JP5249378B2 - 撮像装置、及びその制御方法、プログラム - Google Patents
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Description
ローリングシャッタ方式で駆動する撮像素子を備える撮像装置であって、撮像素子を用いて画像を撮像する場合に、当該撮像素子の露光期間における撮像装置の振動を検出する検出手段と、検出手段により検出された振動を複数の帯域成分に分離することで帯域ごとに振動の周波数分布を解析する解析手段と、撮像時の撮像装置の撮影状況に基づいて、振動の周波数分布の各帯域に対して重み付け処理を行う処理手段と、重み付けされた振動の周波数分布に基づいて、振動に起因して画像に生じる被写体像の歪み量の中心周波数を決定する決定手段と、少なくとも中心周波数が含まれる帯域の1つの周波数について、振動を像振れ補正のために演算処理する過程で生じる位相ズレを補償する補償手段と、補償手段により位相ズレが補償された像振れ補正の補正量を用いて、撮像素子のラインごとに振動に起因して生じた被写体像の歪みを補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルビデオカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
ここで、歪み補正量算出部106の内部構成、及び歪み補正量算出部106内で行われる処理について、図を用いて以下に詳細に説明する。
fL・tanθ/p
ここで、fLは焦点距離、pは撮像素子上の画素ピッチである。
FIRローパスフィルタ401 :6Hz以下
第1FIRバンドパスフィルタ402:3〜9Hz
第2FIRバンドパスフィルタ403:6〜12Hz
A(f)・sin(ωt) (ω=2πf)
と表すことができる。即ち、周波数ごとの振動の速度は、手ぶれの時間特性を微分して
A(f)ω・cos(ωt)
と表すことができる。
A(f)ω・cos(ωt0)・Δt
と表すことができる。上述したようにフィルタ処理部203より得られた各帯域のフィルタ応答(図10(b))は、手ぶれの時間特性についてのブレ量の周波数応答を帯域ごとに積分した結果に相当している。このため、当該式からブレ量の項A(f)を分離し、ωt0が一定として近似すると、残りの項は
ω・cos(ωt0)・Δt
⇒2π・cos(ωt0)・Δt×f=c×f (c=const.)
と変形でき、図10(c)のような周波数に対する一次関数で表すことができる。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置は、ローリングシャッタ問題による歪みを補正する場合の補正残り、あるいは過補正を低減することができる。具体的には撮像装置は、ローリングシャッタ方式で駆動する撮像素子を用いて画像を撮像する場合に、当該撮像素子の露光期間における撮像装置の振動を検出し、検出された振動の時間特性を取得する。振動の時間特性を、振動の周波数について複数の帯域に分離し、振動に起因して画像に生じる被写体像の歪み量の周波数特性を、各帯域について算出し、当該歪み量の周波数特性が極大となる帯域を、歪み量の中心周波数が含まれる帯域として決定する。そして、少なくとも中心周波数が含まれる帯域の1つの周波数について、振動の時間特性を取得する際に生じた位相ズレがなくなるように振動の時間特性を補償する。さらに補償後の振動の時間特性から算出された補正量を用いて、撮像素子のラインごとに振動に起因して生じた被写体像の歪みを補正する。
上述した実施形態では、重み決定部210は補助情報のパラメータそれぞれについて選択された各帯域の重み付け係数の平均をとって、各帯域のフィルタ応答に乗じる最終的な重み付け係数を決定するものとして説明した。本変形例では、補助情報のパラメータそれぞれについて推定した撮影状況について信頼度を設け、各撮影状況の信頼度に基づいて各帯域の重み付け係数を決定する方法について説明する。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (10)
- ローリングシャッタ方式で駆動する撮像素子を備える撮像装置であって、
前記撮像素子を用いて画像を撮像する場合に、当該撮像素子の露光期間における前記撮像装置の振動を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記振動を複数の帯域成分に分離することで前記帯域ごとに前記振動の周波数分布を解析する解析手段と、
撮像時の前記撮像装置の撮影状況に基づいて、前記振動の周波数分布の帯域に対して重み付け処理を行う処理手段と、
前記重み付された前記振動の周波数分布に基づいて、前記振動に起因して前記画像に生じる被写体像の歪み量の中心周波数が含まれる帯域を決定する決定手段と、
少なくとも前記中心周波数が含まれる帯域の1つの周波数について、前記振動を像振れ補正のために演算処理する過程で生じる位相ズレを補償する補償手段と、
前記補償手段により位相ズレが補償された前記像振れ補正の補正量を用いて、前記撮像素子のラインごとに前記振動に起因して生じた被写体像の歪みを補正する補正手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記解析手段は、前記帯域成分ごとに前記振動の振動成分を前記露光期間について積算することにより、前記振動の周波数分布を解析することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記補償手段は、少なくとも前記中心周波数が含まれる帯域の中央の周波数について、前記振動を像振れ補正のために演算処理する過程で生じる位相ズレがなくなるように補償することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記処理手段は、前記重み付け処理として、前記画像を撮像時の前記撮像装置のパラメータに基づいて決定された前記複数の帯域それぞれについての重み付け係数を、前記振動の周波数分布の各帯域に乗じることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 撮像時の振動、焦点距離、主被写体情報、シャッタスピード、及びシーンモードの少なくともいずれかである前記撮像装置のパラメータに基づいて、前記画像を撮像時の前記撮像装置の撮影状況を推定し、当該推定された撮影状況ごとに予め定められた重み付け係数を用いて、前記複数の帯域それぞれについての前記重み付け処理における重み付け係数を決定する重み付け決定手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記重み付け決定手段は、前記推定された撮影状況ごとに予め定められた重み付け係数と当該撮影状況の推定の信頼度とに基づいて、前記複数の帯域それぞれについての重み付け係数を決定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記決定手段は、前記撮像素子の連続するライン間で前のラインが露光開始してから次のラインが露光開始するまでの期間の前記振動に起因して前記画像に生じる被写体像の歪み量の周波数特性を各帯域について算出し、前記振動に起因して前記画像に生じる被写体像の歪み量の中心周波数が含まれる帯域を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記解析手段は、前記振動の時間特性のサンプリング周波数をダウンサンプルするダウンサンプリング手段を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- ローリングシャッタ方式で駆動する撮像素子を備える撮像装置の制御方法であって、
前記撮像素子を用いて画像を撮像する場合に、当該撮像素子の露光期間における前記撮像装置の振動を検出する検出工程と、
前記検出工程において検出された前記振動を複数の帯域成分に分離することで前記帯域ごとに前記振動の周波数分布を解析する解析工程と、
撮像時の前記撮像装置の撮影状況に基づいて、前記振動の周波数分布の各帯域に対して重み付け処理を行う処理工程と、
前記重み付された前記振動の周波数分布に基づいて、前記振動に起因して前記画像に生じる被写体像の歪み量の中心周波数が含まれる帯域を決定する決定工程と、
少なくとも前記中心周波数が含まれる帯域の1つの周波数について、前記振動を像振れ補正のために演算処理する過程で生じる位相ズレを補償する補償工程と、
前記補償工程において位相ズレが補償された前記像振れ補正の補正量を用いて、前記撮像素子のラインごとに前記振動に起因して生じた被写体像の歪みを補正する補正工程とを備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2011062926A JP5249378B2 (ja) | 2011-03-22 | 2011-03-22 | 撮像装置、及びその制御方法、プログラム |
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