JP5241189B2 - コントロール・モーメント・ジャイロスコープのアレイにおける特異点回避のための階層的構想 - Google Patents

コントロール・モーメント・ジャイロスコープのアレイにおける特異点回避のための階層的構想 Download PDF

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Description

本発明は、宇宙船ビークル制御の分野に関し、更に特定すれば、コントロール・モーメント・ジャイロスコープのアレイにおける特異点回避のための階層的構想に関する。
宇宙船の姿勢を制御するために、種々の回転慣性部材を用いることができる。このような慣性部材の1つにコントロール・モーメント・ジャイロスコープ(CMG)がある。CMGは、通例、スピン・レートが固定又は可変で、ジンバル・アセンブリに装着されているフライホイールを備えている。CMGのスピン軸は、ジンバル・アセンブリを用いてCMGを移動させることにより、傾斜させることができる。この運動は、スピン軸及びジンバル軸に対して直交するジャイロスコープ・トルクを生成する。
宇宙船の全域姿勢制御を遂行するためには、最低3つのCMGを用いることができ、CMGアレイ内にある各CMGが、直線状の独立軸を中心とするトルクを分与するように配置する。通例、冗長の目的で、そして特異点を回避し易くするために、余分なCMGを設ける。特異点が発生するのは、CMGの運動量ベクトルが一直線上に並び、要求されるトルクの1つ以上の成分を供給できなくなるときである。CMGは、トルク・コマンドに応答して、それらのジンバル軸を中心に移動する。
ヤコビアンCは、CMGジンバル・レートを三次元アレイ・トルクにマッピングする。

Cω=τ (1)

ここで、Cは3×nヤコビ行列、ωはn個のジンバルに対するジンバル・レートのn×1アレイ、τは宇宙船に分与されるトルク成分の3×1アレイである。上記式を既知のトルク・コマンドτと共に用いると、CMG毎に個々のジンバル・レートを計算することができる。周知のムーア・ペンローズ疑似反転を用いてヤコビ行列を反転させると、可能なジンバル・レート集合は次のようになる。

ω=C(CC−1τ (2)
先に論じたように、CMGの使用には、CMGの運動量ベクトルが一直線上に並び、特異点状態に至る可能性があることが内在する。数学的には、特異点は、CCの固有値が0に近づき、(CC−1を無限大に向かわせるときに発生する可能性がある。あるいは、等価的に、特異点が発生するのは、行列CCの行列式(determinant)が0に等しいときである(代数的にはdet(CC)=0と表す)。3×n行列の場合、これは、行列の階数が2以下であると言うのと同等である。
CMGの移動における特異点を回避するために、様々な異なる手法が考案されている。「特異点ロバスト」反転と呼ばれる1つの手法では、(CC−1が決して0にならないように、(CC−1を(CC+εI)−1で置換する。ここで、Iは恒等行列、εは小数である。正のεを用いることにより、det(CC+εI)−1が決して0にならないことを確保する。
場合によっては有用であるが、この手法の欠点は、この手法がジンバル・レートの計算を変化させることである。ヤコビアンCの場合、疑似反転は、それ自体が混入させる誤差のために、もはやジンバル・レートを要求トルクに正確にマップしなくなる。この結果的に生ずる誤差が、宇宙船を誤った方向に操舵し、特に特異点近傍において、重大な望ましくないトルクを誘発する可能性がある。
第2の手法は、CMGアレイの運動量を、CMGアレイの全体的な運動量包絡線以内の小さなボリューム(volume)に制限することである。運動量包絡線は、CMGアレイにおけるCMGのあらゆる可能な組み合わせにおいて得られる運動量である。特異点が存在しないサブボリュームにおいて動作させることにより、特異点を回避することができる。しかしながら、この手法は潜在的な運動量を浪費し、その結果システムが必要以上に大きく重くなってしまう。
先に論じたように、宇宙船の全域姿勢制御を遂行するためには、最低3つのCMGが必要となる。一般に、N個のCMGの非対称アレイにおいて、各々のジンバル角度を独立して制御する場合、自由度はNとなる。つまり、軌道上にある物体に対して、最大の自由度3を得るためには、最低3つのCMGが必要となる。丁度3つのCMGを用いる実施形態例では、XYZ座標系における運動量空間内にあるあらゆる点には、1つの集合のみのジンバル角度によって到達することができる。
1つ以上のCMGを追加することによって、全域姿勢制御に必要とする以上の追加の自由度をシステムに付加することができる。その結果、零空間(null space)と呼ばれるものとなる。零空間の追加により、XYZ座標系における運動量空間内にある各点を、無限数のジンバル角度にマッピングすることができる。これは、特異点を回避しつつ要求トルクを供給するために用いることができる。
零空間は特異点を回避するために用いることができるが、零運動(null motion)が用いるジンバル・レートは、そうしなければ、トルク生成のために利用できるはずである。したがって、特異点を回避する作業と利用可能なトルクを最大限大きくする作業とは、互いに排他的である可能性がある。
したがって、コントロール・モーメント・ジャイロスコープの例において特異点回避のための階層的構想を提供することが望ましい。更に、本発明の望ましい特徴及び特性は、以下の詳細な説明及び添付した特許請求の範囲を、添付図面ならびに前述の技術分野及び背景と合わせて検討することにより明白となるであろう。
一実施形態例では、少なくとも1つの余分なCMG(零空間を生ずる)を含むコントロール・モーメント・ジャイロスコープ(CMG)の集合の移動における特異点を回避する方法は、階層的な2ステップ・プロセスを含む。最初のステップでは、トルクの生成を犠牲にしてでも適用しなければならない、特異点を回避するための強制的零空間操作を決定する。次に、得られるトルクを増大するための任意の零空間操作を決定するが、トルクが許す範囲でのみ適用される。
一実施形態例では、前述のような特異点を回避する方法において、ジンバル角度に直接関係する量、具体的には、除外ゾーンを侵害した度数に基づいて、強制的零空間操作を計算する。
一実施形態例では、前述のような特異点を回避する方法において、逆ヤコビ制御行列を修正することによって、強制的零空間操作を実施する。
以下に、添付図面を参照して、本発明について説明する。図面では、同様の参照番号は同様の要素を示すものとする。
以下の詳細な説明は、性質上単なる一例に過ぎず、本発明も、発明の用途や使用も限定する意図はない。更に、前述の技術分や、背景、端的な概要、あるいは以下の詳細な説明に呈示する理論が何を表現又は意味するにしても、それに拘束されることも意図していない。
以下の論述では、零空間での操作を可能にするように構成したCMG集合は、N空間における操作に必要な自由度nを得るために必要となる以上の、少なくとも1つの余分なCMGを有するCMG集合である。三次元空間における操作に合わせて設計するアレイでは、4つ以上のCMGが必要となる。
以下の詳細な説明では、本発明の使用を、CMGアレイ特異点回避システムの一例において使用する場合について説明する。しかしながら、本発明の用途は、いずれの1つの特定的な用途や実施形態にも限定されず、多くの異なる試行分野において有用である。
本発明を実施する制御システム100の一例を図1に示す。制御システム100の構成要素は、当技術分野では知られており、様々な異なるプロセッサ、ソフトウェア、コントローラ、センサ等を用いて、様々な異なる方法で組み立てることができる。加えて、システムの一部によって通例設けられる種々の計算機能性は、代わりに、他の1つ又は複数の部分によって設けることができる。図1に示すシステム100は、本発明の論述に関係する部分のみを示し、制御システムに設けることができるが周知のその他の要素やシステムを含まない場合もある。
制御システム100は、運動量アクチュエータ制御プロセッサ104に接続されている姿勢制御システム102を含む。CMG106は、運動量アクチュエータ制御プロセッサ104に接続されている。各CMG106には1つ以上のCMGセンサ108が連動し、CMG106の状態に関する情報を制御システム100に提供する。制御システム100は、一実施形態では、軌道衛星のような宇宙船に取り付けられている。
姿勢制御システム102は、宇宙船の位置決めを制御する。姿勢制御システム102は、所望の宇宙船操作に関するデータを受信し、所望の操作を完了するためにしかるべきトルク・コマンドを決定する。トルク・コマンドは運動量アクチュエータ制御プロセッサ104に呈示することができる。運動量アクチュエータ制御プロセッサ104は、トルク・コマンドに応答して、命令されたトルクを生成するために必要なジンバル・レートを計算することができる。
運動量アクチュエータ制御プロセッサ104は、先に特定した計算に基づいて、必要なコマンドをCMG106に供給し、CMG106の移動によって、命令したトルクを生成し、本発明の教示にしたがって、零空間操作を用いることによって、特異点を回避しつつトルクを供給する。
図2は、「ルーフ」アレイ・ジェオメトリ(roof array geometry)として知られる形状に配置したCMG106のアレイ200の実施形態例を示す。このジェオメトリでは、CMG106を第1グループ202及び第2グループ204に分割する。CMG106の第1グループ202及び第2グループ204は、名目上直角となっている。
平行なCMG106の集合における任意のCMG106の最大運動量の大きさが、他の全てのCMG106の運動量の大きさの合計以下である場合、この平行CMG集合の総運動量は円状(disk)となり、それ以外の場合は環状(annulus)となる。図2では、各CMG106が同じ運動量を与えると仮定する。したがって、第1グループ202及び第2グループ204に対する正味の運動量は円状となる。
図2の例では、第1グループ202又は第2グループ204いずれにおいても、ジンバル軸が平行で運動量の大きさが等しい3つのCMG106が、半径3hの運動量円盤(momentum disk)を掃引する。ここで、hは1つのCMG106が与える運動量である。図3は、3つの平行なCMG106の3つの運動量ベクトルh、h、及びhを示す。CMG106のアレイは、初期の運動量ゼロ状態で示されている。3つのジンバルを回転させることによって、X及びY方向への正味運動量ベクトルに対する独立した制御を遂行することができる。
尚、図3の例では、CMG106のグループの各々は、第1グループ202又は第2グループ204のいずれにおいても、3つのCMG106を含み、したがって、自由度は3である。これによって、グループ毎に、運動量ディスクに自由度2、零空間操作に更に自由度1が得られる。
図4aは、X方向に3hの最大運動量を生成するための、CMG106毎の各ベクトルhの整合運動量(alignment momentum)を示す。図4aでは、第2運動量ベクトルh及び第3運動量ベクトルhをX軸に向けて回転させる。図4bは、Y軸における3hの最大運動量を示す。図4bでは、第1運動量ベクトルh、第2運動量ベクトルh、及び第3運動量ベクトルhをY軸に向けて回転させ、3hの総運動量をY方向に生成する。
したがって、3つのCMG106を組み合わせると、所望の方向に3hの総運動量を生成することができる。3つのCMG106全てが同じ運動量を生成する実施形態例では、最大運動量は3hであり、これは原点を中心として3hの円内に位置する。3つのCMG106のアレイが3h運動量状態に達すると、運動量をそれ以上増加させることは不可能である。技術的に、この状態は特異点を生じるが、通例「飽和」特異点と呼ばれている。飽和特異点に近づくと生ずる制御上の困難を回避するために、飽和運動量と許容運動量との間にマージンを設けるとよい。
CMG106の位置合わせの別の実施形態例を図5に示す。ここでは、負のX方向(原点から左側)に最大正味運動量を生成するように、CMG106にコマンドを与えている。システムの一例では、ジンバル・レートを判定するために式2に従う制御則を利用し、運動量ベクトルh及びhを生成するCMG106を正しい方向に移動させるが、∂h/∂θ=0であるので、運動量ベクトルhに対応するCMG106を移動させるに値しないと、コントローラは推論する。3つのCMG106の正味運動量は、ここでは、大きさが1hのみであり、Y軸に誤差を生ずることなく、これ以上の運動量を生成する方法はない。即ち、ジンバル角度には、所望の方向に運動量の小さな増大を生成することができる小さな変化がない。これを「慣性」特異点と呼ぶ。
つまり、3つの平行なCMG106は、半径h1の内部特異円を有する。この円上にあるあらゆる点は、前述のような特異点となる潜在性を有する。しかしながら、零空間においてCMG106の正しい位置を選択することにより、1h円を交差(cross)することが可能となる。例えば、零空間を用いると、選択した運動量Hを生成することができるCMG106の構成は1つよりも多い。図6a、図6b及び図6cでは、CMG106の運動量ベクトルの異なる構成を示し、これらを組み合わせて、負のX方向に1hの正味運動量を形成する。尚、この正味運動量に対する全ての解において、1つのCMG106の運動量ベクトルは、正のX軸から180゜の位置にあり、他の2つのCMG106に対する他の2つの運動量ベクトルは一直線状となり、これらは打ち消される。この点において得られる零空間を用いると、2つのCMG106を回転させることができ、これらの運動量ベクトルは打ち消される。これらがX軸と一直線状になるように回転させると、特異点が生ずる。図6bにおいて見られるように、特異点からの最大距離が得られるのは、これらをY軸と一直線状にした場合である。
以上のことから、1h円を交差する理想的なジンバル角度は、1つのCMG106の1つの運動量ベクトルが半径方向に外側に向かってその点において一直線状となり(即ち、所望の運動量の方向)、他の2つの運動量ベクトルが円に対して正接するときである、と結論付けることができる。2つの対向するCMG106が完全には正接位置に達しないが対向している場合、正しい正味Hが得られるが、システムは特異点から最大限離れているのではない。図7は、運動量ベクトル720の種々の理想的な組み合わせを示す。尚、図7では、半径方向に一直線状となっているCMG106の運動量ベクトルがX方向から−X方向に切り替わるので、限定において不連続が生ずる。つまり、運動量空間からジンバル空間への単純な固定マッピングを定義することは不可能である。
図8は、全ての可能なジンバル角度集合の下において、3つの平行CMG106のシステム内で得られるトルクを示すグラフ800である(そのトルクが最小となるあらゆる方向における)。可能な全てのジンバル角度集合は、零空間全体を含み、「理想的な」ジンバル角度だけではない。図8に示すように、得られるトルクは、得られる最大トルク(理想的なジンバル角度)から最小トルク(特異点において0になる)までの帯域を形成する。
領域802〜810は、正方行列[CC]の行列式の値を示し、特異点の強い指標となる。領域810から領域802まで、行列式は減少する。尚、グラフにおける2つの点では、トルク(及び行列式)は0になる。これらの点はHr=1(内部特異点820)及びHr=3(飽和特異点830)において現れる。
以上のことから、零空間操舵の目標は、(1)図8に示すようn帯域の上端近傍にシステムを停留させ、及び(2)帯域における規定の除外ゾーンよりも上にシステムが停留することを確保することであると、決定することができる。最初の目標は、トルク・コマンドを満たした後余分に利用できるジンバル・レートがあれば、それを用いて達成すればよいという意味で自由裁量である。しかしながら、2番目の目標は、システム・トルクを制限するという犠牲を払ってでも、満たさなければならない。
従来技術に関連して、CMG106の例の包括的制御には、ヤコビ行列「C」の逆である制御行列が必要であることを論じた。ヤコビ行列は次のように定義することができる。
Figure 0005241189
また、ヤコビ行列は、θに対する正味運動量ベクトルH(*)の偏導関数から成る。3つの平行なCMG106全てがその運動量を円盤状に有する場合、θには3つの値があるが、ベクトルH(*)は二次元のみであるので、C行列は2×3となる。非正方Cのために3×2制御行列を得るには、疑似反転が必要となる。既に論じたように、並列して行われる特異点回避活動により反転は常に好条件下にあると仮定することによって、単純なムーア・ペンローズ疑似反転を用いることができる。疑似反転は、次の式で表される。
Figure 0005241189
この3×2行列における2つの列ベクトルは、ヤコビアンCの範囲空間(range space)を定義する。ジンバル・レートの最初のベクトルの任意のスカラ倍(scalar multiple)が、Y方向にトルクを生成する。
ジンバル・レートの第3ベクトルが存在するが、トルクを生成しない。これは、零空間ベクトルである。一実施形態例では、特異値の分解を用いることによってこれを得ることができる。
既に論じたように、円盤における正味運動量のいずれの位置についても、「理想的な」ジンバル角度の集合がある。これら理想的なジンバル角度は、零空間において、最大行列式及び使用可能なトルクが生ずる点である(図8に関して示した)。既にろんじたように、理想的なジンバル集合は、半径方向に外側に向かう1つのジンバルと、半径方向線から等しい角度をなす別の2つのシンバルとによって特徴付けられる。これら2つの半角は、直接、原点からの半径方向距離の関数であり、以下の関係に従うことを示すことができる。
Figure 0005241189
式5は、最適点に到達するためにはジンバルがどれだけ移動しなければならないか正確に決定するために用いることができる。これは図9に示されており、理想的な構成から逸脱した3つの平行CMG106に対する運動量ベクトルの集合と、ジンバル角度が(−75゜、38゜、126゜)である、点H=(0.46、0.46)におけるアレイとを示す。Hの大きさは0.65であり、式5から半角θは80゜となる。これは、除外ゾーン902を定義する。CMG106の運動量ベクトルが除外ゾーン902を侵害する場合、CMG106の運動量ベクトルが移動しなければならない方向と共に、CMG106を判定することができる。角度Ψは、半径方向線94と除外ゾーン902を侵害するCMG106の運動量ベクトル906との間の角度として決定することができる。運動量ベクトル906に対応するCMG106は、侵害CMGであることが分かる。運動量ベクトル906を移動させて除外ゾーン902から出すために必要な度数は、角度Ψを半角θから減算することによって決定することができる(この場合、θ−Ψ=20゜)。次いで、侵害しているCMG106を所与の時間量において移動させる必要があるジンバル・レートを決定することができる。このジンバルを移動させる際CMG106の移動が零空間運動に制限される場合、他の2つのジンバルもそれらの理想的な点に落ちつく。
先に定義した角度Ψは、理想的な値(θ)からCMG106の内の1つの運動量ベクトルがどれだけ移動したか定量化する手段を提供する。図10は、Hr−Ψフレームにおいて見られる零空間の範囲を示す。帯域1008の上端(最適ジンバル角度)は、Ψの値がθの値と等しいところである。これは、式(5)において導出される。図示の異なる領域1010〜1016は、正方行列[CC]の行列式の異なる値に対応する。ここで、行列式は1016に向かって移動するに連れて減少する。一実施形態例では、このフレームにおける特異点回避に対する判断基準は、Hr=1、Ψ=80゜における限界点1002を用いて決定することができる。1h円内部に位置する第1開始点1004、又は1h円の外側に位置する第2開始点1006のような、空間におけるいずれの開始点からでも、半径方向成分がHr=1に近づくに連れて、第1開始点1004又は第2開始点1006から限界点1002までの線は、Hr−Ψ軌道がこの線の下を通ってはならないように定義することができる。
Hr−Ψ空間において軌道又は傾斜を課することは、ジンバル・レートωを侵害CMG106に課することによって遂行することができる。所与のトルク・コマンドに対して、半径方向運動量dH/dtの変化レートを決定することができ、開始点1004から限界点1002までの線分の傾斜はdΨ/dHとなる。両Ψは直接ジンバル角度に関係するので、
Figure 0005241189
このプロセスの最終ステップは、先に計算したジンバル・レートを課することである。総ジンバル・レート・コマンドは、範囲−空間コマンド(トルク・コマンド)と零空間コマンド(特異点回避コマンド)を合わせたものであるので、侵害CMG上で所望の和を生成する零空間作用を選択することができる。次いで、決定したジンバル・レートをチェックして、3つのCMGのいずれにも、それらの最大能力を超えるレートが命令されていないことを確認する。命令されている場合、正味ベクトル全体を縮小しなければならない。その結果、トルクの大きさが減少するが、限界点1002を解消するために必要な減少量だけである。
尚、本発明においては、限界点1002を上向きに調節して、特異点回避のマージンを大きくすることができ、あるいは限界点1002を下向きに調節して、特異点回避のマージンを小さくすることもできる。また、図10には1つの限界点1002のみを示したが、多数の限界点1002を決定することができ、これらは、ある所定のマージンで特異点を回避するために零空間操作に対して除外ゾーンを定義する多数の線分を形成する。
特異点を回避するための前述の操作に加えて、零空間移動は、利用可能なトルクを増大するためにも行うことができる。図10において、異なる領域1008〜1016は正方行列[CC]の行列式に対応することを思い出すこと。領域1008は最大の行列式値を有し、一方領域1016は最低の行列式値を有する。CMGアレイの条件全体を改善する構想は、Ψの値が大きくなる零空間操作を行うことであり、グラフ上において上方に向かって、行列式値が大きくなる領域に移動することと等価である。
これらの調節を行うことができるのは、命令されたトルクが供給され、これとともに要求された特異点回避が行われた後にいずれかのジンバル・レートが未だ利用可能である場合である。
図11は、特異点を回避し、得られるトルクを最大限高めるための強制的及び自由裁量CMG106の移動を決定する方法を示す。第1ステップ、ステップ1102において、CMG106アレイの運動量状態を判定する。次に、ステップ1104において、アレイの現在の状態∂H/∂θ、半径方向運動量ベクトルHr、及び単位移動量ベクトルhを、CMG106毎に決定する。また、先に論じたような侵害CMG106も判定する。
ステップ1104の後、ステップ1116〜1122において自由裁量の移動を決定し、ステップ1110〜1114において強制的な移動を決定する。また、ステップ1106及び1108において暫定的な計算を行う。
ステップ1106において、角度Ψを決定する。先に論じたように、Ψは最適なCMG106の位置合わせの半径方向の線と運動量ベクトル906との間の角度である。
ステップ1108において、特異点回避判断基準を定義する境界を満たす操作の傾斜を計算する。先に論じたように、この境界が表す線は、CMG106がトルクを与えるために移動しているときに、角度Ψがその線よりも下になってはならないことを表す。
最初にステップ1116における自由裁量移動に移り、CMG106の現在の位置に対する最適角度を次の式から計算する。
Figure 0005241189
ステップ1118において、貫入(penetration)の深さを決定する。貫入の深さは、侵害CMG106の単位ベクトルが除外ゾーン902内部にどれくらい深くまで入っているかを表す。これは、最適角度θをΨから減算することによって計算することができる。
ステップ1120において、自由裁量の移動を決定する。先に論じたように、自由裁量の移動は、所与の運動量の大きさに対して、Ψ値を増大させて、システムの状態全体を改善する。これによって、システムにおいて得られるトルクを増大するが、特異点回避には十分でない。一実施形態例では、除外ゾーン902内にあるCMG106の運動量ベクトル906の貫入の深さを用いて、移動を実施するためのジンバル・レートを決定する。貫入の深さを減少させることによって、Ψを増大させ、得られるトルクに関して、システムの状態全体を高める。
ステップ1122において、CMG106のジンバルの各々に対する副ジンバル・レート・コマンドを、ステップ1120において計算した自由裁量の移動について決定する。
強制的な移動に移り、ステップ1110において、∂θ/∂H及び零ベクトルを決定する。ムーア−ペンローズの疑似反転を用いて、先に論じたようにして決定した、ヤコビ行列の反転は∂θ/∂Hであり、実施形態例では、3×2行列である。零ベクトルはトルクを生じないジンバル・レートのベクトルである。
境界を満たす操作に対する傾斜をステップ1108において決定した後、ステップ1112において、CMG106の移動は行列式の傾斜に追従しなければならない。言い換えると、ステップ1118において計算した傾斜は、零空間移動に対する判断基準として賦課される。
一実施形態例では、単純な逆ヤコビ制御行列を増大させて、Hr−Ψ平面(強制的零空間操作)において、計算した傾斜を賦課し、増大した制御行列を形成することができる。尚、賦課される傾斜作用は、半径方向の運動にみに限定されることを注記しておく。ディスクにおいて接線方向に移動する場合、Hrは変化せず、Hr−Ψ平面には運動がないはずである。式(6)の関係に基づいて、以下のように、この章の目標を達成する値krad及びktanを、各ジンバル状態において計算することができる(極座標)。
Figure 0005241189
ステップ1124において、ジンバル・レートに対する制限のように、システム特性全体に基づいてレート・ベクトルの方向を変更することなく、ステップ1114で決定した主レートを制限する。加えて、自由裁量零空間移動に対する副レートを、CMG106のレート制限まで、主レートに加算することができる。
「ルーフ」アレイとして構成した6つのCMGの集合について一実施形態例において論じたが、本発明の教示は、零空間において誘導することができるその他の構成や数のCMGにも適用可能である。
以上の発明の詳細な説明では、少なくとも1つの実施形態例を呈示したが、多数の変形が存在することは認められよう。また、1つ以上の実施形態例は単なる例に過ぎず、本発明の範囲、適用可能性、あるいは構成を限定することは全く意図していないことも認められよう。逆に、前述の詳細な説明は、当業者に、発明の実施形態例を実施するために便利なロード・マップを提供する。したがって、添付した特許請求の範囲に明記した発明の範囲及びその合法的な均等物から逸脱することなく、実施形態例に記載した要素の機能及び構成には種々の変更が可能であることは言外である。
本発明の教示によるCMG制御システムの一例を示すブロック図である。 本発明の教示にしたがって「ルーフ」アレイ・ジェオメトリに配列したCMGのアレイの実施形態例の図である。 本発明の教示による3つの平行CMGの運動量ベクトルを示す図である。 本発明の教示にしたがった、X方向に最大運動量を生成する運動量ベクトルの構成を示す図である。 本発明の教示にしたがった、Y方向に3hの最大運動量を生成する運動量ベクトルの構成を示す図である。 本発明の教示による、単独CMG整合を示す図である。 本発明の教示にしたがった、組み合わせると負のX方向に1hの正味運動量を形成する運動量ベクトルの異なる構成を示す図である。 本発明の教示にしたがった、組み合わせると、負のX方向に1hの正味運動量を形成する運動量ベクトルの異なる構成を示す図である。 本発明の教示にしたがった、組み合わせると、負のX方向に1hの正味運動量を形成する運動量ベクトルの異なる構成を示す図である。 本発明の教示による、種々の理想的な運動量ベクトルの組み合わせを示す図である。 本発明の教示による、可能な全てのジンバル角度集合の下における3つの平行CMGのシステムにおいて利用可能なトルクを示すグラフである。 本発明の教示による、理想的な構成から逸脱した3つの平行CMGの運動量ベクトルの集合例を示す図である。 本発明の教示による、制限点を有するHr−Ψフレームから見た、零空間の範囲を示すグラフである。 本発明の教示にしたがって、特異点を回避し利用可能なトルクを最大限高めるために、強制的及び自由裁量CMG移動を決定する方法を示すフローチャートである。

Claims (3)

  1. 零空間操作を可能にするように構成したコントロール・モーメント・ジャイロスコープ(CMG)(106)の集合の移動において特異点を回避する方法であって、
    特異点を回避するためのマージンを提供するため、侵害CMGのジンバル角度に基づいて強制的零空間操作を決定するステップと、
    前記侵害CMGのジンバル角度を調節して除外ゾーンへの貫入深さを減少させることによって得られるトルクを増大するための任意の零空間操作を決定するステップと、
    を備えていることを特徴とする方法。
  2. 宇宙船の姿勢を調節する制御システムであって、
    零空間操作を可能にするように構成されたコントロール・モーメント・ジャイロスコープ(CMG)(106)の集合と、
    前記CMG(106)の集合に結合され、特異点を回避するためのマージンを提供するために侵害CMGのジンバル角度に基づいて強制的零空間操作を決定し、前記侵害CMGのジンバル角度を調節して除外ゾーンへの貫入深さを減少させることによって得られるトルクを増大するための任意の零空間操作を決定するように構成された運動量アクチュエータ制御プロセッサと、
    を備えていることを特徴とする制御システム。
  3. 請求項2記載のシステムにおいて、前記運動量アクチュエータ制御プロセッサは更に、
    最適な角度を決定し、
    除外ゾーン内にある侵害CMG(106)の半径方向ベクトル及び運動量ベクトル間の第1角度を決定し、
    前記最適な角度と前記第1角度との間の距離に対応するものとして、前記侵害CMG(106)の動量ベクトルの前記除外ゾーンへの貫入深さを表す第2角度を決定する、
    ように構成されていることを特徴とするシステム。
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