JP5237624B2 - 車両用内装 - Google Patents

車両用内装 Download PDF

Info

Publication number
JP5237624B2
JP5237624B2 JP2007331576A JP2007331576A JP5237624B2 JP 5237624 B2 JP5237624 B2 JP 5237624B2 JP 2007331576 A JP2007331576 A JP 2007331576A JP 2007331576 A JP2007331576 A JP 2007331576A JP 5237624 B2 JP5237624 B2 JP 5237624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interior
insulator
fiber material
welding
pillar trim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007331576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009154554A (ja
Inventor
正樹 高橋
宣夫 高田
Original Assignee
しげる工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by しげる工業株式会社 filed Critical しげる工業株式会社
Priority to JP2007331576A priority Critical patent/JP5237624B2/ja
Publication of JP2009154554A publication Critical patent/JP2009154554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5237624B2 publication Critical patent/JP5237624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

この発明は、インシュレータ等の繊維材をピラートリム等の車両用内装に取り付ける方法及び該繊維材を取り付けた車両用内装に関する。
例えば、インシュレータは、ピラートリム等の内装本体の裏側(車室側とは反対側)に設けられ、車外から入って来る音を吸収ないしは遮る役割を担う繊維材である。一般に、内装本体の裏面のインシュレータ取り付け部分は平らになっている。この平らな部分にインシュレータを当て、溶着機を用いて溶着している。
特開2007−008310号公報
インシュレータ等の車両用繊維材は、リサイクル品も多くなっており、目付けがばらついていることも少なくない。そのため、高目付の繊維材を取り付けるラインにおいて、流れて来た繊維材の溶着されるべき部分がたまたま低目付になっていることがある。そうすると、設定溶着時間が長すぎ、溶着エネルギーが内装本体に過度に伝わり、内装本体の表側(車室側)の化粧面が白化したり溶解したりする等の損傷が起きることがあった。設定溶着時間を短くすると、繊維材が規格通り高目付のとき充分に溶着できなくなる。目付けに応じて溶着時間を調節することはあまりに煩雑である。内装本体を厚くすれば化粧面に影響が及ぶのを回避できるが、重量が増し、材料コストも上昇してしまう。内装本体における繊維材の溶着される箇所だけ部分的に肉厚にすることも考えられるが、そうすると、内装本体の成形後の冷却時の収縮度の違いなどによって、厚くした箇所の化粧面が凹む等の現象が起きてしまう。
上記問題点を解決するために、本発明方法は車両における内装本体の裏側に繊維材を取り付ける方法であって、
前記内装本体の裏面に線状又は点状の1又は複数の凸部を形成し、
前記繊維材を前記凸部に当て溶着することを特徴とする(特許請求せず)
また、本発明装置は、内装本体と、この内装本体の裏側に取り付けられた繊維材とを含む車両用内装であって、
前記内装本体の裏面に線状又は点状の1又は複数の凸部が形成され、前記繊維材が、前記凸部に当てられ溶着されており、かつ前記繊維材が、前記内装本体の裏面に直接的に面していることを特徴とする。
これによって、繊維材の被着箇所が低目付であっても、内装本体の表面に溶着の影響が現れるのを回避することができる。
前記凸部の突出量が前記内装本体の厚みより小さいことが好ましい。
前記凸部が、一方向に延びる直線状をなすとともに、この延び方向と交差する方向に間隔を置いて複数並んで設けられていることが好ましい。
これによって、繊維材を内装本体により安定的に取り付けることができる。
本発明によれば、繊維材の目付のばらつきに拘わらず、内装本体の表面に溶着の影響が現れるのを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1及び図2は、車両のピラートリム10(車両内装)を示したものである。ピラートリム10は、ピラートリム本体11(内装本体)と、インシュレータ20(繊維材)を備えている。ピラートリム本体11は、例えばポリプロピレン等の樹脂で構成され、大略上下に延びる板状になっている。ピラートリム本体11の肉厚は、全体的に場所に依らず一定になっている。
図1において仮想線で示すように、ピラートリム本体11の裏側に車外からの音を吸収ないしは遮るインシュレータ20が設けられている。インシュレータ20は、フェルトなどの繊維で構成され、ピラートリム本体11に沿って上下に延びている。一般的なインシュレータの目付けは400g/m程度であるところ、このインシュレータ20は600g/m程度であり、高目付になっている。
インシュレータ20のピラートリム本体11への取り付け構造を説明する。
ピラートリム本体11の裏面11bには、インシュレータ接合領域12が設定されている。この接合領域12に複数のリブ13(線状の凸部)が形成されている。リブ13は、ピラートリム本体11の幅方向(左右方向)に直線状に延びるとともに、その延び方向と直交する方向に互いに間隔を置いて並べられている。リブ13の突出高さは例えば2mm程度であり、リブ13の配置間隔は、例えば4mm程度であるが、これに限定されるものではない。
図2に示すように、インシュレータ20がピラートリム本体11の裏面11bに被さっている。インシュレータ20の一箇所21が、接合領域12に接合されている。接合領域12の複数のリブ13の全体がインシュレータ20によって覆われている。リブ13の左右端部や複数のリブ13のうちの一部がインシュレータ20から露出するようになっていてもよい。インシュレータ20の下側部分は、図示しないフックを介してピラートリム本体11に係止されている。
インシュレータ20は、次のようにしてピラートリム本体11に取り付けられる。
インシュレータ20をピラートリム本体11の裏面に沿わせ、被着されるべき箇所21を接合領域12に被せるとともにリブ13の先端に当てる。
次に、図2において仮想線で示す溶着ホーン30(溶着機)をインシュレータ20の被着箇所21の背部に当てて駆動する。これにより、被着箇所21がピラートリム本体11のリブ13を含む接合領域12に超音波溶着される。
上記のピラートリム10によれば、溶着時にリブ13の高さ分だけ溶着ストローク(溶着ホーン30からピラートリム本体11の化粧面11aまでの距離)を大きくすることができる。したがって、インシュレータ20の被着箇所21が規格通りの高目付(例えば600g/m程度)である場合は勿論、低目付である場合であっても、溶着エネルギーがピラートリム本体11の化粧面11aまで達するのを回避することができる。これによって、化粧面11aが白化したり溶解したりするなどの損傷が生じるのを防止することができ、化粧面11aをきれいな状態に維持することができる。
溶着時間は比較的長く設定しておくことができる。したがって、インシュレータ20の被着箇所21が規格通りの高目付である場合、確実に溶着することができる。被着箇所21の目付けに応じて溶着時間を変更する必要がないため、作業が煩雑化することもない。
ピラートリム本体11のリブ13以外の部分の肉厚は薄く、かつ一定にすることができる。したがって、ピラートリム本体11の重量増加を避けることができるとともに材料コストの上昇を抑えることができる。また、ピラートリム本体11の成形後の冷却時に収縮差が生じることがなく、化粧面11aの一部分が凹むのを回避することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者に自明な範囲において適宜改変をなすことができる。
例えば、車両内装は、ピラートリムに限定されず、ドアトリムやルーフトリムなどの他の内装であってもよい。
繊維材は、吸音・遮音用のインシュレータに限られず、断熱用やクッション(衝撃吸収)用などの他の用途に用いられる繊維材でもよく、その材質は、合成繊維でもよく天然繊維でもよく無機繊維(ガラス繊維等)でもよく、特に限定はない。
溶着手段は、超音波溶着に限定されず、高周波溶着、振動溶着、レーザ溶着、赤外線溶着、その他の種々の溶着技術を適用できる。
リブ13(凸部)は、直線状に限られず、曲線状になっていてもよく、開曲線に限られず、閉曲線状になっていてもよい。縦に延びるリブと横に延びるリブを格子状に組み合わせてもよい。リブ13の数は特に限定がなく、1つでもよく、複数でもよく、多数でもよい。
さらに、凸部は、線状のリブ13に限られない。例えば、図3に示すように、点状(スポット状、ボス状)の凸部14であってもよい。この点状の凸部14が内装本体11の裏面11bの接合領域12に分散して配置されていてもよい。図3の点状凸部14は、正面視で円形になっているが、これに限定されるものではなく、四角形その他の多角形になっていてもよい。
この発明は、自動車の製造分野に適用可能である。
本発明の一実施形態を示し、ピラー(車両内装)の裏面図であり、インシュレータを二点鎖線で示す。 図1のII−II線に沿う、上記ピラーの縦断面図であり、溶着ホーンを二点鎖線で示す。 本発明の凸部の変形例を示し、ピラーの裏面図である。
符号の説明
10 ピラートリム(車両内装)
11 ピラートリム本体(内装本体)
11a 化粧面(表側面)
11b 裏面
12 接合領域
13 リブ(線状の凸部)
14 点状の凸部
20 インシュレータ
21 被着箇所
30 溶着ホーン(溶着機)

Claims (1)

  1. 車室に面する内装本体と、この内装本体の前記車室に面する側とは反対の裏側に取り付けられた繊維材とを含、前記内装本体の前記裏側を向く裏面に複数の凸部が形成され、前記繊維材が、前記凸部に当てられ溶着されており、かつ前記繊維材が、前記内装本体の裏面に直接的に面している車両用内装において、
    前記凸部の突出量が前記内装本体の厚みより小さく、前記凸部が、一方向に延びる直線状をなすとともに、この延び方向と交差する方向に間隔を置いて複数並んで設けられていることを特徴とする車両用内装。
JP2007331576A 2007-12-25 2007-12-25 車両用内装 Active JP5237624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331576A JP5237624B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 車両用内装

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331576A JP5237624B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 車両用内装

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009154554A JP2009154554A (ja) 2009-07-16
JP5237624B2 true JP5237624B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=40959060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007331576A Active JP5237624B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 車両用内装

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5237624B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5489242B2 (ja) * 2011-03-17 2014-05-14 河西工業株式会社 車両用内装材
JP2013099877A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Kojima Press Industry Co Ltd 超音波溶着方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618329A (ja) * 1984-06-22 1986-01-16 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用内装部品およびその製造方法
JP3669537B2 (ja) * 1997-02-19 2005-07-06 豊田合成株式会社 吸音部材
JP2001030359A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd プラスチッククリップの接合方法及びプラスチッククリップ
JP2007008310A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Shigeru Co Ltd 車両用インシュレータの製造方法
JP4607038B2 (ja) * 2006-03-20 2011-01-05 太平洋工業株式会社 エンジンカバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009154554A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5701665B2 (ja) ダッシュサイレンサの取付部構造
JP2010168036A (ja) 遮蔽板およびその遮蔽板を備える車両構造
KR20200028529A (ko) Fmh 리브를 자동차용 헤드 라이너에 용착하는 방법 및 fmh 리브를 갖춘 자동차용 헤드 라이너
JP2008174185A (ja) クリップ取付座、内装材およびクリップ取付座の形成方法
JP2020520847A (ja) 補強パッチ付きのバンパービーム
JP5237624B2 (ja) 車両用内装
JP4297381B2 (ja) 車両用エアガイド
JP2008087669A (ja) 車両用衝撃吸収構造体
JP6514658B2 (ja) カウルトップガーニッシュ
EP2441650B1 (en) Cowl louver sealing structure
JP5528579B2 (ja) 車両インテリア取り付け部およびその製作のための方法
JP2015024784A (ja) インストルメントパネルの構造
JP5201403B2 (ja) インストルメントパネル構造
JP5870829B2 (ja) 車両フロア構造
JP2006329169A (ja) 衝撃吸収パネル及び該パネルの内燃機関への取付構造
JP2007168538A (ja) 車両用カウルトップカバー
JP5741420B2 (ja) 車両用バックドア構造
JP6598055B2 (ja) インシュレータの取付構造
US20230063700A1 (en) Resin molded article
JP6156170B2 (ja) 車両用ドア構造
JP7074574B2 (ja) 乗物用天井構造
JP2009018703A (ja) 衝撃吸収構造体及び自動車のドア
JP6145489B2 (ja) 遮蔽板
JP4545568B2 (ja) 自動車用フロア嵩上げ材
JP6769681B2 (ja) 装飾部品取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5237624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250