JP5251209B2 - 半導体光源を用いた車両用反射型灯具ユニット - Google Patents

半導体光源を用いた車両用反射型灯具ユニット Download PDF

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Description

本発明は、半導体光源を用いた車両用反射型灯具ユニットに係り、特に半導体光源が発光する光の利用効率が高い薄型、かつ、新規見栄えの車両用反射型灯具ユニットに関する。
従来、LED等の半導体光源を用いた車両用反射型灯具が知られている(例えば特許文献1参照)。
図25は、従来のLED等の半導体光源を用いた車両用反射型灯具の構成を説明するための図である。
図25に示すように、従来のLED等の半導体光源を用いた車両用反射型灯具は、その発光面が下向きに配置されたLED光源10´、そのLED光源10´の下方に配置されたリフレクタ20´等を備えている。この車両用反射型灯具においては、LED光源10´が発光する光の利用効率を高める等の観点より、高さH´が比較的高い(すなわち反射面積が比較的大きい)リフレクタ20´が用いられている。すなわち、この車両用反射型灯具においては、LED光源10´から車両前後方向に照射される光(図25中、θ´で示す円錐範囲の光束)を、一つのリフレクタ20´で捕捉して車両前方に向けて反射し(一回反射)、所定配光パターンを形成する構成となっている。
ところで、車両用灯具の分野においては、車両デザインの自由度を高める等の観点より、新規見栄えの灯具が要望されており、この新規見栄えの灯具として、例えば、リフレクタ20´の高さH´を低くすることにより、薄型の車両用反射型灯具を構成することが考えられる。上記従来の車両用反射型灯具においては、リフレクタ20´の高さH´を低くするには、リフレクタ20´の反射面積を小さくするか、あるいは、焦点距離を短くする必要がある。
特開2005−141919号公報
しかしながら、リフレクタ20´の反射面積を単に小さくしただけではLED光源10´が発光する光の利用効率が低下することとなり、また、リフレクタ20´の焦点距離を単に短くしただけでは光の利用効率は維持できるが車両用前照灯として有効な配光が利用できない。
このため、リフレクタ20´の反射面積を単に小さくするか、あるいは、焦点距離を単に短くするだけでは、半導体光源が発光する光の利用効率が高い薄型、かつ、新規見栄えの車両用反射型灯具を構成することが極めて困難であるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、LED等の半導体光源が発光する光の利用効率が高い薄型、かつ、新規見栄えの車両用反射型灯具ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、所定配光パターンを形成する車両用反射型灯具ユニットにおいて、発光面を灯具正面視上又は下に向けて配置された半導体光源と、前記半導体光源から発光面前方に向けて照射される光のうちの、主に前記半導体光源に対して灯具正面視左右いずれか一方の側に向かう光を二回反射し、前記所定配光パターンの一部である第1配光パターンを形成する二回反射光学系と、前記半導体光源から発光面前方に向けて照射される光のうちの、主に前記半導体光源に対して前記一方の側とは反対の他方の側に向かう光を一回反射し、前記所定配光パターンの一部である第2配光パターンを形成する一回反射光学系と、を備え、前記二回反射光学系は、第1反射面及び第2反射面を含み、前記第1反射面は焦点が前記半導体光源近傍に設定された放物面系の反射面であり、前記第2反射面は焦点が前記第1反射面の準線上に設定された放物面系の反射面であり、前記半導体光源は、灯具光軸に対して水平方向に若干傾いた軸方向を長手方向として配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、半導体光源から発光面前方に向けて照射される光を、一つのリフレクタではなく、二回反射光学系と一回反射光学系それぞれで捕捉して反射し、所定配光パターン(例えば、ヘッドランプ用配光パターン)を形成する構成となっている。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、二回反射光学系(従来のリフレクタ20´に相当)の高さを低くすることに伴って該二回反射光学系が補足して反射する半導体光源からの光が少なくなったとしても、該二回反射光学系が反射しない半導体光源からの光については、一回反射光学系が捕捉して反射する構成となっている。
このため、請求項1に記載の発明によれば、二回反射光学系(従来のリフレクタ20´に相当)の高さを低くすることに伴って該二回反射光学系が補足して反射する半導体光源からの光が少なくなったとしても、半導体光源が発光する光の利用効率は殆ど低下しない。
従って、請求項1に記載の発明によれば、LED等の半導体光源が発光する光の利用効率が高い(従来のプロジェクタ型灯具が40%程度の光利用率であるのに対して、70%程度の光利用率)極めて薄型、かつ、新規見栄えの車両用反射型灯具ユニットを提供することが可能となる。
本発明によれば、LED等の半導体光源が発光する光の利用効率が高い薄型、かつ、新規見栄えの車両用反射型灯具ユニットを提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態である半導体発光素子を用いた車両用反射型灯具ユニットについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の車両用反射型灯具ユニットの斜視図である。
本実施形態の車両用反射型灯具ユニット100は、自動車のヘッドランプ等の車両用前照灯、補助前照灯に適用されるものであり、図1に示すように、半導体光源10、第1反射面21を有する第1リフレクタ20、第2反射面31及び第3反射面32を有する第2リフレクタ30、導光部材40、さらに、図2に示すように灯具上面に取り付けられるヒートシンク50等を備えている。図2は、図1に示す構成にヒートシンク50を取り付けた車両用反射型灯具ユニット100の斜視図である。
半導体光源10は、例えば、半導体発光素子としての複数のLEDチップ11(例えば、疑似白色等の単色のLEDチップ又はRGB3色のLEDチップ)がパッケージ化されたLEDパッケージである。
複数のLEDチップ11は、図1等に示すように、その発光面10aを灯具正面視斜め右下(つまり、車両進行方向に向かって斜め左下)に向けた状態で、かつ、図1に示すように、直線上(灯具光軸AX方向に対して水平方向に若干傾いた軸上)に配置されている。図1は、四つのLEDチップ11を直線上(灯具光軸AX方向に対して水平方向に若干傾いた軸上)に配置した例である。
第1反射面21及び第2反射面31は、半導体光源10からの照射光を二回反射し、ヘッドランプ用配光パターンの一部である所定配光パターンを形成するための二回反射光学系を構成する。
また、第3反射面32は、半導体光源10からの照射光を一回反射し、ヘッドランプ用配光パターンの一部である所定配光パターンを形成するための一回反射光学系を構成する。
〔二回反射光学系〕
二回反射光学系としての第1反射面21及び第2反射面31は、図3に示すように、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される照射光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向(図3中紙面に直交する方向)に対して灯具正面視左側(図3中左側。つまり、車両進行方向に向かって右側)に向かう光を、図4に示すように二回反射し、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンを形成する光学系である。
複数のLEDチップ11の配置方向(図3中紙面に直交する方向)に対して灯具正面視左側(図3中左側。つまり、車両進行方向に向かって右側)に向かう光とは、図3に示すように、半導体光源10の光軸0°に対して図3中α(0〜70°)で示す円錐範囲の光束×四つのLEDチップ11(四つのLEDチップ11から照射される光量の7〜8割程度)分の、比較的高輝度の光束のことである。
以下、第1反射面21及び第2反射面31の詳細について説明する。
〔第1反射面21の構成〕
第1反射面21は、図1、図5等に示すように、中央に配置された中央反射面21c、その中央反射面21cの両側にそれぞれ配置された両側反射面21R、21Lから構成されている。
〔中央反射面21cの構成〕
図1、図3等に示すように、中央反射面21cは、半導体光源10の発光面10a前方に、該半導体光源10に近接した状態で配置されている。
中央反射面21cは、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される照射光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視左側(図3中左側。つまり、車両進行方向に向かって右側)に向かう光を、第2反射面31に向けて水平方向に拡散反射する反射面である。
具体的には、中央反射面21cは、図6、図7に示すように、複数のLEDチップ11の配置方向に延びる焦点ラインFL1(複数の焦点が集まったライン。焦線又は母線ともいう)及びFが半導体光源10近傍に設定された放物柱面系の反射面である。図6は、半導体光源10を含む鉛直面で切断した中央反射面21cの断面図である。図7は、図6中の矢印Aで示す方向から見た中央反射面21cの上面図である。
中央反射面21cは、図4、図6に示すように、半導体光源10からの照射光(半導体光源10の光源像)を、上下方向には拡散させず(すなわち、上下方向の位置関係を維持したまま)、第2反射面31に向けて水平方向に拡散反射(又は投影)する。中央反射面21cからの反射光は、図6に示すように、あたかも中央反射面21cの準線21c(虚像のライン、焦点ラインともいう)上の点から出射しているかのように見える。
中央反射面21cからの反射光(半導体光源10の光源像)は、半導体光源10の光源像の輪郭又は稜線(長手方向)が水平線に対して平行となるように投影される光源像となる。このため、中央反射面21cからの反射光(半導体光源10の光源像)は、ヘッドランプ用配光パターン(水平のカットオフライン)を形成するのに都合がよい。
中央反射面21cからの反射光(半導体光源10の光源像)は、図4に示すように、第2反射面31により、集光しすぎないように水平方向にのみ拡散されて、後述のように、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンP1(カットオフラインCL1を有し、かつ、スポット部SPを含む配光パターンP1。図11参照)を形成することとなる。
〔両側反射面21R、21Lの構成〕
図1、図5等に示すように、両側反射面21R、21Lは、中央反射面21c(本発明の第1反射面に相当)の左右両側それぞれに配置されている。
両側反射面21R、21Lは、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される照射光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視左側(図3中左側。つまり、車両進行方向に向かって右側)に向かう光を、第2反射面31に向けて拡散反射する反射面である。
なお、図1、図5等では、中央反射面21cと両側反射面21R、21Lの境界をエッジで仕切った例を示しているが、このエッジを形成することなく、中央反射面21cと両側反射面21R、21Lとを、滑らかに連続させてもよい。
具体的には、両側反射面21R、21Lは、図8に示すように、焦点Fが半導体光源10近傍に設定された回転放物面系の反射面である。
両側反射面21R、21Lは、図8に示すように、半導体光源10からの照射光(半導体光源10の光源像)を、第2反射面31に向けて拡散反射(又は投影)する。
両側反射面21R、21Lからの反射光(半導体光源10の光源像)は、形状が整っておらず、半導体光源10の光源像の輪郭又は稜線(長手方向)が水平線に対して傾斜するように投影される光源像となる(中央反射面21cのように、光源像の輪郭又は稜線(長手方向)が水平線に対して平行となるとは限らない)。このため、両側反射面21R、21Lからの反射光(半導体光源10の光源像)は、ヘッドランプ用配光パターン(上下方向にワイドな配光パターン)を形成するのに都合がよい。
両側反射面21R、21Lからの反射光(半導体光源10の光源像)は、図8に示すように、第2反射面31により、水平方向にのみ拡散されて、後述のように、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンP2(カットオフラインCL2を有する上下方向にワイドな配光パターンP2。図13参照)を形成することとなる。
〔第2リフレクタ30の構成〕
上記第1反射面21(中央反射面21c、両側反射面21R、21L)を備える第1リフレクタ20は、図1に示すように、固定部22に形成されたネジ穴22aに、ネジN(第2リフレクタ30に形成されたネジ穴33に挿入されたネジN)をネジ止めすることにより、第2リフレクタ30に固定されている。
この固定された状態で、半導体光源10と第1リフレクタ20(第1反射面21)との間には、図1、図3に示すように、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される照射光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)に向かう光が通過するスペースS1が形成される。
〔第2反射面31の構成〕
図1、図9に示すように、第2リフレクタ30は、第2反射面31及び第3反射面32を備えている。
第2反射面31は、図1に示すように、複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視左側(図3中左側。つまり、車両進行方向に向かって右側)に配置されている。
第2反射面31は、第1リフレクタ20(中央反射面21c、両側反射面21R、21L)からの反射光を水平方向に拡散反射し、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンP1、P2(図11、図13参照)を形成する反射面である。
具体的には、第2反射面31は、図9等に示すように配置された複数の円柱面31aを備えており、全体として、図4、図8に示すように、焦点Fが中央反射面21cの準線21c上(半導体光源10の虚像の位置)に設定された放物面系の反射面である。例えば、第2反射面31として、半導体光源の虚像のライン(集合)を焦点ラインとする放物柱を形成する。
〔配光パターンP1〕
第2反射面31は、焦点Fが中央反射面21cの準線21c上に設定された放物面系の反射面であるので、中央反射面21cからの反射光を水平方向に拡散反射し、図11に示すように、前方所定位置に配置された垂直スクリーン上に、光源像の輪郭又は稜線(長手方向)が水平線に対して平行となるように投影された半導体光源10の光源像10A(図4、図10参照)によって規定されるカットオフラインCL1を有し、かつ、スポット部SPを含む配光パターンP1(すなわち、光源像10Aの輪郭又は稜線(長手方向)が水平線Hに対して平行となるので、ヘッドランプ用配光パターンのカットオフラインを形成するのに適した配光パターンP1。図10、図11参照)を形成することが可能となる(本発明の第1配光パターンに相当)。
半導体光源10からの照射光(半導体光源10の光源像)は中央反射面21cで上下、第2反射面31で左右について集光(拡散度合いを制御)されることになる。このため、配光パターンP1は、ムラのないほぼ均一な配光パターンとなる。
〔配光パターンP2〕
また、第2反射面31は、両側反射面21R、21Lからの反射光を水平方向に拡散反射し、図13に示すように、前方所定位置に配置された垂直スクリーン上に、光源像の輪郭又は稜線(光源像の長手方向)が水平線に対して傾斜するように投影された半導体光源10の光源像10B、10C(図8、図12参照)によって規定されるカットオフラインCL2を有する配光パターンP2(すなわち、光源像10B、10Cの輪郭又は稜線(長手方向)が水平線Hに対して傾斜するので、ヘッドランプ用配光パターンに適した上下方向にワイドな配光パターンP2。図12、図13参照)を形成することが可能となる(本発明の第1配光パターンに相当)。
〔一回反射光学系〕
一回反射光学系としての第3反射面32は、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される照射光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向(図3中紙面に直交する方向)に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)に向かう光を、図14に示すように一回反射し、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンを形成する光学系である。
複数のLEDチップ11の配置方向(図3中紙面に直交する方向)に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)に向かう光とは、図3に示すように、半導体光源10の光軸0°に対して図3中β(0〜15°)で示す円錐範囲の光束×四つのLEDチップ11(四つのLEDチップ11から照射される光量の2割程度)分の、比較的まとまった光束のことである。この複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)に向かう光は、半導体光源10と第1リフレクタ20(第1反射面21)との間に形成されたスペースS1(図1、図3等参照)を通過することとなる。
以下、第3反射面32の詳細について説明する。
〔第3反射面32の構成〕
第3反射面32は、図1、図9等に示すように配置された右反射面32R及び左反射面32Lから構成されている。
〔右反射面32Rの構成〕
右反射面32R(本発明の第3反射面に相当)は、図1、図9に示すように、複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)かつ灯具正面視手前側に配置されている。
右反射面32Rは、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)かつ灯具正面視手前側に向かう光を反射し、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンP3(図16参照)を形成する反射面である。
具体的には、右反射面32Rは、図14に示すように、焦点Fが半導体光源10近傍に設定された放物面系(ほぼ回転放物面に近い形)の反射面である。
〔配光パターンP3〕
右反射面32R(本発明の第3反射面に相当)は、焦点Fが半導体光源10近傍に設定された回転放物面系の反射面であるので、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)かつ灯具正面視手前側に向かう光を反射し、図16に示すように、前方所定位置に配置された垂直スクリーン上に、光源像の輪郭又は稜線(長手方向)が水平線に対して平行となるように投影された半導体光源10の光源像10D(図14、図15参照)によって規定されるカットオフラインCL3を有し、かつ、水平線Hよりも上に突出するエルボー部EBを含む配光パターンP3(すなわち、光源像10Dの輪郭又は稜線(長手方向)が水平線Hに対して平行となるので、ヘッドランプ用配光パターンのカットオフラインを形成するのに適した配光パターンP3。図15、図16参照)を形成することが可能となる(本発明の第2配光パターンに相当)。
右反射面32Rが反射する半導体光源10からの照射光(複数のLEDチップ11の配置方向に対して図3中右側(つまり、車両進行方向に向かって左側)に向かう光)は、上記のように比較的まとまった光である。このため、右反射面32Rによって形成される配光パターンP3は、比較的シャープな配光パターンとなる。このため、遠方視認性を向上させることが可能となる。
なお、右反射面32Rは、左反射面32Lと比べて、半導体光源10から遠い位置に位置しているため、投影される半導体光源10の光源像10Dは、比較的小さな光源像となる。
〔左反射面32Lの構成〕
左反射面32Lは、図1、図9に示すように、複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)かつ灯具正面視奥側に配置されている。
左反射面32Lは、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)かつ灯具正面視奥側に向かう光を反射し、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンP4(図18参照)を形成する反射面である。
具体的には、左反射面32Lは、図14に示すように、焦点Fが半導体光源10近傍に設定された放物面系(ほぼ回転放物面)の反射面である。
〔配光パターンP4〕
左反射面32Lは、焦点Fが半導体光源10近傍に設定された回転放物面系の反射面であるので、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される光のうちの、主に複数のLEDチップ11の配置方向に対して灯具正面視右側(図3中右側。つまり、車両進行方向に向かって左側)かつ灯具正面視奥側に向かう光を反射し、図18に示すように、前方所定位置に配置された垂直スクリーン上に、光源像の輪郭又は稜線(長手方向)が水平線に対して平行となるように投影された半導体光源10の光源像10E(図14、図17参照)によって規定されるカットオフラインCL4を有する配光パターンP4(すなわち、光源像10Eの輪郭又は稜線(長手方向)が水平線Hに対して平行となるので、ヘッドランプ用配光パターンのカットオフラインを形成するのに適した配光パターンP4。図17、図18参照)を形成することが可能となる(本発明の第2配光パターンに相当)。
左反射面32Lが反射する半導体光源10からの照射光(複数のLEDチップ11の配置方向に対して図3中右側(つまり、車両進行方向に向かって左側)に向かう光)は、上記のように比較的まとまった光である。このため、左反射面32Lによって形成される配光パターンP4は、比較的シャープな配光パターンとなる。このため、遠方視認性を向上させることが可能となる。
なお、左反射面32Lは、右反射面32Rと比べて、半導体光源10から近い位置に位置しているため、投影される半導体光源10の光源像10Eは、比較的大きな光源像となる。このため、左反射面32Lには半導体光源10の光源像を小拡散させるための反射面を用いている。また、左反射面32Lによれば、斜めに配置された光源像も観察されるが、該光源像の大きさが小さいため、小拡散としている。
以上説明したように、二回反射光学系としての第1反射面21及び第2反射面31は、半導体光源10が発光した光(半導体光源10の光源像)のうちの、複数のLEDチップ11の配置方向に対して図3中左側(つまり、車両進行方向に向かって右側)に向かう光(半導体光源10の光源像)を二回反射することにより、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンP1、P2(カットオフラインCL1を有し、かつ、スポット部SPを含む配光パターンP1、ヘッドランプ用配光パターンに適した上下方向にワイドな配光パターンP2)を形成する。
また、一回反射光学系としての第3反射面32は、複数のLEDチップ11の配置方向に対して図3中右側(つまり、車両進行方向に対して左側)に向かう光(半導体光源10の光源像)を一回反射することにより、ヘッドランプ用配光パターンの一部である配光パターンP3、P4(カットオフラインCL3を有し、かつ、水平線Hよりも上に突出するエルボー部EBを含む配光パターンP3、カットオフラインCL4を有する配光パターンP4)を形成する。
以上説明した各光源像10A〜10Eは、実際には、図19に示すように、重畳された光源像となり、また、各配光パターンP1〜P4は、実際には、図20に示すように、重畳された配光パターン(ヘッドランプ用配光パターン)となる。
以上のように、本実施形態の車両反射型灯具ユニット100によれば、半導体光源10から発光面前方に向けて照射される光を、一つのリフレクタではなく、二回反射光学系と一回反射光学系それぞれで捕捉して反射し、所定配光パターン(ヘッドランプに適した配光パターンP1〜P4)を形成する構成となっている。
すなわち、本実施形態の車両反射型灯具ユニット100によれば、二回反射光学系としての第1反射面21及び第2反射面31(従来のリフレクタ20´に相当)の高さを低くすることに伴って該二回反射光学系が補足して反射する半導体光源からの光が少なくなったとしても、該二回反射光学系が反射しない半導体光源からの光については、一回反射光学系としての第3反射面32が捕捉して反射する構成となっている。
このため、本実施形態の車両反射型灯具ユニット100によれば、二回反射光学系としての第1反射面21及び第2反射面31(従来のリフレクタ20´に相当)の高さを低くすることに伴って該二回反射光学系が補足して反射する半導体光源からの光が少なくなったとしても、半導体光源10が発光する光の利用効率は殆ど低下しない。
従って、本実施形態の車両用反射型灯具ユニット100によれば、複数のLEDチップ11が発光する光の利用効率が高い(従来のプロジェクタ型灯具が40%程度の光利用率であるのに対して、70%程度の光利用率)極めて薄型(例えば高さH=30mm程度、横幅W=100〜150mm程度。図1参照)、かつ、新規見栄えの車両用反射型灯具ユニットを提供することが可能となる。
本実施形態では、半導体光源10の光利用効率をさらに向上させるため、導光部材40を備えている。
図1、図21に示すように、導光部材40は、透明又は半透明の合成樹脂材料等を用いて形成された薄型の導光レンズ(図1、図21では導光板を例示)であって、第2リフレクタ30の一方の上端にネジ止め固定される第1固定部41、第2リフレクタ30の他方の上端にネジ止め固定される第2固定部42、第1固定部41と第2固定部42の間の灯具正面視左右方向に延びる横長の開口形成部43等を備えている。導光部材40(主に開口形成部43)は、第1固定部41及び第2固定部42をそれぞれ第2リフレクタ30の上端にネジ止め固定することにより、図1に示すように、第1反射面21及び第2反射面31による二回反射光、第3反射面32による一回反射光が通過する灯具正面視左右方向に延びる横長の開口Kの一部(灯具上面の一部)を構成する。
導光部材40は、上記のように第2リフレクタ30にネジ止め固定されることにより、半導体光源10の側方(図3に50〜90°で示す範囲)に近接した状態で配置される入射面44を備えている。このように入射面44を半導体光源10に近接した状態で配置したとしても、半導体光源10は赤外成分が極めて少ない可視光を発光するため、入射面44は、半導体光源10の発光に伴う発熱の影響を殆ど受けない。
半導体光源10が発光した光のうち該半導体光源10の側方に向かう光(図3に50〜90°で示す範囲中右側に向かうθの範囲の光束×四つのLEDチップ11。四つのLEDチップ11から照射される光の1割程度)は、この入射面44から入射し、内部反射を繰り返して屈曲部45に向かい、該屈曲部45において反対方向に折り返された後、横に長く伸びた横長の開口形成部43に導かれる。この導光レンズ作用により、導光部材40はその開口形成部43を含む全体が発光する(ほんのりと光る)。
この導光部材40により、半導体光源10の光利用効率がさらに向上する。また、この導光部材40(特に灯具正面視左右方向に延びる横長の開口形成部43)により、車両用反射型灯具ユニット100の薄型感、横長感(すなわち、半導体光源を用いた灯具独特の雰囲気)をさらに強調することが可能となる。この効果は薄暮時に特に有効である。また、導光部材40は、太陽の光が当たり易い(出っ張った)位置(車両前端)に位置することになるので、日中であっても太陽の光を受けて輝き易いという効果もある。なお、導光部材40は、開口形成部43付近で全反射条件が崩れるように、例えば、図21に示すように、背面43aに連続するカットを形成したり、前面43bを梨地にしてもよい。
本実施形態では、半導体光源10の発光に伴う発熱を放熱するために、図2に示すように、ヒートシンク50を備えている。図22は、ヒートシンク50の側面図である。
図2、図22に示すように、ヒートシンク50は、アルミ等の金属材料を用いて形成された薄型の放熱部材であって、第2リフレクタ30の中央上面34(図1参照)にネジ止め固定される固定部51、放熱フィン52等を備えている。ヒートシンク50(放熱フィン52)は、固定部51を第2リフレクタ30の中央上面34にネジ止め固定することにより、図2に示すように、灯具上面の一部を構成する。なお、放熱フィン52は、図1、図22に示すように、第2リフレクタ30の背後の隙間S2(半導体光源10の左右方向に存在する隙間S2)に配置される。
このように、ヒートシンク50は灯具背面を除いた灯具上下左右のうち少なくとも一の側に配置されるため、灯具背面にヒートシンクを設けた従来の車両用反射型灯具ユニットと比較して、車両用反射型灯具ユニット100の車両前後方向の長さを短くすることが可能となる。また、ヒートシンク50は灯具背面を除いた灯具上下左右のうち少なくとも一の側に配置されるため、ヒートシンク50(特に放熱フィン52)を主熱源であるエンジンから遠ざけることが可能となる。これにより、ヒートシンクの放熱性能を向上させ、ジャンクション温度を適正値以下に保つことが可能となる。すなわち、エンジンやその周囲部品等の影響を受けて高温下に曝される条件下のスペース(車両前後方向の長さが比較的短いスペース。)であっても、車両用反射型灯具ユニット100を配置することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の車両用反射型灯具ユニット100によれば、半導体光源10からその発光面10a前方に向けて照射される光を、一つのリフレクタではなく、二回反射光学系としての第1反射面21及び第2反射面31と一回反射光学系としての第3反射面32それぞれで捕捉して反射し、所定配光パターン(例えば、ヘッドランプ用配光パターン)を形成する構成となっている。
すなわち、本実施形態の車両用反射型灯具ユニット100によれば、二回反射光学系としての第1反射面21及び第2反射面31(従来のリフレクタ20´に相当)の高さを低くすることに伴って該二回反射光学系が補足して反射する半導体光源からの光が少なくなったとしても、該二回反射光学系が反射しない半導体光源からの光については、一回反射光学系としての第3反射面32が捕捉して反射する構成となっている。
このため、本実施形態の車両用反射型灯具ユニット100によれば、二回反射光学系としての第1反射面21及び第2反射面31(従来のリフレクタ20´に相当)の高さを低くすることに伴って該二回反射光学系が補足して反射する半導体光源からの光が少なくなったとしても、半導体光源が発光する光の利用効率は殆ど低下しない。
従って、本実施形態の車両用反射型灯具ユニット100によれば、複数のLEDチップ11が発光する光の利用効率が高い(従来のプロジェクタ型灯具が40%程度の光利用率であるのに対して、70%程度の光利用率)極めて薄型(例えば高さH=30mm程度、横幅W=100〜150mm程度。図1参照)、かつ、新規見栄えの車両用反射型灯具ユニットを提供することが可能となる。
また、本実施形態の車両用反射型ユニット100によれば、二回反射光学系としての第1反射面21(中央反射面21c、両側反射面21R、21L)、第2反射面31、一回反射光学系としての第3反射面32(右反射面32R、左反射面32L)を備えている。
このため、本実施形態の車両用反射型ユニット100によれば、単独であっても、第1反射面21(中央反射面21c、両側反射面21R、21L)及び第2反射面31の二回反射により形成される配光パターンP1、P2(カットオフラインCL1を有し、かつ、スポット部SPを含む配光パターンP1、ヘッドランプ用配光パターンに適した上下方向にワイドな配光パターンP2)、第3反射面(右反射面32R、左反射面32L)の一回反射により形成される配光パターンP3、P4(カットオフラインCL3を有し、かつ、水平線Hよりも上に突出するエルボー部EBを含む配光パターンP3、カットオフラインCL4を有する配光パターンP4)の合成配光パターンであるヘッドランプ用配光パターンを形成することが可能となる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、車両用反射型灯具ユニット100を自動車等のヘッドランプに適用し、ヘッドランプ用配光パターンを形成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両用反射型灯具ユニット100をフォグランプ等の補助前照灯に適用し、該補助前照灯用配光パターンを形成することも可能である。
また、上記実施形態では、第1反射面21は、図1、図5等に示すように、中央に配置された中央反射面21c、その中央反射面21cの両側にそれぞれ配置された両側反射面21R、21Lから構成されているように説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、第1反射面21は、中央に配置された中央反射面21cのみで構成することも可能である。
また、上記実施形態では、半導体光源10は、半導体発光素子としての複数のLEDチップ11であるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両用反射型灯具ユニット100をヘッドライトとして用いる場合、ヘッドランプとして機能させるのに充分な光量を確保できるのであれば1つのLEDチップ(その投影像に直線状の輪郭又は稜線(上記実施形態の長手方向に相当する輪郭又は稜線)が現れる1つのLED光源)のみを用いてもよい。
また、上記実施形態では、車両用反射型灯具ユニット100を1つ用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、図23、図24に示すように、要求光度・光束に応じて、複数の車両用反射型灯具ユニット100を組み合わせて用いてもよい。図23は、複数の車両用反射型灯具ユニット100を2段に組み合わせた例(側面図)であり、図24は、図23に示した複数の車両用反射型灯具ユニット100の上面図である。
複数の車両用反射型灯具ユニット100を組み合わせて用いる場合、複数の第2リフレクタ30(複数の第2反射面31と複数の第3反射面32)を一括成形(一体成形)で形成しておき、これに、第1リフレクタ(第1反射面21)を必要個数設置(さらに必要に応じて導光部材40を設置)するようにすれば、個々の第2反射面31及び第3反射面32間の光軸合わせを省略することが可能となる。なお、この一括成形する方式においては、ユニット100組合せの場合に拡散ユニット・スポット光ユニットなど、配光の異なった種類のユニットを準備する必要は生じず、従来手法に準じて一括成形すれば良い。
また、上記実施形態では、導光部材40の開口形成部43によって形成される開口Kは開放されているように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、該開口Kを覆うレンズ(図示せず)を設け、該レンズを介して第1反射面21及び第2反射面31による二回反射光、第3反射面32による一回反射光を照射するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、半導体光源10(LEDチップ11)は、灯具正面視斜め右下に向けた状態で配置されているように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、半導体光源10(LEDチップ11)は、灯具正面視斜め左下に向けた状態で配置されていてもよい。あるいは、半導体光源10(LEDチップ11)は、灯具正面視斜め右上又は左上に向けた状態で配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1リフレクタ20(第1反射面21)と導光部材40は、それぞれ、別体の部品であるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1リフレクタ20と導光部材40とを透明樹脂にて一括成形してもよい。これにより、製造が容易になる。また、部品組み付け工数も低減される。また、この一括成形によって、第1リフレクタ20の取り付け精度が向上する。これは、第1リフレクタ20下端部・左端部・右端部の3箇所にて保持されることになるからである。
また、上記実施形態では、灯具正面視左右方向に照射される光のうちの、所定配光パターン(例えば、ヘッドランプ用配光パターン)の形成に適した輝度の光(例えば、図3に0〜50°で示す円錐範囲中左側に向かうαの範囲の光束×複数のLEDチップ11。7〜8割程度。図3に0〜15°で示す円錐範囲中右側に向かうβの範囲の光束×複数のLEDチップ11。LEDチップ11から照射される光量の2割程度)を有効利用するように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、この割合を基準として、幾つか組合せ使用する各ユニットのスポット・フラッド比率を調整することが可能である。特に、近年の左右スラント傾斜が大きいランプ(〜45°、〜60°にも回り込んだランプ)の場合、角度の大きなユニットでは拡散比率が高まり、中央寄りのユニットに於いては、スポット比率が高まることは自明である。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
本実施形態の半導体光源を用いた車両用反射型灯具ユニット(ヒートシンク無し)の斜視図である。 本実施形態の半導体光源を用いた車両用反射型灯具ユニット(ヒートシンク有り)の斜視図である。 第2リフレクタ30を灯具正面から見た図である。 二回反射光学系としての第1反射面21(中央反射面21c)及び第2反射面31により投影される半導体光源10の光源像10Aを説明するための図である。 第1リフレクタ20の斜視図である。 半導体光源10を含む鉛直面で切断した中央反射面21cの断面図である。 図6中の矢印Aで示す方向から見た中央反射面21cの上面図である。 二回反射光学系としての第1反射面21(両側反射面21R、21L)及び第2反射面31により投影される半導体光源10の光源像10B、10Cを説明するための図である。 第2リフレクタ30の斜視図である。 二回反射光学系としての第1反射面21(中央反射面21c)及び第2反射面31により投影される半導体光源10の光源像10Aを説明するための図である。 図10に示した光源像10Aにより形成される配光パターンP1を説明するための図である。 二回反射光学系としての第1反射面21(両側反射面21R、21L)及び第2反射面31により投影される半導体光源10の光源像10B、10Cを説明するための図である。 図12に示した光源像10B、10Cにより形成される配光パターンP2を説明するための図である。 一回反射光学系としての第3反射面32により投影される半導体光源10の光源像10D、10Eを説明するための図である。 一回反射光学系としての第3反射面32(右反射面32R)により投影される半導体光源10の光源像10Dを説明するための図である。 図15に示した光源像10Dにより形成される配光パターンP3を説明するための図である。 一回反射光学系としての第3反射面32(左反射面32L)により投影される半導体光源10の光源像10Eを説明するための図である。 図17に示した光源像10Eにより形成される配光パターンP4を説明するための図である。 二回反射光学系及び一回反射光学系それぞれにより投影される光源像10A〜10Eを重畳した状態を説明するための図である。 図19に示した光源像10A〜10Eにより形成される配光パターンP1〜P4(ヘッドランプ用配光パターン)を説明するための図である。 導光部材40の斜視図である。 ヒートシンク50の側面図である。 複数の車両用反射型灯具ユニット100を2段に組み合わせた例(側面図)である。 図23に示した複数の車両用反射型灯具ユニット100の上面図である。 従来の半導体光源を用いた車両用反射型灯具を説明するための図である。
符号の説明
100…車両用反射型灯具ユニット、10…半導体光源、11…LEDチップ、20…第1リフレクタ、21…第1反射面、21a…反射面、21b…反射面、22…ネジ穴、30…第2リフレクタ、31…第2反射面、31a…円柱面、32…第3反射面、32a…反射面、32b…反射面、33…ネジ穴、40…導光部材、41…固定部、42…固定部、43…開口形成部、44…入射面、45…屈曲部、50…ヒートシンク、51…固定部、52…放熱フィン

Claims (1)

  1. 車両に搭載され、所定配光パターンを形成する車両用反射型灯具ユニットにおいて、
    発光面を灯具正面視上又は下に向けて配置された半導体光源と、
    前記半導体光源から発光面前方に向けて照射される光のうちの、主に前記半導体光源に対して灯具正面視左右いずれか一方の側に向かう光を二回反射し、前記所定配光パターンの一部である第1配光パターンを形成する二回反射光学系と、
    前記半導体光源から発光面前方に向けて照射される光のうちの、主に前記半導体光源に対して前記一方の側とは反対の他方の側に向かう光を一回反射し、前記所定配光パターンの一部である第2配光パターンを形成する一回反射光学系と、を備え
    前記二回反射光学系は、第1反射面及び第2反射面を含み、前記第1反射面は焦点が前記半導体光源近傍に設定された放物面系の反射面であり、前記第2反射面は焦点が前記第1反射面の準線上に設定された放物面系の反射面であり、前記半導体光源は、灯具光軸に対して水平方向に若干傾いた軸方向を長手方向として配置されていることを特徴とする半導体光源を用いた車両用反射型灯具ユニット。
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