JP5238959B2 - 砒素吸着剤及びこれを用いた砒素汚染土壌の不溶化方法 - Google Patents

砒素吸着剤及びこれを用いた砒素汚染土壌の不溶化方法 Download PDF

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Description

本発明は、砒素吸着剤及びこれを用いた砒素汚染土壌の不溶化方法に関し、詳しくは、As(III)及びAs(V)の両イオンに対して広いpH領域で大きな吸着能を示し、かつ単独で用いることのできる砒素吸着剤及びこれを用いた砒素汚染土壌の不溶化方法、汚染土壌の原位置不溶化方法、重金属汚染水の処理方法並びに砒素吸着剤の使用方法に関する。
従来、水中の砒素の除去方法としては、凝集沈殿法と吸着法が主に挙げられる。例えば、特許文献1には、活性アルミナ、二酸化マンガンまたは活性炭からなる粗除去用活性炭とセリウム系吸着剤又はジルコニウム系吸着剤を用いる方法が開示されている。しかし、特許文献1に記載の技術は、2段階処理で、前段の粗除去用吸着剤である活性アルミナや二酸化マンガンは、As(III)よりAs(V)の方が高い吸着能を有するため、As(III)が処理水中に流出する問題がある。
一方、As(III)の除去手段としては、特許文献2に記載のように、次亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素化合物等のような酸化剤を用いて、As(III)をAs(V)に酸化させて、As(V)として除去する方法が知られている。しかし、この方法では、As(III)の除去に酸化剤を必要とするため、コストの増加及び使用機材の腐食という問題がある。
特開平10−165948号公報 特開平7−80475号公報 特開2007−29903号公報:活性炭を使用した砒素吸着剤 特開2005−238126号公報:コロイド金属複合体に、低濃度で存在している砒素を吸着させる砒素吸着剤(pH範囲が小さい) 特開2005−288363号公報:希土類水酸化物及び高分子樹脂を用いた砒素吸着剤 特開2002−102860号公報:アルミニウム化合物及び鉄化合物の存在下で高分子凝集剤を添加する汚泥の処理方法 特開平9−276875号公報:重金属除去に凝集剤として鉄化合物を用いる排水の処理方法 特開平11−193385号公報:活性炭を用いている砒素吸着剤 特開平10−113675号公報:多糖類と硫化物との混合物からなる重金属捕集剤に安定化剤として鉄化合物やアルミニウム化合物を用いた重金属捕集剤
そこで、本発明は、As(III)及びAs(V)の両イオンに対して高い吸着能を示し、かつ吸着剤単独でAs(III)及びAs(V)の両イオンに対して広いpH領域で大きな吸着能を示し、かつ単独で用いることのできる砒素吸着剤及びこれを用いた砒素汚染土壌の不溶化方法、汚染土壌の原位置不溶化方法、重金属汚染水の処理方法並びに砒素吸着剤の使用方法を提供することを課題とする。
また本発明の他の課題は、以下の記載により明らかになる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、鉄化合物及びアルミニウム化合物の混合溶液を撹拌し、次いでpH5〜7の範囲に調整することによって得られた鉄・アルミニウム複水酸化物を少なくとも含み、ヒ酸水素ナトリウムを20mg−As/dmの濃度で含む模擬汚染水に対して、pH4〜10の範囲の全域における単位重量当たりのAs(V)吸着量の最高値に対する最低値の変動率が10%以内であることを特徴とする砒素吸着剤である。
請求項記載の発明は、ヒ酸水素ナトリウムを20mg−As/dmの濃度で含む模擬汚染水に対して、pH4〜10の範囲の全域に亘って、単位重量当たりのAs(V)の吸着量が20mg/g以上であることを特徴とする請求項1記載の砒素吸着剤である。
請求項記載の発明は、粉末状又はスラリー状として用いることを特徴とする請求項1又は2記載の砒素吸着剤である。
請求項記載の発明は、請求項記載の粉末状の砒素吸着剤を、砒素汚染土壌に対して、0.7wt%〜2.0wt%の範囲で添加し、混練して砒素を不溶化することを特徴とする砒素汚染土壌の不溶化方法である。
請求項記載の発明は、砒素汚染土壌に請求項記載のスラリー状の砒素吸着剤を注入して、スラリー状の砒素吸着剤を該汚染土壌に拡散させて、砒素を不溶化することを特徴とする砒素汚染土壌の原位置不溶化方法である。
請求項記載の発明は、表層より下の層に有する広い面積の汚染土壌層の砒素汚染を原位置のまま不溶化する汚染土壌の原位置不溶化方法において、
前記汚染土壌層の上層の表層を複数に区画し、区画された表層の各々に汚染土壌層の上部又は内部に到達する注入管を立設し、該注入管の注入口から請求項記載のスラリー状の砒素吸着剤を注入し、注入された砒素吸着剤を前記汚染土壌層内に拡散させることを特徴とする汚染土壌の原位置不溶化方法である。
請求項記載の発明は、少なくとも砒素を含む重金属汚染水に、請求項記載の砒素吸着剤を、固形分として、500〜5000mg/Lを添加することを特徴とする重金属汚染水の処理方法である。
請求項記載の発明は、請求項記載の粉末状の砒素吸着剤をフィルターに担持し、該フィルターを水平方向に流れる砒素汚染水脈に対して透過壁として使用することを特徴とする砒素吸着剤の使用方法である。
本発明によると、As(III)及びAs(V)の両イオンに対して高い吸着能を示し、かつAs(III)及びAs(V)の両イオンに対して広いpH領域で大きな吸着能を示し、かつ単独で用いることのできる砒素汚染土壌の不溶化方法、汚染土壌の原位置不溶化方法、重金属汚染水の処理方法並びに砒素吸着剤の使用方法を提供することができる。
本発明の砒素吸着剤の粉末X線回折(XRD)図 (A)は汚染土壌層の断面図、(B)は汚染領域表層の平面図 汚染土壌層の表層を6区に区画した例を示す平面図 本発明の砒素吸着剤の製造例を示す説明図 高砒素吸着できるpH範囲を示すグラフ 平衡吸着等温線を示すグラフ 砒素汚染土譲不溶化実験結果を示すグラフ
符号の説明
1:汚染土壌層
2:非汚染土壌層
3A、3B、3C、3D、3E、3F:汚染土壌層の表層の各区画領域
4:注入管
5:回収管
6:混合槽
7:撹拌機
8:pH計
9:スラリーポンプ
10:減圧ポンプ
11:サンプリングノズル
40:セメンチング
100:表層
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(砒素吸着剤)
本発明に係る砒素吸着剤は、鉄・アルミニウム複水酸化物を少なくとも含めばよく、鉄・アルミニウム複水酸化物の他に、鉄水酸化物、アルミニウム水酸化物、鉄酸化物、アルミニウム酸化物を含んでいてもよい。
鉄・アルミニウム複水酸化物とは、[Fe1-nAl](OH)の組成と推定される水酸化鉄の一部がアルミニウムで置き換えられたものであり、水酸化鉄と水酸化アルミニウムの単なる混合物ではない。
水酸化鉄の結晶化の速度は、元来速いが、アルミニウムを10〜20%取り込むことで、鉄、アルミニウムとも結晶化が起こりにくくなる。すなわち長期的に非結晶を保つことができる。非結晶であれば反応サイト数が多く高い吸着能を有する。
図1に、本発明の砒素吸着剤の粉末X線回折(X-ray powder diffraction)図を示す。
図1に示すように、目立ったピークは見られずブロード(broad)なものであった。強いて言えば、2θ≒35のとき、0.253nmのフェリハイドライト(低結晶性鉄酸化物)のピークが見られるが、本発明の砒素吸着剤には影響ない範囲である。
上記の組成の鉄・アルミニウム複水酸化物の作用により、砒素汚染水または砒素汚染土壌が酸性またはアルカリ性であってもpH値に依存せず、亜ヒ酸及びヒ酸の両イオンに対して高い吸着量を示し、且つ吸着量の変動が少なく安定して吸着することができる。
本発明において、上記[Fe1-nAl](OH)と推定される組成においてn≦3/10である。該nの値を変えること、つまりFe及びAlの存在率を変えることで砒素吸着量を変化させることも可能である。
上記鉄・アルミニウム複水酸化物の作用により、砒素汚染水又は砒素汚染土壌が高酸性又は高アルカリ性であってもpH値に依存せず、As(III)及びAs(V)の両イオンに対して高い吸着量を示し、かつ吸着量の変動率が少なく安定して高吸着することができる。
本発明の砒素吸着剤は、pH3〜11の範囲の砒素汚染水又は砒素汚染土壌に対して、単位重量当たりのAs(V)吸着量の変動率が10%以内、好ましくは7%以内、更に好ましくは5%以内である。変動率は吸着量の最低値と最高値から算出できる。
従って、本発明の砒素吸着剤は、砒素汚染水又は砒素汚染土壌のpHが高くても、あるいは低くても、pH調整の必要がなく適用ができるので、コスト低減に寄与し、汎用性が高い。
本発明の砒素吸着剤の好ましい態様としては、pH3〜11の範囲の砒素汚染水又は砒素汚染土壌に対して、高い吸着性能を示し、具体的には単位重量当たりのAs(V)の吸着量が20〜25mg/gであり、As(III)の吸着量が10〜25mg/gの範囲である。また、本発明の砒素吸着剤は、特に中性付近ではAs(III)及びAs(V)の両方のイオンをほぼ同じ量だけ吸着することも可能である。
また、濃度依存性は小さく、低濃度から高濃度までの広範囲にわたり、多量の砒素を吸着することが可能である。
本発明の砒素吸着剤は、粉末状又はスラリー状として用いることができる。粉末状の砒素吸着剤は水処理に用いたり、土壌汚染の不溶化に適しており、またスラリー状の砒素吸着剤は水処理に用いたり、汚染土壌の原位置不溶化に適している。
粉末状の砒素吸着剤の粒径は、好ましくは1.5μm〜300μmの範囲である。
本発明の砒素吸着剤を微細化して使用することは砒素吸着反応を促進する上で好ましいことであり、微細化手段は公知の方法を採用できる。
(スラリー状の砒素吸着剤の製造方法)
本発明に係るスラリー状の砒素吸着剤は、鉄化合物溶液及びアルミニウム化合物溶液を混合し、次いで、該混合溶液を撹拌し、次いで、アルカリ溶液によりpH5〜7の範囲に調整して、スラリー状の砒素吸着剤を得ることができる。
スラリー状の砒素吸着剤の作製例を挙げると、以下の方法がある。
はじめに0.5M塩化第二鉄溶液及び0.5M塩化アルミニウム溶液を当量混合し、次いで、この混合液を攪拌子で10分間攪拌する。その後、10Nの水酸化ナトリウム溶液を瞬時に添加し、スラリーのpHを6程度に調整し、スラリー状の砒素吸着剤を得ることができる。
鉄化合物としては、Fe(II)イオンやFe(III)イオンとなりえる化合物であればいずれでもよいが、Fe(II)イオンの場合には酸化剤や空気酸化などによって酸化し、Fe(III)イオンに酸化する必要がある。
Fe(II)イオンやFe(III)イオンとなりえる化合物は、鉄の酸化物(単純な酸化物以外に複合酸化物でもよい)、塩化物、硫化物、フッ化物、硫酸塩や硝酸塩などの各種塩などを用いることができる。代表的には、Fe、FeCl、Fe(SO)が挙げられる。中でもFeClが好ましい。
アルミニウム化合物としては、Al(III)イオンとなりえる化合物であればいずれでもよい。Al(III)イオンとなりえる化合物は、Alの酸化物、塩化物、硫化物、フッ化物、硫酸塩や硝酸塩などの各種塩などを用いることができる。代表的には、Al、AlCl、Al(SO)が挙げられる。中でもAlClが好ましい。
攪拌手段としては、振とう機による攪拌、ミキサーによる攪拌、空気攪拌などいずれでもよい。攪拌時間は10〜30分の範囲が好ましい。10分未満では攪拌が不十分であり、30分を越えても攪拌効果の向上が得られない。
苛性ソーダなどのアルカリを瞬時に添加する理由は、鉄化合物溶液及びアルミニウム化合物溶液を鉄・アルミニウム複水酸化物に効率よく良好に転化させるためである。
また、鉄化合物溶液及びアルミニウム化合物溶液に苛性ソーダを添加することも好ましいが、苛性ソーダに鉄化合物溶液及びアルミニウム化合物溶液を添加し、目標pHにする方法も好ましい。
目標pHは5〜7の範囲であり、FeClとAlClを用いた場合には、約pH6である。その後、安定化させるためにしばらく放置する。
以上のようにしてスラリー状の砒素吸着剤を得ることができる。
(粉末状の砒素吸着剤の製造方法)
粉末状砒素吸着剤は、上記のスラリーの製造方法によって得られたスラリーを脱水し、次いで、脱水されたケーキを乾燥させて固形物を得た後、その固形物を破砕して粉末状砒素吸着剤を得ることができる。
脱水手段としては、真空濾過脱水、遠心分離脱水などのいずれでもよい。乾燥手段としては、熱風乾燥、ドラムドライヤーなどのいずれでもよい。乾燥温度は100℃以下が好ましい。
固形物を粉末状にする手段としては、通常の破砕機を用いて行えばよいが、格別限定されない。
上記の乾燥時間、乾燥温度を変えることにより、例えば鉄・アルミニウム複水酸化物は、鉄・アルミニウム複水酸化物中の鉄とアルミニウムの存在率を変化させることができる。これにより砒素吸着量、透水性を適宜変化させることができる。
(汚染土壌の不溶化方法)
次に、本発明のスラリー状の砒素吸着剤を用いた汚染土壌の不溶化方法について説明する。
本発明において、「不溶化方法」とは、汚染土壌に、砒素吸着剤を混合して安定化させることにより、汚染物質が水に溶出しないようにする方法を意味する。
また、「原位置不溶化方法」とは、前記不溶化方法の1態様であり、汚染土壌を移動させることなく汚染物質を不溶化させる方法を意味する。
本発明の砒素吸着剤を用いた不溶化方法において、汚染土壌を調査確認することは重要である。汚染土壌の確認には、必要があればボーリング等を行い、地層深部の土壌までもサンプリングし、可能ならば現場で分析し、汚染状況(汚染物質と汚染濃度等)の平面的広がり及び垂直方向の広がりを迅速に把握する。かかる調査確認によって砒素吸着剤注入容量又は土壌掘り出しの容量(面積×深さ)を把握する。
1.粉末状の砒素吸着剤を用いた不溶化方法
本発明に係る粉末状の砒素吸着剤を、砒素汚染土壌に対して添加し、混練し、砒素汚染土壌を不溶化する。
不溶化方法としては、例えば不溶化埋め戻し工法を用いることができる。これは砒素汚染が確認された土壌を掘削し、汚染土壌と本発明の粉末状の砒素吸着剤との混練を行い、汚染土壌に存在していた砒素を不溶化させ、元の場所に土壌を埋め戻す方法である。
本発明の粉末状の砒素吸着剤と汚染土壌とが混合されたかどうかは、サンプリング(例えば100mに対して1検体、5地点混合)を行い、砒素の溶出が低下することを確認することにより行う。
粉末状の砒素吸着剤の添加量は、好ましくは0.7wt%以上2.0wt%以下である。0.7wt%未満だと汚染土壌が不溶化されず、また、2.0wt%より多いと効果が上がらず不経済である。
また、粉末状の砒素吸着剤を用いた不溶化方法は、表層に汚染土壌が存在する場合でも、下層に汚染土壌が存在する場合でも適用可能であるが、表層に汚染土壌が存在する場合の方が好適である。
本発明の粉末状の砒素吸着剤を用いた不溶化方法の特徴は、本剤単独を汚染土壌に混練するだけで、砒素を不溶化することができるので、環境にかける負荷が少ない。また、汚染土壌に本発明の砒素吸着剤1種類のみを添加すればよいため、汚染土壌に対する混練作業も1度でよい。このため、現場での作業性の効率も上がり、施工コストも低下させることができる。なお、本発明の目的の範囲内で、公知のゼオライトや粘性土を併用することはかまわない。
また、汚染土壌は、場所によって高酸性や高アルカリ性である場合があるが、その場合にも、pH調整を行うことなく、不溶化できるので、多様な環境の砒素汚染土壌に対して使用することができる。
2.スラリー状の砒素吸着剤を用いた原位置不溶化法
原位置不溶化法は、汚染土壌が表層又は表層の下方に存在する下層に対して用いることができ、特に下層に対して用いる場合は土壌の掘削をせずに汚染土壌を不溶化することができるため有効である。
下層が汚染されている例としては、自然由来の砒素による場合や、補強地盤を造成するために、まずサンドベッドを敷き、その上に表層となる盛土を敷いた際に、サンドベッドが砒素汚染されていた場合等が挙げられる。
本発明のスラリー状の砒素吸着剤を用いた原位置不溶化方法の一例を図面に基づいて説明する。
図2は、汚染土壌層を示す図であり、(A)は断面図であり、(B)は汚染領域表層の平面図である。
図2に示すように、1は汚染土壌層であり、地層内部に存在している。2は汚染土壌層1の上層の非汚染土壌層である。このような汚染土壌層の存在は、前述のように、ボーリング等を行い、地層深部の土壌をサンプリングし、分析して確認する。かかる調査確認によって汚染土壌容量が確定される。
図3は汚染土壌層の表層100を6区に区画した例を示す平面図であり、3A〜3Fは各区画領域を示しており、各区画領域の下方に汚染土壌層1が存在する。従って、汚染土壌層1も同様に区画されている。各区画には、スラリー状の砒素吸着剤を注入する注入管4、4・・・・・が土壌に対して垂直方向に設けられている。
各区画の4角には、スラリー状の砒素吸着剤の拡散状況を確認するための回収管5、5、5・・・・・が土壌に対して垂直方向に設けられている。
また、汚染領域は表層100から汚染土壌層1の下部に到達するメッシュ等で仕切られていることが好ましい。
スラリー状の砒素吸着剤は、予め工場などで製造されてもよいが、この実施態様では現場で製造する例を説明する。
図4において、6は混合槽であり、原料であるFeCl(鉄化合物溶液)及びAlCl(アルミニウム化合物溶液)を添加し、攪拌機7で所定時間攪拌し、苛性ソーダ(アルカリ)溶液を添加して、pHを約6になるように調整する。pHはpH計8で確認する。
所定時間反応させて、スラリー状の砒素吸着剤を得たら、スラリーポンプ9によって所定量ずつ注入管4に送液する。なお、注入管4の回りは、セメンチング40によって、注入管4が固定されると共に注入した砒素吸着剤が隙間から地上に流出しないようにしてある。
注入管4の下部は汚染土壌層1の上部又は内部に到達していることが好ましく、かかる注入管4からスラリー状の砒素吸着剤がスラリーポンプ9によって圧入されると、汚染土壌層1に注入・拡散される。
スラリーは、汚染土壌層1に注入・拡散されると、砒素汚染土壌中の砒素を吸着し、砒素を不溶化する。本実施の態様では汚染土壌層1を地下水が流れている場合について説明する。スラリーが汚染土壌全体に供給され、即ち供給量が十分であるか否かは、減圧ポンプ10によって回収管5から地下水を汲み上げて確認する。汲み上げた地下水には土壌や砒素吸着剤が含まれるが、問題はAs(III)やAs(V)が含まれるか否かである。このためサンプリングノズル11からサンプリングして分析する。
砒素分析の結果、所望値以下もしくは未検出であった場合には、砒素吸着が充分進行していると考えられる。砒素が所望値より多く検出された場合には、砒素吸着が不完全なので、注入管4にスラリー状の砒素吸着剤を注入する。分析後の地下水は再度注入管4に戻すようにすることが好ましい。
地下水を汲み上げて行う砒素検出確認作業は、連続的に行う必要はなく、断続的に行われることが好ましい。
従って、回収管5から地下水及び浸漬水を汲み上げて検出される砒素の検出値により、砒素汚染土壌に注入されたスラリー状の砒素吸着剤の拡散状況の確認を行いながら、砒素の検出値が所望の値以下になるまで、スラリー状の砒素吸着剤を汚染土壌層1に注入し充分に拡散させる。
また、スラリー状の砒素吸着剤を処理対象の汚染土壌に拡散させる際には、より拡散しやすいようにスラリー状の砒素吸着剤を希釈して注入してもよい。注入開始時の希釈率はボーリングによる地質調査時に、汚染土壌の地質を確認して決める。希釈率は拡散状況により変えることも可能である。
また、効率よく拡散させるために、汚染土壌層1の少し上部からスラリー状の砒素吸着剤を注入することも可能である。また、注入管4の下部は、周囲に注入された砒素吸着剤の排出口を設けることも好ましい。その排出口は下部から上部にかけて開口率を大きくなるようにすることも、スラリー状の砒素吸着剤をより効率よく均一に汚染土壌中に拡散させる上で好ましい。
また、本発明では、スラリーポンプ9によって注入管4に注入されたスラリー状の砒素吸着剤を、回収管5から回収して、ポンプ10によって再度注入管4に戻すようにして、循環させることも好ましい。
また、地下水及び浸漬水が必要以上に多ければ、地下水及び浸漬水を除去しながらスラリー状の砒素吸着剤を注入・拡散させることも可能である。
本発明では、検出される砒素の検出値が所望の値以下であることが確認されたら、砒素汚染土壌中の砒素がスラリー状の砒素吸着剤に充分量吸着され、不溶化されたことがわかる。
本発明の砒素吸着剤は、As(III)及びAs(V)の両方のイオンに対して変動率の小さい安定した高吸着量を、広範囲のpH領域において得ることができるので、多様な環境の砒素汚染土壌に対して砒素の原位置不溶化を行うことができる。ここでいう多様な環境とは、pHの高い土壌、低い土壌に対してだけではなく、不溶化を行った汚染土壌が長時間土壌中に存在している間、酸性雨や他の人的要因又は自然要因により汚染土壌のpHが変化することも含み、時間的経過によって土壌中のpHが高酸性又は高アルカリ性になるような大きな変化が起こる場合又は小さな変化が起こるような、環境の長期的又は短期的急激な変化に対しても、本発明の砒素吸着剤は砒素の溶出を防ぐことができる。
また、本発明の砒素吸着剤は単独で汚染土壌に注入するだけで良いので、環境に負荷をかけることなく砒素汚染土壌の原位置不溶化をすることができる。さらに、汚染土壌外にスラリーが混入しても同様に環境に負荷を与えることがなく砒素汚染土壌の原位置不溶化をすることができる。
本発明のスラリー状の砒素吸着剤は、下層が水脈であっても使用することができる。水脈に混入した砒素吸着剤は、下流でフィルター等による濾過等により除去することが好ましい。
(重金属汚染水の処理)
本発明の砒素吸着剤は、少なくとも砒素を含む重金属汚染水の処理に好ましく使用できる。その処理法は、上記の粉末状又はスラリー状の砒素吸着剤を、固形分として、汚染水に対して、500〜5000mg/Lを添加することを特徴とする。
砒素を含む重金属汚染水は、例えば砒素で汚染された井戸水などが挙げられるが、格別限定されない。砒素を含む重金属としては、As(III)、As(V)、Se(VI)、Cr(VI)などが挙げられる。汚染水の処理は、反応槽内で処理したり、あるいは汚染水に直接添加して処理したりすることができる。
重金属汚染水の処理に際しては、本発明の砒素吸着剤とともにドロマイト(Dolomaite)を併用すると、重金属の除去率が飛躍的に高くなるので、好ましい。
また砒素を含む重金属汚染水は、砒素吸着剤を用いた透過壁の使用によって処理することもできる。例えば、本発明の粉末状の砒素吸着剤をフィルターに担持し、該フィルターを水平方向に流れる砒素汚染水脈に対して透過壁として使用し、処理することができる。この透過壁を砒素汚染水が通ると、本発明の砒素吸着剤中の鉄・アルミニウム複水酸化物によりAs(III)及びAs(V)が高吸着されて不溶化され、浄化された水が下流に流れる。
透過壁の配合資材としては、珪砂、砂、ゼオライト等が挙げられる。配合資材及びその添加量によって、透水性、砒素吸着量、強度、その他重金属吸着特性を変化させることができ、これらは設計段階で決める透過壁の寿命等によって適宜決められる。
透過壁の設置場所として、井戸の周りの水脈等が挙げられる。
必要に応じて砒素吸着剤の粉末をさらに微細化して表面積を大きくし、より高い反応性を得ることも可能である。
該透過壁は砒素汚染水が高酸性又は高アルカリ性であってもpHに依存することなくAs(III)及びAs(V)の両方のイオンに対して高い吸着性能を示すため、多様な環境の砒素汚染水に対して用いることができる。多様な環境とは、透過壁を浸漬させた水のpHが時間的経過に伴い大小の変化が起こる場合も含む。
また、汚染水の広範囲のpHでの砒素吸着作用は本剤のみで行うため環境に負荷をかけることなく砒素を不溶化することができる。
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はかかる実施例によって限定されない。
<実施例1>
1.粉末状の砒素吸着剤の製造
0.5M塩化第二鉄溶液及び0.5M塩化アルミニウム溶液を当量混合し、次いで、この混合液を攪拌子で10分間攪拌した。その後、10Nの水酸化ナトリウム溶液を瞬時に添加し、スラリーのpHを6程度にする。その後、スラリーを真空濾過し脱水する。得られた脱水ケーキを80℃、24時間乾燥させ固形物を得る。得られた固形物をメノー乳鉢で破砕し粉末状にする。その後、粉末状の固形物をパルプ濃度5%で水洗後、デカンテーションし80℃、24時間乾燥させ、砒素吸着剤を得た。
2.高砒素吸着できるpH範囲
上記1.で得られた粉末状の砒素吸着剤を用い、三酸化二砒素およびヒ酸水素ナトリウム試薬に対して、それぞれ20mg−As/dmになるように模擬汚染水を作成した。それぞれ、pH3〜11に調整し、回分式吸着試験をおこなった。結果を図5に示す。
図5より、広い範囲のpHで高い吸着能力が認められた。又、中性付近ではAs(III)およびAs(V)がほぼ同じ量だけ吸着される。
3.平衡吸着実験
上記2.で用いた模擬水を、それぞれpH7に調整し、上記1.の吸着剤の量を変化させ、吸着後の砒素濃度を測定し、回分式実験を行った。結果を図6に示す。
吸着量と平衡濃度の関係を両対数でプロットした。吸着等温線はラングミュア型を示した。
また、ラングミュアの吸着等温線に従うと仮定した場合の近似式を併記した。
亜ヒ酸イオン:q=7.73×ln(C)+22.81
ヒ酸イオン :q=5.15×ln(C)+35.32
q: 平衡吸着量 (mg/g)
C: 平衡濃度 (mg/l)
上式より、As(III)、As(V)の除去に対しての差はほとんどなく、濃度依存性は小さく、低濃度から高濃度までの広範囲にわたり、多量の砒素を除去できることが示された。
<実施例2>
(不溶化実験)
砒素汚染土譲に実施例1で作成された砒素吸着剤を添加し、不溶化効果の確認を行った。
汚染土壌に対して吸着剤を0.1〜1.0wt%添加し、混練した。その後、溶出試験(環告18号)を行った。結果を表1及び図7に示す。
Figure 0005238959

図7より、吸着剤添加により汚染土壌を環境基準値(0.01mg/dm)以下まで不溶化が可能であった。
<実施例3>
(砒素を含む重金属汚染水の処理実験)
1.粉末吸着剤を用いた砒素を含む重金属汚染水の処理実験
砒素を含む重金属濃度が、下記表2記載の所定の濃度になるように標準液を用いて模擬汚染水(原水)を調整した。得られた原水100mLを250mLのポリ容器に入れ、その後、砒素吸着剤を0.1g添加し、24時間振とう後、静置した。その上澄みを5Aの濾紙を用いて濾過し、懸濁物質を取り除いた。得られた濾液を分析試料(処理水)とし、各種重金属の濃度を測定した。その結果を表2に示す。
2.粉末吸着剤及びドロマイト(Dolomaite)を併用した重金属汚染水の処理実験
砒素を含む重金属濃度が、下記表3記載の所定の濃度になるように標準液を用いて模擬汚染水(原水)を調整した。得られた原水100mLを250mLのポリ容器に入れ、その後、砒素吸着剤及びドロマイトを合わせて0.1g添加し、24時間振とう後、静置した。その上澄みを5Aの濾紙を用いて濾過し、懸濁物質を取り除いた。得られた濾液を分析試料(処理水)とし、各種重金属の濃度を測定した。その結果を表3に示す。
表2及び表3より、粉末吸着剤添加により、As(III)、As(V)の除去に対して、高い除去率(%)を有することが分かった。
さらに、As(III)、As(V)だけでなく、Se(VI)、Cr(VI)に対しても高い除去率を示すことが分かった。
また、粉末吸着剤及びドロマイトを併用すると、As(III)、As(V)、Pbの除去率が上がることが分かった。
Figure 0005238959

Figure 0005238959

Claims (8)

  1. 鉄化合物及びアルミニウム化合物の混合溶液を撹拌し、次いでpH5〜7の範囲に調整することによって得られた鉄・アルミニウム複水酸化物を少なくとも含み、ヒ酸水素ナトリウムを20mg−As/dmの濃度で含む模擬汚染水に対して、pH4〜10の範囲の全域における単位重量当たりのAs(V)吸着量の最高値に対する最低値の変動率が10%以内であることを特徴とする砒素吸着剤。
  2. ヒ酸水素ナトリウムを20mg−As/dmの濃度で含む模擬汚染水に対して、pH4〜10の範囲の全域に亘って、単位重量当たりのAs(V)の吸着量が20mg/g以上であることを特徴とする請求項1記載の砒素吸着剤。
  3. 粉末状又はスラリー状として用いることを特徴とする請求項1又は2記載の砒素吸着剤。
  4. 請求項記載の粉末状の砒素吸着剤を、砒素汚染土壌に対して、0.7wt%〜2.0wt%の範囲で添加し、混練して砒素を不溶化することを特徴とする砒素汚染土壌の不溶化方法。
  5. 砒素汚染土壌に請求項記載のスラリー状の砒素吸着剤を注入して、スラリー状の砒素吸着剤を該汚染土壌に拡散させて、砒素を不溶化することを特徴とする砒素汚染土壌の原位置不溶化方法。
  6. 表層より下の層に有する広い面積の汚染土壌層の砒素汚染を原位置のまま不溶化する汚染土壌の原位置不溶化方法において、
    前記汚染土壌層の上層の表層を複数に区画し、区画された表層の各々に汚染土壌層の上部又は内部に到達する注入管を立設し、該注入管の注入口から請求項記載のスラリー状の砒素吸着剤を注入し、注入された砒素吸着剤を前記汚染土壌層内に拡散させることを特徴とする汚染土壌の原位置不溶化方法。
  7. 少なくとも砒素を含む重金属汚染水に、請求項記載の砒素吸着剤を、固形分として、500〜5000mg/Lを添加することを特徴とする重金属汚染水の処理方法。
  8. 請求項記載の粉末状の砒素吸着剤をフィルターに担持し、該フィルターを水平方向に流れる砒素汚染水脈に対して透過壁として使用することを特徴とする砒素吸着剤の使用方法。
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