JP5236559B2 - 音楽演奏ゲーム装置及び音楽演奏ゲーム装置の表示制御方法 - Google Patents

音楽演奏ゲーム装置及び音楽演奏ゲーム装置の表示制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画面に演奏のための指示マークを表示する音楽演奏ゲーム装置及び音楽演奏ゲーム装置の表示制御方法に関するものである。
特開2001−129244号公報(特許文献1)には、固定された基準マークに向かって複数の指示マークを移動させる音楽演奏ゲーム装置の一例が開示されている。図1は該公報の図2に示された模擬ドラム20の外観斜視図である。模擬ドラム20は、太鼓やシンバル等の打楽器を模したドラムパッド21a,21b,21c,21d,21eが所定の配置を有して配設されたドラム本体21と、該ドラム本体21にケーブル32を介して接続され、ベースドラム等の打楽器に用いられるフットペダルを模したフットペダル31とを有し、スティックでドラムパッド21a〜21eの上面を、足でフットペダル31を踏むことができる構成とされている。フットペダル31は、ペダル部33と、該ペダル部33を固定支持する基部34とを有する。ペダル部33には、プレイヤによるペダル部33の踏み状態を検出する踏み検出スイッチ(図示せず)が内装され、該踏み検出スイッチにより検出された踏み検出信号がゲーム機本体に送信されるようになっている。図2は、特許文献1に示された模擬ギター40の外観斜視図である。この模擬ギター40は、演奏曲の複数のリズム音から演奏曲の経時的な流れに沿った一音毎のリズム音の種類を選択するリズム音選択手段としての3つのネックボタンR、G、Bと、これらのネックボタンR、G、Bのうちの少なくとも一のネックボタンの選択操作による出力発音指示信号の出力タイミングを決定する出力タイミング決定手段としてのピッキング入力手段43と、ピッキング入力手段43の下方に配設され、略同種類の音を反響させて出力するエコーモードや異なる種類の音を略同時に出力するコーラスモード等の付加モード切替用のセレクトスイッチ41、及び演奏をスタートするためのスタートスイッチ42とを有する。
図3は、特許文献1に示されたCPU3の機能ブロックである。CPU3は、機能ブロックとして、コントローラ検出手段301、モード選択手段302、難易度選択手段303、選曲設定手段304、表示領域設定手段305、スクロール表示制御手段306、評価手段307、評価表示手段308及びネームエントリー手段309とを備える。コントローラ検出手段301は、模擬ドラム20及び模擬ギター40から出力される操作信号に基づいて上記各模擬楽器20,40の各種操作を検出するものである。特にスクロール表示制御手段306は、演奏データで規定された操作内容をノーツバーとしてインジケータ内に所定の速度でスクロール表示させるものである。そして評価手段307は、選択されたモードに応じてゲージをプレイヤに分配すると共に、モニタ11の表示画面に各操作指示のタイミングと模擬楽器の実際の操作が行われたタイミングとの相関から両者のタイミングの一致度を求めてスコアとして積算処理したり、また操作の連続的な適正さを診るものである
図4は、特許文献1に示された記録媒体2に記録されたプログラムに従って実行される演奏ゲームの基本画面50を示したものである。図3に示した表示領域設定手段305は、ゲーム画面50の左側のエリア51に、模擬ドラム20への演出操作をプレイヤに指示するためのドラム用インジケータ60を表示させ、ゲーム画面50の右側のエリア52には、模擬ギター40による操作をプレイヤに指示するためのギター用インジケータ70を表示させ、さらに、エリア51とエリア52との間のエリア53に、プレイヤの操作に対する評価をリアルタイムで表示するレベルゲージ80を表示させるようになっている。
ドラム用インジケータ60は、模擬ドラム20のドラムパッド21a〜21eの打撃操作及びフットペダル31の踏み操作をそれぞれ指示する上下方向に長尺のトラック61〜66が左右方向に区分して設定されており、各トラック61〜66の下方には、上記ドラムパッド21a〜21e及びフットペダル31を模したマーク21a’〜21e’,31’が表示されている。各トラック61〜66の下端には、基準バー67が固定的に表示されていると共に、各トラック61〜66には、上端から下端に向かって所定速度で降下する(スクロール表示される)ノーツバー(指示マーク)68が表示される。このノーツバー68は、スクロールして基準バー(基準マーク)67に重なるタイミングを模擬ドラム20の各操作を行うタイミングとしてプレイヤに指示する。
ギター用インジケータ70は、ネックボタンR,G,Bのフレット操作を指示するエリア71と、ウェイリング操作を指示するトラック72とを有する。エリア71は、模擬ギター40のネックボタンR,G,Bにそれぞれ対応付けられた上下方向に長尺のトラック73〜75が左右方向に区分して設定されている。各トラック73〜75の上端付近には、基準バー73B,74B,75Bが固定的に表示されていると共に、トラック72の上端付近には、ギターの形状を模した基準マーク72Mが固定的に表示されており、各トラック72〜75には、ギター用インジケータ70の下端から上端に向かって所定速度で上昇する(スクロール表示される)ノーツバー(指示マーク)76,77が表示されるようになっている。
特許文献1に示されたゲーム装置のガイド画像では、基準マークが固定されていて、ノーツバー(指示マーク)が所定速度でスクロール表示される。このような構成では、ノーツバー(指示マーク)を一方向に所定速度でスクロール表示する表示デザインしか作ることができないため、画面の表示デザインのバリエーションを増やすことが難しい。また基準マークを中心とした画面上の領域を見ていれば、ゲームを進行することができるので、ゲームに集中することが容易な反面、目の動きが少なくなって、目が疲れやすくなる問題がある。
特開2001−129244号公報
そこで指示マークを静止状態で表示し、基準マークを所定速度でスクロール表示することが検討された。しかしながらこの表示方法では、基準マークの速度から演奏する音楽のテンポを視覚で認識することになり、テンポの変化を予測することが難しくなる問題が生じる。
本発明の目的は、指示マークを静止状態で表示し、基準マークを所定速度でスクロール表示する場合において、演奏する音楽のテンポの変化を視覚により確認することが容易な音楽演奏ゲーム装置、音楽演奏ゲーム装置の表示制御方法及び音楽演奏ゲーム用プログラムを提供することにある。
本発明の音楽演奏ゲーム装置は、画面に画像を表示する画像表示部と、外部からの操作により操作信号を出力するコントローラと、記憶部と、楽曲データ再生部と、表示制御部と、操作判定部と、ゲーム進行部とを備えている。画像表示部としては、テレビ、パーソナルコンピュータのモニタ、携帯型ゲーム専用機、据え置き型ゲーム専用機のディスプレイ等を用いることができる。また楽器を模したコントローラは、ドラム、太鼓、ギター等を模したもので、その種類は任意である。
記憶部は、1以上の楽曲データ及び1以上の楽器データに対応して設けられてコントローラへの操作をプレイヤに指示するための操作指示情報を記憶する。楽器データと操作指示情報とは、ペアになって記憶部に記憶される。なお記憶部の記憶内容は、予めメモリに書き込まれたものでもよいが、オンライン経由で書き換え可能なものでもよく、またCD、DVD等の記憶媒体から書き込み可能なものでもよく、さらにセンターサーバ内に置かれて複数のゲーム専用機で利用可能なものでもよい。そして1つの楽曲データに対して、難易度の異なる複数種類の操作指示情報が用意されていてもよいのは勿論である。
楽曲データ再生部は、楽曲データを再生する機能を有している。表示制御部は、楽曲データ再生部の再生出力と同期させて、操作指示情報に基づいてコントローラに複数の操作をすることをプレイヤに指示する複数の指示マークを画像表示部の画面上に静止状態で表示する。また表示制御部は、楽曲データ再生部の再生出力と同期させて複数の指示マークに対して基準マークを画面上において予め定めた開始位置から終了位置に向かって繰り返し移動させる表示を行う。そして操作判定部は、少なくとも1つの指示マークと基準マークとが、予め定めた位置関係にあるときに操作信号が入力されたか否かを判定する。すなわち予め定めた位置関係が成立しているときに、コントローラが操作されて操作信号が入力されたか否かが、操作判定部によって判定される。ゲーム進行部は、操作判定部の判定結果に基づいてゲームを進行する。判定結果は、得点として利用しても、またゲーム進行のパラメータとして利用してもよく、判定結果の利用方法は任意である。
複数の指示マークを静止状態で表示するのは、1以上の基準マークが移動している期間であり、新たな複数の指示マークを表示する場合、すなわち画面に表示されている複数の指示マークを更新する場合には、複数の指示マークが画面上を移動してもよいのは勿論である。
なお指示マークの形状は、幾何学図形でも、花や、動物や、キャラクタ等の画像でもよく、任意である。また複数の指示マークの配置パターンは、基準マークの移動方向に複数の指示マークが並ぶものであればどのようなものでもよい。さらに基準マークは、指示マークとの位置関係がハッキリと判るものであれば、どのような形状でもよく、典型的には線状または帯状を呈しているものを用いることができる。そして複数の指示マークが複数の列を形成するように配置されている場合には、複数の列に対して1つの基準マークを設ける場合だけでなく、複数の列に対してそれぞれ基準マークを1つずつ設けても良い。
また複数の指示マークに対して基準マークを画面上において移動させる際の基準マークを一方向に移動させる速度は、再生される楽曲データのテンポに同期している。
また「指示マークと基準マークとが、予め定めた位置関係にある」とは、指示マークと基準マークとが重なる(交差する)位置関係にある場合、指示マークの傍に基準マークが並ぶ位置関係にある場合等のいずれでもよい。
本発明では、複数の指示マークが静止状態にあり、基準マークが楽曲のテンポに応じて移動するため、表示される複数の指示マークの表示デザイン(表示パターン)として種々のデザインを採用することができる。その結果、本発明によれば複数の指示マークの表示デザイン(表示パターン)のバリエーションを任意に増やすことができる。またプレイヤは移動する基準マークを見ることになるため、従来よりも目の移動量が多くなり、目の疲れを少なくすることができる。
特に、本発明では、表示制御部が、所定の数の指示マークを一つのパケットとして、1以上のパケットを画面上に表示する。一つのパケットには、楽譜における少なくとも1小節分の楽曲データに対応する複数の前記指示マークが含まれており、前記楽譜における1小節分の楽曲データには、1小節におけるテンポに関する情報が含まれている。表示制御部は、テンポに関する情報に基づいて、パケットに含まれる小節のテンポが判るように、該パケットに含まれる所定の数の指示マークの色、指示マークの形、指示マークの背景の色、指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの少なくとも一つを変えて表示する。例えば、1曲の楽曲中のテンポが3段階で変わる早い場合には、最も早いテンポのときには、指示マークまたは指示マークの背景の表示色に第1の種類の色(例えば緑色)を用い、テンポが中程度のときには、指示マークまたは指示マークの背景の表示色に第2の種類の色(例えば黄色)を用い、テンポが遅いときには指示マークまたは指示マークの背景の表示色に第3の種類の色(例えば赤色)を用いることができる。また形でテンポを表示する場合には、テンポの速さに比例して指示マークの大きさを変えてもよい。また形でテンポを表示する場合には、例えば、テンポが早い場合には輪郭が鋭角を持つ形状の指示マークを用い、テンポが中程度のときには輪郭が鈍角を持つ形状の指示マークを用い、テンポが遅い場合には輪郭が角部を有しない形状の指示マークを用いることができる。指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの形でテンポを表示する場合には、複数種類の模様及びデザインを複数種類のテンポに応じて用意すればよい。
原則的には、所定の複数の指示マークを一つのパケットとして、静止状態で1つのパケットを画面上に表示する。そしてパケットに沿って予め定めた開始位置から終了位置に向かって基準マークを移動させる。基準マークが終了位置に達すると、それまで表示されていたパケットに代えて、次の一つのパケットを画面上に表示する。このようにすると、一つのパケットだけが画面上に表示されるため、パケットに含まれる指示マークの大きさを大きくしたり、1つのパケットに含まれる複数の指示マークの数を多くすることができる。また開始位置から終了位置に向かって一方向に基準マークを移動させる単純移動モードを採用すると、基準マークの動きが予測できるため、比較的早くゲームに慣れることができる。
また表示制御部を、所定の数の指示マークを一つのパケットとして、時系列で連続する2以上のパケットを静止状態で順番が判るように画面上に並べて表示するように構成してもよい。そして表示制御部を、1以上の基準マークが終了位置に達するたびに、画面上で順番が最も先の一つのパケットを画面から消去し、新たな一つのパケットを画面上に表示するように構成してもよい。ここで「時系列で連続する2以上のパケット」とは、演奏される順番に並ぶ2以上のパケットと言い換えることができる。表示画面上に時系列で連続する2以上のパケットを表示すると、次に演奏するパケットの内容を事前に確認することができるだけでなく、パケットの更新時にプレイヤが慌てる事態が発生することがない。この場合にも、前述のように、各パケットに含まれる所定の数の指示マークの色、指示マークの形、指示マークの背景の色、指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの少なくとも一つを、パケットに含まれる小節のテンポが判るように変える。なお演奏の対象となっているパケットとその他のパケットとを、同じ大きさで表示してもよいが、その他のパケットを演奏の対象となっているパケットに対して小さくすると、1つの画面に表示できるパケットの数を増やすことができる。
2以上のパケットの表示の方法は任意である。例えば、表示制御部を、2以上のパケットの表示図形を、画面上に表示された多面体の連続する2以上の面に表示するように構成することができる。この場合、表示制御部は、1以上の基準マークが終了位置に達するたびに、多面体を画面上で回転させることにより、画面上で順番が最も先の一つのパケットを画面から消去し、新たな一つのパケットを画面上に表示するように構成することができる。このようにすると、立体的に見える表示デザインとなり、デザインのバリエーションを増やすことが可能になる。
画面上に表示しているパケットの更新は、1パケット全体を1回の更新動作で更新する場合に限定されるものでない。例えば、演奏が終了した指示マークを次に演奏対象となるパケットの同じ位置にある指示マークと置き代えるようにすることができる。この場合、表示制御部は、最初に所定の数の指示マークを一つのパケットとして、静止状態で画面上に表示する。そして表示制御部は、基準マークが移動したことにより、画面に表示されている1以上の指示マークと基準マークとの位置関係が解消された後に、位置関係が解消された前記1以上の指示マークを次のパケットに含まれて該パケット内において前記1以上の指示マークの存在領域に対応する存在領域にある新たな1以上の指示マークと置き換えて表示する。この場合には、新たな1以上の指示マークの色、指示マークの形、指示マークの背景の色、指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの少なくとも一つを、次のパケットに含まれる小節のテンポが判るように変えて表示する。このようにすると基準マークが終了位置から消えて開始位置に現れたときに、次に演奏対象となるパケットに含まれる全ての指示マーク及びテンポを示す情報が画面上に表示されているようになる。その結果、画面上で一瞬にしてパケットが更新されるような、プレイヤを慌てさせる表示動作が行われることがなく、パケットの更新動作をプレイヤに気づかれずに完了することができる。
基準マークが、開始位置から終了位置に向かう方向と直交する方向に延びる直線または帯の形状を有しており、指示マークと交差するように画面上を移動する場合において、表示制御部は、指示マーク内にタイミング表示マークを表示してもよい。タイミング表示マーク指示マークとは、指示マークと基準マークとが交差を開始してから基準マークが指示マークの中心に達するまでの間における基準マークの移動量に比例して形状が変わるものである。タイミング表示マークを指示マークの内部に表示すると、基準マークが指示マークの中心に一致したときを、操作信号を発生する適切な時期(タイミング)と定めた場合において、プレイヤがコントローラを操作する適切な操作時期(タイミング)を確実に知ることができる。
タイミング表示マークを使用しない場合には、表示制御部は、指示マークと基準マークとが交差を開始してから基準マークが指示マークの中心に達するまでの間における基準マークの移動量に比例して、指示マークの形状または色の濃度を変えるようにしても、タイミング表示マークを使用した場合と同様に、適切な操作時期を表示することができる。
なお本発明は、音楽演奏ゲーム装置においける表示制御方法としても把握することができる。
また本発明は、表示制御部を少なくともコンピュータで実現するプログラムとして表現(把握)することもできる。本発明のプログラムは、前述の記憶部と、表示制御部と、操作判定部と、をゲーム進行部とをコンピュータを用いて実現する。
従来の音楽演奏ゲーム装置の模擬ドラムの外観斜視図である。 従来の音楽演奏ゲーム装置の模擬ギターの外観斜視図である。 従来の音楽演奏ゲーム装置のCPUの機能ブロックである。 従来の音楽演奏ゲーム装置のプログラムに従って実行される演奏ゲームの基本画面を示す図である。 本発明の音楽演奏ゲーム装置の構成を示す機能ブロック図である。 (A)及び(B)は、画像表示部の画面の表示例を概念的に示す図である。 (A)及び(B)は、小さく表示するパケットを大きく表示したパケットの横に表示する例を示す図である。 (A)乃至(C)は、指示マークの表示例を示す図である。 (A)乃至(C)は、指示マークの背景のデザインでテンポを表示する場合の例を示す図である。 (A)乃至(C)は、指示マークの色を変えてテンポを表示する場合の例を示す図である。 (A)及び(B)は、2以上のパケットの表示図形を、画面上に表示された多面体の連続する2以上の面に表示するように構成する例を示す図である。 (A)乃至(C)は、多面体の他の例を示す図である。 演奏中のパケット中の演奏が終了した指示マークを次に演奏対象となるパケットの同じ位置にある指示マークと置き代える表示方法を採用した場合の例を示す図である。 次のパケットのテンポを指示マークの背景の色または模様で表示する場合の例を示す図である。 タイミング表示マークの例を示す図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図5は、本発明の音楽演奏ゲーム装置の構成を示す機能ブロック図である。図5に示した実施の形態においては、図3に示した被従来の音楽演奏ゲーム装置と同様の部分には、図3に示した符号に100の数を加えた数の符号を付してある。なお図5において、本実施の形態で用いるCPU103の内部に構成される機能実現手段としては、本願発明の実施の形態の説明に必要なものだけを示してある。したがって図3に示された従来の機能実現手段のうち、あえて説明する必要がないものについては図示を省略してある。また図5に示した実施の形態のCPU103内の機能実現手段には、図3に示した従来の機能実現手段を含むものもある。図5において、CPU103内のコントローラ操作検出部301′は、図3のコントローラ操作検出手段と実質的に同じ機能を有している。また図5に示した機能実現手段について説明する。
図5の音楽演奏ゲーム装置は、基本構成要素として、画面に画像を表示する画像表示部111と、外部からの操作により操作信号を出力するコントローラ115(図3と同様に模擬ドラム120または模擬ギター140)と、ゲーム進行部316と、記憶部312と、表示制御部313と、楽曲データ再生部314と、操作判定部315とを備えている。画像表示部111としては、据え置き型ゲーム専用機のディスプレイを用いている。記憶部312は、1以上の楽曲データ及び1以上の楽器データに対応して設けられてコントローラ115への操作をプレイヤに指示するための操作指示情報を記憶する。楽器データと操作指示情報とは、ペアになって記憶部312に記憶される。本実施の形態における操作指示情報とは、楽曲データの楽譜に基づいて作成されたもので、指示マークを表示画面に表示するために必要な情報である。記憶部312は一時的なデータ保存部として独立して存在してもよいが、記憶媒体102が記憶部312を構成してもよい。したがって記憶部312の記憶内容は、予めメモリに書き込まれたものでもよいが、オンライン経由で書き換え可能なものでもよく、またCD、DVD等の記憶媒体から書き込み可能なものでもよく、さらにセンターサーバ内に置かれて複数のゲーム専用機で利用可能なものでもよい。そして1つの楽曲データに対して、難易度の異なる複数種類の操作指示情報が用意されていてもよい。
楽曲データ再生部314は、記憶部312に記憶された楽曲データを再生する機能を有している。本実施の形態では、楽曲データ再生部314から出力された再生データが楽曲再生装置100に送られて、楽曲再生装置から音楽が出力される。なお楽曲データ再生部314は、ゲームの進行中における演奏音を再生するための再生データも操作判定部315からの判定結果に基づいて、楽曲再生装置100に出力する。
表示制御部313は、図3に示した機能実現手段のうち、画像表示部111に表示する画像の制御に係わる手段の全てを含むものである。特に、本実施の形態では、表示制御部313が、楽曲データ再生部314の再生出力と同期させて、記憶部312から読み出した操作指示情報に基づいてコントローラ115に複数の操作をすることをプレイヤに指示する複数の指示マークを画像表示部111の画面上に静止状態で表示する。図6(A)及び(B)は、画像表示部111の画面の表示例を概念的に示す図である。なお以下の説明での表示例は、理解を容易にするために、コントローラ115が模擬ドラム120の場合には、両手に持つスティックの操作を指示するものとして作成したものであり、コントローラ115が模擬ギター140の場合には、二つのネックボタンだけを操作するものとして作成したものである。したがって以下の説明の表示は、実際の表示と異なる場合がある。
図6(A)及び(B)に示すように、表示制御部313は、楽曲データ再生部314の再生出力と同期させて複数の指示マークIMに対して基準マークRMを画面上において予め定めた開始位置から終了位置に向かって(図6の例では上から下に向かって)繰り返し移動させる表示を行う。複数の指示マークIMに対して基準マークRMを画面上において移動させる際の基準マークRMを一方向に移動させる速度は、再生される楽曲データに同期している。この例では、表示制御部313は、所定の数(最大8個)の指示マークIMを一つのパケットとして、時系列で連続する5つのパケットP1〜P5(P2〜P6)を静止状態で順番が判るように画面上に並べて表示している。具体的には2つのパケットP1及びP2(またはP2及びP3)を大きく表示し、それらに続く3つのパケットP3〜P5(P4〜P6)を小さく表示している。
一つのパケットP1〜P6には、楽譜における少なくとも1小節分の楽曲データに対応する複数(この例では最大8個)の指示マークIMが含まれている。図6のパケットP1〜P6の場合、各パケットは、最大4個の指示マークIMが縦にならんで形成された二列の指示マーク列を有している。コントローラ115が模擬ドラム120であれば、左側の指示マーク列が左手のスティックの操作を指示し、右側の指示マーク列が右手のスティックの操作を指示している。指示マークIMが存在しない部分は、何も操作をしないことを示している。楽譜における1小節分の楽曲データには、1小節におけるテンポ(音楽の速度)に関する情報が含まれている。
表示制御部313は、テンポに関する情報に基づいて、パケットに含まれる小節のテンポが判るように、パケットに含まれる所定の数の指示マークIMの色、指示マークIMの形、指示マークIMの背景の色、指示マークIMの背景の模様及び指示マークIMのデザインの少なくとも一つを変えて表示する。本実施の形態では、指示マークIMの背景の色または模様をパケットに含まれる小節のテンポに応じて変えている。図6(A)及び(B)の例では、パケットP1乃至P3の背景とパケットP4乃至P6の背景の色または模様が異なっている。例えば、1曲の楽曲中のテンポが3段階で変わる早い場合には、最も早いテンポのときには、指示マークの背景の表示色に第1の種類の色(例えば緑色)を用い、テンポが中程度のときには、指示マークの背景の表示色に第2の種類の色(例えば黄色)を用い、テンポが遅いときには指示マークの背景の表示色に第3の種類の色(例えば赤色)を用いる。
本実施の形態では、図6(A)に示すように、静止状態で1つのパケットに沿って予め定めた開始位置SPから終了位置EPに向かって(上から下に向かって)基準マークRMを移動させる。本実施の形態では、基準マークRMが横棒形状を有している。
本実施の形態では、基準マークRMが横棒形状を有している。そして図6の例では、表示制御部313は、基準マークRMが終了位置EPに達するたびに、画面上で順番が最も先の一つのパケットP1を画面から消去し、新たな一つのパケットP2を画面上に表示する[図6(A)から図6(B)への変化参照]。本実施の形態のように、表示画面上に時系列で連続する2以上のパケットを表示すると、次に演奏するパケットの内容を事前に確認することができるだけでなく、パケットの更新時にプレイヤが慌てる事態が発生することがない。なお本実施の形態では、演奏の対象となっているパケットP1及び次のパケットP2と大きく表示し、その他のパケットP3〜P5をパケットP1及びP2に対して小さく表示しているので、1つの画面に表示できるパケットの数を増やすことができる。小さく表示するパケットの表示位置は任意である。図7(A)及び(B)は、小さく表示するパケットを大きく表示したパケットの横に表示している。
操作判定部315は、少なくとも1つの指示マークIMと基準マークRMとが、予め定めた位置関係にあるときに操作信号が入力されたか否かを判定する。すなわち予め定めた位置関係が成立しているときに、コントローラ115が操作されて操作信号が入力されたか否かが、操作判定部315によって判定される。ゲーム進行部311は、操作判定部315の判定結果に基づいてゲームを進行する。判定結果は、得点として利用しても、またゲーム進行のパラメータとして利用してもよく、判定結果の利用方法は任意である。なお本実施の形態では、指示マークIMと基準マークRMとが、予め定めた位置関係にある場合の一例として、指示マークIMと基準マークRMとが重なる(交差する)位置関係にある。なお指示マークIMと基準マークRMとが重ならずに、指示マークIMのそばを基準マークRMが移動する(指示マークIMに並んで基準マークRMが移動する)ようにしても良いのは勿論である。
なお図6のように、複数のパケットを画面上に表示させずに、1つのパケットのみを画面上に表示させるようにしてもよい。このようにすると、基準マークRMが終了位置EPに達すると、それまで表示されていたパケットに代えて、次の一つのパケットが画面上に表示されることになる。このようにすると、一つのパケットだけが画面上に表示されるため、パケットに含まれる指示マークの大きさを大きくしたり、1つのパケットに含まれる複数の指示マークの数を多くすることができる。
複数の指示マークIMを静止状態で表示するのは、基準マークRMが移動している期間であり、新たな複数の指示マークIMを表示する場合、すなわち画面に表示されている複数の指示マークIMを更新する場合には、複数の指示マークIMが画面上を移動してもよいのは勿論である。
指示マークIMの形でテンポを表示する場合には、テンポの速さに比例して指示マークの大きさを変えてもよい。また指示マークIMの形でテンポを表示する場合には、例えば、図8(A)乃至(C)に示すように、テンポが早い場合には輪郭が鋭角を持つ形状の指示マーク[図8(A)]を用い、テンポが中程度のときには輪郭が鈍角を持つ形状の指示マーク[図8(B)]を用い、テンポが遅い場合には輪郭が角部を有しない形状の指示マーク[図8(C)]を用いることができる。
図9(A)乃至(C)は、指示マークの背景のデザインでテンポを表示する場合の例である。さらに図10(A)乃至(C)は、指示マークの色を変えてテンポを表示する場合の例である。
2以上のパケットの表示の方法は任意である。図11(A)及び(B)は、2以上のパケットの表示図形を、画面上に表示された多面体の連続する2以上の面に表示するように構成する例を示している。この例では、六角柱形状の多面体を画面上で回転する。この場合、表示制御部313は、基準マークRMが終了位置に達するたびに、多面体を画面上で回転させることにより、画面上で順番が最も先の一つのパケットP0を画面から消去し、新たな一つのパケットP3を画面上に表示する。このようにすると、立体的に見える表示デザインとなり、デザインのバリエーションを増やすことが可能になる。図12(A)乃至(C)は、多面体の他の例を示している。図12(A)は三角柱の多面体であり、図12(B)は四角柱の多面体であり、図12(C)は五角柱の多面体である。
画面上に表示しているパケットの更新は、上記例のように、1パケット全体を1回の更新動作で更新する場合に限定されるものでない。図13は、演奏中のパケットP1中の演奏が終了した指示マーク(IM1〜IM6)を次に演奏対象となるパケットP2の同じ位置にある指示マーク(IM′1〜IM′5)と置き代える表示方法を採用した場合の例を示している。この場合、表示制御部313は、最初に所定の数の指示マークIM1〜IM5を有する一つのパケットP1を、静止状態で画面上に表示する。そして表示制御部313は、基準マークRMが移動したことにより、画面に表示されている1以上の指示マークIMと基準マークRMとの位置関係が解消された後に、位置関係が解消された1以上の指示マークIMを次のパケットP2に含まれてパケットP2内において位置関係が解消された1以上の指示マークの存在領域に対応する存在領域にある新たな1以上の指示マークIM′と置き換えて表示する。図13の例で説明すると、基準マークRMが移動して、画面に表示されている指示マークIM1と基準マークRMとが交差する位置関係になった後、指示マークIM1と基準マークRMとの位置関係が解消された後(両者の交差が解消された後)、位置関係が解消された指示マークIM1を次のパケットP2に含まれてパケットP2内において、位置関係が解消された指示マークIM1の存在領域に対応する存在領域にある新たな指示マークIM′1と置き換えて表示する。基準マークRMがさらに移動して、画面に表示されている指示マークIM2及びIM3と基準マークRMとが交差する位置関係になった後、指示マークIM2及びIM3と基準マークRMとの位置関係が解消された後(両者の交差が解消された後)、位置関係が解消された指示マークIM2及びIM3を次のパケットP2に含まれてパケットP2内において、位置関係が解消された指示マークIM2及びIM3の存在領域に対応する存在領域にある新たな指示マークIM′2と置き換えて表示する。基準マークRMがさらに移動して、画面に表示されている指示マークIM4及びIM5と基準マークRMとが交差する位置関係になった後、指示マークIM4及びIM5と基準マークRMとの位置関係が解消された後(両者の交差が解消された後)、位置関係が解消された指示マークIM4及びIM5を次のパケットP2に含まれてパケットP2内において、位置関係が解消された指示マークIM4及びIM5の存在領域に対応する存在領域にある新たな指示マークIM′3及びIM′4と置き換えて表示する。基準マークRMがさらに移動して、画面に表示されている指示マークIM6と基準マークRMとが交差する位置関係になった後、指示マークIM6と基準マークRMとの位置関係が解消された後(両者の交差が解消された後)、位置関係が解消された指示マークIM6を次のパケットP2に含まれてパケットP2内において、位置関係が解消された指示マークIM6の存在領域に対応する存在領域にある新たな指示マークIM′5と置き換えて表示する。図13の例では、パケットP1のテンポとパケットP2のテンポとが異なるため、各パケットに示す指示マークの色がテンポに応じて異なっている。このようにすると基準マークRMが終了位置から消えて開始位置に現れたときに、次に演奏対象となるパケットP2に含まれる全ての指示マーク及びテンポを示す情報が画面上に表示されているようになる。その結果、画面上で一瞬にしてパケットが更新されるような、プレイヤを慌てさせる表示動作が行われることがなく、パケットの更新動作をプレイヤに気づかれずに完了することができる。なおこのような表示方法を採用する場合でも、本発明では、新たな1以上の指示マークの色、指示マークの形、指示マークの背景の色、指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの少なくとも一つを、次のパケットに含まれる小節のテンポが判るように変えて表示する。
図14は、図13と同様の表示方法を採用する場合において、次のパケットのテンポを指示マークの背景の色または模様で表示する場合の例を示している。図14の例では、基準マークRMが移動していく過程で、次のパケットのテンポに応じて指示マークの背景の色または模様を、段階的に変化させている。
なお指示マークIMの形状は、幾何学図形でも、花や、動物や、キャラクタ等の画像でもよく、任意である。また複数の指示マークIMの配置パターンは、基準マークRMの移動方向に複数の指示マークが並ぶものであればどのようなものでもよい。さらに基準マークRMは、指示マークIMとの位置関係がハッキリと判るものであれば、どのような形状でもよく、典型的には線状または帯状を呈しているものを用いることができる。
さらに複数の指示マークIMが複数の列を形成するように配置されている場合には、複数の列に対して1つの基準マークを設ける場合だけでなく、複数の列に対してそれぞれ基準マークを1つずつ設けても良い。
図15に示すように、基準マークIMが、開始位置から終了位置に向かう方向と直交する方向に延びる直線形状を有しており、指示マークIMと交差するように画面上を移動する場合において、表示制御部313は、指示マークIM内にタイミング表示マークTMを表示してもよい。タイミング表示マーク指示マークTMとは、指示マークIMと基準マークRMとが交差を開始してから基準マークRMが指示マークIMの中心に達するまでの間における基準マークRMの移動量に比例して形状が変わるものである。図15の例では、タイミング表示マークTMは、指示マークIMの形状と相似形の形状を有しているが、タイミング表示マークTMが、指示マークIMの形状と相異していてもよいのは勿論である。タイミング表示マークTMを指示マークIMの内部に表示すると、基準マークRMが指示マークIMの中心に一致したときを、操作信号を発生する適切な時期(タイミング)と定めた場合において、プレイヤがコントローラを操作する適切な操作時期(タイミング)を確実に知ることができる。
タイミング表示マークTMを使用しない場合には、表示制御部313は、指示マークIMと基準マークRMとが交差を開始してから基準マークRMが指示マークIMの中心に達するまでの間における基準マークRMの移動量に比例して、指示マークIMの形状または色の濃度を変えるようにしてもよい。このようにしても、タイミング表示マークTMを使用した場合と同様に、適切な操作時期を表示することができる。
上記実施の形態では、パケットに含まれる指示マークの色、指示マークの形、指示マークの背景の色、指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの少なくとも一つを変えているが、これらの要素の変更を組み合わせてもよいのは勿論である。例えば指示マークの形と背景の色を変えるとか、指示マークの色と背景の模様を変える等である。
上記実施の形態において、表示制御部313をコンピュータ(CPU)を用いて実現する場合のプログラムは、表示制御部313が、所定の数の指示マークIMを一つのパケットとして、1以上のパケットを画面上に表示する機能と、パケットに含まれる小節のテンポが判るように、該パケットに含まれる所定の数の指示マークの色、指示マークの形、指示マークの背景の色、指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの少なくとも一つを変えて表示する機能とを発揮するように構成すればよい。
本発明によれば、複数の指示マークが静止状態にあり、基準マークが楽曲のテンポに応じて移動するため、表示される複数の指示マークの表示デザイン(表示パターン)として種々のデザインを採用することができる。その結果、本発明によれば複数の指示マークの表示デザイン(表示パターン)のバリエーションを任意に増やすことができる。またプレイヤは移動する基準マークを見ることになるため、従来よりも目の移動量が多くなり、目の疲れを少なくすることができる。また本発明によれば、パケットに含まれる小節のテンポが判るように、該パケットに含まれる所定の数の指示マークの色、指示マークの形、指示マークの背景の色、指示マークの背景の模様及び指示マークの背景のデザインの少なくとも一つを変えて表示するので、指示マークを静止状態で表示し、基準マークを所定速度でスクロール表示する場合において、演奏する音楽のテンポの変化を視覚により確認することが容易にできる。
100 楽曲再生装置
102 記録媒体
103 CPU
111画像表示部
115 コントローラ
312 記憶部
313 表示制御部
315 操作判定部
316 ゲーム進行部
IM 指示マーク
RM 基準マーク
P1乃至P6 パケット

Claims (6)

  1. 画面に画像を表示する画像表示部と、
    外部からの操作により操作信号を出力するコントローラと、
    1以上の楽曲データ及び前記1以上の楽曲データに対応して設けられて前記コントローラへの操作をプレイヤに指示するための操作指示情報を記憶する記憶部と、
    前記楽曲データを再生する楽曲データ再生部と、
    前記楽曲データ再生部の再生出力と同期させて、前記操作指示情報に基づいて前記コントローラに複数の操作をすることを前記プレイヤに指示する複数の指示マークを前記画像表示部の前記画面上に静止状態で表示し、前記楽曲データ再生部の再生出力と同期させて前記複数の指示マークと予め定めた関係を維持しながら基準マークを画面上において予め定めた開始位置から終了位置に向かって繰り返し移動させる表示を行う表示制御部と、
    少なくとも1つの前記指示マークと前記基準マークとが、予め定めた位置関係にあるときに前記操作信号が入力されたか否かを判定する操作判定部と、
    前記操作判定部の出力に基づいてゲームを進行するゲーム進行部とを備え、
    前記基準マークは、前記開始位置から前記終了位置に向かう方向と直交する方向に延びる直線または帯の形状を有しており、前記指示マークと交差するように前記画面上を移動し、
    前記表示制御部は、前記指示マークと前記基準マークとが交差を開始してから前記基準マークが前記指示マークの中心に達するまでの間における前記基準マークの移動量に比例して形状が変わるタイミング表示マークを、前記指示マークの内部に表示することを特徴とする音楽演奏ゲーム装置。
  2. 画面に画像を表示する画像表示部と、
    外部からの操作により操作信号を出力するコントローラと、
    1以上の楽曲データ及び前記1以上の楽曲データに対応して設けられて前記コントローラへの操作をプレイヤに指示するための操作指示情報を記憶する記憶部と、
    前記楽曲データを再生する楽曲データ再生部と、
    前記楽曲データ再生部の再生出力と同期させて、前記操作指示情報に基づいて前記コントローラに複数の操作をすることを前記プレイヤに指示する複数の指示マークを前記画像表示部の前記画面上に静止状態で表示し、前記楽曲データ再生部の再生出力と同期させて前記複数の指示マークと予め定めた関係を維持しながら基準マークを画面上において予め定めた開始位置から終了位置に向かって繰り返し移動させる表示を行う表示制御部と、
    少なくとも1つの前記指示マークと前記基準マークとが、予め定めた位置関係にあるときに前記操作信号が入力されたか否かを判定する操作判定部と、
    前記操作判定部の出力に基づいてゲームを進行するゲーム進行部とを備え、
    前記基準マークは、前記開始位置から前記終了位置に向かう方向と直交する方向に延びる直線または帯の形状を有しており、前記指示マークと交差するように前記画面上を移動し、
    前記表示制御部は、前記指示マークと前記基準マークとが交差を開始してから前記基準マークが前記指示マークの中心に達するまでの間における前記基準マークの移動量に比例して、前記指示マークの形状または色の濃度を変えることを特徴とする音楽演奏ゲーム装置。
  3. 前記表示制御部は、所定の数の前記指示マークを一つのパケットとして、1以上の前記パケットを前記画面上に表示し、前記基準マークが前記終了位置に達すると、それまで表示されていた前記一つのパケットに代えて、次の一つのパケットを前記画面上に表示する請求項1または2に記載の音楽演奏ゲーム装置。
  4. 前記表示制御部は、所定の数の前記指示マークを一つのパケットとして、連続する2以上の前記パケットを順番が判るように前記画面上に静止状態で並べて表示し、
    前記基準マークが前記終了位置に達するたびに、順番が最も先の一つの前記パケットを前記画面から消去し、新たな一つの前記パケットを前記画面上に表示する請求項1または2に記載の音楽演奏ゲーム装置。
  5. 画面に画像を表示する画像表示部と、外部からの操作により操作信号を出力するコントローラと、1以上の楽曲データ及び前記1以上の楽曲データに対応して設けられて前記コントローラへの操作をプレイヤに指示するための複数の操作指示情報を記憶する記憶部と、前記楽曲データを再生する楽曲データ再生部とを備えた音楽演奏ゲーム装置の制御方法であって、
    前記楽曲データを前記楽曲再生部で再生する楽曲データ再生ステップと、
    前記楽曲データ再生ステップの再生出力と同期させて、前記複数の操作指示情報に基づいて前記コントローラに複数の操作をすることを前記プレイヤに指示する複数の指示マークを前記画像表示部の前記画面上に表示し、前記楽曲データ再生ステップの再生出力と同期させて前記複数の指示マークと予め定めた関係を維持しながら、基準マークを前記画面上において予め定めた開始位置から終了位置に向かって繰り返し移動させる表示を行う表示制御ステップと、
    少なくとも1つの前記指示マークと前記基準マークとが、予め定めた位置関係にあるときに前記操作信号が入力されたか否かを判定する操作判定ステップと、
    前記操作判定ステップの出力をパラメータとしてゲームを進行するゲーム進行ステップと、
    からなり、
    前記基準マークは、前記開始位置から前記終了位置に向かう方向と直交する方向に延びる直線または帯の形状を有しており、前記指示マークと交差するように前記画面上を移動し、
    前記表示制御ステップにて、前記指示マークと前記基準マークとが交差を開始してから前記基準マークが前記指示マークの中心に達するまでの間における前記基準マークの移動量に比例して形状が変わるタイミング表示マークを、前記指示マークの内部に表示することを特徴とする音楽演奏ゲーム装置の制御方法。
  6. 画面に画像を表示する画像表示部と、外部からの操作により操作信号を出力するコントローラと、1以上の楽曲データ及び前記1以上の楽曲データに対応して設けられて前記コントローラへの操作をプレイヤに指示するための複数の操作指示情報を記憶する記憶部と前記楽曲データを再生する楽曲データ再生部とを備えた音楽演奏ゲーム装置に、
    前記楽曲データをを前記楽曲再生部で再生する楽曲データ再生ステップと、
    前記楽曲データ再生ステップの再生出力と同期させて、前記複数の操作指示情報に基づいて前記コントローラに複数の操作をすることを前記プレイヤに指示する複数の指示マークを前記画像表示部の前記画面上に表示し、前記楽曲データ再生ステップの再生出力と同期させて前記複数の指示マークと予め定めた関係を維持しながら、基準マークを前記画面上において予め定めた開始位置から終了位置に向かって繰り返し移動させる表示を行う表示制御ステップと、
    少なくとも1つの前記指示マークと前記基準マークとが、予め定めた位置関係にあるときに前記操作信号が入力されたか否かを判定する操作判定ステップと、
    前記操作判定ステップの出力をパラメータとしてゲームを進行するゲーム進行ステップとをコンピュータを用いて実施させるために用いられる音楽演奏ゲーム用プログラムであって、
    前記基準マークは、前記開始位置から前記終了位置に向かう方向と直交する方向に延びる直線または帯の形状を有しており、前記指示マークと交差するように前記画面上を移動し、
    前記表示制御ステップにて、前記指示マークと前記基準マークとが交差を開始してから前記基準マークが前記指示マークの中心に達するまでの間における前記基準マークの移動量に比例して形状が変わるタイミング表示マークを、前記指示マークの内部に表示することを特徴とする音楽演奏ゲーム用プログラム。
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