JP5236675B2 - 連鎖状ソーセージの切断装置 - Google Patents

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本発明は、複数のソーセージが結節部を介して連結された連鎖状ソーセージを個々のソーセージに切断し分離するための連鎖状ソーセージの切断装置に関するものである。
ウインナーソーセージ等のソーセージは、牛、豚、羊等の腸(天然腸)あるいはコラーゲンケーシングと称する人工腸よりなるケーシングに、味付けした挽肉を詰めたものである。このソーセージの製造においては、長い筒状のケーシングに味付けした挽肉を詰めながら、長さ方向の所定間隔毎にケーシングをねじることによって、鎖状に長く連なった連鎖状ソーセージを形成し、この連鎖状ソーセージを燻煙あるいは水煮等の加熱処理を行う。この加熱処理のために、前記の連鎖状ソーセージを、懸け竿に螺旋ループ状に巻き懸けて懸吊した状態で、搬送用コンベアあるいは台車に懸け竿両端部を支持して掛架状態に載置し、燻煙あるいは水炊き等の加熱処理を行う。この加熱処理後に、前記懸け竿に巻き懸けられている連鎖状ソーセージを結節部の個所で切断して個々のソーセージに分離する。
従来、前記加熱処理後の連鎖状ソーセージの切断分離作業には、専用の回転ドラム型の切断装置(ロータリー式カッター)が用いられている。回転ドラム式の切断装置は、例えば特許文献1に示されているように、ドラム内周面に先端がフック状をなす多数の刃体ホルダーを突設してなり、連鎖状ソーセージを回転ドラムの一端側開口から投入し、ドラムの回転により、ソーセージ間の結節部を刃体ホルダーの先端フック部に引っ掛けるようにして、フック部に取り付けられている刃体で結節部を切断し、切断分離された個々のソーセージを回転ドラムの他端側開口から排出するようにしたものである。
しかしながら、前記の回転ドラム型の切断装置では、懸け竿に巻き掛けられている長く連なった連鎖状ソーセージを、懸け竿から外してドラム内に投入する必要があり、連鎖状ソーセージがかなり重いこともあって、その投入作業にかなりの労力を要し、面倒な作業になっていた。
また、ソーセージの製造過程において、懸け竿に連鎖状ソーセージを螺旋ループ状に巻き掛ける所謂竿懸け作業を作業者が行うのでは、機械能力に人手が追いつかず、螺旋ループ毎のソーセージ本数が多く(例えば、6本掛けや8本掛け)になり、ソーセージの重みで結節部が伸びて形の悪いソーセージができることから、近年、機械的に竿懸けを行うようになってきている(特許文献2)。この場合、螺旋ループ毎のソーセージ本数が比較的少なく(4本掛け又は6本掛けで、4本掛けが主流)、ソーセージの形はよくなっているが、その反面、ソーセージ間の結節部が短くなっており、前記切断装置のドラム回転による切断の際に、切れ残りが生じたり、結節部付近に傷が生じる虞があった。
特に、1本の懸け竿に巻き掛けられている長い連鎖状ソーセージをそのまま切断装置のドラム内に投入した場合には、該連鎖状ソーセージが寄り集まってかたまりになって切断され難く、切断効率を損なうことになり、また連鎖状ソーセージがドラム内周面の刃体ホルダーによってかき回されることで、ソーセージが損傷する虞があった。
そのため、回転ドラム型の切断装置に投入される連鎖状ソーセージを、切断装置の投入口またはその近傍において、比較的短い連鎖状に切断して切断装置のドラム内に投入することが考えられている(例えば、特許文献3)。しかし、この場合、ドラム内に投入される連鎖状ソーセージが比較的短くなっていることで、長い連鎖状のままで投入される場合よりは切断され易いものの、連鎖状ソーセージがドラム内周面の刃体ホルダーによってかき回されることになることには変わりがないため、ソーセージが損傷する虞は皆無ではなかった。
特公昭50−17551号公報 特公平4−28333号公報 特開2003−125698号公報
本発明は、上記の問題を解決するために、回転ドラムを利用しない連鎖状ソーセージの切断方法及び装置を提供しようとしたものであり、特に、懸け竿に螺旋ループ状に巻き懸けられている連鎖状ソーセージを螺旋ループ毎の連鎖数の中連状に切断する工程、前記中連状ソーセージを中間の結節部で切断し短連状に2分する工程、短連状ソーセージを個々のソーセージに切断する工程を組み合わせて構成し、連鎖状ソーセージを竿掛け状態のままで切断工程に搬送供給可能であり、しかも回転ドラム型のような懸け竿からの投入作業を不要にでき、ドラム回転による刃体ホルダーのかき回しによるソーセージ損傷のおそれもなく、切れ残しなく確実に綺麗に効率よく切断できる切断方法及び装置を提供するものである。
本発明の第1は、上記の課題を解決する連鎖状ソーセージの切断方法であり、各ソーセージが結節部を介して鎖状に連接されている連鎖状ソーセージを、懸け竿に対し結節部で係止して螺旋ループ状に巻き懸けた状態で、前記懸け竿の両端部を支持する搬送手段により第1の切断工程に間欠的に搬送する搬送工程と、前記搬送手段により搬送される懸け竿を切断用位置に保持して、該懸け竿に巻き懸けられている連鎖状ソーセージを、懸け竿に対する係止個所の結節部で螺旋ループ毎の連鎖数の中連状に切断する第1の切断工程と、前記第1の切断工程の下方において、第1の切断工程で切断されて落下する中連状ソーセージを中間の結節部で切断し短連状に2分する第2の切断工程と、前記第2の切断工程の下方において、第2の切断工程部で切断されて落下する短連状ソーセージを傾斜送り出し台で受けて、連鎖方向を傾斜方向にして徐々に送出しながら、各結節部を切断し個々のソーセージに分離する第3の切断工程とよりなることを特徴とする。
これにより、連鎖状ソーセージを竿掛け状態のままで搬送工程に供給することにより、前記第1の切断工程、前記第2の切断工程、前記第3の切断工程を順次経て、個々のソーセージに確実に分離することができる。しかも、回転ドラム型の切断装置とは違い、連鎖状ソーセージの投入作業が不要であるばかりか、ドラム回転による刃体ホルダーのかき回しによるソーセージ損傷の虞もない。
本発明の第2は、連鎖状ソーセージの切断装置であり、各ソーセージが結節部を介して鎖状に連接されている連鎖状ソーセージを結節部で係止して螺旋ループ状に巻き懸けておくための懸け竿と、連鎖状ソーセージを巻き懸けた前記懸け竿を、両端部を支持して一定間隔毎に並列させて第1の切断工程に順次間欠的に搬送する搬送手段と、第1の切断工程に備える切断手段であり、前記搬送手段により間欠的に搬送される前記懸け竿を所定の切断用位置に保持して該懸け竿の長手方向に移動可能なストッパーガイドを有するとともに、前記ストッパーガイドと共に前記懸け竿に沿って移動し、前記懸け竿に巻き懸けられている連鎖状ソーセージを、前記懸け竿に対する係止個所の結節部で螺旋ループ毎の連鎖数の中連状に切断する切断刃体を備えてなる第1の切断手段と、第1の切断工程の下方の第2の切断工程に備える切断手段であり、V字形のガイド用切欠を有する複数の刃体ホルダーが、前記第1の切断工程の切断用位置の懸け竿の下方において懸け竿と平行な方向に並列して配置されるとともに、各刃体ホルダーに、前記ガイド用切欠の下端に刃部を臨出させて刃体が取り付けられてなり、第1の切断工程から落下する中連状ソーセージを、その中間の結節部を前記ガイド用切欠の下端に案内して前記刃体により切断し短連状に2分する第2の切断手段と、第2の切断工程の下方の第3の切断工程において、前記第2の切断手段に対して直交する方向に傾斜するとともに、上面が前記傾斜方向と直交する幅方向に波形をなし、前記第2の切断手段により切断されて落下する短連状ソーセージを、波形の凹条部で受けて連鎖方向を傾斜方向にして滑らせて徐々に送出できるように設けられた傾斜送り出し台と、第3の切断工程において、前記傾斜送り出し台の送出端側に近接して上下動可能に備える切断手段であり、V字形のガイド用切欠を有する刃体ホルダーが前記傾斜送り出し台の幅方向に並列して配置されるとともに、各刃体ホルダーに、前記ガイド用切欠の下端に刃部を臨出させた刃体が取り付けられてなり、前記傾斜送り出し台からのソーセージ送出位置より上方の位置と下方の位置との間で上下動し、上動時にソーセージ間の結節部を前記ガイド用切欠の下端に案内して前記刃体により切断し個々のソーセージに分離する第3の切断手段とを備えてなることを特徴とする。
この連鎖状ソーセージの切断装置によれば、長い連鎖状ソーセージを懸け竿に螺旋ループ状に巻き懸けた状態のままで搬送手段により支持して第1の切断工程に間欠的に搬送できる。そして、第1の切断工程では、間欠的に搬送されて切断用位置に停止する懸け竿を第1の切断手段のストッパーガイドにより位置を規制した状態で、該ストッパーガイドと共に移動する切断刃体により、連鎖状ソーセージの懸け竿に対する係止個所の結節部を切断し、前記連鎖状ソーセージを螺旋ループ毎の連鎖数(4連又は6連)の中連状に切り離す。第1の切断工程で切断されて落下する中連状ソーセージは、その下方に設置された第2の切断工程において、第2の切断手段の刃体ホルダーのV字形のガイド用切欠にはまり込んで前後に振り分けられるとともに、中間の結節部がガイド用切欠の下端に案内され、ソーセージの自重と落下の勢いで、刃部が前記ガイド用切欠の下端に臨出している刃体により前記結節部が切断され、数連(2〜3連)の短連状に2分されて落下する。
前記のように2分されて落下する短連状ソーセージは、第2の切断手段の下方に設けられている傾斜送り出し台に載り、該傾斜送り出し台の波形状の凹条部に嵌り込んで、連鎖方向が傾斜方向をなすように保持されるとともに、該傾斜送り出し台のの傾斜に沿って傾斜方向に滑るようにして徐々に送出される。この傾斜送り出し台の送出端側に近接して配置された第3の切断手段が、前記先端からのソーセージ送出位置より上方の位置と下方の位置との間で上下動しており、上動時に前記のように送出されるソーセージ間の結節部を刃体ホルダーのガイド用切欠の下端に案内して、刃部が前記ガイド用切欠の下端に臨出している刃体により前記結節部を切断し個々のソーセージに分離する。
前記連鎖状ソーセージの切断装置において、前記第1の切断手段は、連鎖状ソーセージの結節部を切断するために前記懸け竿の一端側から他端側へ移動するときは、前記ストッパーガイドのガイド用切欠部が切断用位置の懸け竿に当接係合した状態で該懸け竿の位置を規制しながら移動し、切断後に前記他端側から前記一端側へ戻るときは、前記ストッパーガイドが切断刃体と共に前記懸け竿から離隔した状態で移動するように設けられてなるものとすることができる。
これにより、ストッパーガイドと共に切断刃体が前記懸け竿の一端側から他端側へ移動して切断作用するとき、連鎖状ソーセージの重みで前記懸け竿に撓みが生じていても、前記ストッパーガイドによる位置規制により、前記懸け竿を前記切断刃体に対して一定の位置関係に保持でき、懸け竿に対する係止個所の結節部を確実に切断できる。また、切断後に前記他端側から前記一端側へ戻るときは、前記ストッパーガイドを切断刃体とともに懸け竿との当接位置から離隔させておくことで、空の懸け竿を切断用位置から後方へ搬送通過させることができ、このため、連鎖状ソーセージが巻き懸けられている懸け竿を切断用位置に順次搬送することができる。
前記第1の切断手段は、前記ストッパーガイドが適宜移動手段により移動制御される移動体に連結されて支持され、懸け竿の一端側から他端側に向かって移動するときは、前進、後退を繰り返しながら所定距離ずつ前進移動するように設けられてなるものが好ましい。これにより、懸け竿に係止されている連鎖状ソーセージの結節部を確実に切断することができる。
前記連鎖状ソーセージの切断装置において、前記第2の切断手段の各刃体ホルダーが、並列方向に連接されて支持され、振動付与可能に設けられてなるものが好ましい。これにより、第1の切断工程から落下する中連状ソーセージの中間の結節部を、振動により引っ掛かりを生じさせずに刃体ホルダーのガイド用切欠の下端に確実に導くことができ、該結節部を確実に切断できる。
前記連鎖状ソーセージの切断装置において、前記傾斜送り出し台が、前記第2の切断手段の下方位置付近から傾斜方向後方側に配置される第1の滑り台部と、前記第1の滑り台部の下端部から傾斜方向前方に向かって延びる第2の滑り台部とからなり、前記第1の滑り台部が第2の滑り台部より急傾斜をなし、前記第2の滑り台部が連鎖状ソーセージを滑らせて徐々に送出できる傾斜をなしているものとすることができる。これにより、第2の切断工程から落下する短連状ソーセージを、後方へ飛び出させないようにして受けることができ、傾斜方向前方へ徐々に確実に送り出すことができる。
前記連鎖状ソーセージの切断装置において、前記第3の切断手段の刃体ホルダーが、上下動可能に設けられた支持部材上において並列方向に連接されて支持され、振動付与可能に設けられてなるものとするのが好ましい。これにより、上下動と同時に、振動を付与することにより、引っ掛かりを生じさせずに刃体ホルダーのガイド用切欠の下端に確実に導くことができ、該結節部を確実に切断できる。
前記連鎖状ソーセージの切断装置において、前記傾斜送り出し台の第2の滑り台部が、振動付与可能に設けられてなるものとすることができる。これにより、比較的緩傾斜の第2の滑り台上の短連状ソーセージを振動により傾斜方向に徐々に滑らせながら確実に送り出すことができる。
上記したように本発明の連鎖状ソーセージの切断方法及び切断装置によれば、連鎖状ソーセージを懸け竿に螺旋ループ状に巻き懸けた状態で搬送手段により間欠的に搬送供給して切断作業できる。そのため、回転ドラム型の切断装置を使用する場合のような、労力を要する面倒な投入作業を不要にできる。
しかも、装置内部での切断作業は、懸け竿に螺旋ループ状に巻き懸けられている長い連鎖状ソーセージを螺旋ループ毎の連鎖数の中連状に切断する第1の切断工程、前記中連状ソーセージを中間の結節部で切断し短連状に2分する第2の切断工程、数連の短連状ソーセージを個々のソーセージに切断分離する第3の切断工程を経ることにより、連鎖状ソーセージの結節部をそれぞれ確実に切断でき、回転ドラム型の場合のような刃体ホルダーのかき回しによるソーセージ損傷のおそれもなく、切れ残しなく各結節部の個所で確実に綺麗に切断でき、切断作業効率を向上できる。
連鎖状ソーセージを竿体に巻き懸けた状態の一部の側面図である。 本発明の連鎖状ソーセージの切断装置の実施例の概略を示す正面図である。 同上の装置後方側からの略示正面図である。 同上の装置本体の側部フレーム省略して示す略示側面図である。 同上の第1の切断工程部分の拡大した略示正面図である。 同上の第1の切断工程部分の略示平面図である。 同上の第1の切断工程の切断用位置に懸け竿を保持した状態の一部の拡大正面図である。 図5のA−A線の断面図である。 同上の一部の拡大断面図である。 図5のB−B線の一部の拡大断面図である。 図5のC−C線の拡大断面図である。 第1の切断手段のストッパーガイドを切断用位置の懸け竿から離隔させた戻動時の断面図である。 第2の切断工程の第2の切断手段の部分の拡大正面図である。 同上の拡大断面図である。 第3の切断工程の部分の一部の正面図である。 同上の第3の切断手段の上下動を付与する部分の側部フレームを省略した側面図である。 同上のD−D線の断面図である。 第3の切断手段の図3E−E線での拡大断面図である。 同上の切断状態の説明図である。
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明は、各ソーセージ1が結節部2を介して鎖状に連接されている連鎖状ソーセージ3、すなわち、牛、豚、羊の腸等の天然腸あるいは人工腸よりなる長い筒状のケーシングに味付けした挽肉を詰めながら、長さ方向の所定間隔毎にケーシングをねじることによって形成される結節部2を介してソーセージ1が鎖状に長く連なって形成されている連鎖状ソーセージ3を、図1のようにステンレスパイプ等の所定長の懸け竿4に巻き懸けて懸吊し、この状態で燻煙あるいは水煮等の加熱処理を行った後、前記結節部2の個所で切断して、個々のソーセージ1に分離するためのものである。
本発明の連鎖状ソーセージの切断方法においては、基本的に、前記連鎖状ソーセージ3を懸け竿4に対し結節部2で係止して所定ピッチの螺旋ループ状に巻き懸けた状態のままで、前記懸け竿4の両端部を支持する搬送手段により第1の切断工程に間欠的に搬送する搬送工程と、前記搬送手段により搬送される懸け竿4を切断用位置aに保持して、該懸け竿4に巻き懸けられている連鎖状ソーセージ3を、懸け竿4に対する係止個所の結節部2で螺旋ループ毎の連鎖数(4連又は6連)の中連状に切断する第1の切断工程と、前記第1の切断工程の下方において、第1の切断工程で切断されて落下する中連状ソーセージ3aを中間の結節部で切断し数連(2連又は3連)の短連状に2分する第2の切断工程と、前記第2の切断工程の下方において、第2の切断工程で切断されて落下する短連状ソーセージ3bを後述する傾斜送り出し台で受けて、連鎖方向を傾斜方向にして徐々に送出しながら、各結節部2を切断し個々のソーセージ1に分離する第3の切断工程とを組み合わせて構成される。
本発明の切断方法に使用する連鎖状ソーセージの切断装置について図面に示す実施例に基づいて説明する。
図中の符号10は、搬送工程において、前記連鎖状ソーセージ3を巻き懸けた前記懸け竿4を、その両端部で支持して一定間隔毎に並列させて装置前方側から装置後方側の第1の切断工程に順次間欠的に搬送する搬送手段であり、図2のように左右両側部において無端回動する一対のチェーン11,11よりなり、該チェーン11,11の回動方向の一定間隔毎に、前記懸け竿4の端部を係止できる突起12が突設されており、該突起12の間隔、すなわち懸け竿4の係止間隔に相当する距離ずつ間欠的に回動走行して該懸け竿4を搬送できるようになっている。前記左右のチェーン11,11は、それぞれ前後のスプロケット13,14に掛架されて、図4のように、装置前方側から装置後方側に向かって傾斜して漸次上昇し、その後端側上部に水平搬送部11a,11aが設けられ、前記懸け竿4を装置後方側の上部に設定される第1の切断工程の部分に該水平搬送部11a,11aを介して間欠的に搬送できるように設けられている。
図の場合、前記搬送手段10の前方側には、水平の供給用の搬送手段15が設けられている。この搬送手段15についても、左右両側部において無端回動するチェーン16,16よりなり、該チェーン16,16には必要に応じて回動方向の一定間隔毎に懸け竿4の端部を係止できる突起12が設けられ、該搬送手段15に供給される懸け竿4を順次前記搬送手段10に移送できるようになっている。この搬送手段15は省略して実施することも可能である。
図中の符号17は、前記搬送手段10による搬送途中の両側傍に設けられた幅寄せ手段であり、搬送手段10による前記掛け竿4の間欠的な搬送作用に対応してシリンダー装置等の進退手段17aが作動することにより、その先端の板状部材17bが進出して、前記掛け竿4に巻き掛けられている連鎖状ソーセージ3を所定の幅内に寄せ集めるように構成されている。
符号18は、後述する第1の切断工程の切断用位置aに搬送される懸け竿4を切欠部18aに嵌合して該切断用位置aに保持するための回転ガイドであり、後部のスプロケット14と同軸上に設けられている。符号19は前記切断用位置aに搬送される懸け竿4の浮き上がりを規制するための規制ガイドである。
第1の切断工程においては、図5〜図12に示すように、前記搬送手段10により間欠的に搬送される懸け竿4が一時停止する位置を切断用位置aとして設定して、該切断用位置aに停止する懸け竿4に巻き懸けられた連鎖状ソーセージ3の結節部2、特に懸け竿4に対する係止個所となる結節部2を切断できる第1の切断手段20を備えている。
第1の切断手段20は、前記搬送手段10により間欠的に搬送される前記懸け竿4を前記切断用位置aに保持して該懸け竿4の長手方向、すなわち装置幅方向に移動可能なストッパーガイド21を有するとともに、前記ストッパーガイド21と共に前記懸け竿4に沿って移動し、前記懸け竿4に巻き懸けられている連鎖状ソーセージ3を、前記懸け竿4に対する係止個所の結節部2で前記螺旋ループ毎の連鎖数の中連状に切断する切断刃体30を備えている。
前記ストッパーガイド21は、その前端部の下部に前記切断用位置aの懸け竿4に当接し係合するガイド用切欠部21aを有し、装置幅方向に移動する移動体23に連結固定された取付ブラケット24に取り付けられており、切断時には、前記移動体23と共に、前記ガイド用切欠部21aが切断用位置aの懸け竿4に当接係合した状態で該懸け竿4に沿って移動できるようになっている。前記移動体23は、装置本体の側部フレーム6,6間に架渡されたシリンダー装置あるいはボールネジ機構等の移動手段22により装置幅方向に移動するように設けられている。
図示する実施例の場合は、前記ストッパーガイド21の取付ブラケット24に対する取付構造として、取付ブラケット24に形成された上下方向の長孔25に取付ピン26が貫設されて、前記ストッパーガイド21が該取付軸部材26を軸支部として回転可能及び長孔25の範囲内で上下動可能に取り付けられるとともに、前記ストッパーガイド21の前記取付軸部材26による軸支部より下方部の前端部に連結されたスプリング27により前方側上方に引張されて、前記ストッパーガイド21の前端部が前記取付ブラケット24の前端部に設けられた位置決め用係止部28に当接し、かつ前記取付軸部材26が長孔25内の上方位置に保持されることにより、前記ガイド用切欠部21aが切断用位置aの懸け竿4に当接係合する所定の姿勢に保持されており、前記スプリング27の引張力に抗した外力が作用することにより、下方に変位可能及び後方に回転可能に設けられている。例えば、ガイド用切欠部21aに係合する懸け竿4の撓みに応じて下方に変位できるようになっている。
前記切断刃体30は、ストッパーガイド21に対し一定の位置を保持するように取り付けられており、その刃部30aが、前記ストッパーガイド21のガイド用切欠部21aに係合して保持されている懸け竿4の上面部分に当接し、該懸け竿4に沿って一端側から他端側に移動することにより切断作用を行うように設けられている。特に、前記懸け竿4が連鎖状ソーセージ3の重みで撓みを生じている場合には、ストッパーガイド21が該懸け竿4の撓みに応じて変位することで、前記切断刃体30が懸け竿4に対し常に一定の位置関係を保持して移動することにより切断作用を確実に行えるようになっている。
前記切断刃体30による切断完了側の端部には、前記ストッパーガイド21に対応した形状をなし、切断用位置aの懸け竿4に当接し係合する切欠部31aを有するガイド部材31が設けられている。前記ガイド部材31は、前記ストッパーガイド21の取付ピン26による軸支部と同軸心をなす軸支部32で回動可能に支持されるとともに、該ガイド部材32にシリンダー装置33が連接され、該シリンダー装置33の作動により前記軸支部32を中心に装置後方へ回動し、前記切断用位置aの懸け竿4から離隔できるように設けられている(図10鎖線)。
前記ガイド部材31には、前記ストッパーガイド21との対向側に係合軸34が突設され、前記ストッパーガイド21が切断完了側に移動してきたときに、前記係合軸34がストッパーガイド21に有する切欠孔29に嵌入し係合するように設けられており、この状態で、前記ガイド部材31が軸支部32を支点して装置後方へ回動することにより、これに同伴して、前記ストッパーガイド21がスプリング27の引張力に抗して装置後方へ回動し前記懸け竿4から離隔するようになっている。
前記ストッパーガイド21の後端部には、装置後方へ回動した状態で前記切断完了側から戻動することにより、前記係合軸34から離脱するまでに装置後部に設けたレール部35に摺動可能に係合する係合部36が設けられており(図12)、切断後に前記他端側(切断完了側)から前記一端側(切断開始側)へ戻るときは、前記ストッパーガイド21が切断刃体30と共に前記懸け竿4から離隔した状態を保持して移動し、かつ前記一端側(切断開始側)に戻ったときに、前記レール部35から離脱してスプリング27の引張力で元の通常姿勢に復帰するようになっている。図中の符号37は、前記ストッパーガイド21が通常姿勢に戻る際に懸け竿4に対し強く当接するのを規制するためのガイドである。
なお、前記第1の切断手段20のストッパーガイド21と切断刃体31を移動させるための移動手段22は、前進、後退等の移動を適宜制御可能にして、切断作用のために懸け竿4の一端側から他端側に向かって移動するときは、前記第1の切断手段20が前進、後退を繰り返しながら所定距離ずつ前進移動するように設け、懸け竿4に経時されている連鎖状ソーセージ3の結節部2を確実に切断できるように構成するのが好ましい。
前記第1の切断工程の下方に設定された第2の切断工程には、第1の切断工程から落下する中連状ソーセージ3aを、その中間の結節部2を切断し短連状に2分する第2の切断手段40を備えている。
前記第2の切断手段40は、図13のように、V字形のガイド用切欠41を有し、該ガイド用切欠41の下端41aをソーセージ1の胴部は入らないが結節部2は入り込み得る幅の溝状に下方に延成してなる複数の刃体ホルダー42が、前記第1の切断工程における切断用位置aの懸け竿4の鉛直方向下方の位置で該懸け竿4と平行な方向(装置幅方向)に並列して配置されるとともに、各刃体ホルダー42に、それぞれ前記ガイド用切欠41の溝状の下端41aに刃部を臨出させて一対の刃体43が脱着可能に取り付けられてなり、第1の切断工程から落下する中連状ソーセージ3aを、その中間の結節部2を前記ガイド用切欠41の下端41aに案内して前記刃体43により切断し2分できるように設けられている。前記刃体43としては、通常、例えば安全カミソリのような薄刃が用いられ、容易に取り換えできるように設けられる。前記刃体ホルダー42としては、ガイド用切欠を有する2枚の部材を重ね合わせてなるものとし、両部材間に前記刃体43を固定保持するように構成するほか、種々の構造による実施が可能である。
前記刃体ホルダー42は、装置本体の側部フレーム6,6間又はフレームを兼ねる側板間に配された支持フレーム44に対し装置幅方向に変位可能に設けられた支持部材45に取り付けられて装置幅方向に並設されており、前記支持部材45に、モータ等の駆動手段46に偏心軸等を介して進退可能に連接された軸部材47がピン連結され、駆動手段46の駆動により、前記軸部材47を介して左右方向の振動を付与できるように設けられている。これにより、前記中連状ソーセージ3aの結節部2を前記ガイド用切欠41の溝状の下端41aに容易に確実に誘導できるようになっている。図の場合、前記支持部材45は装置幅方向の長孔部分でピン係合することで支持フレーム44に対し長孔範囲内で変位可能に支持されている。45aは前記のピン係合部を示す。
第2の切断工程の下方の第3の切断工程には、図4及び図16のように、第2の切断工程で切断されて落下する短連状ソーセージ3bを受ける傾斜送り出し台50と、傾斜送り出し台50により連鎖方向を傾斜方向にして徐々に送出される短連状ソーセージ3bを各結節部2で切断し個々のソーセージ1に分離する第3の切断手段60が設けられている。
前記傾斜送り出し台50は、前記第2の切断手段40に対して直交する一方向、例えば図のように、装置前方側ほど低くなるように傾斜するとともに、上表面が前記傾斜方向と直交する幅方向に多数の凹条部53を有する波形をなしており、前記第2の切断手段40により切断されて落下する短連状ソーセージ3bを、波形の凹条部53で受けて連鎖方向を傾斜方向にして滑らせて徐々に送出できるように設けられている。
図示する実施例の場合、前記傾斜送り出し台50は、それぞれ上表面が波形状をなす二つの滑り台部であって、前記第2の切断手段40の下方位置付近から傾斜方向後方側に配置される第1の滑り台部51と、前記第1の滑り台部51の下端部から傾斜方向前方に向かって延びる第2の滑り台部52とからなり、前記第1の滑り台部51が第2の滑り台部52より急傾斜をなし、第2の切断工程から落下する前記短連状ソーセージ3bの後方への飛び出しを規制できるように設けられ、また、前記第2の滑り台部52が、例えば振動が付与されることにより、前記短連状ソーセージ3bを凹条部53内を滑らせて徐々に送出できる程度の比較的緩い傾斜をなしている。
前記凹条部53は、図のように少なくとも1本の短連状ソーセージ3bを収容できるものであれば、谷部に丸みをつけた断面V形の凹溝や断面が円弧状の凹溝等の種々の形状による実施が可能であるが、短連状ソーセージ3bの連鎖方向を傾斜方向にして保持する上で、断面V形の凹溝をなすものが好ましい。
前記第2の滑り台部52は、後端部下面側で装置幅方向に配された軸54に揺動可能に軸支されるとともに、その前端部の下面がストッパー部材56により、一定の位置より下方には降下しないように設けられており、後述する手段により前記ストッパー部材56の上方で上下振動を付与できるように設けられ、前記短連状ソーセージ3bを振動を利用して徐々に前方に送ることができるようになっている。前記ストッパー部材56は、図3のように、装置本体の側部フレーム6等の一部に固定された支持アーム55に支持されて高さ調整可能に設けられており、これにより、第2の滑り台部52の最降下位置にあるときの傾斜角度を調整できるように構成されている。
前記第1の滑り台部51と第2の滑り台部52とは、通常、傾斜送り出し台50の支持台50aを構成する部材により連接構成して、第1の滑り台部51についても第2の滑り台部52と同期して揺動するように設けておく。このほか、第1の滑り台部51を第2の滑り台部52とは切り離して揺動しないように設けておくこともできる。
前記第3の切断手段60は、前記傾斜送り出し台50の第2の滑り台部52の送出端(前端部)側に近接して上下動可能に設けられてなるものであり、基本的に第2の切断手段40と同様の構成をなしており、図15のように、V字形のガイド用切欠61を有し、該切欠61の下端61aが、ソーセージ1の胴部は入らないが結節部2は入り込み得る幅の溝状に下方へ延成されてなる複数の刃体ホルダー62が、前記傾斜送り出し台50の幅方向に並列して配置されるとともに、各刃体ホルダー62に、それぞれ前記ガイド用切欠61の溝状の下端61aに刃部を臨出させて一対の安全カミソリ等よりなる刃体63が脱着可能に取り付けられてなる。この第3の切断手段60は、前記傾斜送り出し台50の第2の滑り台部52からのソーセージ送出位置より上方の位置と下方の位置との間で上下動し、上動時にソーセージ1,1間の結節部2を前記ガイド用切欠61の下端61aに案内して前記刃体63により切断し個々のソーセージ1に分離するように設けられている。
前記第3の切断手段60の上下動のために、前記刃体ホルダー62は、装置本体の側部フレーム6,6間又はフレームを兼ねる側板間に配された支持材64に支持された支持部材65に、第2の滑り台部52の凹条部53と同ピッチで取り付けられて装置幅方向に並設されてなり、前記支持材64に対し例えば下記のようにして上下動が付与されることより、これに支持されている前記支持部材65とともに該刃体ホルダー62が上下動するように設けられている。
前記の支持材64を上下動可能に支持するために、前記支持材64は、その両端部がそれぞれ装置本体の側部に沿う取付部材66に連結固定され、該取付部材66に装置側方に突出する係合ピン67が設けられ、前記係合ピン67が側部フレーム6,6又は側板の一部に有する上下方向の長孔68、側部フレーム6又は側板とは別の孔形成部材69により形成された長孔68に上下に摺動変位可能に貫挿されており、該長孔68の長さ範囲内で上下動可能に支持されている。
図の実施例の場合、図17のように、前記支持材64の両端部の取付部材66に、それぞれ2本の係合ピン67が突設され、この2本の係合ピン67が長孔68にブッシュ67aを介して上下に摺動変位可能に貫挿されることにより、前記支持材64が回転を規制しながら上下動できるように設けられている。他の回転規制手段が設けられる場合は、前記係合ピン67を1本にして実施することができる。また、前記2本の係合ピン67には、前記孔形成部材69の長孔68の周縁部外側に係合する係合板70が嵌合され、前記係合ピンのうちの1本の係合ピン67には、前記係合板68より外方に突出する端部に、上下動を付与するための揺動アーム71が係合連結されている。
前記揺動アーム71は、例えば図16のようにL形をなし、その中央部で側部フレーム6又は側板に軸支されて、前記係合ピン67に対し係合する一端側のアーム部71aが上下に揺動できるように支持されるとともに、該揺動アーム71の他端側のアーム部71bに、シリンダー装置等の進退手段72が連接されており、該進退手段72の作動により揺動アーム71が揺動し、前記アーム部71aの端部が係合する係合ピン67を介して前記支持材64、すなわち第3の切断手段60の刃体ホルダー62を上下動させることができるようになっている。前記揺動アーム71のアーム部71aの係合孔73は揺動による変位を規制できるように長孔形状をなしている。74は取付用のナットを示す。
また、前記刃体ホルダー62の支持部材65は、図15のように、前記支持材64に対し装置幅方向に摺動変位可能に支持され、モータ等の駆動手段75に偏心軸等を介して進退可能に連接された軸部材76がピン連結され、該駆動手段75の駆動により、前記軸部材76を介して左右方向の振動を付与できるように設けられている。これにより、刃体ホルダー62の上動時に傾斜送り出し台50から送出される前記短連状ソーセージ3bの結節部2を前記ガイド用切欠41の溝状の下端41aに容易に確実に誘導できるようになっている。図の場合、前記支持部材65は装置幅方向の長孔部分でピン係合することで支持材64に対し長孔範囲内で変位可能に支持されている。65aは前記のピン係合部を示す。
さらに、図示する実施例の場合、前記支持材64の上下動に伴って前記傾斜送り出し台50の第2の滑り台部52を上下振動させるために、前記支持材64には、その上動時に前記第2の滑り台部52の下面に当接して該滑り台部52を突き上げることができる当接部材77が突設されている。前記当接部材77は、前記支持材64が降下位置にあるとき、図18のように前記滑り台部52の下面との間に若干の間隔を保有するように設けられており、支持材64の上動時に、該支持材64がある高さ以上になったときに前記当接部材77により前記滑り台部52を突き上げ、下動時に前記滑り台部52をストッパー部材56に当接する位置に降下させることで、軸54を支点として滑り台部52に上下振動を付与できるように構成されている。前記当接部材75の突出高さは調整可能であり、この高さ調整により、前記滑り台部52の上下振動の振幅を調整できるようになっている。
図中の符号78は第2の滑り台部52上の短連状ソーセージ3bが、該滑り台部52の上下振動によって過度に浮き上がるのを規制する浮き上がり規制部材で、各凹条部53毎に設けられている。符号80は、個々に切断されたソーセージ1の回収部、81は第1の切断工程での切断作用毎に、搬送手段10により後方に送出される空の懸け竿4の回収部である。
上記した切断装置による連鎖状ソーセージの切断方法及び装置の動作状態について説明する。
先ず、各ソーセージ1が結節部2を介して鎖状に連接されている長い連鎖状ソーセージ3を、懸け竿4に対し結節部2で係止して螺旋ループ状に巻き懸けておく(図1)。通常、この状態で燻煙あるいは水煮等の加熱処理が行われた後で供給される。前記のように螺旋状ソーセージ3を巻き懸けた懸け竿4を、搬送手段10である左右両側部のチェーン11、11に、両端部を係止させるようにして一定間隔に並列させて第1の切断工程の部分に間欠的に搬送する。この際、必要に応じて搬送途中の幅寄せ手段17により、掛け竿4に巻き掛けられている連鎖状ソーセージ3を所定の幅内に寄せておく。
第1の切断工程では、間欠的に搬送されて切断用位置aで停止する懸け竿4を、回転ガイド18等により該切断用位置aに保持した状態で、第1の切断手段20におけるストッパーガイド21のガイド用切欠部21aを当接係合させることで位置を規制するようにして、移動手段22の作動により、第1の切断手段20を前記懸け竿4の一端側から他端側に移動させて切断作用を行う。すなわち、前記ストッパーガイド21とこれに取付付けられた切断刃体30を前記懸け竿4に沿って移動させることにより、連鎖状ソーセージ3の懸け竿4に対する係止個所の結節部2を切断し、前記連鎖状ソーセージ3を螺旋ループ毎の連鎖数(4連又は6連)の中連状に切り離し落下させる。
この際、前記ストッパーガイド21が懸け竿4に対しガイド用切欠部21aで当接係合した状態で位置を規制しながら移動することにより、連鎖状ソーセージ3の重みで懸け竿4に撓みが生じていても、ストッパーガイド21に取り付けられ切断刃体30の刃部が、前記懸け竿4に対し一定の位置関係を保持して懸け竿4の上面部分に当接した状態で移動できるため、前記結節部2の切断を確実に行える(図7)。
前記の切断が完了すると、前記ストッパーガイド21は切断刃体30とともに装置後方に回動して切断用位置aの懸け竿4から離隔させた状態にする。例えば、切断完了側の端部に設けられたガイド部材31が、これに連結されたシリンダー33の作動により装置後方へ回動するとともに、該ガイド部材に突設されている係合軸34が切欠孔29に嵌入し係合しているストッパーガイド21が切断刃体30とともに装置後方へ回動し、前記懸け竿4から離隔した状態になる。この状態で、移動手段22の作動により切断開始側に戻る方向に移動し、元の位置に復帰する。
また前記ストッパーガイド21が装置後方側に回動して懸け竿4から離隔した状態にある間に、前記搬送手段10が次回の間欠的な搬送を行い、連鎖状ソーセージを切断した後の空の懸け竿4を装置後方へ排出するとともに、新たに連鎖状ソーセージ3が巻き懸けられている懸け竿4を切断用位置aに搬送し、次回の切断作用のために待機する。
前記第1の切断工程で切断されて落下する中連状ソーセージ3aは、その下方に設置された第2の切断工程において、第2の切断手段40の刃体ホルダー42のV字形のガイド用切欠41にはまり込んで前後に振り分けられるとともに、中間の結節部2がガイド用切欠41の溝状の下端41に導かれ、ソーセージ1の自重と落下の勢いで、前記ガイド用切欠41の下端41aに臨出している刃体43の刃部で前記結節部2が切断され、数連(2〜3連)の短連状に2分されて落下する(図14)。
この際、前記第2の切断手段40の刃体ホルダー42に、例えば左右方向の振動が付与されることにより、ソーセージ1の胴部はガイド用切欠41の溝状の下端41aに案内されずにガイド用切欠41から抜脱することで、結節部2のみが前記下端41aに確実に案内されて切断される。
前記のように2分されて落下する短連状ソーセージ3bは、第2の切断手段40の下方に設けられている傾斜送り出し台50に載り、すなわち比較的急傾斜の第1の滑り台部51と比較的緩傾斜の第2の滑り台部52とよりなる傾斜送り出し台50の上に後方へ飛び出すことなく載り、該傾斜送り出し台50の波形状の凹条部53に嵌り込んで、連鎖方向が傾斜方向をなすように保持されて、該傾斜送り出し台50の第2の滑り台部52の傾斜に沿って傾斜方向に滑るようにして徐々に送出される(図16)。このとき、前記傾斜送り出し台50の送出端側に近接して配置された第3の切断手段60は、前記先端からのソーセージ送出位置より上方位置と下方位置との間で上下動しており、上動時に前記のように送出されるソーセージ間の結節部2を刃体ホルダー62のガイド用切欠61の溝状の下端61aに案内して、ガイド用切欠61の下端61aに臨出している刃体63により前記結節部2を切断し個々のソーセージ1に分離する。すなわち、前記第3の切断手段60の刃体ホルダー62の上動時に、ソーセージの胴部が前記刃体ホルダー62のガイド用切欠61に嵌り込んだときは、そのままソーセージ1を持ち上げることで切断を行わずに保持し(図18)、次の刃体ホルダー62の下動時に該ガイド用切欠61からソーセージ脱出させて傾斜方向に送出させる。また、前記結節部2が第3の切断手段60の刃体ホルダー62の位置に対応したときには、該結節部2を前記刃体ホルダー62のガイド用切欠61の溝状の下端61aに導いて切断を行う(図19)。こうして切断された個々のソーセージ1は下方の回収部80に入り回収される。
このような切断作用を繰り返して、懸け竿4に対し螺旋ループ状に巻き懸けられて第1の切断工程の切断用位置aに間欠的に順次搬送される連鎖状ソーセージ3を、3段階の切断工程を経ることにより、回転ドラム型の切断装置を使用することなく個々のソーセージに結節部で切断分離でき、その切断作業を容易に行うことができる。特に、回転ドラム型の切断装置を使用する場合のような、労力を要する面倒な投入作業を不要にでき、回転ドラム型の場合のような刃体ホルダーのかき回しによるソーセージ損傷のおそれがなく、切れ残しなく各結節部の個所で確実に綺麗に切断でき、切断作業効率を向上できる。
a…切断用位置、1…ソーセージ、2…結節部、3…連鎖状ソーセージ、3a…中連状ソーセージ、3b…短連状ソーセージ、4…懸け竿、6…側部フレーム、10…搬送手段、11…チェーン、11a…水平搬送部、12…突起、13,14…スプロケット、15…搬送手段、16…チェーン、17…幅寄せ手段、17a…進退手段、17b…板状部材、18…回転ガイド、18a…切欠部、19…規制ガイド、20…第1の切断手段、21…ストッパーガイド、21a…ガイド用切欠部、22…移動手段、23…移動体、24…取付ブラケット、25…長孔、26…取付軸部材、27…スプリング、28…位置決め用係止部、29…切欠孔、30…切断刃体、31…ガイド部材、32…軸支部、33…シリンダー装置、34…係合軸、35…レール部、36…係合部、37…ガイド、40…第2の切断手段、41…ガイド用切欠、41a…下端、42…刃体ホルダー、43…刃体、44…支持フレーム、45…支持部材、46…駆動手段、47…軸部材、50…傾斜送り出し台、51…第1の滑り台部、52…第2の滑り台部、53…凹条部、54…軸、55…支持アーム、56…ストッパー部材、60…第3の切断手段、61…ガイド用切欠、61a…下端、62…刃体ホルダー、63…刃体、64…支持材、65…支持部材、66…取付部材、67…係合ピン、67a…ブッシュ、68…長孔、69…孔形成部材、70…係合板、71…揺動アーム、71a,71b…アーム部、72…進退手段、73…係合孔、74…ナット、75…駆動手段、76…軸部材、77…当接部材、80…ソーセージの回収部、81…懸け竿の回収部。

Claims (8)

  1. 各ソーセージが結節部を介して鎖状に連接されている連鎖状ソーセージを、懸け竿に対し結節部で係止して螺旋ループ状に巻き懸けた状態で、前記懸け竿の両端部を支持する搬送手段により第1の切断工程に間欠的に搬送する搬送工程と、
    前記搬送手段により搬送される懸け竿を切断用位置に保持して、該懸け竿に巻き懸けられている連鎖状ソーセージを、懸け竿に対する係止個所の結節部で螺旋ループ毎の連鎖数の中連状に切断する第1の切断工程と、
    前記第1の切断工程の下方において、第1の切断工程で切断されて落下する中連状ソーセージを中間の結節部で切断し短連状に2分する第2の切断工程と、
    前記第2の切断工程の下方において、第2の切断工程部で切断されて落下する短連状ソーセージを傾斜送り出し台で受けて、連鎖方向を傾斜方向にして徐々に送出しながら、各結節部を切断し個々のソーセージに分離する第3の切断工程と
    よりなることを特徴とする連鎖状ソーセージの切断方法。
  2. 各ソーセージが結節部を介して鎖状に連接されている連鎖状ソーセージを結節部で係止して螺旋ループ状に巻き懸けておくための懸け竿と、
    連鎖状ソーセージを巻き懸けた前記懸け竿を、両端部を支持して一定間隔毎に並列させて第1の切断工程に順次間欠的に搬送する搬送手段と、
    第1の切断工程に備える切断手段であり、前記搬送手段により間欠的に搬送される前記懸け竿を所定の切断用位置に保持して該懸け竿の長手方向に移動可能なストッパーガイドを有するとともに、前記ストッパーガイドと共に前記懸け竿に沿って移動し、前記懸け竿に巻き懸けられている連鎖状ソーセージを、前記懸け竿に対する係止個所の結節部で螺旋ループ毎の連鎖数の中連状に切断する切断刃体を備えてなる第1の切断手段と、
    第1の切断工程の下方の第2の切断工程に備える切断手段であり、V字形のガイド用切欠を有する複数の刃体ホルダーが、前記第1の切断工程の切断用位置の懸け竿の下方において懸け竿と平行な方向に並列して配置されるとともに、各刃体ホルダーに、前記ガイド用切欠の下端に刃部を臨出させて刃体が取り付けられてなり、第1の切断工程から落下する中連状ソーセージを、その中間の結節部を前記ガイド用切欠の下端に案内して前記刃体により切断し短連状に2分する第2の切断手段と、
    第2の切断工程の下方の第3の切断工程において、前記第2の切断手段に対して直交する一方向に傾斜するとともに、上面が前記傾斜方向と直交する幅方向に波形をなし、前記第2の切断手段により切断されて落下する短連状ソーセージを、波形の凹条部で受けて連鎖方向を傾斜方向にして滑らせて徐々に送出できるように設けられた傾斜送り出し台と、
    第3の切断工程において、前記傾斜送り出し台の送出端側に近接して上下動可能に備える切断手段であり、V字形のガイド用切欠を有する刃体ホルダーが前記傾斜送り出し台の幅方向に並列して配置されるとともに、各刃体ホルダーに、前記ガイド用切欠の下端に刃部を臨出させた刃体が取り付けられてなり、前記傾斜送り出し台からのソーセージ送出位置より上方位置と下方位置との間で上下動し、上動時にソーセージ間の結節部を前記ガイド用切欠の下端に案内して前記刃体により切断し個々のソーセージに分離する第3の切断手段と
    を備えてなることを特徴とする連鎖状ソーセージの切断装置。
  3. 前記第1の切断手段は、連鎖状ソーセージの結節部を切断するために前記懸け竿の一端側から他端側へ移動するときは、前記ストッパーガイドのガイド用切欠部が切断用位置の懸け竿に当接係合した状態で移動し、切断後に前記他端側から前記一端側へ戻るときは、前記ストッパーガイドが切断刃体と共に前記懸け竿から離隔した状態で移動するように設けられてなる請求項2に記載の連鎖状ソーセージの切断装置。
  4. 前記第1の切断手段は、前記ストッパーガイドが移動手段により移動制御される移動体に連結されて支持され、懸け竿の一端側から他端側に向かって移動するときは、前進、後退を繰り返しながら所定距離ずつ前進移動するように設けられてなる請求項3に記載の連鎖状ソーセージの切断装置。
  5. 前記第2の切断手段の各刃体ホルダーが、並列方向に連接されて支持され、振動付与可能に設けられてなる請求項2〜4のいずれか1項に記載の連鎖状ソーセージの切断装置。
  6. 前記傾斜送り出し台が、前記第2の切断手段の下方位置付近から傾斜方向後方側に配置される第1の滑り台部と、前記第1の滑り台部の下端部から傾斜方向前方に向かって延びる第2の滑り台部とからなり、前記第1の滑り台部が第2の滑り台部より急傾斜をなし、前記第の2の滑り台部が短連状ソーセージを滑らせて徐々に送出できる傾斜をなしている請求項2〜5のいずれか1項に記載の連鎖状ソーセージの切断装置。
  7. 前記第3の切断手段の刃体ホルダーが、上下動可能に設けられた支持材上において並列方向に連接されて支持され、振動付与可能に設けられてなる請求項2〜6のいずれか1項に記載の連鎖状ソーセージの切断装置。
  8. 前記傾斜送り出し台の第2の滑り台部が、振動付与可能に設けられてなる請求項2〜7のいずれか1項に記載の連鎖状ソーセージの切断装置。
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