JP5242078B2 - 蛍光内視鏡装置 - Google Patents
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Description
しかし、蛍光プローブの蛍光波長域が自家蛍光の波長帯域と同じである場合には、バンドパスフィルタを用いて蛍光を取得したのでは、蛍光プローブの蛍光と自家蛍光とを判別することができず、正確な診断を行うことができない。
本発明は、蛍光標識物質が予め注入された生体の観察部に対し、該蛍光標識物質または前記生体に生来存在する自家蛍光物質を励起させるための励起光を発生する照明光源と、該照明光源から前記励起光を照射することにより前記生体から戻る戻り光の内、所定の波長範囲の戻り光を選択する波長選択手段と、該波長選択手段により選択された波長範囲の前記戻り光を検出する検出手段と、該検出手段により検出された前記戻り光に基づいて、前記蛍光標識物質のスペクトルを分離するスペクトル分離手段と、前記蛍光標識物質の種類および観察方法を入力する入力手段と、前記蛍光標識物質の前記種類および前記観察方法に対応づけて、前記照明手段から出射する前記励起光の波長範囲、前記波長選択手段により選択する前記戻り光の特徴的な波長特性を示す波長範囲および前記スペクトル分離手段の設定を記憶する記憶手段と、前記入力手段により入力された前記蛍光標識物質の前記種類および前記観察方法に対応する前記波長範囲および前記設定を前記記憶手段から読み出して、前記照明光源、前記波長選択手段および前記スペクトル分離手段を制御する制御手段とを備え、前記波長選択手段が、間隔を空けて対向配置される2枚の光学基板の対向面にコート層を形成してなり、前記間隔を変更可能なエタロン型の可変分光素子であり、
前記制御部が、前記可変分光素子に対して、前記2枚の光学基板の前記間隔を徐々に変化させることにより、前記記憶手段から読み出される前記戻り光の特徴的な波長特性を示す波長範囲にわたり、微小の波長範囲ごとに前記戻り光を選択させる蛍光内視鏡装置を提供する。
したがって、全波長範囲にわたって戻り光を検出してスペクトルを分離する必要がなく、スペクトル分離画像を取得するための時間を短縮し、フレームレートの向上を図ることが可能となる。
このように構成することで、観察する範囲を蛍光標識物質や自家蛍光物質の濃度が高い箇所に効率よく制限することができる。
このように構成することで、蛍光を観察することにより、観察部に病変が存在する場合には、その病変に関する情報を得ることができる。
このように構成することで、細長い挿入部に入射された戻り光を検出する検出手段が挿入部の先端に配置されているので、体腔内に挿入される挿入部をコンパクト化することができる。
体腔内に挿入される細長い挿入部の基端側に検出部を配置し、挿入部に入射された戻り光を導光手段の作動により検出手段に導光するので、挿入部の先端側をスリム化して、操作性を向上させることができる。
このように構成することで、2枚の光学基板の間隔を任意に調節して、間隔に応じた所望の波長の戻り光を透過させることができる。
本実施形態に係る蛍光内視鏡装置1は、図1に示すように、電子スコープタイプの内視鏡である。蛍光内視鏡装置1は、生体の観察部に照射する励起光を発生する光源装置(照明光源)3と、体腔内の観察を行う内視鏡5と、光源装置3および内視鏡5を制御する制御装置7とを備えている。
Fluor Dye(Molecular Probes社製)等の蛍光プローブを選択して入力するようになっている。また、自家蛍光の観察の有無を入力するようになっている。なお、蛍光プローブおよび自家蛍光は、複数を組み合わせて選択することが可能となっている。
(1) 励起フィルタ13の波長420nm,可変分光素子29の透過率特性の中心波長420nm、スペクトル分離なし。
(2) 励起フィルタ13の波長530nm,可変分光素子29の透過率特性の中心波長530nm、スペクトル分離なし。
(1) 励起フィルタ13の波長400nm〜440nm,可変分光素子29の500nm〜550nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(2) 励起フィルタ13の波長400nm〜440nm,可変分光素子29の600nm〜630nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(1) 励起フィルタ13の波長630nm〜670nm,可変分光素子29の690nm〜730nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(2) 励起フィルタ13の波長680nm〜740nm,可変分光素子29の760nm〜840nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(1) 励起フィルタ13の波長680nm〜740nm,可変分光素子29の760nm〜850nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(2) 励起フィルタ13の波長700nm〜770nm,可変分光素子29の810nm〜840nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(自家蛍光+フルオレセイン蛍光)
(1) 励起フィルタ13の波長400nm〜440nm,可変分光素子29の500nm〜550nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(2) 励起フィルタ13の波長400nm〜440nm,可変分光素子29の600nm〜630nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
(インドシアニングリーン蛍光)
(3) 励起フィルタ13の波長700nm〜770nm,可変分光素子29の810nm〜850nmの間を10nmごとに取得,スペクトル分離あり。
画像処理部43は、制御部37からのスペクトル分離信号を受けて、画像生成回路41から入力された画像情報をスペクトル分離するようになっている。スペクトル分離には、公知のスペクトルデコンボリューション法が用いられる。
(式1)
S(λ)=A1×Fl1(λ)+A2×Fl2(λ)+A3×Fl3(λ)
で与えられる。ここで、A1、A2、A3は、それぞれ蛍光プローブの存在量に基づく係数である。
本実施形態に係る蛍光内視鏡装置1により、生体の観察部を観察するには、まず、蛍光プローブを予め注入した生体の体内に内視鏡5の挿入部19を挿入し、制御装置7の入力部33に蛍光プローブの種類と観察方法を入力する。(ステップS1)。以下、上述した組み合わせ例2(自家蛍光+フルオレセイン蛍光を観察する場合)を例示して説明する。
(式2)
S(λ)=A1×Fl1(λ)+A2×Fl2(λ)
により、蛍光プローブ(フルオレセイン蛍光A)の存在割合を求めることができる。
なお、本実施形態においては、蛍光観察を例示して説明したが、反射光観察をした場合には、血管の密度や集積の様子等を観察することができ、例えば、炎症等の病変に関する情報を得ることができる。
例えば、本実施形態に係る蛍光内視鏡装置1は、電子スコープタイプの内視鏡5を例示して説明したが、これに代えて、図6に示すように、ファイバスコープタイプの内視鏡51を採用することとしてもよい。この場合には、結像レンズ55、可変分光素子29およびCCD31を備えるカメラヘッド57を挿入部53の基端側に配置することとし、挿入部53の先端に対物レンズ27を設けて、対物レンズ27を介して入射された戻り光をカメラヘッド57に導光するイメージガイドファイバ(導光手段)59と接眼レンズ57を挿入部53に内蔵すればよい。
可変分光素子29およびCCD31を挿入部53の基端側に設けることにより、挿入部53をスリム化することができる。これにより、内視鏡51の操作性を向上させることができる。
3 光源装置(照明光源)
29 可変分光素子(波長選択手段)
31 CCD(検出手段)
33 入力部(入力手段)
35 メモリ(記憶部)
37 制御部(制御手段)
43 画像処理部
Claims (5)
- 蛍光標識物質が予め注入された生体の観察部に対し、該蛍光標識物質または前記生体に生来存在する自家蛍光物質を励起させるための励起光を発生する照明光源と、
該照明光源から前記励起光を照射することにより前記生体から戻る戻り光の内、所定の波長範囲の戻り光を選択する波長選択手段と、
該波長選択手段により選択された波長範囲の前記戻り光を検出する検出手段と、
該検出手段により検出された前記戻り光に基づいて、前記蛍光標識物質のスペクトルを分離するスペクトル分離手段と、
前記蛍光標識物質の種類および観察方法を入力する入力手段と、
前記蛍光標識物質の前記種類および前記観察方法に対応づけて、前記照明手段から出射する前記励起光の波長範囲、前記波長選択手段により選択する前記戻り光の特徴的な波長特性を示す波長範囲および前記スペクトル分離手段の設定を記憶する記憶手段と、
前記入力手段により入力された前記蛍光標識物質の前記種類および前記観察方法に対応する前記波長範囲および前記設定を前記記憶手段から読み出して、前記照明光源、前記波長選択手段および前記スペクトル分離手段を制御する制御手段と
を備え、
前記波長選択手段が、間隔を空けて対向配置される2枚の光学基板の対向面にコート層を形成してなり、前記間隔を変更可能なエタロン型の可変分光素子であり、
前記制御部が、前記可変分光素子に対して、前記2枚の光学基板の前記間隔を徐々に変化させることにより、前記記憶手段から読み出される前記戻り光の特徴的な波長特性を示す波長範囲にわたり、微小の波長範囲ごとに前記戻り光を選択させる蛍光内視鏡装置。 - 前記特徴的な波長特性が、ピーク強度を含む波長特性である請求項1に記載の蛍光内視鏡装置。
- 前記入力手段により入力される前記観察方法が、蛍光観察または反射光観察である請求項1または請求項2に記載の蛍光内視鏡装置。
- 体腔内に挿入される細長い挿入部を備え、
該挿入部の先端に、前記検出手段が配置されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の蛍光内視鏡装置。 - 体腔内に挿入される細長い挿入部と、
該挿入部の長手方向に沿って前記戻り光を導光する導光手段とを備え、
前記挿入部の基端側に、前記検出手段が配置されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の蛍光内視鏡装置。
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