見なすべきである。(ここに記載される他の実施形態については、このような定義が当てはまらない場合がある。特に「消去」という用語は、セルの抵抗を増大させるためのメモリセルの両端の逆方向バイアス条件を指す場合もある。)
次に図14を参照し、メモリアレイ370は、第1のストライプ371と第2のストライプ372とを含む。第1のストライプ371はSTRIPE 0とも表記され、第2のストライプ372はSTRIPE 1とも表記される。ストライプ371は、2個のメモリベイBAY_00およびBAY_01を含む。このような各メモリベイは、複数のアレイブロック(たとえば16個のこのようなメモリアレイブロック)を含む。この例示的なメモリアレイ370は2個のメモリストライプを含み、各々が2個のメモリベイを有するように示されるが、他の数のストライプおよびベイも意図される。
第1のメモリベイBAY_00は、他のメモリベイを代表する。合計16個のメモリアレイブロックが表され、そのうち2個は374および375と表記され、各々がメモリアレイの下に配置されたセンスアンプを有する(一方、たとえば半導体基板層においては、基板層上に形成された絶縁層の上に1つ以上のメモリ面が形成され得る)。上部列デコーダ回路380、上部データバス373、および上部ビット線選択ブロック381は、このベイの16個のアレイブロックに亘って及び、各アレイブロックの上部側から出るビット線に関連付けられる。底部列デコーダ回路379、底部データバス378、および底部ビット線選択ブロック382は、このベイの16個のアレイブロックに亘って及び、各アレイブロックの底部側から出るビット線に関連付けられる。
上部列デコーダ回路380はアレイブロックの「上方に」あり、底部列デコーダ回路379はアレイブロックの「下方に」あるものとして説明され得ると理解されるべきである。この用語は、概略図に図示するような回路ブロックの配向を視覚的に反映する。このような配置は、(この回路が上に実装される集積回路用の水平基板を明らかに示唆しているものの)アレイブロックの「一方側」および「他方側」としても説明され得る。また、「北」および「南」という方向を示す用語は、さまざまな回路ブロックの位置関係を説明するのに好都合な用語である。
これに対し、一部の実施形態では、メモリアレイは基板の「上方に」形成してもよく、さまざまな回路ブロックはメモリアレイの「下方に」あるものとして説明される。ここで使用される限りにおいて、概ね平坦な特性を有する実際の物理的構造である基板またはメモリアレイブロックの「上方に」または「下方に」あるということは、このような基板またはメモリ面の表面の法線方向に対する。
図14では、底部列デコーダはアレイブロックの「下方に」あるものと示され得るが、このような列デコーダは、必ずしもメモリアレイの下に(すなわち基板に近い方に)あるとは限らない。これに対し、アレイブロックの範囲内に図示されるセンスアンプブロックSAはアレイブロックの「下方に」または「下に」あるものとして示されるが、このよう
な物理的配置および構造的関係を伝えると想定され得る。説明およびさまざまな図面との関連にて、「上方に」および「下方に」の使用法は明確でなければならない。
一部の例示的な実施形態では、ビット線デコーダは16ヘッドデコーダであり、選択メモリアレイブロックの上部側の16本のビット線を同時に選択する。この「選択」は列復号化に関するものであり、必ずしも16本のビット線すべてが実際に同時にプログラミングされるとは示唆していない。16本の選択ビット線は、4つのビット線層の各々において、上部(または他のデコーダでは底部)においてアレイから出る4本の隣接するビット線として配置されることが好ましい。
上部データバス373の16本のI/O線は、16個のブロックすべてに亘って水平方向に横断する。このようなバスは上述のSELBバスに対応する。このデータバス373の個々のバス線の各々は、図示の16個のブロック間で分散される16個のセンスアンプ回路のそれぞれ1個に結合される。16本のデータバス線の各々は、関連付けられたバイアス回路(すなわちリセット回路)にも結合され得、特定の動作モード中に使用して、16本の「選択」ビット線のそれぞれのビット線を適切にバイアスし得る。
たとえば、リセットプログラミング動作モードについて、このようなリセット回路は、16本のビット線の各々に対するデータビットに従って、かつ同時にプログラミングすることができるビット線の数にも従って、16本の「選択」ビット線内でプログラミングされるビット線とプログラミングされないビット線とを適切にバイアスする(もちろん、特定のビット線に結合されたプログラミングされるセルを意味する)。選択ビット線がデータバス373(すなわち上記のSELBバス)によってそれぞれのセンスアンプに結合される読出動作モード中には、これらのバイアス回路はディスエーブルとなり、高出力インピーダンスを示し得る。
底部データバス378の16本のI/O線は、16個のブロックすべてに亘って水平方向に横断する。このようなバスは上記の別のSELBバスに対応するが、ここではアレイの底部から出るビット線(ビット線は2:1にインターリ−ブされている)に関する。上記のとおり、このデータバス378の個々のバス線の各々は、図示の16個のブロック間で分散される16個のセンスアンプ回路のそれぞれ1個に結合される。16個のブロックの各グループ(すなわちベイ)には、32本の選択ビット線に接続する32個のセンスアンプが存在する。読出モードでは、ここに説明されるように、すべての選択ビット線が16個のブロックのうちの1個に収まるように配置され得る、または別の方法で配置され得る。センスアンプは、メモリアレイブロックの下に好都合に実装され得るが、データバス線373、378、16ヘッド列選択デコーダ(すなわちビット線選択ブロック381、382)および列デコーダ379、380の小部分は、アレイブロックの外側に実装されることが好ましい。有用な列デコーダ配置の追加的な詳細は、上記の米国出願番号第11/095,907号(米国特許第7,142,471号)、および上記の米国特許出願公開第2006−0146639A1号に見出され得る。
プログラミングモードでは、合計プログラミング電流の大きさが、同時にプログラミングされるメモリセルの数を制限し得る。また、1本の選択ビット線またはワード線に沿って流れるプログラミング電流の大きさも、確実に同時にプログラミングされ得るメモリセルの数を制限し得る。図示の例示的なアーキテクチャでは、両方の列デコーダが同じアレイブロックのビット線を選択した場合、1個のアレイブロックとともに選択される合計ビット線は32本となる。各デコーダが4つのビット線層の各々から4本のビット線(すなわち各それぞれのメモリ面から4本のビット線)を選択すると想定すると、各メモリ面上の選択ワード線セグメントは、合計8個の選択メモリセルへのプログラミング電流に対応しなければならない(個々のワード線セグメントを層ごとに示す図13参照)。これらの
選択メモリセルのうち4個は北に出るビット線に関連付けられ、他の4個の選択メモリセルは南に出るビット線に関連付けられる。32個の選択メモリセルすべてが同じワード線ドライバ回路によって駆動されるが、選択メモリセルの各々は、それ自身のビット線ドライバ回路によって駆動される。
上で示唆したように、32個のセルへの合計プログラミング電流を集積回路によって供給することができたとしても、8個の選択メモリセルへのプログラミング電流によって、各層上の選択ワード線セグメントに沿って許容できない電圧降下が生じ得る。また、選択ワード線ドライバ回路は、許容可能な電圧降下によってこのような電流を駆動することができない場合がある。
リセットプログラミングモードにおいては、各選択受動素子セルに逆方向バイアスが印加され、それによって、変更可能な抵抗材料が高抵抗状態にリセットされ、ユーザデータをプログラミングする。ブロック中の1本以上のビット線が同時プログラミングに選択され得、ビットのうちの何本かがより高い抵抗状態にリセットされるにつれて、選択ビット線から選択ワード線に流れる電流が著しく減少し、低下するワード線IR降下によって残りのビットの電圧が若干高くなる。その結果、より簡単にプログラミングされるビットが最初に状態を変え、より「強固な」ビットの電圧が若干高くなり、このようなビットをプログラミングするのを助けることができる。
しかし、32個の選択メモリセルすべてを同じアレイブロックに存在させることは、上記の理由のいずれかにより許容可能ではない場合もある。したがって、2本のデータバスのうちそれぞれ一本を各々が用いる2個の異なるアレイブロックがプログラミングに選択され得る。図において、リセットプログラミングに関する選択を表わすために、アレイブロック374がクロスハッチングされている。ブロック374への上部列デコーダ380の出力の1つがアクティブであり、したがって16本の選択ビット線を上部データバス373に結合させる(アレイブロック374からデータバス373への矢印によって示される)。また、リセットプログラミングに関する選択を表わすために、アレイブロック375がクロスハッチングされている。ブロック375への底部列デコーダ379の出力の1つもアクティブであり、したがって16本の選択ビット線を底部データバス378に結合させる(アレイブロック375からデータバス378への矢印によって示される)。
1本の行377は、メモリアレイ(図示せず)のいずれかの側のグローバル行デコーダによって選択され、ストライプ371全体に亘ってグローバル行選択線を駆動する。このようなグローバル行選択線は、図9に示した行デコーダ回路の復号化出力158に対応する。マルチヘッドワード線ドライバ回路は、(ソース選択バスおよび逆方向ソース選択バス上の適切なバイアス条件によって)イネーブルとなり、ブロック374の選択ワード線376とブロック375の選択ワード線とを駆動する。この例示的な実施形態のワード線は共有されているため、このような1個の選択ワード線ドライバ回路は、両方のブロック374、375においてワード線を駆動する。全プログラミング電流は、依然としてこの1個の選択ワード線ドライバ回路を介して供給されているが、各ワード線セグメントはここでは4個の選択メモリセルのみに対応しているため、各選択ワード線セグメントに沿った電流は半減する。ブロック374および375における次に高いまたは低いワード線は、2個の別個のワード線ドライバ装置によって駆動され、ワード線ドライバ装置のいずれかにおけるピーク電流は約半分となることに注意されたい。データのページを、奇数または偶数ワード線に対応する一層複雑なブロック配置に設けるように選択することによって、共有ワード線ドライバを完全に回避することができる。たとえば、偶数ワード線は所与のアレイブロックの左側から駆動され、奇数ワード線は所与のアレイブロックの右側から駆動されると想定する。偶数ワード線が所与のアレイブロックにおいて選択されると、その左側のブロックが同時に選択され得る。奇数ワード線が所与のアレイブロックにおいて
選択されると、その右側のブロックが同時に選択され得る。このような場合、非選択アレイブロックにおいては選択ワード線は出現しない。代替的な実施形態では、書込まれるデータのページは、共有ワード線ドライバを回避するように配置され得る。
上記のデュアルデータバスの例では、各メモリブロックは両方のデータバス373、378に関連付けられる。異なるメモリサイクルでは、アレイブロック374に関連付けられた他のビット線が底部データバス378に結合され、アレイブロック375に関連付けられた他のビット線が上部データバス373に結合される。この実施形態および他の実施形態では、性能を最適化するため、所与のベイにおいて読出に選択されるブロックは、リセットに選択されるブロックとは異なる。読出には1度に1個のブロックが選択されるが、リセットには2個のブロックが選択される。上述のリセットアクセスとは異なり、読出には2本のデータバスが両方ともアクティブであるが、1個のブロックにアクセスする。
同様の利点をもたらす多様な他のデュアルデータバス配置がある。図15は、奇数メモリブロックが第1のデータバスのみに関連付けられ、偶数メモリブロックは、第2のデータバスのみに関連付けられるメモリベイ400を示す。奇数アレイブロック406は、第1のデータバス402に関連付けられ、ビット線選択ブロック408によって表される偶数アレイブロック407は、第2のデータバス404に関連付けられる。2個のメモリアレイブロック(たとえばアレイブロック406、407)が同時に選択され、各々はその選択ビット線をデータバスの一方に結合させる(それぞれ太字の矢印410、412によって表わされる)。
図16は、各メモリブロックが第1のデータバス422および第2のデータバス424の両方に関連付けられるメモリベイ420を示す。図示の1つのメモリサイクルでは、第1のアレイブロック426が選択され、その選択ビット線を第1のデータバス422に結合させる(太字の矢印430)一方、第2のアレイブロック427が同時に選択され、その選択ビット線を第2のデータバス424に結合させる(太字の矢印432)。別のメモリサイクルでは第1のアレイブロック426が選択され、その選択ビット線を第2のデータバス424に結合させる一方、第2のアレイブロック427が同時に選択され、その選択ビット線を第1のデータバス422に結合させる。
図17は、両方ともアレイブロックの同じ側に配置された第1のデータバス442および第2のデータバス444の両方に、各メモリブロックが関連付けられるメモリベイ440を示す。第1のアレイブロック446は、第1のビット線選択ブロック449によって第1のデータバス442に関連付けられ、第2のビット線選択ブロック448によって第2のデータバス444にも関連付けられる。図示の例示的なメモリサイクルでは、2個のメモリアレイブロック(たとえばアレイブロック447、446)が同時に選択され、各々はその選択ビット線を第1のデータバス442および第2のデータバス444に結合させる(それぞれ太字の矢印450、454によって表わされる)。
図18を参照し、上で示したメモリベイBAY_00と同様のメモリベイ460を図示する。但し、本実施形態では、2個の同時選択アレイブロック462、464は隣接していない。図示の1つのメモリサイクルでは、アレイブロック462が選択され、その選択ビット線を上側データバス466に結合させる(すなわち太字の矢印)一方、アレイブロック464が同時に選択され、その選択ビット線を下側データバス468に結合させる。この機構は、隣接するメモリアレイブロック間でワード線が共有されていない場合は特に有用であるが、このようなワード線が共有されていない場合でも使用することができる。このような場合、選択ブロックにおける選択ワード線は、隣接するメモリブロックにも張り出す。
これらの図示した実施形態の各々において、2個以上のブロックがリセットプログラミングに選択される。選択アレイブロック(すなわち選択「サブアレイ」)における受動素子セルに逆方向バイアスが印加され、それによって、変更可能な抵抗材料が高抵抗状態にリセットされ、ユーザデータをアレイにおいてプログラミングする。これは、少なくともいくつかの理由によって高い帯域幅で実現され得る。まず、2個以上のブロックをプログラミングに選択することにより、所与のワード線セグメントによって、またはさらに所与のワード線ドライバ回路によって課される制約を超えて、同時にプログラミングされるメモリセル数を増加させることができる。データバスがそのような各ブロックに到達する限り、3個以上の選択アレイブロックを選択することができる。また、プログラミングの方向は、より多数のセルをプログラミングできるようにするのを補助する。換言すれば、プログラミングされたビットの一部がより高抵抗状態にリセットされると、ビット線からワード線に流れる電流の大きさが著しく低下し、減少するワード線IR降下によって残りのビットの電圧は若干高くなる。所与の最大プログラミング電流については、高抵抗から低抵抗よりも、低抵抗から高抵抗への方が、より多くのビットを確実にプログラミングすることが可能と考えられる。同じく高帯域幅プログラミングに寄与するのは、多数の非選択ワード線およびビット線のすべてにおけるバイアス条件である。これらはすべて接地に維持されているため、アレイブロックが選択および選択解除されるにつれて非選択アレイ線をバイアスアップするのに関連付けられる大きな遅延はなく、このようなアレイブロックをバイアスアップおよびバイアスダウンするのに対応しなければならない大きな電流過渡電流もない。このリセットプログラミング配置では、選択メモリブロックの非選択ワード線およびビット線でさえも接地にバイアスされる(すなわち、一部の例示的なデコーダ構造を用いる場合は浮動したままである)。
例示的な実施形態では、各ベイが、それ自身の読出書込回路の組と読出/書込回路をビット線選択回路に接続する少なくとも1本のデータバスとを有するように、メモリチップが組織され得る。このバスはベイの幅に亘って延在する、または換言すればブロックのグループに「及ぶ」。データバスが2本存在するように、ブロックの上部側には列デコーダが存在し、ブロックの底部側には第2の列デコーダが存在し得る。一部の実施形態では、各それぞれのデータバスに関連付けられた2組の読出書込回路が存在し得る。データの特定のページは、最も高い帯域幅についてはすべてのベイに広がることが好ましい。これは、図14に示した例示的な実施形態において、各メモリベイ内の1対の選択アレイブロックによって図示される。
選択ビットは、好ましくはあるベイの2個のブロックの上に設けられる。一方のブロックは、列デコーダの一方によって選択され、かつデータバスの一方に関連付けられたビット線を有し、第2のブロックは、ベイごとに帯域幅が2倍になるように他方の列デコーダおよびデータバスによって選択されるが、いずれのワード線セグメントに流れる電流も変化しない。また、選択された列位置における1本または多数のビット線がリセットプログラミングに同時に選択される。同時にプログラミングされる数は、1ブロック中の選択ビット線から共通ワード線に流れる電流によって制限され得る。しかし、ビットの一部がより高い抵抗状態にリセットするにつれて、「既にリセットされた」セルを介する電流が減少し、共通のワード線セグメントに沿ったIR降下が減少し、残りのビットがより多くの電圧を得てそれらのリセットを促す方法においては、上記の制限は緩和される。
各選択ブロックの選択ワード線は、好ましくはすべて同じ行にあり、なぜなら復号化の影響が緩和されるグローバル行デコーダ回路は、これに対応するための変更を必要としないためである。特にワード線が隣接ブロック間で共有されている場合は、同時に選択されるブロックは隣接していることが好ましい。2個の隣接ブロック間で共有されるいずれかの選択ワード線について、これらの2個の隣接アレイブロックが同時選択アレイブロックとなるように構成され得るように、復号化が取り決められ得る。たとえば、第1のブロッ
クと第2のブロックとの間に配置された所与のワード線ドライバは、両方とも選択されている第1のブロックおよび第2のブロックの共有ワード線を駆動する。次のワード線(アレイブロックの左側および右側から2:1にインターリーブされているものとする)は、同じく選択アレイブロックであり得る第2のアレイブロックと第3のアレイブロックとの間のアレイ線ドライバから駆動される。これにより、隣接する非選択アレイブロックに張り出す選択ワード線に対処することが回避される。
リセットプログラミングを用いる場合、各メモリセルは、「セット」動作モードによって低抵抗状態に戻され、順方向バイアスを一度に1ビット、または1ページのデータにおける多数ビット、または消去ブロックに印加することで新たなデータを書換える、またはビットのグループを消去するのに使用され得る。高性能消去は、1ブロックにおいて複数のビット線および/または複数のワード線を選択し、セルを低抵抗に設定することによって行われ得る。ビット線ドライバ経路における電流制限回路は、共通ワード線に流れる合計電流を制限する。選択されるメモリセル技術と、セット電流およびリセット電流の相対的な大きさと、Uセルリーク電流の大きさとに依存して、リセット(すなわちプログラミング)の場合よりも少ないブロックがセットまたは消去動作に選択され得る。
抵抗材料の1つの選択肢は、ダイオードを構成するポリシリコン材料である。アンチヒューズ(「AF」)はポリシリコンダイオードと直列にすることができ、アンチヒューズは、製造中の初期化ステップにおけるプログラミングイベントの前に投入される。アンチヒューズは、セット時にセルが通す最大電流を制限するように機能する。
上述のように、メモリアレイは好ましくは(図12および図13に図示されるような)セグメント化されたワード線アーキテクチャを含み、好ましくは3次元アレイを含む。一部の実施形態では、所与のワード線層上のワード線は、1つのビット線層上のビット線に関連付けられるが、一部の実施形態では所与のワード線層上のワード線は、いわゆる「ハーフミラーリングされた」配置における2つのビット線層(すなわち2つのメモリ面を規定する1つのワード線層および2つのビット線層)の間で共有される。このようなメモリアレイ構造は、上記の米国特許第6,879,505号にさらに記載されている。
上記のさまざまなデコーダ回路の記載は、1個のアレイブロックを説明することに主として焦点を当てた。各デコーダについては、ソース選択バスと、一部の実施形態では反転ソース選択バスとの関連において説明した。ワード線デコーダ階層は、比較的真直ぐであると見なされ得る。ソース選択バスおよび非選択バイアス線、または代替的に逆方向ソース選択バスは、アドレス情報に基づいて復号化され、どのアレイブロックがアクティブであるかに従って駆動される。同様の行デコーダ回路が、すでにここにおいて参照されている。非選択アレイブロックに関連付けられたワード線へのそれぞれのソース選択バスおよび/または非選択バイアス線は浮動したままであり得る。
列デコーダ配置については、階層型バス配置を採用して、読出/書込データの効率的な経路指定と、選択アレイブロックおよび非選択アレイブロック内でのビット線の効率的なバイアスとが行われ得る。有用な階層型バス配置は、図9および図10に図示したデュアルソース選択バスデコーダとの関連において説明されるが、これらは他のデコーダ実施形態に適合し得る。
順方向動作(読出およびセット)において、例示的な階層型バス配置は、選択アレイブロックへのSELNバス上に適切なバイアスを供給し、非選択アレイブロックへのSELNバスを浮動させたままにする。これは、選択アレイブロックに隣接するアレイブロックにおける望ましくない電力損失を減少させるのに有益である。選択アレイブロックにおける非選択ワード線は、かなり高い電圧VUX(たとえばVPP−VT)にバイアスされ、
共有ワード線アーキテクチャによって、これらの非選択ワード線は隣接する非選択アレイブロックにも延在する(すなわち、非選択アレイブロック内のワード線の半分は、選択アレイブロックによって共有される)。隣接アレイブロックにおける非選択ビット線は、非選択ビット線電圧VUB(たとえばVT)にバイアスされることが好ましい。これは、非選択メモリセルを介するリーク電流による電力を消費する。隣接する非選択アレイブロックにおけるワード線の他方の半分は浮動しており、したがってVUB電圧までリークし、非選択セルの半分についてはリーク電力が最小化される。
例示的な階層型バス配置は、リセット動作モードにおいて、多数のブロックに及び、アレイブロックの下に配置されるリセットデータドライバに到達する長いSELN経路ももたらす。
4つの例示的な階層型バス配置を次の4つの図に示す。図19を参照し、バス配置500が図示され、3個のメモリアレイブロック502、504、506を含み、あるベイ中の全アレイブロックを表わす。3個のアレイブロックのみが示されているが、いずれかの数のアレイブロックに拡張できるため、当該配置の増分性は明らかである。各それぞれのアレイブロックへのそれぞれのSELNバスセグメントが示される。ここで用いられる限りにおいて、バスセグメントは、他のこのようなバスよりも単に短いバスであり、他の実施形態(下記)では、複数のバスセグメントが互いに結合され、1本のより長いバスを構成し得る。
セットモードでは、結合回路508によって、選択アレイブロックへのSELNバスセグメントが、メモリベイ全体に及ぶより長いGSELNバスに結合される。この結合回路508はトランジスタ16個と簡単なものであり得、各々はそれぞれのSELNバス線をそれぞれのGSELNバス線に結合させる。この結合回路508は、セットモードまたはリセットモード(下記)にあるとき選択アレイブロックについてアクティブである制御信号EN_GSELNによってイネーブルとなる。セットモード中、このGSELNバスは非選択ビット線電圧VUBに結合される(すなわち、GSELNバスの各バス線がこの電圧に結合される)。非選択アレイブロックへのそれぞれのEN_GSELN制御信号は非アクティブであり、それぞれの結合回路508はオフとなり、したがって所望のとおり、それぞれのSELNバスセグメントは浮動したままである。
リセットモードでは、すべてのアレイブロックへのそれぞれのEN_GSELN制御信号がアクティブであり、それぞれの結合回路508がオンとなり、それぞれのSELNバスセグメントをGSELNバスに結合させる。これにより、どれが選択されているかに関わらず、すべてのアレイブロックに書込データが供給される。SELBバスはVUX電圧(たとえば接地)に駆動され、非選択ビット線バイアス条件がリセットプログラミングに与えられる。
これは、追加的な16本のグローバル線(GSELN)およびアレイブロックごとに16個の予備のトランジスタ(結合回路508)のみを必要とする比較的簡単な回路配置である。(少なくとも下記の他の実施形態に関する)欠点は、SELBバスおよびSELNバスの両方における比較的高いキャパシタンスを含む。SELBバス上のキャパシタンスは常時存在するが、読出サイクル中だけは不利益であるのに対し、すべてのSELNバスセグメントがグローバルバスGSELNに結合されるリセットモード中は、SELNバス上の高いキャパシタンスが存在し、この期間中は、組合されたバスがリセットデータ情報を伝える。
一部の他の実施形態では、リセット電圧VRRを−VRR/2および+VRR/2に分割するのではなく、全体的に非負電圧によってリセットモードが構成され得る。このよう
な場合、非選択ワード線およびビット線は中間点にバイアスされ、ここではVRR/2である。したがって、リセットモードから出るとき、放電時の過剰な電流サージを回避するためこれらの線の放電速度を制御するように注意を払わなければならない。
図20を参照し、それぞれのSELNバスセグメントが互いに結合され、メモリベイ全体に及ぶ1本のより長いバスを構成する別の実施形態を図示する。セットモードでは、選択アレイブロックへのSELNバスセグメントは、結合回路532によってメモリベイ全体に及ぶ1本のバイアス線VUBに結合される。この結合回路532は、トランジスタ16個と簡単なものであり得、各々がそれぞれのSELNバス線をVUBバイアス線(図示のように、適切なバイアス回路に結合される)に結合させる。この結合回路532は制御信号BLATVUBによってイネーブルとなり、セットモードにあるときは選択アレイブロックについてアクティブである。非選択アレイブロックについては、それぞれのBLATVUB制御信号は非アクティブであり、それぞれの結合回路532はオフとなり、したがってそれぞれのSELNバスセグメントは、所望のとおり浮動したままである。
リセットモードでは、SELBバスがVUX電圧(たとえば接地)に駆動され、リセットプログラミングに非選択ビット線バイアス条件を与える。また、それぞれのSELNバスセグメントは結合回路533によって互いに結合され、メモリベイ全体に及ぶ1本のバスを構成し、リセット回路に結合され、組合されたバスにリセットデータ情報を供給する。SELNバスセグメントのうち1本は、バス536によってリセット回路に結合され得る。一部の実施形態では、結合回路535を利用して、リセットモードにおいてリセットブロックへの接続を行い得る。
これは、1本の追加的なバイアス線(VUB)およびアレイブロックごとに32個の予備のトランジスタ(結合回路532、533)のみを必要とする比較的簡単な回路配置である。先の実施形態と同様に、SELBバスおよびSELNバスの両方には比較的高いキャパシタンスが依然として存在する。
図21を参照し、先の両方の実施形態の特徴を組込んだバス配置550が図示される。セットモードでは、選択アレイブロックへのSELNバスセグメントは、結合回路554によってメモリベイ全体に及ぶVUBバイアス線に結合され、制御信号BLATVUBによってイネーブルとなる。非選択アレイブロックへのそれぞれのBLATVUB制御信号は非アクティブであり、それぞれの結合回路554はオフとなり、したがって(セットモードではEN_GSELN信号も非アクティブであるため)所望のとおり、それぞれのSELNバスセグメントは浮動したままである。
リセットモードでは、選択アレイブロックへのそれぞれのEN_GSELN制御信号がアクティブであり、それぞれの結合回路552がオンとなり、それぞれのSELNバスセグメントをGSELNバスに結合させる。非選択アレイブロックへのEN_GSELN制御信号は非アクティブであり、それぞれの結合回路552がオフとなり、それぞれのSELNバスセグメントは浮動したままである。この構成は、選択アレイブロックにのみ書込データを供給し、合計キャパシタンスを著しく低下させる。SELBバスはVUX電圧(たとえば接地)に駆動され、リセットプログラミングに非選択ビット線バイアス条件を与える。
この回路配置は、17本の追加的な線(VUBバスおよびGSELNバス)およびアレイブロックごとに32個の予備のトランジスタ(結合回路552、554)を必要とする。先の実施形態とは異なり、非選択アレイブロックへのそれぞれのSELNバスセグメントはGSELNバスに結合されていないため、この配置はSELNバス上に著しく低下したキャパシタンスをもたらす。SELBバス上にはかなり高いキャパシタンスが残存する
図22は、さらに別の階層型バス配置を示し、ここではメモリベイに及ぶ1本のグローバル選択バスGSELのみを利用し、SELBバスを各アレイブロックへのそれぞれのSELBバスセグメントに分割する。選択アレイブロックについては、それぞれのSELBバスまたはそれぞれのSELNバスセグメントのいずれかがこのGSELバスに結合される。セットモード中は、選択ブロックSELBバスセグメントがGSELバスに結合され、選択ブロックSELNバスセグメントがVDSELバイアス線(セット中は、表示のように、適切なバイアス回路によって生成された非選択ビット線バイアス条件VUBを伝える)に結合される。非選択ブロックSELNバスは浮動したままである。
リセットモード中は、選択ブロックSELNバスセグメントがGSELバスに結合され、選択ブロックSELBバスセグメントがVDSELバイアス線(リセット中は、非選択ワード線バイアス条件VUXを伝える)に結合される。非選択ブロックSELNバスは再び浮動したままである。
この配置は記載した中では最も複雑であり、17本のグローバル線(すなわちメモリベイに及ぶ)およびアレイブロックごとに64個の余分なトランジスタを必要とし、一部の実施形態ではより大きなレイアウト領域を必要とし得る。しかし、SELBバスおよびSELNバス上に低いキャパシタンスも供給し、したがって性能をより向上させることができ、まさしくモジュラーブロック設計をもたらす。さらに、SELBバスおよびSELNバス上のキャパシタンスを著しく増大させることなく、より大きなメモリベイが実現され得る。
別の実施形態では、列デコーダ回路を修正して、ビット線ドライバ回路のNMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタに別個の列復号化出力を与え、ビット線セレクタを高インピーダンス状態にすることができる。しかしこの配置は、ビット線セレクタおよび列デコーダ自体の領域を著しく増大させる。
図23を参照し、セットモード、リセットモードおよび読出モードについて別個のブロックを含むデータ回路を図示する。逆方向バイアスモード(すなわちリセットモード)では、選択ビット線はそれぞれのSELNバス線(すなわち逆方向ソース選択バス)に結合される。ここで、SELNバス617(採用され得る4つの階層型バス配置のいずれかのためのSELNバスへの経路を表わす)に結合されたリセットドライバ615が見出される。本質的に、これは選択アレイブロックへのSELNバスセグメントに最終的に結合される経路を表わす。書込まれるデータ情報はI/Oロジック601に受取られ、バス602に沿って書込ラッチブロック604に伝えられ、バス607に沿って制御ロジック608に伝えられ、その後、制御線612によってリセットドライバ615を制御する。
順方向モードでは、選択ビット線はそれぞれのSELBバス線に結合される。セットモードおよび読出モードの両方は順方向バイアスモードを利用するので、セットドライバ614および読出センスアンプ613の両方がSELBバス616(上記の4つの階層型バス配置のいずれかまたは採用され得るいずれかの他の配置についてのSELBバスへの経路を表わす)に結合される。検知されたデータはバス609によって読出ラッチ605に送られ、バス603によってI/Oロジック601に伝えられる。さまざまなバス606、610および611は、スマート書込(smart write)と称されることもあるプログラミング制御ループを供給し、ビットが上手く入れられるまたはセットされると、プログラミング電流を遮断することができる。バスは、たとえば、次のプログラミング動作中に保存されるべきいずれかの先にプログラミングされた状態(たとえばLSBデータビット)を決定する機能を書込の前に読出に与える。このような機能は、下記の023
−0049および023−0055出願にさらに記載されている。
簡略化された例示的なリセットドライバ615を図24に図示し、選択メモリセル638へのワード線およびビット線選択経路をともに表わす。ワード線選択経路639は、ワード線ドライバ回路(すなわちデコーダヘッド)を介し、かつ復号化ソース選択バスXSELNを生成するための回路に至る経路を表わす。ビット線選択経路636は、ビット線ドライバ回路を介し、かつさまざまな階層型バス配置の実施形態において記載したようないずれかのバス結合回路を介し、個々のSELNバス線635に至る経路を表わす。好ましいリセット方法および関連付けられるリセットドライバは、下記のSAND−01114US0およびSAND−01114US1出願、特にその図13に関して記載されている。
ビット線選択経路のキャパシタンスは、新たにアドレス指定された選択ビット線のプログラミングを試みる前にプリチャージされる。これは、選択メモリセルを実際にリセットするのに望ましい電流よりも大きな電流を用いて実行され得るが、適切に時間を合わせれば、このようなより大きなプリチャージは、メモリセルに悪影響を及ぼすことなくプリチャージ時間を高速化させることができる。このプリチャージは、制御信号637によってビット線選択経路636に伝えられるプリチャージ列信号PCHGCOLによって制御される。ビット線プリチャージ(BLP)電流制限回路633およびリセット制限回路634は、両方ともそれぞれのビット線プリチャージ電流およびリセット電流の上限の大きさを制御するために設けられる。リセット動作が必要ではないデータであれば、両方とも信号132によってディスエーブルとなり、SELNバス線635が浮動する。
逆に、メモリセルがリセットされるデータであれば、ディスエーブル線632が非アクティブとなり、BLP電流制限回路633が短い間(たとえば200〜500ns)イネーブルとなって、より高いレベルの制御電流をこのようなプリチャージに与え、その後(図示されない制御信号によって)ディスエーブルとなり、より小さい電流をリセット電流制限回路634によって供給させ、選択メモリセルをリセットする。メモリセルをリセットすると、より低い抵抗状態からより高い抵抗状態に変化するため、リセット動作の完了を検知し、リセット制限634をディスエーブルとする必要はほとんどない。これは、リセット状態に達するとすぐに、セルがそれ自身でオフとなるためである。
上記のさまざまな実施形態について、多くの種類のメモリセルを逆方向バイアスを用いてプログラミングすることができる(たとえば上記のリセットモード)。このようなセルは、金属酸化物(たとえば遷移金属酸化物)とダイオードとを有する受動素子セルを含む。他の適切なセルは、ダイオードマトリックスにおいて抵抗材料を有するものを含む。プログラミング可能な金属被覆(metallization)接続、GST材料などの位相変化レジスタ、有機材料可変レジスタ、複合金属酸化物、カーボンポリマー膜、ドーピングされたカルコゲナイドガラス、および可動原子を含むショットキーバリアダイオードが例に含まれ、抵抗を変化させる。選択される抵抗材料は、1回プログラミング可能(OTP)メモリセルまたは多数回書込型メモリセルをもたらし得る。また、逆方向バイアス応力によって変更された伝導を有するポリシリコンダイオードを採用することができる。
逆方向リセット動作に有用なメモリセルが、Brad Herner他に付与された“High-Density Three-Dimensional Memory Cell”と題された米国特許第6,952,030号、およびTanmay Kumarによる“Method for Using a Memory Cell Comprising Switchable Semiconductor Memory Element with Trimmable Resistance”と題された2005年9月28日出願の米国出願番号第11/237,167号であって、2007年4月26日公開の米国特許出願公開第2007−0090425号に記載されている。適切な金属酸化物メモリセルは、S. Brad Hernerによる“Multilevel Nonvolatile Memory Cell Comprising
a Resistivity-Swicthing Oxide or Nitride and an Antifuse”と題された2006年3月31日出願の米国出願番号第11/394,903号に示されている。複数の抵抗状態をもたらし得る、位相変化材料を用いた適切なメモリセルが、Roy E. Scheuerlein他による“Non-Volatile Memory Cell Comprising a Dielectric Layer and a Phase Change Material in Series”と題された米国特許出願公開第2005−0158950号に示されている。これらの上記の開示の各々の全体をここに引用によって援用する。遷移金属酸化物(たとえばコバルトを有するものを含む)を有する他の例示的なメモリセルおよび操向素子自身のポリシリコン材料が切換可能な抵抗材料を含む例示的なセルが、下記のMA−163−1出願に記載されている。
また、S. Brad Herner他による“Rewritable Memory Cell Comprising a Diode and a Resistance Switching Material”と題された2005年5月9日出願の米国出願番号第11/125,939号であって、2006年9月9日公開の米国特許出願公開第2006−0250836号は、酸化ニッケルなどの酸化物と直列にダイオードを組込んだ有用な書換え可能メモリセルを開示しており、メモリセルの抵抗は、低抵抗状態から高抵抗状態に、かつ高抵抗状態から低抵抗状態に、繰返し切換えられ得る。S. Brad Herner他による“Nonvolatile Memory Cell Comprising a Diode and a Resistance Switching Material”と題された2006年3月31日出願の米国出願番号第11/395,995号であって、2006年11月9日公開の米国特許出願公開第2006−0250837号は、順方向バイアスを用いて設定され、逆方向バイアスを用いてリセットされるOTPマルチレベルメモリセルを開示している。これらの上記の開示の各々の全体をここに引用によって援用する。
ここに記載した実施形態のうちの多くにおいては、データ経路における各それぞれのバス線上に与えられる正確なバイアス条件は個別に制御可能である。セットドライバおよびリセットドライバの各々についての具体的な電圧および電流設定は、データ経路の各ビットについて調整することができる。その結果、3つ以上の状態を有する特定のメモリセル(すなわち「マルチレベル」メモリセル)が、ここに記載される構造の多くで使用されることを意図する。例示的なマルチレベルメモリセルが上記の米国出願番号第11/237,167号および下記のMA−163−1出願に記載されている。
本発明を実施する際に有用であり得る例示的な受動素子メモリセルおよび関連する不揮発性メモリ構造が以下の文献に記載されており、各々のその全体をここに引用によって援用する。
Mark G. Johnson他に付与された“Vertically Stacked Field Programmable Nonvolatile Memory and Method of Fabrication”と題された米国特許第6,034,882号;
N. Johan Knall他に付与された“Three Dimensional Memory Array and Method of Fabrication”と題された米国特許第6,420,215号;
Mark Johnson他に付与された“Vertically-Stacked, Field Programmable, Nonvolatile Memory and Method of Fabrication”と題された米国特許第6,525,953号;
Michael Vyvoda他に付与された“Digital Memory Method and System for Storing Multiple-Bit Digital Data”と題された米国特許第6,490,218号;
Michael Vyvoda他に付与された“Electrically Isolated Pillars in Active Devices”と題された米国特許第6,952,043号;および
S. Brad Hernere他による“Nonvolatile Memory Cell Without a Dielectric Antifuse
Having High-and Low-Impedance States”と題された米国特許出願公開第US2005−0052915号。
各々が2006年7月31日に出願された以下の出願は、本発明を実施する際に有用で
あり得るメモリセル構造、回路、システムおよび方法を記載しており、各々の全体をここに引用によって援用する。
Roy ScheuerleinおよびTanmay Kumarによる“Multi-Use Memory Cell and Memory Array”と題された米国出願番号第11/496,985号(“10519−141”出願);
Roy ScheuerleinおよびTanmay Kumarによる“Method for Using a Multi-Use Memory Cell and Memory Array”と題された米国出願番号第11/496,984号(“10519−150”出願);
Roy Scheuerleinによる“Mixed-Use Memory Array”と題された米国出願番号第11/496,874号(“10519−142”出願);
Roy Scheuerleinによる“Method for Using a Mixed-Use Memory Array”と題された米国出願番号第11/496,983号(“10519−151”出願);
Roy ScheuerleinおよびChristopher Pettiによる“Mixed-Use Memory Array With Different Data States”と題された米国出願番号第11/496,870号(“10519−149”出願);
Roy ScheuerleinおよびChristopher Pettiによる“Method for Using a Mixed-Use Memory Array With Different Data States”と題された米国出願番号第11/497,021号(“10519−152”出願);
Roy Scheuerleinによる“Systems for Controlled Pulse Operations in Non-Volatile
Memory”と題された米国出願番号第11/461,393号(“SAND−01114US0”出願);
Roy Scheuerleinによる“Controlled Pulse Operations in Non-Volatile Memory”と題された米国出願番号第11/461,399号(“SAND−01114US1”出願);
Roy ScheuerleinおよびChristopher J. Pettiによる“High Bandwidth One-Time Field-Programmable Memory”と題された米国出願番号第11/461,410号(“SAND−01115US0”出願);
Roy ScheuerleinおよびChristopher J. Pettiによる“Systems for High Bandwidth One-Time Field-Programmable Memory”と題された米国出願番号第11/461,419号(“SAND−01115US1”出願);
Roy ScheuerleinおよびTanmay Kumarによる“Reverse Bias Trim Operations in Non-Volatile Memory”と題された米国出願番号第11/461,424号(“SAND−01117US0”出願);
Roy ScheuerleinおよびTanmay Kumarによる“Systems for Reverse Bias Trim Operations in Non-Volatile Memory”と題された米国出願番号第11/461,431号(“SAND−01117US1”出願);
Tanmay Kumar, S. Brad Herner, Roy E. ScheuerleinおよびChristopher J. Pettiによる“Method for Using a Memory Cell Comprising Switchable Semiconductor Memory Element with Trimmable Resistance”と題された米国出願番号第11/496,986号(“MA−163−1”出願);
Luca G. Fasoli, Christopher J. PettiおよびRoy E. Scheuerleinによる“Passive Element Memory Array Incorporating Reversible Polarity Word Line and Bit Line Decoders”と題された米国出願番号第11/461,339号(“023−0048”出願);
Luca G. Fasoli, Christopher J. PettiおよびRoy E. Scheuerleinによる“Method for
Using a Passive Element Memory Array Incorporating Reversible Polarity Word Line and Bit Line Decoders”と題された米国出願番号第11/461,364号(“023−0054”出願);
Roy E. Scheuerlein, Tyler ThorpおよびLuca G. Fasoliによる“Apparatus for Readi
ng a Multi-Level Passive Element Memory Cell Array”と題された米国出願番号第11/461,343号(“023−0049”出願);
Roy E. Scheuerlein, Tyler ThorpおよびLuca G. Fasoliによる“Method for Reading a Multi-Level Passive Element Memory Cell Array”と題された米国出願番号第11/461,367号(“023−0055”出願);
Roy E. ScheuerleinおよびLuca G. Fasoliによる“Dual Date-Dependent Busses for Coupling Read/Write Circuits to a Memory Array”と題された米国出願番号第11/461,352号(“023−0051”出願);
Roy E. ScheuerleinおよびLuca G. Fasoliによる“Method for Using Dual Data-Dependent Busses for Coupling Read/Write Circuits to a Memory Array”と題された米国出願番号第11/461,369号(“023−0056”出願);
Roy E. Scheuerlein, Luca G. FasoliおよびChristopher J. Pettiによる“Memory Array Incorporating Two Data Busses for Memory Array Block Selection”と題された米国出願番号第11/461,359号(“023−0052”出願);
Roy E. Scheuerlein, Luca G. FasoliおよびChristopher J. Pettiによる“Method for
Using Two Data Busses for Memory Array Block Selection”と題された米国出願番号第11/461,372号(“023−0057”出願);
Roy E. ScheuerleinおよびLuca G. Fasoliによる“Hierarchical Bit Line Bias Bus for Block Selecttable Memory Array”と題された米国出願番号第11/461,362号(“023−0053”出願);および
Roy E. ScheuerleinおよびLuca G. Fasoliによる“Method for Using a Hierarchical Bit Line Bias Bus for Block Selectable Memory Array”と題された米国出願番号第11/461,376号(“023−0058”出願)。
理解されるであろうが、ここに示した具体的な例示的な実施形態は、具体的な数値例、たとえば復号化出力の数、デコーダヘッドの数、バス線の数、データバスの数、メモリベイ内のアレイブロックの数、およびメモリストライプの数との関連において記載した。この開示の教示を用いて、他の設計目的に合致する他の変形が実現され得る。明確にするために、ここに記載した実施例の慣行的な特徴のすべては図示および説明していない。
大部分のメモリアレイは、比較的高い度合いの均一性を有するように設計される。たとえば、通常はどのビット線も同数のメモリセルを含む。別の例として、復号化回路の簡単および効率のため、ビット線、ワード線、アレイブロックおよびメモリ面の数は数字の2の整数累乗(すなわち2N)であることが多い。しかし、本発明の実施形態のいずれかについては、このような規則性または一貫性は必ずしも必要ではない。たとえば、異なる層上のワード線セグメントは異なる数のメモリセルを含んでもよく、メモリアレイは3つのメモリ面を含んでもよく、第1のアレイブロックおよび最後のアレイブロック内のワード線セグメントはメモリセルの数またはビット線構造が異なってもよく、メモリアレイ設計の通常の一貫性に、多くの他の不規則な変形のいずれかを加えてもよい。このような通常の規則性は、たとえここに記載した実施形態に示していても、請求項に明白に記載していない限りは、いずれの請求項の趣旨にも含まれない。
上部、左、底部、および右という呼称は、メモリアレイの四方について好都合に説明するための用語に過ぎないと解釈すべきである。あるブロックへのワード線セグメントは、水平に配向されたワード線セグメントの互いに噛合わされた2つのグループとして実現され、あるブロックへのビット線は、垂直に配向されたビット線の互いに噛合わされた2つのグループとして実現され得る。ワード線またはビット線の各それぞれのグループは、アレイの四辺のうちの1つにおけるそれぞれのデコーダ/ドライバ回路およびそれぞれの検知回路によって機能され得る。
ここで用いられる限りにおいて、行は(ストライプ全体には亘らないにせよ)メモリベイ全体に亘って延在し、多くのワード線を含む。ここで用いられる限りにおいて、「概ね複数のアレイブロックに及ぶ」バスまたは線は、ほぼすべてのアレイブロックに及ぶ、たとえば、最後のブロック(たとえば所与のバスが結合されていない最後のブロック)を除くすべてのブロックに及ぶ。このようなバスもしくは線は、アレイブロックの側面に配置されるか、またはこのようなメモリアレイブロックの上方もしくは下方に(すなわち半導体基板の法線方向に)配置され得る。
ここで用いられる限りにおいて、「選択ビット線を第1のバスに結合させる」とは、このような各選択ビット線を第1のバスの対応バス線にそれぞれ結合させることを意味する。ここで用いられる限りにおいて、ワード線(たとえばワード線セグメントを含む)およびビット線は、通常は直交するアレイ線を表わし、少なくとも読出動作中にワード線が駆動され、かつビット線が検知されるという当該分野における通常の推定に概ね従う。さらに、ここで用いられる限りにおいて、「グローバル線」(たとえばグローバル選択線)は、2個以上のメモリブロックに及ぶアレイ線であるが、このようなグローバル線がメモリアレイ全体に亘って、または集積回路全体にほぼ亘って横断しなければならないことを示唆する特定の結論は出すべきではない。
ここで用いられる限りにおいて、読出/書込回路(たとえばセットおよび読出回路)は1つ以上のデータビットについてためのものであり得、したがって1本のワイヤに結合され得るか、または各別個のデータビットへのデータバスの各バス線に結合された別個のこのような読出/書込回路を含み得る。
ここで用いられる限りにおいて、「データバス」またはデータバス「セグメント」は、データ依存型情報を少なくともあるときには伝えるが、常時伝える必要はない。たとえば、このようなデータバスは、特定の動作モードについてこのようなデータバスの各バス線に沿って同一のバイアス情報を伝え得る。ここで用いられる限りにおいて、「グローバル」バスは複数のアレイブロックに亘って横断し得るが、メモリアレイ全体に亘って横断する(または「及ぶ」)必要はない。たとえば、このようなグローバルバスはメモリベイに亘って横断し得るが、必ずしもメモリストライプ全体に亘るとは限らない。「データ回路」は、読出/書込回路、セット回路、リセット回路、読出回路もしくはプログラミング回路のうち1つ以上またはいずれかの組合せを適宜含み得る。
ここで用いられる限りにおいて、「選択」線、たとえばアレイブロック内の選択ビット線は、マルチヘッドデコーダ回路によって同時に選択されるこのようなビット線に対応し、各々が対応バス線に結合される。このようなビット線は、所与の読出、プログラミング、セット、リセットまたは消去動作を実際に行なうためにデータまたはI/O回路によって選択されても選択されなくてもよい。たとえば、16ヘッド列デコーダが16本のビット線を同時に「選択」し、所与のバス(たとえばSELNバス)に結合させる場合、この16本のビット線のグループのうちの0本のビット線、1本のビット線、2本以上のビット線、またはすべてのビット線が所与の動作モードに適切な選択バイアス条件を実際に受取り、残りのビット線は非選択バイアス状態を受取り得ると意図される。このようなバスは「データ依存型」バスであると説明され得る。他の実施形態では、所与のバスに沿って伝えられるこのような「選択」バイアス条件は、たとえば2個の同時選択メモリセルが異なるデータ状態にプログラミングされる場合のように2つ以上存在し得る。
ここで用いられる限りにおいて、受動素子メモリアレイは複数の2端子メモリセルを含み、各々は関連付けられたX線(たとえばワード線)と関連付けられたY線(たとえばビット線)との間に接続される。このようなメモリアレイは二次元(平面)アレイであり得るか、またはメモリセルの2つ以上の面を有する三次元アレイであり得る。このような各
メモリセルは、逆方向(すなわちカソードからアノード)における電流が順方向における電流よりも小さいという非直線伝導性を有する。受動素子メモリアレイは、1回プログラミング可能(すなわち1回書込型)メモリアレイ、または読出/書込(すなわち複数回書込型)メモリアレイであり得る。このような受動素子メモリセルは、電流をある方向に向ける電流操向素子と、その状態を変化させることができる他の構成要素(たとえばヒューズ、アンチヒューズ、キャパシタ、抵抗素子等)とを有するものと一般に見なされ得る。メモリ素子のプログラミング状態は、メモリ素子が選択されたときに電流または電圧降下を検知することによって読出すことができる。
さまざまな図におけるさまざまなアレイ線の方向性は、アレイにおける交線の2つのグループの説明を簡単にするために好都合であるに過ぎない。ここで用いられる限りにおいて、集積回路メモリアレイは、共に、またはごく近接して実装された2個以上の集積回路装置ではなく、モノリシック集積回路構造である。
ここにおけるブロック図は、ブロック同士を接続する1個のノードの用語を用いて説明され得る。しかし文脈によって必要であれば、このような「ノード」は、実際には差分信号を伝えるための1対のノードを表わし得る、またはいくつかの関連信号を搬送するための、もしくはデジタルワードを構成する複数の信号もしくは他のマルチビット信号を搬送するための複数の別個の配線(たとえばバス)を表わし得る。
回路および物理的構造を大まかに仮定したが、現代の半導体設計および製造においては、物理的構造および回路は、その後の設計、テストまたは製造段階での使用に適切なコンピュータ読取可能な記述形態と、その結果得られる製造された半導体集積回路とにおいて具現化され得る。したがって、従来の回路または構造に向けられた請求項は、媒体に包含されるにせよ、対応する回路および/または構造の製造、テストまたは設計の改善を可能にするべく適切な読取機能と組合せられるにせよ、その固有の文言と一致して、コンピュータ読取可能な符号化およびその図示に基づいて解釈され得る。発明は、回路、そのような回路を含むパッケージングされたモジュール、そのような回路および/またはモジュールおよび/または他のメモリデバイスを利用したシステム、関連する動作方法、そのような回路を作製するための関連方法、そのような回路および方法のコンピュータ読取可能媒体の符号化を含むものと意図され、すべてここに記載され、かつ添付の請求項に規定される。ここで用いられる限りにおいて、コンピュータ読取可能媒体は、少なくともディスク、テープ、もしくは他の磁気、光学、半導体(たとえばフラッシュメモリカード、ROM)もしくは電子媒体およびネットワーク、ワイヤライン、ワイヤレスまたは他の通信媒体を含む。回路の符号化は、回路概略情報、物理的レイアウト情報、行動シミュレーション情報を含み、および/または回路が表わされ得るもしくは通信され得るいずれかの他の符号化を含み得る。
上記の詳細な説明は、本発明の多くの可能な実施例のほんのいくつかについて記載した。このため、この詳細な説明は例示を目的とし、限定的なものではない。発明の範囲および精神から逸脱することなく、ここに記載された説明に基づいて、ここに開示された実施形態の変形および変更が行なわれ得る。本発明の範囲を規定すると意図されるのは、すべての均等物を含む添付の請求項のみである。さらに、上述の実施形態は、単独で、かつさまざまな組合せによって使用されることを明白に意図している。したがって、ここに記載されていない他の実施形態、変形例および改良は、発明の範囲から必ずしも除外されない。

Claims (15)

  1. 集積回路であって、
    第1のビット線層上に複数のビット線を有し、第1のワード線層上に複数のワード線を有するメモリアレイを備え、前記メモリアレイは受動素子メモリセルの交点アレイを含み、各メモリセルは、関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合され、さらに、
    1本以上のワード線を選択するためのワード線デコーダ回路を備え、前記ワード線デコーダ回路は、2つの動作モード間で反転可能な極性を有し、さらに、
    1本以上のビット線を選択するためのビット線デコーダ回路を備え、前記ビット線デコーダ回路は、2つの動作モード間で反転可能な極性を有し、
    前記ワード線デコーダ回路は、2つの動作モードのうち一方においては選択受動素子メモリセルを介して電流を供給し、2つの動作モードのうち他方においては前記選択受動素子メモリセルを介して電流を引き込み、
    前記ビット線デコーダ回路は、複数のビット線デコーダ出力ノードを含み、各々がそれぞれのマルチヘッドビット線ドライバ回路に関連付けられ、
    各マルチヘッドビット線ドライバ回路は、データ依存型の第1のソース選択バスと第1のソースバイアス線とに関連付けられ、
    各マルチヘッドビット線ドライバ回路は、それぞれの複数の個別のビット線ドライバ回路を含み、各マルチヘッドビット線ドライバ回路の各それぞれの個別のビット線ドライバ回路は、関連付けられたビット線デコーダ出力ノードの第1の状態に応答して、それぞれのビット線を前記第1のソース選択バスのそれぞれのバス線に結合させ、前記関連付けられたビット線デコーダ出力ノードの第2の状態に応答して、それぞれのビット線を前記第1のソースバイアス線に結合させる、集積回路。
  2. 前記メモリアレイは、第2のビット線層上にビット線を有する三次元メモリアレイを含み、
    各マルチヘッドビット線ドライバ回路は、前記第1のビット線層上のビット線と前記第2のビット線層上のビット線とに関連付けられる、請求項1に記載の集積回路。
  3. 各メモリセルは、反転可能な抵抗素子を含む、請求項1に記載の集積回路。
  4. 各マルチヘッドビット線ドライバ回路の各個別のビット線ドライバ回路はそれぞれ、
    前記第1のソース選択バスのそれぞれのバス線に結合されたソース端子、関連付けられたビット線デコーダノードに結合されたゲート端子、およびそれぞれのビット線に結合されたドレイン端子を有するPMOS装置と、
    前記第1のソースバイアス線に結合されたソース端子、関連付けられたビット線デコーダノードに結合されたゲート端子、およびそれぞれのビット線に結合されたドレイン端子を有するNMOS装置とからなり、
    各個別のビット線ドライバ回路内のNMOS装置は、三重ウェル半導体構造内に配置される、請求項1に記載の集積回路。
  5. 第1の動作モードにおいて、前記第1のソース選択バスはデータ依存型であり、このようなバス線は、前記第1の動作モードに対応するデータビットに従って、前記第1の動作モードに適切なアクティブまたは非アクティブビット線バイアス条件に規定され、前記第1のソースバイアス線は、前記第1の動作モードに適切な非アクティブビット線バイアス条件に規定され、
    第2の動作モードにおいて、前記第1のソースバイアス線は、前記第2の動作モードに適切なアクティブビット線バイアス条件に規定され、前記第1のソース選択バスのバス線の各々は、前記第2の動作モードに適切な非アクティブビット線バイアス条件に規定される、請求項1に記載の集積回路。
  6. 前記第1の動作モードに適切なアクティブおよび非アクティブビット線バイアス条件は、それぞれ第1のモード選択ビット線電圧と第1のモード非選択ビット線電圧とを含み、
    前記第2の動作モードに適切なアクティブおよび非アクティブビット線バイアス条件は、それぞれ第2のモード選択ビット線電圧と第2のモード非選択ビット線電圧とを含み、
    前記第1のモード選択ビット線電圧および前記第2のモード選択ビット線電圧は、接地基準電圧に対して極性が反対であり、
    前記ビット線デコーダ回路の極性は、前記第1の動作モードおよび前記第2の動作モードのうち一方においてはアクティブハイであり、前記第1の動作モードおよび前記第2の動作モードのうち他方においてはアクティブローである、請求項5に記載の集積回路。
  7. 前記ワード線デコーダ回路は、複数のワード線デコーダ出力ノードを含み、各々はそれぞれのマルチヘッドワード線ドライバ回路に関連付けられ、
    各マルチヘッドワード線ドライバ回路は、復号化された第2のソース選択バスおよび第2のソースバイアス線に関連付けられるとともに、それぞれの複数の個別のワード線ドライバ回路を含み、
    前記第1の動作モードにおいて、前記第2のソース選択バスのバス線のうち選択された1本は、対応アドレス情報に従って、前記第1の動作モードに適切なアクティブワード線バイアス条件に規定され、前記第2のソース選択バスの残りの非選択バス線および前記第2のソースバイアス線は、前記第1の動作モードに適切な非アクティブワード線バイアス条件に規定され、
    前記第2の動作モードにおいて、前記第2のソースバイアス線は、前記第2の動作モードに適切なアクティブワード線バイアス条件に規定され、前記第2のソース選択バスのバス線は、前記第2の動作モードに適切な非アクティブワード線バイアス条件に規定される、請求項6に記載の集積回路。
  8. 前記第1の動作モードに適切なアクティブおよび非アクティブワード線バイアス条件はそれぞれ、第1のモード選択ワード線電圧と第1のモード非選択ワード線電圧とを含み、
    前記第2の動作モードに適切なアクティブおよび非アクティブワード線バイアス条件は
    それぞれ、第2のモード選択ワード線電圧と第2のモード非選択ワード線電圧とを含み、
    前記第2のモード選択ワード線電圧および前記第2のモード選択ビット線電圧は、接地基準電圧に対して極性が反対であり、
    前記ワード線デコーダ回路の極性は、前記第1の動作モードおよび前記第2の動作モードのうち一方においてはアクティブハイであり、前記第1の動作モードおよび前記第2のうち動作モードの他方においてはアクティブローである、請求項7に記載の集積回路。
  9. 前記第2のモード非選択ワード線電圧および前記第2のモード非選択ビット線電圧は、ほぼ同じ電圧である、請求項8に記載の集積回路。
  10. 集積回路メモリアレイを動作させるための方法であって、前記メモリアレイは受動素子メモリセルの交点アレイを含み、各々は関連付けられたワード線と関連付けられたビット線との間に結合され、前記方法は、
    第1の動作モードにおいて、選択ワード線を非選択ワード線より低い電圧にバイアスし、選択ビット線を非選択ビット線より高い電圧にバイアスするステップと、
    第2の動作モードにおいて、選択ワード線を非選択ワード線より高い電圧にバイアスし、選択ビット線を非選択ビット線より低い電圧にバイアスするステップと
    前記第1および第2の動作モード間で反転可能な極性を有するビット線デコーダ回路を用いて1つまたはより多くのビット線を選択するステップとを含み、
    前記ビット線デコーダ回路は、複数のビット線デコーダ出力ノードを含み、各々がそれぞれのマルチヘッドビット線ドライバ回路に関連付けられ、
    各マルチヘッドビット線ドライバ回路は、データ依存型の第1のソース選択バスおよび第1のソースバイアス線に関連付けられ、
    各マルチヘッドビット線ドライバ回路は、それぞれの複数の個別のビット線ドライバ回路を含み、各マルチヘッドビット線ドライバ回路の各それぞれの個別のビット線ドライバ回路は、関連付けられたビット線デコーダ出力ノードの第1の状態に応答して、それぞれのビット線を前記第1のソース選択バスのそれぞれのバス線に結合させ、前記関連付けられたビット線デコーダ出力ノードの第2の状態に応答して、それぞれのビット線を前記第1のソースバイアス線に結合させ、
    前記第1の動作モードにおける選択ワード線電圧は、前記第2の動作モードにおける選択ワード線電圧と極性が反対であり、
    前記第1の動作モードにおける選択ビット線電圧は、前記第2の動作モードにおける選択ビット線電圧と極性が反対である、方法。
  11. 前記第2の動作モードにおいて、1本以上の選択ビット線を負電圧にバイアスすることによって、かつ1本以上の選択ワード線を正電圧にバイアスすることによって、1個以上の選択メモリセルが逆方向バイアスされる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の動作モードにおいて、1本以上の選択ビット線を正電圧にバイアスすることによって、かつ1本以上の選択ワード線を非負電圧にバイアスすることによって、1個以上の選択メモリセルが順方向バイアスされる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の動作モードにおいて、1本以上の選択ワード線は接地電位にバイアスされる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第2の動作モードにおいて、非選択ワード線および非選択ビット線をほぼ同じ電圧にバイアスし、それによって非選択メモリセルに最終バイアスが印加されない、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第2の動作モードにおいて、非選択ワード線および非選択ビット線を接地電位にバイアスするステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
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