JP5251715B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、ピストンを往復動可能に収容するシリンダが内部に形成される金属製のシリンダブロックと、同シリンダブロックの上端に組みつけられて前記ピストンの頂面とともに燃焼室を区画形成する金属製のシリンダヘッドと、同シリンダヘッド及び前記シリンダブロックが組みつけられるエンジンブロックにより構成される内燃機関において、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間、及び前記シリンダブロックと前記エンジンブロックとの間は、それぞれ絶縁体が介在されることにより電気的に絶縁されており、前記シリンダブロックに近接して同シリンダブロックの自由電子を上下方向に移動させることにより前記燃焼室を形成する前記シリンダブロック上方の電子密度を制御する電子密度制御手段とを備えることを要旨とする。
以下、この発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した一実施の形態について図1〜図3を参照して説明する。
同図1及び図2に示されるように本実施の形態にかかる内燃機関では、ピストン12が往復動可能に収容されるシリンダブロック11の上端にシリンダヘッド13が組みつけられている。そして、このシリンダブロック11及びシリンダヘッド13は、エンジンブロック10に組みつけられている。エンジンブロック10、シリンダブロック11及びシリンダヘッド13は、アルミニウム合金により形成されているとともに、金属製ボルトで組みつけられることによって電気的に接続されている。そして、これらシリンダブロック11上方、シリンダヘッド13及びピストン12の頂面によって燃焼室16が形成されている。
同図3に示されるように、排気行程では排気バルブ20が開弁されるとともに吸気バルブ19が閉弁されて、排気は排気通路18に排出される。次の吸気行程では、吸気バルブ19が開弁されるとともに排気バルブ20が閉弁される。そして、これら排気行程及び吸気行程においては、誘電分極31はモード2に移行して負に帯電する。その結果、シリンダブロック11の自由電子はシリンダブロック11上方に移動して燃焼室16の電子密度及び熱伝導率は高くなる。このため爆発行程にて発生した熱の放熱は促進されて燃焼室16の吸入空気の温度は低下する。従って、吸気効率を高くすることができるとともに、図3のP−V線図に示されるように、負の仕事量、すなわちポンピングロスを減少させることができるようになる。
(1)本実施の形態によれば、燃焼室16を形成するシリンダブロック11上方の電子密度を高くすることにより燃焼室16の熱伝導率を高くすることができる一方、シリンダブロック11上方の電子密度を低下させることにより燃焼室16の熱伝導率を低下させることができる。このようにシリンダブロック11の電子密度を制御することによって、燃焼室16の熱伝導率を制御することができるようになる。したがって、シリンダブロック11及びシリンダヘッド13について従来の構造を変更することなく、所望の熱伝導率を得ることができるようになる。
(第2の実施の形態)
この発明にかかる第2の実施の形態について第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
(4)本実施の形態によれば、水温ThWが所定温度T1未満であるときには、燃焼室16の熱伝導率を低下させることによって、燃焼熱の放熱を抑制して排気温度を上昇させることができるようになる。このため、排気浄化触媒24を早期に暖機させることができるようになり、排気浄化触媒24の機能の低下を抑制することができるようになる。また、燃焼室16の早期暖機を図ることができるようになる。
(第3の実施の形態)
この発明にかかる第3の実施の形態について第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
(6)本実施の形態によれば、燃焼室16と燃料はほぼ等しい電荷に帯電するため、燃焼室16に導入された燃料は、燃焼室16の壁面等に付着することなく燃焼室16の中央に集まるようになる。このため、点火プラグ15の近傍に可燃な濃い混合気を偏在させた状態での燃焼、いわゆる成層燃焼を実行することができるようになる。
(第4の実施の形態)
この発明にかかる第4の実施の形態について第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
(7)本実施の形態によれば、水温ThWが所定温度T3以上であるときには燃焼室16の熱伝導率を高くするようにしているため、燃焼室16にて発生した熱の放熱を促進して、燃焼室16の温度を低下させることができるようになる。したがって、排気浄化触媒24の劣化を抑制することができるようになる。
・スロットルバルブ23の開度が所定開度以下であることを条件として、誘電分極31がモード1に移行するようにしてもよい。すなわち、アイドル運転時などにおいては、燃焼室16に必要以上の吸気が導入されることを抑制すべく、スロットルバルブ23の開度が絞られるため、ポンピングロスが発生し、燃料消費量が増大する傾向にある。この点、本実施の形態によれば、スロットルバルブ23の開度が所定開度以下であるとき、換言すれば機関負荷が所定値以下のときには、誘電分極31がモード1に移行することによって燃焼室16の熱伝導率が低下するため、燃焼室16に発生した熱の放熱が抑制される。したがって、吸入空気温度が上昇するため、吸気効率が低下する。この結果、スロットルバルブ23の開度を絞ることなく燃焼室16に導入される吸気量を減少させることができるようになり、燃料消費量の増大を抑制することができるようになる。
Claims (10)
- ピストンを往復動可能に収容するシリンダが内部に形成される金属製のシリンダブロックと、同シリンダブロックの上端に組みつけられて前記ピストンの頂面とともに燃焼室を区画形成する金属製のシリンダヘッドと、同シリンダヘッド及び前記シリンダブロックが組みつけられるエンジンブロックにより構成される内燃機関において、
前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間、及び前記シリンダブロックと前記エンジンブロックとの間は、それぞれ絶縁体が介在されることにより電気的に絶縁されており、
前記シリンダブロックに近接して同シリンダブロックの自由電子を上下方向に移動させることにより前記燃焼室を形成する前記シリンダブロック上方の電子密度を制御する電子密度制御手段とを備える
ことを特徴とする内燃機関。 - ピストンを往復動可能に収容するシリンダが内部に形成される金属製のシリンダブロックと、同シリンダブロックの上端に組みつけられて前記ピストンの頂面とともに燃焼室を区画形成する金属製のシリンダヘッドと、同シリンダヘッド及び前記シリンダブロックが組みつけられるエンジンブロックにより構成される内燃機関において、
前記シリンダヘッドは前記シリンダブロックと電気的に接続され、
前記シリンダブロックと前記エンジンブロックとの間、及び前記シリンダヘッドと前記エンジンブロックとの間は、それぞれ絶縁体が介在されることにより電気的に絶縁されており、
前記シリンダブロックに近接して同シリンダブロックの自由電子を上下方向に移動させることにより前記燃焼室を形成する前記シリンダブロック上方及び前記シリンダヘッドの電子密度を制御する電子密度制御手段とを備える
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項1または2に記載の内燃機関において、
前記電子密度制御手段は、吸気行程及び排気行程において前記シリンダブロック上方の電子密度を高くする
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関において
前記電子密度制御手段は、圧縮行程及び爆発行程において前記シリンダブロック上方の電子密度を低下させる
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項4に記載の内燃機関において、
前記電子密度制御手段は、点火プラグによる点火開始から所定期間が経過するまでは前記シリンダブロック上方の電子密度を高くする
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項1または2に記載の内燃機関において、
内燃機関の機関温度を検出する機関温度検出手段を有し、同機関温度が第1の機関温度未満であるときには、前記電子密度制御手段は前記シリンダブロック上方の電子密度を低下させる
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項6に記載の内燃機関において、
前記機関温度が、前記第1の機関温度より高い温度に設定された第2の機関温度未満であり、且つ前記第1の機関温度以上であるときには、前記電子密度制御手段は前記シリンダブロック上方の電子密度を高くする
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項1または2に記載の内燃機関において、
内燃機関の機関温度を検出する機関温度検出手段を有し、同機関温度が所定温度より高いときには、前記電子密度制御手段は前記シリンダブロック上方の電子密度を高くする
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項1または2に記載の内燃機関において、
燃焼室に導入される燃料を正・負に帯電させる燃料帯電手段を有し、同燃料帯電手段は、前記シリンダブロック上方が正に帯電しているときには、燃料を正に帯電させ、前記シリンダブロック上方が負に帯電しているときには燃料を負に帯電させる
ことを特徴とする内燃機関。 - 請求項1または2に記載の内燃機関において、
前記電子密度制御手段は、機関負荷が所定値未満であるときには、前記シリンダブロック上方の電子密度を低下させる
ことを特徴とする内燃機関。
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