JP5239177B2 - 表示駆動装置及びそれを備えた表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばアクティブマトリクス型の駆動方式に対応した表示パネルを駆動する表示駆動装置、及び、そのような表示パネルと表示駆動装置とを備えた表示装置に関する。
近年、普及が著しいデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像機器や、携帯電話や携帯情報端子末(PDA)等の携帯機器において、画像や文字情報等を表示するための表示装置(ディスプレイ)として、また、コンピュータ等の情報端子末やテレビジョン等の映像機器のモニタやディスプレイとしても、薄型軽量で、低消費電力化が可能であり、表示画質にも優れた液晶表示装置(Liquid Crystal Display;LCD)が多用されている。
このような液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)型の表示画素が2次元配列(例えば、n行×m列に配列)された液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの表示画素(のTFT)を駆動する表示駆動装置と、から構成されるもので、表示駆動装置は、前記液晶表示パネルの各行の表示画素群を順次走査して選択状態に設定するゲートドライバ(走査線駆動回路)と、選択状態に設定された行の表示画素群に、映像信号に基づく表示信号電圧を一括して出力するソースドライバ(信号線駆動回路)と、それらゲートドライバ及びソースドライバにおける動作タイミングを制御するロジック部(コントロール回路)と、を含む。
ここで、表示駆動装置は、例えば特許文献1に開示されているように、外部から与えられる垂直同期信号及び水平同期信号を用いて駆動される。
図7は垂直系の動作タイミングチャート、図8は水平系の動作タイミングチャートをそれぞれ示している。なお、図7は1フィールドの垂直系有効表示範囲が240ライン、表示データが8ビット(D00:D07)の場合の例であり、また、図8は1ラインを1024クロックとし、水平系有効表示範囲がその内の960クロックである場合の例である。
液晶表示パネルの駆動において、例えば同期信号は、データ入力タイミングを決定するために必要な信号であり、外部から供給される。通常の駆動では、垂直同期信号VSYNCが入力された位置から数えられる垂直バックポーチと水平同期信号HSYNCが入力された位置から数えられる水平バックポーチ期間が経過した時点から、データ入力を開始する。表示駆動装置内部においては、垂直同期信号VSYNCは、ゲートドライバを構成する垂直カウンタのスタート位置決めの信号であり、水平同期信号HSYNCは、ソースドライバを構成する水平カウンタのスタート位置決めの信号となっている。
1ライン期間は、図8に示すように、画面表示を行う表示データ入力期間と画像表示を行わない期間(水平帰線期間)とから成り、水平帰線期間は、表示データ入力期間が終わってから水平同期信号HSYNCが立ち上がるまでの水平フロントポーチ期間と水平同期信号HSYNCが立ち上がってから表示データ入力期間が開始するまでの水平バックポーチ期間とから成る。
特開平9−65257号公報
上述のような液晶表示装置が携帯電話やデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の携帯機器に搭載される場合、小型化や低コスト化を図るために、機器側のシステムコントローラ等と接続するためのフレキシブルプリント基板(FPC)や、FPCコネクタの端子数をできるだけ減らして、FPCやFPCコネクタの外形を小さくしたいという要求がある。しかしながら、前述したような駆動においては、表示データを表示駆動装置外部から入力するとともに、複数の制御信号が表示駆動装置外部から入力され、複数の制御信号の内、少なくとも、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCの同期信号も表示駆動装置外部から入力する必要があった。そのため、表示駆動装置では、外部入力端子として表示データ入力用の複数の端子とともに、制御信号用の外部入力端子として、少なくとも同期信号用の2端子が必要になり、この同期信号用の2端子を無くすことはできなかった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたもので、外部入力端子数を削減した表示駆動装置、及び、それを備えた表示装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素を有する表示パネルを表示駆動する表示駆動装置において、
前記複数の表示画素を表示駆動するための複数のビットを有する表示データが時系列で入力され、各々に前記表示データの各ビットの信号が入力される複数の表示データ入力端子と、
前記複数の表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記表示駆動を行うために必要な複数の制御信号のうちの水平同期信号及び垂直同期信号を生成する信号生成回路と、
前記複数の表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記複数の表示データ入力端子の少なくとも一部の特定の表示データ入力端子に入力される信号を、前記複数の制御信号のうちの前記表示駆動に係わるパラメータの値を設定するための特定の制御信号として用いるように切り替える切替回路と、
を備え、
前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められた第1のパターン有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンと異なる予め決められた第2のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングと前記垂直同期信号の立ち上がりタイミングとを設定し、
前記切替回路は、前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが、前記第1及び第2のパターンと異なる予め決められた第3のパターンを有すると判定したとき、前記切り替えを行うことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明の表示駆動装置において、
前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第3のパターンと異なる予め決められた第4のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち下がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第4のパターンと異なる予め決められた第5のパターンを有すると判定したとき、前記垂直同期信号の立ち下がりタイミングを設定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項の発明の表示駆動装置において、
前記信号生成回路は、
前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められたパターンを持つか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段における判定結果が入力され、該判定結果に基づいて前記垂直同期信号及び前記水平同期信号を生成する同期信号生成手段と、
を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項3の発明の表示駆動装置において、
前記同期信号生成手段によって生成される前記垂直同期信号及び水平同期信号は所定のパルス幅を有し、該同期信号生成手段は、前記垂直同期信号及び水平同期信号を、前記判定手段によって判定される前記表示データの時系列的な組み合わせのパターンに応じて設定される前記立ち上がりタイミングで立ち上げて、前記所定のパルス幅で出力することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項3の発明の表示駆動装置において、
前記信号生成回路は、更に、
前記同期信号生成手段により前記垂直同期信号及び水平同期信号の少なくとも何れかが生成されてから、予め設定された期間の間、前記同期信号生成手段への前記判定手段の判定結果の入力を止めるマスク手段を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明の表示駆動装置において、
前記特定の制御信号は、前記パラメータとして垂直バックポーチ及び水平バックポーチの期間を設定するための信号であり
前記切替回路は、
前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが、前記第3のパターンを有するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段において前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第のパターンであると判定されたとき、前記特定の表示データ入力端子を前記特定の制御信号を入力するための制御信号入力端子として用いるように切り替える切替手段と、
を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項3の発明の表示駆動装置において、
前記判定手段は、
前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンを持つか否かを判定する第1の判定手段と、
前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第2のパターンを持つか否かを判定する第2の判定手段と、
を含み、
前記同期信号生成手段は、
前記第1の判定手段によって前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンを持つと判定されたとき、及び、前記第2の判定手段によって前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第2のパターンを持つと判定されたときに、前記水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段と、
前記水平同期信号生成手段が前記水平同期信号を生成してから予め設定された第1の期間の間、前記水平同期信号生成手段への前記第1の判定手段の判定結果の入力を止める第1のマスク手段と、
前記第2の判定手段によって前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第2のパターンを持つと判定されたときに、前記垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成手段と、
前記垂直同期信号生成手段が前記垂直同期信号を生成してから予め設定された第2の期間の間、前記垂直同期信号生成手段への前記第2の判定手段の判定結果の入力を止める第2のマスク手段と、
を有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明の表示駆動装置において、
前記特定の制御信号は、前記パラメータとして垂直バックポーチ及び水平バックポーチの期間を設定するための信号であり
前記切替回路は、
前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第3のパターンを持つか否かを判定する第4の判定手段と、
前記第4の判定手段によって前記第3のパターンを持つと判定されたときに、前記特定の表示データ入力端子を前記特定の制御信号を入力するための制御信号入力端子として用いるように切り替える切替手段と、
を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、表示装置において、
複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素を有する表示パネルと、
前記複数の走査ラインを順次選択する走査線駆動回路と、
前記複数の信号ラインに、複数のビットを有する表示データに基づく表示信号電圧を出力する信号線駆動回路と、
各々に前記表示データの各ビットの信号が時系列で入力される複数の表示データ入力端子と、前記各表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記表示パネルの前記複数の表示画素の表示駆動を行うために必要な複数の制御信号のうちの水平同期信号及び垂直同期信号を生成する信号生成回路と、前記複数の表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記複数の表示データ入力端子の少なくとも一部の特定の表示データ入力端子に入力される信号を、前記複数の制御信号のうちの前記表示駆動に係わるパラメータの値を設定するための特定の制御信号として用いるように切り替える切替回路と、を有し、前記信号生成回路で生成された前記水平同期信号及び前記垂直同期信号及び外部から供給される前記制御信号に従って、前記走査線駆動回路の順次選択及び前記信号線駆動回路の表示信号電圧出力のそれぞれの動作タイミングを制御するコントロール回路と、
を具備し、
前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められた第1のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンと異なる予め決められた第2のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングと前記垂直同期信号の立ち上がりタイミングとを設定し、
前記切替回路は、前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが、前記第1及び第2のパターンと異なる予め決められた第3のパターンを有すると判定したとき、前記切り替えを行うことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項の発明の表示装置において、
前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第3のパターンと異なる予め決められた第4のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち下がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第4のパターンと異なる予め決められた第5のパターンを有すると判定したとき、前記垂直同期信号の立ち下がりタイミングを設定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明の表示装置において、
前記信号生成回路は、
前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められたパターンを持つか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段における判定結果が入力され、該判定結果に基づいて前記垂直同期信号及び前記水平同期信号生成する同期信号生成手段と、
を有することを特徴とする。

本発明によれば、表示データの時系列な組み合わせに基づいて、表示パネルの表示駆動を行うために必要な複数の制御信号のうちの一部の特定の制御信号を表示駆動装置内部で生成するようにしているので、この特定の制御信号を外部から入力するための外部入力端子を持つ必要が無く、従来に比して外部入力端子数を削減した表示駆動装置、及び、それを備えた表示装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
まず、図1(A)乃至図5を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1(A)は、本第1実施形態に係る表示駆動装置及びそれを備えた表示装置の全体構成を示す概略構成図である。なお、ここでは、表示装置として、アクティブマトリックス型の液晶表示パネルを用いた液晶表示装置について説明する。また、図1(B)は、外部のシステムコントローラから表示データとして供給される同期信号作成入力データの例を示す図であり、図1(C)は、同期信号作成入力データに基づく垂直同期信号VSYNCの立上がり判定を説明するための図である。図2(A)は、判定のための回路構成の例を示すブロック図であり、図2(B)は、図2(A)中のHSYNC判定ブロックの構成の例を示す論理回路図である。図3(A)は、水平同期信号HSYNCの立上がり及び水平同期信号HSYNC且つ垂直同期信号VSYNCの立上がりの判定のための同期信号作成入力データの例を示す図であり、図3(B)は、図3(A)の同期信号作成入力データに基づく垂直系の動作タイミングチャートを示す図であり、図4は、同じく図3(A)の同期信号作成入力データに基づく水平系の動作タイミングチャートを示す図である。また、図5は、垂直、水平の両バックポーチを設定する信号のタイミングチャートを示す図である。なお、図3(B)は1フィールドの垂直系有効表示範囲が240ライン、表示データが8ビット(D00:D07)の場合の例であり、また、図4は1ラインを1024クロックとし、水平系有効表示範囲がその内の960クロックである場合の例である。
図1(A)に示すように、液晶表示装置10は、液晶表示パネル12と表示駆動装置14とから構成されている。表示駆動装置14は、ゲートドライバ(走査線駆動回路)16と、ソースドライバ(信号線駆動回路)18と、ロジック部(コントロール回路)20と、電源回路22と、を含む。
以下、各構成について説明する。液晶表示パネル12は、マトリクス状に配置された画素電極、及び、画素電極に対向して配置された共通電極(コモン電極;コモン電圧Vcom)、画素電極と共通電極の間に充填された液晶からなる液晶容量Clcと、画素電極にソースが接続されたTFT(以下、「画素トランジスタITFT」と記す)と、マトリクスの行方向に延伸し、複数の画素トランジスタITFTのゲートに接続された走査ラインLgと、マトリクスの列方向に延伸し、複数の画素トランジスタITFTのドレインに接続された信号ラインLdと、を有して構成され、後述するゲートドライバ16及びソースドライバ18により選択される画素電極に信号電圧を印加することにより、液晶の配列を制御して所定の画像情報を表示出力する。ここで、Csは、蓄積容量であり、前記液晶容量Clc、蓄積容量Cs及び画素トランジスタITFTは、液晶画素(表示画素)Pを構成する。
一方、表示駆動装置14のゲートドライバ16は、後述する電源回路22によって発生した所定電圧の走査信号を、後述するロジック部20から供給される垂直制御信号に基づいて、各走査ラインLgに順次印加して選択状態とし、前記信号ラインLdと交差する位置に配置された画素電極(表示画素)に対して、前記ソースドライバ18により信号ラインLdに供給された信号電圧を印加する(書き込む)線順次駆動が行われる。ここで、ゲートドライバ16は、特に図示はしないが、概略、シフトレジスタとバッファとを有して構成され、シフトレジスタにより一定方向に順次シフトして出力された信号がバッファを介して所定電圧の走査信号として液晶表示パネル12の各走査ラインLgに印加されることにより、各画素トランジスタITFTがオン状態とされ、前記ソースドライバ18により各信号ラインLdに印加された信号電圧が、画素トランジスタITFTを介して、各画素電極に印加される。
ソースドライバ18は、ロジック部20から供給される表示データに対応する信号電圧を生成して、ロジック部20から供給される水平制御信号に基づいて、信号ラインLdを介して各画素電極に供給する。ここで、ソースドライバ18は、特に図示しないが、概略、表示データを取り込んで保持するとともに、保持した表示データに対応する信号電圧を出力するサンプルホールド回路と該サンプルホールド回路のサンプルホールド動作を制御するシフトレジスタとを有して構成され、シフトレジスタにより一定方向に順次シフトして出力されたサンプルホールド制御信号が、サンプルホールド回路に順次印加されることにより、供給された表示データを取り込んで保持し、保持した各画像信号に対応した信号電圧が、液晶表示パネル12の各信号ラインLdに送出される。
ロジック部20は、複数の外部入力端子を有し、この外部入力端子は、例えば8ビット(D00:D07)の表示データが入力される入力端子(表示データ入力端子)26(図1(A)では簡略化のために1つの端子として示すが、実際には8個の端子よりなる)や、システムクロックCLK、シリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、シリアル通信用クロックSCK等の複数の制御信号が入力される入力端子28、30、32、34、等の複数の制御信号入力端子からなる。これら複数の外部入力端子は、図示しないシステムコントローラにFPCを介して接続され、そのシステムコントローラから前述の各種信号が供給されるようになっている。
液晶表示パネル12の駆動において、同期信号は、データ入力タイミングを決定するために必要な信号である。通常の駆動では、垂直同期信号VSYNCが入力された位置から数えられる垂直バックポーチと水平同期信号HSYNCが入力された位置から数えられる水平バックポーチの位置から、データ入力のタイミングを決定する。表示駆動装置14内部においては、垂直同期信号VSYNCは、ゲートドライバ16を構成する垂直カウンタのスタート位置決めの信号であり、水平同期信号HSYNCは、ソースドライバ18を構成する水平カウンタのスタート位置決めの信号となっている。
従来の液晶表示装置では、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCは外部から入力されるものであったが、本実施形態においては、前記ロジック部20にて、詳細は後述するようにして、表示データの所定の組み合わせからなる同期信号作成入力データの入力端子26への供給に応じて、前記垂直同期信号VSYNC及び前記水平同期信号HSYNCを生成するタイミング生成回路(信号生成回路)36を有する。そして、タイミング生成回路36により生成された垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCに基づいて垂直制御信号を生成してゲートドライバ16に、また水平制御信号を生成してソースドライバ18に、各々供給することにより、垂直カウンタ及び水平カウンタのスタート位置決めを行い、所定のタイミングで画素電極に信号電圧を印加して、液晶表示パネル12に所望の画像情報を表示させる制御を行う。
電源回路22は、特に図示はしていないがチャージポンプ/レギュレータ等を含み、例えば、外部から供給される電源(Vdd、Vss等)からゲートドライバ16の動作に必要な電圧(VGH、VGL)や、ソースドライバ18の動作に必要な電圧(VSH)等の各種電圧を生成して供給する。
タイミング生成回路36は内部レジスタを有し、該内部レジスタには、図1(B)に示すような同期信号作成入力データと垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCの関係を保持している。即ち、この例では、入力端子26に入力される表示データD00:D07がCLK毎に“1”→“2”→“3”→“4”→“5”と入力される組み合わせは「垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データとする。また、表示データD00:D07がCLK毎に“6”→“7”→“8”→“9”→“10”と入力される組み合わせは「垂直同期信号VSYNCの立下がり」を示す同期信号作成入力データとする。表示データD00:D07がCLK毎に“11”→“12”→“13”→“14”→“15”と入力される組み合わせは「水平同期信号HSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データとする。そして、表示データD00:D07がCLK毎に“16”→“17”→“18”→“19”→“20”と入力される組み合わせは「水平同期信号HSYNCの立下がり」を示す同期信号作成入力データとする。
而して、該ロジック部20内に構成されたタイミング生成回路は、図1(C)に示すように、例えば入力端子26に入力される表示データD00:D07がCLK毎に“1”→“2”→“3”→“4”→“5”と入力された場合、「垂直同期信号VSYNCの立上がり」と認知して、垂直同期信号VSYNCを立上げる。
このような動作を行うために、信号生成回路は、例えば図2(A)に示すような構成を採る。即ち、該タイミング生成回路36は、VSYNC判定ブロック(判定手段)38と、VSYNC生成ブロック(同期信号生成手段)40と、HSYNC判定ブロック(判定手段)42と、HSYNC生成ブロック(同期信号生成手段)44と、垂直マスクブロック(マスク手段)46と、水平マスクブロック(マスク手段)48と、インバータ50,52と、ANDゲート54,56とから構成される。なお、この構成は、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCの立上がりのみを同期信号作成入力データによって認知し、それら同期信号の立下がりは同期信号作成入力データによる認知ではなくて、立上がりからのクロック数によって決定するようにした場合の例である。
ここで、VSYNC判定ブロック38は、入力端子26に供給された表示データD00:D07と入力端子28に供給されたシステムクロックCLKとを入力とし、表示データD00:D07の組み合わせに基づいて「垂直同期信号VSYNCの立上がり」を認知して、「垂直同期信号VSYNCの立上がり」と認知したときにHレベルの信号を出力する。
VSYNC生成ブロック40は、カウンタで構成され、前記VSYNC判定ブロック38の出力信号がANDゲート54を介して供給されると共に、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、垂直同期信号VSYNCを出力する。即ち、該VSYNC生成ブロック40は、VSYNC判定ブロック38からHレベルが入力されたときに垂直同期信号VSYNCをHレベルに立上げると共に、そのカウント動作を開始する。そして、垂直同期信号VSYNCのHレベル期間として予め決められた第1のクロック数を計数したならば、垂直同期信号VSYNCをL(Low)レベルとする。
同様に、HSYNC判定ブロック42は、入力端子26に供給された表示データD00:D07と入力端子28に供給されたシステムクロックCLKとを入力とし、表示データD00:D07の組み合わせに基づいて「水平同期信号HSYNCの立上がり」を認知して、「水平同期信号HSYNCの立上がり」と認知したときにHレベルの信号を出力する。
HSYNC生成ブロック44は、カウンタで構成され、前記HSYNC判定ブロック42の出力信号がANDゲート56を介して供給されると共に、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、垂直同期信号HSYNCを出力する。即ち、該HSYNC生成ブロック44は、HSYNC判定ブロック42からHレベルが入力されたときに水平同期信号HSYNCをHレベルに立上げると共に、そのカウント動作を開始する。そして、水平同期信号HSYNCのHレベル期間として予め決められた第2のクロック数を計数したならば、水平同期信号HSYNCをLレベルとする。ここで、前記第1のクロック数と第2のクロック数は同じでも良いし、異なっていても良い。
なお、表示データ入力期間中に入力端子26に供給された表示データD00:D07に「水平同期信号HSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同一の組み合わせが含まれていた場合、タイミング生成回路36が誤動作してしまう可能性がある。この可能性を無くすために、水平マスクブロック48と、インバータ52及びANDゲート56を備えている。即ち、水平マスクブロック48は、HSYNC生成ブロック44で生成された水平同期信号HSYNCと入力端子28に供給されたシステムクロックCLKとを入力とし、水平同期信号HSYNCの立上がりから入力データ960CLK+水平バックポーチ期間の間、Hレベルとなる信号を出力するブロックである。このような水平マスクブロック48の出力信号をインバータ52を介してANDゲート56にマスク信号として供給することで、水平同期信号HSYNCの立上がりから表示データ入力期間の終了時点までは、HSYNC判定ブロック42の出力信号がHSYNC生成ブロック44に入力されることがないようにマスクする。即ち、表示データ入力期間及び水平バックポーチ期間に「水平同期信号HSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同様の組み合わせが入力された場合は、それを同期信号作成入力データとみなさないこととする。なお、これは、水平系有効表示範囲が960クロックの場合であり、他のクロック数分の水平系有効表示範囲の場合には、水平マスクブロック48は、そのクロック数分+水平バックポーチ期間の間Hレベルとなる信号を出力することは言うまでもない。
同様に、1フィールドにおける表示データ入力期間及び垂直バックポーチ期間での表示データ入力期間中に入力端子26に供給された表示データD00:D07に「垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同様の組み合わせが入力された場合、あるいは、垂直フロントポーチ期間での各ラインにおける表示データ入力期間中に入力端子26に供給された表示データD00:D07に「水平同期信号HSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同様の組み合わせが入力された場合にも、タイミング生成回路36が誤動作してしまう可能性がある。
そこで、前者の可能性を無くすために、垂直マスクブロック46と、インバータ50及びANDゲート54を備えている。即ち、垂直マスクブロック48は、VSYNC生成ブロック40で生成された垂直同期信号VSYNCと入力端子28に供給されたシステムクロックCLKとを入力とし、垂直同期信号VSYNCの立上がりから240ライン+垂直バックポーチ期間の間、Hレベルとなる信号を出力するブロックである。このような垂直マスクブロック46の出力信号をインバータ50を介してANDゲート54にマスク信号として供給することで、垂直同期信号VSYNCの立上がりから垂直フロントポーチ期間の開始時点までは、VSYNC判定ブロック38の出力信号がVSYNC生成ブロック40に入力されることがないようにマスクする。即ち、1フィールドにおける表示データ入力期間及び垂直バックポーチ期間に「垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同様の組み合わせが入力された場合は、それを同期信号作成入力データとみなさないこととする。なお、これは、1フィールドの垂直系有効表示範囲が240ラインの場合であり、他のライン数の場合には、垂直マスクブロック46は、そのライン数+垂直バックポーチ期間の間Hレベルとなる信号を出力することは言うまでもない。
また、後者の可能性を無くすために、前記水平マスクブロック48の出力信号を前記インバータ52を介して前記ANDゲート54にもマスク信号として供給するようにしている。これにより、水平同期信号HSYNCの立上がりから1ラインにおける表示データ入力期間の終了時点までは、VSYNC判定ブロック38の出力信号がVSYNC生成ブロック40に入力されることがないようにマスクする。即ち、1ラインにおける表示データ入力期間及び水平バックポーチ期間に「垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同様の組み合わせが入力された場合は、それを同期信号作成入力データとみなさないこととする。なお、これは、水平系有効表示範囲が960クロックの場合であり、他のクロック数分の水平系有効表示範囲の場合には、水平マスクブロック48は、そのクロック数分+水平バックポーチ期間の間Hレベルとなる信号を出力することは言うまでもない。
なお、前記VSYNC判定ブロック38は、例えば「垂直同期信号VSYNCの立上がり」を図1(B)に示したような同期信号作成入力データで判断するとした場合、図2(B)に示すように、9個のANDゲート58〜74と、4個のフリップフロップ(FF)76〜82と、から構成することができる。
即ち、ANDゲート58には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持された同期信号作成入力データの内、1クロック目のデータ(この場合“1”)とが入力され、その出力がフリップフロップ76の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ76のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート62の一方の入力端子に供給される。
また、ANDゲート60には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持された同期信号作成入力データの内、2クロック目のデータ(この場合“2”)とが入力され、その出力がANDゲート62の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート62の出力がフリップフロップ78の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ78のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート66の一方の入力端子に供給される。
ANDゲート64には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持された同期信号作成入力データの内、3クロック目のデータ(この場合“3”)とが入力され、その出力がANDゲート66の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート66の出力がフリップフロップ80の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ80のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート70の一方の入力端子に供給される。
ANDゲート68には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持された同期信号作成入力データの内、4クロック目のデータ(この場合“4”)とが入力され、その出力がANDゲート70の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート70の出力がフリップフロップ82の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ82のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート74の一方の入力端子に供給される。
そして、ANDゲート72には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持された同期信号作成入力データの内、5クロック目のデータ(この場合“5”)とが入力され、その出力がANDゲート74の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート74の出力が、当該VSYNC判定ブロック38の出力信号として、前述したようにANDゲート54を介してVSYNC生成ブロック40に供給されるようになっている。
従って、システムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“1”を読み込むと、ANDゲート58の出力はHレベルとなり、フリップフロップ76からHレベルの出力信号がANDゲート62に供給される。しかしながら、このとき、ANDゲート60の出力はLレベルであるので、ANDゲート62の出力はLレベルのままである。従って、次段以降の各部の出力もLレベルのままであるので、最終段のANDゲート74から出力される該VSYNC判定ブロック38の出力信号はLレベルである。
次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“2”を読み込むと、ANDゲート60の出力はHレベルとなる。フリップフロップ76の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート62の出力信号もHレベルとなって、フリップフロップ78からHレベルの出力信号がANDゲート66に供給される。しかしながら、このとき、ANDゲート64の出力はLレベルであるので、ANDゲート66の出力はLレベルのままである。従って、次段以降の各部の出力もLレベルのままであるので、最終段のANDゲート74から出力される該VSYNC判定ブロック38の出力信号はLレベルである。
次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“3”を読み込むと、ANDゲート64の出力はHレベルとなる。フリップフロップ76,78の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート66の出力信号もHレベルとなって、フリップフロップ80からHレベルの出力信号がANDゲート70に供給される。しかしながら、このとき、ANDゲート68の出力はLレベルであるので、ANDゲート70の出力はLレベルのままである。従って、次段以降の各部の出力もLレベルのままであるので、最終段のANDゲート74から出力される該VSYNC判定ブロック38の出力信号はLレベルである。
次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“4”を読み込むと、ANDゲート68の出力はHレベルとなる。フリップフロップ76,78,80の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート70の出力信号もHレベルとなって、フリップフロップ82からHレベルの出力信号がANDゲート74に供給される。しかしながら、このとき、ANDゲート72の出力はLレベルであるので、ANDゲート74の出力はLレベルのままである。従って、このANDゲート74から出力される該VSYNC判定ブロック38の出力信号はLレベルである。
そして、次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“5”を読み込むと、ANDゲート72の出力はHレベルとなる。フリップフロップ76〜82の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート74の出力信号もHレベルとなる。
こうして、入力端子26に入力される表示データD00:D07として、CLK毎に“1”→“2”→“3”→“4”→“5”と入力される組み合わせが与えられたときに、VSYNC判定ブロック38からHレベルの信号が出力される。
フリップフロップ76〜82に供給する図示しないリセット信号としては、例えば、VSYNC生成ブロック40からの垂直同期信号VSYNCに基づいて生成すれば良い。
なお、HSYNC判定ブロック42についても、内部レジスタ84から与えられる同期信号作成入力データが前記VSYNC判定ブロック38と異なるだけで、論理回路構成は前記VSYNC判定ブロック38と同様である。従って、このHSYNC判定ブロック42の構成の図示及びその説明は省略する。
また、同様の構成で同期信号の立下がりの同期信号作成入力データを認知することができるので、その出力でVSYNC生成ブロック40及びHSYNC生成ブロック44を構成するカウンタにリセットをかけることで同期信号を立下げることができる。そのようにすれば、垂直、水平同期信号のHレベル期間を、予め決められたクロック数分ではなくて任意の長さに設定できる。
次に、前記のような構成の液晶表示装置10における垂直系及び水平系の動作タイミングを説明する。
ここでは、図3(A)に示すように、入力端子26に入力される表示データD00:D07がCLK毎に“11”→“12”→“13”→“14”→“15”と入力される組み合わせが「水平同期信号HSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データとし、表示データD00:D07がCLK毎に“21”→“22”→“23”→“24”→“25”と入力される組み合わせが「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データとする。従って、この場合は、HSYNC判定ブロック42は、“11”→“12”→“13”→“14”→“15”の同期信号作成入力データにより「水平同期信号HSYNCの立上がり」を認知するための回路と、“21”→“22”→“23”→“24”→“25”の同期信号作成入力データにより「水平同期信号HSYNCの立上がり」を認知するための回路と、が構成されている。これは、水平マスクブロック48が初期読み込みの時点でずれてしまった場合を想定し、「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」の表示データD00:D07の組み合わせ(HSYNC+VSYNCパターン)入力時に、水平マスクブロック48にもリセットがかかるようにするためである。
垂直系の動作タイミングは、図3(B)に示すように、入力端子26より「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データが入力されると、前述したようにしてタイミング生成回路36において垂直同期信号VSYNCが立ち上がり、1フィールド期間がスタートし、垂直マスクブロック46が動作開始する。この垂直マスクブロック46により、前述したように垂直バックポーチ期間に「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同様の組み合わせが入力されても、それを無視することができる。なお、この垂直バックポーチ期間が何ライン分であるかは、シリアル通信により外部からロジック部20の内部レジスタ84に予め設定されている。
垂直同期信号VSYNCが立ち上がって1フィールド期間がスタートした後は、図4に示すように、入力端子26より「水平同期信号HSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データが入力される毎に、前述したようにしてタイミング生成回路36において水平同期信号HSYNCが立ち上がり、1ライン期間がスタートし、水平マスクブロック48が動作開始する。この水平マスクブロック48により、前述したように1ラインにおける表示データ入力期間及び水平バックポーチ期間に「水平同期信号HSYNCの立上がり」又は「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データと同様の組み合わせが入力されても、それを無視することができる。なお、水平バックポーチ期間が何クロック分であるかは、シリアル通信により外部からロジック部20の内部レジスタ84に予め設定されている。
実際には、表示データD00:D07は、システムクロックCLKの立下がり同期で入力され、それを表示駆動装置14内部にてシステムクロックCLKの立上がり同期に変換するので、図4に示すように、ロジック部20では、システムクロックCLKの立上がりにて、入力端子26より同期信号作成入力データが入力されたか否かを判別できる。そのため、表示駆動装置14内部では、半クロック分の遅れが存在する。
而して、ロジック部20では、シリアル通信によって水平バックポーチとして予め設定されたクロック数分を待った後、1ラインにおける表示データ入力期間において、1クロック期間に1画素ずつ、1ライン分の表示データを読み込む。なお、この1ライン分入力された表示データは、次の1ライン期間に、ソースドライバ18より液晶表示パネル12に印加され、ゲートドライバ16によって選択された当該表示データに対応するラインに表示されることになる。
ロジック部20において、1ライン分の表示データの読み込みが終了したとき、水平マスクブロック48の動作も終了して、「水平同期信号HSYNCの立上がり」又は「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データの入力を無視することも終了する。そして、「水平同期信号HSYNCの立上がり」又は「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データの入力に応じて、水平同期信号HSYNCを立ち上げる。この1ラインにおける表示データ入力期間が終了してから水平同期信号HSYNCを立ち上げるまでの期間が水平フロントポーチ期間である。
なお、1フィールドの表示データ入力期間中に、入力端子26より「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データが入力されても、垂直マスクブロック46により、それを無視することができることは前述した通りである。そして、1フィールド分の表示データの読み込みが終了したとき、垂直マスクブロック46の動作も終了して、「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データを無視することも終了する。従って、「水平同期信号HSYNCの立上がり且つ垂直同期信号VSYNCの立上がり」を示す同期信号作成入力データの入力に応じて、垂直同期信号HSYNCを立ち上げる。この1フィールドにおける表示データ入力期間が終了してから垂直同期信号VSYNCを立ち上げるまでの期間が垂直フロントポーチ期間である。
なお、前述したように、前記垂直バックポーチ及び水平バックポーチは、シリアル通信を用いて該表示駆動装置14に設定される。シリアル通信は、入力端子30乃至34に入力されるシリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、及びシリアル通信用クロックSCKを用いて、図5のように行われる。
即ち、ロジック部20は、入力端子30に入力されるシリアル通信用チップセレクト信号CSがHレベルからLレベルに立下がったならば、入力端子32に入力される12ビットのシリアル通信用データDIを、入力端子34に入力されるシリアル通信用クロックSCKの立上がりで取り込む。なお、シリアル通信用チップセレクト信号CSがLレベルの期間に取り込んだデータが12ビットに満たない場合には、その取り込んだデータはすべて破棄する。また、12ビットを超える場合には、最後に取り込んだ12ビットが有効になる。
ロジック部20内において、このようなシリアル通信に関する回路は、入力端子28に入力されるシステムクロックCLKで動作する他の回路と完全に独立して動作する。そのため、任意のタイミングで設定が可能となっている。
以上のように、本第1実施形態に係る表示駆動装置では、入力される表示データD00:D07の組み合わせによって水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCと等価の信号を作成できるので、水平同期信号HSYNC及び垂直同期信号VSYNCを外部から入力するための独立した2つの入力端子が不要となり、表示駆動装置14の端子数を削減することができる。従って、FPCやFPCコネクタの外形をコンパクトにすることが可能になる。
また、垂直マスクブロック46、水平マスクブロック48、インバータ50,52、ANDゲート54,56によりマスク手段を構成しているので、不適切な期間に同期信号作成入力データと同一の組み合わせが入力端子26に供給された表示データD00:D07に含まれたとしても、タイミング生成回路36が誤動作してしまうことはない。
[第2実施形態]
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
図6は、本第2実施形態に係る表示駆動装置及びそれを備えた表示装置における要部の構成を示す図である。
前述の第1実施形態で説明したように、垂直バックポーチ及び水平バックポーチは通常、シリアル通信を用いて表示駆動装置14に設定される。シリアル通信は、シリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、シリアル通信用クロックSCKを用いて、図5のように行われる。従って、このシリアル通信のために3個の独立した入力端子(制御信号)30,32,34が必要となっている。
本第2実施形態は、垂直バックポーチ及び水平バックポーチを設定するためのシリアル通信を、入力端子26に入力される表示データD00:D07と入力端子28に入力されるシステムクロックCLKとを用いて行うようにしたものである。
即ち、前記ロジック部20では、内部レジスタに、前述の第1実施形態のような同期信号作成入力データと垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCの関係を保持すると共に、シリアル通信への切り替えを指示するシリアル通信切替入力データのパターンを保持している。例えば、この例では、入力端子26に入力される表示データD00:D07がCLK毎に“26”→“27”→“28”→“29”→“30”と入力される組み合わせがシリアル通信への切り替えを示すシリアル通信切替入力データとする。
そして、ロジック部20内には更に、図6に示すように、9個のANDゲート88〜104と、4個のフリップフロップ(FF)106〜112と、3個の切替スイッチ114〜118と、からなる切替回路86が構成されている。
ここで、ANDゲート88には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持されたシリアル通信切替入力データの内、1クロック目のデータ(この場合“26”)と、が入力され、その出力がフリップフロップ106の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ106のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート92の一方の入力端子に供給される。
また、ANDゲート90には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持されたシリアル通信切替入力データの内、2クロック目のデータ(この場合“27”)と、が入力され、その出力がANDゲート92の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート92の出力がフリップフロップ108の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ108のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート96の一方の入力端子に供給される。
ANDゲート94には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持されたシリアル通信切替入力データの内、3クロック目のデータ(この場合“28”)と、が入力され、その出力がANDゲート96の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート96の出力がフリップフロップ110の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ110のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート100の一方の入力端子に供給される。
ANDゲート98には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持されたシリアル通信切替入力データの内、4クロック目のデータ(この場合“29”)と、が入力され、その出力がANDゲート100の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート100の出力がフリップフロップ112の入力端子Dに供給される。このフリップフロップ112のクロック端子CLKには、入力端子28に供給されたシステムクロックCLKが入力され、出力端子Qからの出力信号はANDゲート104の一方の入力端子に供給される。
ANDゲート102には、入力端子26に供給された表示データD00:D07と、内部レジスタ84に保持されたシリアル通信切替入力データの内、5クロック目のデータ(この場合“30”)と、が入力され、その出力がANDゲート104の他方の入力端子に供給される。そして、このANDゲート104の出力が、切替スイッチ114〜118の切替制御信号として、それら切替スイッチ114〜118に供給される。
切替スイッチ114は、ANDゲート104から出力される切替制御信号がHレベルの場合に、入力端子26に供給された表示データD00を、シリアル通信用チップセレクト信号CSとして切り替え出力するスイッチである。切替スイッチ116は、ANDゲート104から出力される切替制御信号がHレベルの場合に、入力端子26に供給された表示データD01を、シリアル通信用データDIとして切り替え出力するスイッチである。切替スイッチ118は、ANDゲート104から出力される切替制御信号がHレベルの場合に、入力端子26に供給された表示データD02を、シリアル通信用クロックSCKとして切り替え出力するスイッチである。
従って、システムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“26”を読み込むと、ANDゲート88の出力はHレベルとなり、フリップフロップ106からHレベルの出力信号がANDゲート92に供給され。しかしながら、このとき、ANDゲート90の出力はLレベルであるので、ANDゲート92の出力はLレベルのままである。従って、次段以降の各部の出力もLレベルのままであるので、ANDゲート104から出力される切替制御信号はLレベルである。よって、切替スイッチ114〜118はL側に切り替えられたままであり、該切替回路86からは、入力端子26に供給された表示データD00:D02が出力される。
次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“27”を読み込むと、ANDゲート90の出力はHレベルとなる。フリップフロップ106の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート92の出力信号もHレベルとなって、フリップフロップ108からHレベルの出力信号がANDゲート96に供給される。しかしながら、このとき、ANDゲート94の出力はLレベルであるので、ANDゲート96の出力はLレベルのままである。従って、次段以降の各部の出力もLレベルのままであるので、ANDゲート104から出力される切替制御信号はLレベルである。よって、切替スイッチ114〜118はL側に切り替えられたままであり、該切替回路86からは、入力端子26に供給された表示データD00:D02が出力される。
次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“28”を読み込むと、ANDゲート94の出力はHレベルとなる。フリップフロップ106,108の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート96の出力信号もHレベルとなって、フリップフロップ110からHレベルの出力信号がANDゲート100に供給される。しかしながら、このとき、ANDゲート98の出力はLレベルであるので、ANDゲート100の出力はLレベルのままである。従って、次段以降の各部の出力もLレベルのままであるので、ANDゲート104から出力される切替制御信号はLレベルである。よって、切替スイッチ114〜118はL側に切り替えられたままであり、該切替回路86からは、入力端子26に供給された表示データD00:D02が出力される。
次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“29”を読みと込むと、ANDゲート98の出力はHレベルとなる。フリップフロップ106,108,110の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート100の出力信号もHレベルとなって、フリップフロップ112からHレベルの出力信号がANDゲート104に供給される。しかしながら、このとき、ANDゲート102の出力はLレベルであるので、ANDゲート104から出力される切替制御信号はLレベルである。よって、切替スイッチ114〜118はL側に切り替えられたままであり、該切替回路86からは、入力端子26に供給された表示データD00:D02が出力される。
そして、次のシステムクロックCLKの立上がりで表示データD00:D07として“30”を読み込むと、ANDゲート102の出力はHレベルとなる。フリップフロップ106〜112の出力は図示しないリセット信号が与えられるまでHレベルに保持されているので、ANDゲート104から出力される切替制御信号はHレベルとなる。よって、切替スイッチ114〜118はH側に切り替えられ、以降、入力端子26に供給される表示データD00:D02が、該切替回路86からシリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、及びシリアル通信用クロックSCKとして出力される。
こうして、入力端子26に入力される表示データD00:D07として、CLK毎に“26”→“27”→“28”→“29”→“30”と入力される組み合わせが与えられたときに、それ以降前記フリップフロップ106〜112に図示しないリセット信号が与えられるまで、入力端子26に入力される表示データD00:D02がシリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、及びシリアル通信用クロックSCKとして出力される。
ロジック部20内において、従来と同様、それらシリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、及びシリアル通信用クロックSCKを用いて、垂直バックポーチ及び水平バックポーチの期間を設定することができる。
このようなシリアル通信切替入力データに基づくシリアル通信は、同期信号作成入力データを無視する垂直フロントポーチ期間を用いて行うことで、表示データに影響の出ない駆動が可能である。
なお、フリップフロップ106〜112に供給する図示しないリセット信号としては、例えば、ANDゲート104から出力される切替制御信号に基づいて生成すれば良い。
以上のように、本第2実施形態に係る表示駆動装置によれば、入力される表示データD00:D07の組み合わせによってシリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、シリアル通信用クロックSCKと等価の信号を作成できるので、シリアル通信用チップセレクト信号CS、シリアル通信用データDI、及びシリアル通信用クロックSCKを外部から入力するための独立した3つの入力端子が不要となり、表示駆動装置14の端子数を削減することができる。従って、FPCやFPCコネクタの外形をコンパクトにすることが可能になる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、前記実施形態では、1フィールドの垂直系有効表示範囲が240ライン、表示データが8ビット(D00:D07)、1ラインを1024クロックとし、水平系有効表示範囲がその内の960クロックとした場合で説明したが、他のライン数、ビット数、クロック数を有するものであっても良い。
また、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCの両方の入力端子を削減する例を説明したが、一方のみを削減する構成としても、端子数の削減という点からは意味があるものである。
同様に、第2実施形態は第1実施形態を前提に説明したが、同期信号用の入力端子は従来のまま備え、シリアル通信のラインのみを入力端子26に入力される表示データに基づいて切り替え接続するようにしても、端子数の削減という点からは意味があるものである。
また、同期信号作成入力データ及びシリアル通信切替入力データについても、任意のパターンであって良い。
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る表示駆動装置及びそれを備えた表示装置の全体構成を示す概略構成図であり、図1(B)は、外部のシステムコントローラから表示データとして供給される同期信号作成入力データの例を示す図であり、図1(C)は、同期信号作成入力データに基づく垂直同期信号VSYNCの立上がり判定を説明するための図である。 図2(A)は、判定のための回路構成の例を示すブロック図であり、図2(B)は、図2(A)中のHSYNC判定ブロックの構成の例を示す論理回路図である。 図3(A)は、水平同期信号HSYNCの立上がり及び水平同期信号HSYNC且つ垂直同期信号VSYNCの立上がりの判定のための同期信号作成入力データの例を示す図であり、図3(B)は、図3(A)の同期信号作成入力データに基づく垂直系の動作タイミングチャートを示す図である。 図4は、図3(A)の同期信号作成入力データに基づく水平系の動作タイミングチャートを示す図である。 図5は、垂直、水平の両バックポーチを設定する信号のタイミングチャートを示す図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る表示駆動装置及びそれを備えた表示装置における要部である切替回路の構成を示す図である。 図7は、従来の表示駆動装置における垂直系の動作タイミングチャートを示す図である。 図8は、従来の表示駆動装置における水平系の動作タイミングチャートを示す図である。
符号の説明
10…液晶表示装置、 12…液晶表示パネル、 14…表示駆動装置、 16…ゲートドライバ、 18…ソースドライバ、 20…ロジック部、 22…電源回路、 26…入力端子、 28…入力端子、 30,32,34…入力端子、 36…タイミング生成回路、 38…VSYNC判定ブロック、 40…VSYNC生成ブロック、 42…HSYNC判定ブロック、 44…HSYNC生成ブロック、 46…垂直マスクブロック、 48…水平マスクブロック、 50,52…インバータ、 54,56,58,60,62,64,66,68,70,72,74,88,90,92,94,96,98,100,102,104…ANDゲート、 76,78,80,82,106,108,110,112…フリップフロップ、 84…内部レジスタ、 86…切替回路、 114,116,118…切替スイッチ。

Claims (11)

  1. 複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素を有する表示パネルを表示駆動する表示駆動装置において、
    前記複数の表示画素を表示駆動するための複数のビットを有する表示データが時系列で入力され、各々に前記表示データの各ビットの信号が入力される複数の表示データ入力端子と、
    前記複数の表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記表示駆動を行うために必要な複数の制御信号のうちの水平同期信号及び垂直同期信号を生成する信号生成回路と、
    前記複数の表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記複数の表示データ入力端子の少なくとも一部の特定の表示データ入力端子に入力される信号を、前記複数の制御信号のうちの前記表示駆動に係わるパラメータの値を設定するための特定の制御信号として用いるように切り替える切替回路と、
    を備え、
    前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められた第1のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンと異なる予め決められた第2のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングと前記垂直同期信号の立ち上がりタイミングとを設定し、
    前記切替回路は、前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが、前記第1及び第2のパターンと異なる予め決められた第3のパターンを有すると判定したとき、前記切り替えを行うことを特徴とする表示駆動装置。
  2. 前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第3のパターンと異なる予め決められた第4のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち下がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第4のパターンと異なる予め決められた第5のパターンを有すると判定したとき、前記垂直同期信号の立ち下がりタイミングを設定することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  3. 前記信号生成回路は、
    前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められたパターンを持つか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段における判定結果が入力され、該判定結果に基づいて前記垂直同期信号及び前記水平同期信号を生成する同期信号生成手段と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の表示駆動装置。
  4. 前記同期信号生成手段によって生成される前記垂直同期信号及び水平同期信号は所定のパルス幅を有し、該同期信号生成手段は、前記垂直同期信号及び水平同期信号を、前記判定手段によって判定される前記表示データの時系列的な組み合わせのパターンに応じて設定される前記立ち上がりタイミングで立ち上げて、前記所定のパルス幅で出力することを特徴とする請求項3に記載の表示駆動装置。
  5. 前記信号生成回路は、更に、
    前記同期信号生成手段により前記垂直同期信号及び水平同期信号の少なくとも何れかが生成されてから、予め設定された期間の間、前記同期信号生成手段への前記判定手段の判定結果の入力を止めるマスク手段を有することを特徴とする請求項3に記載の表示駆動装置。
  6. 前記特定の制御信号は、前記パラメータとして垂直バックポーチ及び水平バックポーチの期間を設定するための信号であり、
    前記切替回路は、
    前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが、前記第3のパターンを有するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段において前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第3のパターンであると判定されたとき、前記特定の表示データ入力端子を前記特定の制御信号を入力するための制御信号入力端子として用いるように切り替える切替手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  7. 前記判定手段は、
    前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンを持つか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第2のパターンを持つか否かを判定する第2の判定手段と、
    を含み、
    前記同期信号生成手段は、
    前記第1の判定手段によって前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンを持つと判定されたとき、及び、前記第2の判定手段によって前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第2のパターンを持つと判定されたときに、前記水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段と、
    前記水平同期信号生成手段が前記水平同期信号を生成してから予め設定された第1の期間の間、前記水平同期信号生成手段への前記第1の判定手段の判定結果の入力を止める第1のマスク手段と、
    前記第2の判定手段によって前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第2のパターンを持つと判定されたときに、前記垂直同期信号を生成する垂直同期信号生成手段と、
    前記垂直同期信号生成手段が前記垂直同期信号を生成してから予め設定された第2の期間の間、前記垂直同期信号生成手段への前記第2の判定手段の判定結果の入力を止める第2のマスク手段と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の表示駆動装置。
  8. 前記特定の制御信号は、前記パラメータとして垂直バックポーチ及び水平バックポーチの期間を設定するための信号であり、
    前記切替回路は、
    前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第3のパターンを持つか否かを判定する第4の判定手段と、
    前記第4の判定手段によって前記第3のパターンを持つと判定されたときに、前記特定の表示データ入力端子を前記特定の制御信号を入力するための制御信号入力端子として用いるように切り替える切替手段と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載の表示駆動装置。
  9. 複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素を有する表示パネルと、
    前記複数の走査ラインを順次選択する走査線駆動回路と、
    前記複数の信号ラインに、複数のビットを有する表示データに基づく表示信号電圧を出力する信号線駆動回路と、
    各々に前記表示データの各ビットの信号が時系列で入力される複数の表示データ入力端子と、前記各表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記表示パネルの前記複数の表示画素の表示駆動を行うために必要な複数の制御信号のうちの水平同期信号及び垂直同期信号を生成する信号生成回路と、前記複数の表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列な組み合わせに基づいて、前記複数の表示データ入力端子の少なくとも一部の特定の表示データ入力端子に入力される信号を、前記複数の制御信号のうちの前記表示駆動に係わるパラメータの値を設定するための特定の制御信号として用いるように切り替える切替回路と、を有し、前記信号生成回路で生成された前記水平同期信号及び前記垂直同期信号及び外部から供給される前記制御信号に従って、前記走査線駆動回路の順次選択及び前記信号線駆動回路の表示信号電圧出力のそれぞれの動作タイミングを制御するコントロール回路と、
    を具備し、
    前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められた第1のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1のパターンと異なる予め決められた第2のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち上がりタイミングと前記垂直同期信号の立ち上がりタイミングとを設定し、
    前記切替回路は、前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが、前記第1及び第2のパターンと異なる予め決められた第3のパターンを有すると判定したとき、前記切り替えを行うことを特徴とする表示装置。
  10. 前記信号生成回路は、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第3のパターンと異なる予め決められた第4のパターンを有すると判定したとき、前記水平同期信号の立ち下がりタイミングを設定し、前記表示データの時系列的な組み合わせが前記第1乃至第4のパターンと異なる予め決められた第5のパターンを有すると判定したとき、前記垂直同期信号の立ち下がりタイミングを設定することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記信号生成回路は、
    前記表示データ入力端子に入力される前記表示データの時系列的な組み合わせが予め決められたパターンを持つか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段における判定結果が入力され、該判定結果に基づいて前記垂直同期信号及び前記水平同期信号を生成する同期信号生成手段と、
    を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の表示装置。
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