〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1乃至図7は、本実施の形態を示す図である。
まず、本発明を適用する出願支援装置100の構成を説明する。
図1は、出願支援装置100のハードウェア構成を示す図である。
出願支援装置100は、図1に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、所定領域に予めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM(Read Only Memory)32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM(Random Access Memory)34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(InterFace)38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
I/F38には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44とが接続されている。
次に、記憶装置42のデータ構造を説明する。
図2は、記憶装置42に記憶されている商品情報テーブルのデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図2に示すように、商標登録出願において指定された指定商品又は指定役務を登録する商品情報テーブルを記憶している。
商品情報テーブルには、商標登録出願ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、商標登録出願において第1番目に指定された指定商品又は指定役務(指定商品(指定役務)1)を登録するフィールドと、商標登録出願において第2番目に指定された指定商品又は指定役務(指定商品(指定役務)2)を登録するフィールドと、商標登録出願において第3番目に指定された指定商品又は指定役務(指定商品(指定役務)3)を登録するフィールドと、商標登録出願において第4番目に指定された指定商品又は指定役務(指定商品(指定役務)4)を登録するフィールドとを含んで構成されている。図2の例では、説明の簡略化のため、フィールド数を4つとしてあるが、任意の数に設定することができる。
図3乃至図5は、商標登録出願の内容の一例を示す図である。
図3の例では、商標登録出願(商願2011−9999991)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第1番目のレコードには、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が登録される。
図4の例では、商標登録出願(商願2011−9999992)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第2番目のレコードには、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が、指定商品(指定役務)3として「会議室の貸与」が登録される。
図5の例では、商標登録出願(商願2011−9999993)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」及び第44類「入浴施設の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第3番目のレコードには、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が、指定商品(指定役務)3として「会議室の貸与」が、指定商品(指定役務)4として「入浴施設の提供」が登録される。
次に、CPU30で実行される処理を説明する。
CPU30は、MPU(Micro-Processing Unit)等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図6のフローチャートに示す指定商品候補検索処理を実行する。
図6は、指定商品候補検索処理を示すフローチャートである。
指定商品候補検索処理は、ユーザからの検索要求に応じて実行される処理であって、CPU30において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、商品又は役務を入力し、ステップS102に移行して、入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、ステップS104に移行する。
ステップS104では、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出し、ステップS106に移行して、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図7は、指定商品又は指定役務の候補を検索するための検索画面である。
ユーザは、図7に示すように、商品又は役務として「宿泊施設の提供」を入力し、検索ボタンをクリックすると、ステップS102を経て、「宿泊施設の提供」と一致する指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索され、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索される。
図2の例では、まず、第1番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「飲食物の提供」が索出される。同様に、第2番目のレコードにも指定役務「宿泊施設の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「飲食物の提供」「会議室の貸与」が索出される。同様に、第3番目のレコードにも指定役務「宿泊施設の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」が索出される。
次いで、ステップS104を経て、索出された指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数が算出される。索出された指定役務が「飲食物の提供」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」であるので、「飲食物の提供」の出現回数が「3」、「会議室の貸与」の出現回数が「2」、「入浴施設の提供」の出現回数が「1」として算出される。
そして、ステップS106を経て、索出された指定商品又は指定役務及び出現回数が出現回数の多い順に表示される。図7の例では、「飲食物の提供」の出現回数が最も多いので、「飲食物の提供」及び件数「3」が第1行目に表示される。「会議室の貸与」の出現回数が次に多いので、「会議室の貸与」及び件数「2」が第2行目に表示される。「入浴施設の提供」の出現回数が最も少ないので、「入浴施設の提供」及び件数「1」が第3行目に表示される。
このようにして、本実施の形態では、商品又は役務を入力し、入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、索出した指定商品又は指定役務を表示する。
これにより、商標登録出願を行うにあたって指定しようとする商品又は役務に係る業務から派生する業務に係る商品又は役務が得られるので、従来に比して、現在の業務から派生する業務に係る商品又は役務を指定商品又は指定役務の候補として検討することができる。
また、本実施の形態では、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。
これにより、派生する業務に係る商品又は役務について同一の内容ごとの出現回数に基づいて商品又は役務が表示されるので、出現回数と関連して商品又は役務を把握することができる。
本実施の形態において、商品情報テーブルは、発明1、5乃至7の商品情報記憶手段に対応し、ステップS100は、発明1、5乃至7の商品情報取得手段に対応し、ステップS102は、発明1、2、5乃至7の商品情報検索手段に対応し、ステップS104は、発明1、2又は5の統計情報取得手段に対応している。また、ステップS106は、発明1、5乃至7の商品情報出力手段に対応している。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図8乃至図13は、本実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、記憶装置42のデータ構造を説明する。
図8は、記憶装置42に記憶されている商品情報テーブルのデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図2の商品情報テーブルに代えて、図8の商品情報テーブルを記憶している。
商品情報テーブルには、商標登録出願ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、出願番号を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)1を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)1が属する区分(区分1)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)1が属する類似群の類似群コード(類似群コード1)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)2を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)2が属する区分(区分2)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)2が属する類似群の類似群コード(類似群コード2)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)3を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)3が属する区分(区分3)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)3が属する類似群の類似群コード(類似群コード3)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)4を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)4が属する区分(区分4)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)4が属する類似群の類似群コード(類似群コード4)を登録するフィールドとを含んで構成されている。
商標登録出願(商願2011−9999991)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第1番目のレコードには、出願番号として「2011−9999991」が、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が登録される。また、これらが属する区分1、2として「43」が登録される。さらに、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999992)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第2番目のレコードには、出願番号として「2011−9999992」が、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が、指定商品(指定役務)3として「会議室の貸与」が登録される。また、これらが属する区分1〜3として「43」が登録される。さらに、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が、類似群コード3として「42X10」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999993)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」及び第44類「入浴施設の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第3番目のレコードには、出願番号として「2011−9999993」が、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が、指定商品(指定役務)3として「会議室の貸与」が、指定商品(指定役務)4として「入浴施設の提供」が登録される。また、これらが属する区分1〜3として「43」が、区分4として「44」が登録される。さらに、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が、類似群コード3として「42X10」が、類似群コード4として「42D01」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999994)において、第43類「宿泊施設の提供,会議室の貸与」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第4番目のレコードには、出願番号として「2011−9999994」が、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「会議室の貸与」が登録される。また、これらが属する区分1、2として「43」が登録される。さらに、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42X10」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999995)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第5番目のレコードには、出願番号として「2011−9999995」が、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が登録される。また、これらが属する区分1、2として「43」が登録される。さらに、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999996)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」及び第45類「婚礼のための施設の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第6番目のレコードには、出願番号として「2011−9999996」が、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が、指定商品(指定役務)3として「会議室の貸与」が、指定商品(指定役務)4として「婚礼のための施設の提供」が登録される。また、これらが属する区分1〜3として「43」が、区分4として「45」が登録される。さらに、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が、類似群コード3として「42X10」が、類似群コード4として「42H02」が登録される。
図9は、記憶装置42に記憶されている書誌情報テーブルのデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、さらに、図9に示すように、商標登録出願に関する書誌情報テーブルを記憶している。
書誌情報テーブルには、商標登録出願ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、出願番号を登録するフィールドと、検索用の商標を登録するフィールドと、商標の称呼を登録するフィールドと、出願人を登録するフィールドと、出願日を登録するフィールドと、代理人を登録するフィールドとを含んで構成されている。その他、例えば、(1)法区分(版)・類、(2)書換登録申請番号、(3)国際登録番号、(4)書換登録申請日又は国際登録日(事後指定日)、(5)公開日、(6)公告番号、(7)公告日、(8)登録番号、(9)登録日(国際登録の場合は国内登録日)、(10)登録公報発行日、(11)存続期間満了日、(12)出願人、書換申請者、権利者又は名義人に関する情報(氏名又は名称、住所又は居所、識別番号、出願人等が法人にあっては企業情報(例えば、業種、設立年月日、株式上場の有無、資本金、売上高、利益、従業員数))、(13)代理人に関する情報(氏名又は名称、住所又は居所、識別番号、代理人が法人にあっては企業情報(例えば、業種、設立年月日、株式上場の有無、資本金、売上高、利益、従業員数))、(14)異議申立人に関する情報(氏名又は名称、住所又は居所、識別番号、異議申立人が法人にあっては企業情報(例えば、業種、設立年月日、株式上場の有無、資本金、売上高、利益、従業員数))、(15)審判番号、(16)拒絶査定発送日、(17)最終処分日を登録することもできる。
次に、CPU30で実行される処理を説明する。
CPU30は、図6のフローチャートに示す指定商品候補検索処理に代えて、図10のフローチャートに示す指定商品候補検索処理を実行する。
図10は、指定商品候補検索処理を示すフローチャートである。
指定商品候補検索処理は、ユーザからの検索要求に応じて実行される処理であって、CPU30において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS150に移行する。
ステップS150では、第1の商品又は役務(商品(役務)1)、及び商品(役務)1が属する第1の区分(区分1)又は第1の類似群の類似群コード(類似群コード1)を入力し、ステップS152に移行して、第2の商品又は役務(商品(役務)2)、及び商品(役務)2が属する第2の区分(区分2)又は第2の類似群の類似群コード(類似群コード2)を入力し、ステップS154に移行して、第3の商品又は役務(商品(役務)3)、及び商品(役務)3が属する第3の区分(区分3)又は第3の類似群の類似群コード(類似群コード3)を入力し、ステップS156に移行する。ここで、商品(役務)1〜3のいずれか1つは必須の入力項目であり、商品(役務)1〜3の他のもの並びに区分1〜3及び類似群コード1〜3は任意の入力項目である。
ステップS156では、商標登録出願に関する第1の絞込条件(絞込条件1)を入力し、ステップS158に移行して、商標登録出願に関する第2の絞込条件(絞込条件2)を入力し、ステップS160に移行して、商標登録出願に関する第3の絞込条件(絞込条件3)を入力し、ステップS162に移行する。ここで、絞込条件1〜3は任意の入力項目である。
ステップS162では、入力した絞込条件1〜3のすべてに対応する商標登録出願で、且つ、入力した商品(役務)1〜3のすべてが指定された商標登録出願について、入力した商品(役務)1〜3と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。具体的な検索方法は、次のとおりである。
1つの商品又は役務を入力した場合(例えば、商品(役務)1を入力した場合)は、商品(役務)1と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。2つの商品又は役務を入力した場合(例えば、商品(役務)1、2を入力した場合)は、商品(役務)1と一致する指定商品又は指定役務、及び商品(役務)2と一致する指定商品又は指定役務が登録されているレコードを商品情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。3つの商品又は役務を入力した場合(例えば、商品(役務)1〜3を入力した場合)は、商品(役務)1と一致する指定商品又は指定役務、商品(役務)2と一致する指定商品又は指定役務、及び商品(役務)3と一致する指定商品又は指定役務が登録されているレコードを商品情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。
区分を入力した場合(例えば、商品(役務)1及び区分1を入力した場合)は、区分1で且つ商品(役務)1と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。類似群コードを入力した場合(例えば、商品(役務)1及び類似群コード1を入力した場合)は、類似群コード1で且つ商品(役務)1と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。区分及び類似群コードを入力した場合(例えば、商品(役務)1、区分1及び類似群コード1を入力した場合)は、区分1及び類似群コード1で且つ商品(役務)1と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。
1つの絞込条件を入力した場合(例えば、絞込条件1を入力した場合)は、絞込条件1に対応する書誌情報を書誌情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。2つの絞込条件を入力した場合(例えば、絞込条件1、2を入力した場合)は、絞込条件1に対応する書誌情報、及び絞込条件2に対応する書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。3つの絞込条件を入力した場合(例えば、絞込条件1〜3を入力した場合)は、絞込条件1に対応する書誌情報、絞込条件2に対応する書誌情報、及び絞込条件3に対応する書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。
次いで、ステップS164に移行して、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出し、ステップS166に移行して、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、1つの商品又は役務を入力して検索を行う場合を説明する。
図11は、指定商品又は指定役務の候補を検索するための検索画面である。
ユーザは、図11に示すように、商品(役務)1として「宿泊施設の提供」を、その区分及び類似群コードとして「43」及び「42A01」を入力し、検索ボタンをクリックすると、ステップS162を経て、第43類で類似群コードが「42A01」となる「宿泊施設の提供」と一致する指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索され、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索される。
図8の例では、まず、第1番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「飲食物の提供」が索出される。同様に、第2番目のレコードから「飲食物の提供」「会議室の貸与」が、第3番目のレコードから「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」が、第4番目のレコードから「会議室の貸与」が、第5番目のレコードから「飲食物の提供」が、第6番目のレコードから「飲食物の提供」「会議室の貸与」「婚礼のための施設の提供」が索出される。
次いで、ステップS164を経て、索出された指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数が算出される。索出された指定役務が「飲食物の提供」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」「会議室の貸与」「飲食物の提供」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「婚礼のための施設の提供」であるので、「飲食物の提供」の出現回数が「5」、「会議室の貸与」の出現回数が「4」、「入浴施設の提供」の出現回数が「1」、「婚礼のための施設の提供」の出現回数が「1」として算出される。
そして、ステップS166を経て、索出された指定商品又は指定役務、出現回数、区分及び類似群コードが出現回数の多い順に表示される。図11の例では、「飲食物の提供」の出現回数が最も多いので、「飲食物の提供」、件数「5」、「43」及び「42B01」が第1行目に表示される。「会議室の貸与」の出現回数が次に多いので、「会議室の貸与」、件数「4」、「43」及び「42X10」が第2行目に表示される。「入浴施設の提供」「婚礼のための施設の提供」の出現回数が最も少ないので、「入浴施設の提供」、件数「1」、「44」及び「42D01」が第3行目に、「婚礼のための施設の提供」、件数「1」、「45」及び「42H02」が第4行目に表示される。出現回数が同一の指定商品又は指定役務については、例えば、入力した商品又は役務と同一の又は近い区分に属するものを上位に表示してもよいし、入力した商品又は役務と同一の又は近い類似群コードに係る類似群に属するものを上位に表示してもよい。
絞込条件については、例えば、出願人を「商標株式会社」と設定した絞込条件1を入力すると、図8及び図9の例では、出願番号「2011−9999991」「2011−9999992」「2011−9999993」が出願人「商標株式会社」の商標登録出願であるので、これが検索対象となる。図8の例では、まず、第1番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「飲食物の提供」が索出される。同様に、第2番目のレコードから「飲食物の提供」「会議室の貸与」が、第3番目のレコードから「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」が索出される。そして、索出された指定役務が「飲食物の提供」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」であるので、「飲食物の提供」及び件数「3」が第1行目に、「会議室の貸与」及び件数「2」が第2行目に、「入浴施設の提供」及び件数「1」が第3行目に表示される。これにより、出願人が「商標株式会社」である商標登録出願に係る商品又は役務が得られるので、例えば、特定企業の出願傾向を参考にすることができる。
次に、2つの商品又は役務を入力して検索を行う場合を説明する。
図12は、指定商品又は指定役務の候補を検索するための検索画面である。
ユーザは、図12に示すように、商品(役務)1として「宿泊施設の提供」を、その区分及び類似群コードとして「43」及び「42A01」を、商品(役務)2として「飲食物の提供」を、その区分及び類似群コードとして「43」及び「42B01」を入力し、検索ボタンをクリックすると、ステップS162を経て、第43類で類似群コードが「42A01」となる「宿泊施設の提供」と一致する指定商品又は指定役務、及び第43類で類似群コードが「42B01」となる「飲食物の提供」と一致する指定商品又は指定役務が登録されているレコードが商品情報テーブルのなかから検索され、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索される。
図8の例では、まず、第2番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」「飲食物の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「会議室の貸与」が索出される。同様に、第3番目のレコードから「会議室の貸与」「入浴施設の提供」が、第6番目のレコードから「会議室の貸与」「婚礼のための施設の提供」が索出される。
次いで、ステップS164を経て、索出された指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数が算出される。索出された指定役務が「会議室の貸与」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」「会議室の貸与」「婚礼のための施設の提供」であるので、「会議室の貸与」の出現回数が「3」、「入浴施設の提供」の出現回数が「1」、「婚礼のための施設の提供」の出現回数が「1」として算出される。
そして、ステップS166を経て、索出された指定商品又は指定役務、出現回数、区分及び類似群コードが出現回数の多い順に表示される。図12の例では、「会議室の貸与」の出現回数が最も多いので、「会議室の貸与」、件数「3」、「43」及び「42X10」が第1行目に表示される。「入浴施設の提供」「婚礼のための施設の提供」の出現回数が最も少ないので、「入浴施設の提供」、件数「1」、「44」及び「42D01」が第2行目に、「婚礼のための施設の提供」、件数「1」、「45」及び「42H02」が第3行目に表示される。出現回数が同一の指定商品又は指定役務についての表示優先度は、上記同様である。
絞込条件については、例えば、出願日を「2011/12/26〜2011/12/28」と設定した絞込条件1を入力すると、図8及び図9の例では、出願番号「2011−9999991」「2011−9999992」「2011−9999993」が出願日「2011/12/26〜2011/12/28」の商標登録出願であるので、これが検索対象となる。図8の例では、まず、第2番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」「飲食物の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「会議室の貸与」が索出される。同様に、第3番目のレコードから「会議室の貸与」「入浴施設の提供」が索出される。そして、索出された指定役務が「会議室の貸与」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」であるので、「会議室の貸与」及び件数「2」が第1行目に、「入浴施設の提供」及び件数「1」が第2行目に表示される。これにより、出願日が「2011/12/26〜2011/12/28」である商標登録出願に係る商品又は役務が得られるので、例えば、特定期間の出願傾向を参考にすることができる。
次に、3つの商品又は役務を入力して検索を行う場合を説明する。
図13は、指定商品又は指定役務の候補を検索するための検索画面である。
ユーザは、図13に示すように、商品(役務)1として「宿泊施設の提供」を、その区分及び類似群コードとして「43」及び「42A01」を、商品(役務)2として「飲食物の提供」を、その区分及び類似群コードとして「43」及び「42B01」を、商品(役務)3として「会議室の貸与」を、その区分及び類似群コードとして「43」及び「42X10」を入力し、検索ボタンをクリックすると、ステップS162を経て、第43類で類似群コードが「42A01」となる「宿泊施設の提供」と一致する指定商品又は指定役務、第43類で類似群コードが「42B01」となる「飲食物の提供」と一致する指定商品又は指定役務、及び第43類で類似群コードが「42X10」となる「会議室の貸与」と一致する指定商品又は指定役務が登録されているレコードが商品情報テーブルのなかから検索され、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索される。
図8の例では、まず、第3番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」「飲食物の提供」「会議室の貸与」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「入浴施設の提供」が索出される。同様に、第6番目のレコードから「婚礼のための施設の提供」が索出される。
次いで、ステップS164を経て、索出された指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数が算出される。索出された指定役務が「入浴施設の提供」「婚礼のための施設の提供」であるので、「入浴施設の提供」の出現回数が「1」、「婚礼のための施設の提供」の出現回数が「1」として算出される。
そして、ステップS166を経て、索出された指定商品又は指定役務、出現回数、区分及び類似群コードが出現回数の多い順に表示される。図13の例では、「入浴施設の提供」「婚礼のための施設の提供」の出現回数が最も多いので、「入浴施設の提供」、件数「1」、「44」及び「42D01」が第1行目に、「婚礼のための施設の提供」、件数「1」、「45」及び「42H02」が第2行目に表示される。出現回数が同一の指定商品又は指定役務についての表示優先度は、上記同様である。
絞込条件については、例えば、代理人を「代理太郎」と設定した絞込条件1を入力すると、図8及び図9の例では、出願番号「2011−9999991」「2011−9999992」「2011−9999993」が代理人「代理太郎」の商標登録出願であるので、これが検索対象となる。図8の例では、第3番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」「飲食物の提供」「会議室の貸与」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「入浴施設の提供」が索出される。そして、索出された指定役務が「入浴施設の提供」であるので、「入浴施設の提供」及び件数「1」が第1行目に表示される。これにより、代理人が「代理太郎」である商標登録出願に係る商品又は役務が得られるので、例えば、特定代理人の出願傾向を参考にすることができる。
このようにして、本実施の形態では、商品又は役務を入力し、入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、索出した指定商品又は指定役務を表示する。
これにより、商標登録出願を行うにあたって指定しようとする商品又は役務に係る業務から派生する業務に係る商品又は役務が得られるので、従来に比して、現在の業務から派生する業務に係る商品又は役務を指定商品又は指定役務の候補として検討することができる。
また、本実施の形態では、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。
これにより、派生する業務に係る商品又は役務について同一の内容ごとの出現回数に基づいて商品又は役務が表示されるので、出現回数と関連して商品又は役務を把握することができる。
また、本実施の形態では、商品又は役務及びこれが属する区分又は類似群コードを入力し、入力した区分又は類似群コードで且つ入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。
これにより、商品又は役務及びこれが属する区分又は類似群コードにより、商品情報テーブルに登録されている指定商品又は指定役務との対応関係が特定されるので、派生する業務に適合する可能性がより高い商品又は役務が得られる。
また、本実施の形態では、少なくとも2つの商品又は役務を入力し、入力した一の商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務、及び入力した他の商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務が登録されているレコードを商品情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。
これにより、少なくとも2つの商品又は役務の両方に対応する商標登録出願について指定商品又は指定役務が検索されるので、派生する業務に適合する可能性がより高い商品又は役務が得られる。
また、本実施の形態では、絞込条件を入力し、絞込条件に対応する書誌情報を書誌情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。すなわち、絞込条件に対応する商標登録出願を検索対象とする。
これにより、絞込条件に対応する出願傾向を参考にすることができる。
また、本実施の形態では、少なくとも2つの絞込条件を入力し、入力した一の絞込条件に対応する書誌情報、及び入力した他の絞込条件に対応する書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。すなわち、少なくとも2つの絞込条件の両方に対応する商標登録出願を検索対象とする。
これにより、少なくとも2つの絞込条件の両方に対応する出願傾向を参考にすることができる。
本実施の形態において、商品情報テーブルは、発明1、5乃至7の商品情報記憶手段に対応し、ステップS150〜S154は、発明1、3乃至7の商品情報取得手段に対応し、ステップS162は、発明1乃至7の商品情報検索手段に対応し、ステップS164は、発明1、2又は5の統計情報取得手段に対応している。また、ステップS166は、発明1、5乃至7の商品情報出力手段に対応し、区分又は類似群は、発明1、3乃至7のグループに対応している。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図14乃至図16は、本実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、記憶装置42のデータ構造を説明する。
図14は、記憶装置42に記憶されている商品情報テーブルのデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図2の商品情報テーブルに代えて、図14の商品情報テーブルを記憶している。
商品情報テーブルには、商標登録出願ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、指定商品(指定役務)1を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)1が属する類似群の類似群コード(類似群コード1)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)2を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)2が属する類似群の類似群コード(類似群コード2)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)3を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)3が属する類似群の類似群コード(類似群コード3)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)4を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)4が属する類似群の類似群コード(類似群コード4)を登録するフィールドとを含んで構成されている。
商標登録出願(商願2011−9999991)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第1番目のレコードには、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が登録される。また、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999992)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第2番目のレコードには、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が、指定商品(指定役務)3として「会議室の貸与」が登録される。また、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が、類似群コード3として「42X10」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999993)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」及び第44類「入浴施設の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第3番目のレコードには、指定商品(指定役務)1として「宿泊施設の提供」が、指定商品(指定役務)2として「飲食物の提供」が、指定商品(指定役務)3として「会議室の貸与」が、指定商品(指定役務)4として「入浴施設の提供」が登録される。また、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が、類似群コード3として「42X10」が、類似群コード4として「42D01」が登録される。
次に、CPU30で実行される処理を説明する。
CPU30は、図6のフローチャートに示す指定商品候補検索処理に代えて、図15のフローチャートに示す指定商品候補検索処理を実行する。
図15は、指定商品候補検索処理を示すフローチャートである。
指定商品候補検索処理は、ユーザからの検索要求に応じて実行される処理であって、CPU30において実行されると、図15に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、類似群コードを入力し、ステップS202に移行して、入力した類似群コードに対応する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、ステップS204に移行する。
ステップS204では、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出し、ステップS206に移行して、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図16は、指定商品又は指定役務の候補を検索するための検索画面である。
ユーザは、図16に示すように、類似群コードとして「42A01」を入力し、検索ボタンをクリックすると、ステップS202を経て、「42A01」に対応する指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索され、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索される。
図14の例では、まず、第1番目のレコードに類似群コード「42A01」が登録されているので、これに対応する指定役務「宿泊施設の提供」が検索され、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「飲食物の提供」が索出される。同様に、第2番目のレコードから「飲食物の提供」「会議室の貸与」が、第3番目のレコードから「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」が索出される。
次いで、ステップS204を経て、索出された指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数が算出される。索出された指定役務が「飲食物の提供」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「飲食物の提供」「会議室の貸与」「入浴施設の提供」であるので、「飲食物の提供」の出現回数が「3」、「会議室の貸与」の出現回数が「2」、「入浴施設の提供」の出現回数が「1」として算出される。
そして、ステップS206を経て、索出された指定商品又は指定役務及び出現回数が出現回数の多い順に表示される。図16の例では、「飲食物の提供」の出現回数が最も多いので、「飲食物の提供」及び件数「3」が第1行目に表示される。「会議室の貸与」の出現回数が次に多いので、「会議室の貸与」及び件数「2」が第2行目に表示される。「入浴施設の提供」の出現回数が最も少ないので、「入浴施設の提供」及び件数「1」が第3行目に表示される。
このようにして、本実施の形態では、類似群コードを入力し、入力した類似群コードに対応する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、索出した指定商品又は指定役務を表示する。
これにより、商標登録出願を行うにあたって指定しようとする商品又は役務に係る業務から派生する業務に係る商品又は役務が得られるので、従来に比して、現在の業務から派生する業務に係る商品又は役務を指定商品又は指定役務の候補として検討することができる。
また、本実施の形態では、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。
これにより、派生する業務に係る商品又は役務について同一の内容ごとの出現回数に基づいて商品又は役務が表示されるので、出現回数と関連して商品又は役務を把握することができる。
本実施の形態において、商品情報テーブルは、発明1、5乃至7の商品情報記憶手段に対応し、ステップS200は、発明1、5乃至7の商品情報取得手段に対応し、ステップS202は、発明1、2、5乃至7の商品情報検索手段に対応し、ステップS204は、発明1、2又は5の統計情報取得手段に対応している。また、ステップS206は、発明1、5乃至7の商品情報出力手段に対応し、類似群は、発明1、5乃至7のグループに対応している。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。図17及び図18は、本実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1及び第3の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、記憶装置42のデータ構造を説明する。
記憶装置42は、図2の商品情報テーブルに代えて、図14の商品情報テーブルを記憶している。
次に、CPU30で実行される処理を説明する。
CPU30は、図6のフローチャートに示す指定商品候補検索処理に代えて、図17のフローチャートに示す指定商品候補検索処理を実行する。
図17は、指定商品候補検索処理を示すフローチャートである。
指定商品候補検索処理は、ユーザからの検索要求に応じて実行される処理であって、CPU30において実行されると、図17に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、商品又は役務を入力し、ステップS302に移行して、入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務に対応する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、ステップS304に移行する。
ステップS304では、索出した類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数を算出し、ステップS306に移行して、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の多い順に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図18は、指定商品又は指定役務の候補を検索するための検索画面である。
ユーザは、図18に示すように、商品又は役務として「宿泊施設の提供」を入力し、検索ボタンをクリックすると、ステップS302を経て、「宿泊施設の提供」と一致する指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索され、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務が商品情報テーブルのなかから検索される。
図14の例では、まず、第1番目のレコードに指定役務「宿泊施設の提供」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定役務「飲食物の提供」に対応する類似群コード「42B01」が索出される。同様に、第2番目のレコードから「42B01」「42X10」が、第3番目のレコードから「42B01」「42X10」「42D01」が索出される。
次いで、ステップS304を経て、索出された類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数が算出される。索出された類似群コードが「42B01」「42B01」「42X10」「42B01」「42X10」「42D01」であるので、「42B01」の出現回数が「3」、「42X10」の出現回数が「2」、「42D01」の出現回数が「1」として算出される。
そして、ステップS306を経て、索出された類似群コード及び出現回数が出現回数の多い順に表示される。図18の例では、「42B01」の出現回数が最も多いので、「42B01」及び件数「3」が第1行目に表示される。「42X10」の出現回数が次に多いので、「42X10」及び件数「2」が第2行目に表示される。「42D01」の出現回数が最も少ないので、「42D01」及び件数「1」が第3行目に表示される。
このようにして、本実施の形態では、商品又は役務を入力し、入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務に対応する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、索出した類似群コードを表示する。
これにより、商標登録出願を行うにあたって指定しようとする商品又は役務に係る業務から派生する業務に係る商品又は役務が得られるので、従来に比して、現在の業務から派生する業務に係る商品又は役務を指定商品又は指定役務の候補として検討することができる。
また、本実施の形態では、索出した類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。
これにより、派生する業務に係る商品又は役務について同一の内容ごとの出現回数に基づいて商品又は役務が表示されるので、出現回数と関連して商品又は役務を把握することができる。
本実施の形態において、商品情報テーブルは、発明1、5乃至7の商品情報記憶手段に対応し、ステップS300は、発明1、5乃至7の商品情報取得手段に対応し、ステップS302は、発明1、2、5乃至7の商品情報検索手段に対応し、ステップS304は、発明1、2又は5の統計情報取得手段に対応している。また、ステップS306は、発明1、5乃至7の商品情報出力手段に対応し、類似群は、発明1、5乃至7のグループに対応している。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。図19乃至図21は、本実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、記憶装置42のデータ構造を説明する。
図19は、記憶装置42に記憶されている商品情報テーブルのデータ構造を示す図である。
記憶装置42は、図2の商品情報テーブルに代えて、図19の商品情報テーブルを記憶している。
商品情報テーブルには、商標登録出願ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、指定商品(指定役務)1が属する類似群の類似群コード(類似群コード1)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)2が属する類似群の類似群コード(類似群コード2)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)3が属する類似群の類似群コード(類似群コード3)を登録するフィールドと、指定商品(指定役務)4が属する類似群の類似群コード(類似群コード4)を登録するフィールドとを含んで構成されている。
商標登録出願(商願2011−9999991)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第1番目のレコードには、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999992)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第2番目のレコードには、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が、類似群コード3として「42X10」が登録される。
商標登録出願(商願2011−9999993)において、第43類「宿泊施設の提供,飲食物の提供,会議室の貸与」及び第44類「入浴施設の提供」が指定役務として指定されているので、商品情報テーブルの第3番目のレコードには、これらが属する類似群の類似群コード1として「42A01」が、類似群コード2として「42B01」が、類似群コード3として「42X10」が、類似群コード4として「42D01」が登録される。
次に、CPU30で実行される処理を説明する。
CPU30は、図6のフローチャートに示す指定商品候補検索処理に代えて、図20のフローチャートに示す指定商品候補検索処理を実行する。
図20は、指定商品候補検索処理を示すフローチャートである。
指定商品候補検索処理は、ユーザからの検索要求に応じて実行される処理であって、CPU30において実行されると、図20に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS400では、類似群コードを入力し、ステップS402に移行して、入力した類似群コードと一致する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、ステップS404に移行する。
ステップS404では、索出した類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数を算出し、ステップS406に移行して、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の多い順に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図21は、指定商品又は指定役務の候補を検索するための検索画面である。
ユーザは、図21に示すように、類似群コードとして「42A01」を入力し、検索ボタンをクリックすると、ステップS402を経て、「42A01」と一致する類似群コードが商品情報テーブルのなかから検索され、これと同一のレコードにおいて登録されている他の類似群コードが商品情報テーブルのなかから検索される。
図19の例では、まず、第1番目のレコードに類似群コード「42A01」が登録されているので、これと同一のレコードにおいて登録されている他の類似群コード「42B01」が索出される。同様に、第2番目のレコードから「42B01」「42X10」が、第3番目のレコードから「42B01」「42X10」「42D01」が索出される。
次いで、ステップS404を経て、索出された類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数が算出される。索出された類似群コードが「42B01」「42B01」「42X10」「42B01」「42X10」「42D01」であるので、「42B01」の出現回数が「3」、「42X10」の出現回数が「2」、「42D01」の出現回数が「1」として算出される。
そして、ステップS406を経て、索出された類似群コード及び出現回数が出現回数の多い順に表示される。図21の例では、「42B01」の出現回数が最も多いので、「42B01」及び件数「3」が第1行目に表示される。「42X10」の出現回数が次に多いので、「42X10」及び件数「2」が第2行目に表示される。「42D01」の出現回数が最も少ないので、「42D01」及び件数「1」が第3行目に表示される。
このようにして、本実施の形態では、類似群コードを入力し、入力した類似群コードと一致する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、索出した類似群コードを表示する。
これにより、商標登録出願を行うにあたって指定しようとする商品又は役務に係る業務から派生する業務に係る商品又は役務が得られるので、従来に比して、現在の業務から派生する業務に係る商品又は役務を指定商品又は指定役務の候補として検討することができる。
また、本実施の形態では、索出した類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。
これにより、派生する業務に係る商品又は役務について同一の内容ごとの出現回数に基づいて商品又は役務が表示されるので、出現回数と関連して商品又は役務を把握することができる。
本実施の形態において、商品情報テーブルは、発明1、5乃至7の商品情報記憶手段に対応し、ステップS400は、発明1、5乃至7の商品情報取得手段に対応し、ステップS402は、発明1、2、5乃至7の商品情報検索手段に対応し、ステップS404は、発明1、2又は5の統計情報取得手段に対応している。また、ステップS406は、発明1、5乃至7の商品情報出力手段に対応し、類似群は、発明1、5乃至7のグループに対応している。
〔その他の変形例〕
なお、上記第1乃至第5の実施の形態においては、単一の装置である出願支援装置100として実現したが、これに限らず、図22に示すように、ネットワークシステムとして実現することもできる。
図22は、ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット等のネットワーク199には、図22に示すように、出願支援サーバ200と、複数のユーザ端末300とが接続されている。出願支援サーバ200は、上記第1乃至第5の実施の形態における出願支援装置100と同等の機能を有して構成されている。異なるのは、入力装置40による入力に代えてユーザ端末300から情報を受信する点と、表示装置44による表示に代えてユーザ端末300に情報を送信する点である。
また、上記第2の実施の形態及びその変形例を、上記第3乃至第5の実施の形態及びその変形例に適用することもできる。
上記第3の実施の形態及びその変形例に適用した場合、類似群コードを入力し、入力した類似群コードに対応する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、索出した指定商品又は指定役務を表示する。また、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。また、商品又は役務及びこれが属する区分又は類似群コードを入力し、入力した区分又は類似群コードで且つ入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。また、少なくとも2つの類似群コードを入力し、入力した一の類似群コードに対応する指定商品又は指定役務、及び入力した他の類似群コードに対応する指定商品又は指定役務が登録されているレコードを商品情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。また、絞込条件を入力し、絞込条件に対応する書誌情報を書誌情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。また、少なくとも2つの絞込条件を入力し、入力した一の絞込条件に対応する書誌情報、及び入力した他の絞込条件に対応する書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。
上記第4の実施の形態及びその変形例に適用した場合、商品又は役務を入力し、入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務に対応する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、索出した類似群コードを表示する。また、索出した類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。また、商品又は役務及びこれが属する区分又は類似群コードを入力し、入力した区分又は類似群コードで且つ入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務に対応する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索する。また、少なくとも2つの商品又は役務を入力し、入力した一の商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務、及び入力した他の商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務が登録されているレコードを商品情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務に対応する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索する。また、絞込条件を入力し、絞込条件に対応する書誌情報を書誌情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。また、少なくとも2つの絞込条件を入力し、入力した一の絞込条件に対応する書誌情報、及び入力した他の絞込条件に対応する書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。
上記第5の実施の形態及びその変形例に適用した場合、類似群コードを入力し、入力した類似群コードと一致する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索し、索出した類似群コードを表示する。また、索出した類似群コードについて同一の内容ごとに出現回数を算出し、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の多い順に表示する。また、少なくとも2つの類似群コードを入力し、入力した一の類似群コードと一致する類似群コード、及び入力した他の類似群コードと一致する類似群コードが登録されているレコードを商品情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている他の類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索する。また、絞込条件を入力し、絞込条件に対応する書誌情報を書誌情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。また、少なくとも2つの絞込条件を入力し、入力した一の絞込条件に対応する書誌情報、及び入力した他の絞込条件に対応する書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。
また、上記第1の実施の形態及びその変形例においては、入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている「他の指定商品又は指定役務」を検索したが、これに限らず、例えば、入力した商品又は役務を一部に含む指定商品又は指定役務を検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている「他の指定商品又は指定役務」を検索することもできる。また、入力した文字(商品又は役務)を少なくとも2つの文字部分に分離し、一の文字部分と他の文字部分を含む指定商品又は指定役務を検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている「他の指定商品又は指定役務」を検索することもできる。このように複数の文字部分に分離する場合、完全一致検索、フレーズ一致検索、部分一致検索、絞込部分一致検索、除外検索(1又は複数の文字部分を含まない要素を検索)等の公知の検索方法を採用することができる。その他、入力した商品又は役務に対応する指定商品又は指定役務を介して、入力した商品又は役務に対応する「他の指定商品又は指定役務」を検索することができる。ここで、入力した商品又は役務と、指定商品又は指定役務とを対応させる方法としては、例えば、入力した商品又は役務に対応するコードと、指定商品又は指定役務に対応するコードとの一致を判定するなど、中間に1又は複数の情報を介して行ってもよい。この概念は、上記第1乃至第5の実施の形態及びその変形例における「情報Aに対応する情報Bを検索」する方法にすべて適用することができる。
また、上記第1乃至第5の実施の形態及びその変形例においては、一致検索を行ったが、これに限らず、除外検索を行うこともできる。具体的な検索方法は、次のとおりである。上記第1及び第2の実施の形態並びにその変形例においては、例えば、入力した商品又は役務とは一致しない指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。上記第3の実施の形態及びその変形例においては、例えば、入力した類似群コードに対応しない指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。上記第4の実施の形態及びその変形例においては、例えば、入力した商品又は役務とは一致しない指定商品又は指定役務に対応する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索する。上記第5の実施の形態及びその変形例においては、例えば、入力した類似群コードとは一致しない類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索する。
また、上記第2の実施の形態及びその変形例においては、絞込条件を入力し、絞込条件に対応する書誌情報を書誌情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象としたが、これに限らず、除外検索を行うこともできる。具体的な検索方法は、次のとおりである。絞込条件を入力し、絞込条件に対応しない書誌情報を書誌情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。また、少なくとも2つの絞込条件を入力し、入力した一の絞込条件に対応しない書誌情報、及び入力した他の絞込条件に対応しない書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。
また、上記第1の実施の形態及びその変形例においては、索出した指定商品又は指定役務について同一の内容ごとに出現回数を算出したが、これに限らず、例えば、索出した指定商品又は指定役務について所定の分類ごとに出現回数を算出することもできる。所定の分類としては、例えば、「菓子」という一つの分類を規定し、「和菓子」「洋菓子」が索出された場合は、「菓子」の出現回数を「2」として算出する。その他、索出した指定商品又は指定役務の統計情報を取得することもできる。統計情報としては、出現回数のほか、例えば、出現率、順位、差分、分散、標準誤差、標準偏差、偏差値、平均値、中央値、最頻値、尖度、歪度、最小値、最大値その他の統計量が考えられる。この変形例は、上記第2乃至第5の実施の形態及びその変形例に適用することもできる。
また、上記第1乃至第3の実施の形態及びその変形例においては、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の多い順に表示したが、これに限らず、例えば、索出した指定商品又は指定役務及び出現回数を出現回数の少ない順に表示することもできる。出現回数を表示しなくてもよい。また、索出した指定商品又は指定役務を包括する上位概念の商品又は役務を表示してもよいし、索出した指定商品又は指定役務に包括される下位概念の商品又は役務を表示してもよい。
また、上記第4及び第5の実施の形態並びにその変形例においては、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の多い順に表示したが、これに限らず、例えば、索出した類似群コード及び出現回数を出現回数の少ない順に表示することもできる。出現回数を表示しなくてもよい。
また、上記第2の実施の形態及びその変形例においては、商品(役務)1〜3のいずれか1つを必須の入力項目としたが、商品(役務)1〜3をすべて任意の入力項目とすることができる。この場合、区分又は類似群コードのみを入力すると、入力した区分又は類似群コードが設定された商標登録出願を検索対象とする。
また、上記第2の実施の形態及びその変形例においては、少なくとも2つの商品又は役務を入力し、AND検索を行ったが、これに限らず、OR検索を行うこともできる。具体的な検索方法は、次のとおりである。商品(役務)1と一致する指定商品若しくは指定役務、又は商品(役務)2と一致する指定商品若しくは指定役務が登録されているレコードを商品情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索する。
また、上記第2の実施の形態及びその変形例においては、少なくとも2つの絞込条件を入力し、AND検索を行ったが、これに限らず、OR検索を行うこともできる。具体的な検索方法は、次のとおりである。絞込条件1に対応する書誌情報、又は絞込条件2に対応する書誌情報が登録されているレコードを書誌情報テーブルのなかから検索し、そのレコードにおいて登録されている出願番号を書誌情報テーブルのなかから検索し、商品情報テーブルのレコードのうち、索出した出願番号と同一の出願番号が登録されているレコードを検索対象とする。
また、上記第2の実施の形態及びその変形例においては、商品又は役務及びこれが属する区分又は類似群コードを入力し、入力した区分又は類似群コードで且つ入力した商品又は役務と一致する指定商品又は指定役務を検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を検索したが、これに限らず、入力した区分若しくは類似群コードに対応する指定商品若しくは指定役務、又は入力した商品若しくは役務と一致する指定商品若しくは指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索することもできる。
また、上記第2の実施の形態及びその変形例においては、商品又は役務が属するグループとして区分又は類似群を採用したが、これに限らず、他の分類によるグループを採用することもできる。
また、上記第3乃至第5の実施の形態及びその変形例においては、商品又は役務が属するグループとして類似群を採用したが、これに限らず、区分又は他の分類によるグループを採用することもできる。この場合、入力するグループと、出力するグループは、同一とすることもできるし、異ならせることもできる。同一とする例は、上記第5の実施の形態のように、類似群コードを入力し、類似群コードを出力するものであるが、異ならせる例は、上記第5の実施の形態において、例えば、類似群コードを入力し、区分を出力するものである。
また、上記第5の実施の形態及びその変形例においては、入力した類似群コードと一致する類似群コードを検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の類似群コードを検索したが、これに限らず、図14の商品情報テーブルを用いて、入力した類似群コードに対応する指定商品又は指定役務を商品情報テーブルのなかから検索し、これと同一のレコードにおいて登録されている他の指定商品又は指定役務に対応する類似群コードを商品情報テーブルのなかから検索することもできる。
また、上記第1の実施の形態及びその変形例においては、商標登録出願において指定された指定商品又は指定役務のうち一の指定商品又は指定役務、及び、商標登録出願において指定された指定商品又は指定役務のうち他の指定商品又は指定役務を対応づけて記憶したが、これに限らず、商標登録出願における関連性に依存することなく、第1の商品又は役務、及び、第1の商品又は役務に係る業務から派生する業務に係る第2の商品又は役務を対応づけて記憶することもできる。この変形例は、上記第2乃至第5の実施の形態及びその変形例に適用することもできる。
また、上記第1の実施の形態及びその変形例においては、商標登録出願において指定された指定商品又は指定役務のうち一の指定商品又は指定役務、及び、商標登録出願において指定された指定商品又は指定役務のうち他の指定商品又は指定役務を対応づけて記憶したが、これに限らず、一の指定商品又は指定役務、及び、他の指定商品又は指定役務を包括する上位概念の商品又は役務を対応づけて記憶することもできる。また、一の指定商品又は指定役務、及び、他の指定商品又は指定役務に包括される下位概念の商品又は役務を対応づけて記憶することもできる。この変形例は、上記第2乃至第5の実施の形態及びその変形例に適用することもできる。
また、上記第1乃至第5の実施の形態及びその変形例においては、出現回数を算出したが、これに限らず、出現回数をテーブル等に記憶しておき、テーブル等から検索して取得することもできる。
また、上記第1乃至第5の実施の形態及びその変形例においては、商標登録出願を支援する場合について本発明を適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。