JP5251802B2 - 転がり軸受ユニットの物理量測定装置 - Google Patents
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又、上述の様にギャップを小さくしても、前記両センサ6、6の検出部を通過する磁束密度を所望通りの高さにまで高める事ができない場合もあり得る為、確実な対処方法であるとは言えない。
尚、本発明に関連する他の公知文献として、以下の特許文献3がある。
このうちの転がり軸受ユニットは、使用時にも回転しない静止側軌道輪と、使用時に回転する回転側軌道輪とを、複数個の転動体を介して相対回転自在に組み合わせて成る。
又、前記エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の被検出面を有し、この被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、円周方向に隣り合う特性同士の境界を前記被検出面の幅方向に対して傾斜させている。
又、前記1乃至複数個のセンサは、その検出部を前記被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させる。
又、前記1乃至複数個のセンサの出力信号は、前記両軌道輪同士の間の相対変位と、これら両軌道輪同士の間に作用する外力とのうちの、少なくとも一方を測定する為に利用される。
特に、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの物理量測定装置に於いては、第二エンコーダと、第二センサとを備える。
このうちの第二エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の第二被検出面を有し、この第二被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、円周方向に隣り合う特性同士の境界をこの第二被検出面の幅方向と平行にしている。
又、前記第二センサは、その検出部を前記第二被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この第二被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させる。
又、前記第二センサの出力信号は、前記回転側軌道輪の回転速度を測定する為に利用される。
又、前記1乃至複数個のセンサ及び前記第二センサは、使用状態で前記転がり軸受ユニットを組み付ける構造体(車体、懸架装置の構成部材等)の一部に支持固定される。
更に、前記エンコーダの被検出面に存在する、円周方向に隣り合う互いに異なる2つの磁気特性から成る異特性ペアの総数(このエンコーダが1回転する間に発生する、前記センサの出力信号に含まれるパルス数)が、前記第二エンコーダの第二被検出面に存在する、円周方向に隣り合う互いに異なる2つの磁気特性から成る第二異特性ペアの総数(この第二エンコーダが1回転する間に発生する、前記第二センサの出力信号に含まれるパルス数)よりも少ない数であって、且つ、2のn乗(2n、但し、nは自然数)の数である。
このうちの転がり軸受ユニットは、使用時にも回転しない静止側軌道輪と、使用時に回転する回転側軌道輪とを、複数個の転動体を介して相対回転自在に組み合わせて成る。
又、前記エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の被検出面を有し、この被検出面に、それぞれが他の部分とは磁気特性が異なる1対の個性化部分より成る複数の被検出用組み合わせ部が、円周方向に関して等間隔で配置されており、これら各被検出用組み合わせ部を構成する1対ずつの個性化部分同士の円周方向に関する間隔が総ての被検出用組み合わせ部で、前記被検出面の幅方向に関して同じ方向に連続的に変化している。
又、前記センサは、その検出部を前記被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させる。
又、前記センサの出力信号は、前記両軌道輪同士の間の相対変位と、これら両軌道輪同士の間に作用する外力とのうちの、少なくとも一方を測定する為に利用される。
特に、請求項3に記載した転がり軸受ユニットの物理量測定装置に於いては、第二エンコーダと、第二センサとを備える。
このうちの第二エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の第二被検出面を有し、この第二被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、円周方向に隣り合う特性同士の境界をこの第二被検出面の幅方向と平行にしている。
又、前記第二センサは、その検出部を前記第二被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この第二被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させる。
又、前記第二センサの出力信号は、前記回転側軌道輪の回転速度を測定する為に利用される。
又、前記センサ及び前記第二センサは、使用状態で前記転がり軸受ユニットを組み付ける構造体(車体、懸架装置の構成部材等)の一部に支持固定される。
更に、前記被検出面に配置された前記被検出用組み合わせ部の総数(このエンコーダが1回転する間に発生する、前記センサの出力信号に含まれるパルスペア数)が、前記第二エンコーダの第二被検出面に存在する、円周方向に隣り合う互いに異なる2つの磁気特性から成る第二異特性ペアの総数(この第二エンコーダが1回転する間に発生する、前記第二センサの出力信号に含まれるパルス数)よりも少ない数であって、且つ、2のn乗の数である。
2、2a ハブ
3 転動体
4、4a、4b エンコーダ
5 支持孔
6、6a センサ
7、7a 芯金
8、8a エンコーダ本体
9 第一特性変化部
10 第二特性変化部
11 エンコーダ
12 第二エンコーダ
13 第二センサ
14 小径円筒部
15 円輪部
16 大径円筒部
17 センサユニット
18 芯金
19 第二エンコーダ本体
20 第二センサユニット
21 車体側支持部材
22 支持孔
23 固定側フランジ
24 スプライン孔
25 等速ジョイント用外輪
26 スプライン軸
27 抑えボルト
28 頭部
29 回転側フランジ
30 被検出用組み合わせ部
31 個性化部分
Claims (4)
- 転がり軸受ユニットと、エンコーダと、1乃至複数個のセンサとを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用時にも回転しない静止側軌道輪と、使用時に回転する回転側軌道輪とを、複数個の転動体を介して相対回転自在に組み合わせて成るものであり、
前記エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の被検出面を有し、この被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、円周方向に隣り合う特性同士の境界を前記被検出面の幅方向に対して傾斜させたものであり、
前記1乃至複数個のセンサは、その検出部を前記被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させるものであり、
前記1乃至複数個のセンサの出力信号は、前記両軌道輪同士の間の相対変位と、これら両軌道輪同士の間に作用する外力とのうちの、少なくとも一方を測定する為に利用されるものである、
転がり軸受ユニットの物理量測定装置に於いて、
第二エンコーダと、第二センサとを備え、
このうちの第二エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の第二被検出面を有し、この第二被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、円周方向に隣り合う特性同士の境界をこの第二被検出面の幅方向と平行にしたものであり、
前記第二センサは、その検出部を前記第二被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この第二被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させるものであり、
前記第二センサの出力信号は、前記回転側軌道輪の回転速度を測定する為に利用されるものであり、
前記1乃至複数個のセンサ及び第二センサは、使用状態で転がり軸受ユニットを組み付ける構造体の一部に支持固定されており、
前記エンコーダの被検出面に存在する、円周方向に隣り合う互いに異なる2つの磁気特性から成る異特性ペアの総数が、前記第二エンコーダの第二被検出面に存在する、円周方向に隣り合う互いに異なる2つの磁気特性から成る第二異特性ペアの総数よりも少ない数であって、且つ、2のn乗の数である事を特徴とする、
転がり軸受ユニットの物理量測定装置。 - エンコーダの被検出面に存在する異特性ペアの総数が、第二エンコーダの第二被検出面に存在する第二異特性ペアの総数の整数分の1の数である、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの物理量測定装置。
- 転がり軸受ユニットと、エンコーダと、センサとを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用時にも回転しない静止側軌道輪と、使用時に回転する回転側軌道輪とを、複数個の転動体を介して相対回転自在に組み合わせて成るものであり、
前記エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の被検出面を有し、この被検出面に、それぞれが他の部分とは磁気特性が異なる1対の個性化部分より成る複数の被検出用組み合わせ部が、円周方向に関して等間隔で配置されており、これら各被検出用組み合わせ部を構成する1対ずつの個性化部分同士の円周方向に関する間隔が総ての被検出用組み合わせ部で、前記被検出面の幅方向に関して同じ方向に連続的に変化しており、
前記センサは、その検出部を前記被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させるものであり、
前記センサの出力信号は、前記両軌道輪同士の間の相対変位と、これら両軌道輪同士の間に作用する外力とのうちの、少なくとも一方を測定する為に利用されるものである、
転がり軸受ユニットの物理量測定装置に於いて、
第二エンコーダと、第二センサとを備え、
このうちの第二エンコーダは、前記回転側軌道輪に支持固定されると共に、この回転側軌道輪と同心の第二被検出面を有し、この第二被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、円周方向に隣り合う特性同士の境界をこの第二被検出面の幅方向と平行にしたものであり、
前記第二センサは、その検出部を前記第二被検出面に対向させた状態で使用時にも回転しない部分に支持固定され、この第二被検出面の特性変化に対応してその出力信号を変化させるものであり、
前記第二センサの出力信号は、前記回転側軌道輪の回転速度を測定する為に利用されるものであり、
前記センサ及び第二センサは、使用状態で転がり軸受ユニットを組み付ける構造体の一部に支持固定されており、
前記エンコーダの被検出面に配置された前記被検出用組み合わせ部の総数が、第二エンコーダの第二被検出面に存在する、円周方向に隣り合う互いに異なる2つの磁気特性から成る第二異特性ペアの総数よりも少ない数であって、且つ、2のn乗の数である事を特徴とする、
転がり軸受ユニットの物理量測定装置。 - エンコーダの被検出面に配置された被検出用組み合わせ部の総数が、第二エンコーダの第二被検出面に存在する第二異特性ペアの総数の整数分の1の数である、請求項3に記載した転がり軸受ユニットの物理量測定装置。
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