JP5251606B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタなどの画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、感光体上に形成された画像を直接的もしくは間接的に用紙(転写材)に転写することによって最終的な画像が用紙上に形成される。
例えば、タンデム型電子写真方式のプリンタとして、複数の感光体上の各色成分の画像を重畳させて中間転写ベルトに転写し、当該中間転写ベルト上の画像(フルカラー画像)を用紙に転写する装置が存在する(特許文献1参照)。
このような画像形成装置においては、転写ローラ(2次転写ローラ)と中間転写ベルトの駆動ローラとの対向部であるニップ部を用紙が通過する際に、2次転写ローラの電圧印加によって中間転写ベルト上の画像が用紙に転写される。
特開2006−317627号公報
しかしながら、このようなニップ部を用紙が通過する際においては、用紙が当該ニップ部に突入する時点(あるいは用紙がニップ部に突入する直前に中間転写ベルトの駆動ローラ付近に到達する時点)で、用紙が中間転写ベルト等に衝突する。ここにおいて、用紙が当該中間転写ベルト等に衝突する際には、大きな衝撃力が生じることがある。特に、用紙が比較的厚いものである場合には比較的大きな衝撃力が生じる。このような衝撃力は、画像の乱れを引き起こし画像形成に悪影響を及ぼすことがある。なお、特許文献1の技術では、当該衝撃力は充分には低減されない。
そこで、この発明の課題は、画像の転写の際に生じる衝撃力を良好に低減することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像形成装置であって、トナー画像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向する転写ローラと、前記転写ローラに対して略平行に設けられるローラ部材と、前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられるベルト部材と、前記トナー画像の転写対象である転写材を前記ベルト部材の可撓部分に向けて搬送する搬送手段とを備え、前記ローラ部材と前記転写ローラとは相互間の距離を伸縮する方向に相対的に移動することが可能であり、前記ローラ部材と前記転写ローラとの相対距離を増大させる向きに弾性力付与手段による弾性力を付与することによって、前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられる前記ベルト部材に張力が付与されており、前記画像形成装置は、前記転写材の厚さに応じて前記張力を調整する調整手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、画像形成装置であって、トナー画像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向する転写ローラと、前記転写ローラに対して略平行に設けられるローラ部材と、前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられるベルト部材と、前記トナー画像の転写対象である転写材を前記ベルト部材の可撓部分に向けて搬送する搬送手段と、前記搬送手段による前記転写材の進行方向を変更して、前記転写材の先端部が前記ベルト部材へ衝突する際の衝突角度を変更する変更手段と、を備え、前記変更手段は、前記転写材の厚さに応じて前記衝突角度を変更することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像形成装置において、前記転写材の厚さを検出する検出手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像形成装置において、前記転写材の厚さは、印刷指示に含まれる印刷設定内容に基づいて取得されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記ベルト部材は、前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられた状態で回転可能であり、前記転写材の先端部は、前記ベルト部材に衝突した後において、前記ベルト部材に接触した状態で当該ベルト部材の速度と略同一の速度で前記転写ローラと前記像担持体との対向部分に向けて進行することを特徴とする。
請求項1ないし請求項5に記載の発明によれば、転写材がベルト部材に衝突する際に、ベルト部材の可撓部分の撓みによって転写材衝突の衝撃力が緩和される。すなわち、画像の転写の際に生じる衝撃力を良好に低減することが可能である。
特に、請求項1に記載の発明によれば、ベルト部材の弾性のみならず、弾性力付与手段による弾性力にも応じてベルト部材が撓むので、転写材衝突の衝撃力がさらに適切に低減される。また特に、転写材の厚さに応じてベルト部材の張力が調整されるので、転写材の厚さに応じて変動する転写材衝突時の衝撃力を更に適切に低減することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 転写部を示す側面図である。 転写部を示す斜視図である。 用紙の先端が転写部のベルト部材に衝突する様子を示す図である。 第2実施形態に係る転写部を示す斜視図である。 用紙の厚さとベルト部材の張力との関係を示す図である。 第3実施形態に係る転写部を示す図である。 用紙の厚さと衝突角度との関係を示す図である。 変形例に係る転写部を示す図である。 変形例に係る転写部に用紙の先端が衝突する様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.装置概要>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。画像形成装置1は、像担持体上の静電潜像を現像して画像を形成する装置である。ここでは、画像形成装置として、電子写真装置、より詳細には、タンデム方式のフルカラー電子写真装置を例示する。
図1に示すように、画像形成装置1は、複数(具体的には4つ)のイメージングユニット10(詳細には、10Y,10M,10C,10K)を備えている。画像形成装置1は、具体的には、イエローのイメージングユニット10Yと、マゼンタのイメージングユニット10Mと、シアンのイメージングユニット10Cと、ブラックのイメージングユニット10Kとを備えている。各イメージングユニット10は、それぞれ、最終出力画像のうちの各色成分(具体的には、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各成分)の画像を電子写真方式によって形成し、中間転写ベルト(中間転写体とも称される)21に転写する。そして、中間転写ベルト21上に重畳された各色成分の画像が、さらに用紙(転写材)PAに転写されることによって、用紙PAにフルカラー画像が形成される。
4つのイメージングユニット10(10Y,10M,10C,10K)は、駆動ローラ23と巻き掛けローラ24とに巻き掛けられた中間転写ベルト21の下側直線部分の主に下部において、当該下側直線部分に沿って直列に配置されている。各イメージングユニット10は、それぞれ、感光体(像担持体)11と帯電器12と露光器13と現像器14と第1転写器(1次転写器)15とイレーサ(除電器)16とクリーナ17とを有している。詳細には、各イメージングユニット10において、略円柱状の感光体11の外周を囲むように、帯電器12と露光器13と現像器14と第1転写器15とイレーサ16とクリーナ17とがこの順序で時計回りに配置されている。このうち、第1転写器15(詳細には転写ローラ)は、中間転写ベルト21を隔てて、感光体11と対向する位置に配置されている。
中間転写ベルト21は、駆動ローラ23の駆動によって矢印AR1の向きに移動する。また、駆動ローラ23に対向する位置には、中間転写ベルト21を隔てて、転写部50が設けられている。転写部50については後に詳述する。
また、各イメージングユニット10および転写部50の下側(搬送経路上において上流側)には給紙部30が設けられている。給紙部30は、給紙トレイ31とフィードローラ32と給紙ローラ33とサバキローラ34とを備えており、タイミングローラ41,42、および転写部50に向けて、用紙PAを供給するように構成されている。また、転写部50の転写ローラ(2次転写ローラ)51の位置を通過した用紙PAの搬送方向下流側には定着器45が設けられており、さらにその搬送方向下流側には排紙部46が設けられている。
画像形成装置1は、ネットワーク等を介して接続された他の情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)から伝送されてきた画像データに基づく画像を、上述のような印刷機構を用いて印刷出力することによって、カラーページプリンタとして機能する。
また、上述の転写部50は、用紙搬送経路(転写材搬送経路)において、中間転写ベルト21と2次転写ローラ51との対向位置付近よりも上流側(且つ、タイミングローラ41,42の位置よりも下流側)の位置から当該対向位置付近にわたって設けられている。次に、この転写部50の構成等について詳述する。
<1−2.転写部50>
図2および図3は、第1実施形態に係る転写部50(50Aとも称する)の構成を示す図である。図2は、転写部50を示す側面図であり、図3は、転写部50を示す斜視図である。なお、図3では、2次転写ローラ51および従動ローラ52の一端側(図2の紙面手前側)の構成のみを示しているが、他端側(図2の紙面奥側)においても同様の構成が設けられている。
図2および図3に示すように、転写部50は、2次転写ローラ51と、当該2次転写ローラ51に略平行に配置された従動ローラ52と、両ローラ51,52に巻き掛けられた無端状のベルト部材53とを備えている。
2次転写ローラ51および従動ローラ52は、搬送される用紙の幅方向(図3の紙面奥行方向)に伸びる回転軸をそれぞれ有しており、当該各回転軸を中心にそれぞれ回動する。2次転写ローラ51は、回転駆動用のモータ(駆動装置)に機械的に接続されており、当該モータの回転駆動動作に応じて回転する。すなわち、2次転写ローラ51は転写ローラであるとともに駆動ローラでもある。2次転写ローラ51が回転すると、当該2次転写ローラ51と従動ローラ52とに巻き掛けられたベルト部材53が周回状に回転する。ベルト部材53は、例えば、ポリイミド(PI)あるいは、ポリフェニレン−サルファイド(PPS:Polyphenylene-sulfide)などの樹脂材料で構成される。また、ベルト部材53には、導電性を付与する物質(例えばカーボンブラック等)が含有される。ベルト部材53に導電性を付与することにより、2次転写ローラ51による電圧印加に応じて中間転写ベルト21上のトナー画像が適切に用紙PAに転写される。
また、2次転写ローラ51と従動ローラ52とは相互間の距離を伸縮する方向に相対的に移動することが可能である。そして、2次転写ローラ51と従動ローラ52との相対距離を増大させる向きにバネ54による弾性力を付与することによって、2次転写ローラ51と従動ローラ52とに巻き掛けられたベルト部材53に張力Fが付与されている。
具体的には、2次転写ローラ51と従動ローラ52との間には固定部材55と立設部材56とを介してバネ54が設けられており、両ローラ51,52相互間に適度の弾性力(付勢力)が付与されている。詳細には、図3に示すように、2次転写ローラ51の軸部材は、装置内の所定位置に固定された固定部材55の円孔55cを貫通して配置され、従動ローラ52の軸部材は、固定部材55の長孔55dを貫通して配置される。従動ローラ52は、長孔55dの伸延方向に移動可能であり、従動ローラ52と2次転写ローラ51とは相互間の距離を伸縮する方向に相対的に移動することが可能である。そして、固定部材55に固定された立設部材56と従動ローラ52の軸受部52cとの間にバネ54が設けられている。バネ54は、自然長よりも縮んだ状態で設けられており、当該バネ54によって2次転写ローラ51と従動ローラ52との間の相対距離をさらに増大させる向きの力が作用する。そして、このようなバネ54の弾性力等によって、2次転写ローラ51と従動ローラ52とに巻き掛けられたベルト部材53には適度の張力(テンション)Fが作用する。
<1−3.動作>
つぎに、この転写部50を用いた転写動作について詳細に説明する。なお、当該転写動作等は、画像形成装置1に内蔵されたコントローラ(制御部)によって制御される。
給紙部30により供給され搬送経路の上流側から搬送されてきた用紙PAがタイミングローラ41,42(図1参照)の位置を通過した後、2次転写ローラ51は適宜のタイミングで回転駆動を開始する。これにより、2次転写ローラ51と従動ローラ52とに巻き掛けられたベルト部材53は、時計回りに回転する。したがって、ベルト部材53は、用紙PAの搬送経路側においては、図2の矢印AR2に示すように、搬送経路の上流側(図2の下側)から下流側(図2の上側)に向けて進行する。ここでは、ベルト部材53の搬送速度は、中間転写ベルト21の搬送速度と略同一であるものとする。
また、タイミングローラ41,42は、トナー画像の転写対象である用紙PAをベルト部材53の部分PT1に向けて搬送する。そして、図2にも示すように上流側から搬送されてきた用紙PAが搬送経路に沿ってさらに進行する。用紙PAが搬送経路に沿ってさらに進行すると、図4に示すように、衝突角度θを有する状態でベルト部材53の部分PT1に衝突する。なお、衝突時の衝撃力を低減するため、衝突角度θは比較的小さな鋭角(具体的には45度以下)であることが好ましい。また、当該衝突角度θは30度以下であることがさらに好ましい。
ベルト部材53における部分PT1は、図2に示すように、用紙搬送経路側の部分であり、接点CP2と接点CP1との間の略直線部分である。ここで、接点CP1は2次転写ローラ51とベルト部材53の略直線部分との接点であり、接点CP2は従動ローラ52とベルト部材53の略直線部分との接点である。また、この部分PT1は、2次転写ローラ51の外周部分に接しておらず且つ従動ローラ52の外周部分にも接していない。換言すれば、部分PT1は、2次転写ローラ51および従動ローラ52のいずれにも支持されていない。そのため、部分PT1は、非支持部分とも称される。あるいは、部分PT1は、外力の付加に応じて撓むことが可能な部分、すなわち可撓部分であるとも表現される。
図4に示すように、用紙PAがベルト部材53の部分PT1に衝突するときには、バネ54の弾性およびベルト部材53の弾性により当該部分PT1が撓む。特に、用紙PAの先端部からベルト部材53の部分PT1に作用する衝突力は、当該部分PT1が撓むことおよびバネ54がさらに縮むことなどによって吸収される。このようにして、用紙PAの衝突による衝撃力が吸収され、2次転写ローラ51と中間転写ベルト21とに伝達される衝撃力は低減される。したがって、画像形成への悪影響を抑制することが可能である。
その後、用紙PAの先端部は、ベルト部材53上に接触した状態のまま、ベルト部材53の回転動作にしたがって当該ベルト部材53の速度と略同一の速度で下流側(図の上方)に搬送される。そして、用紙PAは、2次転写ローラ51と駆動ローラ23との対向部分であるニップ部N3(図1)に到達し、さらに当該ニップ部N3を通過する。ニップ部N3の通過時においては、中間転写ベルト21上に形成されているフルカラートナー画像が、転写部50(特に2次転写ローラ51への電圧印加)によって用紙PA上に転写される。
そして、用紙PA上に転写されたトナー画像は、定着器45において加熱され、用紙PAに定着される。その後、用紙PAは排紙部46に排出される。
以上のように、この画像形成装置1によれば、用紙PAがベルト部材53に衝突する際に、ベルト部材53の部分PT1(可撓部分)が撓むことによって、用紙PAの衝突の際における衝撃力が緩和される。すなわち、画像の転写の際に生じる衝撃力を良好に低減することができる。
特に、2次転写ローラ51と従動ローラ52とは、相互間にバネ54による弾性力が付与された状態で相対移動可能に設けられている。そのため、ベルト部材53の弾性のみならず、バネ54の弾性にも応じて部分PT1が撓む。これにより、用紙PAの衝突による衝撃力がさらに適切に吸収される。
<2.第2実施形態>
<2−1.概要>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図5は、第2実施形態に係る転写部50(詳細には50B)を示す斜視図である。
図5に示すように、転写部50Bは、偏心カム57とモータ58とを有しており、ベルト部材53の張力を調整することが可能である。具体的には、上記第1実施形態においてはバネ54の一端側が立設部材56に固定されていたが、この第2実施形態においてはバネ54の当該一端側が偏心カム57に固定されている。そして、モータ58によって偏心カム57が回転されると、バネ54の長さが変更される。その結果、バネ54による弾性力が変更され、ベルト部材53の張力Fが変更される。このように、偏心カム57およびモータ58は、バネ54の弾性力とベルト部材53の張力Fとを調整する調整部として機能する。
また、この実施形態においては、ベルト部材53の張力Fは、転写対象の用紙PAの厚さDに応じて変更される。用紙PAの厚さDは、例えば、用紙搬送経路において転写部50よりも上流側に設けられた紙厚センサ61(図1参照)によって検出される。
<2−2.動作>
つぎに、第2実施形態に係る動作について詳細に説明する。
給紙部30により供給され搬送経路の上流側から搬送されてきた用紙PAがタイミングローラ41,42(図1参照)の位置を通過した後、2次転写ローラ51は適宜のタイミングで回転駆動を開始する。これにより、2次転写ローラ51と従動ローラ52とに巻き掛けられたベルト部材53は、時計回りに回転し、ベルト部材53は、用紙PAの搬送経路側において搬送経路の上流側から下流側に向けて進行する。
また、用紙PAがタイミングローラ41,42の位置を通過すると、紙厚センサ61によって紙の厚さDが検出される。そして、検出された厚さDに応じて、ベルト部材53の張力Fが調整される。具体的には、モータ58の駆動により偏心カム57が回転してバネ54の長さが変更されることにより、ベルト部材53の張力Fが調整される。
図6は、張力Fの変更の様子を示す図である。図6に示すように、用紙PAの厚さDが大きくなるにつれて、ベルト部材53の張力Fは小さくなるように設定される。
例えば、厚さDが比較的小さな値D1であるときには、自然長よりも短いバネ54をさらに短くすること(すなわちバネ54の自然長からの収縮量を大きくすること)によってバネ54の反発力を増大させて、ベルト部材53の張力Fを比較的大きな値F1に調整する。逆に、厚さDが比較的大きな値D2(>D1)であるときには、バネ54の自然長からの収縮量を小さくすることによってバネ54の反発力(付勢力)を低減し、ベルト部材53の張力Fを比較的小さな値F2(<F1)に調整する。
このような張力Fの調整動作が終了すると、上流側から搬送されてきた用紙PAが、或る衝突角度θを有する状態でベルト部材53の部分PT1に衝突する。
用紙PAがベルト部材53の部分PT1に衝突するときには、バネ54の弾性およびベルト部材53の弾性により当該部分PT1が撓む。これにより、用紙PAの衝突による衝撃力が吸収され、2次転写ローラ51と中間転写ベルト21とに伝達される衝撃力は低減される。したがって、画像形成への悪影響を抑制することが可能である。
また、ベルト部材53の撓み量は、上述のようにベルト部材53の張力Fを変更することによって調整される。
特に、用紙PAが比較的厚いときには、ベルト部材53の張力Fが小さく設定されるため、ベルト部材53が比較的撓み易い。そして、比較的厚い用紙がベルト部材53に衝突する際には、ベルト部材53が比較的大きく撓むことによって、衝突時の衝撃力が適切に低減される。
逆に、用紙PAが比較的薄いときには、ベルト部材53の張力Fが大きく設定されるため、ベルト部材53が比較的撓みにくい。そして、比較的厚い用紙がベルト部材53に衝突する際には、ベルト部材53が比較的小さく撓むことによって、衝突時の衝撃力が適切に低減される。
その後の動作、すなわち用紙PAがベルト部材53に衝突した後の動作は、第1実施形態と同様である。
以上のように、この第2実施形態に係る画像形成装置においても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、特にベルト部材53の張力Fが用紙PAの厚さDに応じて変更されるので、画像の転写の際に生じる衝撃力を用紙PAの紙厚に応じてさらに適切に低減することができる。
<3.第3実施形態>
<3−1.概要>
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図7は、第3実施形態に係る転写部50(詳細には50C)付近の構成を示す図である。
図7に示すように、転写部50Cは、第1実施形態に係る転写部50Aと同様の構成を有している。また、転写部50Cにおける部分PT1の対向位置には、可動式のガイド部材43が設けられている。
このガイド部材43は、タイミングローラ41,42(図1参照)の位置を通過した用紙PAを転写部50Cに向けて案内する。また、ガイド部材43は、図7の両矢印の方向において軸AX11を中心に回動(揺動)可能に設けられ、不図示の駆動機構(モータ等)によって駆動される。
ガイド部材43の配置角度が変更されると、当該ガイド部材43に案内されて進行する用紙PAの進行方向が変更され、その結果、用紙PAの先端部が転写部50Cのベルト部材53に衝突する際の衝突角度が変更される。このように、ガイド部材43は、用紙PAの転写部50Cに対する衝突角度を変更する。
また、この実施形態においては、ガイド部材43の配置角度(ひいては用紙PAの転写部50Cに対する衝突角度θ)は、転写対象の用紙PAの厚さDに応じて変更される。用紙PAの厚さDは、上述のように、例えば、用紙搬送経路において転写部50よりも上流側に設けられた紙厚センサ61(図1参照)によって検出される。
<3−2.動作>
つぎに、第3実施形態に係る動作について詳細に説明する。
給紙部30により供給され搬送経路の上流側から搬送されてきた用紙PAがタイミングローラ41,42(図1参照)の位置を通過した後、2次転写ローラ51は適宜のタイミングで回転駆動を開始する。これにより、2次転写ローラ51と従動ローラ52とに巻き掛けられたベルト部材53は、時計回りに回転し、ベルト部材53は、用紙PAの搬送経路側において搬送経路の上流側から下流側に向けて進行する。
また、用紙PAがタイミングローラ41,42の位置を通過すると、紙厚センサ61によって紙の厚さDが検出される。そして、検出された厚さDに応じて、ガイド部材43の角度(ひいては衝突角度θ)が調整される。
図8は、衝突角度θの変更の様子を示す図である。図8に示すように、用紙PAの厚さDが大きくなるにつれて、衝突角度θが小さくなるようにガイド部材43の配置角度が変更される。
例えば、厚さDが比較的小さな値D1であるときには、ガイド部材43が軸AX11を中心に時計回りに回転され、ガイド部材43とベルト部材53の部分PT1との角度が比較的大きな値に変更される。この結果、衝突角度θは比較的大きな値θ1(例えば30度)になる。逆に、厚さDが比較的大きな値D2(>D1)であるときには、ガイド部材43が軸AX11を中心に反時計回りに回転され、ガイド部材43とベルト部材53の部分PT1との角度が比較的小さな値に変更される。この結果、衝突角度θは比較的小さな値θ2(例えば10度)になる。
このような衝突角度θの調整動作が終了すると、上流側から搬送されてきた用紙PAが、調整後の衝突角度θを有する状態でベルト部材53の部分PT1に衝突する。
用紙PAがベルト部材53の部分PT1に衝突するときには、バネ54の弾性およびベルト部材53の弾性により当該部分PT1が撓む。これにより、用紙PAの衝突による衝撃力が吸収され、2次転写ローラ51と中間転写ベルト21とに伝達される衝撃力は低減される。したがって、画像形成への悪影響を抑制することが可能である。
また、上述のように、用紙PAの転写部50Cに対する衝突角度θを調整することによって、衝突時の衝撃力自体を適切に低減することが可能である。特に、用紙PAが比較的厚いときには、ガイド部材43の角度変更に応じて衝突角度θが小さくなるので、衝突時の衝撃力がさらに適切に低減される。また、逆に、用紙PAが比較的薄いときには、用紙PAの先端部をニップ部N3近傍の部分PT1にてベルト部材53に対して比較的大きな衝突角度θで衝突させてベルト部材53上を進行させることによって、用紙PAの先端部が中間転写ベルト21への巻き付き面積を良好に確保した状態で、用紙PAの先端部がニップ部N3に突入することができる。したがって、転写動作を良好に行うことが可能である。
なお、その後の動作は、第1実施形態と同様である。
以上のように、この第3実施形態に係る画像形成装置においても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、特に用紙PAがベルト部材53へ衝突する際の衝突角度θが用紙PAの厚さDに応じて変更されるので、画像の転写の際に生じる衝撃力を紙厚に応じてさらに適切に低減することができる。
<4.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、バネ54によってベルト部材53に張力が付与される場合を例示したが、これに限定されない。具体的には、図9および図10に示すような転写部50Dを設けるようにしてもよい。転写部50Dにおいては、弾性力付与手段としてのバネ54が設けられず、2次転写ローラ51と従動ローラ52との相対距離が常に同一になるように両ローラ51,52の中心軸の位置が固定されている。このような転写部転写部50Dを用いることによっても、用紙PAの衝突の際に生じる衝撃力を低減することが可能である。詳細には、転写部50Dのベルト部材53に用紙PAが衝突する際には、ベルト部材53自体の弾性によってベルト部材53が撓むことによって、当該衝突における衝撃力が低減される。ただし、さらに適切にベルト部材53を撓ませるには、上述の各実施形態のように、バネ54による弾性力(反発力)を付与した状態で2次転写ローラ51と従動ローラ52とを相対移動可能に設けることが好ましい。
また、第2および第3実施形態においては、用紙PAの厚さDは紙厚センサ61によって検出される場合を例示したが、これに限定されず、他の手法によって厚さDが検出されるようにしてもよい。例えば、印刷出力要求元の情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)から伝送されてきた印刷指示に含まれる印刷設定内容に基づいて、用紙PAの厚さDが取得されるようにしてもよい。詳細には、当該印刷出力要求元の情報処理装置において、当該情報処理装置の操作者がプリンタドライバの設定画面で設定した印刷設定情報(用紙厚さを示す情報(用紙種類情報等を含む))に基づいて、用紙PAの厚さDが取得されればよい。
また、第3実施形態においては、可動式のガイド部材43を、用紙搬送経路に対して転写面側(図7の左側)に設ける場合を例示したが、これに限定されない。例えば、可動式のガイド部材43を、用紙搬送経路に対して転写面の反対面側(図7の右側)に(詳細には用紙PAの搬送経路と転写部50の部分PT1との間に)設けるようにしてもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態においては、タイミングローラ41,42のみによって、用紙PAをタイミングローラ41,42の位置からベルト部材53の部分PT1に向けて搬送する技術を例示したが、これに限定されない。例えば、第1実施形態あるいは第2実施形態において、第3実施形態のガイド部材43の位置と同様の位置に固定式のガイド部材43B(不図示)を設け、当該ガイド部材43Bに沿わせて用紙PAを案内することによって、用紙PAをベルト部材53の部分PT1に向けて搬送するようにしてもよい。また、このようなガイド部材43Bは、例えば、用紙PAの搬送経路に対して反対側(すなわち用紙転写面の反対面側)に配置されるようにしてもよい。あるいは、ガイド部材43Bは、用紙搬送経路の両面側に配置されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、画像形成装置としてタンデム方式のカラープリンタを例示しているが、これに限定されず、他の方式のプリンタ(4サイクル方式のカラープリンタあるいはモノクロプリンタ)などに上記の思想を適用するようにしてもよい。また、像担持体は中間転写ベルト21に限定されず、例えば、4サイクル方式のカラープリンタにおける感光体ドラムなどであってもよい。
また、画像形成装置は、印刷機能のみを備える装置に限定されず、例えば、スキャン機能および/またはコピー機能等をも備える複合機などであってもよい。
1 画像形成装置
10,10Y,10M,10C,10K イメージングユニット
21 中間転写ベルト
23 駆動ローラ
41,42 タイミングローラ
43 (可動式)ガイド部材
50,50A,50B,50C,50D 転写部
51 2次転写ローラ51
52 従動ローラ
53 ベルト部材
54 バネ
55 固定部材
57 偏心カム
58 モータ
61 紙厚センサ
N3 ニップ部
PA 用紙
PT1 可撓部分

Claims (5)

  1. 画像形成装置であって、
    トナー画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向する転写ローラと、
    前記転写ローラに対して略平行に設けられるローラ部材と、
    前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられるベルト部材と、
    前記トナー画像の転写対象である転写材を前記ベルト部材の可撓部分に向けて搬送する搬送手段と、
    を備え
    前記ローラ部材と前記転写ローラとは相互間の距離を伸縮する方向に相対的に移動することが可能であり、
    前記ローラ部材と前記転写ローラとの相対距離を増大させる向きに弾性力付与手段による弾性力を付与することによって、前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられる前記ベルト部材に張力が付与されており、
    前記画像形成装置は、
    前記転写材の厚さに応じて前記張力を調整する調整手段、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置であって、
    トナー画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向する転写ローラと、
    前記転写ローラに対して略平行に設けられるローラ部材と、
    前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられるベルト部材と、
    前記トナー画像の転写対象である転写材を前記ベルト部材の可撓部分に向けて搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段による前記転写材の進行方向を変更して、前記転写材の先端部が前記ベルト部材へ衝突する際の衝突角度を変更する変更手段と、
    を備え、
    前記変更手段は、前記転写材の厚さに応じて前記衝突角度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記転写材の厚さを検出する検出手段、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記転写材の厚さは、印刷指示に含まれる印刷設定内容に基づいて取得されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記ベルト部材は、前記転写ローラと前記ローラ部材とに巻き掛けられた状態で回転可能であり、
    前記転写材の先端部は、前記ベルト部材に衝突した後において、前記ベルト部材に接触した状態で当該ベルト部材の速度と略同一の速度で前記転写ローラと前記像担持体との対向部分に向けて進行することを特徴とする画像形成装置。
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