JP5238053B2 - 手持ち型皮剥機 - Google Patents

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Description

本発明は、肉処理施設において胴体の皮を剥ぐために用いられる手持ち型皮剥機および動力付き皮剥ナイフに関する。さらに詳しく言えば、本発明は、対向切断振動状態で駆動される1対の切断円板を用いる皮剥機に関する。
手持ち型皮剥機は、動物の胴体から皮を剥ぐために肉処理施設において用いられている。最も一般的な形式の皮剥機は、対応する1対の押し棒によって対向振動状態で駆動される1対の隣接切断円板またはブレードを含む。基本的設計は、本発明の譲受人である、Jarvis Products Corporationに譲渡された米国特許第5,122,092号(特許文献1)に開示されている。類似の皮剥機設計は、米国特許第4,368,560号(特許文献2)、米国特許第3,435,522号(特許文献3)および米国特許第2,751,680号(特許文献4)に開示されている。
上記特許に記載された皮剥機設計においては、各切断ブレードはその周囲に歯を含む。隣接円板ブレードは、工具のハンドルに装着された空気圧モータによって作動される偏心駆動機構に接続された1対の押し棒によって対向切断振動状態で駆動される。
空気圧モータはピニオン歯車を回転し、ピニオン歯車が空気圧モータの軸に対して90度に向けられた主駆動歯車を回転する。主駆動歯車は、押し棒を振動させるために偏心シャフトを回転する。各振動中に、一方の円板ブレードの歯が隣接対向運動円板ブレードの歯を通過する。これは、胴体から皮を迅速に剥ぐ剪断および切断作用を発生する。
この皮剥機設計は有効であることが証明されたが、既存の設計は、重い切断荷重の下では低速になり、切断荷重が取り除かれたときには高速に変わる傾向がある。荷重の下で運転している間に最適切断速度を達成するために、この形式の皮剥機は、それらが切断していないときに、高速度で回転するように設定されなければならない。この無荷重高速度は、工具の摩耗および雑音の好ましくない増加を生じる。無荷重状態の下での過剰速度は、ブレードおよび押し棒の頻繁な前後反転および高速度振動に関連した摩耗により振動ブレードを有する皮剥機に対して特に疑問である。
既存の設計における別の問題は、振動円板ブレードの設計にある。従って、これらのブレードは、鋭利にされたブレード・エッジおよび歯を形成するように厚みが減少されている場合の切断エッジを除いて、すべての箇所が一定の厚みに構成されていた。特に、切断円板の内側支持領域がブレードの外側部分と同じ厚みであった。各ブレードが、この内側支持領域にある穴によって形成された軸受の周りに回転する。
ブレードの限定された厚みはブレードの外側エッジにおいては有利であるが、しかし、それは中心において支持面面積を制限する。限られた寸法の軸受中央穴は、所望のものよりも高率で摩耗を生じる。ブレードが摩耗するに従って、ブレードが最終的に使用不能になるまで、中央穴が拡大する。しばしば、それはブレードの使用寿命を制限するこの中央軸受摩耗である。この過剰な軸受摩耗がなければ、ブレードは余分に鋭利にされることができ、ブレードの使用寿命が延長される。
さらに別の問題は、相当な振動を発生する偏心被駆動押し棒およびブレードの振動特性にある。この振動を減少する公知の方法は、主駆動歯車に平衡錘を使用することであるが、しかし、この解決策は部分的に有効であるに過ぎない。振動押し棒との干渉を避けるために、主駆動歯車およびそれに接続された平衡錘は、押し棒の平面から垂直方向にずらされなければならない。押し棒の運動質量と主駆動歯車の平衡錘の反対運動質量との間のずれは、揺動を生じる。
最初は、この揺動の大きさは、まったく限られており、工具は長時間快適に使用されうる。しかし、時間が経つと、揺動は顕著な過剰摩耗を生じる。軸受および運動部品が摩耗を開始するに従って、揺動が極めて不都合な振動を発生するまで、揺動が振幅を増す。さらに、この運動によって発生された摩耗は、工具の構成部品の寿命を縮める。
米国特許第5,122,092号 米国特許第4,368,560号 米国特許第3,435,522号 米国特許第2,751,680号
従来技術の問題および欠陥を考慮して、従って本発明の目的は、荷重をかけて動作しているときに、および荷重無しで動作しているときに、ほぼ定速度で動作する手持ち型皮剥機を提供することにある。
本発明の別の目的は、既存の設計よりもゆっくりと中央軸受において摩耗するブレードを有する手持ち型皮剥機を提供することにある。
本発明の別の目的は、長時間快適に使用されうる振動の少ない手持ち型皮剥機を提供することにある。
本発明の別の目的は、減少された振動により急激には摩耗しない手持ち型皮剥機を提供することにある。
本発明の別の目的は、一体の平衡錘を有する手持ち型皮剥機のために平衡化された偏心シャフトを提供することにある。
本発明の別の目的は、一体化された平衡錘を有する手持ち型皮剥機用平衡キャップを提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、一部は自明であり、また、一部は明細書の記載から明らかになるであろう。
当業者にとって明らかになるであろう上記およびその他の目的は、手持ち型皮剥機に向けられている本発明において達成される。本発明の第1実施例においては、手持ち型皮剥機は、動的に平衡化された手持ち型皮剥機である。手持ち型皮剥機は、1対の切断円板と、対向切断振動状態で切断円板を駆動する駆動機構と、ハウジングに装着されたモータとを含む。駆動機構は、偏心シャフトと、偏心シャフトを回転するように接続された主駆動歯車と、1対の押し棒と、押し棒の両側に設けられた第1および第2平衡錘とを含む。
各押し棒は、偏心シャフトと各切断円板との間に接続される。押し棒の両側に平衡錘を定置することによって、平衡錘は平衡錘間でかつ押し棒の偏心被駆動質量に対向した位置で平衡作用を与えるように協同して、手持ち型皮剥機の有効な動的平衡を与える。
本発明の第1実施例の1つの観点においては、第1平衡錘は偏心シャフトと共に一体部品として形成される。第2平衡錘は主駆動歯車と共に一体部品として形成されてもよい。あるいは、さらに好ましくは、それは押し棒および偏心シャフトに主駆動歯車よりも接近して設けられた平衡キャップからなる別個の部品として形成されてもよい。平衡キャップは、平衡キャップを完全に貫通するシャフト開口と、偏心シャフトに関して第2平衡錘の回転を防止するように偏心シャフトに係合するキャップ開口とを含む。
二重平衡設計は、ハウジングが着脱自在ブレード・カバーおよび着脱自在駆動カバーを有し、かつ、ブレード・カバーおよび駆動カバーが取り除かれたとき、空気圧モータを取り外さずに駆動機構が取り外せる、皮剥機設計に好適に実施される。
本発明は、ハウジング、1対の切断円板、モータによって作動される主駆動歯車、切断円板を対向切断振動状態で動かすように主駆動歯車をかいしてモータによって駆動される1対の押し棒を有する手持ち型皮剥機用の平衡偏心シャフトにも向けられている。平衡化された偏心シャフトは、皮剥機ハウジング内の第1軸受に挿入するための第1円筒形シャフト部分と、主駆動歯車を受ける歯車シャフト部分と、1対の押し棒を駆動する偏心シャフト部分とを含む。第1平衡錘は偏心シャフトと共に単独の部品として一体に形成され、また、第2円筒形シャフト部分は皮剥機ハウジング内の第2軸受内で回転する。第1および第2円筒形シャフト部分および歯車シャフト部分はすべて軸方向に整列され、また、偏心シャフトがそこから軸方向にずらされている。
本発明はさらに、上述した形式の手持ち型皮剥機用平衡キャップに向けられている。平衡キャップは、平衡キャップを貫通しかつ平衡キャップ用回転軸を画定するシャフト開口と、回転軸の第1側にずらされた平衡錘と、平衡キャップを部分的に貫通しかつ第1側の反対にある回転軸の第2側にずらされた中心を有するキャップ開口とを含む。キャップ開口は、偏心シャフトの偏心シャフト部分に係合するように採寸されて、偏心シャフトに関して平衡錘の回転を防止する。
本発明の第2実施例においては、皮剥機のハウジングは、加圧空気の流れを空気圧モータに与える空気入口と、および空気入口と空気圧モータとの間に接続された調速機とを含む。調速機は、空気入口から空気圧モータへの加圧空気の流れを自動的に制御して、空気圧モータに対して所望の回転速度を維持する。
本発明の第2実施例の1つの観点においては、調速機は空気圧モータと共に回転するように接続され、空気入口から空気圧モータへの加圧空気の流れを制限するように遠心力によって動作して、空気圧モータの速度が所望の回転速度を超えたとき、空気圧モータの速度を低下させる。
好適実施例においては、調速機は空気圧モータと共に回転するように接続された弁頭を含む。空気入口は弁座に接続される。弁頭は、弁座に向かって動いて空気入口から空気圧モータへの加圧空気の流れを制限し、空気圧モータが所望の回転速度を超えたとき、空気圧モータの速度を低減する。
本発明の別の観点においては、調速機は弁座から離れるように弁頭に偏倚を与える調速機バネと、および空気圧モータと共に回転するように接続された可動質量とを含む。可動質量は、調速機が回転するに従って外方に動き、調速機バネを圧縮して弁頭を弁座に向けて動かしかつ空気入口から空気圧モータへの加圧空気の流れを制限する。
可動質量は、弁頭の角度付きフランジに接触する、好ましくは1またはそれを超えるボールである。ボールが回転するに従って、ボールは角度付きフランジに遠心力を加えて、調速機バネを圧縮しかつ弁頭を弁座に向けて動かす。
皮剥機設計の別の観点においては、ハウジングは3つの部品を有する駆動機構カバーを含む。駆動機構カバー部分は、駆動歯車の上に配置される。遮蔽板部分は押し棒の下に配置され、壁部分が駆動機構カバー部分を遮蔽板部分に接続する。駆動機構カバーは、好ましくは鋼からなる一体部品である。
皮剥機設計のさらに別の好適観点においては、各切断円板は、中央開口と、および中央開口を取り囲む軸受リップとを含む。対を成す切断円板の中央開口および軸受リップは、切断円板シャフトを取り囲む拡大支持面を有する軸受を形成する。切断円板シャフトは、各切断円板の中央開口および軸受リップが取り囲む外側支持面を有する円筒形カラーを含む。対を成す切断円板の中央開口および軸受リップは、円筒形カラーの外側支持面に接触する内側支持面を有する軸受を形成するように協同する。
手持ち型皮剥機のさらに別の観点においては、皮剥機ハウジングは、対を成す切断円板の第1のものに隣接した第1カバーと、および対を成す切断円板の第2のものに隣接した第2カバーとを含む。第1カバーは対を成す切断円板の第1のものの軸受リップを受ける凹所を有し、また、第2カバーは対を成す切断円板の第2のものの軸受リップを受ける別の凹所を有する。円筒形カラーは、第1および第2カバーの凹所に受けられてもよい。
各切断円板の中央開口を取り囲む軸受リップは、対を成す切断円板がそれらの各軸受リップ間で干渉せずに背合せに組み立てられるように、各切断円板の一方の側のみから外方に好ましくは突出する。
本発明に基づく皮剥機の第1実施例の上面図である。 本発明の皮剥機の第1実施例の右側面図であって、図1の2−2線から取った縦断面である。 図1および図2に示す本発明に基づく一体化された第1平衡錘を有する偏心部材の斜視図である。 図1および図2に示す本発明に基づく第2平衡錘の上面図である。 図4に示す第2平衡錘の横断面図である。 図4に示す第2平衡錘の底面図である。 本発明に基づく皮剥機の第2実施例の一部の縦断面図である。皮剥機の中央部のみが駆動機構および偏心部材の付近に示されている。 本発明に基づく皮剥機の第3実施例の組み立てられた駆動機構の側面図である。 図1および図2に示す本発明の調速機の縦断面図である。 図1および図2に示す本発明のブレード・ハブ部分の縦断面図である。
本発明の好適実施例を記載するに当たり、同様な番号が本発明の同様な特徴に該当する図面の図1−10についてここでは参照がなされている。
図1および図2は、本発明の第1実施例に基づく手持ち型皮剥機10を示す。手持ち型皮剥機10は、1対の隣接切断円板12および14を含む。切断円板12および14は、各円板の周囲に設けられた歯16を有する。切断円板12、14は、偏心シャフト22(図3参照)によって対向切断振動状態で1対の押し棒18、20によって駆動される。
偏心シャフト22は、工具ハウジングのハンドル26に設けられた空気圧モータ24によって駆動される。空気圧モータ24は、主駆動歯車30に係合しかつそれを回転させるピニオン歯車28を駆動する。空気圧モータ24およびピニオン歯車28の回転が主駆動歯車30および偏心シャフト22を回転して押し棒18、20および切断円板12、14を駆動するように、主駆動歯車30が偏心シャフト22に装着される。
偏心シャフト22は、手持ち型皮剥機10のハウジング36に装着された1対の軸受32、34間に保持される。ハウジング36は、駆動領域の周りでかつその下で覆いかつ切断円板の下に延びる工具の背面および前方端において、ハンドル26を含む。ハウジング36はまた、駆動領域を超えかつ切断円板の真下に延びる駆動機構カバー37と、切断円板の上方に設けられたブレード・カバー39とを含む。ハウジングの設計は、空気圧モータを取り外さずに、駆動機構の容易な清浄および除去を許す。
駆動機構カバー37は、駆動機構カバー部分41、遮蔽板部分45、他の2つの部品を接続する壁部分43を含む。駆動機構カバー部分41は、歯車組立体の頂部を覆いかつそこへの接近を与える。遮蔽板45は切断円板の下を通過し、押し棒から切断円板を分離する。壁部分43は、他の2つの部品を接続し、切断円板から駆動機構を絶縁する。
これらの3つの部品は、工具の内側で駆動機構をほぼ密封しかつ駆動機構および押し棒を切断円板12、14から分離するように協同する。切断円板12、14は、遮蔽板の一方の側でその平らな部分と接触して設けられる。遮蔽板45は汚染材料の侵入に対する障壁としてばかりではなく、切断円板14が滑る平らな支持面としても働く。この大きな平らな支持面は、切断円板を安定化しかつ使用中にそれらが捩れることを防止する。従って、摩耗を最小にするために、遮蔽板は、ハウジングの残部よりも硬い材料でつくられることが好ましい。遮蔽板をハウジングに組み付けた従来技術の設計は、同じ材料のハウジングおよび遮蔽板をつくるように要求された。その結果、追加の処理工程が遮蔽板の面を適正に硬化させかつ不都合な摩耗を防止するように要求された。
本発明においては、駆動機構カバー部分および遮蔽板部分の両方が好ましくは鋼からつくられている。さらに、鋼は軸受32を受けるのに優れた材料を形成し、また、軸受32が異常停止した場合であっても、駆動機構カバーがアルミニウムからつくられていた場合よりも、発生する損害はより少ない。その損害が過剰な場合には、駆動機構カバーが容易に交換されうる。
主駆動歯車30は、内方に向いた歯を有し、ピニオン歯車28をかいして空気圧モータ24によって駆動される。主駆動歯車30が駆動機構カバーと同じにピニオン歯車28の同じ側に装着されているので、完全な駆動機構が駆動機構カバーを単に取り外すことによってハウジングから取り外されてもよい。
押し棒18、20は、押し棒の後端が偏心部材によって同心状に係合されかつ偏心シャフトが回転するに従って円形に動くように、偏心シャフトによって駆動される。押し棒の前端が、皮剥機工具の軸にほぼ平行に前後に動く。移動前端は遮蔽板をかいして切断円板12、14にそれぞれ接続される。一方の押し棒が一方の切断円板に対応する。
各押し棒は、切断円板シャフト38の反対側まで延び、切断円板シャフトの各側で関連した切断円板に接続する。各押し棒が前方に動くに従って、それは切断円板を動かし、それは切断円板から反対方向に接続される。切断円板は切断円板シャフト38の反対側の他の押し棒によって駆動される。これは、この工具の対向切断円板振動を発生する。
各切断振動中、切断円板12の歯16は隣接切断円板14の反対に移動する歯の傍を通過する。偏心シャフトが回転を継続しているとき、押し棒18、20は引き戻され、切断円板12、14の運動方向が反転される。これによって、一方の切断円板にある切断歯16を他方の切断円板にある反対方向運動歯の傍を再度通過させて、皮剥機操作者が胴体の皮を迅速かつ有効に取り除けられるようにする反対運動歯間の挟み様作用を発生する。
ハウジング設計の動作および利点に関するさらに詳細な記載は、本発明の譲受人であるJarvis Products Corporationに譲渡された米国特許第5,122,092号に見出される。その開示内容がここに参照として組み入れられる。
上記記載から、この基本設計の手持ち型皮剥機のすべては、偏心駆動システムによって駆動される押し棒および切断円板の振動質量から生じる振動を受けることが判るであろう。偏心シャフトの各回転中、2本の押し棒は前後に駆動され、円板ブレードは一方の方向に加速され、次いで停止され、そして反対の方向に加速される。
この振動を減少させる公知の方法は、主駆動歯車30に平衡錘を設けることである。主駆動歯車(図2において工具の頂部付近で駆動区域に配置されている)上の平衡錘は、偏心シャフト(図2において工具の底部付近で駆動区域に配置されている)の偏心部分が2本の押し棒を前方に(工具の作業端上の切断円板に向かって)動かしているとき、平衡錘が後方へ(工具のハンドルに向かって)動きつつあるように、配置される。
振動減少のこの方法に伴う基本的な困難さは、その方法が皮剥機に対して真実の動的平行を与えないことにある。押し棒に対して間隙を与えるために、また、空気圧モータを取り除かずに駆動機構が取り外されるようにするために、主駆動歯車は、押し棒の振動質量の面の程良い上方にある面内で、空気圧モータの軸の上方に配置されなければならない。その結果、押し棒が偏心部材によって前方に駆動されつつあるとき、(偏心部材および押し棒が設けられている)工具の駆動区分において小さく加えられる後方反力がある。同時に、主駆動歯車上の平衡錘は後方に動いているが、しかし、これは工具の駆動区域(主駆動歯車が配置されなければならない区域)で大きく加えられる前方反力を発生する。
平衡錘および運動質量によって発生される力が反対方向にあるけれども、それらが同一平面内に整列されていないので、それらは完全に相殺しない。運動質量から工具駆動区域にある小さい力および駆動区域にある大きい力が、切断円板の各振動と共に方向を反転する工具上の補強トルクを生じる。その結果、従来技術の工具において、平衡を保つ駆動歯車を有する工具でさえも、その工具は動的に平衡にされず、また、工具駆動構成要素に著しい摩耗を生じる揺動が与えられる。
最初は、その揺動は比較的小さいが、しかし、軸受および押し棒が摩耗し始めるに従って、振動および揺動のレベルが好ましくないレベルまで急激に増加する。本発明は、押し棒の平面の両側に配置された2つの平衡錘を設けることによって、この問題に取り組んでいる。2つの平衡錘は、平衡錘間の位置で、直接に対向し、押し棒の振動質量と同じ平面内で作用する平衡を発生するように協同する。
本発明の好適実施例においては、押し棒の平面上方にある平衡錘が主駆動歯車から取り除かれ、スペーサとしても作用する別個の平衡キャップ54(図4−6参照)上に移されている。平衡錘を主駆動歯車から取り除くことによって、主駆動歯車は押し棒の平面に接近して動かされる。これは、発生されたトルクおよびその結果の揺動を減少する。さらに、複合主駆動歯車を製造する費用は、相当に減少される。
図3は、図1、2の好適手持ち型皮剥機設計に用いられる本発明に基づく偏心シャフトを示す。偏心シャフト22は、それぞれ軸受34および32に嵌合する第1円筒形シャフト部42および第2円筒形シャフト部44を含む。偏心シャフト部分46は中央に配置され、また、押し棒の後端にある円筒形軸受が偏心シャフト部分46に嵌合する。第1平衡錘48が、偏心シャフト部分46に隣接している。第1平衡錘48は、偏心シャフト部分46から偏心シャフト22のほぼ反対側にあることに注意されたい。このようにして、押し棒が図1、2の工具の前方に向かって動きつつあるとき、平衡錘48は工具の後方に向かって動く。
平衡錘48は偏心シャフト部分46に極めて接近していることがわかるであろう。従って、平衡キャップ54に第2平衡錘を設けなくとも、押し棒の平面に接近した第1平衡錘48の位置が、主駆動歯車上の従来技術のずれ位置に比較して平衡を改善する。
主駆動歯車30は、軸受シャフト部分44に隣接した歯車シャフト部分50上の偏心シャフト22に装着される。
真実の動的平衡を与えるために、平衡錘は押し棒18、20のほぼ平面内で偏心部材と反対側に直接に配置されなければならない。しかし、この配置は、押し棒が工具の後方に動きかつ平衡錘が工具の前方に動かなければならないとき、平衡錘と押し棒との間で干渉を起こす。従って、有効な平衡錘が第1および第2平衡錘との間のある点で作用するように、第2平衡錘52が第1平衡錘48から偏心シャフトおよび押し棒の反対側に配置される。
好適設計においては、第2平衡錘は、図4、5、6に示す平衡キャップ54と一体にされる。平衡キャップ54は、平衡キャップを完全に貫通しかつ平衡キャップ用の回転軸58を画定するシャフト開口56を含む。第2平衡錘52は回転軸58の一方の側にずらされ、また、平衡キャップを部分的にのみ貫通するキャップ開口60が平衡錘52から反対方向にずらされた中心62(図6参照)を有する。
図3および図6を図2の断面図と比較することによって判るように、平衡キャップ54は偏心シャフト22上を滑る。シャフト開口56は、領域64内で偏心シャフトの直径と一致し、他方、キャップ開口60は参照番号66を付された領域においてシャフト46の偏心部分を受けかつ係合するように採寸される。キャップ開口60の中心62が軸58からずらされているので、キャップ開口60と偏心シャフト部分46との間の係合は、平衡錘52が偏心シャフト22に関して回転することを防止するように作用する。第2平衡錘52は第1平衡錘48と同じ偏心シャフト22の側に常に留まり、その側はシャフト46からシャフトの反対側に常にある。
この二重平衡設計は、偏心運動によって駆動されるべき質量とほぼ反対に作用する有効な動的平衡を発生し、かつ、上述した揺動を排除する。その結果、摩耗を著しく低減し、駆動構成要素の寿命を延ばし、工具が操作者の疲労なしに使用される時間を増加させる。
本発明は図1および図2の二重平衡皮剥機設計に対して向けられているだけではなく、一体化された平衡錘48を有する図3の偏心シャフトおよび一体化された平衡錘52を有する図4、5、6に示す平衡キャップを備えた手持ち型皮剥機用の個々の駆動構成要素にも向けられていることに注意されたい。
図1−6に示す設計は、平衡錘48および52を押し棒および運動質量の平面に極めて接近させる。その結果、残留不平衡または後発的な摩耗もしくは製造変動からの不平衡が、押し棒の平面から離れて設けられた単独の平衡錘を有する従来技術設計に比べて、非常に低減された振幅の揺動を生じる。
好適実施例が図1および図2に示されているが、別の実施例が図7に示されている。そこでは、1つの平衡錘が従来技術と同様に主駆動歯車上に留まっている。第2平衡錘は偏心シャフト上で押し棒の反対側に配置される。図7において、駆動機構の詳細な部分が示される。図示された部分は、図2の断面図で偏心シャフト22を示す中心領域にほぼ対応する。
しかし、図7の設計において、図4、5、6の平衡キャップは一体化された平衡錘72を有する従来技術の平衡にされた主駆動歯車70によって置き換えられる。図7の拡大図に示すように、平衡錘72は主駆動歯車70の一方の側に配置される。図1および図2の設計に用いられている図4、5、6の平衡キャップは、主駆動歯車70と偏心部材46との間に設けられた単独のスペーサ・キャップ74によって置き換えられる。スペーサ・キャップは平衡錘を有していない。
その他のすべての点においては、図7の実施例は図1−6の実施例に対応する。偏心シャフト上の平衡錘48は、駆動歯車上の平衡錘72から押し棒の反対側に配置される。図1−6に示すように、これらの2つの平衡錘は、押し棒の平面内で偏心部46とほぼ反対側で作用する動的平衡を与えるように協同する。
図8は、本発明の平衡化された駆動機構のさらに別の実施例を示す。この設計においては、両平衡錘が偏心シャフトから完全に分離されている。第1平衡錘80は、押し棒が接続された(想像線82で示す)偏心シャフト部46の下に設けられた別個の部品である。この設計における第1平衡錘80はピン84によって定位置に保持されて、それが偏心シャフトの周りで回らないようにする。ピン84は、第1平衡錘80が偏心シャフト部分46のずれ方向と逆に常にと留まることを保証する。
第1平衡錘80は、図8に示す駆動機構を分解し、ピン84を取り外し、第1平衡錘80を偏心シャフトの端から滑らせることによって、取外しおよび交換可能である。
第2平衡錘72は、図7の設計におけるように、偏心シャフト部46の上方で主駆動歯車に配置される。第2平衡錘72は、ずらされた偏心シャフト部分46から偏心シャフトの回転軸の反対側でかつ第1平衡錘80と同じ軸側にある。
図示された種々の実施例から、第1および第2平衡錘が偏心シャフト(図3)の一部として、駆動歯車(図7、8)の一部として、または別個の部品(平衡キャップ(図4−6)もしくは第1平衡錘80(図8))として形成されてもよいことが判るであろう。各場合において、一方の平衡錘が押し棒の平面上方に配置され、一方の平衡錘がその平面の下に配置されて、工具の偏心被駆動運動質量による振動が有効にかつ動的に平衡にされる。
上述した二重平衡特徴に加えて、皮剥機の好適実施例はハンドル26に設けられた調速機100をも含んでいる。空気圧モータが迅速に回転しつつあるときに、空気入口102から空気圧モータ24への加圧空気の流れを制限することによって、また、空気圧モータが速度を落としたときに、より多くの加圧空気を供給するように開口することによって、調速機が動作する。
図9を参照して、調速機100の設計および動作が記載される。空気入口102からの加圧空気が空気流通路104に流れ込む。空気流通路104は弁座106を含む。弁座106に向かって動くことができる弁頭108が、弁座106に対向している。弁頭108は、傾斜端110を有する。傾斜端110は、弁座106と傾斜端110との間の空間を通過する空気流を制限する働きをする。弁座106と傾斜端110との間の空間を通過する空気は、最終的に空気圧モータ24に動力を与える。
弁頭108は、調速機バネ112によって、図9に示すように、右に偏倚されている。調速機バネ112は、コア116を取り囲み、コア116上の外方突出リップ114と弁頭108上の内方突出リップ118との間に閉じ込められる。
弁頭108はまた、角度付きフランジ120、コア116、調速機ハウジング124の間で複数の調速機ボール122を閉じ込める外方角度付きフランジ120を含む。弁頭108、コア116、調速機ハウジング124、調速機ボール122、調速機バネ112はすべて空気圧モータ24と共に回転する。調速機ボール122が空気圧モータと共に回転するとき、遠心力がそれらを外側にかつ角度付きフランジ120と調速機ハウジング124との間で角度付きフランジ120を上に駆動しようとする。
調速機ボール122は、遠心力によって調速機を作動する可動質量として作用する。調速機ボールの外方運動が角度付きフランジ120および弁頭108に力を加え、その力がバネ112を圧縮し、弁頭108の傾斜端110を弁座106に向けて動かす。空気圧モータが早く回転すればするほど、この弁作用は空気流をますます多く制限し、ますますより少ない空気動力が空気圧モータに供給される。
手持ち型皮剥機が切断を開始しかつ空気圧モータへの負荷が増加するに従って、空気圧モータの速度が低下する。この速度減少は、調速機ボールによって弁頭108に加えられる遠心力を減少させる。次いで、バネ112が弁頭108を弁座から離れるように動かし、弁がさらに開いて、より多くの空気流を許す。増加空気流の結果は、空気圧モータがより多くの動力を発生し、負荷の下でさえも最初の運転速度に戻る。
調速機100は、運転負荷における著しい変動の下で上述した仕方で速度を制御する。空気圧モータが所望の回転速度を超えたとき、調速機は加圧空気の流れを制限して速度を落とす。空気圧モータが所望の速度よりも下がると、調速機は開いて空気流を増加しかつモータ速度を増加させる。
皮剥機の好適実施例は、切断円板12および14に対する改善された切断円板設計をさらに含む。切断円板12および14は、中央切断円板シャフト38を回転する。中央切断円板シャフト38は、上方ボルト150、下方ナット152、円筒形カラー154を含む。カラー154は、切断円板12および14が回転する支持面として作用する外面156を有する。近代の皮剥機設計においては、円板ブレードは一定の厚みである。しかし、図10から判るように、この皮剥機の強化された切断円板12および14は、切断円板とカラー154の外側軸受面156との間の支持面を著しく増加させる円筒形リップ(切断円板12上の158および切断円板14上の160)を有する。
好適設計においては、切断円板は、円板の外側領域の最終厚みよりも大きくかつ円板の中心において円筒形軸受リップ158および160に等しい厚みの材料からつくられる。円板ブレードは円筒形軸受リップ158および160を除いてどこでも厚みを減少するように研削される。しかし代案として、軸受リップは追加材料にロウ付けもしくは溶接、またはリップを形成するように内周を薄いシートに変形などの処理によって加えられてもよい。
円板ブレードの中心における円筒形リップの厚みに比べて、円板ブレードの厚みの減少は、2つの基本的な利点を有する。第1は、各切断円板ブレードの重量が減少されることである。これは、皮剥機の全重量を減少するばかりではなく、摩耗および振動を減少する振動質量を減少する。第2の利点は、組み合わされた切断円板12および14の全体の厚みが減少されることである。その全体の厚みは、切断円板が胴体と皮との間の空間に入ることをより一層容易にさせ、かつ、厚い切断円板に比べて切断性能を改善する。
切断円板12および14は、一方が他方に関して逆にされることを除いて、同一であることに注意されたい。軸受リップ158、160は、それらの各切断円板の平面に対して90度外方に突出している。図示するように、切断円板が反転されかつ互いに背合せに接触させた状態で置かれるとき、軸受リップ158および160は反対方向に突出し、互いに干渉しない。その結果、工具の中心において支持面の面積を相当に増加し、切断円板の使用可能寿命を相当に増加する。
切断円板12の上方に突出する軸受リップ158は、ブレード・カバー39内の対応する凹所162の内側に捕らえられる。切断円板14の下方に突出する軸受リップ158は、駆動機構カバー37に形成された類似の円筒形凹所164の内側に捕らえられる。凹所162、164はまた、円筒形カラー154のための間隙を与える。
凹所162、164の形状と組み合わせて、軸受リップ158および160の外方突出は、汚染物質が円筒形カラー154の外側支持面と軸受リップ158および160によって形成された内側支持面との間の支持領域ならびに切断円板の中央開口に侵入することを防止する作用をする。
上述した軸受リップ設計は対向して振動する切断円板ブレードを有する手持ち型皮剥機に最も適しているけれども、単独の切断円板が連続して回転する場合、1対の切断円板が逆方向に連続して回転する場合、または単独のブレードが振動しかつ別のブレードが静止したままである場合の皮剥機設計にも実施されてもよい。
特別の好適実施例と組み合わせて、本発明が特に記載されてきたが、多くの変更、修正、変形が上述した記載に照らして当業者にとって明らかであることは明白である。従って、添付請求の範囲は本発明の真実の範囲および精神内に入るものとしていかなるこのような変更、修正、変化を包摂することが意図されている。

Claims (20)

  1. 1対の切断円板と、
    前記切断円板を対向切断振動状態で駆動する駆動機構と、
    後記主駆動歯車を駆動するモータと、ならびに
    前記駆動機構およびモータを装着したハウジングと、を備え、
    前記駆動機構は、偏心シャフトと、前記偏心シャフトを回転するように接続された前記主駆動歯車と、各切断円板について1つの1対の押し棒であって前記偏心シャフトとその各切断円板との間に接続された1対の押し棒と、前記主駆動歯車によって回転されかつ前記押し棒の一方の側に設けられた第1平衡錘と、ならびに前記主駆動歯車によって回転されかつ前記第1平衡錘から前記押し棒の他方の側に設けられた第2平衡錘とを含み、前記第1および第2平衡錘は該第1および第2平衡錘間の位置で平衡作用を与えるように協同して、皮剥機の有効な動的平衡を与える、手持ち型皮剥機。
  2. 前記第1平衡錘は、前記偏心シャフトと一体の部品として形成される、請求項1に記載の手持ち型皮剥機。
  3. 前記第2平衡錘は、前記主駆動歯車と一体の部品として形成される、請求項1に記載の手持ち型皮剥機。
  4. 前記第1および第2平衡錘は前記主駆動歯車から別個の要素として形成される、請求項1に記載の手持ち型皮剥機。
  5. 前記第2平衡錘は平衡キャップの一部として形成され、前記平衡キャップは、該平衡キャップを完全に貫通するシャフト開口と、前記偏心シャフトに関して前記第2平衡錘の回転を防止するように前記偏心シャフトに係合するキャップ開口とを有する、請求項4に記載の手持ち型皮剥機。
  6. 前記第2平衡錘は平衡キャップの一部として形成され、前記平衡キャップは、該平衡キャップを完全に貫通するシャフト開口と、前記偏心シャフトに関して前記第2平衡錘の回転を防止するように前記偏心シャフトに係合するキャップ開口とを有する、請求項1に記載の手持ち型皮剥機。
  7. 1対の切断円板と、
    前記切断円板を対向切断振動状態で駆動する駆動機構と、
    後記主駆動歯車を駆動するモータと、ならびに
    前記駆動機構およびモータを装着したハウジングと、を備え、
    前記駆動機構は、各端部における円筒形シャフト部分と一体第1平衡錘との間に偏心シャフト部分を有しかつ各端部において前記円筒形シャフト部分に係合する軸受に装着された偏心シャフトと、前記偏心シャフトに装着されかつ前記偏心シャフトを回転するように接続された前記主駆動歯車と、各切断円板に1つの1対の押し棒であって前記偏心シャフト部分とその各切断円板との間に接続された1対の押し棒と、前記押し棒の一方の側に設けられた第1平衡錘と、前記偏心シャフトに装着された平衡キャップとを含み、該平衡キャップは前記第1平衡錘から前記押し棒の反対側に設けられた第2平衡錘を含み、前記第1および第2平衡錘は該第1および第2平衡錘間の位置で平衡作用を与えるように協同して皮剥機の動的平衡を与え、前記ハウジングは着脱可能ブレード・カバーと着脱可能駆動カバーとを含み、前記ブレード・カバーおよび駆動カバーが取り外されたとき前記駆動機構が前記モータを取り外さずに取外し可能になっている、手持ち型皮剥機。
  8. ハウジング、1対の切断円板、モータによって作動される主駆動歯車、ならびに対向切断振動状態で前記切断円板を動かすように前記主駆動歯車をかいして前記モータによって駆動される1対の押し棒を有する手持ち型皮剥機用平衡偏心シャフトであって、
    前記皮剥機のハウジング内の第1軸受に挿入する第1円筒形シャフト部分と、
    前記主駆動歯車を受ける歯車シャフト部分と、
    前記対を成す押し棒を駆動する偏心シャフト部分と、
    前記偏心シャフトと共に一体部品として一体形成された第1平衡錘と、ならびに
    前記皮剥機のハウジング内の第2軸受に挿入する第2円筒形シャフト部分と、
    を備え、前記第1および第2円筒形シャフト部分ならびに前記歯車シャフトが軸方向に整列され、前記偏心シャフトが軸方向にずらされている、平衡偏心シャフト。
  9. 第2平衡錘用平衡シャフト部分をさらに含み、該平衡シャフト部分が前記第1平衡錘から前記偏心シャフト部分の反対側に設けられた、請求項8に記載の平衡偏心シャフト
  10. 前記第1円筒形シャフト部分、前記偏心シャフト部分、前記第1平衡錘、前記第2平衡錘用平衡シャフト部分、前記歯車シャフト部分、ならびに前記第2円筒形シャフト部分が単独の一体化された部品として形成される、請求項9に記載の平衡偏心シャフト
  11. 前記第1円筒形シャフト部分、前記偏心シャフト部分、前記第1平衡錘、前記歯車シャフト部分、ならびに前記第2円筒形シャフト部分が単独の一体された部品として形成される、請求項8に記載の平衡偏心シャフト
  12. ハウジング、偏心シャフト部分を含む偏心シャフト、1対の切断円板、モータによって作動される主駆動歯車、ならびに対向切断振動状態で前記切断円板を動かすように前記主駆動歯車および前記偏心シャフトをかいして前記モータにより駆動される1対の押し棒を有する手持ち型皮剥機用平衡キャップであって、
    前記平衡キャップを貫通しかつ該平衡キャップに対して回転軸を画定するシャフト開口と、
    前記回転軸の一方の側にずれた平衡錘と、ならびに
    前記平衡キャップを部分的に貫通しかつ前記一方の側から反対の前記回転軸の他方の側にずれた中心を有するキャップ開口と、を備え、
    前記キャップ開口が前記偏心シャフトの前記偏心シャフト部分に係合して前記偏心シャフトに関する前記平衡錘の回転を防止する、手持ち型皮剥機用平衡キャップ。
  13. 各切断円板は中央開口および該中央開口を取り囲む軸受リップを有し、前記中央開口および軸受リップは前記切断円板シャフトを取り囲む軸受を形成する、請求項1に記載の手持ち型皮剥機。
  14. 各切断円板の前記中央開口を取り囲む前記軸受リップが前記切断円板の一方の側から外方に突出している、請求項13に記載の手持ち型皮剥機。
  15. 前記対を成す切断円板を構成する第1および第2切断円板が逆向き状態で前記切断円板シャフトに装着され、前記一方の切断円板の前記中央開口を取り囲む軸受リップが一方の方向に前記一方の切断円板から外方に突出し、前記他方の切断円板の前記中央開口を取り囲む軸受リップが他方の方向に前記他方の切断円板から外方に突出し、前記一方および他方の方向が逆向きになっている、請求項13に記載の手持ち型皮剥機。
  16. 前記切断円板シャフトは外側支持面を有する円筒形カラーを含み、各切断円板は中央開口と該中央開口を取り囲む軸受リップとを含み、前記対を成す切断円板の前記中央開口および軸受リップが内側支持面を有する軸受を形成し、前記対を成す切断円板の前記中央開口および軸受リップが前記円筒形カラーを取り囲み、前記内側支持面が前記円筒形カラーの外側支持面に接触する、請求項13に記載の手持ち型皮剥機。
  17. 前記ハウジングは、前記対を成す切断円板の一方に隣接した第1カバーと、前記対を成す切断円板の他方に隣接した第2カバーとをさらに含み、前記第1カバーは前記対を成す切断円板の一方の前記軸受リップを受ける凹所を有し、前記第2カバーは前記対を成す切断円板の他方の前記軸受リップを受ける別の凹所を有する、請求項13に記載の手持ち型皮剥機。
  18. 前記切断円板シャフトは円筒形カラーをさらに含み、前記第1および第2カバーの凹所が前記円筒形カラーをも受ける、請求項17に記載の手持ち型皮剥機。
  19. 調速機をさらに含む、請求項1、7または13に記載の手持ち型皮剥機。
  20. 前記調速機が遠心力によって動作する、請求項19に記載の手持ち型皮剥機。
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