JP5246605B2 - 液晶ディスプレイ用ガラス基板及び液晶ディスプレイ - Google Patents

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Description

本発明は、液晶ディスプレイ用ガラス基板及び液晶ディスプレイに関するものである。
従来より、液晶ディスプレイ基板としては、矩形状のガラス基板が広く使用されている。
この種のガラス基板の表面には、透明導電膜、絶縁膜、半導体膜、金属膜等が成膜され、しかもフォトリソグラフィーエッチング(フォトエッチング)によって種々の回路やパターンが形成される。これらの成膜、フォトエッチング工程において、ガラス基板には、種々の熱処理や薬品処理が施される。
例えば薄膜トランジスタ(TFT)型アクティブマトリックス液晶ディスプレイの場合、ガラス基板上に絶縁膜や透明導電膜が成膜され、さらにアモルファスシリコンや多結晶シリコンのTFTが、フォトエッチングによって多数形成される。また、TFTが形成されるガラス基板(TFTガラス基板)と対を成すカラーフィルター(CF)と呼ばれるもう一つのガラス基板(CFガラス基板)上には、液晶ディスプレイにおいてカラー表示を行うために種々の有機物の薄膜が形成される。
このような工程において、ガラス基板は、数百度の熱処理を受けると共に、硫酸、塩酸、アルカリ溶液、フッ酸、バッファードフッ酸等の種々の薬品による処理を受ける。
従ってTFT型アクティブマトリックス液晶ディスプレイに使用されるガラス基板には、以下のような特性が要求される。
(1)ガラス中にアルカリ金属酸化物が含有されていると、熱処理時に成膜された半導体物質中にアルカリイオンが拡散し、膜特性の劣化を招くため、実質的にアルカリ金属酸化物を含有しないこと。
(2)フォトエッチング工程において使用される種々の酸、アルカリ等の薬品によって劣化しないような耐薬品性を有すること。
(3)成膜等の液晶製造工程でガラス基板が熱収縮してパターンずれを起こさないように、高い歪点、具体的には、640℃以上の歪点を有すること。例えば多結晶シリコンTFT−LCDの場合、その工程温度が600℃以上であるため、このような用途のガラス基板には、歪点が640℃以上であることが要求される。
また、これ以外にも、次のような特性が要求される。
(4)ガラス中に基板として好ましくない溶融欠陥が発生しないよう溶融性に優れていること。
(5)TFTの材料の熱膨張係数に近似した熱膨張係数を有すること。
更に、液晶ディスプレイパネルは、TFTガラス基板とCFガラス基板を貼り合わせた後、これらのガラス基板の間に液晶を注入することにより、作製される。この2枚のガラス基板の貼り合わせ、及び液晶注入後の注入口の封止には紫外線硬化樹脂が用いられる。ところで紫外線硬化樹脂の硬化に用いられる紫外線はTFT素子のアモルファスシリコンあるいは多結晶シリコン、有機薄膜であるCF及び液晶層を破壊する恐れがある。画素が破壊されると、その部分だけ、光った状態(輝点)となり、映像がうまく表示されない問題が生じる。
そのため、紫外線硬化樹脂の硬化の際に、紫外線が液晶ディスプレイの有効画素部分に照射されることは避けなければならない。
特開平10−324526号公報 特開平10−226534号公報 特開平8−152857号公報 特開平11−133447号公報
近年、液晶ディスプレイの軽量化、及び大型化の要求に応えるために、有効画素部分をできる限り拡大することが試みられている。その結果、ガラス基板の貼り合わせ部分、及び液晶注入口の封止部分の面積が減少し、紫外線硬化樹脂の硬化の際に漏れた紫外線が画素部分に照射される可能性が高くなってきている。
また、液晶ディスプレイを軽量化するためにガラス基板の厚みを薄くすると、紫外線がガラス基板を透過しやすくなる。
更に、生産性向上の目的で、より強い紫外線ランプを用いて紫外線硬化樹脂を短時間で硬化させる傾向にあり、画素が破壊される可能性が益々高くなってきている。
本発明の目的は、上記した要求特性項目(1)〜(5)の全てを満足し、しかも、TFTガラス基板とCFガラス基板の貼り合わせ工程、及び液晶封止工程における紫外線照射によって画素の破壊や液晶の劣化が起こりにくいガラス基板と、これを用いて作製した液晶ディスプレイを提供することである。
本発明者は、種々の実験を繰り返した結果、TFTガラス基板、及びCFガラス基板の画素の劣化、破壊を起こすことなく紫外線硬化樹脂による封止、貼り合わせが十分に行えるようなガラス基板の光学特性を見いだし、本発明として提案するものである。
即ち、本発明の液晶ディスプレイ用ガラス基板は、ガラス中の3価のFeイオン(Fe3+)の含有量が、Fe23に換算して、質量%で0.008〜0.050%であり、全Feイオンに占める3価のFeイオンの割合が質量比で85%以上であり、且つ、0.3〜1.1mmの板厚において、波長300nmにおける透過率が10〜70%、波長365nmにおける透過率が80%以上、波長400〜800nmにおける透過率が90%以上であることを特徴とする。
また、本発明の液晶ディスプレイは、上記ガラス基板を有してなることを特徴とする。
本発明の液晶ディスプレイ用ガラス基板は、TFTガラス基板及びCFガラス基板の画素の劣化、破壊を起こすことなく紫外線硬化樹脂による封止、貼り合わせが行える。このため、特にTFT型アクティブマトリックス液晶ディスプレイに使用されるガラス基板として好適である。
また、上記液晶ディスプレイ用ガラス基板を用いて作製したパネルは、工程中に画素の破壊が起こりにくいため、輝点等の欠陥のない高画質な画像が得られる。
一般にTFTガラス基板とCFガラス基板の貼り合わせや液晶層注入後の注入口の封止に用いられる紫外線硬化樹脂は、主として365nmを中心とした波長の紫外線で硬化する。
このため、波長365nmにおけるガラス基板の透過率は80%以上にすればよいことを見いだした。この透過率が80%未満であると樹脂の硬化に時間がかかり、生産性に支障をきたすとともに、特に液晶の封止工程において、紫外線硬化樹脂が液晶に溶解して表示特性に大きなダメージを与える恐れがある。
また、より短波長側の紫外線については、液晶、有機薄膜、及びアモルファスシリコンあるいは多結晶シリコンのTFT素子に有害な影響を与えるので、波長300nmにおけるガラス基板の透過率は10〜70%の範囲内にすればよいことを見いだした。この透過率が10%未満では、樹脂の硬化に必要な透過率が得られず、70%より高くなると画素の破壊が起こる。波長300nmにおける透過率の更に好ましい範囲は15〜55%である。
更に、液晶ディスプレイは非発光型ディスプレイであるため、光の利用効率の損失は少ないほうが良い。このため、液晶ディスプレイ用ガラス基板の400〜800nmにおける可視域の透過率は、できるだけ高い方が良く90%以上であることが重要である。
可視域の透過率を90%以上に保ち、且つ、紫外域の透過率を下げるためには、ガラス中にFeイオンを導入すればよい。
ガラス中でFeイオンはFe2+又はFe3+の状態で存在するが、紫外域の透過率を低下させる効果を持つのは380nm付近にピーク波長を持つFe3+である。そこで本発明においては、Fe3+の含有量をFe23に換算して質量%で0.008〜0.050%の範囲内に入るように調整している。Fe3+の含有量が0.008%より少ないとガラス基板の紫外域の透過率が高くなりすぎ、封止時に透過した紫外線がTFT素子や有機薄膜を破壊する恐れがある。一方、含有量が0.050%より多くなると短波長側の可視透過率が低下し、波長400〜800nmにおける透過率を90%以上に保つことができなくなると同時に、紫外線硬化樹脂の硬化に要する時間が非常に長くなるため好ましくない。
また、Fe2+は1080nm付近にピークを持つ吸収があり、Fe2+含有量が増加しすぎると長波長側の可視透過率が低下し、波長400〜800nmにおける透過率を90%以上に保つことができない。従って、全Feイオン中のFe2+の占める割合を制御する必要があり、全Feイオン中のFe2+(Fe23換算)の占める割合を15%以下、即ちFe3+の占める割合(Fe3+/全Feイオン)を85%以上に保つことが好ましい。
尚、Feイオンを必要以上に導入すると可視域の透過率が低下し、ディスプレイ用ガラス基板としての仕様に適さないばかりか、紫外域の透過率も低下し、紫外線硬化樹脂の硬化にかかる時間が長くなり好ましくない。そのため、Feイオンの含有量はFe23に換算して質量%で0.009〜0.055%に制御することが好ましい。
また、Fe3+の量の制御は、全Fe量を制御する以外に、ガラス中に含まれるFeのイオン状態を制御することによっても行うことができる。Feイオンの状態は、ガラス中の塩基度、溶融ガラス中の酸素濃度等の溶融条件を調整することで制御できる。例えば、全Fe中のFe3+の割合を増加させるためには、使用する原料に硝酸塩等の酸化剤を添加すればよい。
上記透過率以外にも、耐薬品性、熱収縮性、溶融性、成形性及び熱膨張係数を考慮して、本発明の液晶ディスプレイ用ガラス基板は、質量百分率で、実質的にアルカリ金属酸化物を含まず、SiO2 50〜70%、Al23 10〜25%、B23 5〜17%、MgO 0〜10%、CaO 0〜10%、SrO 0〜15%、BaO 0〜15%、ZnO 0〜10%、TiO2 0〜3%の組成を有することが好ましい。
このようにガラス組成を限定した理由は、次のとおりである。
SiO2は、ガラスのネットワークフォーマーとなる成分であり、50%より少ないと、ガラスの耐薬品性、特に耐酸性が低下すると共に、歪点が低くなり、熱収縮しやすくなるため好ましくない。一方、70%より多いと、高温粘度が大きくなり、溶融性が悪くなるため好ましくない。
Al23は、歪点を高くする成分であり、10%より少ないと、歪点が低くなるため好ましくない。一方、25%より多いと、耐バッファードフッ酸性が低下し、ガラス基板表面が白濁する。また、溶融性も悪化するため好ましくない。
23は、融剤として作用し、ガラスの粘性を下げ、溶融性を改善する成分であるが、5%より少ないと、このような効果が得られず好ましくない。一方、17%より多いと、ガラスの歪点が低下して640℃以上にすることが困難となると共に、耐塩酸性も悪化するため好ましくない。
MgOとCaOは、ROの中でも、歪点を下げることなく、高温粘性を下げ、ガラスの溶融性を改善する成分であるが、多量に含有させると、耐バッファードフッ酸性が低下し、ガラス基板表面が白濁する恐れがある。また、ガラスの歪点も低下するため、いずれも10%以下に抑えることが好ましい。
SrOとBaOは、ガラスの耐薬品性を向上させる成分であるが、多量に含有させると、ガラスの溶融性が悪化するため、いずれも15%以下に抑えることが好ましい。より好ましくはSrOとBaOの合量で20%以下に抑えるほうがよい。
ZnOは、溶融性を改善するための成分であるが、多量に含有させると、歪点が低下するため、10%以下に抑えることが好ましい。
TiO2は、ガラスの耐薬品性を改善すると共に、高温粘性を低下させ、溶融性を向上させる成分であるが、多量に含有させると、ガラスに着色を生じ、透過率が低下するため、3%以下に抑えることが好ましい。
尚、本発明においては、上記の成分以外にも、特性を損なわない範囲で他の成分を添加させることも可能であり、例えば清澄剤として、As23、Sb23、SnO2、F2、Cl2、SO3、CeO2等を各々3%まで添加することが可能である。但し、CeO2は、可視域の透過率を低下させるため、できるだけ添加を避けるべきである。
Nb23、Y23、La23、ZrO2については耐薬品性を高める成分であり、これらの成分も5%まで添加することができる。
また、P25については耐失透性を高める成分であり、5%まで添加することができる。
更に、前記した理由から、アルカリ金属酸化物(Na2O、K2O、Li2O)の添加は避けるべきである。
次に本発明の液晶ディスプレイを説明する。
本発明の液晶ディスプレイは上記ガラス基板をTFTガラス基板やCFガラス基板として使用する。これにより、貼り合わせや封入時に紫外線照射されても画素に照射される紫外線をガラス基板で吸収されるため、画素の破壊が起こらず、輝点等の欠陥のない高画質の画像を得ることができる。
本発明の液晶ディスプレイを作製するには、次のようにすればよい。
まず、上記液晶用ガラス基板上にITO等の透明導電膜を形成し、更に金属膜や半導体薄膜を成膜及びパターン形成して駆動回路部分を形成してTFTガラス基板を作製する。
次に、TFTガラス基板とは別の上記液晶用ガラス基板上にITO等の透明導電膜、Cr等からなるブラックマトリクス及び有機物からなるR/G/B各カラーフィルター膜を形成してCFガラス基板を作製する。
このようにして作製したTFTガラス基板及びCFガラス基板を紫外線硬化樹脂で貼り合わせた後、液晶を注入して封止することで本発明の液晶ディスプレイを作製することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
表1〜4は、本発明の実施例(試料No.1〜19)を、表5は、比較例(試料No.20〜23)をそれぞれ示している。
表中の各試料は、次のようにして作製した。
まず表の組成となるようにガラス原料を調合し、白金ポットで1580℃で24時間溶融した後、カーボン板上に流し出し、板状に成形した。次いでこれらの板状ガラスの両面を光学研磨することによって、縦寸法が300mm、横寸法が300mm、厚みが0.7mmの大型で薄肉のガラス基板を作製した。
このようにして作製した各試料について、各種の特性を評価した。結果を表に示す。
Fe3+の含有量については化学分析で求め、Fe23換算で表した。
透過率については、分光光度計にて波長300nm、365nm、400nm、550nm、800nmにおける試料の透過率を測定した。
密度については、周知のアルキメデス法によって測定した。
歪点は、ASTM C336−71の方法に基づいて測定し、この値が高いほど、ガラスの熱収縮は小さくなる。logη at 102.5は、高温粘度である102.5ポイズの粘度に相当する温度を示すものであり、この温度が低いほど、溶融性に優れていることになる。
耐HCl性は、各試料を80℃に保持された10質量%塩酸水溶液に3時間浸漬した後、それらの表面状態を目視で観察することによって評価した。また、耐バッファードフッ酸性は、各試料を20℃に保持された38.7質量%弗化アンモニウム、1.6質量%フッ酸からなるバッファードフッ酸に10分間浸漬した後、それらの表面状態を目視で観察することによって評価した。ガラス基板の表面に全く変化のないものは○、変色したものは×で示した。
熱膨張係数は、ディラトメーターを用いて、30〜380℃における平均熱膨張係数を測定したものである。
更に、各試料を用いてTFTガラス基板及びCFガラス基板を作製し、エポキシ系の紫外線硬化樹脂を用いてTFTガラス基板とCFガラス基板の貼り合わせを行って液晶ディスプレイを作製し、貼り合わせの状態、及び基板上の画素の破壊について評価した。貼り合わせの状態については、十分な接着が行えたものを○、行えなかったものを×で示した。また、画素の破壊については、紫外線照射後に画素の特性に問題がなかったものを○、不具合が生じたものを×で示した。尚、貼り合わせは、基板から50mmの距離に300Wの高圧水銀灯を設置して紫外線を30秒間照射した。
表1〜4から明らかなように、実施例である試料No.1〜19はいずれもFe3+の含有量がFe23換算で0.009〜0.043%の間にあり、ガラスの透過率は、波長300nmで25〜59%、波長365nmで83%以上、また、波長400〜800nmにおいて91%以上であった。このガラス基板を用いてディスプレイを作製したところ、TFTガラス基板及びCFガラス基板の貼り合せは十分な接着が得られており、且つ、紫外線照射後の画素の特性も問題は発生しなかった。
一方、比較例である試料No.20は、Fe23に換算したFe3+の含有量が0.003%と低く、波長300nmにおける透過率が73%と高いため、貼り合わせ後に画素の破壊が見つかった。
試料No.21及び22は、Fe23に換算したFe3+の含有量が0.06%以上と高く、波長300nmにおける透過率が5%以下、波長365nmにおける透過率が77%以下と低いため、紫外線照射後も樹脂が硬化せず、十分な貼り合わせが行えなかった。しかも、波長400nmにおける透過率が88%以下と低く液晶ディスプレイ用ガラス基板としては適していなかった。
試料No.23については、Fe23に換算したFe3+の含有量が0.03%であり、貼り合わせに関しては問題なかったが、Fe23に換算した全Fe量が0.065%と高く、また、全Feイオン中のFe3+(Fe23換算)の割合も46%と低いため、波長800nmの透過率が85%と低く液晶ディスプレイ用ガラス基板として適していなかった。

Claims (8)

  1. ガラス中の3価のFeイオン(Fe3+)の含有量が、Fe23に換算して、質量%で0.008〜0.050%であり、全Feイオンに占める3価のFeイオンの割合が質量比で85%以上であり、且つ、0.3〜1.1mmの板厚において、波長300nmにおける透過率が10〜70%、波長365nmにおける透過率が80%以上、波長400〜800nmにおける透過率が90%以上であることを特徴とする液晶ディスプレイ用ガラス基板。
  2. ガラス中の全Feの含有量が、Fe23に換算して、質量%で0.009〜0.055%であることを特徴とする請求項1記載の液晶ディスプレイ用ガラス基板。
  3. 質量%で、SiO2 50〜70%、Al23 10〜25%、B23 5〜17%、MgO 0〜10%、CaO 0〜10%、SrO 0〜15%、BaO 0〜15%、ZnO 0〜10%、TiO2 0〜3%含有し、実質的にアルカリ金属酸化物を含まないことを特徴とする請求項1及び2記載の液晶ディスプレイ用ガラス基板。
  4. 紫外線硬化樹脂を用いた貼り合わせに供されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液晶ディスプレイ用ガラス基板。
  5. ガラス中の3価のFeイオン(Fe3+)の含有量が、Fe23に換算して、質量%で0.008〜0.050%であり、全Feイオンに占める3価のFeイオンの割合が質量比で85%以上であり、且つ、0.3〜1.1mmの板厚において、波長300nmにおける透過率が10〜70%、波長365nmにおける透過率が80%以上、波長400〜800nmにおける透過率が90%以上のガラス基板を有してなることを特徴とする液晶ディスプレイ。
  6. ガラス基板が、質量%で、SiO 2 50〜70%、Al 2 3 10〜25%、B 2 3 5〜17%、MgO 0〜10%、CaO 0〜10%、SrO 0〜15%、BaO 0〜15%、ZnO 0〜10%、TiO 2 0〜3%含有し、実質的にアルカリ金属酸化物を含まないことを特徴とする請求項5記載の液晶ディスプレイ。
  7. ガラス基板が紫外線硬化樹脂にて貼り合わせられてなることを特徴とする請求項5又は6記載の液晶ディスプレイ用ガラス基板。
  8. 紫外線硬化樹脂を用いて、液晶注入口が封止されてなることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の液晶ディスプレイ用ガラス基板。
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