JP5248991B2 - 栄養補給チューブ - Google Patents

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Description

本発明は、栄養を補給するために胃中へ通される栄養補給チューブに関するものである。
従来、衰弱した高齢者やガン患者などが口から食事が摂れなくなった場合において、胃中へ栄養補給チューブを通して栄養を補給することが行われている。
図5は、人5の鼻5aからチューブ1を胃5b内に通して、栄養液容器6内の栄養液をチューブ1を通して胃5bに補給する場合である。
また、図6は、人5の腹壁から孔を胃5bまで開け、チューブ1を胃5b内に通して、栄養液容器6内の栄養液をチューブ1を通して胃5bに補給する場合である。
なお、従来、特許文献1に開示されているように、逆流を防ぐように構成した栄養補給チューブは存在する。
特表2005−535388号公報
このような栄養補給チューブ1は、詰まりや汚れが生じるから定期的に交換する必要があり、その時に、図7に示すように、チューブ1を鼻5aから挿入してゆく際に、気管5cに入る場合があり、健常者なら咳き込んでチューブ1が気管5cに入ったことが判るが、衰弱した高齢者等では咳き込み等が生じない場合があり、気管5c内にチューブ1が入ったままの状態でチューブ1を介し栄養補給が行われる場合がある。このような事態が生ずると、肺5dに栄養液が入り込み、肺炎を起こして死亡する場合があった。
また、図6のように、腹壁に孔を開けて胃5b内にチューブ1を通す場合に、図8に示すように、チューブ1の先端が胃5bの外の腹腔5eに入る場合があり、この腹腔5e内にチューブ1を通して栄養液が補給されると、腹膜炎を起こして死亡する場合もあった。
なお、従来では、チューブ1が胃5b内に入ったかどうかは、チューブ1の先端から空気を噴出させて、この空気の噴出する音で確認するが、腹腔5e内にチューブ1が入っている場合にも空気音は発生するため、確実に胃5b内にチューブ1が入っていることを確認するのは難しいという問題点があった。
本発明は、胃中にチューブが入ったことを確実に知ることができて、チューブを介した栄養補給時に肺炎や腹膜炎を起こすことを確実に回避できる栄養補給チューブの提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、栄養を補給するために胃中へ通される栄養補給チューブであって、
該栄養補給チューブは、チューブ本体と、挿入細紐で構成され、
前記チューブ本体は、始端開口から終端開口に至る中空円筒状の可撓性チューブであり、
前記挿入細紐は、前記チューブ本体の内径よりも小径の紐状に形成され、チューブ本体の始端開口から内部に遊挿させて終端開口から外方へ先端側を突出させて使用することができるとともに、前記チューブ本体の始端開口から引き抜くことができるように構成され、
該挿入細紐の先端には、箔状の銅または銀が付設されていることを要旨とする。
本発明の栄養補給チューブでは、チューブ本体内に挿入細紐を遊挿させて挿入細紐の先端側をチューブ本体の終端開口から外方へ突出させておき、チューブ本体とともに挿入細紐を患者の胃中に通し、挿入細紐の先端に設けられている箔状の銅または銀を胃中の胃酸に触れさせることにより、この箔状の銅または銀が胃酸により変色する。この状態で挿入細紐のみをチューブ本体から抜き取って、先端の箔状の銅または銀が変色していることを視認することで、チューブ本体が確実に胃中に入ったことを確認することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、栄養補給チューブの構成図であり、栄養補給チューブ1は、チューブ本体2と挿入細紐3で構成されている。
チューブ本体2は、始端開口2aから終端開口2bに至る中空円筒状の可撓性チューブであり、挿入細紐3は、チューブ本体2の内径よりも小径の紐状に形成されたものである。
挿入細紐3は、チューブ本体2の始端開口2aから内部に遊挿させて終端開口2bから先端側を突出させることができ、チューブ本体2内で自由に移動させて容易にチューブ本体2から引き抜くことができるように構成されたものである。
この挿入細紐3の先端には、金属部4が付設されている。この金属部4は、銅や銀等の胃液の酸で変色する金属を箔状にして挿入細紐3の先端に付設したものである。
なお、図2は、先端に金属部4を付設した挿入細紐3の構成図である。
このような栄養補給チューブ1は、チューブ本体2内に挿入細紐3を遊挿させた状態で、図3に示すように、患者である人5の鼻5aから胃5bへ向かって挿入される。
チューブ本体2の終端開口2bが胃5bの中まで到達した状態で、挿入細紐3の先端の金属部4をチューブ本体2の終端開口2bよりも更に外方へ突出させるか、または予め金属部4の部分をチューブ本体2の終端開口2bから外側へ突出させておくことで、胃5b内にチューブ本体2の先端が到達すると、胃5b内の胃酸に金属部4が触れて、金属部4は変色する。
この状態で図3のように、挿入細紐3のみをチューブ本体2から引き抜いて、その先端の金属部4が変色していることを目で視認して確認することができ、金属部4が変色していれば、チューブ本体2の終端開口2bが確実に胃5b中に挿入されたことが確認できるものである。
この状態でチューブ本体2内に栄養液を通して、良好に胃5b内に栄養液を補給することができるものである。
また、図4のように、腹壁に胃5bまで孔を開けて、孔を通してチューブ本体2を胃5b内に挿入する方法においても、同様に、チューブ本体2内に着脱可能に挿入細紐3を遊挿させておき、チューブ本体2の終端開口2bから金属部4を外側へ突出させて、胃5b中の胃酸に金属部4を触れさせ、その後にチューブ本体2から挿入細紐3のみを引き抜いて、金属部4が変色していることを目で確認することができ、これによりチューブ本体2が胃5b中に確実に挿入されていることを確認して、その後にチューブ本体2内を通して栄養液を胃5bに良好に補給することができるものとなる。
従って、このような栄養補給チューブ1を用いれば、チューブ本体2が確実に胃5b内に挿入されたことを目で確認することができるため、従来のように、チューブ本体2が気管5cに入り込んだり、腹腔5e内に入り込んだりする事故を回避することができるものとなる。
なお、本例では、チューブ本体2を胃5bまで差し込んで水分や栄養を流し込む場合を例示しているが、高齢者やガン患者の他に、意識障害,体力消耗患者の栄養補給にも良好に適用できるものであり、また、経口投薬を確実に行いたい時などにも、このような栄養補給チューブを用いることで、チューブ本体2が胃中に確実に挿入されたことを確認できるものである。
栄養補給チューブの概略構成図である。 チューブ本体内に挿入する挿入細紐の概略構成図である。 鼻から栄養補給チューブを胃内に通し、その後、挿入細紐のみを引き抜いて先端の金属部の変色状態を確認している状態図である。 腹壁に孔を開けてチューブ本体を胃内に挿入する際に、チューブ本体から挿入細紐を引き抜いて先端の金属部の変色状態を確認している状態図である。 従来、鼻からチューブを胃内に挿入して栄養補給する場合の状態図である。 従来、腹壁に孔を開けて胃内にチューブを通して栄養補給する場合の状態図である。 誤ってチューブを気管内に通した場合の状態図である。 誤ってチューブを腹腔内に通した場合の状態図である。
1 栄養補給チューブ
2 チューブ本体
2a 始端開口
2b 終端開口
3 挿入細紐
4 金属部
5 人(患者)
5a 鼻
5b 胃
5c 気管
5d 肺
5e 腹腔

Claims (1)

  1. 栄養を補給するために胃中へ通される栄養補給チューブであって、
    該栄養補給チューブは、チューブ本体と、挿入細紐で構成され、
    前記チューブ本体は、始端開口から終端開口に至る中空円筒状の可撓性チューブであり、
    前記挿入細紐は、前記チューブ本体の内径よりも小径の紐状に形成され、チューブ本体の始端開口から内部に遊挿させて終端開口から外方へ先端側を突出させて使用することができるとともに、前記チューブ本体の始端開口から引き抜くことができるように構成され、
    該挿入細紐の先端には、箔状の銅または銀が付設されていることを特徴とする栄養補給チューブ。
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