JP6220815B2 - 気管切開チューブ装置 - Google Patents

気管切開チューブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6220815B2
JP6220815B2 JP2015112731A JP2015112731A JP6220815B2 JP 6220815 B2 JP6220815 B2 JP 6220815B2 JP 2015112731 A JP2015112731 A JP 2015112731A JP 2015112731 A JP2015112731 A JP 2015112731A JP 6220815 B2 JP6220815 B2 JP 6220815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air supply
tube
utterance
tracheostomy tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015112731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016026542A (ja
Inventor
鈴木 隆
隆 鈴木
信秀 加藤
信秀 加藤
達也 佐伯
達也 佐伯
Original Assignee
三丸機械工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三丸機械工業株式会社 filed Critical 三丸機械工業株式会社
Priority to JP2015112731A priority Critical patent/JP6220815B2/ja
Publication of JP2016026542A publication Critical patent/JP2016026542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6220815B2 publication Critical patent/JP6220815B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

外部より発声用空気等を上部気道に送ることによって気管切開手術を行った患者の発声を補助することが可能な気管切開チューブ装置に関する。
従来、外部より発声用空気等を供給し、患者の発声をサポートする気管切開チューブ(いわゆるスピーチカニューレ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。一般的な気管切開チューブは、気管切開孔より気管に挿入するためにポリ塩化ビニル製等の化学的に安定な材料のチューブを約90度の方向に規定の半径を保った状態で曲げられた形状を有している。
この気管切開チューブの一方は、気管切開部から外部に露出し、気道の確保や人工呼吸器等による呼吸管理を行うために使用される。気管切開チューブの一端に人工呼吸器を接続した場合は、患者の容態によって適切な呼吸管理を行うために、気管切開チューブの内部を呼吸用空気等が吸入や排気するために、方向を交互に変えながら流れることになる。また、患者の気管内に挿入された気管切開チューブの下端側からは、気道より肺に向かう呼気や逆に肺より気道に向かう呼気の流出や流入が行われている。
このような気管切開チューブには、上記呼気の移動を効果的に行うために、気道と気管切開チューブとの間の隙間を閉鎖するためのカフ(プロフィールカフ)を備えている。これは、人工呼吸器等から供給される空気等の気管上部への漏出を防ぐためのもので、これを備えることにより、効率よく肺への空気等の供給や肺からの吸入を行うことができる、いわゆる陽圧換気を行うことができるようになる。
しかしながら、スピーチカニューレではない一般的な気管切開チューブでは、カフを装着した状態で肺が空気等を排出する際に、気道上部への呼気の排出は行われずに、人工呼吸器に排出されるために、呼気の排出を利用することによる発声ができなくなる。そのため、患者は気管切開チューブを挿入された時点より発声ができなくなり、多大なストレスが負荷されてしまうことになる。
これを改善するために考案されたものが上記スピーチカニューレである。このスピーチカニューレは、一般的な上記の気管切開チューブに発声用空気等を外部より供給できる構造を持ち、これをカフより上部の気道内に吐出させることによって発声用空気等を確保しようとするものである。
スピーチカニューレは、例えば図7に示すように、一般的な気管切開チューブのチューブ本体105内部に、呼気用空気等が流れる呼吸用空気流路から隔絶された空気等を流入させるいわゆる発声用サイドライン113を持つ二重構造になっている。スピーチカニューレにおいても人工呼吸器等による呼吸管理が行われ、肺より空気等を排出しスピーチカニューレ内部を人体より外に向かって流れているときに、発声用サイドライン113中を発声用空気等が人体の内部側に向かって流れ、カフ116の上部付近に備えられた送気口113aより気道内に流出し、発声に利用される構造になっている。また、カフ116の上部付近に貯留した気管分泌物等の吸引除去を行う際にも発声用サイドライン113は利用され、発声用空気等の供給との兼用になっている。なお、カフ116は、カフ用チューブ117の先端に接続されている。
特開2005−270319号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、従来のスピーチカニューレでは、発声用サイドラインより供給される発声用空気等を患者の発声時にタイミングに合わせて供給させることが好ましいが、患者自身が発声用空気等の供給を操作する方法では患者に負担が大きいため、自動的に呼吸のタイミングに合わせて発声用空気を供給する装置が望まれていた。
また、カフの上部に備えられた発声用空気等の送気口が、気道壁近傍のチューブ側面に設けられているものや、横方向に噴出する構造のものがあり、送気口から吐出した空気等が気道壁に直接当たることになってしまい、気道壁での肉芽形成や出血などの悪影響を与えてしまう問題があった。
また、発声用サイドラインは、チューブ内部に形成されるため、比較的細い管を利用することが多いが、細い管は大きい圧力損失等があり、発声用空気等を発声に必要な圧力を超えて供給する必要性が生じ、気道内に吐出した空気等は高い圧力による動圧を保持した状態になる。このため、患者は気道内に抵抗感を覚え、発声をスムースに行えなくなるという不都合があった。
さらに、気管切開した後に気道内に一定期間挿入された状態となるため、気道内部等の衛生管理を厳密に行う必要があるが、特にカフ上に分泌物等が貯留しやすく、発声用サイドラインの送気口をカフ上に配すると、分泌物等が送気口に流入してしまうおそれがあった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、患者への負担を減らしながらより効率よく発声することができる気管切開チューブ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る気管切開チューブ装置は、気管切開チューブと、人工呼吸器と、発声補助機とを備え、前記気管切開チューブが、呼吸気用空気流路を内部に有すると共に気管内に先端側が留置されるチューブ本体と、前記チューブ本体の先端部外周に設けられ膨張可能なカフと、前記チューブ本体に取り付けられ前記カフに空気を注入可能なカフ用チューブと、前記チューブ本体に設けられ前記カフより基端側に形成された送気口から外部に空気を送気可能な発声用空気供給流路と、前記発声用空気供給流路に接続された発声用チューブとを備え、前記人工呼吸器が、呼吸気用チューブを介して前記呼吸気用空気流路に接続され、前記呼吸気用空気流路に空気を送り込む吸気動作と、前記呼吸気用空気流路から空気を吸引する呼気動作とを交互に行い、前記発声補助機が、前記発声用空気供給流路に前記発声用チューブを介して接続され、前記人工呼吸器による前記呼気動作に合わせて前記発声用空気供給流路に空気を送り込むことを特徴とする。
この気管切開チューブ装置では、発声補助機が、発声用空気供給流路に発声用チューブを介して接続され、人工呼吸器による呼気動作に合わせて発声用空気供給流路に空気を送り込むので、呼気時に自動的に発声用空気が声帯側に送り込まれることで患者に負担無く適切なタイミングで発声を行うことができる。また、この気管切開チューブ装置では、チューブ本体が、呼吸気用空気流路と、発声用空気供給流路との二重管構造を有するので、従来の発声用サイドラインに比べて、チューブ本体の断面内において発声用空気供給流路としてなるべく大きい断面積を確保することが可能になり、発声用空気をなるべく低圧力で比較的大量に送り込むこともできる。
第2の発明に係る気管切開チューブ装置は、第1の発明において、前記人工呼吸器が、前記呼気動作を行う際に呼気動作信号を発信可能であり、前記発声補助機が、前記呼気動作信号を受信可能であり、受信した前記呼気動作信号に基づいて前記発声用空気供給流路に空気を送り込むことを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、発声補助機が、呼気動作信号を受信可能であり、受信した呼気動作信号に基づいて発声用空気供給流路に空気を送り込むので、人工呼吸器の呼吸圧出力などの呼気動作信号を利用して正確に呼気動作に合わせて発声用空気を送り込むことができる。
第3の発明に係る気管切開チューブ装置は、第1の発明において、前記発声補助機が、前記呼吸気用チューブに設けられ前記呼吸気用チューブ内の圧力を測定可能な圧力センサを備え、前記圧力センサで測定した圧力に基づいて前記発声用空気供給流路に空気を送り込むことを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、発声補助機が、圧力センサで測定した圧力に基づいて発声用空気供給流路に空気を送り込むので、呼吸気用チューブ内の呼吸圧の変化を圧力センサで読み取って正確に呼気動作に合わせて発声用空気を送り込むことができる。なお、この装置では、人工呼吸器が呼吸圧出力などの呼気動作信号の出力機能を有していない場合で、呼吸気用チューブに圧力センサを取り付けることで、正確なタイミングで発声用空気の送気が可能になる。
第4の発明に係る気管切開チューブ装置は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記チューブ本体が、中間部分に屈曲部を有した屈曲形状とされ、先端部が肺側に向けて気管内に留置され、前記発声用空気供給流路の送気口が、気管内に留置された際に前記屈曲部の口腔側に向いた位置に形成されていることを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、発声用空気供給流路の送気口が、気管内に留置された際に屈曲部の口腔側に向いた位置に形成されているので、吐出される発声用空気が気道内壁に直接当たり難くなり、気道内壁面への影響を最小限に抑えることができる。
第5の発明に係る気管切開チューブ装置は、第4の発明のいずれかにおいて、前記発声用空気供給流路の送気口が、前記屈曲部の上部から口腔側に向けて突出した凸部に形成されていることを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、発声用空気供給流路の送気口が、屈曲部の上部から口腔側に向けて突出した凸部に形成されているので、上方からの分泌物が送気口に流入し難くなる。特に、徐々に盛り上がったドーム状の凸部とすることで、気管切開チューブを気管に挿入する際にはスムーズに挿入することができる。
第6の発明に係る気管切開チューブ装置は、第1から第5の発明のいずれかにおいて、前記チューブ本体の前記カフと前記送気口との間に形成された吸引口に接続された吸引用チューブを備えていることを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、チューブ本体のカフと送気口との間に形成された吸引口に接続された吸引用チューブを備えているので、分泌物等の吸引除去専用の吸引用チューブを別途設けていることで、発声用空気供給流路及び発声用チューブで分泌物等の吸引を行う必要が無くなり、発声用空気供給流路内や発声用チューブ内に分泌物等が残留することが無くなる。
第7の発明に係る気管切開チューブ装置は、第1から第6の発明のいずれかにおいて、前記発声用空気供給流路の先端に、前記送気口に向けて上方に傾斜する誘導壁が形成されていることを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、発声用空気供給流路の先端に、送気口に向けて上方に傾斜する誘導壁が形成されているので、送り込まれた空気が誘導壁で送気口に向かう上方に誘導されることで、空気を送気口から上向きに吹き出させることができる。
第8の発明に係る気管切開チューブ装置は、第1から第6の発明のいずれかにおいて、前記発声用空気供給流路の内面で軸方向に直交する断面の中央に、内側に突出して少なくとも前記送気口の近傍まで前記発声用空気供給流路に沿って延在した突条部が形成されていることを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、発声用空気供給流路の内面で軸方向に直交する断面の中央に、内側に突出して少なくとも送気口の近傍まで発声用空気供給流路に沿って延在した突条部が形成されているので、発声用空気供給流路の空気が突条部で左右に分かれ、左右両側から回り込んで送気口から出ることで、空気の直進成分が抑制されて上方へ吹き出し易くなる。
第9の発明に係る気管切開チューブ装置は、第8の発明において、前記送気口が、前記発声用空気供給流路の先端側の途中に設けられ、前記発声用空気供給流路の先端部に、前記送気口の部分から前記チューブ本体の先端側に向けて形成された穴部が形成されていることを特徴とする。
すなわち、この気管切開チューブ装置では、発声用空気供給流路の先端部に、送気口の部分からチューブ本体の先端側に向けて形成された穴部が形成されているので、突条部で左右に分離された空気が穴部で合流して互いの直進成分がさらに抑制されることで、送気口から上方へより吹き出し易くなる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る気管切開チューブ装置によれば、発声補助機が、発声用空気供給流路に発声用チューブを介して接続され、人工呼吸器による呼気動作に合わせて発声用空気供給流路に空気を送り込むので、呼気時に自動的に発声用空気が声帯側に送り込まれることで患者に負担無く適切なタイミングで発声を行うことができる。したがって、本発明によれば、患者がスピーチカニューレを装着していながら満足する状態で発声することが可能になる。
本発明に係る気管切開チューブ装置の第1実施形態において、装置全体を示す構成図である。 第1実施形態において、気管切開チューブを示す正面図である。 図2のA−A断面図である。 第1実施形態において、人工呼吸器による呼吸タイミング(吸気動作及び呼気動作時における空気の流量変化)と気道内圧との関係を示すグラフである。 本発明に係る気管切開チューブ装置の第2から第4実施形態において、チューブ本体を示す正面図である。 本発明に係る気管切開チューブ装置の第5から第7実施形態において、チューブ本体の基端側における呼吸気用空気流路と発声用空気流路とを示す断面図である。 本発明に係る従来例の気管切開チューブ(スピーチカニューレ)を示す正面図である。 本発明に係る気管切開チューブ装置の第8実施形態において、チューブ本体を示す縦断面図である。 第8実施形態において、チューブ本体を示す左側面図である。 第8実施形態において、チューブ本体を示す斜視図である。 本発明に係る気管切開チューブ装置の第9実施形態において、チューブ本体を示す縦断面図である。 第9実施形態において、チューブ本体を示す左側面図である。 第9実施形態において、チューブ本体を示す斜視図である。 第9実施形態において、チューブ本体を示す上面図である。
以下、本発明に係る気管切開チューブ装置の第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態の気管切開チューブ装置1は、図1及び図2に示すように、気管切開チューブ2と、人工呼吸器3と、発声補助機4とを備えている。
上記気管切開チューブ2は、いわゆるスピーチカニューレであって、内部に呼吸気用空気流路5aを有すると共に気管T内に先端側が留置されるチューブ本体5と、チューブ本体5の先端部外周に設けられ膨張可能なカフ6と、チューブ本体5に取り付けられカフ6に空気を注入可能なカフ用チューブ7と、チューブ本体5に設けられカフ6より基端側に形成された送気口8aから外部(気道内)に空気を送気可能な発声用空気供給流路8と、発声用空気供給流路8に接続された発声用チューブ9とを備えている。
上記人工呼吸器3は、呼吸気用チューブ10の他端に接続され、呼吸気用空気流路5aに空気を送り込む吸気動作と、呼吸気用空気流路5aから空気を吸引する呼気動作とを交互に行う機能を有している。
上記発声補助機4は、発声用空気供給流路8に発声用チューブ9を介して接続され、人工呼吸器3による呼気動作に合わせて発声用空気供給流路8に空気を送り込む機能を有している。
人工呼吸器3は、呼吸気用チューブ10を介して呼吸気用空気流路5aに接続され、呼気動作を行う際に呼気動作信号を発信可能であり、発声補助機4は、呼気動作信号を受信可能であり、受信した呼気動作信号に基づいて発声用空気供給流路8に空気を送り込む機能を有している。なお、呼吸気用チューブ10の一端は、チューブ本体5の基端開口部(呼吸気用空気流路5aの基端)に接続され、他端は人工呼吸器3に接続されている。また、人工呼吸器3と発声補助機4とは、呼吸器接続コード12Aで接続され、発声補助機4は、呼気動作信号を呼吸器接続コード12Aを介して受信する。
また、発声補助機4は、呼吸気用チューブ10に設けられ呼吸気用チューブ10内の圧力を測定可能な圧力センサSを備え、圧力センサSで測定した圧力に基づいて発声用空気供給流路8に空気を送り込む機能を有している。
なお、本実施形態では、呼気動作信号に基づいて発声用空気供給流路8に空気を送り込むか、圧力センサSで測定した圧力に基づいて発声用空気供給流路8に空気を送り込むかを発声補助機4側で任意に選択可能になっている。また、発声補助機4は、圧力センサSとセンサ接続コード12Bで接続されている。
上記チューブ本体5は、図3に示すように、呼吸気用チューブ10に接続された呼吸気用空気流路5aと、発声用空気供給流路8との二重管構造を有している。すなわち、発声用空気供給流路8は、呼吸気用空気流路5aと隔絶させた状態で、チューブ本体5内に一体的に形成されている。
また、チューブ本体5は、中間部分に屈曲部を有した屈曲形状とされ、先端部が肺側に向けて気管内に留置される。すなわち、チューブ本体5は、基端部に対して先端部が約90度に規定の半径で折り曲げられ全体が略逆L字状とされている。チューブ本体5の先端部は、気管T内に留置された状態で肺側(下方)に向けて開口しており、基端部は、気管切開部から外部に露出される。
なお、チューブ本体5の基端部には、気管切開部にチューブ本体5を固定するためのフランジ部5bが形成されている。
発声用空気供給流路8の送気口8aは、気管T内に留置された際に屈曲部の口腔側に向いた位置に形成されている。この発声用空気供給流路8の送気口8aは、屈曲部の上部から口腔側に向けて突出した凸部8bに形成されている。すなわち、送気口8aは、チューブ本体5の屈曲部上部に形成されたドーム状の凸部8bの上方側に開口して設けられ、発声用空気供給流路8に送り込まれた発声用空気が送気口8aから声帯側(口腔側、上方)に向けて吐出されるようになっている。
また、本実施形態の気管切開チューブ装置1は、チューブ本体5のカフ6近傍上部に開口した吸引口13aに先端が接続された吸引用チューブ13を備えている。
また、チューブ本体5には、図3に示すように、呼吸気用空気流路5aと発声用空気流路8とが分離されて別々に内部に設けられている。なお、吸引用チューブ13及び呼吸気用チューブ7は、チューブ本体5内の呼吸気用空気流路5a内に挿通されている。
次に、この気管切開チューブ装置1による発声用空気の送気方法について、図4を参照して説明する。
まず、図4に示すように、吸気動作の際には、人工呼吸器3が吸気用に空気を送り込み(流量がプラス)、逆に呼気動作の際には、人工呼吸器3が患者の呼気を吸引する(流量がマイナス)。人工呼吸器3は、この吸気動作と呼気動作とを交互に行うが、発声補助機4に対して呼吸圧出力を動作信号として送信する。この呼吸圧出力のうち、少なくとも呼気に対応する出力を呼気動作信号として発声補助機4が受信する。
発声補助機4は、受信した呼気動作信号に基づいて発声用チューブ9及び発声用空気流路8を介して発声用空気を送気口8aから気管T内に供給する。これにより呼気のタイミングに合わせて患者は発声を行うことができる。
また、本実施形態の気管切開チューブ装置1では、圧力センサSを用いて発声補助機4を動作させることも可能である。すなわち、呼吸気用チューブ10内の呼吸気の圧力を圧力センサSが測定し、その圧力信号を発声補助機4へ送信する。発声補助機4は、受信した圧力信号に基づいて発声用チューブ9及び発声用空気流路8を介して発声用空気を送気口8aから気管T内に供給する。これにより呼気のタイミングに合わせて患者は発声を行うことができる。
例えば、図4に示すように、呼吸気の流量変化に対応して気道内圧が変化するが、同様に呼吸気用チューブ10内の圧力も変化する。すなわち、人工呼吸器3の呼気動作時には空気の流量がマイナスになると共に気道内圧及び呼吸気用チューブ10内の圧力が急激に低下する。この際の圧力低下を圧力センサSによって読み取ることで、発声補助機4による発声用空気の供給を行う。
このようにして、圧力センサSで読み取る圧力に基づいて、呼吸圧の制御や空気の圧送タイミング等を制御することで、発声に適した空気を発声補助機4から気管切開チューブ2へ送り込むことが可能になる。
このように本実施形態の気管切開チューブ1では、発声補助機4が、発声用空気供給流路8に発声用チューブ9を介して接続され、人工呼吸器3による呼気動作に合わせて発声用空気供給流路8に空気を送り込むので、呼気時に自動的に発声用空気が声帯側に送り込まれることで患者に負担無く適切なタイミングで発声を行うことができる。また、チューブ本体5が、呼吸気用空気流路5aと、発声用空気供給流路8との二重管構造を有するので、従来の発声用サイドラインに比べて、チューブ本体5の断面内において発声用空気供給流路8としてなるべく大きい断面積を確保することが可能になり、発声用空気をなるべく低圧力で比較的大量に送り込むこともできる。
また、発声補助機4が、呼気動作信号を受信可能であり、受信した呼気動作信号に基づいて発声用空気供給流路8に空気を送り込むので、人工呼吸器3の呼吸圧出力などの呼気動作信号を利用して正確に呼気動作に合わせて発声用空気を送り込むことができる。
また、発声補助機4が、圧力センサSで測定した圧力に基づいても発声用空気供給流路8に空気を送り込むことができるので、呼吸気用チューブ10内の呼吸圧の変化を圧力センサSで読み取って正確に呼気動作に合わせて発声用空気を送り込むことができる。
さらに、発声用空気供給流路8の送気口8aが、気管T内に留置された際に屈曲部の口腔側に向いた位置に形成されているので、吐出される発声用空気が気道内壁に直接当たり難くなり、気道内壁面への影響を最小限に抑えることができる。
また、発声用空気供給流路8の送気口8aが、屈曲部の上部から口腔側に向けて突出した凸部8bに形成されているので、上方からの分泌物が送気口8aに流入し難くなる。特に、徐々に盛り上がったドーム状の凸部8bとすることで、気管切開チューブ2を気管Tに挿入する際にはスムーズに挿入することができる。
また、チューブ本体5のカフ6と送気口8aとの間に形成された吸引口13aに接続された吸引用チューブ13を備えているので、分泌物等の吸引除去専用の吸引用チューブ13を別途設けていることで、発声用空気供給流路8及び発声用チューブ9で分泌物等の吸引を行う必要が無くなり、発声用空気供給流路8内や発声用チューブ9内に分泌物等が残留することが無くなる。
次に、本発明に係る気管切開チューブ装置の第2から第7実施形態について、図5及び図6を参照して以下に説明する。なお、以下の実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、ドーム状の凸部8bに送気口8aが形成されているのに対し、第2実施形態では、図5の(a)に示すように、チューブ本体25の屈曲部に切り込みで開けられた送気口28aが形成され、送気口28aの上方に蓋状部28bが形成されている点である。この第2実施形態では、送気口28aの上方が蓋状部28bで覆われているので、分泌物等がより送気口28aに入り難くなっている。
次に、第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第2実施形態では、送気口28aの上方が蓋状部28bで覆われているのに対し、第3実施形態では、図5の(b)に示すように、チューブ本体35に蓋状部28bが無く、送気口38aが全体的に開口している点である。この第3実施形態では、第2実施形態に比べて分泌物等が侵入しやすいが、声帯側に向けて大きく送気口38aが開口していることで、発声用空気を大量に声帯に向けて送り込むことが容易になる。
次に、第4実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、ドーム状の凸部8bに送気口8aが形成されているのに対し、第4実施形態では、図5の(c)に示すように、チューブ本体45の屈曲部上に上方に向けて突出して円管状の凸部48bが形成され、凸部48bの上端開口部が送気口48aとなっている点である。この第4実施形態では、声帯側に向けて突出した円管状の凸部48bの上端に配された送気口48aから発声用空気が供給されるので、発声用空気の出射方向がより声帯側(上方)に方向付けされて気道壁への影響をさらに抑制することができる。
次に、第5実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、チューブ本体5内において呼吸気用空気流路5aの上に発声用空気流路8が形成されているのに対し、第5実施形態では、図6の(a)に示すように、チューブ本体55が同心軸上に形成された二重管構造であり、内側の断面円形状の呼吸気用空気流路55aの周囲を覆うように断面円環状の発声用空気流路58が形成されている点である。
また、第6実施形態では、図6の(b)に示すように、チューブ本体56において断面上部が発声用空気流路68とされ、断面下部が呼吸気用空気流路68とされ、発声用空気流路68と呼吸気用空気流路68との流路断面が同じに設定されている点で第1実施形態と異なっている。
さらに、第7実施形態では、図6の(c)に示すように、第1実施形態よりも発声用空気流路75の流路断面形状をチューブ本体75の周方向に延ばして流路面積を大きく設定している点で第1実施形態と異なっている。
したがって、これら第4から第7実施形態では、第1実施形態に比べて発声用空気流路58,68,75の流路断面積が大きく設定されており、発声用空気をより低圧力にて比較的大量に送り込むことができる。
次に、本発明に係る気管切開チューブ装置の第8及び第9実施形態について、図8及び図14を参照して以下に説明する。
第8実施形態と第3実施形態との異なる点は、第3実施形態では、発声用空気供給流路の先端に送気口38aが単に接続されているのに対し、第8実施形態のチューブ本体85は、図8から図10に示すように、発声用空気供給流路88の先端に、送気口88aに向けて上方に傾斜する誘導壁88bが形成されている点である。
すなわち、第8実施形態では、誘導壁88bに発声用空気供給流路88内の空気が突き当たった際に、送気口88aに向けて空気を誘導するように傾斜している。
なお、送気口88aは、チューブ本体85の下部直胴部における軸線上に配されている。また、チューブ本体85の下部直胴部は、上部よりも外径が細く設定されている。
このように第8実施形態の気管切開チューブ装置では、発声用空気供給流路88の先端に、送気口88aに向けて上方に傾斜する誘導壁88bが形成されているので、送り込まれた空気が誘導壁88bで送気口88aに向かう上方に誘導されることで、空気を送気口88aから上向きに吹き出させることができる。
次に、第9実施形態と第8実施形態との異なる点は、第8実施形態では、発声用空気供給流路88の軸方向に直交する断面形状が略三日月形状であるのに対し、第9実施形態のチューブ本体95は、図11から図14に示すように、発声用空気供給流路98の軸方向に直交する断面形状が、左右に比べて中央部が狭くなった形状とされている点である。
すなわち、第9実施形態では、発声用空気供給流路98の内面で軸方向に直交する断面の中央に、内側に突出して少なくとも送気口98aの近傍まで発声用空気供給流路98に沿って延在した突条部98cが形成されている。
また、第9実施形態では、送気口98aが、発声用空気供給流路98の先端側の途中に設けられ、発声用空気供給流路98の先端部に、送気口98aの部分からチューブ本体95の先端側に向けて形成された穴部98bが形成されている。
第9実施形態では、発声用空気供給流路98に送り込まれた空気が、図14に示すように、突条部98cによって左右に分離し、左右から送気口98aに向かうと共に、一部は穴部98bにまで回り込み、左右の流れが衝突して上方の送気口98aに向かう。なお、図14において、空気の流れを二点鎖線の矢印で簡易的に図示している。
なお、チューブ本体95には、基端にカフ用チューブ7が接続されると共に先端がカフ6に接続されるカフ用流路97と、基端が吸引用チューブ13に接続されると共に先端がチューブ本体95の下部に形成された吸引口13aに接続された吸引用流路93とが一体成形で形成されている。すなわち、本実施形態では、カフ用チューブ7と吸引用チューブ13とをチューブ本体95の内部奥まで挿入する必要がなく、カフ用流路97がカフ用チューブ7の延長として機能し、吸引用流路93が吸引用チューブ13の延長として機能する。
このように第9実施形態の気管切開チューブ装置では、発声用空気供給流路98の内面で軸方向に直交する断面の中央に、内側に突出して少なくとも送気口98aの近傍まで発声用空気供給流路98に沿って延在した突条部98cが形成されているので、発声用空気供給流路98の空気が突条部98cで左右に分かれ、左右両側から回り込んで送気口98aから出ることで、空気の直進成分が抑制されて上方へ吹き出し易くなる。なお、突条部98cの突出量を大きく設定し、突条部98cが発声用空気供給流路98を完全に左右に分離していても構わない。
また、発声用空気供給流路98の先端部に、送気口98aの部分からチューブ本体95の先端側に向けて形成された穴部98bが形成されているので、突条部98cで左右に分離された空気が穴部98bで合流して互いの直進成分がさらに抑制されることで、送気口98aから上方へより吹き出し易くなる。
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、発声用チューブ及び発声用空気流路を介して発声用空気を送気口から気道内に供給するが、この発声用空気に霧化した殺菌水(微酸性電解水)を混入させても構わない。この場合、気管切開チューブ内部やカフ上面付近の衛生状態を良好に保つことが可能になる。
また、上記各実施形態では、上述したように発声用空気流路をチューブ本体に一体的に形成することが好ましいが、チューブ本体内に発声用チューブに接続されたチューブを取り付けて発声用空気流路としても構わない。
1…気管切開チューブ装置、2…気管切開チューブ、3…人工呼吸器、4…発声補助機、5,25,35,45,55,65,75,85,95,105…チューブ本体、5a,55a,65a,75a…呼吸気用空気流路、6…カフ、7…カフ用チューブ、8,58,68,78,88,98…発声用空気供給流路、8a、28a,38a,48a,88a,98a…発声用空気供給流路の送気口、8b,28b,48b…凸部、9…発声用チューブ、10…呼吸気用チューブ、13…吸引用チューブ、13a,93a…吸引口、88b…誘導壁、98b…穴部、98c…突条部、S…圧力センサ、T…気管

Claims (8)

  1. 気管切開チューブと、人工呼吸器と、発声補助機とを備え、
    前記気管切開チューブが、呼吸気用空気流路を内部に有すると共に気管内に先端側が留置されるチューブ本体と、前記チューブ本体の先端部外周に設けられ膨張可能なカフと、前記チューブ本体に取り付けられ前記カフに空気を注入可能なカフ用チューブと、前記チューブ本体に設けられ前記カフより基端側に形成された送気口から外部に空気を送気可能な発声用空気供給流路と、前記発声用空気供給流路に接続された発声用チューブとを備え、
    前記人工呼吸器が、呼吸気用チューブを介して前記呼吸気用空気流路に接続され、前記呼吸気用空気流路に空気を送り込む吸気動作と、前記呼吸気用空気流路から空気を吸引する呼気動作とを交互に行い、
    前記発声補助機が、前記発声用空気供給流路に前記発声用チューブを介して接続され、前記人工呼吸器による前記呼気動作に合わせて前記発声用空気供給流路に空気を送り込み、
    前記発声用空気供給流路の内面で軸方向に直交する断面の中央に、内側に突出して少なくとも前記送気口の近傍まで前記発声用空気供給流路に沿って延在した突条部が形成されていることを特徴とする気管切開チューブ装置。
  2. 請求項1に記載の気管切開チューブ装置において、
    前記人工呼吸器が、前記呼気動作を行う際に呼気動作信号を発信可能であり、
    前記発声補助機が、前記呼気動作信号を受信可能であり、受信した前記呼気動作信号に基づいて前記発声用空気供給流路に空気を送り込むことを特徴とする気管切開チューブ装置。
  3. 請求項1に記載の気管切開チューブ装置において、
    前記発声補助機が、前記呼吸気用チューブに設けられ前記呼吸気用チューブ内の圧力を測定可能な圧力センサを備え、前記圧力センサで測定した圧力に基づいて前記発声用空気供給流路に空気を送り込むことを特徴とする気管切開チューブ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の気管切開チューブ装置において、
    前記チューブ本体が、中間部分に屈曲部を有した屈曲形状とされ、先端部が肺側に向けて気管内に留置され、
    前記発声用空気供給流路の送気口が、気管内に留置された際に前記屈曲部の口腔側に向いた位置に形成されていることを特徴とする気管切開チューブ装置。
  5. 請求項4に記載の気管切開チューブ装置において、
    前記発声用空気供給流路の送気口が、前記屈曲部の上部から口腔側に向けて突出した凸部に形成されていることを特徴とする気管切開チューブ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の気管切開チューブ装置において、
    前記チューブ本体の前記カフと前記送気口との間に形成された吸引口に接続された吸引用チューブを備えていることを特徴とする気管切開チューブ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の気管切開チューブ装置において、
    前記発声用空気供給流路の先端に、前記送気口に向けて上方に傾斜する誘導壁が形成されていることを特徴とする気管切開チューブ装置。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載の気管切開チューブ装置において、
    前記送気口が、前記発声用空気供給流路の先端側の途中に設けられ、
    前記発声用空気供給流路の先端部に、前記送気口の部分から前記チューブ本体の先端側に向けて形成された穴部が形成されていることを特徴とする気管切開チューブ装置。
JP2015112731A 2014-06-26 2015-06-03 気管切開チューブ装置 Active JP6220815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015112731A JP6220815B2 (ja) 2014-06-26 2015-06-03 気管切開チューブ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014130900 2014-06-26
JP2014130900 2014-06-26
JP2015112731A JP6220815B2 (ja) 2014-06-26 2015-06-03 気管切開チューブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016026542A JP2016026542A (ja) 2016-02-18
JP6220815B2 true JP6220815B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=55352209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015112731A Active JP6220815B2 (ja) 2014-06-26 2015-06-03 気管切開チューブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6220815B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7078957B2 (ja) * 2016-11-08 2022-06-01 俊郎 梅▲崎▼ 側孔が開閉自由な気管切開チューブ
DE102017131137A1 (de) * 2017-12-22 2019-06-27 Tracoe Medical Gmbh Tracheaostomiekanüle mit einer Phonationsöffnung
CN109172986A (zh) * 2018-10-15 2019-01-11 福建中医药大学附属人民医院(福建省人民医院) 一种辅助发声装置及仿生发声方法
CN109350305A (zh) * 2018-11-15 2019-02-19 王吉喆 一种基于簧片人工喉的气流发声电子辅助系统及方法
DE102022118009A1 (de) * 2021-08-07 2023-02-09 Löwenstein Medical Technology S.A. Beatmungssystem mit sprechfunktion
CN115590658B (zh) * 2022-12-15 2023-03-14 首都医科大学附属北京同仁医院 一种人工喉系统及控制方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4280492A (en) * 1979-10-05 1981-07-28 Latham Phillip B Tracheostomy tube
US6722367B1 (en) * 1997-12-22 2004-04-20 Hansa Medical Products, Inc. Valved fenestrated tracheotomy tube having outer and inner cannulae
JP4116069B1 (ja) * 2007-12-27 2008-07-09 荒尾市 発声補助装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016026542A (ja) 2016-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6220815B2 (ja) 気管切開チューブ装置
CN101628134B (zh) 呼吸装置
US10525221B2 (en) High flow therapy artificial airway interfaces and related methods
JP4931586B2 (ja) 患者の呼吸補助方法と呼吸補助装置およびプロテーゼとカテーテル
US6655382B1 (en) Spontaneous breathing apparatus and method
JP6284513B2 (ja) 呼吸器具及びアダプタ
US20150290413A1 (en) Larynx mask having a connector
US20080053449A1 (en) Respiratory Mask for Use in Endoscopy Procedures
SE430848B (sv) Trakealkanyl for anvendning vid jet-tillforsel av andningsgas med frekvenser hogre en 600/min
JP5215365B2 (ja) 発声補助器具
JP2000084083A (ja) 呼吸補助装置
KR101955699B1 (ko) 기관절개술 튜브용 발성보조장치
EP2964299B1 (en) Tracheal cannula and speaking-respiration system for mechanical respiration
JP2011030863A (ja) 気管内チューブイントロデューサ
CN206867491U (zh) 多功能鼻咽管
SE522361C2 (sv) Ventilatortub
JP2005270319A (ja) 気管切開チューブ
CN203183463U (zh) 多腔喉罩
KR101647972B1 (ko) 기도삽관 튜브
CN206837211U (zh) 多功能鼻咽通气道
CN208389131U (zh) 一种多功能口咽通气道
CN215128596U (zh) 一种防堵塞的肺功能仪咬口
CN219983627U (zh) 用于防治喉部水肿的咽喉部雾气器
JP2013085900A (ja) 気管切開チューブ
WO2018088385A1 (ja) 側孔が開閉自由な気管切開チューブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6220815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250