JP5240458B2 - 航空機用翼 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機用翼のための前縁スラット、このようなスラットを使用した又はこのようなスラットを含む航空機用翼、及び、このような翼を含む航空機に関する。
航空機用翼の前縁スラットは、空気力学上有利であることが知られている。特に、前縁スラットは、翼上での失速の開始を遅延させることによって、前縁スラットを使用しなければ達成できない高迎角での飛行を可能にするものである。したがって、多くの航空機用翼にとって、翼に沿って可能な限りの長さに延在する前縁スラットを有することが望ましい。
翼のスラットが取り付けられる部分は、スラットに適合させるために相当の凹部とすることが多い。これによって、前縁スラットの翼幅方向の長さは、例えば、凹部に適合させることができない他の構造要素の存在、または、大きな格納スペースを要する航空機のシステム(例えば、除氷装置、油圧系統、及び/又は電気系統)を翼の前縁部に収納する必要性によって制限される。翼の、比較的大きな凹部、ひいてはスラットに適合させることができない部分は、翼の他の部分と比較して、初期フロー(premature flow)の劣化及び失速が発生し易い性質を有する。
スラットの端面の形状は、特に後退翼の場合には、使用時にスラットの端面を囲む翼構造物の大きさによっても制限される。これによって、スラットの端面の形状が、期待通りの空気力学的有利性を有するものとはならない可能性がある。
本発明は、上述した問題の少なくとも1つを軽減または解消することを目的とする。本発明の他の目的または追加の目的は、改善された前縁スラットを提供することである。
本発明は、前縁スラットを含む航空機用翼であって、前縁スラットは、本体部と、本体部の翼幅方向の端部に配置されたスラット延長部とを含み、翼弦を含む第1垂直面内のスラット延長部の断面積は、翼弦を含む第2垂直面内の本体部の断面積よりも小さいことを特徴とする。本発明に係るスラット延長部は、翼のスラット延長部の背後の領域の容積を比較的大きくすることを可能にしつつ、スラットが有する空気力学上の利点を少なくともある程度備えるものである。したがって、本発明に係る前縁スラットは、例えば、航空機の様々なシステムを翼内に収納する能力を損なうことなく、翼に沿った長さを従来の前縁スラットよりも延長することができる。それに加えて、あるいは、その代わりに、本発明に係る前縁スラットは、例えばエンジン支柱のような翼上の特定の構造要素に対して、従来の前縁スラットよりも近接するように延長することができる。
スラット延長部の断面積は、本体部の断面積の80%よりも小さいものであってもよく、より好ましくは60%よりも小さいものでも、さらに好ましくは50%よりも小さいものであってもよい。スラット延長部の断面積は、本体部の断面積の40%よりも小さいものであってもよく、特定の実施形態において、30%よりも小さいものであってもよい。あるいは、スラット延長部の断面積は、本体部の断面積の20%よりも小さいものであってもよく、10%よりも小さいものであってもよい。ここで、本明細書において、断面という用語(および、これから派生する用語)は、特に明記しない限り、航空機の翼弦を含む垂直面内の断面を意味する。
スラット延長部の断面積は、本体部の断面積の2%よりも大きいものであってもよく、より好ましくは5%よりも大きいものであってもよい。特定の実施形態において、スラット延長部の断面積は、本体部の断面積の10%よりも大きいものであってもよい。
スラット延長部と本体部は接合部で当接し、前縁スラットの断面積は接合部にわたって急激に変化するものであってもよい。前縁スラットの断面積の急激な変化とは、翼に沿った翼幅の0.1%の距離内における断面積の変化が20%を超える場合、より好ましくは30%を超える場合、さらに好ましくは50%を超える場合をいう。
スラット延長部は、その略全長に沿って略一定の断面積を有するものであってもよく、より好ましくは、略一定の断面形状を有するものであってもよい。本体部は、その略全長に沿って略一定の断面積を有するものであってもよく、より好ましくは、略一定の断面形状を有するものであってもよい。勿論、スラット延長部と本体部の断面形状がそれぞれ略一定の場合、スラット延長部と本体部との間の断面積の変化は急激なものとなる。
スラット延長部は、本体部にブレンドされるものであってもよい。すなわち、スラット延長部は、本体部へ延びるブレンド領域を含み、このブレンド領域の翼弦を含む垂直面内の断面積は、ブレンド領域にわたって滑らかに変化するものであってもよい。あるいは、本体部が、スラット延長部へ延びるブレンド領域を含み、このブレンド領域の翼弦を含む垂直面内の断面積は、ブレンド領域にわたって滑らかに変化するものであってもよい。ここで、ある領域にわたって断面積が滑らかに変化するとは、その領域内に、翼に沿った翼幅の0.02%の距離内における前縁スラットの断面積の変化が5%を超える部分がない場合、より好ましくは3%を超える部分がない場合、さらに好ましくは2%を超える部分がない場合を意味する。
スラット延長部の断面の外形は、本体部の断面の外形と大きく異なるものであってもよい。しかし、本発明の特定の実施形態において、スラット延長部の断面と本体部の断面とは類似している(但し、勿論、その大きさは異なる)ものである。
スラット延長部の前縁の外形は、本体部の前縁の外形の少なくとも一部に相当するものであってもよい。あるいは、スラット延長部の前縁の外形の一部のみ、例えば80%のみまたは50%のみが、本体部の前縁の外形の一部に相当するものであってもよい。ここで、前縁の外形とは、前縁スラットの、使用時に自由空気流に曝される面の外形を意味する。略同一の前縁外形を有することによって、前縁スラットの長さに沿って、空気力学的に有利な構造、及び、好ましくは空気力学的に最適な構造を備えることができる。
それに加えて、あるいは、その代わりに、スラット延長部の前縁の外形の少なくとも一部は、本体部の前縁の外形の少なくとも一部と連続するものであってもよい。連続する外形を有することによって、前縁スラットの外形がその長さに沿って滑らかとなり、空気力学的に有利なものとなる。
スラット延長部、好ましくは前縁スラットは背面を含み、この背面は、前方にスラット延長部、好ましくは前縁スラットが取り付けられる航空機用翼の一部の外形を補完するものであってもよい。スラット延長部の背面は、本体部の背面の前方に位置するものであってもよい。したがって、スラット延長部の背面は、本体部の背面と連続している必要はない。
スラット延長部の平均翼弦長は、本体部の平均翼弦長よりも小さいものであってもよい。スラット延長部の平均翼弦長は、本体部の平均翼弦長の80%よりも小さいものであってもよく、より好ましくは、60%よりも小さいものであってもよい。特定の実施形態において、スラット延長部の平均翼弦長は、本体部の平均翼弦長の40%よりも小さいものであってもよく、または30%よりも小さいものであってもよい。通常、前縁スラット及び/又はスラット延長部の翼弦は、当業者には容易に識別可能である。但し、これが不明の場合には、翼弦を、前縁スラット/スラット延長部の後縁と前縁スラット/スラット延長部の前縁上の特定の点を結ぶ仮想線であって、その特定の点における翼型(aerofoil)の接線がスラット/スラット延長部の翼弦に対して垂直であるものとして定義することができる。
スラット延長部の平均翼厚は、本体部の平均翼厚よりも小さいものであってもよい。スラット延長部の平均翼厚は、本体部の平均翼厚の80%よりも小さいものであってもよく、より好ましくは、60%よりも小さいものであってもよい。また、スラット延長部の平均翼厚は、本体部の平均翼厚の40%よりも小さいものであってもよく、または、30%よりも小さいものであってもよい。スラット延長部の平均翼厚比(翼厚対翼弦長比)は、本体部の平均翼厚比の150%よりも小さいものであってもよく、より好ましくは、120%よりも小さいものであってもよい。本発明の特定の実施形態において、スラット延長部は、本体部と比較して、その翼厚が翼弦長以上に比例的に減少するものである。したがって、スラット延長部の平均翼厚比は、本体部の平均翼厚比よりも小さいものであってもよい。スラット延長部の平均翼厚比は、本体部の平均翼厚比の90%よりも小さいものであってもよい。スラット延長部の平均翼厚比は、本体部の平均翼厚比の80%よりも小さいものであってもよく、または、70%よりも小さいものであってもよい。
スラット延長部は、テーパー付きの端部を有するものであってもよい。スラット延長部の翼厚及び/又は翼弦長は、本体部の翼幅方向の端部からスラット延長部の端部に向かって徐々に減少するものであってもよい。
通常、前縁スラット/スラット延長部の翼厚は、容易に識別可能である。但し、これが不明の場合には、前縁スラット/スラット延長部の翼弦から前縁スラット/スラット延長部の上面への垂直方向の距離の最大値として定義することができる。
前縁スラットの本体部及び/又はスラット延長部は、その長さに沿って略一定の断面を有するものであってもよく、この場合、平均翼弦長及び平均翼厚は、本体部及び/スラット延長部の任意の断面における翼弦長及び翼厚と実質的に同一である。
翼は、例えばエンジン支柱または翼端装置のような構造物をさらに含み、スラット延長部は、本体部の上記構造物に最も近接する翼幅方向の端部に配置されるものであってもよい。前縁スラットは、その翼幅方向の両端部に配置された2つのスラット延長部を含むものであってもよい。
本発明の別の態様では、前縁スラットを含む航空機用翼が提供され、この前縁スラットは、翼幅方向の第1端部から翼幅方向の第2端部まで及ぶ連続する前縁を形成する前面と、前面の反対側に配置される背面とを含んでいる。背面は、第1部分と第2部分とを含み、第2部分は、第1部分に対して凹部となっている。前縁スラットの第2部分の翼厚は、第1部分の翼厚よりも小さい(例えば、第1部分の翼厚の90%、好ましくは75%よりも小さい)。第2部分は、前縁スラットの翼幅方向の端部に配置されるものであってもよい。凹部である第2部分は、単に背面における1つの段差として形成されるものであってもよい。
勿論、本発明のこの態様は、本発明の他の態様と同様の主題に関するものである。したがって、本発明のこの態様の特徴を、本発明の他の態様に組み込むことも、逆に、本発明の他の態様の特徴を、本発明のこの態様に組み込むこともできる。例えば、本発明のこの態様における前縁スラットの背面の第1部分は、本発明の他の態様における前縁スラットの本体部の一部をなすものであってもよい。また、本発明のこの態様における前縁スラットの背面の第2部分は、本発明の他の態様におけるスラット延長部の一部をなすものであってもよい。このように、本体部に関連させて記載された特徴は、前縁スラットの背面の第1部分を形成する前縁スラットの一部に関連させて、本発明のこの態様に組み込むことができ、その逆も可能である。同様に、本発明の他の態様におけるスラット延長部に関連させて記載された特徴は、前縁スラットの背面の第2部分を形成する本発明のこの態様における前縁スラットの一部に組み込むことができ、その逆も可能である。例えば、前縁スラットの第1部分の断面は、前縁スラットの第2部分の断面と同様の形状を有し、大きさが異なるものであってもよい。
航空機用翼は、それぞれが上記前縁スラットである複数の前縁スラットを含むものであってもよい。
本発明のさらに別の態様では、上記航空機用翼で使用するための前縁スラットが提供される。
本発明のさらに別の態様では、航空機用翼が提供される。この航空機用翼の前方領域の少なくとも一部は、上記前縁スラットを受け入れて補完する形状を有し、航空機用翼の前方領域の少なくとも一部は、第1領域と第2領域とを含んでいる。第1領域は、前縁スラットが航空機用翼に設定されたときに前縁スラットの本体部を補完する形状を有し、第2領域は、前縁スラットが航空機用翼に取り付けられたときに前縁スラットのスラット延長部を補完する形状を有しており、第2領域は、第1領域よりも突出する。比較的容積の大きい第2領域には、例えば様々な航空機システムの装置を収納することができる。したがって、この航空機用翼は、使用時に、航空機システムの装置の収納による有害な影響を必ずしもこうむることなく、翼に沿って比較的長く延びた前縁スラットが存在することによって空気力学的に改善される点で有利なものである。
本発明のさらに別の態様では、上記航空機用翼を含む航空機が提供される。この航空機は、乾燥重量で50トンよりも重いものであってもよく、好ましくは、乾燥重量で200トンよりも重いものであってもよい。この航空機は、75人を超える乗客、より好ましくは、200人を超える乗客を輸送するように設計された航空機と同等のサイズであってもよい。
以下、添付図面を例示のための参考として使用して、本発明の様々な実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における航空機用翼1の一部を示す平面図である。この翼は、大型の商用航空機用の翼であり、翼本体3を含み、翼本体の前方領域には、前縁スラット5が取り付けられている。前縁スラット5は、本体部7と、本体部7の翼幅方向の端部に配置されたスラット延長部9を含む。
翼1は、25度の後退角を有している。但し、図1は、明瞭化のため、翼の前縁が紙面を横切り、例示した翼弦Cが前縁に対して傾斜するような配向で描かれている。
スラット5は、周知の前縁スラットと同様に、スラットが翼本体3に接するように配置される収容位置と、スラット5が翼本体3から離れるように移動した展開位置(図1に示す位置)との間を移動可能なものである。スラットは、その使用時に、過度に急激な逆圧力勾配から翼の前部を保護し、それによって、航空機の比較的高い迎角での飛行が可能となる。このような空気力学的な利点は、当業者には周知の事項である。
スラット延長部9は、高迎角性能を改善する上で、スラット本体部7とほぼ同様の作用を有し、固定前縁に対して大幅な改善をもたらすことが分かった。このことは、3種の翼型構成について、二次元流における迎角(Alpha)対揚力係数(CL)曲線を示した図2に、明瞭に示されている。図2に示す3種類の翼型構成は、スラットを備えていない非変形式(固定前縁)の翼型、本発明の実施形態に示す本体部に相当する形状および断面積を有するスラット(通常スラット)を備えた翼型、及び、本発明の実施形態に示すスラット延長部に相当する形状及び断面積を備えたスラット(短翼弦長スラット)を備えた翼型である。
図3は、スラット5の透視図である。本体部7及びスラット延長部9のそれぞれは、略一定の断面を有している。スラット延長部9は、本体部の翼幅方向の端部に配置されている。スラット延長部9は、接合部8で本体部7に当接し、スラットの断面積はこの接合部を横切って急激に変化する。
本体部7及びスラット延長部9は、使用時に自由空気流に曝される前面7a、9aと、スラットの収容時に、翼本体3に接するように配置される背面7b、9bを含む。スラット延長部9の前面9aの前縁外形は、スラット延長部9に隣接する本体部7の前面7aの前縁外形に相当する。加えて、スラット延長部の前縁は、本体部の前縁の一部と連続している。したがって、スラット5は、その全長に沿って滑らかな前縁を有している。
図4a及び図4bは、スラット5の2箇所の断面を示す断面図である。図4aは、翼弦を含む第垂直面A−A(図1参照)で切断した断面を示し、図4bは、翼弦を含む第垂直面B−B(図1参照)で切断した断面を示す。ここで、翼弦Cは、翼に沿った全ての位置で略平行である(図1参照)。
図4aには、3種の仮想的な外形が示されている。すなわち、スラット延長部9の断面が破線で示され、翼の非変形部(clean wing)11の外形が点線で示され、翼本体のスラット延長部の真後ろにある領域15の外形が一点鎖線で示されている。
スラット本体部7の断面はほぼ均一であり、0.5mの翼弦長C1と0.06mの翼厚T1を有している。その翼厚比(翼厚対翼弦長比)T1/C1は、0.12である。スラット延長部9の断面もほぼ均一であり、0.3m(すなわち、C1の60%)の翼弦長C2と0.045(すなわち、T1の75%)の翼厚T2を有している。その翼厚比T2/C2は、0.15(すなわち、T1/C1の125%)である。これによって、第垂直面B−B内のスラット延長部9の断面積は、第垂直面A−A内の本体部7の断面積の約30%となる。
本体部7に対してスラット延長部9の断面積が小さいことにより、翼本体3のスラット延長部の背後の領域の容積を比較的大きくし、この領域の凹部を、翼本体のスラット本体部の背後の領域よりも浅くすることができる。これは、翼本体3のスラットが取り付けられる前方領域を示した図5に、最も明瞭に示されている。
図5に示すように、翼本体3は、翼の非変形部11の前縁に対して凹部となる2つの領域を含む。但し、明瞭化のため、スラット展開機構の図示が省略されている。第1領域13は、スラット5が翼に取り付けられたときに本体部7の背面7を補完する形状を有している。第2領域15は、スラットが翼に取り付けられたときにスラット延長部9の背面9を補完する形状を有している。
本発明の第1実施形態において、第2領域15が翼の非変形部11から窪む距離は十分に小さく、第2領域を、エンジン支柱17及びエンジン19(図1参照)を支持するために必要な構造物に適合させることができる。したがって、航空機は、飛行中に、本体部7の長さに渡るスラット、及び、エンジン支柱17に近接する領域(この領域は、スラット延長部9によって保護される)中のスラットから、有利な作用を得ることができる。これによって、翼に沿って初期フロー(premature flow)の劣化及び失速が生じる長さが、既存の航空機と比較して低減する。
本発明の第2実施形態(図示は省略する)では、スラット延長部の翼弦長をスラット本体部の翼弦長の50%とし、スラット延長部の翼厚をスラット本体部の翼厚の40%とする。この場合、スラット延長部の翼厚比は、スラット本体部の翼厚比の80%となり、また、スラット延長部の断面積は、本体部の断面積の20%となる。これによって、翼本体のスラット延長部の背後の領域は、航空機の徐氷システム及びスラットの展開用駆動部を収納するために十分な大きさとなる。これによって、航空機の様々なシステムを翼中に収納する能力を損なうことなく、第1の実施形態と同様に、飛行中に、本体部の長さに渡るスラット、及び、スラット延長部の長さに渡るスラットから、有利な作用を得ることができる。
また、本発明の第2実施形態における翼は、翼端装置も含むものである。前縁スラットは、翼端装置に近接する翼幅方向の他方の端部に、第2のスラット延長部を備えている。第2のスラット延長部は、翼本体の翼端装置構造体を支持する領域を保護する一方、翼端装置支持構造体の大きさ及び強度を損なわないために十分小さい断面積を有するものである。
本発明の第3実施形態に従う航空機は、主として、第1実施形態に関連して上述したものと同様であるが、スラット延長部が、ブレンド領域を介して本体部にブレンドされるように形成される点で相違する。スラット延長部の断面積は、ブレンド領域において、本体部に隣接する部分の断面積から、その50%の値にまで徐々に減少する。スラット延長部の残りの部分は、一定の断面積(本体部の断面積の50%に等しい)を有する領域である中央部と、中央部の最外端の外側に存在するテーパー領域からなる。テーパー領域におけるスラット延長部の翼厚は、その長さに沿って徐々に減少する。
翼本体は、スラットに対応する形状を有しており、スラットに適合する凹部はブレンド領域にわたって徐々に減少し、また、テーパー領域にわたって徐々に減少する。本発明の第3実施形態に従う翼は、既知の航空機用翼と比較して、翼本体のスラット延長部の背後の容積を大きくすることを可能にしつつ、長いスラットと、空気力学上有利なスラット端部の構成を備えるものである。
以上、本発明を特定の実施形態に関連させて説明及び図示したが、本発明が、本明細書に記載されていない多様な変形に適することは、当業者には明らかである。上述した説明には、既知の、明白な、または予測可能な均等物を有する要素が記載されており、このような均等物は、それらが個別に記載されたものとして本明細書に含まれる。本発明の真の範囲は、任意の均等物を包含するものとして解釈するべきであり、本発明の真の範囲を判別するためには、請求項を参照しなければならない。また、好適な、有利な、または便利な、等々として記載された本発明の要素または特徴は、任意に選択可能なものであり、独立請求項の範囲を限定するものではないことも明らかである。
図1は、本発明の第1実施形態における航空機用翼の一部を示す平面図である。 図2は、3種の翼型構成について、CL−Alpha曲線をプロットしたグラフである。 図3は、本発明の第1実施形態における前縁スラットを示す透視図である。 図4a及び図4bは、本発明の第1実施形態における航空機用翼を示す断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態における翼本体の前方領域を示す透視図である。

Claims (18)

  1. 前縁スラットを含む航空機用翼であって、前記前縁スラットは、本体部と、該本体部の翼幅方向の端部に配置されたスラット延長部とを含み、翼弦を含む第1垂直面内の前記スラット延長部の断面積は、翼弦を含む第2垂直面内の前記本体部の断面積よりも小さく、前記航空機用翼の前方領域は第1及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記前縁スラットの本体部の背面を補完する形状を有し、前記第2領域は、前記スラット延長部の背面を補完する形状を有しており、前記スラット延長部の背面は、前記本体部の背面の前方に配置され、前記第2領域は、前記第1領域よりも突出する、ことを特徴とする航空機用翼。
  2. 前記スラット延長部の断面積は、前記本体部の断面積の60%よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の航空機用翼。
  3. 前記スラット延長部の断面積は、前記本体部の断面積の40%よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の航空機用翼。
  4. 前記スラット延長部の断面積は、前記本体部の断面積の5%よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  5. 前記スラット延長部は、該スラット延長部の略全長に沿って略一定の断面積を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  6. 前記スラット延長部及び前記本体部は接合部で当接し、前記前縁スラットの断面積は前記接合部にわたって、翼幅の0.1%の距離内で20%よりも大きく変化することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  7. 前記スラット延長部は、前記本体部へ延びるブレンド領域を含み、該ブレンド領域の翼弦を含む垂直面内の断面積は、前記ブレンド領域にわたって滑らかに変化することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  8. 前記スラット延長部の平均翼弦長は、前記本体部の平均翼弦長よりも小さいことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  9. 前記スラット延長部の平均翼弦長は、前記本体部の平均翼弦長の60%よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載の航空機用翼。
  10. 前記スラット延長部の平均翼弦長は、前記本体部の平均翼弦長の40%よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載の航空機用翼。
  11. 前記スラット延長部の平均翼厚は、前記本体部の平均翼厚よりも小さいことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  12. 前記スラット延長部の平均翼厚比は、前記本体部の平均翼厚比の80%と150%の間であることを特徴とする請求項11に記載の航空機用翼。
  13. 前記スラット延長部の前縁の外形は、前記本体部の前縁の外形の少なくとも一部に相当することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  14. 前記スラット延長部の前縁の外形の少なくとも一部は、前記本体部の前縁の外形の少なくとも一部と連続することを特徴とする請求項13に記載の航空機用翼。
  15. 前記航空機用翼は、エンジン支柱をさらに含み、前記スラット延長部は、前記本体部の前記エンジン支柱に最も近接する翼幅方向の端部に配置されることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の航空機用翼。
  16. 空機用翼で使用するための前縁スラットであって、本体部と、該本体部の翼幅方向の端部に配置されたスラット延長部とを含み、翼弦を含む第1垂直面内の前記スラット延長部の断面積は、翼弦を含む第2垂直面内の前記本体部の断面積よりも小さく、かつ、航空機用翼に取り付けられたときに、前記前縁スラットの本体部の背面が前記航空機用翼の前方領域の第1領域を補完する形状を有し、前記スラット延長部の背面が前記航空機用翼の前方領域の第2領域を補完する形成を有するように構成されるとともに、前記航空機用翼の前記第2領域が前記第1領域よりも突出するのに応じて、前記スラット延長部の背面は、前記本体部の背面の前方に配置される、ことを特徴とする前縁スラット
  17. 前方領域の少なくとも一部が、前縁スラットを受け入れて補完する形状を有する航空機用翼であって、前記前縁スラットは、本体部と、該本体部の翼幅方向の端部に配置されたスラット延長部とを含み、翼弦を含む第1垂直面内の前記スラット延長部の断面積は、翼弦を含む第2垂直面内の前記本体部の断面積よりも小さく、前記航空機用翼の前記前方領域の少なくとも一部は第1及び第2領域を含み、前記第1領域は、前記前縁スラットが前記航空機用翼に取り付けられたときに前記前縁スラットの本体部を補完する形状を有し、前記第2領域は、前記前縁スラットが前記航空機用翼に取り付けられたときに前記前縁スラットのスラット延長部を補完する形状を有しており、前記第2領域は、前記第1領域よりも突出する、ことを特徴とする航空機用翼。
  18. 請求項1から15、及び、請求項7のいずれか1項に記載の航空機用翼を含む航空機。
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